JPH0740448Y2 - シートベルトリトラクタの取付構造 - Google Patents
シートベルトリトラクタの取付構造Info
- Publication number
- JPH0740448Y2 JPH0740448Y2 JP10831089U JP10831089U JPH0740448Y2 JP H0740448 Y2 JPH0740448 Y2 JP H0740448Y2 JP 10831089 U JP10831089 U JP 10831089U JP 10831089 U JP10831089 U JP 10831089U JP H0740448 Y2 JPH0740448 Y2 JP H0740448Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- positioning pin
- retractor
- vehicle body
- positioning
- seat belt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Connection Of Plates (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は車両用シートベルト装置においてウエビングを
巻き取るリトラクタの取付構造に関する。
巻き取るリトラクタの取付構造に関する。
〈従来の技術〉 車両のシートには衝突時に乗員を保護するシートベルト
装置が設けられている。近年、車両事故の増発によって
乗員の危険度が高まっているため、このシートベルト装
置はリアシートであっても３点式のものが多く採用され
てきている。
装置が設けられている。近年、車両事故の増発によって
乗員の危険度が高まっているため、このシートベルト装
置はリアシートであっても３点式のものが多く採用され
てきている。
第４図はリアシートにおけるシートベルト装置の概要
図、第５図は車両内部の側面図、第６図および第７図は
従来の取付構造を示すシートベルトリトラクタの斜視図
である。
図、第５図は車両内部の側面図、第６図および第７図は
従来の取付構造を示すシートベルトリトラクタの斜視図
である。
第４図及び第５図に示すように、リアシートベルト装置
はウエビング１が巻き取られたリトラクタ２が車体内部
に取付けられている。そして、そのウエビング１がリア
ピラー３に形成された開口４から取り出され、ガイドリ
ング５に案内されてその先端部がリアシート６の側方に
固定されている。このウエビング１の途中にはタング７
が取付けられ、このタング７は車体に連結されたバック
ル８に連結できるようになっている。
はウエビング１が巻き取られたリトラクタ２が車体内部
に取付けられている。そして、そのウエビング１がリア
ピラー３に形成された開口４から取り出され、ガイドリ
ング５に案内されてその先端部がリアシート６の側方に
固定されている。このウエビング１の途中にはタング７
が取付けられ、このタング７は車体に連結されたバック
ル８に連結できるようになっている。
このような３点式のシートベルト装置のリトラクタ２は
トランクルーム側部の車体パネルに固定されている。従
って、この取付作業は作業者がトランクルーム内で行な
っていた。
トランクルーム側部の車体パネルに固定されている。従
って、この取付作業は作業者がトランクルーム内で行な
っていた。
従来の取付構造としては、第６図に示すように、リトラ
クタ本体11の上部及び下部に取付孔12,13が形成された
取付片14,15を一体に取付け、固定ボルトがこの取付孔1
2,13を貫通して車体パネルに螺合することでリトラクタ
を車体に固定していた。
クタ本体11の上部及び下部に取付孔12,13が形成された
取付片14,15を一体に取付け、固定ボルトがこの取付孔1
2,13を貫通して車体パネルに螺合することでリトラクタ
を車体に固定していた。
また、第７図に示すように、リトラクタ本体16の上部に
係止片17を、下部に取付孔18が形成された取付片19を一
体に取付け、係止片17を車体パネルに形成された係止孔
に挿入して位置決めし、固定ボルトがこの取付孔18を貫
通して車体パネルに螺合することでリトラクタを車体に
固定していた。
係止片17を、下部に取付孔18が形成された取付片19を一
体に取付け、係止片17を車体パネルに形成された係止孔
に挿入して位置決めし、固定ボルトがこの取付孔18を貫
通して車体パネルに螺合することでリトラクタを車体に
固定していた。
〈考案が解決しようとする課題〉 このようなシートベルトリトラクタの取付構造にあって
は、取付作業をトランクルーム内の狭い空間で行うた
め、作業性の良好な取付構造が要求される。上述した従
来のシートベルトリトラクタの取付構造にあっては、各
取付孔と車体パネルの孔とを一致させた状態で固定ボル
トによって固定しなければならない。従って、作業者は
片手でリトラクタを支え、別の手で固定治具をもってボ
ルトを回転させなければならない。そのため取付作業が
しずらく作業者に負担がかかるばかりでなく、作業時間
も長くなってしまうという問題点があった。
は、取付作業をトランクルーム内の狭い空間で行うた
め、作業性の良好な取付構造が要求される。上述した従
来のシートベルトリトラクタの取付構造にあっては、各
取付孔と車体パネルの孔とを一致させた状態で固定ボル
トによって固定しなければならない。従って、作業者は
片手でリトラクタを支え、別の手で固定治具をもってボ
ルトを回転させなければならない。そのため取付作業が
しずらく作業者に負担がかかるばかりでなく、作業時間
も長くなってしまうという問題点があった。
