JPH0734519Y2 - カセツト収納棚のカセツト押出装置 - Google Patents

カセツト収納棚のカセツト押出装置

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JPH0734519Y2
JPH0734519Y2 JP4733088U JP4733088U JPH0734519Y2 JP H0734519 Y2 JPH0734519 Y2 JP H0734519Y2 JP 4733088 U JP4733088 U JP 4733088U JP 4733088 U JP4733088 U JP 4733088U JP H0734519 Y2 JPH0734519 Y2 JP H0734519Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 以下の順序で本考案を説明する。
A 産業上の利用分野 B 考案の概要 C 従来の技術 D 考案が解決しようとする課題 E 課題を解決するための手段 F 作用 G 実施例 G1 カセットオートチェンジャー全体の説明 (第11図及び第12図) G2 カセット収納棚の位置決め装置の説明 (第8図〜第10D図) G3 カセット収納棚のカセット押出装置の説明(第1A図
〜第7B図) H 考案の効果 A 産業上の利用分野 本考案は、例えばテレビジョン放送局において長時間に
亘る連続ビデオ再生や録画を行うカセットオートチェン
ジャーに適用するのに最適なカセット収納棚のカセット
押出装置に関するものである。
B 考案の概要 本考案は、カセットオートチェンジャー等に適用される
カセット収納棚のカセット押出装置において、カセット
収納棚に移動自在に取付けられて、外部から挿入される
操作手段によって復動位置から往動位置へ移動操作され
る第1のラック部材と、第1のラック部材の上部に第2
のラック部材を挟んで移動自在に取付けられて、上記第
1のラック部材と正反対の復動位置から往動位置へ移動
されるカセット押出し用の第3のラック部材とを具備
し、第1及び第2のラック部材の間と第2及び第3のラ
ック部材の間に2組のラック・ピニオン機構を組込むこ
とによって、操作手段による第1のラック部材の操作ス
トロークに対して、第3のラック部材によるカセット押
出ストロークを十分に大きくできるようにしたものであ
る。
C 従来の技術 本考案の出願人は、ビデオカセットを用いるカセットオ
ートチェンジャーのカセット収納棚の先願例として、例
えば実願昭62−125258号を先に出願している。
この先願例は、カセット移送機から押出されてカセット
収納棚内に挿入される操作手段によって第1のラック部
材を復動位置から往動位置へ移動操作することにより、
ラック・ピニオン機構によって第2のラック部材を第1
のラック部材と正反対の復動位置から往動位置へ駆動し
て、この第2のラック部材でカセット収納棚内のカセッ
トをカセット移送機内へ押出すように構成したものであ
る。
D 考案が解決しようとする課題 しかしながら、この先願例では、操作手段による第1の
ラック部材の操作ストロークと、第2のラック部材によ
るカセット押出ストロークとが同じである。そして、カ
セット移送機から押出される操作手段による操作ストロ
ークには限度があるから、結果的に、カセット押出スト
ロークを大きくすることができない。
従って、この先願例では、大カセットと小カセットとを
選択的に収納することができる大小カセット兼用収納棚
において、カセットの大きさの大小により生じる必要な
押出ストローク差を補うべく、これら大小カセットを大
きな押出ストロークで押出すことができないと言う問題
点があった。
本考案は、カセット収納棚の外部から操作される操作手
段による操作ストロークに対して、カセット収納棚の外
部へのカセット押出ストロークを十分に大きくできるよ
うにしたカセット収納棚のカセット押出装置を提供する
ことを目的としている。
E 課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本考案のカセット収納棚の
カセット押出装置は、カセット収納棚に移動自在に取付
けられて、外部から挿入される操作手段によって復動位
置から往動位置へ移動操作される第1のラック部材と、
上記第1のラック部材の上部に移動自在に取付けられた
第2のラック部材と、上記第2のラック部材の上部に移
動自在に取付けられて、上記第1のラック部材と正反対
の復動位置から往動位置へ移動されるカセット押出し用
の第3のラック部材と、上記第1のラック部材と上記第
2のラック部材に設けられた第1及び第2のラックと、
これらの間に噛合されて上記カセット収納棚の定位置に
回転自在に取付けられた第1のピニオンとからなる第1
のラック・ピニオン機構と、上記第1及び第3のラック
部材に設けられた第3及び第4のラックと、これらの間
に噛合されて上記第2のラック部材に回転自在に取付け
られた第2のピニオンとからなる第2のラック・ピニオ
ン機構とを具備し、上記操作手段によって上記第1のラ
ック部材を移動操作することによって、上記第1及び第
2のラック・ピニオン機構及び上記第2のラック部材を
介して上記第3のラック部材を移動させ、この第3のラ
