JPH07336326A - 試験リンクの構成方法 - Google Patents

試験リンクの構成方法

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JPH07336326A
JPH07336326A JP6124097A JP12409794A JPH07336326A JP H07336326 A JPH07336326 A JP H07336326A JP 6124097 A JP6124097 A JP 6124097A JP 12409794 A JP12409794 A JP 12409794A JP H07336326 A JPH07336326 A JP H07336326A
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JP
Japan
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test
side transmission
subscriber
channel
transmission device
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Application number
JP6124097A
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English (en)
Inventor
Norimoto Miki
準基 三鬼
Kiyomi Kumosaki
清美 雲▲崎▼
Seiichi Yamano
誠一 山野
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポイント・マルチポイント加入者伝送システ
ムにおいて、局側伝送装置および加入者側伝送装置間の
伝送容量を効率的に利用し、経済性に優れた試験リンク
構成方法を提供する。 【構成】 局側伝送装置40とN(Nは自然数)個の加
入者側伝送装置6−1〜6−Nとの間で送受される伝送
フレーム中に、加入者側伝送装置6−1〜6−Nで共通
に使用される試験チャネルSを含ませるとともに、加入
者側伝送装置6−1〜6−Nのうち試験を行う加入者側
伝送装置(例えば、加入者側伝送装置6−1)と試験装
置(図示略)との間で試験チャネルSを設定して試験リ
ンクを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポイント・マルチポイ
ント通信形態の加入者伝送システムにおける試験リンク
の構成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のポイント・マルチポイン
ト加入者伝送システムの概略構成を示すブロック図であ
る。この図に示すシステムでは、N(Nは自然数)台の
加入者側伝送装置3−1〜3−Nが、一つの局側伝送装
置20に接続されている。また、加入者側伝送装置3−
1〜3−Nは、それぞれm(mは自然数)回線の通信回
線を提供するものである。
【0003】局側伝送装置20と加入者側伝送装置3−
1〜3−Nとは、光ファイバ10−0,10−1〜10
−Nを介して対向するよう接続されており、光ファイバ
10−0と光ファイバ10−1〜10−Nとの分岐点に
は、伝送信号を分岐・結合する光カプラ11が設けられ
ている。なお、図6に示すシステムは、一心の光ファイ
バで双方向伝送する場合を示しており、伝送方式として
時分割方式を採用している。また、ポイント・マルチポ
イントアクセス方式としては、時分割多重アクセス方式
(TDMA方式)を採用しているものとする。
【0004】また、加入者側伝送装置3−1は、宅内機
器へのインタフェースを提供するm個のインタフェース
回路4−1〜4−mと、試験チャネルS1を提供する試
験回路5と、回線1−1〜1−m(m回線分)に対応し
た情報チャネルB1−1〜B1−mおよび一つの試験チ
ャネルS1の多重化および分離を行う多重・分離回路3
と、局側伝送装置20との間で時分割多重アクセス制御
を行う時分割多重アクセス回路2(以後、TDMA回路
2と称す)と、電気信号と光信号との変換を行う電気・
光変換回路1とから構成されている。
【0005】他の加入者側伝送装置3−2〜3−Nも、
上述した加入者側伝送装置3−1と同様な構成であるた
め、その説明を省略する。ただし、各加入者側伝送装置
3−2〜3−Nにいおいて、処理対象となるチャネル
は、それぞれ、情報チャネルB2−1〜B2−m,試験