本考案はこのような問題点を解決するものであって、取
付作業性の向上を図ったシートベルトリトラクタの取付
構造を提供することを目的とする。
付作業性の向上を図ったシートベルトリトラクタの取付
構造を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 上述の目的を達成するための本考案のシートベルトリト
ラクタの取付構造は、シートベルトリトラクタの取付面
に第１位置決めピン及び先端部に係止片が形成された第
２位置決めピンを設ける一方、車体側に前記第１位置決
めピンが嵌合される第１位置決め孔及び前記第２位置決
めピンが遊嵌される第２位置決め孔を形成し、前記第１
位置決めピンを第１位置決め孔に嵌合させると共に前記
第２位置決めピンを第２位置決め孔に遊嵌させ、該第２
位置決めピンの係止片を第２位置決め孔の周縁に係止さ
せた状態で固定ボルトによってシートベルトリトラクタ
を車体側に固定したことを特徴とするものである。
ラクタの取付構造は、シートベルトリトラクタの取付面
に第１位置決めピン及び先端部に係止片が形成された第
２位置決めピンを設ける一方、車体側に前記第１位置決
めピンが嵌合される第１位置決め孔及び前記第２位置決
めピンが遊嵌される第２位置決め孔を形成し、前記第１
位置決めピンを第１位置決め孔に嵌合させると共に前記
第２位置決めピンを第２位置決め孔に遊嵌させ、該第２
位置決めピンの係止片を第２位置決め孔の周縁に係止さ
せた状態で固定ボルトによってシートベルトリトラクタ
を車体側に固定したことを特徴とするものである。
〈作用〉 第２位置決めピンの係止片を第２位置決め孔の周縁に係
止させ、リトラクタを仮止めした状態で固定ボルトを締
結することで、シートベルトリトラクタが車体側に固定
される。
止させ、リトラクタを仮止めした状態で固定ボルトを締
結することで、シートベルトリトラクタが車体側に固定
される。
〈実施例〉 以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳細に説明す
る。
る。
第１図は本考案の一実施例に係るシートベルトリトラク
タの取付構造を示すシートベルトリトラクタの取付状態
の平面図、第２図は第１図のII−II断面図、第３図はそ
の斜視図である。
タの取付構造を示すシートベルトリトラクタの取付状態
の平面図、第２図は第１図のII−II断面図、第３図はそ
の斜視図である。
第１図乃至第３図に示すように、シートベルト21が巻き
取られたシートベルトリトラクタ22は車体への取付面23
にその取付位置を設定するための２つの位置決めピンが
設けられている。即ち、取付面23の上部には第１位置決
めピン24が固定され、下部には先端部に係止片としての
フランジ25が形成された第２位置決めピン26が固定され
ている。また、シートベルトリトラクタ22の下部にはそ
の下方に突出して取付孔27が形成された取付片28が固定
されている。
取られたシートベルトリトラクタ22は車体への取付面23
にその取付位置を設定するための２つの位置決めピンが
設けられている。即ち、取付面23の上部には第１位置決
めピン24が固定され、下部には先端部に係止片としての
フランジ25が形成された第２位置決めピン26が固定され
ている。また、シートベルトリトラクタ22の下部にはそ
の下方に突出して取付孔27が形成された取付片28が固定
されている。
一方、車体パネル31にはシートベルトリトラクタ22の第
１位置決めピン24が嵌合する第１位置決め孔32が形成さ
れると共に、第２位置決めピン26が遊嵌される第２位置
決め孔33が形成されている。更に、この車体パネル31に
は固定ボルト34が貫通する取付孔35が形成されると共
に、その取付孔35の裏面にはウエルドナット36が溶着さ
れている。
１位置決めピン24が嵌合する第１位置決め孔32が形成さ
れると共に、第２位置決めピン26が遊嵌される第２位置
決め孔33が形成されている。更に、この車体パネル31に
は固定ボルト34が貫通する取付孔35が形成されると共
に、その取付孔35の裏面にはウエルドナット36が溶着さ
れている。
而して、シートベルトリトラクタ22を車体に取付けるに
は、まず、第１図に２点鎖線で示すように、第１位置決
めピン24を第１位置決め孔32に嵌合させると共に前記第
２位置決めピン26を第２位置決め孔33に遊嵌させる。次
に、シートベルトリトラクタ22を第１位置決めピン24を
中心として第１図において反時計方向に回動させ、同図
実線で示すように、第２位置決めピン26の係止フランジ
25を第２位置決め孔33の周縁に係止させる。この状態は
シートベルトリトラクタ22が車体に仮止めされた状態で
あって、作業者が手を放してもシートベルトリトラクタ
22は車体への係止状態が維持されている。そして、この
仮止め状態で固定ボルト34を各取付孔27,35を貫通させ
て図示しない治具によってウエルドナット36に螺合させ
ることでシートベルトリトラクタ22が車体パネル31に固
定される。
は、まず、第１図に２点鎖線で示すように、第１位置決
めピン24を第１位置決め孔32に嵌合させると共に前記第
２位置決めピン26を第２位置決め孔33に遊嵌させる。次
に、シートベルトリトラクタ22を第１位置決めピン24を
中心として第１図において反時計方向に回動させ、同図
実線で示すように、第２位置決めピン26の係止フランジ
25を第２位置決め孔33の周縁に係止させる。この状態は
シートベルトリトラクタ22が車体に仮止めされた状態で
あって、作業者が手を放してもシートベルトリトラクタ
22は車体への係止状態が維持されている。そして、この
