JPH0739516U - 止め具付き伸縮自在ベルト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】自動車内の芳香剤、筆記具、アクセサリ−等を
日除けに固定する。 【構成】環状に形成された伸縮自在なベルトに、止め具
を備えた。特に前記環状に形成された伸縮自在なベルト
の全長は、２０ｃｍ以上２９ｃｍ以下である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は、自動車の日除けなどに捲着して使用する止 め具付き伸縮自在ベルトに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来自動車内に、筆記具、芳香剤、アクセサリ−等を固定し ておくためには、両面テープなどの粘着剤を用いて自動車の内装に直接取り付け たり、専用の取り付け具を用いていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】しかしながら、両面テープなど粘着剤を用 いた場合、着脱を頻繁に行うと粘着力が低下するので、頻繁に使用する物の取り 付けには不向きだった。 また、粘着剤で長時間取り付けておくと取り外した際に粘着剤が自動車の内装 に残り汚くなるといったことが起きた。 また、筆記具などを固定するための専用の取り付け具は汎用性がないので、例 えば芳香剤と筆記具など異なる物を同時に取り付けることができなかった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】環状に形成された伸縮自在なベルトに、止め 具を備えたことを特徴とし、特に前記環状に形成された伸縮自在なベルトの全長 は、２０ｃｍ以上２９ｃｍ以下であることを特徴とする。

【０００５】

【作用】この考案に係る伸縮自在ベルトは、次のようにして使用する。すな わち伸縮自在ベルトを自動車の日除け等に捲着する。そして、伸縮自在ベルトに 備えられた止め具と、筆記具、芳香剤、アクセサリ−等に備えられた止め具とが 互いに掛合あるいは吸引などを行うことにより、伸縮自在ベルトに筆記具、芳香 剤、アクセサリ−等を固定する。

【０００６】

【実施例】

（実施例１） 図１は本考案の実施例１を示す斜視図、図２は本考案の実施例１の使用状態を 示す斜視図、図３は本考案の実施例１の使用状態を示すための芳香剤の斜視図で ある。合成ゴムが混入された伸縮自在なベルト１は、端部２が縫着されることに より環状に形成されている。表面に複数のループ３を備えた止め具４は、ベルト １の表面に端部５が逢着されている。止め具４は伸縮性がないので、ベルト１は 止め具４が逢着されていない部分が伸縮するようになっている。

【０００７】 以上のように構成された止め具付き伸縮自在ベルトは、図２のように自動車の 日除け６に捲着する。すなわち自動車に備えられた日除け支持具７には、日除け ６の軸８が着脱可能に握着されているので、軸８を一旦はずし環状のベルト１を 日除け６に捲着後、軸８を日除け支持具７に再び握着する。ベルト１は伸びた状 態で捲着されるので、適当な締め付け力で日除け６に固定される。従って悪路な どで自動車が揺れてもベルト１は動くことなく確実に日除け６に固定できる。

【０００８】 実施例１のベルト１の全長は略２４ｃｍである。一般に自動車の日除けの外周 は略３０ｃｍなので、幅が３ｃｍ以下のベルトの全長は２０ｃｍ〜２８ｃｍにし ておくと適当な締め付け力が得られる。また幅が３ｃｍを越えるベルトの全長は 、２４〜２９ｃｍにするのが良い。ただしベルトの全長はベルトの伸び率に合わ せて適当な長さにする。

【０００９】 止め具４に、筆記具、芳香剤、アクセサリ−等を取り付ける際には、これらに 止め具４の複数のループ３と互いに掛合可能な複数の鈎、あるいは突起を有する 止め具を備えておき、互いに掛合させて固定する。