チャネルS2、情報チャネルB3−1〜B3−m,情報
チャネルS3、……、および情報チャネルBN−1〜B
N−m,試験チャネルSNとなっている。
【0006】局側伝送装置20は、多重化されたN台の
加入者側伝送装置3−1〜3−Nに対して、電気信号と
光信号との変換を行う電気・光変換回路21と、N台の
加入者側伝送装置3−1〜3−Nの時分割多重アクセス
制御を行うTDMA回路22と、N台の加入者側伝送装
置3−1〜3−Nそれぞれに対応したチャネルの多重化
および分離を行う多重・分離回路23と、加入者側伝送
装置3−1〜3−N毎のm回線分の情報チャネルおよび
一つの試験チャネルの多重化および分離を行う多重・分
離回路24−1〜24−Nと、N台の加入者側伝送装置
3−1〜3−NのN個の試験チャネルS1〜SNから、
試験を施すべき加入者側伝送装置の試験チャネルを選択
して試験装置(図示略)へ接続する選択回路25から構
成されている。
【0007】次に、上述したシステムの動作について、
図7を参照して説明する。図7は、従来のポイント・マ
ルチポイント加入者伝送システムにおける局側伝送装置
20と加入者側伝送装置3−1〜3−Nとの間の送受信
ダイヤグラムの一例を示す図であり、各接続点C10−
0,C10−1,…,C10−Nにおける送受信データ
が時系列で示されている。この図に示す例では、局側通
信装置送信期間TS および局側通信装置受信期間TR
らなる送受信繰り返し周期T毎に、所定の情報が送受信
される。
【0008】具体的には、送信期間TS においては、局
側伝送装置20から加入者側伝送装置3−1〜3−N
へ、加入者側伝送装置3−1〜3−Nに対応する全ての
情報チャネルおよび試験チャネル(情報チャネルB1−
1〜B1−m,試験チャネルS1、情報チャネルB2−
1〜B2−m,試験チャネルS2、……、および情報チ
ャネルBN−1〜BN−m,試験チャネルSN)が多重
化されて送信される。これに続いて、受信期間TR にお
いては、各加入者側伝送装置3−1〜3−Nから局側伝
送装置20へ、加入者側伝送装置3−1〜3−Nに対応
した情報チャネルおよび試験チャネルが、時分割的で送
信される。
【0009】ところで、上述したシステムにおいては、
試験チャネルS1〜SNは、試験状態・非試験状態に関
わらず、加入者側伝送装置3−1〜3−N毎に固定的に
割り当てられる。なお、情報チャネルおよび試験チャネ
ルの伝送容量としては、64kb/sが一般的である。
【0010】図7から明らかなように、局側伝送装置2
0から加入者側伝送装置3−1〜3−Nへの送信は、放
送形式で行われており、加入者側伝送装置3−1〜3−
Nは、それぞれ受信信号の中から自装置宛の信号を抽出
する。一方、加入者側伝送装置3−1〜3−Nから局側
伝送装置20への送信において、各加入者側伝送装置3
−1〜3−Nは、自身から送出される伝送信号が他の伝
送信号に重ならないよう、所定の時間間隔で伝送信号を
送出する。
【0011】加入者側伝送装置3−1〜3−Nからの伝
送信号送出タイミングは、局側伝送装置20により制御
される。なお、図7では、説明が繁雑化するのを避ける
ために、送受信信号の同期をとる同期フレーム、光ファ
イバ10−0,10−1〜10−Nにおける伝播遅延時
間、および加入者側伝送装置3−1〜3−Nの伝送信号
送出タイミングを制御するためのチャネルについては、
図示を略している。
【0012】再び、図6において、例えば、回線1−1
に故障が発生し、回線試験の必要性が生じた場合、局側
伝送装置20の選択回路25は回線1−1が収容されて
いる加入者側伝送装置3−1の試験チャネルS1を選択
し、試験装置へ接続する。これにより、加入者側伝送装
置3−1の試験回路5と試験装置との間に試験リンクが
確立する。そして、試験回路5は、試験装置からの制御
に応じて、故障回線1−1のインタフェース回路4−1
から宅内機器までの宅内配線の試験を行う。
【0013】ここで行われる試験において、例えば、宅
内機器インタフェースがISDN基本インタフェースで
ある場合には、インタフェース回路4−1のループ折り
返し試験、メタリック線路試験が実施される。これらの
試験制御および試験結果の通知は、試験リンク、すなわ
ち試験チャネルS1を用いて行われる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のポイン
ト・マルチポイント加入者伝送システムにおいては、試
験チャネルは、試験状態・非試験状態に関わらず、加入
