JPH07336671A - 画像通信端末装置およびその画像通信方法 - Google Patents

画像通信端末装置およびその画像通信方法

Info

Publication number
JPH07336671A
JPH07336671A JP15265294A JP15265294A JPH07336671A JP H07336671 A JPH07336671 A JP H07336671A JP 15265294 A JP15265294 A JP 15265294A JP 15265294 A JP15265294 A JP 15265294A JP H07336671 A JPH07336671 A JP H07336671A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
motion
input
communication line
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15265294A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Oiwa
靖之 大岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP15265294A priority Critical patent/JPH07336671A/ja
Publication of JPH07336671A publication Critical patent/JPH07336671A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 注目したい箇所以外の動きによって全体の画
像が乱されることを解消した画像通信端末装置およびそ
の画像通信方法を提供する。 【構成】 監視システム100は、4台の監視装置20
0a〜200d、画像符号化回路207、音声符号化回
路210、多重化部MUX部208、回線制御部20
9、システムコントローラ211を備える。画像符号化
回路207は4台の監視装置200a〜200dからの
画像データを切換器1で切り換えて入力端子a、b、
c、dから入力する。選択された監視装置の画像データ
は選択域抽出部17によって注目点の範囲が選択され
る。選択された注目点の範囲内で動きがあるか否かを判
定し、動きがあってもしきい値より小さいときは範囲内
の画像処理を行ない、しきい値以上であるときは選択域
抽出部17をフル画面に切換え、フル画面の処理を行な
う。注目したい箇所以外の動きが全体の画像を乱すこと
を防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像通信端末装置および
その画像通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の画像通信端末装置と
して、高感度情報サービスネットワーク、例えば総合デ
ィジタル通信網(ISDN)あるいは専用回線を介して
遠隔地にある複数地点間で映像、音声、データなどを通
信するものが知られている。
【0003】こうした画像通信端末装置は遠隔地の監視
システムに利用されるが、動画像を符号化したり、圧縮
したりして伝送する際に、映像の冗長な成分を取り除い
て伝送することによって画像データの伝送量を低減させ
ることが重要となっている。
【0004】画像通信端末装置が適用される監視システ
ムでは、入力画像が複数あり同時に全画像を送信するこ
とはできないので、画面をいくつかに切り替えて順次送
信するか、あるいは一画面を複数に分割して分割した画
像を同時に送信する方法が採用されている。
【0005】図6は従来の監視システムの構成を示すブ
ロック図である。監視システム300は4台の監視装置
400a〜400dを備えている。
【0006】各監視装置400a〜400dには、画像
入力用CCDカメラ401a〜401d、画像信号をビ
デオ信号に変換した後さらにデジタル信号に変換する画
像信号処理部402a〜402d、CCDカメラ401
a〜401dのパン、チルトを行なう雲台404a〜4
04d、CCDカメラ401a〜401dおよび雲台4
04a〜404dを制御するコントローラ403a〜4
03dが設けられている。
【0007】また、各監視装置400a〜400dには
音声入力用マイク405a〜405d、入力された音声
を音声信号に変換した後さらにデジタル信号に変換する
音声信号処理部406a〜406dが設けられている。
【0008】監視システム300は上記4台の監視装置
400a〜400dの出力が接続される画像符号化回路
407、音声符号化回路410およびシステムコントロ
ーラ411を備える。画像符号化回路407はデジタル
画像信号を圧縮符号化し、音声符号化回路410は音声
信号の圧縮符号化を行なう。
【0009】多重化部(MUX)408は符号化された
