JPH07351Y2 - 車両用回転シート装置 - Google Patents

車両用回転シート装置

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JPH07351Y2
JPH07351Y2 JP8914590U JP8914590U JPH07351Y2 JP H07351 Y2 JPH07351 Y2 JP H07351Y2 JP 8914590 U JP8914590 U JP 8914590U JP 8914590 U JP8914590 U JP 8914590U JP H07351 Y2 JPH07351 Y2 JP H07351Y2
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JP
Japan
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support shaft
seat
upper plate
vehicle
ball
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JP8914590U
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English (en)
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JPH0446931U (ja
Inventor
和郎 曽我
Original Assignee
池田物産株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は自動車等の車両に設けられる車両用回転シート
装置に関するものである。
《従来の技術》 従来のこの種の車両用回転シート装置において、その回
転機構は、第4図に示すように車体フロア側に固定され
た下部プレートaを備えており、この下部プレートaの
上面中央には支軸bが突設してある。この支軸bは円柱
体である。また、下部プレートaの上面部には周方向に
所定の間隔を置いて複数個のボール収容凹部dが形成し
てあり、また、シートクッションの下部に取り付けられ
た上部プレートeの中央部には、円孔fが形成してあ
る。そして、ボール収容凹部d内にボールgを設け、支
軸bを上部プレートeの円孔fを挿入して上部プレート
eをボールg上に乗せ、支軸bの上端部にホルダーhを
ボルトiで固定して構成されている。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、従来例にあっては、シートクッションの
回転中心である支軸bが円柱体からなり、上部プレート
eに設けた円孔fが前記支軸bに摺接する孔であるため
に、上部プレートeを支軸bに組み付けた場合、支軸b
の周面が上部プレートeの円孔fの周縁部に摺接して、
中心出しが行われる。このために、支軸bと円孔fの周
縁部との接触は面接触になって、その摩擦抵抗が大きく
なり回転抵抗及びガタツキが大きくなるという問題点が
あった。
本考案は、上記の問題点に着目して成されたものであっ
て、その目的とするところは、支軸と孔の周縁部との接
触は点接触になって、従来の面接触に比べてその摩擦抵
抗が小さくなり回転抵抗及びガタツキを低減させること
ができる車両用回転シート装置を提供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記の目的を達成するために本考案は、車体に回転機構
を介して座席用シートを設け、この座席用シートを所定
の回転位置に固定可能にした車両用回転シート装置にお
いて、回転機構を、車体フロア側に固定された下部プレ
ート上面中央に平面正多角形の柱体からなる支軸を突設
し、下部プレートの上面部に周方向に所定の間隔を置い
て複数個のボール収容凹部を形成し、シートクッション
の下部に取り付けられた上部プレートの中央部に、前記
支軸の外接円に等しい孔を形成し、ボール収容凹部内に
ボールを設け、支軸を上部プレートの孔を挿入して上部
プレートをボール上に乗せて構成したことを特徴とす
る。
《作用》 かかる構成により、シートクッションの回転中心である
支軸が平面正多角形の柱体からなり、上部プレートに設
けた孔が前記支軸の外接円に等しい孔であるために、上
部プレートを支軸に組み付けた場合、支軸の複数の角部
が上部プレートの孔の周縁部に摺接して、中心出しが行
われる。このために、支軸と孔の周縁部との接触は点接
触になって、従来の面接触に比べてその摩擦抵抗が小さ
くなり回転抵抗及びガタツキを低減させることができ
る。
《実施例》 以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係わる車両用回転シート装置の斜視
図、第2図は回転機構の平面図、第3図は第2図A−A
線に沿う断面図である。
第1図において、1は自動車等の車両の座席シートであ
って、シートクッション2とシートバック3とヘッドレ
