JPH0740266A - 直動型ローダ - Google Patents

直動型ローダ

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JPH0740266A
JPH0740266A JP5188238A JP18823893A JPH0740266A JP H0740266 A JPH0740266 A JP H0740266A JP 5188238 A JP5188238 A JP 5188238A JP 18823893 A JP18823893 A JP 18823893A JP H0740266 A JPH0740266 A JP H0740266A
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JP
Japan
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gripper
unit
moving
information
high frequency
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JP5188238A
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English (en)
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Atsuyuki Hirai
淳之 平井
Hiroshi Hamamoto
浩志 浜本
Yoshiji Hiraga
義二 平賀
Yoshio Aoyama
義雄 青山
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Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動ユニットとその外部との間での電気配線
や流体配管の引き回しをなくする。 【構成】 走行レール1には移動ユニット2がx軸サー
ボモータによりx軸方向に移動自在に設けられる。移動
ユニット2にはグリッパ支持部材15がz軸サーボモー
タ3によりz軸方向に移動自在に設けられ、グリッパ支
持部材15には油圧駆動のグリッパ18がθ回転サーボ
モータ16により回転自在に設けられる。x軸サーボモ
ータへの電力供給は、高周波インバータ41から第1の
給電装置42を介して高周波電磁誘導により無接触で行
なわれる。x軸サーボモータの制御信号は、情報伝送部
40から第1の情報伝送装置43を介して高周波電磁誘
導により無接触で伝送される。同様に、z軸サーボモー
タ3、θ回転サーボモータ16、油圧発生装置20へは
第2の給電装置44を介して電力が供給され、第2の情
報伝送装置45を介して情報信号が伝送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グリッパによりワーク
を把持し、走行レールに沿って搬送する直動型ローダに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の直動型ローダとして図1
0に示すものが知られている。以下に、従来の直動型ロ
ーダについて図10を参照して説明する。図10に示す
ように、直動型ローダの本体である移動ユニット102
は、x軸方向に平行に架設された2本の走行レール10
1に移動自在に支持されており、移動ユニット102内
部に設けられたx軸サーボモータ(不図示)を駆動させ
ることで、x軸方向に往復移動される。また、移動ユニ
ット102の下端部には、油圧や空圧等の流体圧で駆動
されてワークを把持するグリッパ118が、z軸サーボ
モータ103およびθ回転サーボモータ116によりそ
れぞれz軸方向に移動自在およびθ方向に回転自在に設
けられている。上記各サーボモータ103、116へ電
力を供給する電源、グリッパ118へ流体圧を供給する
流体圧源、および各サーボモータ103、116やグリ
ッパ118を制御する制御装置は移動ユニット102の
外部に設けられている。一方、各走行レール101と平
行にケーブルダクト151が架設されており、各サーボ
モータ103、116を駆動させるために電源および制
御装置に電気的に接続される各種電気配線155や、グ
リッパ118を駆動させるために流体圧源に接続される
流体配管156は、一括してケーブルベア152に収納
された状態でケーブルダクト151上に載置され、各サ
ーボモータ103、116への電力供給や情報伝送、お
よびグリッパ118への流体圧供給を行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の直動型ローダは、移動ユニットの外部の電源や
制御装置に接続された各種電気配線、および移動ユニッ
トの外部の流体圧源に接続された流体配管を介して駆動
されるので、以下に示す問題点があった。 (1)移動ユニットは各種電気配線および流体配管を伴
って移動するので、こう長が長い場合にはケーブルベア
の重量も重くなり、それを支持し移動させるためには十
分な強度および駆動力が必要となるので設備が大がかり
なものとなってしまう。 (2)各種電気配線や流体配管には移動ユニットが往復
移動するたびに曲げ応力が加わり、それによる疲労で各
種電気配線や流体配管が破損しやすくなる。特に、近年
要求されているローダの高速駆動化は、電気配線や流体
配管の破損頻度を増大させ、破損したときのメンテナン
スや稼動停止による損失の発生の問題を生んできてい
る。これらの問題点を解決するために、一部ではタクタ
やトロリ等のような電極接触給電の使用が試みられた
が、油や切り粉等の介在が避けられない環境下では、安
定した給電や情報伝送ができないばかりか、電極の接触
部での摩耗の発生や安全性の問題があるものであった。
また、特にラックとピニオン機構を利用して移動ユニッ
トを移動させる構造にすると、同一の走行レール上に複
数の移動ユニットを設け、互いに動作干渉しない範囲で
各移動ユニットによる協調制御が原理的には可能である
が、実際には各移動ユニットへの配線や配管の問題、お
