JPH0733720B2 - 電話ボックス - Google Patents

電話ボックス

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JPH0733720B2
JPH0733720B2 JP2143712A JP14371290A JPH0733720B2 JP H0733720 B2 JPH0733720 B2 JP H0733720B2 JP 2143712 A JP2143712 A JP 2143712A JP 14371290 A JP14371290 A JP 14371290A JP H0733720 B2 JPH0733720 B2 JP H0733720B2
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JP
Japan
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air
air conditioner
telephone
dew condensation
condensation water
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JP2143712A
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士郎 天野
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Furuno Electric Co Ltd
Original Assignee
Furuno Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、空気調和機を備える電話ボックスに関する。
(従来の技術) 屋外に設置される電話ボックス内は、夏期においては非
常に高温となり、電話を使用するのが非常に不快となる
問題点があった。
そこで、出願人は空気調和機を備える電話ボックスに関
しての発明(特願平1−66742号)を行った。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記の電話ボックスでは、空気調和機か
らの結露水はドレンパンからドレンパイプを介して外部
に放出されるもので、ドレンパイプの配管が必要となる
とともに、また、電話ボックス外に結露水の処理部を設
けなければならなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、外気温度の影響を受けることなく常に快適に電話機
の使用が行える電話ボックスを提供することを目的とし
ている。
さらには、空気調和機からの結露水の処理がドレンパイ
プを設けることなく簡略に行われる電話ボックスを提供
することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 本発明は、内部に、電話機と、内部空間の空気を外気温
度に応じて調和する空気調和機と、空気調和機から出さ
れる結露水を内部空間で処理する結露水処理手段とを装
備する電話ボックスにおいて、次のように構成する。
本発明の第1の電話ボックスでは、前記空気調和機を、
内部空間に両端開口が連通される通風路と、通風路内に
設けられかつ該通風路で空気を強制的に送風する送風機
と、通風路内に設けられかつ該通風路を流れる空気を冷
暖調整する調整手段とを備える構成とし、また、前記結
露水処理手段を、前記空気調和機の通風路内において調
整手段の下方に設けられかつ調整手段の動作に伴い発生
する結露水を受けるドレンパンと、通風路内に設けられ
かつドレンパン内の結路水を毛細管現象による吸水作用
で吸水するとともに吸水した結露水を蒸発する吸水体と
を備える構成としている。
本発明の第2の電話ボックスでは、前記空気調和機を、
内部空間に両端開口が連通される通風路と、通風路内に
設けられかつ該通風路で空気を強制的に送風する送風機
と、通風路内に設けられかつ該通風路を流れる空気を冷
暖調整する調整手段とを備える構成とし、また、前記結
露水処理手段を、前記空気調和機の通風路外において調
整手段の下方に設けられかつ調整手段の動作に伴い発生
する結露水を受けるドレンパンと、通風路外で当該通風
路の送出側開口に面するように設けられかつドレンパン
内の結露水を毛細管現象による吸水作用で吸水するとと
もに吸水した結露水を蒸発する吸水体とを備える構成と
している。
本発明の第3の電話ボックスでは、前記空気調和機を、
熱電素子と、この熱電素子の上側と下側との両側面に取
り付けられる熱交換フィンと、上側の熱交換フィンが途
中に臨まされかつ外部空間に両端開口が連通される上側
通風路と、下側の熱交換フィンが臨まされかつ内部空間