スト4とからなり、シートクッション2が回転機構5を
介して車体フロアの回転可能に支承されている。
この回転機構5は、車体フロア側に固定された下部プレ
ート7を備えており、この下部プレート7の上面中央に
は支軸8が突設してある。この支軸8は平面正三角形の
柱体である。また、下部プレート7の上面部には周方向
に所定の間隔を置いて複数個のボール収容凹部9が形成
してあり、また、下部プレート7の上面部にはロックピ
ン用孔10が形成してある。
11はシートクッション2の下部に取り付けられた上部プ
レートであり、この上部プレート11の中央部には、前記
支軸8の外接円に等しい孔12が形成してある。上部プレ
ート11の面部には周方向に所定の間隔を置いて複数個の
ロックピン用孔13が形成してある。
そして、ボール収容凹部9内にボール14を設け、支軸8
を上部プレート11の孔12を挿入して上部プレート11をボ
ール14上に乗せ、支軸8の上端部に前記孔12より大径の
ホルダー15をボルト16で固定して回転機構5が座席用シ
ート1に組込まれている。この場合、支軸8の3つの角
部8aは上部プレート11の孔12の周縁部12aに摺接してい
る。そして、例えば、座席用シート1が正面を向いてい
る位置ではロックピン用孔10に上部プレート11のロック
ピン用孔13の1つが一致するので、これらのロックピン
用孔13、10にロックピン17を挿入して座席用シート1が
正面を向いている位置に固定してある。
したがって、座席用シート1を第1図に仮想線に示すよ
うに後面に向ける場合には、ロックピン17をロックピン
用孔10、13から抜け出して上下部プレート11、7の結合
を解除し、上部プレート11をボール14上を滑らせて回転
し座席用シート1が後面に向いたら互いに一致したロッ
クピン用孔10、13にロックピン17を挿入して座席用シー
ト1を固定する。
本実施例においては、シートクッション2の回転中心で
ある支軸8が平面正多角形の柱体からなり、上部プレー
ト11に設けた孔12が前記支軸8の外接円に等しい円孔で
あるために、上部プレート11を支軸8に組み付けた場
合、支軸8の複数の角部8aが上部プレート11の孔12の周
縁部12aに摺接して、中心出しが行われる。
《考案の効果》 以上説明したように、本考案は、回転機構を、車体フロ
ア側に固定された下部プレート上面中央に平面正多角形
の柱体からなる支軸を突設し、下部プレートの上面部に
周方向に所定の間隔を置いて複数個のボール収容凹部を
形成し、シートクッションの下部に取り付けられた上部
プレートの中央部に、前記支軸の外接円に等しい孔を形
成し、ボール収容凹部内にボールを設け、支軸を上部プ
レートの孔を挿入して上部プレートをボール上に乗せて
構成したから、シートクッションの回転中心である支軸
が平面正多角形の柱体からなり、上部プレートに設けた
孔が前記支軸の外接円に等しい孔であるために、上部プ
レートを支軸に組み付けた場合、支軸の複数の角部が上
部プレートの孔の周縁部に摺接して、中心出しが行われ
る。このために、支軸と孔の周縁部との接触は点接触に
なって、従来の面接触に比べてその摩擦抵抗が小さくな
り回転抵抗及びガタツキを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案に係わる車両用回転シート装置の斜視
図、第2図は回転機構の平面図、第3図は第2図A−A
線に沿う断面図、第4図は従来の車両用回転シート装置
における回転機構の縦断面図である。 5……回転機構、7……下部プレート、8……支軸、9
……ボール収容凹部、11……上部プレート、12……孔、
14……ボール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に回転機構を介して座席用シートを設
    け、この座席用シートを所定の回転位置に固定可能にし
    た車両用回転シート装置において、回転機構を、車体フ
    ロア側に固定された下部プレート上面中央に平面正多角
    形の柱体からなる支軸を突設し、下部プレートの上面部
    に周方向に所定の間隔を置いて複数個のボール収容凹部
    を形成し、シートクッションの下部に取り付けられた上
    部プレートの中央部に、前記支軸の外接円に等しい孔を
    形成し、ボール収容凹部内にボールを設け、支軸を上部
    プレートの孔を挿入して上部プレートをボール上に乗せ
    て構成したことを特徴とする車両用回転シート装置。
JP8914590U 1990-08-28 1990-08-28 車両用回転シート装置 Expired - Lifetime JPH07351Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0446931U JPH0446931U (ja) 1992-04-21
JPH07351Y2 true JPH07351Y2 (ja) 1995-01-11

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