ック部材で上記カセット収納部内のカセットを外部へ押
出すように構成したものである。
F 作用 上記のように構成されたカセット収納棚のカセット押出
装置によれば、第1、第2及び第3のラック部材と、こ
れらの間に組込まれた2組のラック・ピニオン機構によ
る2段階の送り作用によって、操作手段による第1のラ
ック部材の操作ストローク(第4B図のS3)に対して、第
3のラック部材によるカセット押出ストローク(第6B図
のS2)を十分に大きくできる。
G 実施例 以下、本考案をビデオカセットを用いるカセットオート
チェンジャーに適用した一実施例を図面に基づき説明す
る。
G1 まず、第11図及び第12図によって、カセットオート
チェンジャー全体について説明する。
まず、このカセットオートチェンジャーは、大きさが異
なる大カセット1と小カセット2との2種類のカセット
を使い分けることができるものである。そして、大カセ
ット1と小カセット2が兼用して収納することができる
大小カセット兼用収納棚3が上下多数段で横数列に設け
られた棚ブロック4と、小カセット2を専用に収納する
ことができる小カセット専用収納棚5が上下多数段で横
数列に設けられた複数の棚ブロック6と、小カセット2
の挿入専用棚7及び排出専用棚8が設けられた棚ブロッ
ク9等が設けられている。そして、これら複数の棚ブロ
ック4、6、9が第11図で上下方向及び第12図で左右方
向に移動されるカセット移送機10の移動経路11の前後両
側に沿って2列状に並べられて配置されている。そし
て、オペレータ側(前面側)12の棚ブロック列12aとは
反対の背面側の棚ブロック列12bの一側部には記録再生
装置13が上下複数段に配置されている。これら複数の記
録再生装置13は大カセット1と小カセット2とを選択的
に記録又は再生する大小カセット共通のフロントローデ
ィング式VTRである。そして、これら複数の記録再生装
置13のカセット挿入口13aはオペレータ側12に向けられ
ていて、これら複数のカセット挿入口13aの前面(オペ
レータ側)には複数のカセット挿入排出用アダプター14
が設けられている。そして、カセット移送機10には大カ
セット1と小カセット2とを選択的にかつ共通に収容す
る1つのカセット収容部15が設けられている。なお、オ
ペレータ側12の棚ブロック列12aの前面には複数に分割
された開閉扉16が設けられている。
そして、このカセットオートチェンジャーによれば、ま
ず、多数の大小カセット兼用収納棚3及び小カセット専
用収納棚5に大カセット1と小カセット2とを予め収納
させておく。なおこの際、大小カセット兼用収納棚3に
ついては、オペレータが大小カセット1、2をオペレー
タ側12から矢印a、a′方向に挿入及び排出する。ま
た、小カセット専用収納棚5については、オペレータが
挿入専用棚7に順次挿入した小カセット2をカセット移
送機10で順次移送して移動経路11側から矢印b方向に順
次挿入し、逆に、小カセット専用収納棚5からカセット
移送機10で順次矢印b′方向に排出した小カセット2を
排出専用棚8からオペレータ側12に順次排出する。
次に、カセット移送機10を移動経路11に沿って上下方向
及び左右方向に移動制御して、指定された棚番地内の大
カセット1又は小カセット2を選択的に矢印b′方向か
ら受け取って、カセット収容部15内に収容する。そし
て、その収容した大カセット1又は小カセット2をこの
カセット移送機10で指定された記録再生装置13へ移送し
た後、大カセット1又は小カセット2をアダプター14を
使用してカセット挿入口13aから指定された記録再生装
置13内に矢印c方向からローディングして、大カセット
1又は小カセット2の記録又は再生を行う。一方、記録
再生装置13で記録又は再生の終わった大カセット1又は
小カセット2はアダプター14を使用して矢印c′方向に
アンローディングしてカセット移送機10で受け取り、上
記の逆動作で元の棚番地に返却する。
そして、以上の動作を連続して繰り返すことによって、
長時間に亘る連続ビデオ再生や録画等を行うことができ
る。
しかもこの際、大きさが小さく記録時間が短い小カセッ
ト2を用いてコマーシャル等の短時間ものの放映等を行
い、大きさが大きくて記録時間が長い大カセット1を用
いてニュースや各種番組等の長時間ものの放映等を行え
る等、大小カセット1、2の大きさで放映時間等の長短
を区別する方式を採用できる。
G2 次に、第8図〜第10D図によって、大小カセット兼
用収納棚3の詳細を説明する。
まず、第8図、第9A図及び第10A図に示す如く、板金か
らなる棚シャーシ18の上部に棚板19が水平に架設され、
棚板19の左右両側に左右一対の大カセットガイド板20が
垂直に設けられ、その両大カセットガイド板20の上部
に、上位の大小カセット兼用収納棚3の棚シャーシ18が
近接されて、これら棚板19と、両大カセットガイド板20
と、上部の棚シャーシ18との間にカセット収納部(空
間)21が形成されている。そして、このカセット収納部
21の前後両端は共に開口21a、21bによって解放されてい
る。なお、カセット収納部21の底部には左右一対の小カ
セットガイド22がカセット収納部21の内部と外部との間
で移動自在に設けられている。