に両端開口が連通される下側通風路と、両通風路内にそ
れぞれ設けられかつこの両通風路内で空気をそれぞれ強
制的に送風させる送風機とを備える構成とし、また、前
記結露水処理手段を、前記空気調和機の両通風路内にお
いて上下の熱交換フィンの下方にそれぞれ設けられかつ
熱電素子の動作に伴い一方の熱交換フィンから発生する
結露水を受ける2つのドレンパンと、両通風路内にまた
がって設けられかつ両ドレンパン内の結露水を毛細管現
象による吸水作用で吸水するとともに吸水した結露水を
蒸発する吸水体とを備える構成としている。
本発明の第4の電話ボックスでは、前記空気調和機が、
熱電素子と、この熱電素子の上側と下側との両側面に取
り付けられる熱交換フィンと、上側の熱交換フィンが途
中に臨まされかつ外部空間に両端開口が連通される上側
通風路と、下側の熱交換フィンが臨まされかつ内部空間
に両端開口が連通される下側通風路と、両通風路内にそ
れぞれ設けられかつこの両通風路内で空気をそれぞれ強
制的に送風させる送風機とを備える構成とし、また、前
記結露水処理手段を、前記空気調和機の通風路外におい
て熱交換フィンの下方に設けられかつ熱電素子の動作に
伴い一方の熱交換フィンから発生する結露水を受ける単
一のドレンパンと、通風路外で当該通風路の送出側開口
に面するように設けられかつドレンパン内の結露水を毛
細管現象による吸水作用で吸水するとともに吸水した結
露水を蒸発する吸水体とを備える構成としている。
なお、前述の内部空間は、仕切り板により上下2つの空
間に仕切り、その下部空間に前記電話機を、また、上部
空間に前記空気調和機および結露水処理手段をそれぞれ
振り分けて設置し、通風路または下側通風路の両端開口
を下部空間に連通させるようにしてもよい。
また、前記空気調和機は、前記電話機の使用または内部
空間への人体の侵入を検出したときに、前記空気調和機
を起動させるとともに、その起動時に、外気温度に基づ
いて、内部空間の空気を循環させる送風モードと、内部
空間の空気を冷却する冷風モードと、内部空間の空間を
加熱する温風モードとのいずれかを選択して実行させる
制御器を備えるようにしてもよい。
(作用) 要するに、第1ないし第4の電話ボックスは、空気調和
機と結露水処理手段とを備える構成であって、第1、第
3の電話ボックスは、空気調和機と結露水処理手段とを
一体にした構成であり、第2、第4の電話ボックスは、
空気調和機と結露水処理手段とを別体とした構成であ
る。また、第3、第4の電話ボックスは、第1、第2の
電話ボックスの調整手段の具体例として、熱電素子およ
び熱交換フィンを挙げている。
そして、第1〜第4の電話ボックスは、内部空間の空を
空調和機により調和するから、内部空間で人が快適に通
話できるうになり、この空調に伴い発生する結露水は、
内部空間で蒸発処理することにり、従来のような外部処
理設備が不要となる。
なお、内部空間を上下に仕切って上部空間に空気調和機
や結露水処理手段を設置し、下部空間に電話機を設置し
た場合には、下部空間に入る通話者から、空気調和機や
結露水処理手段を隠せるようになる。
また、前記制御器を備える場合には、空気調和機を自動
的に起動できるようになるとともに、季節に応じて内部
空間の空調を適正に行えるようになる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。第1図は電話ボックスの構成図である。
図において、符号1は電話ボックスであり、その奥方の
内面に電話機4が取り付けられており、その手前側面に
は図示しないドアが設けられている。2は電話機4の上
部に設けられ、電話ボックス1内を電話機4のある下部
空間Aと上部空間Bとに仕切る仕切り板であり、この仕
切板2には取り付け開口3が設けられ、その取り付け開
口3上に空気調和機7が設けられている。5は空気調和
機7の制御器であり、電話機4と空気調和機7との間に
接続されて設けられている。70はバックライト付き液晶
体を使用する案内表示板である。
この安内表示板70は、例えば、電話ボックス1のドアが
開かれるのに連動して緊急用電話番号や番号案内電話番
号等のサービス表示を開始し、通話開始に連動して各種
宣伝表示を行ない、通話終了によりその表示を終了する
ように設けられる。このように、案内表示板70は、サー
ビス表示を行なうことにより電話利用の手助けとなると
ともに、宣伝表示を行なうことにより経済的効果も発揮
する。
次に、空気調和機7の構成を、第2図の断面図を参照し
て説明する。この実施例においては、空気調和機7は温
冷風機として構成されている。
符号11は外形を構成するケーシングであり、ケーシング
11は水平方向に設けられた仕切り板13によりそれぞれが
通風路を形成する下部空間15と上部空間17とに仕切られ
