JPH0733279B2 - スラグを用いた成型品の製造方法 - Google Patents

スラグを用いた成型品の製造方法

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JPH0733279B2
JPH0733279B2 JP62056102A JP5610287A JPH0733279B2 JP H0733279 B2 JPH0733279 B2 JP H0733279B2 JP 62056102 A JP62056102 A JP 62056102A JP 5610287 A JP5610287 A JP 5610287A JP H0733279 B2 JPH0733279 B2 JP H0733279B2
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JP
Japan
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slag
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clay
slurry
mold
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JP62056102A
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徳幸 岡林
武志 常深
雄二 外山
由雅里 南場
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P40/00Technologies relating to the processing of minerals
    • Y02P40/60Production of ceramic materials or ceramic elements, e.g. substitution of clay or shale by alternative raw materials, e.g. ashes

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  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、産業廃棄物を溶融処理した粉粒状スラグを用
いて、硯あるいは風鈴などの成型品を製造する方法に関
する。
背景技術 従来から、産業廃棄物が大量に生成されており、この産
業廃棄物を利用する用途の開発が所望されている。
発明が解決すべき問題点 本発明の目的は、産業廃棄物を溶融処理したスラグを用
いて希望する耐摩耗性および耐水性を有する成型品の製
造方法を提供することである。
問題点を解決するための手段 本発明は、産業廃棄物を溶融処理した粉粒状スラグを磁
選して得られた粒径3μm以下のスラグと、 3μm以下の粒径を有する粘土とを混合し、 前記スラグと前記粘土とに水を加えて粘度を約250〜350
poiseになるようにして鋳込み成型することを特徴とす
るスラグを用いた成型品の製造方法である。
作用 本発明に従えば、粉粒状スラグと粘土に水を加えて成型
して焼成する。スラグの粒径を3μm以下とし、また、
粘土の粒径を3μm以下とすることによつて、成型品の
表面が平滑である耐水性、耐摩耗性に優れた製品、たと
えば硯ならびに風鈴などを製造することができる。また
本発明では産業廃棄物を溶融処理した粉粒状スラグと粘
土と水とを混合したスラリは、その粘度が250〜350pois
eとなるように調整されている。たとえば、前記スラリ
が350poise以上であると、鋳込み成型時にそのスラリが
鋳型の隅部まで充分に鋳込めず、鋳型の内面形状に正確
に一致した成型品を製造することが出来ない。また、前
記スラリが250poise未満であると、鋳込まれたスラリが
鋳型に粘着してしまい、希望する鋳込み成型品を得るこ
とができない。
実施例 第1図は本発明の一実施例を説明するための工程を示す
図であり、第2図はこれによつて製造された硯1を示す
図である。産業廃棄物は溶融処理炉において溶融され、
そこから得られる溶融スラグは第1図の工程n1において
水冷され、こうして粉粒状スラグが得られる。産業廃棄
物というのは、下水汚泥およびその焼却灰、都市ごみお
よびその焼却灰、石炭灰、石くずおよびアルミナなどの
不燃性物ならびに建築廃材などが挙げられる。その一例
として下水汚泥溶融スラグの灰分組成を第1表に示す。
この水冷スラグ中には、約20%の水分が含まれている。
そこで第1図の工程n2において、スラグを平床容器に入
れてドライヤーで100℃、8時間乾燥し、水分を零とす
る。
工程n3では、スラグを磁選して脱鉄する。すなわち強磁
性材料である鉄分などを除去する。このため水分を含ま
ない粉粒状スラグ内に磁石を設け、磁石に付着する鉄分
などを除去することによつて、磁選を行なうことができ
る。
その後、工程n4において、スラグを粉砕して第3図のラ
イン1で示される粒度分布を有する粉体を得る。この
ような粒径を有する粉体をふるい分けして、粒径3μm
未満の微粉を本実施例では使用する。このような第3図
に示す粒度分布を有する粉体を生成するには、たとえば
10mmφのジルコニアボールを用い、粉砕すべきスラグと
前記ボールとを内径230mm、長さ230mmの胴体を有する鉄
ポットミルで粉砕した後、湿式ポットミルで48時間粉砕
を行なうようにしてもよい。
工程n5で、前記工程n4で得られた粉体のうち粒径3μm
未満の粉砕100重量部に、バインダとしての粒径3μm
未満の粘土20〜30重量部を加えて調合ならびに混合を行
なう。
工程n6で、前記工程n5において調合ならびに混合された
粉体および粘土に、水25〜30重量部を添加して混練し、
250〜350poiseの粘度を有するスラリを生成する。
工程n7で、前記工程n6において生成されたスラリは、石
膏などから成る硯の鋳型にその隅部まで確実に鋳込まれ
る。こうして鋳込まれたスラリは、鋳型の内面形状に正
確に一致して成型することができる。また、前記スラリ
の粘度は、250〜350poiseに調整されているため、鋳型
から取出す際に鋳込まれたスラリが鋳型に粘着してしま
うことなく円滑に取出すことができる。これによつて、
鋳型の内面形状に対応して確実に鋳込まれたスラリは、
その鋳型の内面形状を損なうことなく鋳型から取出すこ
とができる。
次に工程n8で、前記工程n7において鋳型から取出された
スラリを、60℃雰囲気中において72時間乾燥し、引続き
110℃雰囲気中において24時間乾燥する。
工程n9において、前記工程n8で乾燥された半製品は、焼
成炉に収納される。この焼成炉の内部温度を50℃/時で
昇温し、950℃雰囲気中において1時間保温する。その
後200℃/時で降温し、約500℃付近に降温されたとき、
さらに引続き25℃/時で常温まで降温させる。工程n10
で成型品の検査が行なわれる。
このようにして、本実施例では焼成温度を950℃に設定
しており、他の焼成品の焼成温度に比べて比較的低い。
たとえば、土管の焼成温度は1100〜1200℃であり、粘土
質磁器の焼成温度は1400〜1500℃であり、アルミナ磁器
の焼成温度は1650〜1850℃である。したがつて焼成炉の
炉温を低く抑えることができるため、経済性が向上され
る。
なお、このような焼成に用いられる焼成炉は、酸化雰囲
気としてもよく、また還元雰囲気としてもよく、また窒
化炉を用いてもよい。焼成させるべき半製品を還元雰囲
気中、または窒化炉中で焼成することによつて、焼成後
の製品は、黒色とすることができる。また焼成雰囲気を
空気とするときは、得られる製品は褐色となる。したが
つて焼成時の雰囲気ガスを変えることによつて、得られ
る製品の色を変化調整することができる。
また成型品の原料として、一度高温熱履歴を受けたスラ
グが用いられるため、第2表に示すように収縮率を極め
て小さくすることができ、希望する形状寸法の成型品を
得ることができる。参考までに述べると、一般の鋳込み
成型により焼成した焼成品の収縮率は、17〜20%程度で
ある。
なお、上述した工程n1〜n10によつて製造した硯の物性
は、第2表のとおりである。
前述の実施例では、成型品としては硯であつたけれども
風鈴などであつてもよい。
効果 以上のように本発明によれば、耐摩耗性および耐水性を
有する鋳型成型品が生成される。また粒径が3μm未満
である粉体ならびに粘土に水を加えたスラリは、その粘
度が250〜350poiseに調整されているため、スラリはそ
の鋳型の内面形状に正確に一致した状態に成型すること
ができ、鋳型にスラリが粘着してしまうことなく、希望
する形状寸法を有する成型品を正確に製造することがで
きる。さらに焼成温度は比較的低い温度で焼成されるた
め、不必要に炉の温度を上げることがなく経済性が向上
される。
また、このような産業廃棄物を溶融勝利した粉粒状スラ
グは安価であり、大量に入手することが可能であり、大
量の需要に応じることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の工程を示す図、第2図は第
1図に示された工程によつて製造された硯1を示す斜視
図、第3図は原料となるスラグの粒度分布を示すグラフ
である。 1…硯

