JPH0734208A - 成形性に優れたアルミニウム合金板の製造方法 - Google Patents

成形性に優れたアルミニウム合金板の製造方法

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JPH0734208A
JPH0734208A JP20012593A JP20012593A JPH0734208A JP H0734208 A JPH0734208 A JP H0734208A JP 20012593 A JP20012593 A JP 20012593A JP 20012593 A JP20012593 A JP 20012593A JP H0734208 A JPH0734208 A JP H0734208A
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aluminum alloy
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annealing
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cold rolling
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Hiroshi Saito
洋 斉藤
Yoshinobu Komiyama
慶信 込山
Koichi Ohori
紘一 大堀
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MA Aluminum Corp
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Mitsubishi Aluminum Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 良好な成形性が要求される自動車用ボディ材
に好適なアルミニウム合金板材を提供する。 【構成】 特定組成のアルミニウム合金を熱間圧延し、
冷間加工率を50%以上に制御した第1の冷間圧延を行
い、さらに450〜540℃に急速加熱し、30秒以内
保持後急冷する中間焼鈍を行なった後、冷間加工率を5
〜14%に制御した第2の冷間圧延を行い、その後45
0〜540℃に急速加熱し、30秒以内保持後急冷する
最終焼鈍を行なう。 【効果】 深絞り性、張出し性ともに非常に優れた高強
度アルミニウム合金板が得られる。自動車用ボディ材な
どの厳しい成形性が求められる用途にも使用でき、車両
などの軽量化が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、良好な成形性が要求
される自動車用ボディ材などに適したアルミニウム合金
板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用ボディ材においては、車
両の軽量化のために、アルミニウム材の使用が検討され
ており、一部において高強度の成形加工用Al−Mg系
合金を用いたボディ材が提案され、また実用化されてい
る。ところで、自動車用ボディ材の成形加工では、過酷
な成形条件が課せられるため、その材料には深絞り性を
含めて成形性に優れていることが必要とされる。
【0003】ボディ材では、成形性として深絞り性が重
視されており、その評価方法として、いわゆるランクフ
ォード値(r値)が用いられている。ランクフォード値
は、引張試験における幅方向歪εwと厚方向歪εtとの比
εw/εtの値をいうものであるが、圧延方向に対し0
°、45°、90°のランクフォード値のr0、r45
9 0の重み平均r値(次式)が指標としてよく用いられ
ている。以下で述べるランクフォード値は、このr値を
いうものである。 r=(r0+2r45+r90)/4 一般に、成形加工用アルミニウム合金板は、成形加工用
鋼板に比べてランクフォード値が低く、深絞り性に劣っ
ているため、このランクフォード値を高めたアルミニウ
ム合金板の開発が進められている。
【0004】例えば、特開平3−271349号や特開
平4−301055号には、アルミニウム合金板のr値
を向上させるため、2つの冷間加工工程の間に中間焼鈍
を施し、さらに、これら冷間加工における加工率を制御
する方法が示されている。具体的には、特開平4−30
1055では、得られた鋳塊を熱間圧延後、加工度50
%以上の冷間圧延を施した後、280℃以上440℃未
満で30分以上12時間未満の中間焼鈍を施し、さらに
10%以上50%未満の加工度の冷間圧延を施し、最終
熱処理に供している。また、特開平3−271349号
では、中間焼鈍後の冷間圧延を圧延率15〜40%で行
なうことが示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した製造
方法では、ランクフォード値を0.7もしくは0.75
以上にすることを目途としており、自動車用ボディ材と
して良好な深絞り性を得るためには、さらに高いランク
フォード値(例えば0.85以上)を得ることが望まし
い。また、前記各製造方法では、中間焼鈍後の冷間圧延
