JPH0740195A - Nc装置 - Google Patents

Nc装置

Info

Publication number
JPH0740195A
JPH0740195A JP18974993A JP18974993A JPH0740195A JP H0740195 A JPH0740195 A JP H0740195A JP 18974993 A JP18974993 A JP 18974993A JP 18974993 A JP18974993 A JP 18974993A JP H0740195 A JPH0740195 A JP H0740195A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
machining
machine tool
dimension
correction amount
work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18974993A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Yoshikawa
吉川  和宏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP18974993A priority Critical patent/JPH0740195A/ja
Publication of JPH0740195A publication Critical patent/JPH0740195A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Control Of Machine Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業員による寸法計測を要することなくワー
ク加工の寸法誤差を解消することができ、これにより作
業員の負担を軽減できるとともに処理速度の向上が図れ
るNC装置を提供する。 【構成】 ワーク加工を連続的に繰り返し実行するNC
工作機1がある。このNC工作機1のワーク加工の回数
または時間を運転量として検出し、その運転量と第1の
補正量決定条件とに応じてNC工作機1の加工寸法に対
する第1の補正量を決定する。この第1の補正量に従
い、NC工作機1の加工寸法を制御する。また、ワーク
加工の実際の出来上がり寸法を計測器3で計測し、その
計測値と第2の補正量決定条件とに応じてNC工作機1
の加工寸法に対する第2の補正量を決定する。この第2
の補正量に従い、NC工作機1の加工寸法を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、旋盤等でワーク加工
を行なうNC装置に関する。
【0002】
【従来の技術】旋盤等を用いてワーク加工を行なうNC
工作機では、ワーク加工の回数が増えるに従って刃が磨
耗するため、図6に示すように加工対象物の寸法に誤差
が現れる。なお、図6における寸法誤差は、加工対象物
への穴開け加工に際し、穴の内径寸法が基準値に対して
どれだけずれているかを正方向(+)および負方向
(−)について示したものである。
【0003】この寸法誤差を解消するため、従来、ワー
ク加工の終了時に作業員が出来上がり寸法を計測し、そ
の計測値を基に刃の位置または加工対象物の位置を調節
するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】加工ごとに寸法をいち
いち計測する作業は、作業員にとって大変に面倒であ
り、ワーク加工が連続する場合には処理の遅れを招いて
しまう。この発明は上記の事情を考慮したもので、作業
員による寸法計測を要することなくワーク加工の寸法誤
差を解消することができ、これにより作業員の負担を軽
減できるとともに処理速度の向上が図れるNC装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明のNC装置
は、ワーク加工を繰り返し実行するNC工作機と、この
NC工作機の運転量を検出する検出手段と、この検出し
た運転量に応じてNC工作機の加工寸法に対する補正量
を決定する手段と、この補正量に従ってNC工作機の加
工寸法を制御する手段とを備える。
【0006】第2の発明のNC装置は、第1の発明のN
C装置の構成に加えて、NC工作機によるワーク加工の
出来上がり寸法を計測する手段と、この計測値および前
記加工寸法に対する補正量に従ってNC工作機の加工寸
法を制御する手段とを備える。第3の発明のNC装置
は、第1および第2の発明のNC装置における検出手段
が、ワーク加工の回数または時間を運転量として検出す
る。
【0007】
【作用】第1の発明のNC装置では、NC工作機によ
り、ワーク加工が繰り返し実行される。このNC工作機
の運転量が検出され、その運転量に応じてNC工作機の
加工寸法に対する補正量が決定される。この補正量に従
い、NC工作機の加工寸法が制御される。
【0008】第2の発明のNC装置では、第1の発明の
NC装置の作用に加え、ワーク加工の実際の出来上がり
寸法が計測される。この計測値および上記決定される補
正量に従い、NC工作機の加工寸法が制御される。第3
の発明のNC装置では、第1および第2の発明のNC装
置において、ワーク加工の回数または時間が運転量とし
