JPH0738598A - ネットワークアダプタ群管理装置 - Google Patents

ネットワークアダプタ群管理装置

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JPH0738598A
JPH0738598A JP5158381A JP15838193A JPH0738598A JP H0738598 A JPH0738598 A JP H0738598A JP 5158381 A JP5158381 A JP 5158381A JP 15838193 A JP15838193 A JP 15838193A JP H0738598 A JPH0738598 A JP H0738598A
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JP
Japan
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network
data
terminal
host
communication path
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Application number
JP5158381A
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English (en)
Inventor
Yutaka Hirasawa
裕 平沢
Toshiaki Oshita
敏明 大下
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接続されている回線に故障等が発生しても比
較的高い稼働率を維持できるネットワークシステムを提
供することである。 【構成】 ネットワークシステムは、ネットワーク6
と、ネットワーク6に接続され、通信路を確立して相互
にデータを伝送するホストシステム1、2と複数の端末
システム3、4と、ネットワーク6に接続された管理装
置5を有する。管理装置5は、ネットワーク6上を伝送
されるデータをチェックし、端末システム3、4とホス
トシステム1、2間に通信路が確立された後、端末シス
テム3、4からホストシステム1、2にデータが伝送さ
れたが、ホストシステム1、2から端末システム3、4
へのデータの伝送が行われないまま通信路が切断された
際に、異常であると判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数のネットワーク
アダプタを管理するネットワークアダプタ群管理装置及
びそのネットワークアダプタ群管理装置を有するネット
ワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】ネットワークアダプタ(以下、NAと略
称する)は、図7(a)に示す従来のホスト装置と端末
からなるネットワークシステムに大きな変更を与えずに
ローカルエリアネットワーク(LAN)を導入するため
に開発されたアダプタであり、図7(b)に示すよう
に、ホスト装置及び端末装置とLANの間に配置される
(図7(b)の例は、NAがサポートする回線の数を4
とする)。
【0003】なお、ホスト装置は、図8に示すように、
外部データベース、電子メールホスト、パソコン通信ホ
スト等へアクセスするための公衆回線やパケット交換網
であってもよい。
【0004】図7(b)又は図8のシステムにおいて、
ユーザがホスト装置をアクセスするための手順を図9を
参照して説明する。ユーザは端末から端末側NAに接続
要求命令(C Host)を入力する(ステップS
1)。この際、ユーザはホスト側NAを指定する。端末
側NAはホスト側NAに対し、接続要求(CR−TPD
U)を発行する(ステップS2)。ホスト側NAは回線
のポートに空きがあれば、肯定応答(CC−TPDU)
を返し(ステップS3)、空きがなければ、否定応答
(RJ−TPDU)を返す(ステップS4)。
【0005】肯定応答に応答して、端末は「接続成功」
を表示し(ステップS5)、端末とホスト間でデータの
送受信が行われ(ステップS6)。否定応答に応答し
て、端末は「接続失敗」を表示する(ステップS7)。
【0006】ユーザがホスト側NAを特定する方法とし
ては、相手NAのLAN上のアドレス(Ethernetアドレ