そして、棚シャーシ18の上部に載置された水平なストッ
パベース24の上部に、大カセットストッパ25と小カセッ
トストッパ26とが取付けられている。なお、これら大小
カセットストッパ25、26はそれぞれほぼL形に構成され
ていて、大カセットストッパ25がカセット収納部21内へ
の大小カセット1、2の挿入方向である矢印d方向の前
方側に配置され、小カセットストッパ26が大カセットス
トッパ25よりも上記挿入方向の手前(矢印d′方向)に
配置されている。そして、これら大小カセットストッパ
25、26は矢印d′方向側の端部で、上記挿入方向に対し
て直角でかつ水平な支点軸27a、27bによって、ストッパ
ベース24上にそれぞれ矢印e、e′方向に回転自在に取
付けられている。なお、これら大小カセットストッパ2
5、26は支点軸27a、27bの外周に取付けられた戻しばね2
8a、28bによってそれぞれ矢印e′方向に回転付勢され
ている。
また、ストッパベース24の下面に一体に設けられたガイ
ドピン29が棚シャーシ18に設けられた長孔30内に嵌合さ
れていて、これらによる案内作用によって、ストッパベ
ース24が棚シャーシ18上で第9A図及び第10A図に示す復
動位置と第9B図及び第10B図に示す往動位置との間で矢
印d、d′方向に移動自在に構成されている。なお、こ
のストッパベース24は棚シャーシ18との間に取付けられ
た戻しばね31によって矢印d′方向へ移動付勢されて、
復動位置で棚シャーシ18上に設けられたベースストッパ
32に当接されている。
また、カセット収納部21の左右両側部に前後各一対、合
計4つの大カセット検出手段である検出ローラ34a、34b
が設けられている。これらの検出ローラ34a、34bは、棚
シャーシ18の左右両側部の上部に垂直な支点軸35a、35b
を介して矢印f、f′方向へ回転自在に取付けられた前
後各一対、合計4つのL形の回転アーム36a、36bの一端
に回転自在に取付けられている。そして、左右一対のカ
ムレバー37a、37bの前後両端が上記前後各一対の回転ア
ーム36a、36b間にピン38a、38bによって回転自在に連結
されている。そして、前後各一対の回転アーム36a、36b
と左右一対のカムレバー37a、37bとによって平行四連リ
ンク機構が構成されていて、左右一対のカムレバー37
a、37bが矢印g、g′方向に平行移動されるように構成
されている。なお、左右一対のカムレバー37a、37bが棚
シャーシ18との間に取付けられた左右一対の戻しばね39
a、39bによって矢印g′方向に移動付勢されることによ
って、4つの回転アーム36a、36bを介して4つの検出ロ
ーラ34a、34bが矢印f′方向に移動付勢されている。
また、棚シャーシ18上でストッパベース24と一方のカム
レバー37aとの間にシフトプレート41が水平状に設けら
れている。このシフトプレート41に設けられた長孔42が
棚シャーシ18上に設けられたガイドピン43に嵌合されて
いて、これらによる案内作用によって、シフトプレート
41が矢印h、h′方向に移動自在に構成されている。そ
して、シフトプレート41の一端側の下面に設けられたピ
ン44が一方のカムレバー37aに設けられた傾斜面45に係
合されている。
また、ストッパベース24の上部で大小カセットストッパ
25、26の下部にカムプレート47が取付けられている。こ
のカムプレート47に設けられた長孔48にストッパベース
24上に設けられたガイドピン49が嵌合されていて、これ
らによる案内作用によって、カムプレート41が矢印i、
i′方向に移動自在に構成されている。そして、このカ
ムプレート47の矢印d、d′方向の両端の上部に設けら
れた一対のカム駆動部50a、50bの上部に、大小カセット
ストッパ25、26の下面に設けられたカム追従部51a、51b
が係合されている。なお、このカムプレート47の矢印d
方向側の端部の一側部上に設けられたガイドピン52がシ
フトプレート41の他端に設けられた長孔53に嵌合されて
いる。そして、カムプレート47がストッパベース24上で
戻しばね54によって矢印i′方向に移動付勢されること
によって、ガイドピン52を介してシフトプレート41も矢
印h′方向に移動付勢されている。なお、大カセットス
トッパ25を制御するカム駆動部50aの矢印i、i′方向
のl1は、小カセットストッパ26を制御するカム駆動部50
bの巾l2より大きく構成されている。
また、ストッパベース24の一方の側面24aで矢印d′方
向側の端部に切欠きである被ロック部56が設けられてい
る。そして、ストッパベース24の側面24aに近接された
位置で棚シャーシ18上にロックアーム57が支点軸58によ
って矢印j、j′方向に回転自在に取付けられていて、
そのロックアーム57の一端に上記被ロック部56をロック
するロックピン59が設けられている。また、棚シャーシ
18上に支点軸60を介して回転自在に取付けられた回転ア
ーム61の先端と、ロックアーム57の他端とがロックプレ
ート62にピン63a、63bによって回転自在に連結されてい
る。そして、ロックアーム57と回転アーム61とロックプ
レート62とによって平行四連リンク機構が構成されてい
