JPH0737104A - 画像処理方法および同装置 - Google Patents

画像処理方法および同装置

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JPH0737104A
JPH0737104A JP5182938A JP18293893A JPH0737104A JP H0737104 A JPH0737104 A JP H0737104A JP 5182938 A JP5182938 A JP 5182938A JP 18293893 A JP18293893 A JP 18293893A JP H0737104 A JPH0737104 A JP H0737104A
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center
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mark
hypothetical
image
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JP5182938A
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Inventor
Shinji Inagaki
真次 稲垣
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Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 円形のマークの画像からマークの中心位置を
求める場合に、マークの画像に欠けや歪み等があった場
合にも精度良くマーク中心位置を検出することができる
ようにする。 【構成】 円形のマークの画像の輪郭となる境界線上に
所定距離をおいた3点(P1,P2,P3)を設定し
て、これら3点を通る円の中心点である仮定中心点の位
置を演算し、この処理を、上記境界線上で3点を移動さ
せつつ繰返し行い、その多数個の仮定中心点について二
次元座標上の単位区分毎に頻度の分布を求めた後、仮定
中心点の頻度が最も高い位置を中心とした所定範囲内に
存在する仮定中心点からこれらの重心を演算し、この重
心を上記マークの中心位置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、実装機においてプリン
ト基板に付されたマークにより基板の位置を検出する場
合等に行う画像処理の技術に関するものであり、とく
に、円形のマークの中心位置を求めるための方法および
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マーク等を撮像した画像を処理して位置
検出等を行う画像処理技術は各種分野において知られ、
例えば、プリント基板にチップ部品(電子部品)を実装
する実装機において、プリント基板の位置検出のために
プリント基板に付されているマークを検出する場合等に
採用されている。
【0003】すなわち、上記実装機においては、搬送手
段によりプリント基板を所定位置に搬送した後、吸着ノ
ズルを備えた移動可能なヘッドにより、部品供給部から
チップ部品を吸着し、これをプリント基板上の目的位置
へ装着するようになっているが、この装着作業を正確に
行うためには、搬送手段により搬送されたプリント基板
の位置を検出することが必要である。このため、通常、
上記プリント基板に円形のマークを予め付しておき、上
記ヘッド等に装備した基板検出用カメラでマークを撮像
し、その画像を処理してマークの中心位置を求めるよう
にしている。
【0004】従来、このような場合の画像処理として
は、例えば、対象画像における境界画素を次々に追跡し
ていく境界追跡(特開平5−114027号公報参照)
等の手法で対象画像の外形を調べた上で、その重心を求
め、これをマークの中心位置の検出値としていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の手
法によると、図10(a)(b)に示すように、マーク
の画像に欠けや歪み等があった場合に精度が低下し易い
という問題があった。すなわち、実際のマークMは円形
であっても、マークの表面状態や照明の不均一等によ
り、図10(a)中に実線で示すように入力された画像
Miには部分的に凹曲状等の欠けLが発生したり、歪み
が生じたりする場合がある。あるいはまた、マークの一
部がカメラの視野に入っていなかった場合等に、図10
(b)中に実線で示すように画像Miが直線的に切れた
欠落部分L′を有する欠円形状となるような場合もあ
る。このように欠けL、欠落部分L′等が生じている場