ている。そして、仕切り板13に熱電素子19が取り付けら
れ、その一方面19aを下部空間15側に、他方面19bを上部
空間17側に相対させ、そのそれぞれの面19a,19bに、熱
交換器としての熱交換フィン21、23がそれぞれ取り付け
られている。
上記熱電素子19は、電源の極性が切り換えられることに
より、一方面19aを冷却面に他方面19bを放熱面とする状
態と、一方面19aを放熱面に他方面19bを冷却面とする状
態とにおいて作動するようになっており、熱交換フィン
21,23のそれぞれは、面19a,19bの状態に応じて適宜冷却
と放熱動作とを行うようになっている。
下部空間15を形成するケーシング11の下面部には、一方
側に送風口9が、他方側に吸入口25が設けられ、下部空
間15内には、上記した熱交換フィン21が設けられ、さら
に、送風口9に相対する位置には第1送風機27が、熱交
換フィン21の下側にはドレンパン29が設けられ、吸入口
25に相対する位置には脱臭剤31が設けられている。60は
吸水体としての吸湿紙であり、下端がドレンパン29内に
位置し、上部は仕切り板13及び上部空間17内に設けられ
るドレンパン37を連通して上記空間17に至るように位置
している。吸湿紙60は毛細管現象機能を備え、ドレンパ
ン29に溜まる結露水を吸い上げる。吸水体としては、上
記の吸湿紙60の他に、布状のもの、スポンジ状のもの等
適宜のものが用いられればよい。
上記のように、下部空間15内においては、送風口9と吸
入口25との間に通風路が形成され、その通風路内に、第
1送風機27、吸湿紙60、熱交換フィン21、脱臭剤31が配
置されている。
上部空間17を形成するケーシング11の一方側には空気の
排出口33が、他方側には外気の吸入口39がそれぞれ設け
られ、上部空間17内には、上記した熱交換フィン23が設
けられるとともに、排出口33に相対する位置に第2送風
機35が設けられ、さらに熱交換フィン23の下側にはドレ
ンパン37が設けられている。このドレンパン37部分に
は、上記した吸湿紙60が位置している。
上記のようにして、上部空間17内においては、排出口33
と吸入口39との間に通風路が形成され、その通風路内
に、第2送風機35と吸湿紙60と熱交換フィン23とが配置
されている。
そして、上記空気調和機7は、その下面部を取り付け開
口3に露呈するようにして取り付けられ、その送風口9
を電話機4側に向け、また、空気調和機7の排出口33と
吸入口39とが、電話ボックス1に設けられた排出口50と
吸入口51とに対応するように設けられている。
次に、電話ボックス1において、電話機4と制御器5と
空気調和機7とにより構成される電話機用空調和システ
ムについて、第3図のシステムの回路構成を示す回路ブ
ロック図を参照して説明する。
電話回線の電圧極性は、第4図に示すように、電話機4
のハンドセット6がオンフック状態にあるときは第1の
マイナス電圧V1に維持されているが、そのハンドセット
6がオフフックされると、第1のマイナス電圧V1から第
2のマイナス電圧V2に変化する。そして、電話回線が相
手側から接続されると、その電圧特性は第2のマイナス
電圧V2からプラス電圧V3に変わる。このような電話回線
の電圧極性の変化は、その電話回線が収納されている電
話回線端子箱8内の電話回線にその入力部が接続されて
いる通話検出手段としての回線接続検出手段10において
検出される。
すなわち、回線接続検出手段10は、例えば前記入力部と
してのベースに与えられた電圧がマイナス電圧のときは
オフ状態にあって、その電圧がプラス電圧に変化すると
オン状態となるスイッチングトランジスタを含んでい
る。そして、電話回線の電圧極性がマイナスからプラス
に変化するタイミングでそのスイッチングトランジスタ
がオン状態となることでその電圧極性の変化の検出、つ
まり回線接続の検出に対応した回線接続検出信号S1を出
力する。
このようにして回線接続検出回路10から出力される回線
接続検出手段S1は、フォトカプラ等のアイソレーション
回路11を介して運転モード切換手段としての出力電圧極
性切換回路12に出力される。
温度検出手段としての温度検出回路14は、周囲温度を検
出するセンサを備え、上設定温度以上に対応したそのセ
ンサからの出力については冷風モード検出信号S2を、ま
た周囲温度が下設定温度以下に対応したそのセンサから
の出力については温風モード検出信号S3をそれぞれの出
力電圧極性切換回路12に出力する。
出力電圧極性切換回路12は、上記各検出信号S2,S3に応
答動作する接点駆動回路18と、通常は固定接点20a1,20b
1および20a2,20b2からオフしていて回線接続検出信号S1
に応答動作するその接点駆動回路18からの出力によりそ
