JPH0741283A - 旋回ジブ付き天井クレーン - Google Patents
旋回ジブ付き天井クレーンInfo
- Publication number
- JPH0741283A JPH0741283A JP19132193A JP19132193A JPH0741283A JP H0741283 A JPH0741283 A JP H0741283A JP 19132193 A JP19132193 A JP 19132193A JP 19132193 A JP19132193 A JP 19132193A JP H0741283 A JPH0741283 A JP H0741283A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- jib
- swivel
- hoisting
- horizontal
- boom
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 旋回ジブ付きの天井クレーンにおいて、吊り
荷の傾斜の調節、吊り荷の着床、離床のためのインチン
グ制御、及び吊り荷を旋回ジブに対して広い角度範囲で
水平に回動することができるようにする。 【構成】 水平張出しブーム１１の先端に近い下面部に
水平に回動可能に中央部が縦軸１８で軸着された水平の
旋回ビーム１７を設けて駆動モーター２１でこれを水平
回動させるようにし、一対の巻上げドラム１３，１４か
ら繰り出される巻上げロープ２２，２３をシーブを介し
て吊りビーム１９を吊支えた上巻上げロープ２２，２３
の端をギヤージャッキ１５，１６に繋着し、巻上げドラ
ム１３，１４によって吊り荷を上下させ又はその傾斜を
調節するようにし、ギヤージャッキ１５，１６によって
吊り荷のインチング制御を行うことができるようにし
た。
荷の傾斜の調節、吊り荷の着床、離床のためのインチン
グ制御、及び吊り荷を旋回ジブに対して広い角度範囲で
水平に回動することができるようにする。 【構成】 水平張出しブーム１１の先端に近い下面部に
水平に回動可能に中央部が縦軸１８で軸着された水平の
旋回ビーム１７を設けて駆動モーター２１でこれを水平
回動させるようにし、一対の巻上げドラム１３，１４か
ら繰り出される巻上げロープ２２，２３をシーブを介し
て吊りビーム１９を吊支えた上巻上げロープ２２，２３
の端をギヤージャッキ１５，１６に繋着し、巻上げドラ
ム１３，１４によって吊り荷を上下させ又はその傾斜を
調節するようにし、ギヤージャッキ１５，１６によって
吊り荷のインチング制御を行うことができるようにし
た。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ビルの建造等に使用す
る旋回ジブ付き天井クレーンの改良に関する。
る旋回ジブ付き天井クレーンの改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】図４に、従来の旋回ジブ付き天井クレー
ンを示す。図において、０１は天井部の軌条０２を走行
する走行ガーダー、０３は走行ガーダー０１の横行軌条
上を横行するトロリー、０４は同トロリー０３の旋回駆
動機構０５を介して懸架された旋回ジブである。旋回ジ
フ０４は、水平な張出しブーム０６と、旋回モーター０
７と、巻上装置０８を備えていて、走行ガーダー０１の
走行、トロリー０３の横行と共に、ジブ０４の旋回を組
み合わせて所定の位置へジブ０４先端を移動させ、巻上
装置０８の駆動で建築部材０９等を吊り上げ搬送する。
ンを示す。図において、０１は天井部の軌条０２を走行
する走行ガーダー、０３は走行ガーダー０１の横行軌条
上を横行するトロリー、０４は同トロリー０３の旋回駆
動機構０５を介して懸架された旋回ジブである。旋回ジ
フ０４は、水平な張出しブーム０６と、旋回モーター０
７と、巻上装置０８を備えていて、走行ガーダー０１の
走行、トロリー０３の横行と共に、ジブ０４の旋回を組
み合わせて所定の位置へジブ０４先端を移動させ、巻上
装置０８の駆動で建築部材０９等を吊り上げ搬送する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ビルの建造時には、梁
は建物の長さ又は幅方向に接合して組み立てられるた
め、天井クレーンによる建築部材０９の搬送においても