て検出される。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1に示すように、NC工作機1にN
C制御部2および計測器3が接続される。このNC制御
部2および計測器3にデータ処理部4が接続される。
【0010】NC工作機1は、ワーク加工、たとえば旋
盤による加工対象物への穴開け加工を連続的に繰り返し
実行する。計測器3は、NC工作機1によるワーク加工
の出来上がり寸法、つまり穴の内径寸法を計測する。
【0011】NC制御部2は、NC工作機1の運転の開
始/停止を制御するとともに、NC工作機1のワーク加
工の回数nをそのNC工作機1の運転量として検出し、
この検出した運転量とあらかじめ記憶している第1の補
正量決定条件とに応じてNC工作機1の加工寸法に対す
る第1の補正量を決定し、この第1の補正量に従ってN
C工作機1の加工寸法を制御する。これは、定性的自動
制御、いわゆるシーケンス制御である。
【0012】補正量決定条件は、NC工作機1における
旋盤の刃の磨耗具合にある決まった変化があって、それ
が基になって図6のような寸法誤差が生じることに着目
しており、実際に図6のデータに従い、寸法誤差を解消
するための補正量を定めている。
【0013】データ処理部4は、計測器3で計測される
内径寸法とあらかじめ設定される基準値との差を寸法誤
差として求め、その寸法誤差とあらかじめ記憶している
第2の補正量決定条件(図2に示す)とに応じてNC工
作機1の加工寸法に対する第2の補正量を決定する。こ
の第2の補正量はNC制御部2に知らされる。
【0014】また、NC制御部2は、第1の補正量によ
る加工寸法制御の後、データ処理部4で決定される第2
の補正量に従ってNC工作機1の加工寸法を制御する。
これは、定量的自動制御、いわゆるフィードバック制御
である。
【0015】つぎに、上記の構成の作用を図3のフロー
チャートを参照して説明する。NC制御部2で運転開始
の操作を行なうと、NC工作機1が起動し、ワーク加工
が連続的に繰り返し実行される。
【0016】このとき、ワーク加工が実行されるごと
に、NC制御部2内の回数カウンタに“1”が加算され
る。この回数カウンタのカウント値nは、すなわちワー
ク加工の回数に相当する。
【0017】この回数nとNC制御部2内にあらかじめ
記憶されている第1の補正量決定条件とに応じて、NC
工作機1の加工寸法に対する第1の補正量が決定され
る。この第1の補正量に従い、NC工作機1の加工寸法
が制御される。つまり、寸法誤差が零となる方向に、N
C工作機1における旋盤の刃の位置または加工対象物の
位置が動かされる。
【0018】したがって、NC工作機1における旋盤の
刃が磨耗しても、それを補う形で加工寸法が変化し、図
4に示すように、ワーク加工の寸法誤差を小さく抑える
ことができる。
【0019】ただし、これでもまだ寸法誤差が存在する
ことを考慮し、NC工作機1で1つのワーク加工が終了
するごとに、ワーク加工の出来上がり寸法が計測器3で
計測される。
【0020】計測器3の計測値はデータ処理部4に知ら
され、そこでNC工作機1の加工寸法に対する第2の補
正量が決定される。すなわち、まず計測値と基準値との
差が寸法誤差として求められ、その寸法誤差が第2の補
正量決定条件(図2)のどの領域に存するか監視され
る。
【0021】領域は7つに分かれ、寸法誤差が“+7μ
m”未満ないし“−5μm”以上の範囲における5つの
領域+OK2 ,+OK1 ,OK,−OK1 ,−OK2 のいずれかに
存すれば、良品との判定が下される。“+7μm”以上
および“−5μm”未満の2つの領域+NG,−NGのいず
れかに存すれば、不良品との判定が下される。
【0022】各領域への存在回数Nがカウントされ、カ
ウント数Nがそれぞれの設定値に達すると、対応する補
正量が選択される。たとえば、寸法誤差が領域+OK2
2回存すると、補正量“−3μm”が選択される。領域
+OK1 に3回存すると、補正量“−2μm”が選択され
る。領域OKに存すると、補正量“0μm”が選択され
る。領域−OK1 に4回存すると、補正量“+1μm”が
選択される。領域−OK2 に2回存すると、補正量“+2
μm”が選択される。カウント数Nは、設定値に到達
後、クリアされる。
【0023】選択された補正量は決定データとしてNC
制御部2に知らされる。NC制御部2では、第1の補正
量による加工寸法制御を実行した後、データ処理部4で
決定される第2の補正量に従ってNC工作機1の加工寸
法を制御する。
【0024】なお、領域+NGに2回存すると、NC工作
機1の運転を停止するためのストップ指令が選択され
る。領域−NGに2回存すると、NC工作機1の運転を停
止するためのストップ指令が選択される。ストップ指令
の選択に際しては、NC工作機1の運転が停止する。
【0025】このように、定性的な第1の補正を行なう
だけでなく、実際の寸法誤差を計測しそれをNC工作機
1の加工寸法にフィードバックすることにより、図5に
示すように、ワーク加工の寸法誤差およびばらつきを図
4の場合よりもさらに小さく抑えることができる。
【0026】とくに、ワーク加工の出来上がり寸法を作
業員がいちいち計測する必要がないので、作業員にかか
る負担が大幅に軽減されるとともに、処理の中断がなく
なって処理速度の向上が図れる。