合、従来の手法では、マーク中心位置の検出値とされる
重心Ciが実際のマーク中心位置Caからずれてしま
い、誤差を生じることとなる。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑み、マークの画
像に欠けや歪み等があった場合にも精度良くマーク中心
位置を検出することができる画像処理方法および同装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の画像処理方法は、円形のマークの画像から
マークの中心位置を求める画像処理方法であって、上記
マークの画像の輪郭となる境界線を追跡し、この境界線
上に所定距離をおいた3点を設定して、これら3点を通
る円の中心点である仮定中心点の位置を演算し、この仮
定中心点演算の処理を、上記境界線上で3点を移動させ
つつ繰返し行い、こうして得られる多数個の仮定中心点
の演算値から2次元空間上で仮定中心点の分布を求めた
後、2次元空間上で仮定中心点が最も密集する位置を検
出し、この位置を中心とした所定範囲内に存在する仮定
中心点からこれらの重心を演算し、この重心を上記マー
クの中心位置とするようにしたものである。
【0008】また、上記方法を実施する画像処理装置
は、撮像手段により撮像された円形のマークの画像を読
み込んで、その画像の輪郭となる境界線を追跡する輪郭
追跡手段と、上記境界線上に所定距離をおいた3点を設
定して、これら3点を通る円の中心点である仮定中心点
の位置を演算し、この仮定中心点演算の処理を、上記境
界線上で3点を移動させつつ繰返し行う仮定中心演算手
段と、この仮定中心演算手段により演算された仮定中心
点を2次元座標上の単位区分毎にカウントするカウント
手段と、このカウント手段によるカウントに基づき2次
元座標上の単位区分毎に仮定中心位置の頻度を記憶して
上記頻度分布のマップを作成する頻度分布作成手段と、
この頻度分布のマップから頻度の最も高い区分を中心と
した所定の広さの重心位置演算用の範囲を設定し、この
範囲内の各単位区分の座標と上記頻度とに基づいて重心
を演算し、これをマークの中心位置とするマーク中心演
算手段とを備えたものである。
【0009】
【作用】上記構成によると、上記仮定中心点が最も密集
する位置を中心とした所定範囲内に存在する仮定中心点
から重心を演算していることにより、マークの画像にお
ける欠けや歪みにより一部の仮定中心点が上記所定範囲
から外れている場合に、その所定範囲外の仮定中心点は
上記重心の演算要素に含まれず、その影響が除去される
こととなる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図示の実施例は、実装機において、プリント基板に付さ
れたマークの検出に本発明を適用したものである。図1
および図2は実装機全体の構造を示している。これらの
図において、基台1上には、プリント基板搬送用のコン
ベア2が配置され、プリント基板3が上記コンベア2上
を搬送され、所定の装着作業用位置で停止されるように
なっている。
【0011】上記コンベア2の側方には、部品供給部4
が配置されている。この部品供給部4は多数列のテープ
フィーダー4aを備えており、各テープフィーダー4a
はそれぞれ、IC、トランジスタ、コンデンサ等の小片
状のチップ部品を所定間隔おきに収納、保持したテープ
がリールから導出されるようにするとともに、テープ繰
り出し端にはラチェット式の送り機構を具備し、後記ヘ
ッドユニット5によりチップ部品がピックアップされる
につれてテープが間欠的に繰り出されるようになってい
る。
【0012】また、上記基台1の上方には、部品装着用
のヘッドユニット5が装備され、このヘッドユニット5
はX軸方向(コンベア2の方向)およびY軸方向(水平
面上でX軸と直交する方向)に移動することができるよ
うになっている。
【0013】すなわち、上記基台1上には、Y軸方向に
延びる一対の固定レール7と、Y軸サーボモータ9によ
り回転駆動されるボールねじ軸8とが配設され、上記固
定レール7上にヘッドユニット支持部材11が配置され
て、この支持部材11に設けられたナット部分12が上
記ボールねじ軸8に螺合している。また、上記支持部材
11には、X軸方向に延びるガイド部材13と、X軸サ
ーボモータ15により駆動されるボールねじ軸14とが
配設され、上記ガイド部材13にヘッドユニット5が移
動可能に保持され、このヘッドユニット5に設けられた
ナット部分(図示せず)が上記ボールねじ軸14に螺合
している。そして、Y軸サーボモータ9の作動によりボ
ールねじ軸8が回転して上記支持部材11がY軸方向に
移動するとともに、X軸サーボモータ15の作動により
ボールねじ軸14が回転して、ヘッドユニット5が支持