ス等のMACアドレスとTCP/IPのIPアドレス等
のネットワークアドレスの2タイプがある)と、アドレ
スに付与された名前(ニックネーム)を用いる方法があ
る。名前を用いる場合、入力された名前はなんらかの方
法で、アドレスに変換される。
【0007】名前をアドレスに変換する方法としては、
NA内部でローカルに変換する方法が簡単で一般的に使
用されている。この方法では、端末側NA内部に名前と
それに対応するアドレスをユーザが設定する。図7
(b)のように、ホストに複数のNAが接続されている
場合に備えて、1つの名前に対して複数のアドレスを登
録可能である。端末側NAは接続要求が入力されたと
き、入力された名前に対応するアドレスを順番に指定し
て肯定応答が返されるまで相手NAに接続コマンドを発
信する。これにより、ユーザは要求を1回入力するだけ
でホスト側NAの回線ポートに空きがあるかどうかを知
ることができる。
【0008】これに対し、アドレスを指定する方法で
は、指定したNAの回線が全て使われていた場合、別の
アドレスを指定して、再度接続要求を入力するという動
作を空いているNAが検出されるまで続けなければなら
ない。このためには、ユーザはホスト側NAのアドレス
を全て記憶しておく必要がある。ただし、最近では、端
末としてパソコンが多く使われておりパソコン上のソフ
トエウアにこれらのアドレスを記述し、パソコンに接続
要求とアドレスを入力させることも実行されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の接続方
法においては、ホスト側にNAを追加した場合、全ての
端末側NAにホスト側NAのアドレス及び/又は名前を
登録しなければならない。しかし、この種の作業は繁雑
であり、ユーザが登録作業を怠ったり、失念する場合が
ある。このような場合、その登録状態(登録不備の状
態)をチェックすることは非常に困難であり、端末側N
A全てが追加されたNAのアドレスを登録したことを確
認することは相当な負担となる。
【0010】また、従来の構成では、ホスト側NAが正
常でも、その先の通信回線が故障した場合、うまく対応
できないという欠点がある。即ち、通信回線が故障して
いるホスト側NAに接続された端末は、何の応答も受け
られず、自分で接続状態を切断することになる。前述の
ように、ホスト側NAの名前を指定した場合、端末側N
Aは空いているホスト側NAを求めて順番にサーチす
る。このため、ユーザが接続状態を切断した後、再度接
続要求を入力すると、順番にサーチがおこなわれ、再び
回線が故障しているホスト側NAに接続され、無応答の
状態が発生する可能性が高い。換言すれば、故障してい
る回線に接続されたホスト側NA以降に登録されている
ホスト側NAへほとんど接続要求が供給されず、NA全
体の稼働率が低いまま、ユーザのビジー率が高くなると
いう事態が発生する。
【0011】この発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、接続されている回線に故障等が発生しても比較的高
い稼働率を維持できるネットワークシステムを提供する
ことを目的とする。
【0012】また、この発明は、ネットワークアダプタ
を用いたネットワークシステムにおいて、ネットワーク
システムの稼働率を高く維持するための管理装置を提供
することを他の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかるネットワークシステムは、ホスト
装置と、複数の端末と、ホスト装置に接続された複数の
第1のネットワークアダプタと、端末に接続された複数
の第2のネットワークアダプタと、ネットワークに接続
された監視装置を備え、各第2のネットワークアダプタ
は、端末の要求を受け、第1のネットワークアダプタを
順次指定して接続の要求を発行し、肯定応答が得られた
第1のネットワークアダプタとの間で通信路を確立し、
端末からのデータを第1のネットワークアダプタを介し
てホスト装置に供給し、ホスト装置からのデータを第1
のネットワークアダプタを介して受信して端末に供給
し、監視装置は、ネットワーク上を伝送されるデータを
チェックし、第1と第2のネットワークアダプタ間に通
信路が確立された後、第2のネットワークアダプタから
第1のネットワークアダプタにデータが伝送されたが、