仮止め状態で固定ボルト34を各取付孔27,35を貫通させ
て図示しない治具によってウエルドナット36に螺合させ
ることでシートベルトリトラクタ22が車体パネル31に固
定される。
〈考案の効果〉 以上、実施例を挙げて詳細に説明したように本考案のシ
ートベルトリトラクタの取付構造によれば、シートベル
トリトラクタに第１及び先端部に係止片が形成された第
２位置決めピンを設ける一方、車体側に第１及び第２位
置決め孔を形成し、第１位置決めピンを第１位置決め孔
に嵌合させると共に第２位置決めピンを第２位置決め孔
に遊嵌させ、第２位置決めピンの係止片を第２位置決め
孔の周縁に係止させた状態で固定ボルトによってシート
ベルトリトラクタを車体側に固定したので、作業者は位
置決めされたシートベルトリトラクタを支える必要がな
く、固定ボルトを締結するだけでこれを車体に固定する
ことができ、シートベルトリトラクタの取付が容易にな
ることで取付作業性を向上させることができる。
ートベルトリトラクタの取付構造によれば、シートベル
トリトラクタに第１及び先端部に係止片が形成された第
２位置決めピンを設ける一方、車体側に第１及び第２位
置決め孔を形成し、第１位置決めピンを第１位置決め孔
に嵌合させると共に第２位置決めピンを第２位置決め孔
に遊嵌させ、第２位置決めピンの係止片を第２位置決め
孔の周縁に係止させた状態で固定ボルトによってシート
ベルトリトラクタを車体側に固定したので、作業者は位
置決めされたシートベルトリトラクタを支える必要がな
く、固定ボルトを締結するだけでこれを車体に固定する
ことができ、シートベルトリトラクタの取付が容易にな
ることで取付作業性を向上させることができる。
第１図は本考案の一実施例に係るシートベルトリトラク
タの取付構造を示すシートベルトリトラクタの取付状態
の平面図、第２図は第１図のII−II断面図、第３図はそ
の斜視図、第４図はリアシートにおけるシートベルト装
置の概要図、第５図は車両内部の側面図、第６図および
第７図は従来の取付構造を示すシートベルトリトラクタ
の斜視図である。 図面中、 22はシートベルトリトラクタ、23は取付面、24は第１位
置決めピン、25は係止フランジ（係止片）、26は第２位
置決めピン、31は車体パネル、32は第１位置決め孔、33
は第２位置決め孔、34は固定ボルトである。
タの取付構造を示すシートベルトリトラクタの取付状態
の平面図、第２図は第１図のII−II断面図、第３図はそ
の斜視図、第４図はリアシートにおけるシートベルト装
置の概要図、第５図は車両内部の側面図、第６図および
第７図は従来の取付構造を示すシートベルトリトラクタ
の斜視図である。 図面中、 22はシートベルトリトラクタ、23は取付面、24は第１位
置決めピン、25は係止フランジ（係止片）、26は第２位
置決めピン、31は車体パネル、32は第１位置決め孔、33
は第２位置決め孔、34は固定ボルトである。
Claims (1)
- 【請求項１】シートベルトリトラクタの取付面に第１位
置決めピン及び先端部に係止片が形成された第２位置決
めピンを設ける一方、車体側に前記第１位置決めピンが
嵌合される第１位置決め孔及び前記第２位置決めピンが
遊嵌される第２位置決め孔を形成し、前記第１位置決め
ピンを第１位置決め孔に嵌合させると共に前記第２位置
決めピンを第２位置決め孔に遊嵌させ、該第２位置決め
ピンの係止片を第２位置決め孔の周縁に係止させた状態
で固定ボルトによってシートベルトリトラクタを車体側
に固定したことを特徴とするシートベルトリトラクタの
取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10831089U JPH0740448Y2 (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | シートベルトリトラクタの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10831089U JPH0740448Y2 (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | シートベルトリトラクタの取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0347263U JPH0347263U (ja) | 1991-05-01 |
| JPH0740448Y2 true JPH0740448Y2 (ja) | 1995-09-20 |
Family
ID=31656952
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10831089U Expired - Lifetime JPH0740448Y2 (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | シートベルトリトラクタの取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0740448Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-09-18 JP JP10831089U patent/JPH0740448Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0347263U (ja) | 1991-05-01 |
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