JPH073636A - 織 物 - Google Patents

織 物

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JPH073636A
JPH073636A JP5172360A JP17236093A JPH073636A JP H073636 A JPH073636 A JP H073636A JP 5172360 A JP5172360 A JP 5172360A JP 17236093 A JP17236093 A JP 17236093A JP H073636 A JPH073636 A JP H073636A
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JP
Japan
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film layer
thin film
woven fabric
sputtering
fabric
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Application number
JP5172360A
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English (en)
Inventor
Masaharu Kojima
島 雅 晴 小
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面がきらびやかに見える織物を提供する。 【構成】 この織物は、たとえば絹からなる布地を含
む。この布地の表面にはスパッタリングによってITO
(インジウム−スズ酸化物)からなる第1の薄膜層が形
成される。この第1の薄膜層の表面にはスパッタリング
によってTiからなる第2の薄膜層が形成される。さら
にこの第2の薄膜層の表面にはスパッタリングによって
ITOからなる第3の薄膜層が形成される。こうして形
成された織物は所定の寸法に裁断され縫製されて着物と
なる。なお、織物は着物を形成するために用いられるこ
とに限らず、その他の衣服、装身具、装飾品、寝具など
に用いられてもよい。これらの物品には、たとえば、帽
子、ハンドバック、ネクタイ、ハンカチ、カーテン、座
布団、布団などが含まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は織物に関し、特にたと
えば、衣服、装身具、装飾品、寝具などに用いられる織
物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、織物の表面の模様や柄は、染色や
刺繍によって形成される。染色には、たとえば、描き染
め、括り染め、臈纈染めなどの技法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の技法によって染め上げられた織物は、その表面の反射
率が低く、色合いに比べて暗く見えるのが通常である。
したがって、これらの織物は、その外観をきらびやかに
見せることが困難であった。また、外観をきらびやかに
見せるために、錦糸、銀糸などを織り込んだ着物もある
が、模様作りに時間がかかり、非常に高価になるという
問題があった。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的はその
表面がきらびやかに見える織物を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、布地と、布
地の表面に形成された金属または金属酸化物からなる薄
膜層とを含む、織物である。
【0006】
【作用】金属または金属酸化物の薄膜層によって、織物
の表面の反射率が高くなる。
【0007】
【発明の効果】この発明によれば、薄膜層によって織物
の表面の反射率が高くなるので、織物の外観がきらびや
かに見える。したがって、この織物を用いた衣服、装身
具、装飾品、寝具などの外観をきらびやかに見せること
ができる。
【0008】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、以下の実施例の詳細な説明から一層明
らかとなろう。
【0009】
【実施例】第1の実施例の織物は、たとえば絹からなる
布地を含む。この布地の表面にはスパッタリングによっ
てITO(インジウム−スズ酸化物)からなる第1の薄
膜層が形成される。この第1の薄膜層の表面にはスパッ
タリングによってTiからなる第2の薄膜層が形成され
る。さらにこの第2の薄膜層の表面にはスパッタリング
によってITOからなる第3の薄膜層が形成される。こ
うして形成された織物は所定の寸法に裁断され縫製され
て着物となる。なお、織物は着物を形成するために用い