者側伝送装置3−1〜3−N毎に固定的に割り当てられ
ており、試験実施時において、該当する加入者側伝送装
置の試験チャネルが、局側伝送装置20の選択回路25
により試験装置に接続されるようになっている。
【0015】一般に、回線故障率は、他の故障率に比較
して低く、試験チャネルが使用される割合は極めて低
い。例えば、インタフェース回路およびメタリック線路
の故障率の和を約5000Fit、故障1件に要する平
均試験時間を30分と仮定すると、回線当たりの平均試
験時間率(1年間で、試験を行っている時間の統計的割
合)は、約1.3分/年となる。さらに、各加入者側伝
送装置がそれぞれ収容する回線数mを8,局側伝送装置
に接続する加入者側伝送装置数Nを16と仮定すると、
試験装置による試験の対象となる回線数は128回線で
あり、これらの平均試験時間率は、約168分/年(時
間率は0.032%)と算出される。
【0016】この例から明らかなように、試験チャネル
が使用される時間率は極めて低い。したがって、試験チ
ャネルを試験状態・非試験状態に関わらず、加入者側伝
送装置毎に固定的に割り当てる、従来のポイント・マル
チポイント加入者伝送システムの試験リンク構成方法
は、局側伝送装置および加入者側伝送装置間の伝送容量
の有効利用という観点において非効率であり、不経済で
あるという欠点があった。
【0017】本発明は、上述した事情に鑑みて為された
ものであり、ポイント・マルチポイント加入者伝送シス
テムにおいて、局側伝送装置および加入者側伝送装置間
の伝送容量を効率的に利用し、経済性に優れた試験リン
ク構成方法を提供することを目的とする。
【0018】
【問題を解決するための手段】請求項1に記載の試験リ
ンクの構成方法は、回線の試験を行うための試験装置が
接続された局側伝送装置と複数の加入者側伝送装置とを
伝送媒体を介して対向してなるポイント・マルチポイン
ト加入者伝送システムでの試験リンクの構成方法におい
て、前記局側伝送装置と前記複数の加入者側伝送装置と
の間で送受される伝送フレーム中に、前記複数の加入者
側伝送装置で共通に使用される共通試験チャネルを含ま
せるとともに、前記複数の加入者側伝送装置のうち試験
を行う加入者側伝送装置と前記試験装置との間で前記共
通試験チャネルを設定して前記試験リンクを構成するこ
とを特徴としている。
【0019】請求項2に記載の試験リンクの構成方法
は、請求項1に記載の試験リンクの構成方法において、
前記複数の加入者側伝送装置のいずれかが試験を行う場
合にのみ、前記伝送フレーム中に前記共通試験チャネル
を含ませるとともに前記試験を行う加入者側伝送装置と
前記局側伝送装置との間で前記共通試験チャネルを設定
して前記試験リンクを構成することを特徴としている。
【0020】請求項3に記載の試験リンクの構成方法
は、請求項1に記載の試験リンクの構成方法において、
前記局側伝送装置から前記複数の加入者側伝送装置へ、
常時、前記共通試験チャネルを送信するとともに、前記
複数の加入者側伝送装置から前記局側伝送装置へ送信さ
れた複数の試験チャネルのうち試験を行う加入者側伝送
装置から送信された試験チャネルを用いて前記試験リン
クを構成することを特徴としている。
【0021】
【作用】上記方法によれば、局側伝送装置と複数の加入
者側伝送装置とからなるポイント・マルチポイント加入
者伝送システムにおいて、局側伝送装置と複数の加入者
側伝送装置との間で、複数の加入者側伝送装置で共通し
て使用可能な共通試験チャネルが設定され、この共通試
験チャネルを用いて試験リンクが構成される。このた
め、伝送媒体に占める試験のためのチャネル数が小とな
り、局側伝送装置および加入者側伝送装置間の伝送容量
が有効利用され、経済性に優れたものとなる。
【0022】
【実施例】以下、 図面を参照して、本発明の実施例に
ついて説明する。 [A:第1の実施例]まず、本発明の第1の実施例につ
いて説明する。図1は、本発明の第1の実施例による試
験リンクの構成方法を適用したポイント・マルチポイン
ト加入者伝送システムの概略構成を示すブロック図であ
り、この図に示すシステムは、各々m回線を提供するN
台の加入者側伝送装置6−1〜6−N(後述する)を、
光ファイバ10−0,10−1,…,10−Nおよび光
カプラ11からなる伝送媒体を介して、一つの局側伝送
装置40(後述する)に接続してなるものであり、図6
と共通する部分には同一の符号が付されている。
【0023】図1において、加入者側伝送装置6−1〜
6−Nが、図6の加入者側伝送装置3−1〜3−Nと異