第1のネットワークアダプタから第2のネットワークア
ダプタへのデータの伝送が行われないまま、該通信路が
切断された際、該第1のネットワークアダプタに接続さ
れたシステムに異常があると判定する判定手段、を備え
る。
【0014】
【作用】端末とホスト装置間の通信路が確立され、端末
からホスト装置へデータが伝送された場合、必ず、ホス
ト装置から端末へデータが返送されるはずであり、ホス
ト装置から端末へのデータの返送がない場合には、異常
があると判断できる。そこで、監視装置は、ネットワー
ク上を伝送されるデータをチェックし、第1と第2のネ
ットワークアダプタ間に通信路が確立された後、第2の
ネットワークアダプタから第1のネットワークアダプタ
にデータが伝送されたが、第1のネットワークアダプタ
から第2のネットワークアダプタへのデータの伝送が行
われないまま、該通信路が切断された際、該第1のネッ
トワークアダプタに接続されたシステムに異常があると
判定する。
【0015】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。図1は、この発明の一実施例にかかるネット
ワークシステムの構成を示す。図1において、符号1は
ホスト装置、2(2-1〜2-n)はホスト側NA(ネットワー
クアダプタ)、3(3-1〜3-m)は端末、4(4-1〜4-h)は端
末側NA、5はNA群管理装置、6はLAN(ローカル
エリアネットワーク)、PはNAの回線ポートを示す。
【0016】ホスト装置1は、端末3からの要求を受け
て処理を行い、処理結果を端末3に返送する。ホスト側
NA2は、LAN6に接続され、その回線ポートPが回
線を介してホスト装置1に接続され、LAN6上で端末
側NA4とコネクションを確立し(コネクションを張
り)、透過的なデータの送受信の機能を提供する。
【0017】端末3は、ホスト装置1に対しLAN6を
介して処理を要求し、処理の結果受信し、表示する。端
末側NA4は、LAN6に接続されると共にその回線ポ
ートPが対応する端末装置3に接続され、ホスト側NA
2とコネクションを確立し、データ送受信の機能を提供
するものであり、機能的にはホスト側NA2と同等のも
のである。NA群管理装置5は、LAN6上のデータを
監視し、NA2、4を管理する。LAN6はNA2、4
及びNA群管理装置5を接続し、データ(接続要求信
号、切断要求信号、肯定応答、否定応答等を含む)を伝
送する。
【0018】次に、NA群管理装置5の構成を図2を参
照して説明する。図2において、符号21は受信部、2
2は解析部、23は障害処理部、24は表示部、25は
送信部、26はデータベースを示す。
【0019】受信部21はLAN6上のデータを受信す
る受信部である。解析部22は受信データを解析し、N
Aの接続の可・不可、故障等を検出する。障害処理部2
3は解析部22が検出した障害ポートを表示部24に表
示し、ネットワーク管理者に通知し、障害ポートをユー
ザが使えないように設定する。
【0020】表示部24は故障ポートの管理者への通
知、解析部が収集したデータの表示等を行う。送信部2
5は端末側NA4が障害のある回線が接続された回線ポ
ートPを使用できないように設定するため、その回線ポ
ートPとの間で通信路を確立するための送信処理を行
う。
【0021】データベース26はホスト側NA2及び端
末側NA4のアドレス記憶する。次に、LAN6上を伝
送されるデータのフォーマットを図3(a)〜(c)を
参照して説明する。
【0022】図3(a)はMACレベルのプロトコルデ
ータの一例を示す。図3(a)において、符号31は宛
先アドレス(デステネーションアドレスDA)を示し、
本プロトコルデータを受信すべき装置のMACアドレス
が格納されている。Ethernetでは6バイトである。符号
32は送信元アドレス(ソースアドレスSA)を示し、
本プロトコルデータを送信した装置のMACアドレスが
格納されている。Ethernetでは6バイトである。符号3
3はタイプフィールドを示し、TCP/IP、OSI等
の上位プロトコルの種別が格納されている。なお、MA
Cによっては、本フィールドは存在しないこともある。
符号34はユーザデータであり、上位のプロトコルデー
タが入っている。
【0023】図3(b)は上位プロトコルレベルのデー
タのフォーマットを示す。このデータは概念的には、ヘ
ッダ35とユーザデータ36から構成される。ヘッダ3
