JPH0737758A - 複合セラミック電子部品 - Google Patents

複合セラミック電子部品

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JPH0737758A
JPH0737758A JP18157293A JP18157293A JPH0737758A JP H0737758 A JPH0737758 A JP H0737758A JP 18157293 A JP18157293 A JP 18157293A JP 18157293 A JP18157293 A JP 18157293A JP H0737758 A JPH0737758 A JP H0737758A
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JP
Japan
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electronic component
resin sheet
ceramic
component elements
electrode
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JP18157293A
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English (en)
Inventor
Harufumi Bandai
治文 萬代
Masahito Uto
雅人 宇藤
Norio Nakajima
規巨 中島
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気的接続部分の信頼性に優れ、小型化に対
応することが容易であり、安価に製造し得る複合セラミ
ック電子部品を提供する。 【構成】 セラミック多層基板12と積層コンデンサ1
4とを樹脂シート14を介して接着することにより一体
化してなり、該樹脂シート14内に複数のバイアホール
電極18を形成しておくことにより、該バイアホール電
極18によりセラミック多層基板12と積層コンデンサ
13とを電気的に接続してなる複合セラミック電子部品
11。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同種または異種の電子
部品素子を一体化してなる複合セラミック電子部品に関
し、特に、電子部品素子間の接合及び電気的接続構造が
改良された複合セラミック電子部品に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器の小型化に伴って、電子部品の
高密度実装が進んでいる。セラミック電子部品では、上
記のような高密度実装に耐え得るものとして、例えば積
層コンデンサと積層インダクタとを一体化してなるよう
な複合セラミック電子部品が提案され、使用されてい
る。
【0003】図1は、従来の複合セラミック電子部品の
一例を示す断面図である。複合電子部品1は、電子部品
素子としてのセラミック多層基板2と、積層コンデンサ
3とを接着剤4で貼り合わせた構造を有する。セラミッ
ク多層基板2は、所定の導電パターン2aやバイアホー
ル電極2bが形成された複数枚のセラミックグリーンシ
ートを積層し焼成して得られた焼結体2cを用いて構成
されている。他方、積層コンデンサ3は、内部電極3a
が形成された複数枚のセラミックグリーンシートを積層
し、厚み方向に加圧した後焼成することにより得られた
焼結体3cを用いて構成されている。
【0004】複合セラミック電子部品1では、上記セラ
ミック多層基板2と積層コンデンサ3がガラスエポキシ
等の絶縁性接着剤4を用いて貼り合わされて一体化され
ている。また、セラミック多層基板2と積層コンデンサ
3との間の電気的接続は、セラミック多層基板2と積層
コンデンサ3とを一体化して得られた構造体の両端面に
スパッタリング等により電極5,6を形成することによ
り行われている。
【0005】また、特に図示はしないが、積層コンデン
サや積層インダクタ等の積層セラミック電子部品素子を
一体化するにあたり、焼成前の積層体生チップの段階で
複数の電子部品素子を圧着し、しかる後同時焼成するこ
とにより複数の電子部品素子を一体化してなる積層型の
複合セラミック電子部品も提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図1に示した複合セラ
ミック電子部品1では、接着剤4によりセラミック多層
基板2及び積層コンデンサ3を接着し、しかる後接続用
電極として電極5,6をスパッタリング等により形成す
るという多数の工程を経なければ製造することができ
ず、コストが高く付くという問題があった。
【0007】また、複合化された構造体の側面において