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】産業廃棄物を溶融処理した粉粒状スラグを
    磁選して得られた粒径3μm以下のスラグと、 3μm以下の粒径を有する粘土とを混合し、 前記スラグと前記粘土とに水を加えて粘度を約250〜350
    poiseになるようにして鋳込み成型することを特徴とす
    るスラグを用いた成型品の製造方法。
JP62056102A 1987-03-10 1987-03-10 スラグを用いた成型品の製造方法 Expired - Lifetime JPH0733279B2 (ja)

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JPS63222062A JPS63222062A (ja) 1988-09-14
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WO2014027649A1 (ja) 2012-08-14 2014-02-20 三菱瓦斯化学株式会社 ポリエーテルポリアミド樹脂組成物
WO2014119577A1 (ja) 2013-02-01 2014-08-07 三井化学株式会社 表示装置及び積層光学フィルム
WO2014156652A1 (ja) 2013-03-28 2014-10-02 日清紡ケミカル株式会社 エステル系樹脂組成物、該エステル系樹脂組成物の製造方法、並びに該エステル系樹脂を用いた成形品
DE102013223504A1 (de) 2013-11-18 2015-05-21 Tesa Se Flammbeständige, temperaturbeständige und hydrolysebeständige Träger sowie deren Verwendung in Haftklebebändern für Automobilanwendungen

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