なる点は、それぞれ、TDMA回路2,多重・分離回路
3,試験回路5に代えて、TDMA回路7,多重・分離
回路8,試験回路9を設けた点である。多重・分離回路
8は、m回線分の情報チャネルの多重・分離のみを行う
ものであり、試験回路9は、TDMA回路7に直接、接
続されており、試験チャネルSを局側伝送装置40との
間で設定するものである。このことからも明らかなよう
に、TDMA回路7は、電気・光変換回路1と、多重・
分離回路8と、試験回路9とに接続されている。
【0024】また、局側伝送装置40が、図6の局側伝
送装置20と異なる点は、選択回路25を除去した点
と、TDMA回路22,多重・分離回路24−1〜24
−Nに代えて、TDMA回路41,多重・分離回路42
−1〜42−Nを設けた点である。TDMA回路41
は、試験装置(図示略)へ直接接続されており、加入者
側伝送装置との間で試験リンク、すなわち試験チャネル
(共通試験チャネル)Sを設定する。さらに、多重・分
離回路42−1〜42−Nは、加入者側伝送装置6−1
〜6−N毎の情報チャネル(m回線分)の多重化および
分離のみを行う。
【0025】次に、図1に示すシステムの動作につい
て、図2を参照して説明する。図2は、図1に示すポイ
ント・マルチポイント加入者伝送システムにおける局側
伝送装置40と加入者側伝送装置6−1〜6−Nとの間
の送受信ダイヤグラムの一例を示す図であり、図7,図
1と共通する部分には同一の符号を付してある。局側伝
送装置40および加入者側伝送装置6−1〜6−Nは、
局側通信装置送信期間TS および局側通信装置受信期間
R からなる送受信繰り返し周期T毎に、何らかの情報
を送受するが、この図に示す例では、両者の間で送受さ
れる情報には、加入者側伝送装置6−1が試験を行うた
めの情報が含まれている。
【0026】以後、図2に示す送受信ダイヤグラムが、
図7の従来の送受信ダイヤグラムと異なる点を中心にし
て説明する。図2の送受信ダイヤグラムでは、送信期間
Tsにおいては、局側伝送装置40から加入者側伝送装
置6−1〜6−Nへ、加入者側伝送装置6−1〜6−N
に対応する情報チャネルおよび試験チャネル(情報チャ
ネルB1−1〜B1−m,B2−1〜B2−m,…,B
N−1〜BN−m、および試験チャネルS)が多重化さ
れて送信される。
【0027】これに続いて、受信期間TR においては、
各加入者側伝送装置6−1〜6−Nから局側伝送装置4
0へ、それぞれ、情報チャネルB1−1〜B1−m,B
2−1〜B2−m,…,BN1〜BN−mが、時分割的
で送信される。このような送受信において、試験チャネ
ルSは、加入者側伝送装置6−1〜6−Nに共通して使
用可能であり、試験を実施する加入者側伝送装置(図2
の例では、加入者側伝送装置6−1)に使用される。
【0028】ここで、試験チャネルSを、加入者側伝送
装置6−1〜6−Nで共通して使用可能に設定できるの
は、一般に、回線故障率が比較的低いため、複数の加入
者側伝送装置に同時に故障が生じて試験チャネルへのア
クセス競合が発生する確率が低いためである。また、仮
に、複数の加入者側伝送装置に同時に故障が発生した場
合においても、アクセス競合制御により、一定の待時間
の後、試験チャネルSを接続することができる。したが
って、試験チャネルSを、N台の加入者側伝送装置6−
1〜6−Nで共通に使用可能とすることができるのであ
る。
【0029】再び、図1において、例えば、回線1−1
に故障が発生し、回線試験の必要性が生じた場合、試験
装置は、局側伝送装置40のTDMA回路41を介し
て、加入者側伝送装置6−1との間に試験リンク、すな
わち試験チャネルSを設定し、入力側伝送装置6−1
に、宅内機器までの宅内配線の試験を行わせるための制
御情報を伝送する。
【0030】これにより、入力側伝送装置6−1の試験
回路9は、故障回線1−1のインタフェース回路4−1
から宅内機器までの宅内配線の試験を行う。この試験結
果の通知は、試験リンク、すなわち試験チャネルSを用
いて行われる。試験終了後は、設定された試験リンクが
解放され、試験チャネルSは空き状態となる。
【0031】[B:第2の実施例]次に、本発明の第2
の実施例について説明する。本実施例で用いるポイント
・マルチポイント加入者伝送システムは、図1に概略構
成を示すシステムと同一であるため、システム構成につ
いての説明を省略する。
【0032】本実施例による試験チャネルの構成方法
が、第1の実施例と異なる部分について、図3を参照し