5は上位プロトコルヘッダであり、上位プロトコルのコ
マンド/レスポンス37、上位プロトコルのアドレス
(宛先と送信元)、オプションパラメータ等を含む。コ
マンド/レスポンス37は、ヘッド35内にあって、本
データの意味を示す。ユーザデータ36は上位プロトコ
ルでのユーザデータであり、本来のユーザデータが入っ
ている。
【0024】ユーザデータ36は、さらに上位のプロト
コルレベルでみると、図3(c)に示すように、ヘッダ
38とデータ39からなる。なお、本実施例において使
用されるプロトコルレベルはプロトコル毎に異なる。即
ち、上位プロトコルレベルは、何層にもわたって規定さ
れることが多い。例えば、OSIでは、MACの上にデ
ータリンク層、ネットワーク層、トランスポート層、セ
ッション層等が規定されている。しかし、各層の上下関
係によるプロトコルデータの関係は図3(a)ないし
(c)に示す関係が適用される。例えば、OSIの場
合、本実施例で使用する上位プロトコルはトランスポー
トプロトコルである。
【0025】次に、図4(a)、(b)を参照して、解
析部22で使用するチェック用データの構造を説明す
る。図4(a)は解析部22で使用される接続待ちキュ
ーd1と接続待ちキューd1につながれる接続チェック
テーブルd2の構成を示す。この接続待ちキューd1に
は、接続動作を行っている端末側NAに関する情報を含
む接続チェックテーブルd2がつながれる。接続チェッ
クテーブルd2は、ホスト側NAが肯定応答を返すか、
全てのホスト側NAが否定応答を返送するまで接続待ち
キューd1につながれている。
【0026】接続チェックテーブルd2は、図4(a)
に示すように、送信元アドレス・ポート番号(送信元N
Aのアドレスとポート番号)、1回目の接続要求の送信
時刻、データベース26に登録されているホスト側NA
のアドレスのリストを含む。各ホスト側NAのアドレス
には、当該アドレスに接続要求が発行されたか否かを示
すフラグが付加されている。
【0027】図4(b)は解析部22で使用されるデー
タ処理キューd3とデータ処理キューd3につながれる
データ処理テーブルd4の構成を示す。データチェック
テーブルd4は端末側NAとホスト側NA間のコネクシ
ョンが確立した際に作成され、両方向のデータ転送が正
常に行われるか否かをチェックするためのものである。
データチェックテーブルd4は、送信側と受信側のNA
のアドレス、コネクションの確立時刻、端末側NAから
ホスト側NAへのデータ転送が行われたか否かを示すフ
ラグ、ホスト側NAから端末側NAへのデータ転送が行
われたか否かを示すフラグを含む。
【0028】次に、図面を参照してこの発明の一実施例
にかかるNAを用いたネットワークシステムの動作を説
明する。LAN6上を伝送されるデータは宛先アドレス
を持つ装置以外でも受信できる。NA群管理装置5は、
この特性を利用して、通信を行う当事者(端末、ホス
ト、NA)に影響を与えることなく、システム全体の管
理を行う。
【0029】NA群管理装置5の受信部21はLAN6
上のデータを受信すると、解析部22をコールし、解析
部22に受信データを渡す。受信データは図3(a)に
示すフォーマットを有する。
【0030】解析部22は図5のフローチャートに従っ
て動作しており、まず、ステップf1で、受信部21か
ら受信データが供給されるのを待つ。受信データが供給
されると、解析部22は、受信データからMACレベル
の宛先及び送信元アドレスを取り出す(ステップf
2)。
【0031】解析部22は取り出したアドレスがデータ
ベース26に登録されているか否かチェックする(ステ
ップf3)。即ち、宛先アドレスがデータベース26に
登録されたホスト側NAのアドレスであるか否か、送信
元アドレスがデータベース26に登録された端末側NA
のアドレスであるか否かチェックする。宛先及び送信元
のアドレスが共にデータベース26に登録されていない
場合、この受信データは異常なデータなので、廃棄する
(ステップf6)。
【0032】宛先及び送信元のアドレスの少なくとも一
方がデータベース26に登録されている場合、受信デー
タからコマンド(図3(b)の符号37)を取り出す
(ステップf4)。なお、コマンドの位置は上位プロト
コルの種類によって場所が異なるが、プロトコルが定ま
っていれば、取り出すことができる。