て、ロックプレート62が矢印k、k′方向に平行移動さ
れるように構成されている。なお、ロックプレート62が
棚シャーシ18との間に取付けられた戻しばね64によって
k′方向に移動付勢されることによって、ロックアーム
57が矢印j′方向に回転付勢されている。
また、棚シャーシ18の前記オペレータ側12の一側部にカ
セット排出レバー66が支点軸67を介して矢印m、m′方
向に回転自在に取付けられている。このカセット排出レ
バー66は棚シャーシ18との間に取付けられた戻しばね68
によって矢印m′方向に回転付勢されている。そして、
このカセット排出レバー66が当接される当接部69がロッ
クプレート62に設けられている。
次に、カセット収納部21内に大小カセットを選択的に挿
入する動作を説明する。
まず、カセット挿入前においては、第9A図及び第10A図
に示す如く、大小カセットストッパ25、26が矢印d′方
向の復動位置に復動され、かつこれら大小カセットスト
ッパ25、26はカセット収納部21内に下方から矢印e方向
に入り込んでいる。また、4つの検出ローラ34a、34bは
カセット収納部21の内部に左右両側方向から矢印f′方
向に入り込んでいる。そして、4つの検出ローラ34a、3
4bに連動された(その連動機構は図面上省略している)
左右一対の小カセットガイド22もカセット収納部21内に
下方から水平状に入り込んでいる。
次に、第9A図及び第9B図と、第10A図及び第10B図は、小
カセット2をカセット収納部21内にオペレータ側12の開
口21aから矢印d方向に挿入する場合を示したものであ
る。
まず、第9B図に示す如く、開口21aからカセット収納部2
1内に矢印d方向に挿入される小カセット2は、両小カ
セットガイド22間で案内されて挿入される。そして、小
カセット2が第10A図の位置まで挿入された時に、その
小カセット2の挿入方向の前端2aが小カセットストッパ
26に当接される。そして、この後は、小カセット2が小
カセットストッパ26を矢印d方向に押し、これと一体に
ストッパベース24を戻しばね31に抗して矢印d方向に移
動させながら、小カセット2が第9B図及び第10B図の位
置まで挿入される。そして、ストッパベース24が往動位
置まで移動された瞬間に、第9B図に示す如く、ロックア
ーム57が戻しばね64によって矢印j′方向に回転され
て、ロックピン59が被ロック部56に係合されて、ストッ
パベース24を往動位置でロックする。そして、カセット
収納部21内に挿入された小カセット2の前端2aが小カセ
ットストッパによって第9B図及び第10B図に示された所
定位置に正確に位置決めされる。
次に、第9C図及び第9D図と、第10C図及び第10D図は、大
カセット1をカセット収納部21内にオペレータ側12の開
口21aから矢印d方向に挿入する場合を示したものであ
る。
まず、第9C図に示す如く、開口21aからカセット収納部2
1内に矢印d方向に挿入された大カセット1が1点鎖線
で示す位置に達した時に、その大カセット1の左右両側
面1bが開口21a側の両検出ローラ26aに当接されて、これ
ら両検出ローラ26aを両戻しばね39a、39bに抗してカセ
ット収納部21の内部から外部へ矢印f方向に押出し、こ
れによって、大カセット1の外形が検出される。する
と、両回転アーム36aが両戻しばね39a、39bに抗して矢
印f方向に回転されて、両カムレバー37a、37bが矢印g
方向に移動され、両小カセットガイド22がカセット収納
部21の内部から下方に自動的に逃がされる。
そして、第9C図に示す如く、一方のカムレバー37aが矢
印g方向に移動されたことによって、その傾斜面45によ
ってシフトプレート41のピン44が矢印h方向に押され
て、このシフトプレート41が矢印h方向に移動され、ガ
イドピン52を介してカムプレート47が戻しばね54に抗し
て矢印i方向に移動される。すると、カム駆動部50bの
みがカム従動部51aの下から矢印i方向に外れて、第10C
図に示す如く、小カセットストッパ26のみが戻しばね28
bによって矢印e′方向に回転されて、この小カセット
ストッパ26のみがカセット収納部21の内部から下方に自
動的に逃がされる。なおこの時、カム駆動部50bの巾l2
よりカム駆動部50aの巾l1の方が大きいことから、第10C
図に示す如く、カム従動部51aはカム駆動部50a上に乗っ
た状態を保持していて、大カセットストッパ25は依然と
してカセット収納部21内に矢印e方向に入り込んでい
る。
以上要するに、大カセット1が第9C図で1点鎖線で示す
位置まで挿入された瞬間に、第10C図に示す如く、小カ
セットストッパ26が、大カセット1の矢印d方向への挿
入の邪魔にならないようにカセット収納部21の外部(下
方)へ矢印e′方向に自動的に逃がされる。従って、大
カセット1は第10C図で実線で示されるように小カセッ
トストッパ26に当接されることなくカセット収納部21内
に矢印d方向に挿入される。
そして、大カセット2が第9C図及び第10C図の2点鎖線
の位置まで挿入された時に、その大カセット1の挿入方
向の前端1aが大カセットストッパ25に当接される。そし
て、この後は、大カセット1が大カセットストッパ25を
矢印d方向に押し、これと一体にストッパベース24を戻