電極5,6を形成して電子部品素子を電気的に接続して
いるため、接続部分が多い場合や電子部品の小型化がよ
り一層進められた場合には、接続電極同士の短絡を防止
して多数の接続用電極を形成することが困難になる。
【0008】他方、同時焼成により異種のセラミック材
料を一体焼成する従来例では、焼成に際しての収縮度が
セラミック材料によって異なるため、セラミック材料の
組み合わせによっては同時焼成できない場合があった。
すなわち、同時焼成により一体化し得る電子部品素子の
範囲に制約があった。
【0009】加えて、同時焼成可能であったとしても、
焼成に際して一方の電子部品素子成分が他方の電子部品
素子に拡散することを避けることができず、該拡散によ
り電子部品素子の電気的特性の劣化が生じるおそれがあ
った。
【0010】本発明の目的は、同種または異種の複数の
電子部品素子を一体化してなる複合セラミック電子部品
であって、複数の電子部品素子間の電気的接続を容易に
かつ確実に行うことができ、しかも電子部品の小型化に
対応することができ、かつ組み合わせるべき電子部品素
子の種類の制約が少ない安価な複合セラミック電子部品
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の電子部
品素子を一体化してなる複合セラミック電子部品であっ
て、複数の電子部品素子と、複数の電子部品素子間に配
置されており、両側の電子部品素子を接着している樹脂
シートとを備え、樹脂シートに、厚み方向に延びる複数
のバイアホール電極が形成されており、該バイアホール
電極により両側の電子部品素子が電気的に接続されてい
る複合セラミック電子部品である。
【0012】なお、本発明における複合セラミック電子
部品とは、上述したように異種の電子部品素子を組み合
わせて一体化したものだけでなく、同種のセラミック電
子部品素子を複合して一体化したものをも含むものとす
る。
【0013】
【作用】複数の電子部品素子を接着している樹脂シート
に、複数のバイアホール電極が形成されており、該バイ
アホール電極により両側の電子部品素子が電気的に接続
されている。すなわち、上記樹脂シートは、両側の電子
部品素子を物理的に一体化する作用だけでなく、両者の
間の電気的接続部材としても作用する。
【0014】従って、樹脂シートを介して両側の電子部
品素子を接着するだけで、複数の電子部品素子の一体化
及び電気的接続作業の完了を果たすことができる。ま
た、上記樹脂シートにより複数の電子部品素子を接着す
るものであるため、異種のセラミック材料からなる電子
部品素子であっても、該セラミック材料の種類の如何に
拘らず貼り合わせて一体化することができる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照しつつ実施例を説明するこ
とにより、本発明を明らかにする。
【0016】図2は、本発明の一実施例にかかる複合セ
ラミック電子部品を示す断面図である。複合セラミック
電子部品11は、セラミック多層基板12と積層コンデ
ンサ13とを樹脂シート14により接着することにより
一体化されている。また、樹脂シート14は、後述のよ
うにセラミック多層基板12と積層コンデンサ13とを
電気的に接続する作用をも果たす。
【0017】上記樹脂シート14の詳細を、樹脂シート
14の製造方法を説明することにより明らかにする。ま
ず、図3に示すようにポリエチレンテレフタレート等の
合成樹脂よりなる支持フィルム15を用意する。次に、
支持フィルム15上に、Cuを0.1μm程度の厚みに
蒸着し、フォトリソグラフィによりパターニングし、C
uよりなる接続電極16を形成する。
【0018】他方、図4に示すように、厚み60μm程
度のガラスエポキシもしくはポリイミド樹脂からなる樹
脂シート14を用意し、該樹脂シート14にパンチング
によりバイアホール17を形成する。
【0019】次に、図5に示すように、バイアホール1
7が形成された樹脂シート14の上面に、図3に示した
支持フィルム15を接続電極16側から圧着し、加熱す
ることにより接続電極16を樹脂シート14の上面に熱
転写する。この熱転写は、加圧条件を50kg/cm2
程度、加熱温度を70℃程度とすることにより行い得
る。
【0020】しかる後、上記支持フィルム15を樹脂シ
ート14の上面側から剥離する。このようにして、図6
に示すように、接続電極16が熱転写された樹脂シート
14が得られる。なお、上記接続電極16及びバイアホ
ール17の位置は、図6に示されているように、接続電
極16がバイアホール17上に位置するように選ばれて
いる。これは、バイアホールに後述のように導電性材料
を充填することによりバイアホール電極を形成し、該バ
イアホール電極と接続電極16とを電気的に接続するた
めに、上記接続電極16が形成されているためである。