【0033】次に、ステップf5で、取り出したコマン
ドの処理を行う。このステップf5で行われるコマンド
処理の説明の前に、端末側NAの動作を図6を参照して
説明する。端末側NAの動作は、図6のフローチャート
に示すように、接続、データ転送、切断の各フェーズか
らなる。接続処理は、まず、接続要求を発行していない
ホスト側NAが存在するか否かをチェックし(ステップ
g1)、存在しない場合には接続処理を終了し、存在す
る場合には接続要求をそのホスト側NAに発行する(ス
テップg2)。そのホスト側NAからの応答を受信する
と(ステップg3)、受信した応答の種類をチェックし
(ステップg4)、否定応答の場合にはステップg1の
処理にリターンし、肯定応答の場合にはデータ転送処理
に移る。即ち、接続処理は相手(ホスト側NA)から肯
定応答が返送されるまで、相手NAのアドレスを変更し
つつ接続を要求し、また、全て否定応答が返送された場
合に、接続をあきらめるという処理を含む。
【0034】データ転送処理(ステップg5)は、ホス
ト装置と端末間のユーザデータの転送を仲介する処理で
ある。端末側NAとホスト側NAの接続(伝送路)が確
立された場合は、接続の目的からしてなんらかのユーザ
データの転送とそれに対する応答が行われるはずであ
り、端末側NAからホスト側NAへのデータの送信は行
われたが、ホスト側NAから端末側NAへのデータの返
送がない場合は、ホスト側NAの回線ポートに接続され
た回線の故障と判断できる。
【0035】切断処理(ステップg6)は、NA間の接
続状態を解消する処理であり、どちら側のNAから開始
してもよく、相手側が応答することで完了する。切断処
理後、ホスト側NAの当該回線ポートは空き状態とな
り、この回線ポートを使用するためには、接続処理を行
う必要がある。切断処理は、通常、端末ユーザが開始を
指示するが、ホスト装置のアプリケーションがタイムア
ウトを検出して切断処理の開始を指示したり、NAが自
線の信号オフを検出して開始する場合もある。
【0036】NA群監視装置5によるステップf5の処
理は、基本的に図6の処理手順をベースにしているが、
複数のNAを同時に監視するため、図4(a)、(b)
に示すデータ構造を用いて処理を行う。
【0037】以下、受信コマンドの種類別にNA群監視
装置5の動作を説明する。 (1) 受信データのコマンドが接続要求の場合、解析
部22は接続待キューd1を参照し、送信元アドレスと
ポート番号により特定される送信元アドレスの接続チェ
ックテーブルd2が存在するか否かをチェックする。
【0038】該当するテーブルが存在しない場合、解析
部22はあらたに接続チェックテーブルd2を作成し、
その送信元アドレス・ポート番号フィールドにソースア
ドレスを設定し、さらに、時刻フィールドに現在時刻を
設定し、宛先アドレスに対応するフィールドに送信要求
が発行されたことを示すフラグをセットして、接続待キ
ューd1に該接続待ちテーブルを接続する。
【0039】該当する接続チェックテーブルd2がすで
に存在し、接続待キューd1に接続されている場合、解
析部22はその接続チェックテーブルd2の受信した宛
先アドレスに対応するフィールドに送信要求が発行され
たことを示すフラグをセットする。
【0040】(2) 受信データが肯定応答の場合、解
析部22は接続待ちキューd1を参照し、宛先アドレス
により特定される接続チェックテーブルd2を接続待ち
キューd1から外す。さらに、解析部22は、図4
(b)に示すデータチェックテーブルd4を作成し、デ
ータ処理キューd3に接続する。データ処理キューd3
は、コネクションが確立された後、データの送受信が行
われたか否かを監視することにより、ホスト側NAの回
線ポートの障害を検出するためのものである。なお、端
末側NAのアドレスとポート番号は転送データの宛先ア
ドレスから、ホスト側NAのアドレスとポート番号は転
送データの送信元アドレスから、時刻は接続チェックテ
ーブルd2の第2フィールドから特定できる。
【0041】(3)受信データが否定応答の場合、特に
なにもしない。 (4)受信データが転送データの場合、解析部22は受
信データの宛先アドレスとデータ処理テーブルd4の第
1フィールドの端末側NAアドレスとポート番号を比較
し、一致しない場合は、次のデータ処理テーブルd4の
第1フィールドについて同様の比較動作を行う。一致し