しばね31に抗して矢印d方向に移動させながら、大カセ
ット1が第9D図及び第10D図の位置まで挿入される。そ
して、ストッパベース24が往動位置まで移動された瞬間
に、第9D図に示す如く、ロックアーム57が戻しばね64に
よって矢印j′方向に回転されて、ロックピン59が被ロ
ック部56に係合されて、ストッパベース24を往動位置で
ロックする。そして、カセット収納位置21内に挿入され
た大カセット1の前端1aが第9D図及び第10D図に示され
た所定位置に正確に位置決めされる。
G3 次に、第1A図〜第7D図によって、大小カセット兼用
収納棚3のカセット押出装置を説明する。
まず、第1A図、第2図及び第3A図に示す如く、カセット
収納部21のオペレータ側12の開口21aの底部にシャッタ7
1が設けられている。このシャッタ71はほぼL形に構成
されていて、開口21の1/2以上の長さを有している。そ
して、このシャッタ71は棚シャーシ18の上部に左右一対
の水平な支点軸72によって矢印n、n′方向に回転自在
に取付けられている。そして、このシャッタ71をカセッ
ト収納部21内に移動させてロックするロック手段が前記
ロックプレート62によって構成されていて、このロック
プレート62上に設けられた左右一対のカム駆動部73に、
シャッタ71の下面に設けられた左右一対のカム従動部74
が係合されている。
そして、ロックプレート62の矢印k、k′の移動によっ
て、両カム駆動部73によって両カム従動部74が駆動され
て、シャッタ71が矢印n、n′方向に回転駆動されるよ
うに構成されている。
次に、第1A図〜第3A図、第6A図及び第7A図に示す如く、
カセット押出装置は、棚シャーシ18の上部に矢印d、
d′方向に移動自在に取付けられて、カセット収納部21
の開口21b側の復動位置から開口21a側の往動位置へ移動
されるラック押圧部材76と、棚シャーシ18の上部に矢印
d、d′方向に移動自在に取付けられて、カセット収納
部21の開口21b側の復動位置から開口21a側の往動位置へ
移動操作される第1のラック部材77と、第1のラック部
材77の上部に矢印d、d′方向に移動自在に取付けられ
た第2のラック部材78と、第2のラック部材75の上部に
矢印d、d′方向に移動自在に取付けられて、第1のラ
ック部材77と正反対のカセット収納部21の開口21a側の
復動位置から開口21b側の往動位置へ移動されるカセッ
ト押出し用の第3のラック部材79とを有している。な
お、第3のラック部材79の上部にはほぼL形のカセット
押出部材80が水平な支点軸81を介して矢印n、n′方向
に回転自在に取付けられている。
そして、このカセット押出装置には、第1のラック部材
77と第2のラック部材78に設けられた第1及び第2のラ
ック82、83と、これらの間に噛合されて棚シャーシ18の
上部の定位置に垂直な取付軸84を介して回転自在に取付
けられた第1のピニオン85とからなる第1のラック・ピ
ニオン機構86と、第1及び第3のラック部材77、79に設
けられた第3及び第4のラック87、88と、これらの間に
噛合されて第2のラック部材78の上部に取付軸89を介し
て回転自在に取付けられた第2のピニオン90とからなる
第2のラック・ピニオン機構91とが組込まれている。
なお、第1のピニオン85は下部の小ギア85aと上部の大
ギア85bとの2段ギアで構成されていて、小ギア85aが第
1のラック部77に形成された長方形状の開口77a内に挿
入されて、その開口77aの一方の内縁に沿って形成され
た第1のラック82に噛合されている。また、第2のラッ
ク部材78は断面形状がほぼコ形に形成されていて、その
両側縁に沿って平行に形成された一対のガイドレール78
aが第1のラック部材77の両側縁の上部に沿って平行状
に形成された一対のガイド溝77b内に嵌合されている。
そして、第2のラック部材78の下面で一方のガイドレー
ル78aの内側に沿って形成された第2のラック83に第1
のピニオン85の大ギア85bが噛合されている。また、第
2のピニオン90は下部の大ギア90aと上部の小ギア90bと
の2段ギアで構成されていて、大ギア90aが第1のラッ
ク部材77の一方の側縁に沿って第2のラック部材78より
高い位置に形成された第3のラック87に噛合され、小ギ
ア90bが第3のラック部材79の一方の側縁に沿って形成
された第4のラック88に噛合されている。また、第3の
ラック部材79の下面に設けられたガイドピン79aが第2
のラック部材78に設けられたガイド溝78bに嵌合されて
いる。また、カセット押出部材80は第3のラック79の端
部に水平状に設けられた浮上り防止板79bの下部に配置
されており、このカセット押出部材80には左右両側に突
出された一対のガイドピン80aと下面に設けられた突部8
0bとが設けられている。また、ラック押圧部材76は水平
板部76aと垂直板部76bとによってほぼL形に形成されて
いて、水平板部76aが棚シャーシ18と第1のラック部材7
7の下面に設けられた水平状の切欠き77c内に挿入されて
棚シャーシ18の上部に配置されている。そして、棚シャ
ーシ18の上部に取付けられたガイドピン92に水平板部76