画像、音声、データ信号を多重化する。回線制御部40
9は該多重化部408に接続された回線を通じてデータ
転送を行なう。また、システムコントローラ411は各
部の制御を行なう。
【0010】上記構成を有する監視システム300の動
作について説明する。まず、雲台404a〜404d
は、CCDカメラ401a〜401dを注目点の方向に
向ける。システムコントローラ411は通信相手側から
回線を通じて回線制御部409により受け入れられたコ
マンドを解釈し、コマンドにしたがってカメラコントロ
ーラ403に指令を送ってカメラ401a〜401dお
よび雲台404a〜404dを制御する。カメラコント
ローラ403はCCDカメラ401に信号を出力してカ
メラズーム等の制御を行なう。撮影された画像は画像符
号化回路407に出力される。
【0011】一方、各音声処理部406a〜406dか
ら音声信号が音声符号化回路410に出力される。音声
信号が符号化処理された後に多重化部(MUX)408
に送信される。多重化部408では入力された画像、音
声、データ信号を任意のフォーマットで多重化して回線
制御部409を通じて通信相手に送出する。
【0012】つぎに、画像符号化回路407の内部処理
について説明する。図7は従来の画像符号化回路407
の内部処理の構成を示すブロック図である。
【0013】画像符号化回路407は、動き補償のフレ
ーム間予測を行なうために画像のフレームをブロック毎
に区切り、それぞれを直交変換、量子化、符号化する回
路を有する。図において、前述の画像信号処理部402
a〜402dで任意のフォーマットのディジタル信号に
変換された動画像のビデオ信号は切換器51によって選
択的に入力端子a、b、c、dから入力される。
【0014】システムコントローラ411からの入力デ
ータにしたがって、システムコントローラ66は切換器
51に切換信号を送ると、切換器51は任意のCDDカ
メラから選択的に画像信号を取り入れる。選択的に取り
入れられた画像信号はまず動きベクトル検出回路65に
おいて、フレームメモリ62に蓄積された前フレーム画
像の画像信号と比較される。比較に際して、1フレーム
を複数の任意の大きさのブロックに分割して動きベクト
ルを検出する。動きベクトルが検出されると、前記フレ
ームの画像データから動き補償のフレーム間予測を行な
い、予測画像データが予測回路64から出力される。予
測画像データはループ内フィルタ63において2次元の
空間フィルタに抽出された後、減算器52に送られる。
減算器52では、切換器51を介して接続された入力端
子の画像データと予測画像データとを差し引き、切替器
53を経由して予測誤差データとして直交変換回路54
(ここでは、離散コサイン変換(DCT)回路)に送ら
れる。さらに、任意のブロック毎に直交変換されてから
量子化回路(Q)55に送られる。
【0015】量子化回路55では、システムコントロー
ラ66によって決定された量子化ステップによって画像
データが量子化される。量子化回路55で量子化された
画像データは逆量子化回路58において逆量子化され、
また逆直交変換回路59において逆直交変換されて加算
器60に送られる。加算器60では、再生された予測誤
差データと、予測回路64からの予測画像データが加算
され、フレームメモリ62に蓄積される。
【0016】また、量子化回路55で量子化されたデー
タは符号化回路(VLC)56で可変長符号化されてバ
ッファ57に送られる。バッファ57で一旦蓄えられて
出力制御されながら送り出されていく。
【0017】システムコントローラ66は全体の符号化
状態を管理し、例えばバッファ57に蓄積されたデータ
量によって量子化ステップを荒くしたり、細かくした
り、また入力画像にシーンチェンジもしくは入力端子の
切り換えなどがあって所定の誤差の閾値を越えたりした
場合や動き補償を行なわない場合には切換器53および
切換器61を入力画像側に切り換える制御、すなわち外
部から送られてくる選択設定によって伝送路の動画像を
画質優先にするか時間優先にするかの選択に応じた制御
を行なう。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像通信端末装置が適用された監視システムでは、CC
Dカメラが複数台備わっているので、切換時には必ず1
フレームの画像データを送信しなければならず、特に伝
送レートの低いときには注目したい箇所以外の動きが全
体の画像を乱すこともあり、監視の妨げとなる。
【0019】そこで、本発明は注目したい箇所以外の動
きによって全体の画像が乱されることを解消した画像通
信端末装置およびその画像通信方法を提供することを目
的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る画像通信端末装置は、通信
回線を介して画像通信を行なう画像通信端末装置におい
て、画像を入力する画像入力手段と、該入力された画像