【0027】なお、上記実施例では、NC工作機1の運
転量としてワーク加工の回数を検出したが、ワーク加工
の時間を検出するようにしてもよい。すなわち、時間と
回数は比例関係にある。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、第1の発明のNC装
置は、ワーク加工を繰り返し実行するNC工作機と、こ
のNC工作機の運転量を検出する検出手段と、この検出
した運転量に応じてNC工作機の加工寸法に対する補正
量を決定する手段と、この補正量に従ってNC工作機の
加工寸法を制御する手段とを備えたので、ワーク加工の
寸法誤差を解消することができ、処理速度の向上が図れ
る。
【0029】第2の発明のNC装置は、ワーク加工を繰
り返し実行するNC工作機と、このNC工作機の運転量
を検出する検出手段と、この検出した運転量に応じてN
C工作機の加工寸法に対する補正量を決定する手段と、
NC工作機によるワーク加工の出来上がり寸法を計測す
る手段と、この計測値および前記補正量に従ってNC工
作機の加工寸法を制御する手段とを備えたので、作業員
による寸法計測を要することなくワーク加工の寸法誤差
および出来上がり寸法のばらつきを解消することがで
き、これにより作業員の負担を軽減できるとともに処理
速度の向上が図れる。
【0030】第3の発明のNC装置は、第1および第2
の発明のNC装置において、ワーク加工の回数または時
間を運転量として検出する構成としたので、ワーク加工
の回数または時間に従って変化する各磨耗域に応じた補
正量を正確に設定でき、ワーク加工の寸法誤差を解消す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の構成を示すブロック図。
【図2】同実施例の第2の補正量決定条件のフォーマッ
トを示す図。
【図3】同実施例の作用を説明するためのフローチャー
ト。
【図4】同実施例の第1の補正を行なった場合の寸法誤
差を示す図。
【図5】同実施例の第1および第2の補正を行なった場
合の寸法誤差を示す図。
【図6】従来の寸法誤差を示す図。
【符号の説明】
1…NC工作機、2…NC制御部、3…計測器、4…デ
ータ処理部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワーク加工を繰り返し実行するNC工作
    機と、このNC工作機の運転量を検出する検出手段と、
    この検出した運転量に応じて前記NC工作機の加工寸法
    に対する補正量を決定する手段と、この補正量に従って
    前記NC工作機の加工寸法を制御する手段とを備えたこ
    とを特徴とするNC装置。
  2. 【請求項2】 NC工作機によるワーク加工の出来上が
    り寸法を計測する手段と、この計測値および前記加工寸
    法に対する補正量に従って前記NC工作機の加工寸法を
    制御する手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載
    のNC装置。
  3. 【請求項3】 検出手段は、ワーク加工の回数または時
    間を運転量として検出することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載のNC装置。
JP18974993A 1993-07-30 1993-07-30 Nc装置 Pending JPH0740195A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18974993A JPH0740195A (ja) 1993-07-30 1993-07-30 Nc装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18974993A JPH0740195A (ja) 1993-07-30 1993-07-30 Nc装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0740195A true JPH0740195A (ja) 1995-02-10

Family

ID=16246543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18974993A Pending JPH0740195A (ja) 1993-07-30 1993-07-30 Nc装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0740195A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015016223A1 (ja) * 2013-07-30 2015-02-05 本田技研工業株式会社 円形穴加工方法及び円形穴加工装置
WO2015016224A1 (ja) * 2013-07-30 2015-02-05 本田技研工業株式会社 円形穴加工方法及び円形穴加工装置
JP2016051359A (ja) * 2014-09-01 2016-04-11 村田機械株式会社 補正量入力装置及び補正量の入力方法
WO2017216905A1 (ja) * 2016-06-15 2017-12-21 三菱電機株式会社 測長制御装置、製造システム、測長制御方法および測長制御プログラム