aが及び第1のラック部材77に設けられたガイド溝93a、
93bが嵌合されている。また、第2のラック部材77の下
面に設けられたガイドピン94が棚シャーシ18に設けられ
たガイド溝95に嵌合されている。また、ラック押圧部材
76の垂直板部76bには第3のラック部材79の端部が挿入
可能な貫通孔76cが設けられている。
また、前記位置決め機構のカムプレート47からラック押
圧部材76側に突出された突出片96の下面にピン97が垂直
状に設けられていて、このピン97の側面を矢印i方向に
押圧する傾斜面98がラック押圧部材76の水平板部76aの
一側面に設けられている。また、このピン79の側面に当
接されてカムプレート47の前記戻しばね54による矢印
i′方向への戻りを規制する規制板99が第1のラック部
材77の一側面に設けられている。また、前記シャッタ71
にはカセット押出部材80が嵌合されるほぼL形の凹部10
0が設けられていて、その凹部100の左右両側にカセット
押出部材80の左右一対のガイドピン80aが嵌合される左
右一対のガイド溝101(第7B図参照)が設けられてい
る。また、ラック押圧部材76が棚シャーシ18との間に取
付けられた戻しばね102によって矢印d方向に移動付勢
されている。
次に、カセット押出装置の動作を説明する。
当初、第3のラック部材79及びカセット押出部材80は第
2図、第3A図、第6A図及び第7A図に示す如くカセット収
納部21の開口21a側の復動位置まで矢印d′方向に復動
されている。この時、カセット押出部材80はシャッタ71
の凹部100内に嵌合されて、両ガイドピン80aが両ガイド
溝101に嵌合されている。そして、第3A図に1点鎖線で
示す如く、シャッタ71とカセット押出部材80とが互いに
一体に矢印n方向に回転されて、これら両者がカセット
収納部21の下部に逃がされている。
次に、第3A図に示す如く、前述したように、大小カセッ
ト1、2がカセット収納部21内にオペレータ側12の開口
21aから矢印d方向に選択的に挿入されて、これら大小
カセット1、2で押されて、大小カセットストッパ25、
26及びカセットベース24が一体に、第9A図の復動位置か
ら第9B図及び第9D図の往動位置まで矢印d方向に移動さ
れた後、第9B図及び第9D図に1点鎖線で示す如くロック
アーム57が矢印j′方向に回転されて、カセットベース
24が復動位置でロックされると共に、ロックプレート62
が矢印k′方向に移動される。
すると、このロックプレート62の両カム駆動部73によっ
てシャッタ71の両カム従動部74を上方に押上げるため、
第3A図に実線で示す如く、シャッタ71とカセット押出部
材80とが互いに一体に矢印n′方向に回転されて、これ
ら両者がカセット収納部21内に下方から入り込む。
この結果、第2図に1点鎖線で示すように、カセット収
納部21内に選択的に挿入された大小カセット1、2の前
後両端1a、1c及び2a、2bが大小カセットストッパ25、26
とシャッタ71との間で正確に位置決めされると共に、カ
セット押出部材80が大小カセット1、2の後端1c、2bに
当接可能になる。
次に、カセット収納部21内に選択的に収納されている大
小カセット1、2を、開口21bからカセット移送機10の
カセット収容部15内に矢印d方向に押出す動作を説明す
る。
このカセット押出し動作は、第4A図、第6A図及び第7A図
に示す如く、カセット移送機10から矢印d′方向に押出
される操作手段103によって行われる。
そしてこの際、第2図に示す如く、大小カセット1、2
の大きさにより生じる必要な押出ストローク差S1を補う
べく、第3B図及び第6B図に示す如く、大小カセット1、
2を大きなストロークS2で矢印d方向に押出すことがで
きる。しかも、操作手段103による最小限必要な操作ス
トロークは第4B図に示すS3であって、押出ストロークS2
は操作ストロークS3の約4倍に構成されている。
まず、第4A図に示す如く、操作手段103がラック押圧部
材76の垂直板部76bに当接して、これを戻しばね102に抗
して矢印d′方向にストロークS4移動させる。すると、
ラック押圧部材76の傾斜面98がカムプレート47のピン97
を戻しばね54に抗して矢印i方向に押し、第6B図に示す
如く、カムプレート47の両カム駆動部50a、50bが大小カ
セットストッパ25、26の両カム従動部51a、51bから矢印
i方向に外される。この結果、第3B図に1点鎖線で示す
如く、大小カムストッパ25、26が矢印e′方向に回転し
て、これらが大小カセット1、2の前端1a、2aから外れ
てカセット収納部21の下方に逃がされる。
そして、操作手段103によってラック押圧部材76が矢印
d′方向にストロークS4移動されたところで、その垂直
板部76bが第1のラック部材77の端面77dに当接され、操
作手段103が引き続いて矢印d′方向にラック押圧部材7
6を押すために、ラック押圧部材76と一体に第1のラッ
ク部材77が第4A図の復動位置から第4B図の往動位置まで
矢印d′方向にストロークS3移動される。なおこの際、
第1ラック部材77が矢印d′方向に移動された瞬間に、
カムプレート47のピン97が規制板99上に相対的に乗り上
げることになり、カムプレート47が第6B図に示された矢