た場合は、解析部22は受信データの送信元アドレスと
データ処理テーブルd4の第2フィールドのホスト側N
Aアドレスとポート番号を比較し、一致しない場合は、
次のデータ処理テーブルd4について同様の比較動作を
行う。一方、一致する場合には、そのデータ処理テーブ
ルd4の第4フィールドに、ホスト側NAから端末側N
Aへデータが転送されたことを示すフラグをセットす
る。
【0042】一方、全てのデータ処理テーブルd4につ
いて、宛先または送信元アドレスの少なくとも一方が一
致しなかった場合、解析部22は受信データの送信元ア
ドレスとデータ処理テーブルd4の第1フィールドの端
末側NAアドレスとポート番号を比較し、一致しない場
合は、次のデータ処理テーブルd4の第1フィールドに
ついて同様の比較動作を行う。一致した場合は、解析部
22は受信データの宛先アドレスとデータ処理テーブル
d4の第2フィールドのホスト側NAアドレスとポート
番号を比較し、一致しない場合は、次のデータ処理テー
ブルd4について同様の比較動作を行う。一方、一致す
る場合には、そのデータ処理テーブルd4の第3フィー
ルドに、端末側NAからホスト側NAへデータが転送さ
れたことを示すフラグをセットする。
【0043】なお、各NAについて、ホスト側であるか
端末側であるかの区別を示すデータをデータベース26
に設定しておき、宛先と送信元のNAがホスト側である
か端末側であるかを特定した後で、受信データに含まれ
るアドレスとデータ処理テーブルの第1・第2フィール
ドのデータを比較してもよい。
【0044】(5)受信データが切断要求の場合、解析
部22はデータ処理キューd3を参照し、切断すべきコ
ネクションの端末側NAのアドレスに対応するデータチ
ェックテーブルd4の第4及び第5フィールドを参照
し、両フィールドにフラグがセットされているか否をチ
ェックする。即ち、端末側NAからホスト側NAへのデ
ータ転送及びホスト側NAから端末側NAへのデータ転
送が共に行われたか否かをチェックする。両フラグがオ
ン、即ち、端末側NAからホスト側NAへのデータ転送
及びホスト側NAから端末側NAへのデータ転送が共に
行われた場合は、正常であり、解析部22はそのデータ
チェックテーブルd4をデータ処理キューd3より外
し、削除する。
【0045】一方、データチェックテーブルd4の第4
フィールドがオンで、第5フィールドがオフの場合、即
ち、端末側NAからホスト側NAへのデータ転送は行わ
れたが又はホスト側NAから端末側NAへのデータ転送
が行われていない場合、送信のないNAの回線ポートの
異常と考えられる。この場合、解析部22はそのデータ
チェックテーブルd4をデータ処理キューd3より外
し、データチェックテーブルd4の内容を障害処理部2
3に通知する。
【0046】(6)受信データのコマンドが接続要求
で、受信データの送信元アドレスに対応する接続チェッ
クテーブルd2がすでに存在し、しかも、受信データの
宛先アドレスに対応するNAアドレスフィールドにすで
にフラグがセットされている場合、即ち、同一の端末側
NAからすでに接続要求を発行したホスト側NAに対し
て接続要求が再発行された場合、その接続チェックテー
ブルd2を接続失敗として処理すると共に、新しい接続
処理が開始されたので、新しい接続チェックテーブルを
作成する。このような事態は、例えば、未登録のホスト
側NAがその端末側NAに存在するため、接続要求を発
行していないホスト側NAが存在するにもかかわらず、
全てのホスト側NAに接続要求を発行したと端末側NA
が誤解し、接続要求を初めから再実行した場合等に発生
する。そこで、解析部22は接続チェックテーブルd2
の内容を取り込む。
【0047】なお、接続動作が失敗に終わった場合、即
ち、全てのホスト側NAに接続要求を発行し、全て否定
応答を受けた場合、及び、接続動作を開始してから一定
時間(タイムオーバー時間)以上経過してしまった場
合、端末側NAは端末を介してユーザに接続が失敗した
ことを通知する。
【0048】NA群監視装置5の解析部22は、タイマ
監視をして、接続チェックキューd1及びデータ処理キ
ューd3をチェックし、タイムアウト処理を実行する。
例えば、接続チェックテーブルd2の第2フィールドを
チェックし、セットされた時刻より一定時間(タイムオ
ーバー時間)経過したものがあれば、接続失敗とみなし
て、必要な情報(端末側NAアドレス、アクセスしたホ