【0021】また、本実施例では、上記接続電極16は
熱転写によりバイアホール17が形成された樹脂シート
14の上面に付与されていたが、バイアホール17の形
成されている樹脂シート14の上面にいきなりCuを、
スパッタリング等により付与し、パターニングすること
により図6に示す構造を得てもよい。
【0022】しかる後、Cuを電解もしくは無電解めっ
きし、図7に示すように、接続電極16上にめっき層1
6aを形成すると共に、バイアホール17内にバイアホ
ール電極18を形成する。上記接続電極16は蒸着によ
り形成されているので厚みがさほど厚くない。そこで、
上記のように、接続電極16に連なるようにCuをめっ
きすることによりめっき層16aを形成して、接続電極
16の膜厚を調整することができる。
【0023】同様に、接続電極16に連なるようにCu
がめっきされるため、バイアホール17内に図示のよう
にバイアホール電極18が形成される。なお、後述の圧
着に際し、電気的接続をより確実にするためには、上記
めっき層16aの上面に、さらにはんだや錫をめっきし
てもよい。
【0024】次に、図3に示した接続電極16と同様に
支持フィルム上に所定の接続電極が形成された構造を用
意し、上述した方法と同様にして熱転写することによ
り、図8に示すように樹脂シート14の下面にも接続電
極19を形成する。なお、接続電極19については、支
持フィルム上にCuを蒸着するに際しその膜厚を厚くし
ておくことにより、上面側の接続電極16及びめっき層
16aからなる電極部と同等の厚みとすることができ
る。
【0025】上記のようにして、図2に示した実施例に
おける樹脂シート14を得ることができる。この樹脂シ
ート14では、上下の接続電極16,19がバイアホー
ル電極18により相互に電気的に接続されている。
【0026】次に、図9に示すセラミック多層基板12
及び図10に示す積層コンデンサ13を用意する。セラ
ミック多層基板12は、板状のセラミック焼結体12内
に種々の高さ位置に配線パターン12bを形成した構造
を有する。配線パターン12b,12b間は、バイアホ
ール電極12cにより適宜接続され、所定の回路がセラ
ミック多層基板12において構成されている。
【0027】なお、セラミック多層基板12の積層コン
デンサ13側との電気的接続部分は、セラミック多層基
板12の下面に形成されたCuよりなる複数の配線パタ
ーン12dである。このセラミック多層基板12は、従
来より周知のセラミック多層基板の製造方法、すなわち
導電ペーストを塗布して接続電極を形成してなる複数枚
のセラミックグリーンシートを積層し、得られた積層体
を長さ方向に加圧した後焼成することにより得られる。
【0028】また、上記配線パターン12bは、蒸着、
スパッタリングもしくはめっき等の薄膜形成法により形
成されていてもよい。図10の積層コンデンサ13は、
誘電体セラミックスよりなる焼結体13a内に複数の内
部電極13b〜13dがセラミック層を介して隔てて配
置された構造を有する。また、焼結体13aの上面に
は、Cuよりなる接続電極13e,13fが形成されて
おり、接続電極13eは内部電極13bに、接続電極1
3fは内部電極13cにバイアホール電極13g,13
hにより電気的に接続されている。なお、図10では明
らかではないが、内部電極13dについても、バイアホ
ール電極により、接続電極13eに電気的に接続されて
いる。
【0029】積層コンデンサ13についても、周知の積
層コンデンサの製造方法に従って得ることができる。す
なわち、導電ペーストが印刷された複数枚のセラミック
グリーンシートを積層し、厚み方向に加圧した後、焼成
することにより得ることができる。
【0030】なお、内部電極13b〜13dは導電ペー
ストの印刷によらず、蒸着、スパッタリングもしくはめ
っき等の薄膜形成法によりセラミックグリーンシート上
に形成されていてもよい。
【0031】また、接続電極13e,13fは、焼結体
13aを得た後に導電ペーストを塗布し、焼き付けるこ
とにより、あるいは蒸着、スパッタリングもしくはめっ
き等の薄膜形成法により形成することができる。
【0032】図9及び図10から明らかなように、本実
施例で用いられるセラミック多層基板12及び積層コン
デンサ13では、配線パターン12bや内部電極13b
〜13dがセラミック焼結体12a,13a内に埋設さ
れている。すなわち、両者の電気的接続部分である接続
電極12d,13e,13fは、セラミック焼結体12
a,13aの側面や端面ではなく、両者を図1のように
貼り合わせる側の主面上に形成されている。
【0033】他方、上記接続電極12d,13e,13
fの形成されている位置は、前述した樹脂シート14の
両面に形成された接続電極16,19との電気的接続を
果たすように定められている。