部材11に対してX軸方向に移動するようになってい
る。
【0014】上記Y軸サーボモータ9およびX軸サーボ
モータ15にはそれぞれエンコーダからなる位置検出手
段10,16が設けられており、これによって上記ヘッ
ドユニット5の移動位置検出がなされるようになってい
る。
【0015】上記ヘッドユニット5には、チップ部品を
吸着するための吸着ノズル20が設けられている。この
吸着ノズル20は、昇降(Z軸方向の移動)および中心
軸(R軸)回りの回転が可能とされ、ヘッドユニット5
に装備されたZ軸サーボモータ21およびR軸サーボモ
ータ22により作動されるようになっている。各サーボ
モータ21,22にはそれぞれ位置検出手段23,24
が設けられ、これらによって吸着ノズル20の移動位置
検出がなされるようになっている。また、吸着ノズル2
0は図外の負圧供給手段にバルブ等を介して接続され、
実装作業時に、吸着ノズル20に負圧が供給されること
によりチップ部品の吸着が行われるようになっている。
【0016】さらにノズルユニット5には、基板認識用
カメラ(撮像手段)25が装備されている。このカメラ
25は、実装作業にあたってプリント基板3の位置ずれ
等を調べるため、図3に示すように予めプリント基板3
に付されている円形のマークMを撮像するもので、ノズ
ルユニット5に下向きに取り付けられており、コンベア
2によって搬送されたプリント基板3が所定の作業位置
に保持された状態で、ノズルユニット5がプリント基板
3上の所定位置まで移動されてから、このカメラ25に
よりマークMの撮像が行われるようになっている。
【0017】なお、基台1上の適宜箇所には部品認識用
カメラ26が装備されている。この部品認識用カメラ2
6は、吸着ノズル20による部品吸着状態が正常か否か
の判定や吸着位置のずれの検出等のため、上記吸着ノズ
ル20に吸着されたチップ部品を撮像するもので、基台
1上に上向きに配置されている。
【0018】図4は上記基板認識用カメラ25による撮
像に基づいて画像処理を行う制御系統を示し、この図に
おいて、カメラ25からの画像情報は、実装機に装備さ
れているマイクロコンピュータ等を用いた制御装置30
に入力されている。この制御装置30は、上記カメラ2
5からの画像情報をA/D変換するA/D変換器31
と、A/D変換された画像情報を記憶する画像メモリ3
2と、画像メモリ32から読み出し情報をD/A変換し
てモニタテレビ33に出力するD/A変換器34とを含
む。さらに制御装置30は、プログラム等を記憶するR
OM35と、後記頻度マップ等を記憶するRAM36
と、各種演算制御処理を行うCPU37と、外部作動機
器に対する出力用のポート38とを含んでいる。
【0019】上記制御装置30のCPU37、ROM3
5およびRAM36は、図5に示すように、マークの輪
郭となる境界線を求めるための輪郭追跡手段41と、上
記境界線上に設定した3点から仮定中心点を求める処理
を設定点をずらせつつ繰返し行う仮定中心位置手段42
と、その多数の仮定中心点の2次元座標上における頻度
分布のマップを作成するためのカウント手段43および
頻度分布作成手段44と、この頻度分布のマップに基づ
いてマークの中心位置を求めるマーク中心演算手段45
とを構成している。
【0020】上記各手段としての機能による画像処理方
法を、図7乃至図9を参照しつつ、図6のフローチャー
トによって説明する。
【0021】図6のフローチャートにおいては、先ず輪
郭追跡手段41の機能を果す処理として、画像メモリ3
2からマークの画像が読み出され(ステップS1)、こ
の画像の輪郭追跡が行われる(ステップS2)。この輪
郭追跡は従来知られているような方法で行えば良く、例
えば先ず画像を走査して輪郭を形成している或る一つの
境界画素を調べ、ここから次々に続く境界画素を追跡し
ていくようにすれば良く、この輪郭追跡により、マーク
の輪郭となる境界線が求められる。
【0022】次に、頻度分布のマップがクリアされてか
ら(ステップS3)、3点(P1,P2,P3)が設定
される(ステップS4)。この場合、図7に示すよう
に、マークの画像Miの輪郭となる境界線上に適当な距
離をおいて3点(P1,P2,P3)が設定される。そ
して、上記3点(P1,P2,P3)を通る円の中心点
である仮定中心点の位置が、次のように計算される(ス
テップS5)。
【0023】すなわち、3点の座標をP1(x1,y1),
P2(x2,y2),P3(x3,y3)とし、
【0024】
【数1】 a1=(x2−x1)/(y2−y1) , b1=(y1+y2)/2−a1・(x1+x2)/2 a2=(x3−x2)/(y3−y2) , b2=(y2+y3)/2−a2・(x2+x3)/2 とおくと、円の中心点の座標(xc,yc)は、
【0025】