に対して特定の領域を設定する領域設定手段と、該設定
された領域の中の前記画像の動きを検出する動き検出手
段と、該動きが検出されたときに前記入力された画像を
前記通信回線に送出する通信回線制御手段とを備える。
【0021】請求項2に係る画像通信端末装置は、通信
回線を介して画像通信を行なう画像通信端末装置におい
て、複数の画像を入力する画像入力手段と、該入力され
た複数の画像に対してそれぞれ特定の領域を設定する領
域設定手段と、前記複数の画像から1つの画像を選択す
る画像選択手段と、該選択された画像に対して前記設定
された領域の中の前記画像の動きを検出する動き検出手
段と、該動きが検出されたときに前記選択された画像を
前記通信回線に送出する通信回線制御手段とを備える。
【0022】請求項3に係る画像通信端末装置は、請求
項2に係る画像通信端末装置において前記画像入力手段
は複数の入力手段からなり、前記画像選択手段は前記複
数の入力手段を順次選択し、該選択された入力手段の画
像から前記動き検出手段が前記動きを検出したとき、前
記通信回線制御手段は該選択された入力手段の画像を前
記通信回線に送出する。
【0023】請求項4に係る画像通信端末装置は、請求
項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像通信端末装置
において前記動きが検出されたときに、前記設定された
特定の領域だけを前記通信回線に送出する。
【0024】請求項5に係る画像通信端末装置は、請求
項4に係る画像通信端末装置において前記検出された動
きがしきい値に達しないときに前記設定された特定の領
域だけを前記通信回線に送出する。
【0025】請求項6に係る画像通信端末装置は、請求
項4または請求項5に係る画像通信端末装置において前
記入力された画像を複数のブロックに分割する分割手段
と、該分割されたブロック毎に符号化する符号化手段と
を備え、前記領域設定手段は前記ブロックの整数倍の領
域を設定し、前記通信回線制御手段は前記動きが検出さ
れたブロックの画像を前記通信回線に送出する。
【0026】請求項7に係る画像通信方法は、通信回線
を介して画像通信を行なう画像通信方法において、画像
を入力し、該入力された画像に対して特定の領域を設定
し、該設定された領域の中の前記画像の動きを検出し、
該動きが検出されたときに前記入力された画像を前記通
信回線に送出する。
【0027】
【作用】本発明の請求項1に係る画像通信端末装置で
は、通信回線を介して画像通信を行なう際に、画像入力
手段により画像を入力し、領域設定手段により該入力さ
れた画像に対して特定の領域を設定し、動き検出手段に
より該設定された領域の中の前記画像の動きを検出し、
通信回線制御手段により該動きが検出されたときに前記
入力された画像を前記通信回線に送出する。
【0028】請求項2に係る画像通信端末装置では、通
信回線を介して画像通信を行なう際に、画像入力手段に
より複数の画像を入力し、領域設定手段により該入力さ
れた複数の画像に対してそれぞれ特定の領域を設定し、
画像選択手段により前記複数の画像から1つの画像を選
択し、動き検出手段により該選択された画像に対して前
記設定された領域の中の前記画像の動きを検出し、通信
回線制御手段により該動きが検出されたときに前記選択
された画像を前記通信回線に送出する。
【0029】請求項6に係る画像通信端末装置では、分
割手段により前記入力された画像を複数のブロックに分
割し、符号化手段により該分割されたブロック毎に符号
化し、前記領域設定手段は前記設定される領域を前記ブ
ロックの整数倍の領域とし、前記通信回線制御手段は前
記動きが検出されたブロックの画像を前記通信回線に送
出する。
【0030】
【実施例】つぎに、本発明の画像通信端末装置およびそ
の画像通信方法の実施例について説明する。図1は本実
施例の画像通信端末装置が適用された監視システムの全
体構成を示すブロック図である。
【0031】監視システム100は4台の監視装置20
0a〜200dを備えており、各監視装置200a〜2
00dには、画像入力用CCDカメラ201a〜201
d、画像信号をビデオ信号に変換した後さらにデジタル
信号に変換する画像信号処理部202a〜202d、C
CDカメラ201a〜201dのパン、チルトを行なう
雲台204a〜204d、CCDカメラ201a〜20
1dおよび雲台204a〜204dを制御するコントロ
ーラ203a〜203dが設けられている。
【0032】また、各監視装置200a〜200dに
は、上記監視装置の他に、音声入力用マイク205a〜
205d、入力された音声を音声信号に変換した後さら
にデジタル信号に変換する音声信号処理部206a〜2
06dが設けられている。
【0033】監視システム100は上記4台の監視装置
200a〜200dの出力が接続される画像符号化回路
207、音声符号化回路210およびシステムコントロ
ーラ211を備える。画像符号化回路207はデジタル