横吊りした部材０９を、クレーンガーダー０１の走行方
向に又はトロリー０３の横行方向と平行に建設現場に降
ろしクレーンで位置合わせすることが多くなる。
は建物の長さ又は幅方向に接合して組み立てられるた
め、天井クレーンによる建築部材０９の搬送においても
横吊りした部材０９を、クレーンガーダー０１の走行方
向に又はトロリー０３の横行方向と平行に建設現場に降
ろしクレーンで位置合わせすることが多くなる。
【０００４】従来の前記クレーンでは、旋回ジブ０４の
先端フックに建築部材等０９を横吊りした場合、フック
部分の吊り荷だけを旋回させる機構を持たないから、作
業者が手で吊り荷を回して方向を調節し着床させる方法
で作業を行い、作業に多大な危険を伴っている。
先端フックに建築部材等０９を横吊りした場合、フック
部分の吊り荷だけを旋回させる機構を持たないから、作
業者が手で吊り荷を回して方向を調節し着床させる方法
で作業を行い、作業に多大な危険を伴っている。
【０００５】この作業の危険を解消するために、旋回ジ
ブ０４の先端フックに吊った吊りビームを旋回ジブ０４
に対し水平回動させる機構が検討されているが、充分な
水平回動量を得ることが仲々困難である。
ブ０４の先端フックに吊った吊りビームを旋回ジブ０４
に対し水平回動させる機構が検討されているが、充分な
水平回動量を得ることが仲々困難である。
【０００６】他方、ビル等の建設現場では、横吊り搬送
する部材０９の左右の端の向きが特定されている時、部
材０９の降ろし位置によってしばしば±４５°を越える
水平回動が必要になり、新しい水平回動機構が求められ
ている。
する部材０９の左右の端の向きが特定されている時、部
材０９の降ろし位置によってしばしば±４５°を越える
水平回動が必要になり、新しい水平回動機構が求められ
ている。
【０００７】本発明は、前記の従来の旋回ジブ付き天井
クレーンのもつ問題点を解消して、吊りビームを±４５
°を越えて充分に水平回動させることの可能な装置を提
供しようとするものである。
クレーンのもつ問題点を解消して、吊りビームを±４５
°を越えて充分に水平回動させることの可能な装置を提
供しようとするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、天井走行ガー
ダーに対して横行するトロリーに水平張出しブーム付き
旋回ジブを旋回可能に取付けた旋回ジブ付き天井クレー
ンにおいて、前記水平張出しブームの先端に近い下面部
に水平面内に回動可能に中央部が軸着された水平の旋回
ビームと；同旋回ビームを水平回動させる駆動手段と；
前記旋回ジブ上の一対の巻上げドラムから繰り出され前
記水平張出しブーム沿いに導かれた一対の巻上げロープ
を、前記旋回ビーム両翼のガイドシーブから下方の吊り
ビームの両端シーブへ往復して吊りビームを吊支え、前
記水平張出しブームの先端のシーブを経て張出しブーム
沿いに後方へ導き、この一対の巻上げロープ端をそれぞ
れ水平張出しブーム後部の一対の低速駆動手段に繋着し
た巻上げロープ系とを設けた。
ダーに対して横行するトロリーに水平張出しブーム付き
旋回ジブを旋回可能に取付けた旋回ジブ付き天井クレー
ンにおいて、前記水平張出しブームの先端に近い下面部
に水平面内に回動可能に中央部が軸着された水平の旋回
ビームと；同旋回ビームを水平回動させる駆動手段と；
前記旋回ジブ上の一対の巻上げドラムから繰り出され前
記水平張出しブーム沿いに導かれた一対の巻上げロープ
を、前記旋回ビーム両翼のガイドシーブから下方の吊り
ビームの両端シーブへ往復して吊りビームを吊支え、前
記水平張出しブームの先端のシーブを経て張出しブーム
沿いに後方へ導き、この一対の巻上げロープ端をそれぞ
れ水平張出しブーム後部の一対の低速駆動手段に繋着し
た巻上げロープ系とを設けた。
【０００９】
【作用】本発明によると、一対の巻上げドラムと一対の
低速駆動手段を停止した状態のもとで、旋回ビームの駆
動手段を正逆に駆動すると、旋回ビームが張出しブーム
に対し、右または左に旋回し、±４５°を越えた旋回ビ
ームすなわち吊りビームの水平回動が可能になる。
低速駆動手段を停止した状態のもとで、旋回ビームの駆
動手段を正逆に駆動すると、旋回ビームが張出しブーム
に対し、右または左に旋回し、±４５°を越えた旋回ビ
ームすなわち吊りビームの水平回動が可能になる。