スト側NAのアドレスリスト、時刻等)を取得した後、
該テーブルd2を削除する。
【0049】この事態は、例えば、全てのホスト側NA
アドレスポートへの接続要求が失敗した場合や、接続要
求の開始後一定時間が経過したために、ユーザにエラー
リターンが発行され、ユーザが断念して、以後なにも行
わない場合等に発生する。
【0050】前述の(5)の処理において回線ポートの
異常であると判断された場合、即ち、受信データが切断
要求で、端末側NAからホスト側NAへのデータ転送は
行われたが、ホスト側NAから端末側NAへのデータ転
送が行われていない場合、障害処理部23は、解析部2
2からの通知を受けて、以下の処理を行う。
【0051】(i) 表示部24を介してネットワーク
管理者にホストNAの回線ポートの故障を通知する。
(ii) 障害情報をロギングする。(iii ) 送信部2
5を介して故障しているNAの回線ポートを指定して接
続要求を発行する。これにより、NAが故障しているN
Aの回線ポートに接続要求を発行しても、このNAから
は否定応答が返送され、故障しているNAとの間にコネ
クションが確立され(以後は反応はない)、システムの
効率が低下することがない。
【0052】解析部22は取得した情報をシステム管理
者の指示等に応じて或いは定期的にロギングする。シス
テム管理者は、ロギングされた情報のうち、例えば、上
述の(6)の処理で取得された情報に基づいて、ある端
末側NAにホスト側NAの未登録のアドレスが存在する
こと等を判別できる。このような場合、システム管理者
は、遠隔操作で、その端末側NAに未登録のホスト側N
Aの未登録のアドレスを書き込んだり、その端末の利用
者に注意を促す等の処理が可能となる。
【0053】なお、上記実施例では、複数のNAを有す
るネットワークシステムにNA管理装置を配置する構成
を説明した。しかし、この発明は上記実施例に限定され
ない。例えば、通信インタフェースを有する端末とホス
ト装置からなるネットワークシステムにも適用可能であ
る。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ネットワークに接続されている回線に故障等が発生
しても比較的高い稼働率を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるネットワークシス
テムの示すブロック図、
【図2】図1に示すNA(ネットワークアダプタ)群管
理装置のブロック図、
【図3】(a)乃至(c)はLAN上を伝送されるデー
タのフォーマットを示す、
【図4】(a)は図2の解析部で使用される接続待ちキ
ューと接続チェックテーブルを示す図である。(b)は
図2の解析部で使用されるデータ処理キューとデータ処
理テーブルを示す図であり。
【図5】NA群管理装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【図6】端末の動作を示すフローチャートである。
【図7】(a)は従来のネットワークシステムをブロッ
ク図、(b)は(a)のネットワークシステムをネット
ワークアダプタを用いてLANシステムに変更した場合
の構成を示すブロック図である。
【図8】図7(b)に示すネットワークシステムの応用
例を示すブロック図である。
【図9】端末とホスト間の接続要求からデータ転送に至
る手順を示す図である。
【符号の説明】
1…ホスト装置、2…ホスト側NA(ネットワークアダ
プタ)、3…端末、4…端末側NA、5…NA群管理装
置、6…LAN、21…受信部、22…解析部、23…
障害処理部、24…表示部、25…送信部、26…デー
タベース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 12/28

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークと、 前記ネットワークに接続され、通信路を確立して相互に
    データを伝送するホストシステムと複数の端末システム
    と、 前記ネットワークに接続され、前記ネットワーク上を伝
    送されるデータをチェックし、前記端末システムと前記
    ホストシステム間に通信路が確立された後、前記端末シ
    ステムから前記ホストシステムにデータが伝送された
    が、前記ホストシステムから前記端末システムへのデー