【0034】従って、図9に示した樹脂シート14を、
図9及び図10に示したセラミック多層基板12及び積
層コンデンサ13で挟持し、熱圧着することにより、図
1に示す本実施例の複合セラミック電子部品11を得る
ことができる。上記熱圧着は、樹脂シート14を構成す
る合成樹脂材料によっても異なるが、例えばガラスエポ
キシやポリイミドからなる厚み60μm程度の樹脂シー
ト14の場合には、50kg/cm2 程度の圧力、12
0℃程度の温度で10分間程度熱圧着することにより行
い得る。
【0035】本実施例では、上記接続電極12d,13
e,13fがCuにより構成されており、他方、樹脂シ
ート14の上面及び下面に形成された接続電極16,1
9についてもCuにより構成されている。従って、樹脂
シート14を間に介在させてセラミック多層基板12及
び積層コンデンサ13を熱圧着した場合、Cu同士が接
合されることになるため、電気的接続部分を構成してい
る接合界面の信頼性を高めることができ、電気信号の通
過速度を高めることができる。
【0036】もっとも、上記樹脂シート14の上面及び
下面に形成される接続電極と、セラミック多層基板12
及び積層コンデンサ13に形成される接続電極12d,
13e,13fは、Cuに代えてAu、Ag等の他の導
電性に優れた材料で構成されていてもよく、かつ上記実
施例のように接合される電極材料を同種の材料で構成す
る必要も必ずしもない。例えば、接続電極16及びめっ
き層16aをCuで構成している場合、該めっき層16
aに接合される接続電極12dをCu以外の金属材料に
より構成してもよい。
【0037】上記実施例では、セラミック多層基板12
及び積層コンデンサ13の電気的接続部分は、樹脂シー
ト14より貼り合わされる面側に構成されている。従っ
て、図2に示した本実施例のセラミック複合電子部品1
1では、上記バイアホール電極18が形成された樹脂シ
ート14を用意し、セラミック多層基板12と積層コン
デンサ13とを熱圧着するだけで、上記複合セラミック
電子部品を直ちに得ることができる。
【0038】しかも、セラミック多層基板12と積層コ
ンデンサ13との間の電気的接続部分が、上記のように
して一体化された構造内に配置されているため、両者の
電気的接続部分の耐湿性も高められる。
【0039】なお、外部との電気的接続が必要な部分に
ついては、セラミック多層基板12側あるいは積層コン
デンサ13側において、焼結体12a,13aの側面や
端面に引き出しておき、該引き出されている部分に所定
の外部電極を形成すればよい。
【0040】上記実施例では、複数の電子部品素子とし
て、セラミック多層基板12及び積層コンデンサ13を
示したが、本発明の複合セラミック電子部品では、同種
の電子部品素子を樹脂シートにより接合してもよい。例
えば、容量の異なる2個の積層コンデンサを、バイアホ
ール電極の形成されている樹脂シートを介して接合して
もよい。
【0041】さらに、積層コンデンサやセラミック多層
基板に代えて、積層セラミックインダクタ、積層圧電部
品等の種々のセラミック電子部品素子を積層することが
できる。
【0042】また、電子部品素子を一体化させる数につ
いても、2個の電子部品素子に限らず、3個以上の電子
部品素子を樹脂シートを介して熱圧着することにより一
体化してもよい。
【0043】さらに、実施例では、上下方向に2個の電
子部品素子を樹脂シートを介して熱圧着して一体化して
いたが、上下方向以外、すなわち横方向に複数の電子部
品素子を配置し、間に樹脂シートを介在させて熱圧着す
ることにより一体化してもよい。
【0044】
【発明の効果】本発明の複合セラミック電子部品では、
上記樹脂シートが両側の電子部品素子を接着して一体化
するだけでなく、該樹脂シートに形成されたバイアホー
ル電極により両側の電子部品素子間の電気的接続をも果
たす。従って、樹脂シートを介して両側の電子部品素子
を貼り合わせるだけで、容易に複合セラミック電子部品
を構成することができ、複合セラミック電子部品のコス
トを低減することが可能となる。
【0045】さらに、樹脂シートに形成されたバイアホ
ール電極により両側の電子部品素子間の電気的接続を果
たすものであるため、複雑な電気的接続や多数の電気的
接続部分が存在する場合であっても、複数の電子部品素
子間を容易にかつ確実に接続することができる。すなわ
ち、図1に示した従来の複合セラミック電子部品では、
一体化された構造の側面を利用して複数の電子部品素子
間の電気的接続を果していたため、電子部品の小型化が
進行した場合や電気的接続部分が多い場合には、電気的
接続のための電極を互いに短絡させることなく形成する
ことが困難であったのに対し、本発明の複合セラミック
電子部品では上記樹脂シートに形成されたバイアホール
電極を用い電気的接続を行うものであるため、電気的接
