JPH0737640B2 - 多色セッケンの製造方法 - Google Patents

多色セッケンの製造方法

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JPH0737640B2
JPH0737640B2 JP63194182A JP19418288A JPH0737640B2 JP H0737640 B2 JPH0737640 B2 JP H0737640B2 JP 63194182 A JP63194182 A JP 63194182A JP 19418288 A JP19418288 A JP 19418288A JP H0737640 B2 JPH0737640 B2 JP H0737640B2
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誠之 原
正人 中井
佳久 宮山
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乾 恵美子
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、固形のセッケン及び製造方法に関し、詳しく
は、セッケンの大部分を構成する主セッケン素地の表面
等に、異色セッケン素地にて模様を形成する多色セッケ
ン及びその製造方法に関する。
<従来の技術> 多色セッケン及びその製造方法としては、実開昭59−69
947号公報、及び実開昭59−129860号公報に記載のもの
がある。これらは共に、絵文字の形状の貫通孔を設けた
固形の主セッケン素地に、該貫通孔と等しい外形を有し
た固形の異色セッケン素地を嵌め込んで一体にすること
により、多色セッケンを製造する。この方法で設けられ
たセッケンは、主セッケン素地と異色セッケン素地の接
合は圧着に頼っている。
ところが、上記の製造方法では、主セッケン素地と異色
セッケン素地との接合が圧着によるものである為、時間
がたったり、セッケンが乾燥したりすると、セッケンの
接合部に隙間が生じて、見苦しくなる。しかも、使用時
には、隙間から水が入り込む為、接合部における両方の
素地がふやけて溶けくずれを起こし、これが進行すれば
異色セッケン素地が主セッケン素地から抜け落ちてしま
う。
また、上記製造方法においては、主セッケン素地に異色
セッケン素地を嵌め込むことにより、両者を一体化させ
ていた為、絵文字の形状によっては、うまく作ることが
できない場合がある。例として第10図を基に説明する。
この図の場合、Aの字を異色セッケン素地(12)′で形
成し、セッケン本体(1)′に模様づけするのである
が、Aの文字の上部三角形の輪状部(12a)′が、主セ
ッケン素地(11)′の角柱部(11a)′に嵌めにくい。
この図の外にも、繊細な模様は折れたりする為、嵌め込
みは不可能である。
更に、この製法では、嵌め込み工程に精密さが要求され
ることから、量産には適していない。
一方、例えば実開昭58−92354号公報、特開昭62−59699
号公報、特許第117586号明細書、或いは実開昭52−1049
46号公報、更には実開昭57−34554号公報には、主セッ
ケンと異色セッケンとの接合を確実なものにできる多色
セッケン又はその製造方法が提案されている。
これらのものは、主セッケンに設けられた凹部に溶融状
態の異色セッケンを流し込んで固化させることにより、
主セッケンと異色セッケンとを面一にして全体として矩
形状をなすセッケンを得るものである。
しかし、このようにして得られたセッケンは、主セッケ
ンに対して異色セッケンのなす模様が単に主セッケン内
で異なる色に見えるだけのため、現在ではあまりおもし
ろみがなく、あきられがちとなっている。
<発明が解決しようとする課題> 本発明は、以上の実情に鑑み提案されたもので、主セッ
ケンと異色セッケンとの接合を確実にでき、しかも、主
セッケンに対して異色セッケンが新規なおもしろみのあ
る模様を形成できる多色セッケンの製造方法の提供を目
的とする。
<課題を解決するための手段> 本発明は、以下の特徴を有するの多色セッケンの製造方
法を提供することにより上記課題を解決する。
本発明の第1の多色セッケンの製造方法は、ケン化反応
終了後に主セッケン素地(11)を所定の形に成形する工
程と、成形された主セッケン素地(11)にプレス等によ
り凹部(11a)を設ける工程と、主セッケン素地(11)
の凹部(11a)に溶融状態の異色セッケン素地(12)を
流し込む工程と、流し込まれた異色セッケン素地(12)
を固化させる工程と、得られた主セッケン素地(11)の
上面を、主セッケン素地(11)に対応する部分に形成し
た平面部(3b)と、主セッケン素地(11)の凹部(11
a)に対応する部分を平面部(3b)から窪ませた凹型(3