よびケーブルベアの配置の問題から、これが実現できな
かった。
【0004】そこで本発明の目的は、移動ユニットとそ
の外部との間での電気配線や流体配管の引き回しをなく
し、大がかりな設備を必要とせず、しかも信頼性を向上
させる直動型ローダを提供することにある。さらには、
複数の移動ユニットによる協調制御を可能とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の直動型ローダは、レールに沿って移動可能に設
けられた移動ユニットと、該移動ユニットにレールと垂
直方向に移動可能に設けられ、加圧流体の供給により駆
動されるハンド部でワークを把持するグリッパとを有
し、前記移動ユニットおよびグリッパは、それぞれ外部
からの電力の供給により駆動されるとともに外部からの
情報信号の伝送により動作が制御される直動型ローダに
おいて、前記移動ユニットを移動させる移動ユニット移
動手段に電力を供給するために、高周波電源からの高周
波電圧を、高周波電磁誘導を利用して前記移動ユニット
移動手段に伝送する第1の給電装置と、制御情報信号生
成手段からの情報信号を、高周波電磁誘導を利用して前
記移動ユニットの移動を制御する移動ユニット制御手段
に伝送する第1の情報伝送装置と、前記グリッパを移動
させるグリッパ移動手段および前記グリッパのハンド部
を開閉しその動作を制御する流体圧発生装置に電力を供
給するために、前記高周波電源からの高周波電圧を、高
周波電磁誘導を利用して前記グリッパ移動手段および前
記流体圧発生装置に伝送する第2の給電装置と、前記制
御情報信号生成手段からの情報信号を、高周波電磁誘導
を利用して前記グリッパの駆動を制御するグリッパ制御
手段および前記流体圧発生装置に伝送する第2の情報伝
送装置とを有し、前記流体圧発生装置には、前記グリッ
パのハンド部によるワークの把持状態を保持する保持手
段を有することを特徴とする。
【0006】また、前記第1の給電装置は、前記高周波
電源に接続された巻線が前記レールに沿ってループ状に
巻回された一次側伝送部と、該一次側伝送部と対向して
前記移動ユニットに固定されたコアに、前記移動ユニッ
ト移動手段に接続された巻線が巻回された二次側伝送部
とで構成され、前記第1の情報伝送装置は、制御情報信
号生成手段に接続された巻線が前記レールに沿ってルー
プ状に巻回された一次側伝送部と、該一次側伝送部と対
向して前記移動ユニットに固定されたコアに、前記移動
ユニット制御手段に接続された巻線が巻回された二次側
伝送部とで構成されるものや、高周波電磁誘導を利用し
て前記移動ユニットの移動を制御する移動ユニット制御
手段に伝送する第1の情報伝送装置にかえて、光パルス
信号を利用して前記移動ユニットの移動を制御する移動
ユニット制御手段に伝送する第1の情報伝送装置とした
ものであってもよい。この場合には、前記第1の情報伝
送装置は、制御情報信号生成手段に接続されて固定さ
れ、電気信号を光信号に変換する電気・光変換素子と、
前記移動ユニットに固定されるとともに前記移動ユニッ
ト制御手段に接続され、前記電気・光変換素子から出射
される光信号が入射されて該光信号を電気信号に変換す
る光電変換素子とで構成されるものとすることができる
さらに、前記第2の給電装置は、前記グリッパの作業ポ
イントに対応する所定の位置に固定されたコアに、前記
高周波電源に接続された巻線が巻回された一次側伝送部
と、前記グリッパが作業ポイントにあるとき該一次側伝
送部と対向するように前記移動ユニットに固定されたコ
アに、前記グリッパ移動手段および前記流体圧発生手段
に接続された巻線が巻回された二次側伝送部とで構成さ
れ、前記第2の情報伝送装置は、前記グリッパの作業ポ
イントに対応する所定の位置に固定されたコアに、前記
制御情報信号生成手段に接続された巻線が巻回された一
次側伝送部と、前記グリッパが作業ポイントにあるとき
該一次側伝送部と対向するように前記移動ユニットに固
定されたコアに、前記グリッパ制御手段および前記流体
圧発生装置に接続された巻線が巻回された二次側伝送部
とで構成されるものであってもよい。
【0007】また、前記移動ユニット移動手段は、前記
移動ユニットに回転自在に設けられ、前記レールと平行
に配置されたラックと噛み合うピニオンギヤを回転させ
るための、前記移動ユニットに固定されたサーボモータ
とするものでもよくこの場合には、同一のレールに複数
の移動ユニットが設けられたものでもよい。そして、前
記流体圧発生装置は油圧発生装置であるとともに、前記
グリッパは油圧シリンダの駆動により前記ハンド部が開
閉される油圧グリッパであり、前記油圧発生装置は、前
記第2の給電装置を介して前記高周波電源から供給され
る電力により駆動される油圧ポンプと、該油圧ポンプと
前記油圧シリンダとの間に設けられ、前記第2の情報伝
送装置を介して前記制御情報信号生成手段から伝送され
る情報信号により制御されるソレノイドバルブとを有
し、前記保持手段は、前記ソレノイドバルブと前記油圧
シリンダとの間に設けられたチェックバルブであるもの
としたり、前記流体圧発生装置は空圧発生装置であると
ともに、前記グリッパは前記空圧発生装置から加圧空気
が供給されることで前記ハンド部が開かれる空圧グリッ
パであり、前記空圧発生装置は、前記第2の給電装置を
介して前記高周波電源から供給される電力により駆動さ
れるコンプレッサと、該コンプレッサと前記空圧グリッ
パとの間に設けられ、前記第2の情報伝送装置を介して
前記制御情報生成手段から伝送される情報信号により制
御される電磁バルブとを有し、前記保持手段は、前記ハ
ンド部が閉じる方向に付勢しているばねであるものとし
てもよい
【0008】
【作用】上記のとおり構成された本発明の直動型ローダ
では、移動ユニットの移動に際しては、高周波電源から
移動ユニット移動手段への電力の伝送、および制御情報
信号生成手段から移動ユニット制御手段への情報信号の
伝送が、それぞれ第1の給電装置および第1の情報伝送
装置により高周波電磁誘導を利用して無接触で行なわれ
る。また、移動ユニットに設けられたグリッパの移動お
よびハンド部の駆動に際しても、高周波電源からグリッ
パ移動手段や流体圧発生手段への電力の伝送、および制