【００１０】また、旋回ビームを任意の水平角度に調節
固定した状態下で、一対の巻上げドラムを一斉に巻出し
または巻取り駆動すると、吊りビームが左右並行して下
降または上昇する。
固定した状態下で、一対の巻上げドラムを一斉に巻出し
または巻取り駆動すると、吊りビームが左右並行して下
降または上昇する。
【００１１】また、旋回ビームを任意の水平角度に調節
固定した状態で、左右何れかの巻上げドラムを巻出し又
は巻取りに駆動すると、その駆動されるドラム側の吊り
ビームの端が下降または上昇し、吊り荷部材の傾斜を調
節することができる。
固定した状態で、左右何れかの巻上げドラムを巻出し又
は巻取りに駆動すると、その駆動されるドラム側の吊り
ビームの端が下降または上昇し、吊り荷部材の傾斜を調
節することができる。
【００１２】巻上げドラム及び旋回ビームを水平回動さ
せる駆動手段を停止した状態下で、巻上げロープ端を繋
着した一対の低速駆動手段を同時に低速度で駆動する
と、吊り部材を緩い速度で下降しまたは上昇させる所謂
インチング制御を行うことができる。
せる駆動手段を停止した状態下で、巻上げロープ端を繋
着した一対の低速駆動手段を同時に低速度で駆動する
と、吊り部材を緩い速度で下降しまたは上昇させる所謂
インチング制御を行うことができる。
【００１３】また、巻上げドラム及び旋回ビームを水平
回動させる駆動手段を停止した状態下で、左右何れかの
巻上げロープ端を繋着した低速駆動手段だけを操作する
と、操作した側の吊り部材の端だけが緩く下降または上
昇して吊り部材のインチング制御による傾斜調節を行う
ことができる。
回動させる駆動手段を停止した状態下で、左右何れかの
巻上げロープ端を繋着した低速駆動手段だけを操作する
と、操作した側の吊り部材の端だけが緩く下降または上
昇して吊り部材のインチング制御による傾斜調節を行う
ことができる。
【００１４】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図１ないし図３
によって説明する。図１及び図２において、１は天井部
下面２に設けた軌条３に駆動車輪部４で係合し走行する
天井クレーンの走行ガーダー、５は同走行ガーダー１の
軌条６に駆動車輪部７で係合し横行するトロリー、８は
同トロリー５の旋回機構９にポスト部１０を旋回可能に
係合して支持された旋回ジブである。
によって説明する。図１及び図２において、１は天井部
下面２に設けた軌条３に駆動車輪部４で係合し走行する
天井クレーンの走行ガーダー、５は同走行ガーダー１の
軌条６に駆動車輪部７で係合し横行するトロリー、８は
同トロリー５の旋回機構９にポスト部１０を旋回可能に
係合して支持された旋回ジブである。
【００１５】１１は前方（図１における左方）へ張出し
た旋回ジブ１０の水平な張出しブーム、１２は旋回ジブ
１０の後部に設けられた機械台、１３，１４は機械台１
２上に対称に設けた独立または連動して駆動可能な一対
の巻上げドラム、１５，１６はポスト部１０に近い位置
において張出しブーム１１上面に設けられた後述する巻
上げロープ端を繋着する低速駆動手段としての一対のギ
ヤージャッキである。１７は中央部が縦軸１８に固定さ
れ、かつ、先端に近い張出しブーム１１の下面部に同縦
軸１８で軸着された水平の旋回ビーム、１９は旋回ビー
ム１７に後述する巻上げロープ系で吊り支えられ両端に
吊り荷を吊るフック１９ａ，１９ａを備えた吊りビー
ム、２０は旋回ビーム１７の縦軸１８の上端をトンネル
状に覆う張出しブーム１１上の台、２１は台２０上に設
けた前記縦軸１８端に係合して縦軸１８を介して旋回ビ
ーム１７を水平回動させる駆動モーターである。
た旋回ジブ１０の水平な張出しブーム、１２は旋回ジブ
１０の後部に設けられた機械台、１３，１４は機械台１
２上に対称に設けた独立または連動して駆動可能な一対
の巻上げドラム、１５，１６はポスト部１０に近い位置
において張出しブーム１１上面に設けられた後述する巻
上げロープ端を繋着する低速駆動手段としての一対のギ
ヤージャッキである。１７は中央部が縦軸１８に固定さ
れ、かつ、先端に近い張出しブーム１１の下面部に同縦
軸１８で軸着された水平の旋回ビーム、１９は旋回ビー
ム１７に後述する巻上げロープ系で吊り支えられ両端に
吊り荷を吊るフック１９ａ，１９ａを備えた吊りビー
ム、２０は旋回ビーム１７の縦軸１８の上端をトンネル
