JPH0734331Y2 - ロータリーエンコーダ - Google Patents

ロータリーエンコーダ

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JPH0734331Y2
JPH0734331Y2 JP1988057318U JP5731888U JPH0734331Y2 JP H0734331 Y2 JPH0734331 Y2 JP H0734331Y2 JP 1988057318 U JP1988057318 U JP 1988057318U JP 5731888 U JP5731888 U JP 5731888U JP H0734331 Y2 JPH0734331 Y2 JP H0734331Y2
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JP
Japan
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fixed
rotary
rotary encoder
housing
hollow shaft
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JP1988057318U
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JPH01162610U (ja
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和男 白鳥
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Futaba Corp
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Optical Transform (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば工作機械において回転軸等の回転量を
検出するために用いられるロータリーエンコーダに関す
るものである。
[従来の技術] 従来から、工作機械等の測定対象において、回転軸の回
転量を検出するために種々のロータリーエンコーダが使
用されている。
ロータリーエンコーダは、測定対象の回転軸に装着され
る回転部と前記対象本体に固定される固定部とを有し、
前記回転部と固定部との相対的回転量を検出部によって
光学的若しくは磁気的に検出し、回転軸の回転角度等を
測定するものである。
一般に、高精度なロータリーエンコーダほど、その取付
には精密さが要求される。そして測定対象の回転軸とロ
ータリーエンコーダとの間に取付誤差があると、ロータ
リーエンコーダの回転部を支持する軸受が破損してしま
うことがある。この為、ロータリーエンコーダの取付け
にあたっては、測定対象の回転軸とロータリーエンコー
ダの回転部とをフレキシブルカップリングを使用して連
結し、前記軸受の破損を防止していた。しかしこの方法
では、フレキシブルカップリングが本質的に有するバッ
クラッシュによる誤差や中心位置のずれによる伝達誤差
等を避けることができず、このため測定の高精度化が防
げられるという問題があった。
この問題を解決するための一方法として、特開昭58−17
1617号公報に開示されているように、ロータリーエンコ
ーダの回転部と固定部とをねじり鋼性のある継手により
固定する方法が考えられている。
[考案が解決しようとする課題] 剛性のある継手によって回転部と固定部を固定した従来
のロータリーエンコーダによれば、回転部と固定部との
間の相対的ねじれに起因する誤差の発生やバックラッシ
ュを防止することは可能である。しかしながら、前述し
た従来の技術においては、前記回転部と固定部との間の
歪や偏心による誤差等については何ら考慮されておら
ず、前記従来のロータリーエンコーダでは偏心誤差等に
よる測定誤差の発生を防止することができなかった。
[考案の目的] 本考案は、固定部と回転部との間に歪や偏心が加わって
も、偏心誤差等による測定誤差が発生することのないロ
ータリーエンコーダを提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案のロータリーエンコーダは、測定対象の回転軸に
装着される回転部と、前記測定対象の本体に固定される
固定部と、前記回転部と固定部の相対的回転量に応じた
信号を出力する複数組の検出部とを備えて成り、前記回
転部は前記回転部に対して半径方向の移動自由度を有す
ることを特徴としている。
[作用] 回転部と固定部との間にラジアル方向の誤差が生じた場
合、複数組の検出部の出力が平均化され、読取誤差は可
及的に減少する。
[実施例] 本考案の第一実施例の第1図及び第2図によって説明す
る。
このロータリーエンコーダ1は、固定部である筒形のハ
ウジング2の内部に、中空軸3及び角度目盛板4より成
る回転部5を回転自在に設けた構成となっている。ま
ず、この中空軸3は図示しない測定対象の回転軸に外挿