率が下限より少ないと最終熱処理時に結晶粒が粗大化し
て、成形性が低下し、またr値も低くなることが述べら
れている。
【0006】しかし、これに反して、本願発明者は、ボ
ディ材に用いるアルミニウム合金の組成を適正に選定す
ることにより、最終焼鈍後のr値は中間焼鈍後の冷間加
工度が低くなるほど高くなるという結果を得た。ところ
がこの方法では、r値が高くなっても、必ずしも深絞り
性は向上せず、逆に低下することが有り、また張出し性
も低下して、総合的な成形性が低下する場合が多かっ
た。この原因としては、上記製造方法にも示されている
ように、結晶粒が粗大化しやすいことが、関係している
と考えられた。本願発明者はさらに研究を進めた結果、
組成の選定に加え、さらに焼鈍条件を制御することによ
り、0.85以上のランクフォード値が達成されて、良
好な深絞り性が確保されるとともに、張出し性にも優れ
たアルミニウム合金板を得ることができる製造方法を見
出し、本発明を完成するに至ったものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本願発明は、
重量%でMg:4〜6%、Cu:0.1〜0.3%と、
Mn:0.05〜0.10%またはTi:0.02〜
0.10%の1種または2種とを必須成分として含有
し、かつ不純物として含有するFeおよびSi量をそれ
ぞれ、Fe:0.05〜0.20%、Si:0.03〜
0.15%に規制し、さらに必要に応じて、B:0.0
001〜0.005%、Be:0.0001〜0.00
5%の1種または2種を含有するアルミニウム合金から
なる成形性に優れたアルミニウム合金板の製造方法であ
って、熱間圧延後、冷間加工率を50%以上に制御した
第1の冷間圧延を行い、さらに450〜540℃に急速
加熱し、30秒以内保持後急冷する中間焼鈍を行なった
後、冷間加工率を5〜14%に制御した第2の冷間圧延
を行い、その後450〜540℃に急速加熱し、30秒
以内保持後急冷する最終焼鈍を行なうことを特徴とす
る。
【0008】なお、上記アルミニウム合金の成分とし
て、さらに重量%で、Zn:0.1〜0.6%含有させ
ることができる。また、中間焼鈍および最終焼鈍につい
ては、急速加熱時の200〜450℃までの平均加熱速
度を10℃/秒以上、急冷時の200℃以下までの平均
冷却速度を20〜100℃/秒とするのが望ましい。
【0009】
【作用】本願発明によれば、ランクフォード値で0.9
以上、LDRが2.10以上、エリクセン値で9.7以
上の値を有し、深絞り性、張出し性ともに優れた成形性
の良好なアルミニウム合金板を得ることができる。次
に、本発明におけるアルミニウム合金の成分の限定理
由、製造条件の限定理由について述べる。
【0010】[化学成分] Mg:4〜6% Mgは合金の加工硬化性を高くし、張出し性を向上させ
る。さらにこの結果引張強さと耐力との差を大きくし、
深絞り性の向上にも寄与する。これらの効果を十分に得
るために、4%以上の含有が必要である。なお、Mg含
有量は高い程、高いr値が得られるが、6%を越えて含
有させても効果はそれ以上増加せず、一方熱間圧延性が
著しく低下するのでMg含有量を4〜6%に限定した。
【0011】Cu:0.1〜0.3% Cuは成形加工および塗装処理後の焼付け工程における
加熱による成形加工品の軟化を防止する。さらにMgと
同様、加工硬化性を高くし、張出し性を向上させ、引張
強さと耐力との差を大きくして、深絞り性の向上に寄与
する。さらに、r値をより一層高める効果を有し、かつ
最終焼鈍後の結晶粒の粗大化を防止する。これら効果を
得るためには0.1%以上の含有が必要である。しか
し、0.3%を越えて含有させると、張出し性が低下す
る。この理由は、高温での焼鈍を行なっても、熱間圧延
時などに析出したCuが完全に溶体化されず、金属間化
合物として残存するためと考えられる。以上の点からC
u含有量を0.1〜0.3%に限定した。
【0012】Mn:0.05〜0.10% Ti:0.02〜0.10% 両元素はいずれも、アルミニウム合金板のr値をより一
層高める効果を有し、さらに最終焼鈍後の結晶粒の粗大
化を防止するので1種以上を添加する。これら効果を得
るためには、Mnでは0.05%、Tiでは0.02%
以上の含有が必要である。しかし、いずれも0.10%
を越えて含有させると、形成される金属間化合物の量が
多くなって、成形性、特に張出し性が著しく低下するの
で、含有量を上記範囲に限定した。なお、Tiを0.0
2%以上添加する場合は、後述する鋳塊の結晶粒の微細
化のための添加方法とは異なり、添加後、鋳塊するまで
に十分な保持時間を取り、完全に溶解させる必要があ
る。
【0013】Zn:0.1〜0.6% Znは燐酸亜鉛処理性を向上させるため所望により添加
する。必要な効果を得るためには0.1%以上の添加が
必要であり、一方、0.6%を越えて添加すると、Cu
と同様張出し性を低下させる。この理由としては、第1
にCuと同様溶体化されずに金属間化合物として残存す
るため、第2に常温時効硬化性を付与するため、常温放
置中に硬化するためと考えられる。以上の理由からZn
の含有量を0.1〜0.6%に限定した。