a)とを有するプレス用金型(3)によって、上方側か
ら下方側に押圧することにより異色セッケン素地(12)
を凹型(3a)の内面に沿う形状で主セッケン素地(11)
の上面より上方に突出させる工程とからなる方法であ
る。
本発明の第2の多色セッケンの製造方法は、上記第1の
発明に係る異色セッケン素地(12)を凹型(3a)の内面
に沿う形状で主セッケン素地(11)の上面より上方に突
出させた後、その上方側から溶融状態の主セッケン素地
(11)を流し込み、固化することにより、主セッケン素
地(11)の内部に異色セッケン素地(12)全体を入れた
セッケン(1a)を得る方法である。
尚、ここでは、異色セッケン素地という言葉を、主セッ
ケン素地と識別できるものという意味で用いている。従
って、主セッケン素地と識別できるのであれば、質が異
なる程度のものであっても異色セッケン素地の異色の範
疇に入るものとする。
<作 用> 本発明の第1の多色セッケンの製造方法においては、流
し込んだ異色セッケン素地(12)を固化させた後、主セ
ッケン素地(11)に対応する部分に形成した平面部(3
b)と、主セッケン素地(11)の凹部(11a)に対応する
部分を平面部(3b)から窪ませた凹型(3a)とを有する
プレス用金型(3)によって得られたセッケン(1)の
上面を上方側から下方側に押圧するため、プレス用金型
(3)の平面部(3b)が凹部(11a)の周部の主セッケ
ン素地(11)を押し下げると同時に、凹部(11a)内に
の異色セッケン素地(12)を凹型(3a)内に入り込ませ
て凹型(3a)の内面に沿う形状で主セッケン素地(11)
の上面より上方に突出させることができる。これによ
り、異色セッケン素地の下部を主セッケン素地(11)に
確実に接合できる一方、異色セッケン素地の上部を主セ
ッケン素地(11)上に適宜な形状で立体的に現すことが
できる。
又、本発明の第2の多色セッケンの製造方法において
は、異色セッケン素地(12)を主セッケン素地(11)の
上面より上方に突出させた後、更にその上方側から溶融
状態の主セッケン素地(11)を流し込み、固化するた
め、適宜な形状で立体的に現した異色セッケン素地(1
2)全体を主セッケン素地(11)の内部に入れることが
できる。これにより、立体的に現した異色セッケン素地
(12)を、主セッケン素地(11)を通して見せることが
でき、外観的により一層優れたものにできる。又、溶融
状態の主セッケン素地(11)を流し込むため、先に固化
した主セッケン素地(11)及び異色セッケン素地(12)
とを確実に接合させることができ、使用に際して境界か
ら外れるようなことがなく、しかも、立体的に現した異
色セッケン素地(12)を保護できる。
<実施例> 以下、本発明の多色セッケンの製造方法とを図面を参照
して説明する。
第1図はケン化反応終了後、所定の形に成形された主セ
ッケン素地を示す説明図である。この図に示されるよう
に、第1工程として、主セッケン素地(11)をプレス又
は削ったりすることにより、全体の形を整える。
次に第2図に示されるように、プレスか削除により、主
セッケン素地(11)上部に凹部(11a)を設ける(第2
工程)。そして、第3図に示されるように、溶融状態の
異色セッケン素地(12)を、主セッケン素地(11)の凹
部(11a)に流し込む(第3工程)。ここで、異色セッ
ケン素地(12)は加熱されることによって溶融の状態と
なっているが、流し込む時の温度は70℃以下が望まし
い。そのようにすれば、異色セッケン素地(12)は主セ
ッケン素地(11)に対しにじむこともなく、又抜け落ち
しないという好ましい状態で溶着される。
更に、第4図に示されるような、異色セッケン素地(1
2)が凹部(11a)から盛り上がった状態で、異色セッケ
ン素地(12)を固化させる(第4工程)。この固化させ
る手段は、自然冷却でも人工冷却でもよい。又、この第
4図のように、異色セッケン素地(12)を必ずしも盛り
上げる必要はなく、次に述べる第5工程を省略するなら
ば、凹部(11a)の上面に合うように、異色セッケン素
地を流し込むとよい。
第5工程として、第5図に示されるように、異色セッケ
ン素地(12)の盛り上がった部分(12a)をスライス等
によりカットする。
次に、第5図の状態のセッケン(1)を、凹部(11a)
の上面の形状と同じ外形の凹型(3a)を有したプレス用
金型(3)でプレス(第8図)。このようにすれば、プ
レス用金型(3)の平面部(3b)が主セッケン素地(1
1)を押圧して窪ませると共に、凹型(3a)が異色セッ
ケン素地(12)に凹凸を形成するので、第9図に示され
るような、異色セッケン素地(12)が浮き出たセッケン
(1b)を作ることができる。
更に、最終的に、異色セッケン素地(12)の浮き出たセ