印i方向に移動された位置にロックされる。
そして、第1のラック部材77が矢印d′方向にストロー
クS3移動されると、第1のラック・ピニオン機構85によ
る送り作用によって、第2のラック部材78が第4A図の復
動位置から第4B図の往動位置まで矢印d方向にストロー
クS5移動される。即ち、第1のラック82が第1のピニオ
ン85を小ギア85aを介して矢印o方向に駆動し、大ギア8
5bが大2のラック83を駆動して、第2のラック部材78を
矢印d方向に駆動する。
そして、第2のラック部材78が矢印d方向にストローク
S5移動されると、第2のラック・ピニオン機構86による
送り作用によって、第3のラック部材79が第2のラック
部材78に対する第5A図の位置から第5B図の位置まで矢印
d方向にストロークS6移動される。即ち、第2のピニオ
ン90が取付軸89を介して第2のラック部材78と一緒に矢
印d方向に自走される際に、第3のラック87がその第2
のピニオン90を大ギア90aを介して矢印p方向に駆動
し、小ギア90bが第4のラック88を駆動して、第3のラ
ック79を矢印d方向に駆動される。
そして、上記ストロークS5+S6が前記押出ストロークS2
に相当し、第3のラック部材79及びカセット押出部材80
が、第6A図及び第7A図に示す復動位置から第6B図及び第
7B図に示す往動位置まで、矢印d方向にストロークS2
動される。
そして、カセット押出部材80によって大小カセット1、
2の後端1c、2bが押されて、これら大小カセット1、2
が第3B図に示す如くカセット収納部21の開口21bからカ
セット移送機10のカセット収容部15内へ矢印d方向に押
出される。なおこの際、カセット押出部材80が復動位置
から矢印d方向へ移動される際、第7B図に示す如く、両
ピン80aが両ガイド溝101内から矢印d方向に抜ける前
に、突部80bが第2のラック部材78の上部に乗り上げ
る。そして、この乗り上げにより、カセット押出部材80
の矢印n方向の回転が阻止されてしまうために、カセッ
ト押出部材80は大小カセット1、2を矢印d方向に強力
に押出すことができる。
ところで、操作手段103によって第1のラック部材77を
矢印d′方向に移動操作するのに最小限必要な操作スト
ロークは第4B図に示すS3である。そして、この実施例で
は、第1のピニオン85の両ギア85a、85bのギア比を1:2
に構成し、第2のピニオン90の両ギア90a、90bのギア比
を1:2/3に構成したことによって、操作ストロークS3
4倍の押出ストロークS2で、大小カセット1、2を矢印
d方向に押出すようにしている。しかし、上記両ピニオ
ン85、90のギア比を適宜変更することによって操作スト
ロークS3に対する押出ストロークS2の倍率を適宜変更す
ることができる。
なお、上記のカセット押出し後に、操作手段103はカセ
ット移送機10内に矢印d方向に戻され、これと共に、ラ
ック押圧部材76も戻しばね102によって復動位置まで矢
印d方向に戻される。
しかし、第3のラック部材79及びカセット押出部材80は
第6B図及び第7B図に示す往動位置に往動されたままに残
る。
そして、後において、カセット移送機10からカセット収
納部21内に大小カセット1、2が矢印d′方向に戻され
る時に、カセット押出部材80が大小カセット1、2で押
されて、カセット押出部材80と第3のラック部材79が一
緒に第6A図及び第7A図の復動位置へ矢印d′方向に戻さ
れる。
そして、第3のラック部材79が復動位置へ矢印d′方向
に戻されることによって、第1及び第2のラック・ピニ
オン機構86、91による前述した動作の逆動作で、第1及
び第2のラック部材77、78がそれぞれ復動位置まで矢印
d、d′方向に戻される。
そして、第1のラック部材77が復動位置に矢印d方向に
戻された時に、第6A図に示す如く、規制板99がカムプレ
ート47のピン97から矢印d方向に外されるため、カムプ
レート47が戻しばね54によって矢印i′方向に戻され
て、大小カセットストッパ25、26が第3A図に実線で示す
ように、矢印e方向に選択的に回動されてカセット収納
部21内に選択的に入り込む。即ち、カセット収納部21に
大カセット1が戻された時には、小カセットストッパ26
は大カセット1の底面に当接されて、大カセットストッ
パ25のみがカセット収納部21内に入り込む。また、カセ
ット収納部21内に小カセット2が戻された時には、大小
カセットストッパ25、26が共にカセット収納部21内に入
り込む。
なお、カセット収納部21内に選択的に収納されている大
小カセット1、2を、開口21aからオペレータ側12に排
出する時には、第9D図に示すように、オペレータがカセ
ット排出レバー66を戻しばね68に抗して矢印m方向に回
転操作する。すると、このカセット排出レバー66がロッ
クプレート62の当接部69に当接して、このロックプレー
ト62を戻しばね64に抗して矢印k方向に押す。すると、
両カム駆動部73が両カム従動部74の下から矢印k方向に
逃げて、シャッタ71及びカセット押出部材80が自重によ
り第3A図に1点鎖線で示す如く矢印n方向に回転して、
カセット収納部21の下方に逃がされる。そして、その直