の両固定接点20a1,20b1および20a2,20b2間をオンする方
向に駆動制御される第1および第2の可動接点22a,22b
と、同じく通常は固定接点24a1,24b1と24a2,24b2とのそ
れぞれからオフしていて、冷風モード検出信号S2に応答
動作するその接点駆動回路18からの出力により固定接点
24a1,24b1間および24a2,24b2間をそれぞれオンする方向
に駆動される一対の第第3の可動接点26a,26bと、温風
モード検出信号S3に応答動作するその接点駆動回路18か
らの出力により固定接点24a1,24b2間および24a2,24b1
をそれぞれオンする方向に駆動される一対の第4の可動
接点28a,28bとを含むとともに、固定接点の内の符号で2
4b1と24b2との間に直流電源30が接続され、さらに、固
定接点20a2と後に接明する空気調和機7の第1と第2の
送風機との間に交流電源38が接続されて構成されてい
る。
制御器5における出力電圧極性切換回路12の出力部32a,
32bは空気調和機7の電源受給36a,36bにそれぞれ接続さ
れ、出力部32c,32dのそれぞれは電源受給部36c,36d,36
e,36fにそれぞれ接続されている。
以下、上記実施例における電話機使用時の動作を説明す
る。
a.(外気温度が上設定温度以上の場合) 夏期等において外気温度が上設定温度(例えば28℃)以
上の場合は、温度検出回路14からの冷風モード信号S2に
基づき出力電圧極性切換回路12において、一対の第3可
動接点26a,26bが固定接点24a1,24b1間および24a2,24b2
間をそれぞれ接続する状態となっており、この状態にお
いて電話回線が接続されて回線接続検出回路10から回線
接続検出信号S1が与えられると、固定接点の20a1,20b1
および20a2,20b2のそれぞれが第1および第2の可動接
点22a,22bのそれぞれにより接続され、空気調和機7の
熱電素子19が作動するとともに、第1および第2の送風
機27,35が作動する。
この場合における直流電源30の極性によっては、熱電素
子19の一方面19aが冷却面となり、他方面19bが放熱面と
なり、第1熱交換フィン21が冷却フィンとして機能し、
第2熱交換フィン23が放熱フィンとして機能する。
これにより、下部空間15内においては第1送風機27の作
動により吸入口25から吸い込まれた空気は、まず脱臭剤
31内を通過することにより脱臭され、さらに第1熱交換
フィン21により冷却され、送風口9から冷却風として電
話機4側に排出され、この冷却風は電話機4の使用者の
上半身にあたる。冷却作動に伴って第1熱交換フィン21
面に生じる結露水は、ドレンパン29で受けられる。そし
て、ドレンパン29に溜まった結露水は吸湿紙60に吸い上
げられ、上部空間17において吸湿紙60の上部から通風路
内に蒸発される。
これに対し、上部空間17内では、第2送風機35の作動に
より吸入口51を介して吸入口39から吸い込まれた空気
は、第2熱交換フィン23により加熱され、その加熱され
た空気は排出口33から排出され、この排出空気はさらに
排出口50を介して外部に排出される。
熱電素子19は冷却作動速度が早いので、通話開始後すぐ
に送風口9からの冷却風が得られ、通話者は心地良く通
話が行える。さらに、空気調和機7の作動時に発する音
は、第1と2の送風機27,35の送風音だけであり、騒音
や振動は殆どない。
b.(外気温度が下設定温度以下の場合) 冬期等において外温度が下設定温度(例えば18℃)以下
の場合は、温度検出回路14からの温風モード検出信号S3
に基づき、出力電圧極性切換回路12においては一対の第
4可動接点28a,28bが固定接点24a1,24b2間および24a2,2
4b1間をそれぞれ接続する状態となっており、この状態
において電話回線が接続されて回線接続検出回路10から
回線接続検出信号S1が与えられると、固定接点の20a1,2
0b1おび20a2,20b2のそれぞれが第1および第2の可動接
点22a,22bのそれぞれにより接続され、空気調和機7の
熱電素子19が作動するとともに、第1および第2の送風
機27,35が作動する。
この場合における直流電源30の極性によっては、熱電素
子19の一方面19aが放熱面となり、他方面19bが冷却面と
なり、第1熱交換フィン21が放熱フィンとして機能し、
第2熱交換フィン23が冷却フィンとして機能する。
これにより、第1熱交換フィン21により加熱された温風
が送風口9から電話機4側に排出される。この場合は、
第2熱交換フィン23が冷却動作を行い、結露水はドレン
パン37で受けられる。そして、ドレンパン37に溜まった
結露水は吸湿紙60に吸い込まれ、吸湿紙60の下部から下
部空間15における通風路内に蒸発される。
c.(外気温度が上下設定温度間の場合) 春期や秋期等において外気温度が上下設定温度間の場合