【００１０】 実施例１の芳香剤９は容器１０の内部に液体芳香剤が格納され、容器１０の上 部の複数の芳香穴１１より気化した液体芳香剤の香りが漂うようになっている。 芳香剤９の略中央には止め具１２が粘着剤により固着されている。止め具１２は 複数の鈎１３が設けられているので、止め具１２を日除け６に巻かれたベルト１ の止め具４に押しつけると、止め具４の複数のループ３と止め具１２の複数の鈎 １３は掛合し、芳香剤９はベルト１に確実に固定できる。芳香剤７は前記複数の 掛合がはずれると日除け６より取り外すことができるので、着脱自在である。芳 香剤９は、芳香穴１１がフロントガラス１４側になるように配置するので、陽射 しが強いときに日除け６をＡの方向に回転させても内部の液体芳香剤が芳香穴１ １より漏れることはない。芳香剤以外にも筆記具１５やアクセサリ−等も同様な 方法で着脱可能に取り付けできる。また、図２のようにベルト１と日除け６の間 にメモカード１６を挟んでおくこともできる。

【００１１】 実施例１ではベルト１は両端部を逢着により環状にしているが、両端に掛合手 段を備えておいてそれらを互いに掛合することで環状にしてもよい。 （実施例２）

【００１２】 図４は本考案の実施例２を示す斜視図である。合成ゴムが混入された伸縮自在 なベルト１７は、端部１８が縫着されることにより環状に形成されている。表面 にはゴム磁石１９が接着により固定されている。自動車の日除けへの取り付けは 実施例１と同様に行う。 ゴム磁石１９に、筆記具、芳香剤、アクセサリ−等を取り付ける際には、これ らに鉄板等の透磁率の高い部材を備えておけば、ゴム磁石１９に吸引されるので 着脱可能に取り付けできる。ゴム磁石１９は、伸縮ベルトの裏側に取り付けても 、あるいは伸縮ベルトを多層にしてその間に挟んでもよい。またゴム磁石以外に もフェライト磁石やプラスチック磁石を用いてもよい。

【００１３】

【考案の効果】環状に形成された伸縮自在なベルトに、止め具を備えたこと により、伸縮自在ベルトを自動車の日除けに簡単にしかも動かないように確実に 捲着するとともに、自動車内の芳香剤、筆記具、アクセサリー等を着脱可能に取 り付けることが可能になった。特に粘着剤を自動車に付けないので、粘着剤で自 動車の内装が汚れることがない。また本考案の伸縮自在ベルトを自動車の日除け に取り付けた場合、日除け本来の動作を阻害しない。 また、取り付け具さえ合っていれば、取り付ける物は何でもよく、例えば芳香 剤と筆記具とアクセサリ−など、専用の取り付け具なくして異なる物を取り付け ることができる。また本考案の伸縮自在ベルトは自動車内のインテリアにもなる 。

【００１４】 さらに、前記環状に形成された伸縮自在なベルトの全長を、２０ｃｍ以上２９ ｃｍ以下にすることにより、自動車の日除けに適当な締め付け力で固定できるの で、悪路走行した際にも伸縮自在ベルトが動いたりずれたりしない。すなわち自 動車内の芳香剤、筆記具、アクセサリー等を確実に自動車内に固定できる。 本実施例では、自動車の日除けへの応用例を示したが、自動車以外にも本考案 の伸縮自在ベルトを用いても良い。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例１を示す斜視図。

【図２】本考案の実施例１の使用状態を示す斜視図。

【図３】本考案の実施例１の使用状態を示すための芳香
剤の斜視図。

【図４】本考案の実施例２を示す斜視図

【符号の説明】

１ ベルト ３ ループ ４ 止め具 ６ 日除け ９ 芳香剤 １２ 止め具 １３ 鈎 １７ ベルト １９ ゴム磁石

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】環状に形成された伸縮自在なベルトに、止
   め具を備えたことを特徴とする止め具付き伸縮自在ベル
   ト。
2. 【請求項２】前記環状に形成された伸縮自在なベルトの
   全長は、２０ｃｍ以上２９ｃｍ以下であることを特徴と
   する請求項１記載の止め具付き伸縮自在ベルト。