状に覆う張出しブーム１１上の台、２１は台２０上に設
けた前記縦軸１８端に係合して縦軸１８を介して旋回ビ
ーム１７を水平回動させる駆動モーターである。
【００１６】図３に前記旋回ジブ８上に装着した巻上げ
ロープ系を示す。以下図１ないし図３を含めて参照しな
がら、巻上げロープ系について説明する。図３におい
て、２２、及び２３は一端をそれぞれ前記一対の巻上げ
ドラム１３，１４に巻止めて巻出し又は巻取られる巻上
げロープ、２４ａ，２４ｂはそれぞれポスト部１０と旋
回ビーム１７部との間で張出しブーム１１の下面側部左
右に張出して設けた一対のガイドシーブである。また、
２５ａ，２５ｂはそれぞれシーブ２４ａ，２４ｂの中央
の直ぐ前方位置の張出しブーム下面に２段に設けたガイ
ドシーブ、２６ａ，２６ｂは旋回ビーム１７の上部中央
に前記縦軸１８回りに回動可能に支持された２段のガイ
ドシーブ、２７ａ，２７ｂと２８ａ，２８ｂは、それぞ
れ旋回ビーム１７の両端上面に設けた水平ガイドシーブ
と垂直ガイドシーブ、２９ａ，２９ｂはそれぞれ吊りビ
ーム１９の両端に設けた一対のシーブ、３０ａ，３０ｂ
と３１ａ，３１ｂはそれぞれ旋回ビーム１７の両端下面
に設けた垂直ガイドシーブと水平ガイドシーブである。
また、３２ａ，３２ｂは旋回ビーム１７の下面部に前記
縦軸１８回りに回動可能に支持された２段のガイドシー
ブ、３３ａ，３３ｂと３４ａ，３４ｂはそれぞれ張出し
ブーム１１の先端の下部と上部に設けた垂直ガイドシー
ブ、３５は台２０内の縦軸１８回りに回動可能に取付け
られたガイドシーブである。
ロープ系を示す。以下図１ないし図３を含めて参照しな
がら、巻上げロープ系について説明する。図３におい
て、２２、及び２３は一端をそれぞれ前記一対の巻上げ
ドラム１３，１４に巻止めて巻出し又は巻取られる巻上
げロープ、２４ａ，２４ｂはそれぞれポスト部１０と旋
回ビーム１７部との間で張出しブーム１１の下面側部左
右に張出して設けた一対のガイドシーブである。また、
２５ａ，２５ｂはそれぞれシーブ２４ａ，２４ｂの中央
の直ぐ前方位置の張出しブーム下面に２段に設けたガイ
ドシーブ、２６ａ，２６ｂは旋回ビーム１７の上部中央
に前記縦軸１８回りに回動可能に支持された２段のガイ
ドシーブ、２７ａ，２７ｂと２８ａ，２８ｂは、それぞ
れ旋回ビーム１７の両端上面に設けた水平ガイドシーブ
と垂直ガイドシーブ、２９ａ，２９ｂはそれぞれ吊りビ
ーム１９の両端に設けた一対のシーブ、３０ａ，３０ｂ
と３１ａ，３１ｂはそれぞれ旋回ビーム１７の両端下面
に設けた垂直ガイドシーブと水平ガイドシーブである。
また、３２ａ，３２ｂは旋回ビーム１７の下面部に前記
縦軸１８回りに回動可能に支持された２段のガイドシー
ブ、３３ａ，３３ｂと３４ａ，３４ｂはそれぞれ張出し
ブーム１１の先端の下部と上部に設けた垂直ガイドシー
ブ、３５は台２０内の縦軸１８回りに回動可能に取付け
られたガイドシーブである。
【００１７】前記巻上げロープ２２は、ガイドシーブ２
４ａ，２５ａ，２６ａ，２７ａ，２８ａ，２９ａ，３０
ａ，３１ａ，３２ａ，３３ａ，３４ａ及び３５に係合し
てロープ２２の端を前記一方のギヤージャッキ１５の駆
動端に繋着し、図３中における吊りビーム１９の左側を
吊り支えており、巻上げロープ２３は、これと対称にガ
イドシーブ２４ｂ〜３３ｂ及び３５と係合してロープ２
３の端を他方のギヤージャッキ１６の駆動端に繋着し、
図３中における吊りビーム１９の右側を吊り支えて巻上
げロープ系を構成している。
４ａ，２５ａ，２６ａ，２７ａ，２８ａ，２９ａ，３０
ａ，３１ａ，３２ａ，３３ａ，３４ａ及び３５に係合し
てロープ２２の端を前記一方のギヤージャッキ１５の駆
動端に繋着し、図３中における吊りビーム１９の左側を
吊り支えており、巻上げロープ２３は、これと対称にガ
イドシーブ２４ｂ〜３３ｂ及び３５と係合してロープ２
３の端を他方のギヤージャッキ１６の駆動端に繋着し、
図３中における吊りビーム１９の右側を吊り支えて巻上
げロープ系を構成している。
【００１８】以上のように構成された本実施例では、旋
回モータ２１とギヤージャッキ１５，１６が停止された
状態下で、巻上げドラム１３と１４が同時に巻上げロー
プ２２，２３の巻取り又は巻出し駆動されると、巻上げ
ロープ系の係合する可動な箇所すなわち吊りビーム１９
が、旋回ビーム１７に対し上昇または下降し、荷の吊上