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2015016223A1 (ja) * 2013-07-30 2017-03-02 本田技研工業株式会社 円形穴加工方法及び円形穴加工装置
WO2015016223A1 (ja) * 2013-07-30 2015-02-05 本田技研工業株式会社 円形穴加工方法及び円形穴加工装置
US9914177B2 (en) 2013-07-30 2018-03-13 Honda Motor Co., Ltd. Round hole machining method and round-hole machining device
GB2531481A (en) * 2013-07-30 2016-04-20 Honda Motor Co Ltd Round hole machining method and round-hole machining device
JP6029761B2 (ja) * 2013-07-30 2016-11-24 本田技研工業株式会社 円形穴加工方法及び円形穴加工装置
JP6067119B2 (ja) * 2013-07-30 2017-01-25 本田技研工業株式会社 円形穴加工方法及び円形穴加工装置
WO2015016224A1 (ja) * 2013-07-30 2015-02-05 本田技研工業株式会社 円形穴加工方法及び円形穴加工装置
JPWO2015016224A1 (ja) * 2013-07-30 2017-03-02 本田技研工業株式会社 円形穴加工方法及び円形穴加工装置
US9862034B2 (en) 2013-07-30 2018-01-09 Honda Motor Co., Ltd. Round hole machining method and round hole machining device
GB2531481B (en) * 2013-07-30 2017-04-12 Honda Motor Co Ltd Round hole machining method and round-hole machining device
JP2016051359A (ja) * 2014-09-01 2016-04-11 村田機械株式会社 補正量入力装置及び補正量の入力方法
WO2017216905A1 (ja) * 2016-06-15 2017-12-21 三菱電機株式会社 測長制御装置、製造システム、測長制御方法および測長制御プログラム
JP6400254B2 (ja) * 2016-06-15 2018-10-03 三菱電機株式会社 測長制御装置、製造システム、測長制御方法および測長制御プログラム
JPWO2017216905A1 (ja) * 2016-06-15 2018-11-22 三菱電機株式会社 測長制御装置、製造システム、測長制御方法および測長制御プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10788807B2 (en) Method for compensating milling cutter deflection
WO2006016420A1 (ja) ワークを加工する加工方法
JP2006205350A (ja) 工具損傷異常検出装置
JPS6116568B2 (ja)
JP6877729B2 (ja) 工作機械におけるサーボモータ制御装置のパラメータ調整システム
KR20180024093A (ko) 실제 이송속도가 반영된 절삭부하를 기준으로 한 공작기계의 공구 손상 모니터링 방법
US6859680B2 (en) Numerical controlling unit having tool-breakage detecting function
KR101787347B1 (ko) 실시간 보정되는 기준절삭부하에 기초한 공작기계의 제어방법
JP3566014B2 (ja) 加工装置
JPH0740195A (ja) Nc装置
JP2007105809A (ja) 工作機械の主軸駆動ベルトのスリップ検出方法
JP2748889B2 (ja) 工具の摩耗補正装置
JP2006150504A (ja) びびり振動予測防止加工装置、びびり振動予測防止加工装置のびびり振動予測防止方法
US6621032B1 (en) Wire cutting electric discharging machining method based upon predicted discharge gap
JP2002328707A (ja) 数値制御装置
JP3305732B2 (ja) 平面研削盤の制御方法
JPH029554A (ja) 切削用工具損傷検出装置
KR101714173B1 (ko) 공작기계의 가공속도 제어시스템 및 제어방법
JPH0621637Y2 (ja) 数値制御装置
KR102676632B1 (ko) 공구마모 변화량 기반 공구마모 추정 모델 생성 방법
JP2000084797A (ja) Nc機械の制御装置
JP2003326437A (ja) 加工装置
JPH11123637A (ja) Nc装置の工具寸法計測方法
JP3300384B2 (ja) 研削盤の制御方法
JP2699277B2 (ja) 工作機械の数値制御方法