画像信号を圧縮符号化し、音声符号化回路210は音声
信号の圧縮符号化を行なう。
【0034】多重化部(MUX)208は符号化された
画像、音声、データ信号を多重化する。回線制御部20
9は該多重化部208に接続された回線を通じてデータ
転送を行なう。また、システムコントローラ211は各
部の制御を行なう。
【0035】上記構成を有する監視システム300の動
作について説明する。まず、雲台204a〜204d
は、CCDカメラ201a〜201dを注目点の方向に
向ける。システムコントローラ411は通信の相手側か
ら回線を通じて回線制御部209に受け付けられたコマ
ンドを解釈し、コマンドにしたがってカメラコントロー
ラ203a〜203dに指令信号を出力してカメラ20
1a〜201dおよび雲台204a〜204dを制御す
る。カメラコントローラ203a〜203dはCCDカ
メラ201a〜201dに信号を出力してカメラズーム
等の制御を行なう。
【0036】CCDカメラ201a〜201dで撮影さ
れた画像信号は画像信号処理部202a〜202dで信
号処理された後に画像符号化回路207に入力される。
画像信号が符号化処理された後、多重化部(MUX)2
08に送られる。
【0037】また同様に、音声処理部206a〜206
dで処理された音声信号は音声符号化回路210に入力
される。音声信号が符号化処理された後、多重化部(M
UX)208に送られる。多重化部208では入力され
た画像、音声、データ信号を任意のフォーマットで多重
化し、回線制御部209を通じて通信相手に送出する。
【0038】ここで、画像符号化回路207の内部処理
について説明する。図2は本実施例の画像符号化回路2
07の内部構成を示すブロック図である。画像符号化回
路207は、動き補償の予測を行なうためにフレーム画
像をブロック毎に区切り、それぞれを直交変換、量子
化、符号化する回路を有する。前述の画像信号処理部2
02a〜202dで任意のフォーマットのディジタル信
号に変換された動画像のビデオ信号は入力端子a、b、
c、dから切換器1によって選択的に入力される。
【0039】前述のシステムコントローラ211からの
入力データにしたがって、システムコントローラ16は
切換器1に切換信号を出力すると、切換器1は任意のC
DDカメラから選択的に画像信号を取り入れる。選択的
に取り入れられた画像信号はまず、選択域抽出部17に
おいて予め設定された領域の画像だけが抽出される。つ
づいて、動きベクトル検出回路15において、フレーム
メモリ12に蓄積された前のフレーム画像の設定領域と
比較される。
【0040】この比較では、抽出された設定領域の画像
を複数の任意の大きさのブロックに分割し、設定領域内
に動きベクトルがあるか否かを検出する。動きベクトル
が検出されると設定領域の画像データから動き補償の予
測を行ない、予測画像データが予測回路14から出力さ
れる。予測画像データはループ内フィルタ13において
2次元の空間フィルタに抽出された後、減算器2に送ら
れる。減算器2では、切換器1を介して接続された入力
端子の画像データと予測画像データとを差し引き、切替
器3を経由して予測誤差データとして直交変換回路4
(ここでは、離散コサイン変換(DCT)回路)に送ら
れる。さらに、任意のブロック毎に直交変換されてから
量子化回路(Q)5に送られる。
【0041】量子化回路5では、システムコントローラ
16によって決定された量子化ステップによって画像デ
ータが量子化される。量子化回路5で量子化された画像
データは逆量子化回路8において逆量子化され、また逆
直交変換回路9において逆直交変換されて加算器10に
送られる。加算器10では、再生された予測誤差データ
と、予測回路14からの予測画像データが加算され、フ
レームメモリ12に蓄積される。
【0042】また、量子化回路5で量子化されたデータ
は符号化回路(VLC)6で可変長符号化されてバッフ
ァ7に送られる。バッファ7で一旦蓄えられて出力制御
されながら送り出されていく。
【0043】システムコントローラ16は全体の符号化
状態を管理し、例えばバッファ7に蓄積されたデータ量
によって量子化ステップを荒くしたり、細かくしたり、
また入力画像にシーンチェンジもしくは入力端子の切り
換えなどがあって所定の誤差の閾値を越えたりした場合
や動き補償を行なわない場合には切換器3および切換器
11を入力画像側に切り換える制御、すなわち外部から
送られてくる選択設定によって伝送路の動画像を画質優
先にするか時間優先にするかの選択に応じた制御を行な
う。
【0044】つぎに、画像における注目点の範囲の決定
について説明する。図3は入力画像における注目点の範
囲を示す説明図である。システムコントローラ211は
他の通信相手から4台の監視装置のそれぞれについて決
定された注目点の範囲データを回線制御部209を介し
て受け付ける。
【0045】システムコントローラ211は画像符号化