【0014】Fe:0.05%〜0.20% Si:0.03〜0.15% これらはいずれも不可避不純物としてアルミニウム地金
中に含まれる成分であるが、それぞれの上限を越えて含
有していると、いずれも金属間化合物を形成して張出し
性を著しく損なう。しかし含有量が少なすぎると、最終
焼鈍後の結晶粒が粗大化しやすくなるので、それぞれ上
記範囲に限定した。 B :0.0001〜0.005% Be:0.0001〜0.005% Bは鋳塊の結晶粒を微細化するためAl−Ti−B母合
金として、常法に従い鋳造の直前に必要に応じて添加す
る。したがって、Al−Ti−B母合金中の金属間化合
物は、鋳造される前に完全に溶解しないため、添加量が
多すぎると張出性を害する。したがって、鋳造直前に添
加するTi、B量はそれぞれ0.015%、0.005
%以下とする必要がある。Beは鋳造時や均質化処理時
の酸化防止のため必要に応じて添加する。しかし、いず
れも添加量が多すぎると、張出し性を害するので上限を
定めた。
【0015】[鋳造および均質化処理]本発明のアルミ
ニウム合金鋳塊の製造には、常法にしたがって半連続鋳
造法(DC鋳造法)を適用できる。また、熱間圧延を行
なう前に、成形性向上および結晶粒を安定化させる目的
で約480〜520℃の温度範囲で8〜24時間の均質
化処理を行なうことが望ましい。均質化処理の温度は4
80℃未満では十分な均質化効果が期待できず、また5
20℃を越える温度では巨大再結晶の成長があることか
ら480〜520℃の範囲が望ましい。
【0016】[熱間圧延、第1の冷間圧延]熱間圧延は
常法に従って行い、その後第1の冷間圧延を行なってか
ら中間焼鈍を施す。第1の冷間圧延における圧延率を5
0%以上とすることにより、中間焼鈍において結晶粒が
粗大化するのを防止する。この圧延率が50%未満であ
ると、結晶粒が著しく粗大なものとなり、ランクフォー
ド値が低下してしまうので、50%以上の圧延率が必要
となる。なお、同様の理由で、圧延率を60〜90%と
するのが望ましい。
【0017】[中間焼鈍]中間焼鈍を急速加熱、短時間
保持、急冷で行なうことにより、結晶粒の粗大化を招く
ことなく、r値を向上させることができ。この中間焼鈍
を450℃以上の高温で行なうことにより、添加元素や
不純物元素の溶体化を促進し、張出し性を向上させるこ
とが出来る。一方、450℃未満の低温で焼鈍する場合
には、熱間圧延時に形成された金属間化合物が粗大・凝
集化するため、最終焼鈍を高温で行なっても、溶体化す
ることが難しくなり、張出し性が低下するので450℃
以上とすることが必要である。また540℃を越えて加
熱すると、結晶粒の粗大化を招き、またアルミニウム合
金の融点に近いため炉内破断のおそれがある。以上よ
り、中間焼鈍の加熱温度を450〜540℃の限定し
た。
【0018】この温度に昇温させるまでの加熱速度は、
10℃/秒以上とするのが望ましい。この範囲で急速加
熱することにより結晶粒微細化の効果があるためであ
る。一方、10℃/秒未満では、結晶粒が粗大になるの
で、上記範囲が望ましい加熱速度である。上記温度に加
熱した後の保持時間は、上記のとおり30秒以内である
が、これは、30秒を越えて保持すると、結晶粒が粗大
になるためである。また、所定温度に保持した後の急冷
では、20〜100℃/秒の冷却速度で冷却するのが望
ましい。この範囲で急冷することにより結晶粒微細化の
効果がある。一方、20℃/秒未満では、結晶粒が粗大
になり、また100℃/秒を越えると板の形状が悪化す
るので、上記範囲が望ましい冷却速度である。
【0019】[第2の冷間圧延]中間焼鈍後の第2の冷
間圧延における冷間加工率を、5〜14%に限定するこ
とにより結晶粒の粗大化を招くことなくr値を向上させ
ることができる。冷間加工率が5%未満であると、最終
焼鈍処理で結晶粒の粗大化を招き、成形性が低下する。
また、14%を越えるとランクフォード値が低下するた
め、上記範囲に限定する。なお、より好ましい冷間加工
率は6〜14%である。
【0020】[最終焼鈍処理]最終焼鈍処理は、中間焼
鈍処理と同様に、急速加熱、短時間保持、急冷により行
なう。加熱温度は、450℃未満ではストレッチャース
トレインマークの発生が顕在化し、ランクフォード値r
の異方性が大きくなり、逆に540℃を越えると、結晶
粒の粗大化を招くので、450〜540℃に限定した。
なお、好ましくは490〜520℃とする。この温度に
まで加熱する加熱速度は、10℃/秒以上とするのが望
ましい。この範囲で急速加熱することにより結晶粒微細
化の効果があるためである。一方、10℃/秒未満で
は、結晶粒が粗大となるので、上記範囲が望ましい加熱
速度である。
【0021】上記温度に加熱した後の保持時間は、上記
のとおり30秒以内であるが、これは、30秒を越えて
保持すると、結晶粒が粗大になるためである。また、所
定温度に保持した後の急冷では、20〜100℃/秒の
冷却速度で冷却するのが望ましい。この範囲で急冷する
ことによりストレッチャーストレインマークが発生しな
い形状の良い板が得られる。一方、20℃/秒未満で
は、ストレッチャーストレインマークが発生し、また1