続部分の数が多い場合や電子部品を小型化した場合であ
っても、確実に複数の電子部品素子間の電気的接続を果
たすことができる。従って、電気的接続の信頼性に優れ
た複合セラミック電子部品を提供することができる。
【0046】さらに、樹脂シート内に形成されたバイア
ホール電極により複数の電子部品素子間の電気的接続を
行うものであるため、該電気的接続部分が、一体化され
た構造内に埋設されている。よって、電気的接続部分の
耐湿性も高められ、その点からも複合セラミック電子部
品の信頼性を高め得る。
【0047】また、バイアホール電極を構成する材料と
して、電子部品素子のバイアホール電極により接続され
る部分の電極材料と同一の電極材料を用いることによ
り、クロストークノイズを低減することも可能である。
【0048】加えて、樹脂シートにより両側の電子部品
素子を接着するものであるため、一体化される電子部品
素子の種類に制約がない。すなわち、従来の同時焼成法
により得られる複合セラミック電子部品では、同時焼成
により一体化するものであるため、使用するセラミック
材料に制約があったが、本発明ではこのようなセラミッ
ク材料の制約もない。
【0049】よって、本発明によれば、電気的接続部分
の信頼例に優れ、小型化への対応も容易であり、使用す
る材料の制約が少ない複合セラミック電子部品を安価に
提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の複合セラミック電子部品の一例を示す断
面図。
【図2】実施例の複合セラミック電子部品を示す断面
図。
【図3】支持フィルム上に接続電極を形成した状態を示
す断面図。
【図4】樹脂シートにバイアホールを形成した状態を示
す断面図。
【図5】樹脂シート上に接続電極を熱転写する工程を説
明するための断面図。
【図6】接続電極が熱転写された樹脂シートを示す断面
図。
【図7】接続電極上及びバイアホール内にCuをめっき
した状態を示す断面図。
【図8】下面側に接続電極を形成した状態を示す断面
図。
【図9】実施例において用いられる一方の電子部品素子
としてのセラミック多層基板を示す断面図。
【図10】実施例で用いられる他方の電子部品素子とし
ての積層コンデンサを示す断面図。
【符号の説明】
11…複合セラミック電子部品 12…セラミック多層基板(電子部品素子) 13…積層コンデンサ(電子部品素子) 14…樹脂シート 16…接続電極 18…バイアホール電極 19…接続電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01G 4/30 301 A 9174−5E

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電子部品素子を一体化してなる複
    合セラミック電子部品であって、 複数の電子部品素子と、 前記複数の電子部品素子間に配置されており、両側の電
    子部品素子を接着している樹脂シートとを備え、 前記樹脂シートに、厚み方向に延びる複数のバイアホー
    ル電極が形成されており、該バイアホール電極により両
    側の電子部品素子が電気的に接続されている、複合セラ
    ミック電子部品。
JP18157293A 1993-07-22 1993-07-22 複合セラミック電子部品 Pending JPH0737758A (ja)

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JP18157293A JPH0737758A (ja) 1993-07-22 1993-07-22 複合セラミック電子部品

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JP18157293A JPH0737758A (ja) 1993-07-22 1993-07-22 複合セラミック電子部品

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6222427B1 (en) 1995-07-19 2001-04-24 Murata Manufacturing Co., Ltd. Inductor built-in electronic parts using via holes

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6222427B1 (en) 1995-07-19 2001-04-24 Murata Manufacturing Co., Ltd. Inductor built-in electronic parts using via holes

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