回路207に指定された入力に対するそれぞれの注目点
の範囲データを送出し、注目点の範囲データは画像符号
化回路部207のシステムコントローラ16内に記憶さ
れる。
【0046】監視システム100の動作について説明す
る。まず、入力端子a〜dの間で切換器1は順次切り替
わり、入力画像が監視システム側に送られる。その後、
監視モードに入ると、入力端子aの入力画像は選択域抽
出部17により切り出されて切換器3に送られる。図4
は入力画像から選択域抽出部17により切り出された画
像を示す説明図である。
【0047】この後、選択域抽出部17により切り出さ
れた画像に対して、前述したように動き検出処理、圧縮
符号化処理が行なわれる。
【0048】図5は動き検出・圧縮符号化処理を示すフ
ローチャートである。まず、動きベクトル検出回路15
は指定領域内で動きベクトルを検出したか否かを判定す
る(ステップS1)。システムコントローラ16は動き
ベクトルが検出されないとき、その選択領域の圧縮符号
化処理を行ない(ステップS2)、その入力端子aに切
り換えられてからどのくらい時間を経過したかをチェッ
クし(ステップS3)、所定時間taを経過していなけ
ればステップS1に戻って同様の処理を行なう。
【0049】また、ステップS3において、所定時間t
aを経過していたときには切換器1は入力端子aから入
力端子bに切り換えて(ステップS4)ステップS1に
戻り、入力端子bについて同様の選択領域の処理を行な
う。
【0050】尚、入力端子を切り換える前に、入力端子
aからの選択領域画像はメモリ12の一部に格納され
る。順次、入力端子が切換られて同様の処理が行なわれ
るときには、入力端子の最後の画像データがメモリ12
に格納される。再度、切換器1が入力端子aに切り換え
られたときは、前回入力端子aから格納された画像デー
タがメモリ12から読み出され、再度入力端子aからの
画像に対する処理が開始される。その際に入力画像に変
化がなければ、シーンチェンジはなくスムーズな切換え
が行なわれる。
【0051】一方、ステップS1で動き検出が検出され
た場合、予め設定されたしきい値を越えているか否かを
判定する(ステップS5)。
【0052】設定されたしきい値を越えていなければ、
その予測データを予測回路14において算出し、量子
化、符号化を行なって送信する。
【0053】しきい値を越える動きがあった場合、シス
テムコントローラ16はしきい値選択領域のみでなく、
選択域抽出部17をフル画面に切換え、処理モードもフ
ル画面の処理にしてデータ送信を行なって(ステップS
6)本ルーチンを終了する。動きが検出されなくなる
と、再び上記の設定に戻って入力を順次切換え、処理を
再開する。
【0054】本実施例では、画像の圧縮をITU−TU
H.261で行ったが、これをMPEGまたは他の圧
縮方式で行ってもよい。
【0055】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る画像通信端末装
置によれば、通信回線を介して画像通信を行なう際に、
画像入力手段により画像を入力し、領域設定手段により
該入力された画像に対して特定の領域を設定し、動き検
出手段により該設定された領域の中の前記画像の動きを
検出し、通信回線制御手段により該動きが検出されたと
きに前記入力された画像を前記通信回線に送出するの
で、設定した領域の中の動きのみを検出することによっ
て重要でない箇所の動きによる画像の不必要な伝送量の
増加を無くして全体の画像の乱れを防止できる。また、
動き検出の範囲が限定されることにより処理を高速にで
き、かつ少ないメモリの使用で済ますことができる。
【0056】請求項2に係る画像通信端末装置によれ
ば、通信回線を介して画像通信を行なう際に、画像入力
手段により複数の画像を入力し、領域設定手段により該
入力された複数の画像に対してそれぞれ特定の領域を設
定し、画像選択手段により前記複数の画像から1つの画
像を選択し、動き検出手段により該選択された画像に対
して前記設定された領域の中の前記画像の動きを検出
し、通信回線制御手段により該動きが検出されたときに
前記選択された画像を前記通信回線に送出するので、多
入力の画像入力手段に対しても画像の不必要な伝送量の
増加を無くして全体の画像の乱れを防止でき、伝送効率
を高めることができる。
【0057】請求項3に係る画像通信端末装置によれ
ば、前記画像入力手段は複数の入力手段からなり、前記
画像選択手段は前記複数の入力手段を順次選択し、該選
択された入力手段の画像から前記動き検出手段が前記動
きを検出したとき、前記通信回線制御手段は該選択され
た入力手段の画像を前記通信回線に送出するので、順次
動きのあった画像だけを伝送でき、伝送効率を高めるこ
とができる。
【0058】請求項4に係る画像通信端末装置によれ
ば、前記動きが検出されたときに、前記設定された特定
の領域だけを前記通信回線に送出するので、設定された