されて固定されるものであり、その中央外周面にはフラ
ンジ3aが設けられている。そして該フランジ3aには一定
間隔の刻線を有するガラス板で構成された環状の角度目
盛板4が固定されている。次に、前記回転部5を収納す
るハウジング2の前後両端面には、前記中空軸3を挿通
させる孔が形成された蓋板6,7が固定されている。ま
た、ハウジング2にはフランジ2aが設けられており、測
定対象の本体に固定できるようになっている。ハウジン
グ2の中央内周面には、突段部8を有する基部9が周状
に形成されており、この基部9には前記回転部5の回転
を検出する2組の検出部10,10が設けられている。即
ち、基部9には、光源11・コリメーティングレンズ12及
び前記角度目盛板4と同一間隔の刻線を有するガラス板
より成る走査板13とが設けられており、さらに角度目盛
板4を挟んで走査板13と対向する位置には、ハウジング
2側に固定された基板14には、検出部各々に光電変換素
子15が取付けられている。また第2図に示すように、2
箇所の検出部10,10は、中空軸3の回転中心に張る中心
角αが180°となるような位置に配設されている。次
に、前記基部9の突段部8には環状の固定板16がボルト
17をもって取付けられている。この固定板16と前記中空
軸3のフランジ3aとの間にはスラスト軸受18が設けられ
ており、該固定板16は中空軸3にねじ込まれたダブルナ
ット19によって中空軸3側に取付けられている。即ち、
ハウジング2に対して中空軸3はスラスト方向について
保持されているが、突段部8とフランジ3aとの間に若干
の隙間があることから、ラジアル方向についてはある範
囲で自由に動けるように構成されている。
次に、以上の構成における作用を説明する。まず、ハウ
ジング2のフランジ2aを測定対象の本体に固定し、測定
対象の回転軸に中空軸3を固定する。回転軸3が回転す
ると、固定部側の走査板13に対して回転部5側の角度目
盛板4が相対的に回転するので、刻線によって生じるモ
アレ縞は半径方向に移動していく。光源11からの光はコ
リメーティングレンズ12によって平行となり、前記モア
レ縞を介して光電変換素子15にパルス光として到達する
ので、該各素子15の出力する二相信号から回転部5の回
転角度、回転方向を検出することができる。
さて、本実施例では、回転部5とハウジング2間の歪に
よる誤差の発生を防止するために回転部5はハウジング
2に対して半径方向について移動自由度を有しているの
で、両部5,2の間に半径方向の力が作用すると、回転部
5の中心はハウジング2の中心に対してずれ(偏心量
e)を生じる。第2図に示すように、中心から光電変換
素子15がある検出部10までの距離をRとすると、一般に
偏心誤差δは、δ=e/Rsinαで表わされる。そして本実
施例ではα=180°であるからδ=0となり、2組の光
電変換素子15,15からの信号を平均すれば、偏心誤差が
除去された正しい回転量を得ることができる。
次に、本考案の第2実施例を第3図〜第5図によって説
明する。
このロータリーエンコーダ21は、固定部である筒形のハ
ウジング22の内部に、中空軸23及び角度目盛板24より成
る回転部25を回転自在に設けた構成になっている。ま
ず、この中空軸23は図示しない測定対象の回転軸に外挿
されて固定されるものであり、フランジ23aには第1実
施例と同様の角度目盛板24が固定されている。次に、前
記回転部25を収納するハウジング22の前後両端面には、
中空軸23が挿通する孔が設けられた蓋板26,27がそれぞ
れ固定されている。また該ハウジング22の内周面上に
は、中心角約100°の間隔で二箇所の取付け部28,28が形
成されている。この取付け部28の前端面と後端面には、
細長い矩形の板ばね29がそれぞれボルト30をもって固定
されている。この板ばね29は回転部25の中心軸線に対し
てほぼ垂直とされており、その先端は板ばねホルダ31及
びボルト32によって円環形の走査本体33の後端面に固定
されている。走査本体33はハウジング22の内部において
中空軸23を外挿する部材であり、即ち走査本体33は二対
四枚の板ばね29によってハウジング22内で軸線方向(ス
ラスト方向)に移動自在となるように支えられている。
また、この走査本体33に設けられた環状の受板34と中空
軸23のフランジ23aとの間にはスラスト軸受35が設けら
れており、ハウジング22側に対して中空軸23はスラスト
方向に保持されているが、ラジアル方向についてはある
範囲で自由に動けるように構成されている。そして、ハ
ウジング22内にある中空軸23を外挿して、フランジ22a
側の蓋板27と走査本体33の後端面との間にはコイルばね
36が介装されており、走査本体33を前方に付勢してい
る。次に、前記走査本体33には前記第1実施例と同様に
2組の光検出器からなる検出部37が設けられている。即
ち、この検出部37は、光源38・コリメーティングレンズ
39・走査板40・基板41及び光電変換素子42より成り、走