は、温度検出回路14からは冷風モード検出信号S2、温風
モード検出信号S3はともに出力されず、出力電圧極性切
換回路12においては第3可動接点26a,26b、第4可動接
点28a,28bはともに固定接点24a1,24b1,24a2,24b2を接続
せず、したがって、この状態において電話回線が接続さ
れて回線接続検出回路10からの回線接続検出信号S1が与
えられ、固定接点の20a1,20b1および20a2,20b2のそれぞ
れが第1および第2の可動接点22a,22bのそれぞれによ
り接続されても、熱電素子19は作動せず第1および第2
の送風機27,35が作動して送風のみがなされる。
通話検出手段による通話状態の検出は、上記したように
電話機4から直接行うことなく、第5図に示すように、
通話検出手段としての電話機4が通話状態と判定するの
に有効な各種要素を検出する検出器40を用いて行なって
もよく、この検出器40としては、システムを電話ボック
ス1内に設けるものでは電話ボックス1のドアの開閉を
検出するドア開閉検出器を用い、他に電話機4の使用者
の人体検出を行なう赤外線人体検出器、さらにはマイク
ロホンが組み込まれて構成される通話声検出器等を用い
る。
また、上記の実施例においては、空気調和機7として年
間を通して使用できるものを示したが、夏期のみに使用
される冷風機を用いてもよい。
第6図は電話ボックス1の他の実施例を示し、このもの
では、電話ボックス1の下部空間A内の空気を空気調和
機7の上部空間17と下部空間15との両方に導き、下部空
間15からの空気は下部空間A側に、上部空間17からの空
気は電話ボックスの上部空間Bを通して外部に放出する
構成としている。また、ドレンパン63は空気調和機7の
下方に設けられ、このドレンパン63に2重に吸湿紙64が
設けられている。ドレンパンは、第1の実施例のように
空気調和機内に一体に組み込まれる構成でも、この実施
例のように空気調和機外に設けられる構成でもよい。
この実施例の構成によれば、電話ボックス1の下部空間
A内の空気を外部に放出できるようにして、これによ
り、電話ボックス1内の換気が行えるとともに、夏期に
直射日光を受けるような場合も、電話ボックス1内が異
常に高温となることを防止している。電話ボックス1内
へは、ドアの下端開口から外部空気が導入される。
また、上記のそれぞれの実施例においては、空気調和機
として熱電素子を用いる構成としたが、通常の圧縮機と
凝縮機とを使用する冷媒循環タイプの構成のものを使用
してもよい。
(発明の効果) 以上のように、本発明の電話ボックスは、内部空間の空
気を調和することにより、内部空間で人が快適に通話で
きるようにしながら、この空気調和に伴い発生する結露
水を内部空間で蒸発処理することにより、従来のような
外部処理設備を不要として、設備コストの低減と設備作
業の手間を軽減できるようにしている。
なお、内部空間を上下に仕切って上部空間に空気調和機
や結露水処理手段を設置し、下部空間に電話機を設置し
た場合には、下部空間に入る通話者から空気調和機や結
露水処理手段を隠せるようになるので、意匠性を向上で
きるだけでなく、通話者からのいたずらによる故障を防
ぐことができる。
また、前記制御器を備える場合には、空気調和機を自動
的に起動できるようになるとともに、季節に応じて内部
空間の空調を適正に行えるようになるので、便利とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の実施例に係り、第1図は
電話ボックスの内部構成を示す構成図、第2図は空気調
和機の断面図、第3図はシステムの回路ブロック図、第
4図は電話回線の電圧極性説明図、第5図はシステムの
他の実施例の回路ブロック図、第6図は他の実施例にお
ける電話ボックスの内部構成を示す構成図である。 1……電話ボックス、 4……電話機、 7……空気調和機、 15……下部空間(通風路)、 17……上部空間(通風路)、 29,37……ドレンパン、 60……吸湿紙(吸水体)。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に、電話機と、内部空間の空気を外気
    温度に応じて調和する空気調和機と、空気調和機から出
    される結露水を内部空間で処理する結露水処理手段とを
    装備する電話ボックスであって、 前記空気調和機が、内部空間に両端開口が連通される通
    風路と、通風路内に設けられかつ該通風路で空気を強制
    的に送風する送風機と、通風路内に設けられかつ該通風
    路を流れる空気を冷暖調整する調整手段とを備え、 前記結露水処理手段が、前記空気調和機の通風路内にお
    いて調整手段の下方に設けられかつ調整手段の動作に伴