後に、ロックアーム57が矢印j方向に回転されて、ロッ
クピン59が被ロック部56から外れて、ストッパベース24
の往動位置でのロックが解除される。すると、その瞬間
に、ストッパベース24が戻しばね31によって第9A図に示
す復動位置まで矢印d′方向に復動されて、大小カセッ
ト1、2が大小カセットストッパ25、26によって開口21
aからオペレータ側12へ矢印d′方向に排出される。
以上、本考案の実施例に付き述べたが、本考案は実施例
に限定されることなく、本考案の技術的思想に基づいて
各種の有効な変更が可能である。
例えば、実施例で示したカセットオートチェンジャーで
は、大カセット1を大小カセット兼用収納棚3内に収納
させたが、大カセット1のみを収納する大カセット専用
収納棚を設けても良い。
また実施例では、第3のラック部材79に可動式のカセッ
ト押出部材80を取付けた構造としたが、カセット収納棚
に一方向からのみカセットを出し入れするものであれ
ば、カセット押出部材80を第3のラック部材79に一体成
形して、可動式のカセット押出部材を省略することがで
きる。
また、操作手段103で第1のラック部材77を直接移動操
作するものであれば、ラック押圧部材76は不要である。
また本考案は、カセットオートチェンジャー以外のカセ
ット収納棚のカセット押出装置であっても良い。
H 考案の効果 本考案は、以上のとおり構成されていて、カセット収納
棚の外部から操作される操作手段の操作ストロークに対
して、カセット収納棚の外部へのカセット押出ストロー
クを十分に大きくできるようにしたので、大カセットと
小カセットとを選択的に収納することができる大小カセ
ット兼用収納棚に適用して、カセットの大きさの大小に
より生じる必要な押出ストローク差を補うべく、これら
大小カセットを大きな押出ストロークで押出すことがで
きる。
それでいて、第1、第2及び第3のラック部材を上下に
重ねて配置したので、大きなカセット押出ストロークを
有しているにも拘らず、非常にコンパクトなカセット押
出装置が得られると言う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示したものであって、第1A図
はカセット押出装置全体の斜視図、第1B図はカセット押
出装置の要部の分解斜視図、第2図はカセット押出装置
全体の平面図、第3A図及び第3B図はカセット押出し動作
の概略を示す側面図、第4A図〜第5B図はラック・ピニオ
ン機構の動作を説明する平面図、第6A図及び第6B図はカ
セット押出し動作を説明する平面図、第7A図及び第7B図
はカセット押出し動作を説明する側面図、第8図は位置
決め装置の斜視図、第9A図〜第9D図は位置決め装置の動
作を説明する平面図、第10A図〜第10D図は位置決め装置
の動作を説明する断面側面図、第11図はカセットオート
チェンジャー全体の正面図、第12図はカセットオートチ
ェンジャーの一部の平面図である。 なお図面に用いた符号において、 1……大カセット 2……小カセット 3……大小カセット兼用収納棚 77……第1のラック部材 78……第2のラック部材 79……第3のラック部材 82……第1のラック 83……第2のラック 85……第1のピニオン 86……第1のラック・ピニオン機構 87……第3のラック 88……第4のラック 90……第2のピニオン 91……第2のラック・ピニオン機構 103……操作手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カセット収納棚に移動自在に取付けられ
    て、外部から挿入される操作手段によって復動位置から
    往動位置へ移動操作される第1のラック部材と、 上記第1のラック部材の上部に移動自在に取付けられた
    第2のラック部材と、 上記第2のラック部材の上部に移動自在に取付けられ
    て、上記第1のラック部材と正反対の復動位置から往動
    位置へ移動されるカセット押出し用の第3のラック部材
    と、 上記第1のラック部材と上記第2のラック部材に設けら
    れた第1及び第2のラックと、これらの間に噛合されて
    上記カセット収納棚の定位置に回転自在に取付けられた
    第1のピニオンとからなる第1のラック・ピニオン機構
    と、 上記第1及び第3のラック部材に設けられた第3及び第
    4のラックと、これらの間に噛合されて上記第2のラッ
    ク部材に回転自在に取付けられた第2のピニオンとから
    なる第2のラック・ピニオン機構とを具備し、 上記操作手段によって上記第1のラック部材を移動操作
    することによって、上記第1及び第2のラック・ピニオ
    ン機構及び上記第2のラック部材を介して上記第3のラ
    ック部材を移動させ、この第3のラック部材で上記カセ
    ット収納部内のカセットを外部へ押出すように構成した
    カセット収納棚のカセット押出装置。
JP4733088U 1988-04-08 1988-04-08 カセツト収納棚のカセツト押出装置 Expired - Lifetime JPH0734519Y2 (ja)

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