て説明する。図3は、図1に示すポイント・マルチポイ
ント加入者伝送システムにおける局側伝送装置40と加
入者側伝送装置6−1〜6−Nとの間の送受信ダイヤグ
ラムの一例を示す図であり、図2と共通する部分には同
一の符号を付してある。なお、図3に示す送受信ダイヤ
グラムは、図2のものと同様に、局側伝送装置40およ
び加入者側伝送装置6−1〜6−Nの間で送受される情
報には、加入者側伝送装置6−1が試験を行うための情
報が含まれている。
【0033】以後、図3に示す送受信ダイヤグラムが、
図2の送受信ダイヤグラムと異なる点を中心にして説明
する。まず、送信期間TS においては、局側伝送装置4
0から加入者側伝送装置6−1〜6−Nへ、加入者側伝
送装置6−1〜6−Nに対応する情報チャネルおよび試
験チャネル(情報チャネルB1−1〜B1−m,B2−
1〜B2−m,…,BN1〜BN−m、および試験チャ
ネルS)が多重化されて送信される。
【0034】これに続いて、受信期間TR においては、
各加入者側伝送装置6−1〜6−Nから局側伝送装置4
0へ、それぞれ、情報チャネルB1−1〜B1−m,B
2−1〜B2−m,…,BN−1〜BN−mが、時分割
的で送信される。試験チャネルSは、加入者側伝送装置
6−1〜6−Nに共通して使用され、試験を実施する加
入者側伝送装置(図3の例では、加入者側伝送装置6−
1)の送出フレームに多重化される。なお、フレーム中
の試験チャネルSの多重化位置は、この例では最後の位
置であるが、フレーム内の任意位置に設定可能である。
【0035】[C:第3の実施例]次に、本発明の第3
の実施例について説明する。図4は、本発明の第3の実
施例で用いるポイント・マルチポイント加入者伝送シス
テムの概略構成を示すブロック図であり、この図に示す
システムは、各々m回線を提供するN台の加入者側伝送
装置50−1〜50−N(後述する)を、光ファイバ1
0−0,10−1,…,10−Nおよび光カプラ11か
らなる伝送媒体を介して、一つの局側伝送装置60(後
述する)に接続してなるものであり、図6,図1と共通
する部分には同一の符号が付されている。
【0036】図4において、加入者側伝送装置50−1
〜50−Nが、図1の加入者側伝送装置6−1〜6−N
と異なる点は、それぞれ、TDMA回路7,多重・分離
回路8,試験回路9に代えて、TDMA回路51,多重
・分離回路52,試験回路53を設けた点である。加入
者側伝送装置50−1において、TDMA回路51は、
電気・光変換回路1から供給される時分割信号から、情
報チャネルB1−1〜B1−mの多重化信号と、下り試
験チャネル(共通チャネル)S−0に対応する信号とを
分離し、それぞれ、多重・分離回路52および試験回路
53へ送出するとともに、多重・分離回路52から供給
される情報チャネルB1−1〜B1−m、および上り試
験チャネルS−1 からなる多重化信号を、時分割で電
気・光変換回路1へ送出する。
【0037】このことから明らかなように、試験回路5
3は、TDMA回路51から下り試験チャネルS−0が
送出され、多重・分離回路52へ上り試験チャネルS−
1を供給する。また、多重・分離回路52は、TDMA
回路51から送出される多重化信号を分離して、情報チ
ャネルB1−1〜B1−mを送出するとともに、これら
の情報チャネルB1−1〜B1−m、および上り試験チ
ャネルS−1 を多重化して多重化信号を送出する。な
お、他の加入者側伝送装置50−2〜50−Nも、対象
となる情報チャネルおよび上り試験チャネルが異なる点
以外は、上述した加入者側伝送装置50−1と同一構成
である。
【0038】一方、図4に示す局側伝送装置60が、図
1の局側伝送装置40と異なる点は、選択回路63を新
たに設けた点と、TDMA回路41,多重・分離回路4
2−1〜42−Nに代えて、TDMA回路61,多重・
分離回路62−1〜62−Nを設けた点である。TDM
A回路61は、多重・分離回路23から送出される多重
化信号と、試験装置(図示略)から送出される下り試験
チャネルとを、時分割で電気・光変換回路21へ送出す
るとともに、電気・光変換回路21から供給される時分
割信号を、多重・分離回路23で分離可能な多重化信号
に変換して送出する。
【0039】また、多重・分離回路62−1〜62−N
は、それぞれ、情報チャネルB1−1〜B1−m,B2
−1〜B2−m,……,BN−1〜BN−mを多重化
し、各多重化信号を多重・分離回路23へ送出するとと
もに、多重・分離回路23から供給される上記各多重化
信号を分離して、情報チャネルB1−1〜B1−mおよ