御情報信号生成手段からグリッパ制御手段や流体圧発生
手段への情報信号の伝送が、それぞれ第2の給電装置お
よび第2の情報伝送装置により無接触で行なわれる。従
って、高周波電源や制御情報信号生成手段と移動ユニッ
トとの間には、電気配線や流体配管が必要なくなるの
で、これら電気配線や流体配管を支持するための大がか
りな設備が必要なくなるし、電気配線や流体配管の屈曲
による破損も防止される。これは、第1の情報伝送装置
を光パルス信号により情報信号の伝送を行なうものとし
た場合でも同様である。また、流体圧発生装置には、グ
リッパのハンド部によるワークの把持状態を保持する保
持手段が設けられているので、移動ユニットの移動中
に、グリッパ移動手段や流体圧発生手段への電力の供
給、およびグリッパ制御手段や流体圧発生手段への情報
信号の伝送を行なわなくてもよい。
【0009】また、高周波電源や制御情報信号生成手段
と移動ユニットとの間に電気配線や流体配管が必要なく
なることにより、移動ユニット移動手段をラックとピニ
オン機構によるものとすれば、同一のレールに複数の移
動ユニットを設けることができ、これら複数の移動ユニ
ットによる協調制御が可能になる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 (第1実施例)図1は、本発明の直動型ローダの第1実
施例の概略斜視図である。図1に示すように、直動型ロ
ーダの本体である移動ユニット2は、x軸方向に平行に
架設された2本の走行レール1に滑動自在に支持されて
おり、後述するx軸移動機構によりx軸方向に往復移動
される。移動ユニット2の前面には、2本のガイド溝2
aがぞれぞれz軸方向に沿って形成されており、これら
各ガイド溝2aに滑動自在にグリッパ支持部材15が設
けられている。グリッパ支持部材15には、移動ユニッ
ト2に回転自在に支持されてz軸サーボモータ3により
回転されるボールねじ5が螺合するボールナット(不図
示)が設けられており、z軸サーボモータ3を駆動する
ことにより、グリッパ支持部材15は各ガイド溝2aに
案内されてz軸方向に往復移動される。また、グリッパ
支持部材15にはθ回転サーボモータ16が固定される
とともに、油圧で駆動されるグリッパ18がθ方向に回
転自在に設けられている。グリッパ18とθ回転サーボ
モータ16とは減速ギヤを介して互いに連結されてお
り、θ回転サーボモータ16を駆動することでグリッパ
18がθ方向に回転される。そして、グリッパ18へ作
用させる油圧は移動ユニット2に設けられた油圧発生装
置20から、油圧配管を介して供給される。以上説明し
たことから明らかなように、z軸サーボモータ3とθ回
転サーボモータ16とでグリッパ移動手段を構成してい
る。
【0011】ここで、x軸移動機構について図2を参照
して説明する。x軸移動機構は、移動ユニット移動手段
としてのx軸サーボモータの回転により移動ユニット2
を移動させるもので、図2には、x軸移動機構の例とし
てボールねじ機構によるものとラックとピニオン機構に
よるものとの二つの例について示した。なお、図2にお
いては、構成をわかりやすくするために移動ユニットを
簡略して図示した。まず、ボールねじ機構によるもので
は、図2の(a)に示すように、各走行レール1と平行
にボールねじ8を配し、ボールねじ8の一端部に、各走
行レール1の間に固定されたx軸サーボモータ61 を連
結する。一方、移動ユニット2には、ボールねじ8に螺
合するボールナット9が設けられている。これにより、
x軸サーボモータ6を駆動してボールねじ8を回転させ
ると、移動ユニット2がx軸方向に移動される。また、
ラックとピニオン機構によるものでは、図2の(b)に
示すように、各走行レール1と平行にラック10を固定
する。一方、ラック10と噛み合うピニオンギヤ11
と、このピニオンギヤ11を回転させるためのx軸サー
ボモータ6とが移動ユニット2に設けられている。これ
により、x軸サーボモータ6を駆動してピニオンギヤ1
1を回転させると、移動ユニット2がx軸方向に移動さ
れる。本実施例では、このラックとピニオン機構による
ものを採用している。
【0012】上述した各サーボモータ3、6、16や油
圧発生装置20への電力の供給および情報信号の伝送
は、移動ユニット2の外部から移動ユニット2とは無接
触で行なわれる。以下に、その手段について図1〜図3
を主に参照して説明する。x軸サーボモータ6への電力
の供給は、高周波電源としての高周波インバータ41か
ら第1の給電装置42を介して行なわれる。第1の給電
装置42は、図4に示すように、高周波インバータ41
に接続されx軸方向に沿ってループ状に巻回された巻線
である一次側伝送部42aと、移動ユニット2(図1参
照)に固定され、一次側伝送部41aを遊嵌するコア4
2cおよび一次側伝送部42aに対向してコア42cに
巻回された巻線42dからなる二次側伝送部42bとで
構成される。これにより、高周波インバータ41で作ら
れた高周波電圧が第1の給電装置42の一次側伝送部4
2aに加えられると、二次側伝送部42bの巻線との巻
線比に従って、電磁結合により二次側伝送部42bの巻
線に高周波電圧が生じる。すなわち、高周波インバータ
41で作られた高周波電圧は、高周波電磁誘導により無
接触で二次側伝送部42bに供給される。そして、二次
側伝送部42bに供給された高周波電圧は、整流平滑回
路46で整流、平滑化された後、移動ユニット制御手段
としてのx軸コントローラ47を経由してx軸サーボモ
ータ6に供給される。整流平滑回路46で生成された直
流電圧の一部は、x軸サーボモータ6の駆動を制御する
ための情報伝送回路48に供給される。
【0013】また、x軸サーボモータ6の駆動を制御す
るための情報は、制御情報信号生成手段としての情報伝
送部40から第1の情報伝送装置43を介して伝送され
る。第1の情報伝送装置43も、第1の給電装置42と
同様の一次側伝送部43aと二次側伝送部43bとで構
成され、上述した第1の給電装置42での電力伝送の原
理と同様の原理で、情報伝送部40で生成された情報信
号を高周波電磁誘導により情報伝送回路48に無接触で
伝送するものである。情報伝送回路48では、情報伝送