査板40と光電変換素子42との間に前記角度目盛板24が位
置するようになっている。また、この検出部37は、第1
実施例と同様に、走査本体33に対して180°の中心角を
成すように2組が設けられている。
本実施例によれば、前記第1実施例と略同様の作用・効
果を示すことによってラジアル方向の偏心誤差を除去し
た測定結果を得ることができる。この他、スラスト方向
の取付け誤差は、走査本体33がスラスト方向にのみ移動
自由度を有する板ばね29によって支えられることにより
吸収される。
以上の各実施例においては、固定部と回転部との間の相
対的な回転量の検出方法として、モアレ縞を利用した光
学的な手段を一例として説明した。もちろん、回転量の
検出方法はこれ以外のモアレ縞を利用しない光学的方法
でもよいし、その他磁気的な方法等であってもよい。
また、前記各実施例においては、検出部10,37は2個で
あったが、これより多くてもよい。また、2個の検出部
10,37は180°の中心角を成すように配置されているた
め、偏心による誤差を除去でき、又構造が簡単というす
ぐれた効果を有する。しかしながら、この角度は必ずし
も180°に限らない。後処理が多少複雑になるが、180°
以外の中心角で各検出部を配設しても、各検出部から得
られるデータを適宜に補正して処理することにより、偏
心誤差δを0とすることができる。
[考案の効果] 本考案によれば、回転部を固定部に対して半径方向につ
いて移動可能にすると共に、複数組の検出部によって回
転量を検出するようにしているので、ロータリーエンコ
ーダに加わる歪や偏心によって生じる誤差を抑えること
ができ、高精度な測定を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す図であって、第2図
のA−B切断線における断面図、第2図は同実施例の正
面図、第3図は本考案の第2実施例を示す正面図、第4
図は第3図のB−A切断線における断面図、第5図は第
3図のC−D切断線におけ断面図である。 1,21……ロータリーエンコーダ、2,22……固定部として
のハウジング、5,25……回転部、10,37……検出部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定対象の回転軸に装着される回転部と、
    前記測定対象の本体に固定される固定部と、前記回転部
    と固定部の相対的回転量に応じた信号を出力する複数組
    の検出部とを備えて成り、前記回転部は前記回定部に対
    して半径方向の移動自由度を有することを特徴とするロ
    ータリーエンコーダ。
JP1988057318U 1988-04-30 1988-04-30 ロータリーエンコーダ Expired - Lifetime JPH0734331Y2 (ja)

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JP1988057318U JPH0734331Y2 (ja) 1988-04-30 1988-04-30 ロータリーエンコーダ

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JP1988057318U JPH0734331Y2 (ja) 1988-04-30 1988-04-30 ロータリーエンコーダ

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JPH01162610U JPH01162610U (ja) 1989-11-13
JPH0734331Y2 true JPH0734331Y2 (ja) 1995-08-02

Family

ID=31283173

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JP1988057318U Expired - Lifetime JPH0734331Y2 (ja) 1988-04-30 1988-04-30 ロータリーエンコーダ

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JPS56107102A (en) * 1980-01-31 1981-08-25 Pioneer Electronic Corp Measuring method for eccentricity of rotational-number detector

Non-Patent Citations (1)

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青木保雄「改訂精密測定(1)」(昭和47−3−10)株式会社コロナ社、P.217−219

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JPH01162610U (ja) 1989-11-13

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