られることに限らず、その他の衣服、装身具、装飾品、
寝具などに用いられてもよい。これらの物品には、たと
えば、帽子、ハンドバック、ネクタイ、ハンカチ、カー
テン、座布団、布団などが含まれる。
【0010】この実施例の織物は、その表面に薄膜層が
形成されているので、玉虫色の光沢を有し、外観がきら
びやかである。また、薄膜層がスパッタリングによって
形成されるので、この織物は通風性が良い。さらに、金
属や金属酸化物からなる薄膜層は抗菌性を有する。ま
た、金属や金属酸化物からなる薄膜層は織物に撥水性を
与える。さらに、スパッタリングによって形成された薄
膜層は、金属または金属酸化物の粒子が繊維の中に食い
込むようにして形成されるので、織物を水洗やドライク
リーニングした場合にも剥がれにくい。
【0011】次に、第2の実施例について説明する。第
2の実施例では、たとえば絹からなる布地の表面にスパ
ッタリングによってTiからなる第1の薄膜層が形成さ
れ、この第1の層の表面にスパッタリングによってIT
Oからなる第2の薄膜層が形成される。こうして、布地
の表面にTiとITOとからなる2層の薄膜層が形成さ
れる。第2の実施例でも上述と同様の効果が得られる。
【0012】次に、第3の実施例について説明する。第
3の実施例では、たとえば絹からなる布地の表面にスパ
ッタリングによってITOからなる第1の薄膜層が形成
される。次に、第1の薄膜層の上には、スパッタリング
によってTiからなる第2の薄膜層が形成される。そし
て、この第2の薄膜層の上にスパッタリングによってI
TOからなる第3の薄膜層が形成される。さらに、この
第2の薄膜層の上に印刷層が形成される。この印刷層
は、金属に対する親和性の高いインキまたは染料を用い
て型染め、手染め、または凸版印刷などすることによっ
て形成される。この実施例でも上述と同様の効果が得ら
れるとともに、印刷層によってさまざまな模様や柄を表
現することができる。
【0013】次に、第4の実施例について説明する。第
4の実施例では、たとえば絹からなる布地の表面にスパ
ッタリングによってITOからなる第1の薄膜層が形成
される。第1の薄膜層の上には、スパッタリングによっ
てTiからなる第2の薄膜層が形成される。そして、こ
の第2の薄膜層の上に印刷層が形成される。さらに、こ
の印刷層の上にスパッタリングによってITOからなる
第3の薄膜層が形成される。第4の実施例でも上述と同
様の効果が得られるとともに、印刷層によってさまざま
な模様や柄を表現することができる。
【0014】次に、第5の実施例について説明する。第
5の実施例では、たとえば絹からなる布地の表面に印刷
層が形成される。そして、この印刷層の上にスパッタリ
ングによってITOからなる第1の薄膜層が形成され
る。この第1のITO層の上には、スパッタリングによ
ってTiからなる第2の薄膜層が形成される。そして、
この第2の薄膜層の上にスパッタリングによってITO
からなる第3の薄膜層が形成される。この実施例でも上
述と同様の効果が得られるとともに、印刷層によってさ
まざまな模様や柄を表現することができる。
【0015】なお、上述の布地は絹に限らず、他の天然
繊維や、たとえばポリエステルなどの合成繊維からなる
ものでもよい。また、上述の薄膜層は蒸着によって形成
されてもよい。この場合には、薄膜層を形成するための
コストを低減することができる。さらに、薄膜層を形成
するための材料は、たとえばAl、Cu、またはステン
レスなどを用いてもよい。特にAlの薄膜層が形成され
た場合には、紫外線が透過しにくい織物を得ることがで
きる。また、薄膜層は、1層でもよく、さらに多数の層
構造を持つように形成されてもよい。さらに、薄膜層は
織物の表面の全部に形成されてもよく、一部に形成され
てもよい。このとき、所望の形状に切り抜いたマスクを
布地の表面に配置してスパッタリングまたは蒸着をすれ
ば、薄膜層を所望の形状にすることができる。なお、上
述の印刷層は、薄膜層の上だけに形成されるものに限ら
ず、薄膜層と布地とに跨がるように形成されてもよい。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布地、および前記布地の少なくとも表面
    の一部に形成された金属または金属酸化物からなる薄膜
    層を含む、織物。
  2. 【請求項2】 前記薄膜層はスパッタリングまたは蒸着
    によって形成される、請求項1の織物。
  3. 【請求項3】 前記薄膜層は多層に形成され、その最外
    層が金属酸化物で形成された、請求項1または請求項2
    の織物。
JP5172360A 1993-06-17 1993-06-17 織 物 Pending JPH073636A (ja)

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