げまたは吊下げが行われる。また、この時、巻上げドラ
ム１３と１４が何れか一方ずつ巻取り又は巻出し駆動さ
れると、吊りビーム１９の巻上げロープ駆動側だけが昇
降し、吊り荷を傾斜（トリム）させることが可能であ
る。
回モータ２１とギヤージャッキ１５，１６が停止された
状態下で、巻上げドラム１３と１４が同時に巻上げロー
プ２２，２３の巻取り又は巻出し駆動されると、巻上げ
ロープ系の係合する可動な箇所すなわち吊りビーム１９
が、旋回ビーム１７に対し上昇または下降し、荷の吊上
げまたは吊下げが行われる。また、この時、巻上げドラ
ム１３と１４が何れか一方ずつ巻取り又は巻出し駆動さ
れると、吊りビーム１９の巻上げロープ駆動側だけが昇
降し、吊り荷を傾斜（トリム）させることが可能であ
る。
【００１９】巻上げドラム１３，１４と旋回モータ２１
を停止し、ギヤージャッキ１５と１６を同時に低速度で
縮めまたは伸ばし駆動すると、吊りビーム１９が左右同
時に緩く昇降し、荷を離床または着床させる場合のイン
チング制御用に使用することができる。また、この時、
ギヤージャッキ１５と１６の何れか一方を縮め、伸ばし
駆動すると、吊りビーム１９のギヤージャッキ駆動側だ
けを緩い速度で昇降させて吊り荷の傾斜を調節するイン
チング制御用の操作が可能である。
を停止し、ギヤージャッキ１５と１６を同時に低速度で
縮めまたは伸ばし駆動すると、吊りビーム１９が左右同
時に緩く昇降し、荷を離床または着床させる場合のイン
チング制御用に使用することができる。また、この時、
ギヤージャッキ１５と１６の何れか一方を縮め、伸ばし
駆動すると、吊りビーム１９のギヤージャッキ駆動側だ
けを緩い速度で昇降させて吊り荷の傾斜を調節するイン
チング制御用の操作が可能である。
【００２０】また、走行ガーダー１の走行、トロリー５
の横行及び旋回ジブ８の旋回操作を組み合わせて特定の
位置へ吊りビーム１９を位置合わせする時には、駆動モ
ーター２１を図３中に矢印で示すように正または逆駆動
すると、旋回ビーム１７と吊りビーム１９及び吊り荷は
図２中に矢印で示すように、右回りまたは左回りに±４
５°を越える広い角度範囲を水平に回動することができ
る。
の横行及び旋回ジブ８の旋回操作を組み合わせて特定の
位置へ吊りビーム１９を位置合わせする時には、駆動モ
ーター２１を図３中に矢印で示すように正または逆駆動
すると、旋回ビーム１７と吊りビーム１９及び吊り荷は
図２中に矢印で示すように、右回りまたは左回りに±４
５°を越える広い角度範囲を水平に回動することができ
る。
【００２１】従って、本実施例によると、吊りビームと
荷の通常の昇降の外、吊り荷の傾き調節、ギヤージャッ
キ１５，１６操作による低速度のインチング着床または
離床制御、及び±４５°を越える広い水平角度で荷を水
平回動させることができる装置を提供することができ
る。
荷の通常の昇降の外、吊り荷の傾き調節、ギヤージャッ
キ１５，１６操作による低速度のインチング着床または
離床制御、及び±４５°を越える広い水平角度で荷を水
平回動させることができる装置を提供することができ
る。
【００２２】なお、本発明は、前記実施例のみに限定さ
れることなく、シーブの配置、ロープの経路、旋回ビー
ムの駆動手段又は低速駆動手段（ギヤージャッキ）の形
式等更に適宜の形式に設計を変更して実施することがで
きるものである。
れることなく、シーブの配置、ロープの経路、旋回ビー
ムの駆動手段又は低速駆動手段（ギヤージャッキ）の形
式等更に適宜の形式に設計を変更して実施することがで
きるものである。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、天井走
行ガーダーに対して横行するトロリーに水平張出しブー
ム付き旋回ジブを旋回可能に取付けた旋回ジブ付き天井
クレーンにおいて；前記水平張出しブームの先端に近い
下面部に水平面内に回動可能に中央部が軸着された旋回
ビームと；同旋回ビームを水平回動させる駆動手段と；
前記旋回ジブ上の一対の巻上げドラムから繰り出され前
記水平張出しブーム沿いに導かれた一対の巻上げロープ
を、前記旋回ビーム両翼のガイドシーブから下方の吊り
ビームの両端シーブへ往復して吊りビームを吊支え、前
記水平張出しブームの先端のシーブを経て張出しブーム
沿いに後方へ導き、この一対の巻上げロープ端をそれぞ