    い発生する結露水を受けるドレンパンと、通風路内に設
    けられかつドレンパン内の結露水を毛細管現象による吸
    水作用で吸水するとともに吸水した結露水を蒸発する吸
    水体とを備えている、ことを特徴とする電話ボックス。
  2. 【請求項2】内部に、電話機と、内部空間の空気を外気
    温度に応じて調和する空気調和機と、空気調和機から出
    される結露水を内部空間で処理する結露水処理手段とを
    装備する電話ボックスであって、 前記空気調和機が、内部空間に両端開口が連通される通
    風路と、通風路内に設けられかつ該通風路で空気を強制
    的に送風する送風機と、通風路内に設けられかつ該通風
    路を流れる空気を冷暖調整する調整手段とを備え、 前記結露水処理手段が、前記空気調和機の通風路内にお
    いて調整手段の下方に設けられかつ調整手段の動作に伴
    い発生する結露水を受けるドレンパンと、通風路外で当
    該通風路の送出側開口に面するように設けられかつドレ
    ンパン内の結露水を毛細管現象による吸水作用で吸水す
    るとともに吸水した結露水を蒸発する吸水体とを備えて
    いる、ことを特徴とする電話ボックス。
  3. 【請求項3】内部に、電話機と、内部空間の空気を外気
    温度に応じて調和する空気調和機と、空気調和機から出
    される結露水を内部空間で処理する結露水処理手段とを
    装備する電話ボックスであって、 前記空気調和機が、熱電素子と、この熱電素子の上側と
    下側との両側面に取り付けられる熱交換フィンと、上側
    の熱交換フィンが途中に臨まされかつ外部空間に両端開
    口が連通される上側通風路と、下側の熱交換フィンが臨
    まされかつ内部空間に両端開口が連通される下側通風路
    と、両通風路内にそれぞれ設けられかつこの両通風路内
    で空気をそれぞれ強制的に送風させる送風機とを備え、 前記結露水処理手段を、前記空気調和機の両通風路内に
    おいて上下の熱交換フィンの下方にそれぞれ設けられか
    つ熱電素子の動作に伴い一方の熱交換フィンから発生す
    る結露水を受ける2つのドレンパンと、両通路内にまた
    がって設けられかつ両ドレンパン内の結露水を毛細管現
    象による吸水作用で吸水するとともに吸水した結露水を
    蒸発する吸水体とを備えている、ことを特徴とする電話
    ボックス。
  4. 【請求項4】内部に、電話機と、内部空間の空気を外気
    温度に応じて調和する空気調和機と、空気調和機から出
    される結露水を内部空間で処理する結露水処理手段とを
    装備する電話ボックスであって、 前記空気調和機が、熱電素子と、この熱電素子の上側と
    下側との両側面に取り付けられる熱交換フィンと、上側
    の熱交換フィンが途中に臨まされかつ外部空間に両端開
    口が連通される上側通風路と、下側の熱交換フィンが臨
    まされかつ内部空間に両端開口が連通される下側通風路
    と、両通風路内にそれぞれ設けられかつこの両通風路内
    で空気をそれぞれ強制的に送風させる送風機とを備え、 前記結露水処理手段が、前記空気調和機の通風路外にお
    いて熱交換フィンの下方に設けられかつ熱電素子の動作
    に伴い一方の熱交換フィンから発生する結露水を受ける
    単一のドレンパンと、通風路外で当該通風路の送出側開
    口に面するように設けられかつドレパン内の結露水を毛
    細管現象による吸水作用で吸水するとともに吸水した結
    露水を蒸発する吸水体とを備えている、ことを特徴とす
    る電話ボックス。
  5. 【請求項5】前記内部空間は、仕切り板により上下2つ
    の空間に仕切られていて、その下部空間に前記電話機
    が、また、上部空間に前記空気調和機および結露水処理
    手段がそれぞれ振り分けて設置され、通風路または下側
    通風路の両端開口が下部空間に連通されている、ことを
    特徴とする請求項1ないし4のいずれかの電話ボック
    ス。
  6. 【請求項6】前記空気調和機が、前記電話機の使用また
    は内部空間への人体の浸入を検出したときに、前記空気
    調和機を起動させるとともに、その起動時に、外気温度
    に基づいて、内部空間の空気を循環させる送風モード
    と、内部空間の空気を冷却する冷風モードと、内部空間
    の空間を加熱する温風モードとのいずれかを選択して実
    行させる制御器を備えている、ことを特徴とする請求項
    1ないし5のいずれかの電話ボックス。
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