び上り試験チャネルS−1,情報チャネルB2−1〜B
2−mおよび上り試験チャネルS−2,……,情報チャ
ネルBN−1〜BN−mおよび上り試験チャネルS−N
を送出する。さらに、選択回路63は、各多重・分離回
路62−1〜62−Nから転送される上り試験チャネル
S−1〜S−Nのうち、試験を施すべき加入者側伝送装
置の試験チャネルを選択し、試験装置へ送出する。
【0040】このような構成によれば、下り試験チャネ
ルS−0は、TDMA回路61を介して、各加入者側伝
送装置50−1〜50−Nの試験回路53へ送出され
る。また、各試験回路53からの上り試験チャネルS−
1〜S−Nは、各多重・分離回路52を介して、選択回
路63へ転送され、試験を実施すべき加入者側伝送装置
の試験チャネルが選択される。
【0041】本実施例による試験チャネルの構成方法
が、第1または第2の実施例と異なる部分について、図
5を参照して説明する。図5は、図4に示すポイント・
マルチポイント加入者伝送システムにおける局側伝送装
置60と加入者側伝送装置50−1〜50−Nとの間の
送受信ダイヤグラムの一例を示す図であり、図2,図3
と共通する部分には同一の符号を付してある。なお、図
5に示す送受信ダイヤグラムは、図2,図3のものと同
様に、局側伝送装置60および加入者側伝送装置50−
1〜50−Nの間で送受される情報には、加入者側伝送
装置50−1が試験を行うための情報が含まれている。
【0042】図5の送信期間TS においては、局側伝送
装置60から加入者側伝送装置50−1〜50−Nへ、
加入者側伝送装置50−1〜50−Nに対応する情報チ
ャネルB1−1〜B1−m,B2−1〜B2−m,…
…,BN−1〜BN−m、および下り試験チャネルS−
0が多重化されて送信される。ここで、下り試験チャネ
ルS−0は、加入者側伝送装置50−1〜50−Nで共
通に使用され、試験を実施すべき加入者側伝送装置(こ
こでは、加入者側伝送装置50−1)のみに割り当てら
れる。
【0043】これに続いて、受信期間TR においては、
加入者側伝送装置50−1〜50−Nから局側伝送装置
60へ、各加入者側伝送装置毎に、情報チャネルB1−
1〜B1−m,上り試験チャネルS−1、情報チャネル
B2−1〜B2−m,上り試験チャネルS−2、……、
情報チャネルBN−1〜BN−m,上り試験チャネルS
−Nが時分割で送信される。ここで、上り試験チャネル
S−1〜S−Nは試験状態・非試験状態に関わらず、加
入者側伝送装置毎に固定的に割り当てられる。
【0044】再び、図4において、例えば、回線11に
故障が発生したとすると、試験装置は、局側伝送装置6
0のTDMA回路61を介して、加入者側伝送装置50
−1との間に下り試験チャネルS−0を設定する。同時
に、局側伝送装置60の選択回路63は、上り試験チャ
ネルS−1を選択する。これにより、試験装置と加入者
側伝送装置50−1の試験回路53との間で、試験制御
および試験結果通知が実施される。試験終了後は、設定
された試験リンクが解放され、上り試験チャネルS−1
および下り試験チャネルS−0が空き状態となる。
【0045】以上説明したように、本発明の第1〜第3
の実施例によれば、一つの試験チャネルS、あるいは、
一つの下り試験チャネルS−0を、複数の入力側伝送装
置で共通して使用可能としたことにより、情報チャネル
のチャネル数を、従来よりも増加させることができる。
すなわち、回線収容数を大とすることができる。また、
第1および第2の実施例においては、局側伝送装置40
(図1参照)から、選択回路(図6の選択回路25参
照)を除去することができる。すなわち、システム構成
を簡素とすることができる。
【0046】また、第2の実施例による試験チャネルの
構成方法では、全ての回線1−1〜1−m,2−1〜2
−m,……,N−1〜N−mが故障していない場合、す
なわち、試験を行わない場合、上り、および下り方向と
も試験チャネルSを送出しない。こうすることにより、
非試験状態での情報チャネルのチャネル数を、さらに増
加させることができる。すなわち、回線収容数を、さら
に大とすることができる。
【0047】なお、本実施例では局側伝送装置と、複数
の加入者側伝送装置との間の多重アクセス方式が、TD
MA方式である例を示したが、その他の方式でも同様に
適用可能である。また、第1の実施例において、フレー
ム中の試験チャネルSの時間的位置を、送信期間TS
よび受信期間TR それぞれの最後の位置に設定するよう