【数2】 xc=(b2−b1)/(a1−a2) , yc=(a2・b1−a1・b2)/(a2−a1) と求められる。
【0026】このように仮定中心点の位置が求められる
と、これが量子化された上で、図8および図9に示すよ
うな2次元座標上の単位区分毎に頻度がカウントされる
(ステップS6)。つまり、図8および図9に示す2次
元座標上の各単位区分は、仮定中心点の位置を量子化し
たときにとり得る各種の点の座標(xc,yc)に相当する
ものであり、この単位区分毎に頻度を記憶するためのマ
ップが予めRAM36に設定されている。そして、ステ
ップS5で求められた仮定中心点の位置の量子化された
点に対応する区分が調べられ、その区分の頻度を示すカ
ウント値がカウントアップされる。
【0027】続いて、上記の3点(P1,P2,P3)
が、マークの画像の境界線上で一定量だけずらされた上
で、仮定中心点演算の処理を終了すべき状態に至ったか
否かの判定(ステップS8)がNOの間は、ステップS
5〜S7の処理が繰り返される。つまり、図7中に示す
ように3点が(P1,P2,P3)→(P1′,P
2′,P3′)→(P1″,P2″,P3″)というよ
うに一定量ずつ順次ずらされつつ、それぞれの3点に基
づく仮定中心点の演算(ステップS5)および該当する
区分の頻度のカウント(ステップS6)が繰り返され
る。
【0028】なお、画像Miが図10(b)のように境
界線が直線状となる欠落部分L′を有する場合におい
て、この直線状の境界線上に上記の3点が位置するとき
には、上記数1,数2の式で仮定中心点を求めることが
できないが、このときは頻度のカウントを行わないよう
にすればよい。また、上記の3点のずらし量は任意に設
定し得るところであり、必ずしも一定量ずつである必要
はない。
【0029】このようにして上記の3点がマークの画像
Miの境界線上を一周して元の位置に戻る状態になるま
でこれらの処理が繰り返されると、ステップS8の判定
がYESとなる。
【0030】上記のステップS4〜S8により仮定中心
演算手段42およびカウント手段43の機能が果される
とともに、これらの処理が終了すると2次元空間上に図
8に示すような頻度分布が得られ、上記RAM36内の
マップには図9に示すように各区分毎に頻度を示す値が
書き込まれ、頻度分布作成手段44の機能が果される。
なお、図9中で頻度値を示す数値は、単なる例示であっ
て、本発明を限定するものではない。
【0031】ステップS8までの処理が終了すると、次
に、上記の頻度分布から、2次元空間上で仮定中心点が
最も密集する位置が調べられ、つまり、上記頻度分布の
マップから、頻度の最も高い区分(図9中の符号aの区
分)の位置の座標が選出される(ステップS9)。そし
て、この位置を中心とした所定の広さの重心位置演算用
の範囲が設定され(ステップS10)、その範囲内に存
在する仮定中心点からこれらの重心が演算される(ステ
ップS11)。これにより、マーク中心演算手段45と
しての機能が果される。
【0032】マーク中心演算手段45としての処理を具
体的に説明する。上記頻度の最も高い位置をPc(Xc,Y
c)とすると、この位置と、予め定められているパラメ
ータdとから、
【0033】
【数3】Xc−d≦X≦Xc+d , Yc−d≦Y≦Yc+d の範囲が設定される。例えば、図9において、頻度の最
も高い区分aを中心にそのまわりの符号bの各区分を含
む範囲が設定される。
【0034】上記範囲内の各点をPi(Xi,Yi)(i=
1,2,……,n)とし、点Piでの頻度値をHiとする
と、上記範囲に含まれる仮定中心点の重心Pg(Xg,Yg)
は次式で求められる。
【0035】
【数4】
【0036】この所定範囲内の仮定中心点の重心Pg(X
g,Yg)が、上記マークMの中心位置とされる。
【0037】以上のような方法によると、マークの画像
の境界線上で3点が移動されつつその3点に基づいて求
められる多数の仮定中心点のうちで、最大頻度を中心と
した所定範囲(図9中の区分aおよび区分b)内のもの
から上記重心Pg(Xg,Yg)が演算され、上記所定範囲か
ら外れたものは重心演算要素から除かれる。従って、円
形のマークの画像Miに部分的に欠けが生じているよう
な場合に、その部分を含む3点から求められるような仮
定中心位置は、上記重心演算要素に含まれなくなる。
【0038】このため、上記重心Pg(Xg,Yg)がマーク
中心位置の検出値とされることにより、上記欠けの影響
でマーク中心位置の検出値が実際の中心位置からずれる
ことが避けられる。
【0039】なお、上記重心位置演算用の範囲を設定す
るためのパラメータdは、予想される上記仮定中心点の
ばらつきを考慮して適度の値に設定しておけばよく、と
くに仮定中心点の大部分が一点に集中するような場合に