領域のみを伝送でき、伝送効率を高めることができる。
【0059】請求項5に係る画像通信端末装置によれ
ば、検出された動きがしきい値に達しないときは前記設
定された特定の領域だけを前記通信回線に送出するの
で、全画像に影響を与えないときは特定の領域だけを伝
送し、しきい値以上の全画像に影響を与えるときは全画
像領域を伝送することで伝送効率を高めることができ
る。
【0060】請求項6に係る画像通信端末装置によれ
ば、分割手段により前記入力された画像を複数のブロッ
クに分割し、符号化手段により該分割されたブロック毎
に符号化し、前記領域設定手段は前記ブロックの整数倍
の領域を設定し、前記通信回線制御手段は前記動きが検
出されたブロックの画像を前記通信回線に送出するの
で、画像をブロック単位で取り扱うことができる。
【0061】請求項7に係る画像通信方法は、通信回線
を介して画像通信を行なう画像通信方法において、画像
を入力し、該入力された画像に対して特定の領域を設定
し、該設定された領域の中の前記画像の動きを検出し、
該動きが検出されたときに前記入力された画像を前記通
信回線に送出するので、設定した領域の中の動きのみを
検出することによって重要でない箇所の動きによる画像
の不必要な伝送量の増加を無くして伝送効率を向上でき
る。また、動き検出の範囲が限定されることにより処理
を高速にでき、かつ少ないメモリの使用で済ますことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の画像通信端末装置が適用された監視
システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例の画像符号化回路207の構成を示す
ブロック図である。
【図3】入力画像における注目点の範囲を示す説明図で
ある。
【図4】入力画像から選択域抽出部17により切り出さ
れた画像を示す説明図である。
【図5】動き検出・圧縮符号化処理を示すフローチャー
トである。
【図6】従来の画像通信端末装置が適用された監視シス
テムの全体構成を示すブロック図である。
【図7】従来の画像符号化回路407の内部処理の構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 … 切替器 14… 予測回路 15… 動きベクトル検出回路 16… システムコントローラ 17… 選択域抽出部 100…監視システム 200a、200b、200c、200d … 監視装
置 207…画像符号化回路 208…多重化部 209…回線制御部 210…音声符号化回路 211…システムコントローラ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介して画像通信を行なう画像
    通信端末装置において、 画像を入力する画像入力手段と、 該入力された画像に対して特定の領域を設定する領域設
    定手段と、 該設定された領域の中の前記画像の動きを検出する動き
    検出手段と、 該動きが検出されたときに前記入力された画像を前記通
    信回線に送出する通信回線制御手段とを備えたことを特
    徴とする画像通信端末装置。
  2. 【請求項2】 通信回線を介して画像通信を行なう画像
    通信端末装置において、 複数の画像を入力する画像入力手段と、 該入力された複数の画像に対してそれぞれ特定の領域を
    設定する領域設定手段と、 前記複数の画像から1つの画像を選択する画像選択手段
    と、 該選択された画像に対して前記設定された領域の中の前
    記画像の動きを検出する動き検出手段と、 該動きが検出されたときに前記選択された画像を前記通
    信回線に送出する通信回線制御手段とを備えたことを特
    徴とする画像通信端末装置。
  3. 【請求項3】 前記画像入力手段は複数の入力手段から
    なり、 前記画像選択手段は前記複数の入力手段を順次選択し、 該選択された入力手段の画像から前記動き検出手段が前
    記動きを検出したとき、前記通信回線制御手段は該選択
    された入力手段の画像を前記通信回線に送出することを
    特徴とする請求項2記載の画像通信端末装置。
  4. 【請求項4】 前記動きが検出されたときに、前記設定
    された特定の領域だけを前記通信回線に送出することを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画
    像通信端末装置。
  5. 【請求項5】 前記検出された動きがしきい値を達しな
    いときに前記特定の領域だけを前記通信回線に送出する
    ことを特徴とする請求項4記載の画像通信端末装置。
  6. 【請求項6】 前記入力された画像を複数のブロックに
    分割する分割手段と、 該分割されたブロック毎に符号化する符号化手段とを備
    え、 前記領域設定手段は前記ブロックの整数倍の領域を設定