部40から第1の情報伝送装置43を介して無接触で伝
送された情報信号と、x軸サーボモータ6の回転を検出
するエンコーダ7からの信号とに基づいて、x軸コント
ローラ47へ信号を送りx軸サーボモータ6を駆動させ
る。一方、z軸サーボモータ3、θ回転サーボモータ1
6、およびグリッパ18を駆動させる油圧発生装置20
についても、x軸サーボモータ6と同様に、第2の給電
装置44により無接触で電力が供給される。ところが、
z軸サーボモータ3、θ回転サーボモータ16、および
グリッパ18に関しては、移動ユニット2の移動中は動
作が行なわれないので、x軸方向におけるグリッパ18
の作業ポイントだけで電力の供給を行なえばよい。その
ため、第2の給電装置44の一次側伝送部44aは、グ
リッパ18の作業ポイントに対応する所定の位置に固定
され、第2の給電装置44の二次側伝送部44bは移動
ユニット2に固定されている。第2の給電装置44は、
図5に示すように、コア44cと高周波インバータ41
に接続された巻線44dとからなる一次側伝送部44a
の巻線44dと対向する部位を、同じくコア44eと巻
線44fとからなる二次側伝送部44bがx軸方向に通
過可能としたものである。
【0014】一次側伝送部44aから二次側伝送部44
bへの電力の供給は、一次側伝送部44aの巻線44d
と二次側伝送部44bの巻線44fとが互いに対向する
位置にあるときに行なわれ、第1の給電装置42と同様
に、高周波インバータ41で作られた高周波電圧は、高
周波電磁誘導により無接触で二次側伝送部44bに供給
される。そして、二次側伝送部44bに供給された高周
波電圧は、整流平滑回路49で整流、平滑化された後、
z軸コントローラ50を経由してz軸サーボモータ3に
供給されたり、θコントローラ52を経由してθ回転サ
ーボモータ16に供給されたり、油圧発生装置20に供
給される。整流平滑回路49で生成された直流電圧の一
部は、z軸サーボモータ3、θ回転サーボモータ16、
および油圧発生装置20の駆動を制御するための情報伝
送回路51に供給される。以上説明したことから明らか
なように、z軸コントローラ50とθコントローラ52
とでグリッパ制御手段が構成されている。また、z軸サ
ーボモータ3、θ回転サーボモータ16、および油圧発
生装置20の駆動を制御するための情報の伝送について
も、電力の供給と同様にグリッパ18の作業ポイントに
おいて行なえばよい。そこで、z軸サーボモータ6、θ
回転サーボモータ16、および油圧発生装置20への情
報の伝送も、第2の給電装置44と同様に一次側伝送部
45aがグリッパ18の作業ポイントに対応する所定の
位置に固定されるとともに二次側伝送部45bが移動ユ
ニットに固定された第2の情報伝送装置45を介して情
報伝送部40からの情報信号が無接触で伝送される。第
2の情報伝送装置45は、一次側伝送部45aに情報伝
送部40が接続され、二次側伝送部45bに情報伝送回
路51が接続されている他は、第2の給電装置44と同
様の構成であるので、その説明は省略する。
【0015】情報伝送回路51では、情報伝送部40か
ら第2の情報伝送装置43を介して無接触で伝送された
情報信号と、z軸サーボモータ3の回転を検出するエン
コーダ4からの信号とに基づいて、z軸コントローラ5
0へ信号を送りz軸サーボモータ3を駆動させる。同様
に、情報伝送部40から伝送された情報信号とθ回転サ
ーボモータ16の回転を検出するエンコーダ17からの
信号とに基づいてθ回転サーボモータ16を駆動させ、
さらに、油圧発生装置20を駆動させる。ここで、油圧
発生装置20について図6を参照して説明する。油圧発
生装置20は、油圧ポンプ駆動モータ21からの駆動力
により油圧ポンプ26で油タンク22内の油を汲み上げ
て油圧力を発生させ、この油圧力によりグリッパ18の
油圧シリンダ18aのロッド18bを矢印方向に後退さ
せたり前進させることでワーク30を把持したり放した
りするものであり、ロッド18bの移動方向を切り換え
るためのソレノイドバルブ23を有する。油タンク22
は、油温の変化による容積変化と、ロッド18bの移動
に伴う容積変化に追従するために、容積変化型(あるい
は液面開放型)のものが用いられている。また、ソレノ
イドバルブ23と油圧シリンダ18aのロッド前進側油
室(図示右側の油室)とを連通する油圧配管には、チェ
ックバルブ24と、ロッド18bの前進移動が完了した
ことを検知するための前進用圧力スイッチ25とが設け
られている。一方、ソレノイドバルブ23と油圧シリン
ダ18aのロッド後退側油室(図示左側の油室)とを連
通する油圧配管には、ロッド18bの後退移動が完了し
たことを検知するための後退用圧力スイッチ28が設け
られている。さらに、油圧ポンプ26とソレノイドバル
ブ23とを連通する油圧配管にはリリーフバルブ27が
設けられている。ここで、前進用圧力スイッチ25と後
退用圧力スイッチ28とは、それぞれマイクロスイッチ
等を用いた近接スイッチで代用することができる。
【0016】情報伝送部40から、第2の情報伝送装置
45を介して無接触で伝送された情報信号は情報伝送回
路51に入力され、この情報信号に基づいて情報伝送回
路51では、ソレノイドバルブ23を制御したり、各圧
力スイッチ25、28の確認信号を第2の情報伝送装置
45を介して情報伝送部40へフィードバックする。情
報信号の伝送点数が少ないときには、情報伝送回路51
によるシリアル通信ではなく、信号点数分の高周波電磁
カップリングを備えて並列通信を行なうことができる。
一方、高周波インバータ41から、第2の給電装置44
を介して無接触で供給された高周波電圧は、整流平滑回
路49において整流および平滑されて直流電圧に変換さ
れた後、油圧ポンプ駆動モータ21に供給される。次
に、本実施例の直動型ローダの動作について図1および
図3を参照しつつ説明する。まず、高周波インバータ4
1で作られた高周波電圧を、第1の給電装置42を介し
て無接触でx軸サーボモータ6に供給し、グリッパ18
の作業ポイントに対応する所定の位置、すなわち第2の
給電装置44の二次側伝送部44bが一次側伝送部44
aと対向し、第2の情報伝送装置45の二次側伝送部4