    タの伝送が行われないまま通信路が切断された際に、異
    常であると判断する判断手段と、を備えることを特徴と
    するネットワークシステム。
  2. 【請求項2】ホスト装置と、複数の端末と、前記ホスト
    装置に接続された複数の第1のネットワークアダプタ
    と、前記端末に接続された複数の第2のネットワークア
    ダプタと、前記ネットワークに接続された監視装置を備
    え、 各第2のネットワークアダプタは、前記端末の要求を受
    け、前記第1のネットワークアダプタを順次指定して接
    続の要求を発行し、肯定応答が得られた第1のネットワ
    ークアダプタとの間で通信路を確立し、前記端末からの
    データを前記第1のネットワークアダプタを介して前記
    ホスト装置に供給し、前記ホスト装置からのデータを前
    記第1のネットワークアダプタを介して受信して前記端
    末に供給し、 前記監視装置は、前記ネットワーク上を伝送されるデー
    タをチェックし、前記第1と第2のネットワークアダプ
    タ間に通信路が確立された後、前記第2のネットワーク
    アダプタから前記第1のネットワークアダプタにデータ
    が伝送されたが、前記第1のネットワークアダプタから
    前記第2のネットワークアダプタへのデータの伝送が行
    われないまま、該通信路が切断された際、該第1のネッ
    トワークアダプタに接続されたシステムに異常があると
    判定する判定手段、を備え、 ネットワークアダプタに接続されたシステムの異常を判
    別できることを特徴とするネットワークシステム。
  3. 【請求項3】前記判断手段は、異常と判断されたシステ
    ムが接続された第1のネットワークアダプタの回線ポー
    トとの間で通信路を確立することにより、各第2のネッ
    トワークアダプタと該回線ポートの間の通信路の確立を
    禁止する手段を備える、ことを特徴とする請求項2記載
    のネットワークシステム。
  4. 【請求項4】ネットワークと、前記ネットワークに接続
    され、通信路を確立した後、前記ネットワークを介して
    データを送受信する装置と、 前記ネットワークに接続され、前記ネットワーク上を伝
    送されるデータをチェックし、前記通信路が確立された
    後、データの送信と該データの送信に対するデータの返
    送の有無を検出し、データの送信はあったが該データ送
    信に対するデータの返送がない場合に、送受信装置に接
    続された回線に異常があると判別する手段、を備えるこ
    とを特徴とするネットワークシステム。
  5. 【請求項5】前記ネットワークに接続され、前記ネット
    ワーク上を伝送されるデータを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信されたデータを解析し、前記ネ
    ットワーク上の通信路の確立、通信路の切断、データの
    送受信をチェックし、 前記通信路が確立された後、データの送信はあったが該
    データ送信に対するデータ返送がない場合に、異常を判
    別する手段、を備えることを特徴とするネットワーク管
    理装置。
JP5158381A 1993-06-29 1993-06-29 ネットワークアダプタ群管理装置 Pending JPH0738598A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10265287B2 (en) 2009-04-29 2019-04-23 Amarin Pharmaceuticals Ireland Limited Methods of reducing triglycerides and LDL-C

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US10265287B2 (en) 2009-04-29 2019-04-23 Amarin Pharmaceuticals Ireland Limited Methods of reducing triglycerides and LDL-C

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