00℃/秒を越えると板の形状が悪化するので、上記範
囲が望ましい冷却速度である。
【0022】
【実施例】表1に示す成分組成のアルミニウム合金を常
法に従って溶製し、DC鋳造して600mm×1300
mm×3000mmの鋳塊とした。この鋳塊に510℃
で16hrの均質化処理を行ない、熱間圧延により7m
m厚さの板とした。この後表2に示される条件で冷間圧
延→中間焼鈍→冷間圧延→最終焼鈍を施した。なお、発
明法の中間焼鈍、発明法及び比較法の最終焼鈍では、2
0℃/秒の加熱速度で急速加熱し、10秒保持後、25
℃/秒の冷却速度で急冷した。一方、比較法の中間焼鈍
では、所定温度まで徐々に昇温し(0.03℃/秒)、
2時間保持した後、徐冷(0.02℃/秒)した。この
ようにして得られた板について、圧延方向に対し、平
行、45゜、90゜の三方向の機械的性質、ランクフォ
ード値rおよびLDR、エリクセン値、結晶粒径を調べ
た。この結果を表3に示した。なお、表中には、ランク
フォード値が0.90未満のものに×印、0.90以上
のものに○印を記し、LDRが2.10未満のものに×
印、2.10以上のものに○印を記し、エリクセン値が
9.7未満のものに、×印、9.7以上のものには○印
を記した。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
【表3】
【0026】表3から明らかなように、本発明の方法に
よれば、r値、LDR、エリクセン値とも高い値が得ら
れており、深絞り性、張出し性に優れており、その他の
機械的性質においても優れていた。一方、本発明の範囲
外の合金を用いた試験片では、本発明の工程にしたがっ
て製造した場合でも、r値とエリクセン値の一方、また
は両方が劣っている。なお、比較材12については加工
性が悪く、圧延時に割れが生じたため、評価試験は行な
わなかった。また、比較法の中間焼鈍を採用したもので
は、r値は良好であるものの、エリクセン値に劣ってい
る。さらに第2の冷間圧延の加工率が発明法の上限を越
えたものでは、r値が低下していた。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の成形性に
優れたアルミニウム合金板の製造方法は、特定組成のア
ルミニウム合金を熱間圧延後、冷間加工率を50%以上
に制御した第1の冷間圧延を行い、さらに450〜54
0℃に急速加熱し、30秒以内保持後急冷する中間焼鈍
を行なった後、冷間加工率を5〜14%に制御した第2
の冷間圧延を行い、その後450〜540℃に急速加熱
し、30秒以内保持後急冷する最終焼鈍を行なうので、
深絞り性、張出し性ともに非常に優れた高強度アルミニ
ウム合金板が得られ、自動車用ボディ材を始めとする、
厳しい成形性が求められる用途に好適な軽量の成形用板
材が得られる効果がある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%でMg:4〜6%、Cu:0.1
    〜0.3%と、Mn:0.05〜0.10%またはT
    i:0.02〜0.10%の1種または2種とを必須成
    分として含有し、かつ不純物として含有するFeおよび
    Si量をそれぞれ、Fe:0.05〜0.20%、S
    i:0.03〜0.15%に規制し、さらに必要に応じ
    て、B:0.0001〜0.005%、Be:0.00
    01〜0.005%の1種または2種を含有するアルミ
    ニウム合金からなる成形性に優れたアルミニウム合金板
    の製造方法であって、 熱間圧延後、冷間加工率を50%以上に制御した第1の
    冷間圧延を行い、さらに450〜540℃に急速加熱
    し、30秒以内保持後急冷する中間焼鈍を行なった後、
    冷間加工率を5〜14%に制御した第2の冷間圧延を行
    い、その後450〜540℃に急速加熱し、30秒以内
    保持後急冷する最終焼鈍を行なうことを特徴とする成形
    性に優れたアルミニウム合金板の製造方法
  2. 【請求項2】 アルミニウム合金の成分として、さらに
    重量%で、Zn:0.1〜0.6%含有することを特徴
    とする請求項1記載の成形性に優れたアルミニウム合金
    板の製造方法
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7846277B2 (en) 2003-04-08 2010-12-07 Hydro Aluminium Deutschland Gmbh Planar, rolled semi-finished product of aluminum alloys
EP1419280B2 (en) 2001-08-13 2014-01-15 Aleris Aluminum Duffel BVBA Aluminium-magnesium alloy product
CN110273115A (zh) * 2019-06-26 2019-09-24 天津忠旺铝业有限公司 一种消除5182铝合金屈服平台的退火工艺

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