れ水平張出しブーム後部の一対の低速駆動手段に繋着し
た巻上げロープ系とを設けたことによって、吊りビーム
と吊り荷の通常の昇降搬送の外、巻上げドラムの個別操
作による吊り荷の傾斜調節、低速駆動手段による荷の着
床、離床のための確実なインチング制御、及び吊り荷を
旋回ジブに対し±４５°を越える広い水平角度で水平回
動させることができる。従って、本発明は、この種の天
井クレーンの機能を著しく高める効果を奏するものであ
り、極めて有益である。
行ガーダーに対して横行するトロリーに水平張出しブー
ム付き旋回ジブを旋回可能に取付けた旋回ジブ付き天井
クレーンにおいて；前記水平張出しブームの先端に近い
下面部に水平面内に回動可能に中央部が軸着された旋回
ビームと；同旋回ビームを水平回動させる駆動手段と；
前記旋回ジブ上の一対の巻上げドラムから繰り出され前
記水平張出しブーム沿いに導かれた一対の巻上げロープ
を、前記旋回ビーム両翼のガイドシーブから下方の吊り
ビームの両端シーブへ往復して吊りビームを吊支え、前
記水平張出しブームの先端のシーブを経て張出しブーム
沿いに後方へ導き、この一対の巻上げロープ端をそれぞ
れ水平張出しブーム後部の一対の低速駆動手段に繋着し
た巻上げロープ系とを設けたことによって、吊りビーム
と吊り荷の通常の昇降搬送の外、巻上げドラムの個別操
作による吊り荷の傾斜調節、低速駆動手段による荷の着
床、離床のための確実なインチング制御、及び吊り荷を
旋回ジブに対し±４５°を越える広い水平角度で水平回
動させることができる。従って、本発明は、この種の天
井クレーンの機能を著しく高める効果を奏するものであ
り、極めて有益である。
【図１】本発明の一実施例にかかる旋回ジフ付き天井ク
レーンの全体側面図である。
レーンの全体側面図である。
【図２】図１のII−II線に沿う断面図である。
【図３】同実施例の巻上げロープ系の構成を示す斜視図
である。
である。
【図４】従来の旋回ジブ付き天井クレーンの側面図であ
る。
る。
１ 走行ガーダー ２ 天井部下面 ３ 軌条 ４ 駆動車輪部 ５ トロリー ６ 軌条 ７ 駆動車輪部 ８ 旋回ジブ ９ 旋回機構 １０ ポスト部 １１ 水平張出しブーム １２ 機械台 １３，１４ 巻上げドラム １５，１６ ギヤージャッキ １７ 旋回ビーム １８ 縦軸 １９ 吊りビーム ２０ 台 ２１ 駆動モーター ２２，２３ 巻上げロープ ２４ａ，２４ｂ，…３５ ガイドシーブ
Claims (1)
- 【請求項１】 天井走行ガーダーに対して横行するトロ
リーに水平張出しブーム付き旋回ジブを旋回可能に取付
けた旋回ジブ付き天井クレーンにおいて；前記水平張出
しブームの先端に近い下面部に水平面内に回動可能に中
央部が軸着された水平の旋回ビームと；同旋回ビームを
水平回動させる駆動手段と；前記旋回ジブ上の一対の巻
上げドラムから繰り出され前記水平張出しブーム沿いに
導かれた一対の巻上げロープを、前記旋回ビーム両翼の
ガイドシーブから下方の吊りビームの両端シーブへ往復
して吊りビームを吊支え、前記水平張出しブームの先端
のシーブを経て水平張出しブーム沿いに後方へ導き、こ
の一対の巻上げロープ端をそれぞれ水平張出しブーム後
部の一対の低速駆動手段に繋着した巻上げロープ系とを
設けたことを特徴とする旋回ジブ付き天井クレーン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19132193A JPH0741283A (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 旋回ジブ付き天井クレーン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19132193A JPH0741283A (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 旋回ジブ付き天井クレーン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0741283A true JPH0741283A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=16272616