5bが一次側伝送部45aと対向する位置まで移動ユニ
ット2をx軸方向に移動させる。このときx軸サーボモ
ータ6の回転量は、情報伝送部40から伝送された情報
信号およびx軸サーボモータ6の回転を検出するエンコ
ーダ7がらの出力に基づいて、情報伝送回路48および
x軸コントローラ47により制御される。
【0017】移動ユニット2が前記所定の位置に到達し
たら、今度は高周波インバータ41で作られた高周波電
圧を第2の給電装置44を介して無接触でz軸サーボモ
ータ3、θ回転サーボモータ16に供給するとともに、
情報伝送部40からの情報信号を第2の情報伝送装置4
5を介して無接触で各サーボモータ3、16に伝送して
各サーボモータ3、16の回転を制御し、グリッパ18
を所定の位置に位置決めする。グリッパ18の位置決め
がなされたら、高周波インバータ41で作られた高周波
電圧を第2の給電装置44を介して無接触で油圧発生装
置20に供給するとともに、情報伝送部40からの情報
信号を第2の情報伝送装置45を介して無接触で油圧発
生装置20に伝送してグリッパ18を駆動させ、ワーク
を把持する。ワークを把持する際には、図6に示したよ
うに高周波インバータ41で作られた高周波電圧を第2
の給電装置44を介して無接触で整流平滑回路49に供
給し、整流平滑回路49で直流電圧に変換されて油圧ポ
ンプ駆動モータ21を駆動させる。油圧ポンプ駆動モー
タ21の駆動により、油タンク22の油が油圧ポンプ2
6で汲み上げられて油圧が発生し、その後、ソレノイド
バルブ23のロッド後退側バルブをオンするための信号
が、第2の情報伝送装置45を介して情報伝送部40か
ら情報伝送回路51へ無接触で伝送される。これによ
り、油圧シリンダ18aのロッド前進側油室に加圧油が
供給され、ロッド18aが前進しグリッパ18はワーク
30を把持する。ロッド18aの前進端までの移動完了
は前進用圧力スイッチ25の信号を確認することによっ
て行なわれるが、この信号は情報伝送部40にフィード
バックされる。
【0018】ロッド18aの前進端までの移動完了の確
認後に、ソレノイドバルブ23をオフするための信号
を、情報伝送部40から情報伝送回路51へ伝送すると
ソレノイドバルブ23がオフされるが、このとき、チェ
ックバルブ24の働きにより油圧シリンダ18a内の油
圧は保持される。従って、グリッパ18によりワーク3
0を把持した状態で移動ユニット2を移動させても、ワ
ーク30はグリッパ18に把持されたままである。ま
た、ここで発生する油圧は、z軸サーボモータ(図1参
照)およびθ回転サーボモータ(図1参照)の位置決め
後のブレーキング用にも利用することができる。一方、
グリッパ18によるワーク30の把持を解除する場合に
は、移動ユニット2を所定の位置まで移動させ、再度油
圧ポンプ駆動モータ21を駆動させた後、ソレノイドバ
ルブ23のロッド後退側バルブをオンし、油圧シリンダ
18aのロッド18bを後退させる。ロッド18bの後
退完了の確認は、後退用圧力スイッチ28からの信号を
情報伝送回路51から第2の情報伝送装置45を介して
情報伝送部40へ伝送することで行なわれる。この信号
が情報伝送部40へ送られた時点でソレノイドバルブ2
3をオフし、その後、油圧ポンプ駆動モータ21を停止
させ、ワーク30の把持が解除される。
【0019】以上説明したように、油圧発生装置20が
移動ユニット2に設けられるので、油圧配管は移動ユニ
ット2上での配管ですむ。しかも各給電装置42、44
および各情報伝送装置43、45により、各サーボモー
タ3、6、16および油圧発生装置20への電力の供給
や制御の伝送をを無接触で行なうことで、各サーボモー
タ3、6、16や油圧発生装置20の、高周波インバー
タ41および情報伝送部40とを接続する電機配線が必
要なくなる。その結果、油圧配管や電機配線を移動ユニ
ット2の外部と接続する必要がなくなり、これら油圧配
管や電機配線を支持するための大がかりな設備も必要な
くなる。また、移動ユニット2の移動に伴う油圧配管や
電機配線の屈曲も発生しないので、油圧配管や電機配線
の疲労による破損も防止でき、信頼性を向上させること
ができる。特に、x軸移動機構を図2の(b)に示した
ようにラックとピニオン機構により構成した場合には、
同一の走行レール1上に複数の移動ユニット2を設け、
互いに動作干渉をしない範囲で、それぞれの移動ユニッ
ト2による協調制御を行なうことができる。その例のい
くつかを図7に示す。図7の(a)に示したものは、同
一の走行レール1に二つの移動ユニット21 、22 を設
け、一方の移動ユニット22 のグリッパ182 でワーク
31を把持して作業台35上に載置し、それを他方の移
動ユニット21 のグリッパ181 で把持して他の場所へ
搬送するものである(受渡し作業)。図7の(b)に示
したものは、大きなワーク32を搬送する場合の例を示
したもので、一つのワーク32を三つの移動ユニット2
1 、2 2 、23 のグリッパ181 、182 、183 で同
時に把持し搬送するものである(分担作業)。この場合
には、それぞれの移動ユニット21 、22 、23 のグリ
ッパ181 、182 、183 のz方向の位置を自由に設
定できるので、ワーク32の把持部が傾斜面となってい
る場合に特に有効である。図7の(c)に示したもの
は、一方の移動ユニット21 のグリッパ181 で穴の形
成された一方のワーク33aを把持し、他方の移動ユニ
ット22 のグリッパ182 で、一方のワーク33aの穴
に嵌合する他方のワーク33bを把持し、各移動ユニッ
ト21 、22を接近させることで一方のワーク33aに
他方のワーク33bを嵌合させるものである(共同作
業)。このように、同一の走行レール1に複数の移動ユ
ニット2を設けることで、様々な作業が可能となる。
【0020】一方、図2の(a)に示したように、x軸
移動機構をボールねじ機構により構成した場合には、同
一の走行レール1には一つの移動ユニット2しか設ける
ことができず、また、ボールねじ8の加工限界によって
こう長が制限されたり高速駆動時の振動が生じる場合が
あるが、移動ユニット2の駆動源が固定側にあるので第