は、dを0とすることにより、仮定中心点の最大頻度の
位置をマークの中心位置としてもよい。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の画像処理方法は、円形の
マークの画像の輪郭となる境界線上に所定距離をおいた
3点を設定して、これら3点を通る円の中心点である仮
定中心点の位置を演算する処理を、上記境界線上で3点
を一定量ずつ移動させつつ繰返し行い、その多数個の仮
定中心点の位置の2次元空間上での分布を求めた後、仮
定中心点が最も密集する位置を中心とした所定範囲内に
存在する仮定中心点からこれらの重心を演算し、この重
心を上記マークの中心位置とするようにしているため、
円形のマークの中心位置を精度良く検出することができ
る。とくに、照明の不均一等で入力された画像に欠けや
歪み等が生じていても、その影響を除去して、正確に中
心位置を求めることができる。
【0041】また、請求項2に記載の画像処理装置は、
輪郭追跡手段と、仮定中心演算手段と、カウント手段
と、頻度分布作成手段と、マーク中心演算手段とを備え
ることにより、上記方法を自動的に行うことができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用の一例として示す実装機の平面図
である。
【図2】同正面図である。
【図3】カメラを装備したヘッドユニットとマークを付
したプリント基板の一部を示す斜視図である。
【図4】制御装置の構成を示すブロック図である。
【図5】主要部の構成を示す機能ブロック図である。
【図6】画像処理の方法を示すフローチャートである。
【図7】マークの画像の輪郭となる境界線上に3点をと
って仮定中心点を演算する処理を説明するための図であ
る。
【図8】仮定中心点の頻度分布をグラフ化して表した説
明図である。
【図9】頻度分布のマップを示す図である。
【図10】(a)(b)は従来の方法の問題点を示す説
明図である。
【符号の説明】
3 プリント基板 M マーク 25 カメラ(撮像手段) 30 制御装置 41 輪郭追跡手段 42 仮定中心演算手段 43 カウント手段 44 頻度分布作成手段 45 マーク中心演算手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 7/00 // H05K 13/08 B 8315−4E

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形のマークの画像からマークの中心位
    置を求める画像処理方法であって、上記マークの画像の
    輪郭となる境界線を追跡し、この境界線上に所定距離を
    おいた3点を設定して、これら3点を通る円の中心点で
    ある仮定中心点の位置を演算し、この仮定中心点演算の
    処理を、上記境界線上で3点を移動させつつ繰返し行
    い、こうして得られる多数個の仮定中心点の演算値から
    2次元空間上で仮定中心点の分布を求めた後、2次元空
    間上で仮定中心点が最も密集する位置を検出し、この位
    置を中心とした所定範囲内に存在する仮定中心点からこ
    れらの重心を演算し、この重心を上記マークの中心位置
    とすることを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 撮像手段により撮像された円形のマーク
    の画像を読み込んで、その画像の輪郭となる境界線を追
    跡する輪郭追跡手段と、上記境界線上に所定距離をおい
    た3点を設定して、これら3点を通る円の中心点である
    仮定中心点の位置を演算し、この仮定中心点演算の処理
    を、上記境界線上で3点を移動させつつ繰返し行う仮定
    中心演算手段と、この仮定中心演算手段により演算され
    た仮定中心点を2次元座標上の単位区分毎にカウントす
    るカウント手段と、このカウント手段によるカウントに
    基づき2次元座標上の単位区分毎に仮定中心位置の頻度
    を記憶して上記頻度分布のマップを作成する頻度分布作
    成手段と、この頻度分布のマップから頻度の最も高い区
    分を中心とした所定の広さの重心位置演算用の範囲を設
    定し、この範囲内の各単位区分の座標と上記頻度とに基
    づいて重心を演算し、これをマークの中心位置とするマ
    ーク中心演算手段とを備えたことを特徴とする画像処理
    装置。
JP5182938A 1993-07-23 1993-07-23 画像処理方法および同装置 Pending JPH0737104A (ja)

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