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19132193A Withdrawn JPH0741283A (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 旋回ジブ付き天井クレーン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0741283A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5878807A (en) * | 1996-02-16 | 1999-03-09 | Takahashi; Kei | Fluid channeling unit |
| US5954129A (en) * | 1996-02-14 | 1999-09-21 | Takahashi; Kei | Flow control unit |
| KR101363149B1 (ko) * | 2012-02-28 | 2014-02-14 | 최군휘 | 개량 호이스트 |
-
1993
- 1993-08-02 JP JP19132193A patent/JPH0741283A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5954129A (en) * | 1996-02-14 | 1999-09-21 | Takahashi; Kei | Flow control unit |
| US5878807A (en) * | 1996-02-16 | 1999-03-09 | Takahashi; Kei | Fluid channeling unit |
| KR101363149B1 (ko) * | 2012-02-28 | 2014-02-14 | 최군휘 | 개량 호이스트 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US11299377B2 (en) | Balanced cantilevered feeding apparatus | |
| JPS623754B2 (ja) | ||
| JPH0741283A (ja) | 旋回ジブ付き天井クレーン | |
| JP2852951B2 (ja) | 昇降クレーン | |
| JP2008094526A (ja) | 昇降体支持旋回装置 | |
| CN210655867U (zh) | 一种全回转行车吊*** | |
| JPS6250628B2 (ja) | ||
| JPH04266397A (ja) | ジブ付きクレーン | |
| CN217398298U (zh) | 一种道路桥梁施工用吊装机构 | |
| JP3268260B2 (ja) | ダブルリンク式クレーン | |
| JP3085855B2 (ja) | 旋回型天井走行クレーン | |
| JP2852952B2 (ja) | 昇降クレーン | |
| JPH081268Y2 (ja) | 吊荷の姿勢調整機構 | |
| JP2659112B2 (ja) | 建築工事用多機能クレーン | |
| JP2509456Y2 (ja) | ウインチ外部方式多自由度クレ―ン | |
| WO1997005052A1 (fr) | Procede et dispositif de basculement d'un organe suspendu | |
| JPH10182066A (ja) | 垂直搬送装置 | |
| JPH0333754Y2 (ja) | ||
| JP2022064507A (ja) | クレーンの連結ビームおよびクレーンの連結ビーム取付方法 | |
| JP2576211Y2 (ja) | 移動式クレ−ンのシングルトップへのワイヤ−ロ−プ案内装置 | |
| JPH07117976A (ja) | クレーン用吊荷装置の吊荷回転防止装置 | |
| JPS62157187A (ja) | 吊具装置 | |
| JPH0522586Y2 (ja) | ||
| JPS6028662Y2 (ja) | 高炉における出銑口部のカバ−移動装置 | |
| JPH07157283A (ja) | 天井クレーン |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001003 |