1の給電装置42および第1の情報伝送装置43は必要
なくなる。本実施例では、油圧発生装置20を移動ユニ
ットに設けた場合の例について述べたが、油圧発生装置
20をグリッパ支持部材15に設けることもできる。こ
の場合、第1の給電装置42や第1の情報伝送装置43
と同様の第3の給電装置および情報伝送装置(不図示)
を用いて、油圧発生装置20への電力の供給および制御
情報の伝送を無接触で行なうことができる。すなわち、
第2の給電装置44の二次側伝送部44bに接続された
第3の給電装置の一次側伝送部、および第2の情報伝送
装置45の二次側伝送部45bに接続された第3の情報
伝送装置の一次側伝送部の巻線を、それぞれz軸方向に
ループ状に巻回して移動ユニット2に支持する一方、各
二次側伝送部をグリッパ支持部材15に固定すれば、グ
リッパ支持部材15の移動ストロークの全域において、
第2の給電装置44に供給された電力および第2の情報
伝送装置45に伝送された情報信号の、油圧発生装置2
0への伝送が無接触で行なわれる。このように、油圧発
生装置20をグリッパ支持部材15に設けることで、グ
リッパ18をz軸方向に移動させたときの油圧配管の屈
曲がなくなるので、油圧配管の寿命を延長させることが
できる。これは、特にグリッパ18のストロークが大き
い場合に有効である。
【0021】さらに、油圧発生装置20をグリッパ18
と一体に取り付けることもできる。こうすることによっ
て、グリッパ18が回転すると油圧発生装置20もグリ
ッパ18と一体となって回転するので油圧配管のねじれ
も発生せず、油圧配管の寿命をより向上させることがで
きる。この場合には、上述した第3の給電装置および情
報伝送装置に加え、さらに、高周波電磁誘導を利用して
電力および情報信号を無接触で伝送する回転型の第4の
給電装置および情報伝送装置(不図示)を、グリッパ1
8の回転軸に設けることによって、油圧発生装置への電
力および情報信号の伝送を無接触で行なうことができ
る。この回転型の給電装置および情報伝送装置というの
は、グリッパ支持部材15に固定された一次側伝送部に
対して二次側伝送部が回転自在に設けられたものであ
る。 (第2実施例)第1実施例では、x軸サーボモータ6の
駆動を制御するための情報伝送回路48と、情報伝送部
40との間の情報信号の伝送を、高周波電磁誘導を利用
して行なう場合の例について示したが、本実施例は、こ
れを光カップラにより無接触で行なうものである。図8
は、本発明の直動型ローダの第2実施例の第1の情報伝
送装置を説明するための要部斜視図である。なお、図8
においては、構成をわかりやすくするために移動ユニッ
トを簡略して図示した。
【0022】図8に示すように、走行レール61には、
固定側発光素子63および固定側受光素子65が固定さ
れ、両者はそれぞれ情報伝送部68に接続されている。
一方、移動ユニット62には、固定側発光素子63から
出射された光が入射される移動側受光素子64と、固定
側受光素子65へ光を入射させる移動側発光素子66と
が固定されている。これら移動側受光素子64および移
動側発光素子66は、それぞれ、x軸コントローラ(不
図示)を介してx軸サーボモータ(不図示)の駆動を制
御するための信号が伝送される、第1実施例と同様の情
報伝送回路(不図示)に接続されている。そして、高周
波インバータ69で作られた高周波電圧は第1の給電装
置70を介して無接触で整流平滑回路67に供給され、
整流平滑回路67で整流平滑化された直流電圧が、移動
側受光素子64および移動側発光素子66に供給され
る。ここで、発光素子とは、電気信号を光信号に変換す
る電気・光変換素子であり、受光素子とは、光信号を電
気信号に変換する光電変換素子である。また、固定側発
光素子63および移動側発光素子66としては、赤外線
発光ダイオードやレーザダイオード等を用いることがで
きる。その他の構成については第1実施例のものと同様
でよいので、その説明は省略する。
【0023】上記構成に基づき、x軸サーボモータへの
指令情報やシーケンス情報は、情報伝送部68から固定
側発光素子63に送られ、固定側発光素子63の電気・
光変換によって光パルス信号となって固定側発光素子6
3から出射される。固定側発光素子63から出射された
光パルス信号は移動側受光素子64に入射し、ここで電
気信号に変換されて情報伝送回路に送られる。一方、x
軸サーボモータのフィードバック情報は、情報伝送回路
から移動側発光素子66に送られ、移動側発光素子66
の電気・光変換によって光パルス信号となって移動側発
光素子66から出射される。移動側発光素子66から出
射された光パルス信号は固定側受光素子65に入射し、
ここで電気信号に変換されて情報伝送部68に送られ
る。すなわち、情報伝送部68と情報伝送回路との間で
の情報信号の伝送が、光パルス信号により無接触で行な
われる。 (第3実施例)図9は、本発明の直動型ローダの第3実
施例の要部構成を示す正面図である。上述した実施例で
は、油圧で駆動されるグリッパを用いた例を示したが、
把持力が小さくてよい場合には、空圧で駆動されるグリ
ッパを用いることができる。そこで本実施例では、ワー
ク95を把持するグリッパとして空圧グリッパ83を用
いており、空圧グリッパ83を駆動するための空圧発生
装置90が移動ユニット82に取り付けられている。空
圧発生装置90は、空圧を発生させるコンプレッサ92
と、コンプレッサ92を駆動させるコンプレッサモータ
91と、レギュレータ93と、電磁バルブ94とで構成
され、電磁バルブ94が開かれることで、エア配管を介
して空圧グリッパ83に加圧空気が供給される。一方、
空圧グリッパ83は、圧縮ばね83bのばね力によりハ
ンド部83aが閉じる方向に付勢されており、空圧発生
装置90から加圧空気が供給されることで、圧縮ばね8
3bのばね力に抗してハンド部83aが開かれるもので
ある。コンプレッサモータ91へは、高周波インバータ
81で作られて第2の給電装置84を介して無接触で供
給された高周波電圧が、整流平滑回路86で整流平滑化
された後、供給される。電磁バルブ94の制御は、第2
の情報伝送装置85を介して情報伝送部80から情報伝
送回路87に無接触で伝送された情報信号により行なわ