にしたが、フレーム内の任意の位置に設定可能である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
局側伝送装置と複数の加入者側伝送装置とからなるポイ
ント・マルチポイント加入者伝送システムにおいて、局
側伝送装置と複数の加入者側伝送装置との間で、複数の
加入者側伝送装置で共通して使用可能な共通試験チャネ
ルを設定し、この共通試験チャネルを用いて試験リンク
を構成するようにしたため、伝送媒体に占める試験のた
めのチャネル数を小とすることができる。したがって、
局側伝送装置および加入者側伝送装置間の伝送容量を有
効利用することが可能となり、経済性に優れたものとす
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1および第2の実施例による試験
チャネルの構成方法を適用したポイント・マルチポイン
ト加入者伝送システムの概略構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 同システムにおける送受信ダイヤグラムの一
例を示す図である。
【図3】 同システムにおける送受信ダイヤグラムの一
例を示す図である。
【図4】 本発明の第3の実施例による試験チャネルの
構成方法を適用したポイント・マルチポイント加入者伝
送システムの概略構成を示すブロック図である。
【図5】 同システムにおける送受信ダイヤグラムの一
例を示す図である。
【図6】 従来の試験チャネルの構成方法を適用したポ
イント・マルチポイント加入者伝送システムの概略構成
を示すブロック図である。
【図7】 同システムにおける送受信ダイヤグラムの一
例を示す図である。
【符号の説明】
6−1〜6−N 加入者側伝送装置 7 時分割多重アクセス(TDMA)
回路 8 多重・分離回路 9,53 試験回路 10−0〜10−N 光ファイバ(伝送媒体) 40,60 局側伝送装置 63 選択回路 S 試験チャネル(共通試験チャネ
ル) S−0 下り試験チャネル(共通試験チャ
ネル) S−1〜S−N 上り試験チャネル 1−1〜1−m,…,N−1〜N−m 回線 B1−1〜B1−m,…,BN−1〜BN−m 情報チ
ャネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 12/44 H04L 11/00 340

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線の試験を行うための試験装置が接続
    された局側伝送装置と複数の加入者側伝送装置とを伝送
    媒体を介して対向してなるポイント・マルチポイント加
    入者伝送システムでの試験リンクの構成方法において、 前記局側伝送装置と前記複数の加入者側伝送装置との間
    で送受される伝送フレーム中に、前記複数の加入者側伝
    送装置で共通に使用される共通試験チャネルを含ませる
    とともに、 前記複数の加入者側伝送装置のうち試験を行う加入者側
    伝送装置と前記試験装置との間で前記共通試験チャネル
    を設定して前記試験リンクを構成することを特徴とする
    試験リンクの構成方法。
  2. 【請求項2】 前記複数の加入者側伝送装置のいずれか
    が試験を行う場合にのみ、前記伝送フレーム中に前記共
    通試験チャネルを含ませるとともに前記試験を行う加入
    者側伝送装置と前記局側伝送装置との間で前記共通試験
    チャネルを設定して前記試験リンクを構成することを特
    徴とする請求項1に記載の試験リンクの構成方法。
  3. 【請求項3】 前記局側伝送装置から前記複数の加入者
    側伝送装置へ、常時、前記共通試験チャネルを送信する
    とともに、 前記複数の加入者側伝送装置から前記局側伝送装置へ送
    信された複数の試験チャネルのうち試験を行う加入者側
    伝送装置から送信された試験チャネルを用いて前記試験
    リンクを構成することを特徴とする請求項1に記載の試
    験リンクの構成方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005079788A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Hitachi Kokusai Electric Inc 光デジタル伝送装置

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