ッケン(1b)を型(2)に入れ、その上面に、溶融状態
の主セッケン素地(11)を足す(第6図)。このように
すれば、主セッケン素地(11)の内部に異色セッケン素
地(12)全体が入ったセッケン(1a)ができ上がる(第
7図)。
以上で実施例の説明を終えるが、主セッケン素地及び異
色セッケン素地の色等は適宜に選択が可能で、色の種類
も多くしてもよい。そして、双方のセッケン素地が形成
する模様も自由に選択してよい。更に、凹部を貫通する
ように設けてもよい。
<発明の効果> 以上、本発明の第1の多色セッケンの製造方法は、異色
セッケン素地を固化させた後、平面部と凹型とを有する
プレス用金型によって上方側から下方側に押圧すること
により、異色セッケン素地を主セッケン素地の上面より
上方に凹型の内面に沿う形状で突出させることができ
る。これにより、異色セッケン素地の下部を主セッケン
素地に確実に接合でき、主セッケン素地からの異色セッ
ケン素地の抜けを防止できる。一方、異色セッケン素地
の上部を主セッケン素地の上方側に適宜な形状で立体的
に現すことができ、多色セッケン全体を新規なおもしろ
みの有するものにできる。
又、本発明の第2の多色セッケンの製造方法は、上記第
1の発明の効果に加え、適宜な形状で立体的に現した異
色セッケン素地全体を主セッケン素地の内部に入れるこ
とができる。これにより、立体的に現した異色セッケン
素地を、主セッケン素地を通して見せることができ、外
観的にもより一層優れたものにできる。又、溶融状態の
主セッケン素地を流し込むことにより、先に固化した主
セッケン素地及び異色セッケン素地とを確実に接合させ
ることができ、使用に際して境界から外れるようなこと
を防止できる。しかも、立体的に現した異色セッケン素
地を主セッケン素地によって保護でき、形くずれを防止
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は、本発明の製造方法の一実施例を示
し、第1図は第1工程、第2図は第2工程、第3図は第
3工程、第4図は第4工程、第5図は第5工程は、夫々
示す説明図、第6図及び第7図は固化した異色セッケン
素地の上方に溶融状態の主セッケン素地を流し込む工程
を示す説明図、第8図及び第9図は異色セッケン素地を
主セッケン素地の上方に突出させる工程の説明図、第10
図は従来例の多色セッケンの製造方法を示す説明図であ
る。 (1)……セッケン、(11)……主セッケン素地、 (11a)……凹部、(12)……異色セッケン素地。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−59699(JP,A) 特許117586(JP,C1) 実願昭56−189823号(実開昭58−92354 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U) 実願昭51−13121号(実開昭52−104946 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U) 実願昭55−107268号(実開昭57−34554 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケン化反応終了後に主セッケン素地(11)
    を所定の形に形成する工程と、 成形された主セッケン素地(11)にプレス等により凹部
    (11a)を設ける工程と、 主セッケン素地(11)の凹部(11a)に溶融状態の異色
    セッケン素地(12)を流し込む工程と、 流し込まれた異色セッケン素地(12)を固化させる工程
    と、 得られたセッケン(1)の上面を、主セッケン素地(1
    1)に対応する部分に形成した平面部(3b)と、主セッ
    ケン素地(11)の凹部(11a)に対応する部分を平面部
    (3b)から窪ませた凹型(3a)とを有するプレス用金型
    (3)によって、上方側から下方側に押圧することによ
    り異色セッケン素地(12)を凹型(3a)の内面に沿う形
    状で主セッケン素地(11)の上面より上方に突出させる
    工程と、 からなる多色セッケンの製造方法。
  2. 【請求項2】異色セッケン素地(12)を凹型(3a)の内
    面に沿う形状で主セッケン素地(11)の上面より上方に
    突出させた後、その上方側から溶融状態の主セッケン素
    地(11)を流し込み、固化することにより、主セッケン
    素地(11)の内部に異色セッケン素地(12)全体を入れ
    たセッケン(1a)を得ることを特徴とする請求項1記載
    の多色セッケンの製造方法。
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