れる。その他の構成については第1実施例のものと同様
であるので、その説明は省略する。
【0024】上記構成に基づき、移動ユニット82が所
定の位置まで移動されたら、コンプレッサモータ91を
駆動してコンプレッサ92で空圧を発生させるととも
に、電磁バルブ94を開いて空圧グリッパ83に加圧空
気を供給し、ハンド部83aを開かせる。この状態で空
圧グリッパ83をワーク95の位置までz軸方向に移動
させた後、コンプレッサモータ91を停止させるととも
に空圧グリッパ83に供給されていた加圧空気を逃す
と、圧縮ばね83bのばね力によりハンド部83aが閉
じられワーク95が把持される。このように、ワーク9
5の把持は圧縮ばね83bのばね力により行なわれるの
で、このまま移動ユニット82を移動させてもワーク9
5を把持した状態を保つことができ、ワーク95を搬送
することができる。把持されたワーク95を開放する際
には、再び空圧グリッパ83に加圧空気を供給してハン
ド部83aを開けばよい。本実施例では、圧縮ばね83
bにより空圧グリッパ83のハンド部83aを閉じた状
態に保持する場合の例を示したが、それに限らず、機械
的なロック機構を用いたり、真空パッドをグリッパとす
る構成も可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおり構成されて
いるので、以下に記載する効果を奏する。高周波電磁誘
導を利用して電力を伝送する給電装置および情報信号を
伝送する情報伝送装置を有することで、高周波電源から
の電力の供給や制御情報信号生成手段からの情報信号の
伝送は無接触で行なわれる。その結果、高周波電源や制
御情報信号生成手段と移動ユニットとの間には、電気配
線や流体配管が必要なくなるので、これら電気配線や流
体配管を支持するための大がかりな設備が必要なくなる
し、電気配線や流体配管の屈曲による破損も防止するこ
とができ、信頼性が向上する。これは、第1の情報伝送
装置を光パルス信号により情報信号の伝送を行なうもの
とした場合でも同様である。また、流体圧発生装置に
は、グリッパのハンド部によるワークの把持状態を保持
する保持手段が設けられているので、移動ユニットの移
動中に、グリッパ移動手段や流体圧発生手段への電力の
供給、およびグリッパ制御手段や流体圧発生手段への情
報信号の伝送を行なわずに、ワークを搬送することがで
きる。
【0026】また、移動ユニット移動手段をラックとピ
ニオン機構によるものとすることで、高周波電源や制御
情報信号生成手段と移動ユニットとの間に電気配線や流
体配管が必要なくなるので、移動ユニット移動手段をラ
ックとピニオン機構によるものとすることで同一のレー
ルに複数の移動ユニットを設けることができ、これら複
数の移動ユニットによる協調制御を行なうことができる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の直動型ローダの第1実施例の概略斜視
図である。
【図2】図1に示した直動型ローダの移動ユニットのx
軸移動機構の例を示し、同図(a)はボールねじ機構に
よる場合の概略斜視図、同図(b)はラックとピニオン
機構による場合の概略斜視図である。
【図3】図1に示した直動型ローダの電気的な構成を示
すブロック図である。
【図4】図1に示した直動型ローダの第1の給電装置の
概略斜視図である。
【図5】図1に示した直動型ローダの第2の給電装置の
概略斜視図である。
【図6】図1に示した直動型ローダの油圧発生装置の構
成図である。
【図7】図1に示した直動型ローダで複数の移動ユニッ
トを設けた場合の作業の例を示す図で、同図(a)は受
渡し作業を行なう場合、同図(b)は分担作業を行なう
場合、同図(c)は共同作業を行なう場合をそれぞれ示
す。
【図8】本発明の直動型ローダの第2実施例の第1の情
報伝送装置を説明するための要部斜視図である。
【図9】本発明の直動型ローダの第3実施例の要部構成
を示す正面図である。
【図10】従来の直動型ローダの概略斜視図である。
【符号の説明】
1、61 走行レール 2、62、82 移動ユニット 2a ガイド溝 3 z軸サーボモータ 4、7、17 エンコーダ 5、8 ボールねじ 6 x軸サーボモータ 9 ボールナット 10 ラック 11 ピニオンギヤ 15 グリッパ支持部材 16 θ回転サーボモータ 18 グリッパ 18a 油圧シリンダ 18b ロッド 20 油圧発生装置 21 油圧ポンプ駆動モータ 22 油タンク 23 ソレノイドバルブ 24 チェックバルブ 25 前進用圧力スイッチ 26 油圧ポンプ 27 リリーフバルブ 28 後退用圧力スイッチ 30、95 ワーク 40、68、80 情報伝送部 41、69、81 高周波インバータ 42、70 第1の給電装置 42a、43a、44a、45a 一次側伝送部 42b、43b、44b、45b 二次側伝送部 43 第1の情報伝送装置 44、84 第2の給電装置 45、85 第2の情報伝送装置 46、49、67、86 整流平滑回路 47 x軸コントローラ 48、51、87 情報伝送回路 50 z軸コントローラ 52 θコントローラ 63 固定側発光素子 64 移動側受光素子 65 固定側受光素子 66 移動側発光素子 83 空圧グリッパ 83a ハンド部 83b 圧縮ばね 90 空圧発生装置 91 コンプレッサモータ 92 コンプレッサ 93 レギュレータ 94 電磁バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜本 浩志 福岡県北九州市八幡西区黒崎城石2番1号 株式会社安川電機内 (72)発明者 平賀 義二 福岡県北九州市八幡西区黒崎城石2番1号 株式会社安川電機内 (72)発明者 青山 義雄 愛知県名古屋市昭和区吹上町1丁目65番地 2

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レールに沿って移動可能に設けられた移
    動ユニットと、該移動ユニットにレールと垂直方向に移
    動可能に設けられ、加圧流体の供給により駆動されるハ
    ンド部でワークを把持するグリッパとを有し、前記移動