    し、 前記通信回線制御手段は前記動きが検出されたブロック
    の画像を前記通信回線に送出することを特徴とする請求
    項4または請求項5記載の画像通信端末装置。
  7. 【請求項7】 通信回線を介して画像通信を行なう画像
    通信方法において、 画像を入力し、 該入力された画像に対して特定の領域を設定し、 該設定された領域の中の前記画像の動きを検出し、 該動きが検出されたときに前記入力された画像を前記通
    信回線に送出することを特徴とする画像通信方法。
JP15265294A 1994-06-10 1994-06-10 画像通信端末装置およびその画像通信方法 Pending JPH07336671A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15265294A JPH07336671A (ja) 1994-06-10 1994-06-10 画像通信端末装置およびその画像通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15265294A JPH07336671A (ja) 1994-06-10 1994-06-10 画像通信端末装置およびその画像通信方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07336671A true JPH07336671A (ja) 1995-12-22

Family

ID=15545112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15265294A Pending JPH07336671A (ja) 1994-06-10 1994-06-10 画像通信端末装置およびその画像通信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07336671A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000209570A (ja) * 1999-01-20 2000-07-28 Toshiba Corp 移動物体監視装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000209570A (ja) * 1999-01-20 2000-07-28 Toshiba Corp 移動物体監視装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6493466B1 (en) Image data compression or expansion method and apparatus, and image transmission system and monitoring system using the method and device
EP1497990B1 (en) Method and device for indicating quantizer parameters in a video coding system
JP3382362B2 (ja) 画像信号生成装置
JPH1028236A (ja) 撮像装置、表示装置及び撮像システム
JPH0759115A (ja) ステレオビデオ信号処理方法および装置
JPH10257366A (ja) 画像処理装置及び方法
JPH11239329A (ja) 画像伝送装置およびそれを使用した画像伝送システム
JPH07336671A (ja) 画像通信端末装置およびその画像通信方法
US6430221B1 (en) Transmitter, receiver, transmitting method and receiving method
JPH10285542A (ja) 録画装置および録画方法
JP4700992B2 (ja) 画像処理装置
JPH09261530A (ja) 映像記録装置
JP2004180345A (ja) 撮影画像記録装置
JPS61201570A (ja) フレ−ム内フレ−ム間符号化方式
JPH05130602A (ja) 端末装置
JPH0846909A (ja) 画像信号生成装置および画像通信端末装置
JP3952926B2 (ja) 映像符号化装置及び映像符号化方法
KR19990019528A (ko) 엠펙 인코더를 이용한 보안 시스템의 데이타 전송장치 및 방법
JPH06197332A (ja) 画像符号化装置及び画像送信装置
JP2006180200A (ja) 監視装置
JPH07162853A (ja) 撮像装置
JPH1065926A (ja) 画像符号化方法及び画像符号化装置
JP2000278695A (ja) 動画像符号化装置及び遠隔画像監視システム
JP3168723B2 (ja) 映像信号の符号化装置
JPH02222388A (ja) 動画像符号化方法