    ユニットおよびグリッパは、それぞれ外部からの電力の
    供給により駆動されるとともに外部からの情報信号の伝
    送により動作が制御される直動型ローダにおいて、 前記移動ユニットを移動させる移動ユニット移動手段に
    電力を供給するために、高周波電源からの高周波電圧
    を、高周波電磁誘導を利用して前記移動ユニット移動手
    段に伝送する第1の給電装置と、 制御情報信号生成手段からの情報信号を、高周波電磁誘
    導を利用して前記移動ユニットの移動を制御する移動ユ
    ニット制御手段に伝送する第1の情報伝送装置と、 前記グリッパを移動させるグリッパ移動手段および前記
    グリッパのハンド部を開閉しその動作を制御する流体圧
    発生装置に電力を供給するために、前記高周波電源から
    の高周波電圧を、高周波電磁誘導を利用して前記グリッ
    パ移動手段および前記流体圧発生装置に伝送する第2の
    給電装置と、 前記制御情報信号生成手段からの情報信号を、高周波電
    磁誘導を利用して前記グリッパの駆動を制御するグリッ
    パ制御手段および前記流体圧発生装置に伝送する第2の
    情報伝送装置とを有し、 前記流体圧発生装置には、前記グリッパのハンド部によ
    るワークの把持状態を保持する保持手段を有することを
    特徴とする直動型ローダ。
  2. 【請求項2】 前記第1の給電装置は、前記高周波電源
    に接続された巻線が前記レールに沿ってループ状に巻回
    された一次側伝送部と、該一次側伝送部と対向して前記
    移動ユニットに固定されたコアに、前記移動ユニット移
    動手段に接続された巻線が巻回された二次側伝送部とで
    構成され、 前記第1の情報伝送装置は、制御情報信号生成手段に接
    続された巻線が前記レールに沿ってループ状に巻回され
    た一次側伝送部と、該一次側伝送部と対向して前記移動
    ユニットに固定されたコアに、前記移動ユニット制御手
    段に接続された巻線が巻回された二次側伝送部とで構成
    される請求項1に記載の直動型ローダ。
  3. 【請求項3】 高周波電磁誘導を利用して前記移動ユニ
    ットの移動を制御する移動ユニット制御手段に伝送する
    第1の情報伝送装置にかえて、光パルス信号を利用して
    前記移動ユニットの移動を制御する移動ユニット制御手
    段に伝送する第1の情報伝送装置とした請求項1に記載
    の直動型ローダ。
  4. 【請求項4】 前記第1の情報伝送装置は、制御情報信
    号生成手段に接続されて固定され、電気信号を光信号に
    変換する電気・光変換素子と、前記移動ユニットに固定
    されるとともに前記移動ユニット制御手段に接続され、
    前記電気・光変換素子から出射される光信号が入射され
    て該光信号を電気信号に変換する光電変換素子とで構成
    される請求項3に記載の直動型ローダ。
  5. 【請求項5】 前記第2の給電装置は、前記グリッパの
    作業ポイントに対応する所定の位置に固定されたコア
    に、前記高周波電源に接続された巻線が巻回された一次
    側伝送部と、前記グリッパが作業ポイントにあるとき該
    一次側伝送部と対向するように前記移動ユニットに固定
    されたコアに、前記グリッパ移動手段および前記流体圧
    発生手段に接続された巻線が巻回された二次側伝送部と
    で構成され、 前記第2の情報伝送装置は、前記グリッパの作業ポイン
    トに対応する所定の位置に固定されたコアに、前記制御
    情報信号生成手段に接続された巻線が巻回された一次側
    伝送部と、前記グリッパが作業ポイントにあるとき該一
    次側伝送部と対向するように前記移動ユニットに固定さ
    れたコアに、前記グリッパ制御手段および前記流体圧発
    生装置に接続された巻線が巻回された二次側伝送部とで
    構成される請求項1ないし4のいずれか1項に記載の直
    動型ローダ。
  6. 【請求項6】 前記移動ユニット移動手段は、前記移動
    ユニットに回転自在に設けられ、前記レールと平行に配
    置されたラックと噛み合うピニオンギヤを回転させるた
    めの、前記移動ユニットに固定されたサーボモータであ
    る請求項1ないし5のいずれか1項に記載の直動型ロー
    ダ。
  7. 【請求項7】 同一のレールに複数の移動ユニットが設
    けられた請求項6に記載の直動型ローダ。
  8. 【請求項8】 前記流体圧発生装置は油圧発生装置であ
    るとともに、前記グリッパは油圧シリンダの駆動により
    前記ハンド部が開閉される油圧グリッパであり、 前記油圧発生装置は、前記第2の給電装置を介して前記
    高周波電源から供給される電力により駆動される油圧ポ
    ンプと、該油圧ポンプと前記油圧シリンダとの間に設け
    られ、前記第2の情報伝送装置を介して前記制御情報信
    号生成手段から伝送される情報信号により制御されるソ
    レノイドバルブとを有し、 前記保持手段は、前記ソレノイドバルブと前記油圧シリ
    ンダとの間に設けられたチェックバルブである請求項1
    ないし7のいずれか1項に記載の直動型ローダ。
  9. 【請求項9】 前記流体圧発生装置は空圧発生装置であ
    るとともに、前記グリッパは前記空圧発生装置から加圧
    空気が供給されることで前記ハンド部が開かれる空圧グ
    リッパであり、 前記空圧発生装置は、前記第2の給電装置を介して前記
    高周波電源から供給される電力により駆動されるコンプ
    レッサと、該コンプレッサと前記空圧グリッパとの間に
    設けられ、前記第2の情報伝送装置を介して前記制御情
    報生成手段から伝送される情報信号により制御される電
    磁バルブとを有し、 前記保持手段は、前記ハンド部が閉じる方向に付勢して
    いるばねである請求項1ないし7のいずれか1項に記載
    の直動型ローダ。
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