JPH07331207A - 液晶素子用感圧接着剤組成物および液晶素子 - Google Patents

液晶素子用感圧接着剤組成物および液晶素子

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JPH07331207A
JPH07331207A JP6120436A JP12043694A JPH07331207A JP H07331207 A JPH07331207 A JP H07331207A JP 6120436 A JP6120436 A JP 6120436A JP 12043694 A JP12043694 A JP 12043694A JP H07331207 A JPH07331207 A JP H07331207A
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村 明 野
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Abstract

(57)【要約】 【構成】本発明の液晶素子用感圧接着剤組成物は、アク
リル系ポリマーと、ガラス転移温度が0℃以下であり、
かつ25℃において流動性を示す液状樹脂とからなり、
このアクリル系ポリマー100重量部に対して、液状樹
脂を2〜100重量部の量で含有する。また、本発明の
液晶素子は、液晶素子を形成する基板上に上記の接着剤
組成物を用いて偏光板または偏光板等が貼着されてい
る。 【効果】 本発明の接着剤組成物を用いることにより、
液晶素子の基板上への偏光板等の接着に不具合を生じた
場合でも、液晶素子に損傷を与えることなくこの偏光板
等を剥離することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、液晶素子あるいは液晶表
示装置(以下単に、「液晶素子」と記載することもあ
る)用の感圧接着剤組成物およびこの感圧接着剤組成物
を用いて製造された液晶素子に関する。さらに詳しくは
本発明は、液晶表示装置製造時には剥離可能であって、
高温高湿条件下における耐久性に優れた液晶素子用の感
圧接着剤組成物およびこの感圧接着剤組成物を用いて製
造された液晶素子に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】液晶素子は、液晶と接する面に透
明電極が配置された二枚の基板と、この二枚の基板間に
充填された液晶材料と、この二枚の基板の外側面に配置
された偏光板または偏光板と位相差板との積層板とから
なる。
【0003】このような液晶素子において、偏光板また
は偏光板と位相差板との積層板は、例えば基板の表面に
感圧接着剤を用いて貼着されている。こうした偏光板ま
たは偏光板と位相差板との積層板を基板表面に貼付する
のに使用される感圧接着剤としては、アクリル系樹脂が
使用されることが多い。
【0004】近年、液晶素子は、卓上電子計算機の表示
部、パーソナルコンピューターの表示パネル、車載液晶
表示装置、テレビジョンの画面など、その使用範囲が著
しく広範囲におよんでおり、このように用途が広がるに
従って液晶素子の使用環境も非常に過酷になってきてい
る。従って、こうした使用条件に耐えるように偏光板ま
たは偏光板と位相差板との積層板とガラスとの接着強度
は高いことが望ましく、また、この高い接着強度が長期
間変動しないことが望ましい。こうした観点からアクリ
ル系樹脂の接着剤が使用されているのである。
【0005】ところで、こうした接着剤を用いた液晶素
子の製造工程において、偏光板あるいは偏光板と位相差
板との積層板の貼り合わせに不具合が発生した場合に、
偏光板あるいは偏光板と位相差板との積層板を剥離し
て、新たに偏光板あるいは偏光板と位相差板との積層板
を貼着し直して液晶素子を製造する必要がある。即ち、
偏光板あるいは偏光板と位相差板との積層板と比較する
と、液晶セルおよびセル中に充填されている液晶材料は
著しく高価であり、またこのように偏光板あるいは偏光
板と位相差板との積層板の貼着状態が悪くとも液晶材料
およびこの液晶材料が充填されているセル自体には問題
がないことが多いので、偏光板あるいは偏光板と位相差
板との積層板を貼着し直せば良好な液晶性能を示すので
ある。
【0006】しかしながら、前述のように液晶素子の使
用環境が相当過酷になってきていることから、偏光板あ
るいは偏光板と位相差板との積層板を貼着する接着剤の
接着強度も極めて高くなってきており、従来から使用さ
れているアクリル系樹脂の接着剤で貼着された偏光板あ
るいは偏光板と位相差板との積層板は、接着強度が高い
ために剥離の際にガラス基板が損傷を受けたり、液晶材
料が充填されている間隙幅が変動して、液晶素子として
は使用できないことが多い。また、偏光板あるいは偏光
板と位相差板との積層板を剥離してもガラス基板上に接
着剤が残留して実際には新たに偏光板あるいは偏光板と
位相差板との積層板を貼着できないという問題がある。
【0007】また、こうした液晶素子用の接着剤には、
車載の液晶素子に使用する場合のように高温高湿条件に
晒されるという液晶素子の使用の現状を考慮すると、液
晶素子用の接着剤には、こうした高温高湿条件での使用
においても偏光板または偏光板と位相差板との積層板に
おける発泡や剥がれを生じないという特性(耐久性)が
必要になる。
【0008】このように液晶素子のガラス基板に偏光板
あるいは偏光板と位相差板との積層板を貼着するのに使
用される感圧接着剤には、安定した接着強度を長期間維
持できるという特性と、剥離しようとする際には液晶素
子に損傷を与えることなく容易に偏光板あるいは偏光板
と位相差板との積層板を剥離できるという相反する特性
が必要とされるのである。
【0009】
【発明の目的】本発明は、ガラス基板と偏光板、また
は、ガラス基板と、偏光板と位相差板との積層板との接
着に特に適した感圧接着剤組成物を提供することを目的
としている。
【0010】さらに詳しくは本発明は、液晶素子を構成
するガラス基板に偏光板または偏光板と位相差板との積
層板を適度な強度で確実に接着すると共に、製造工程で
この偏光板または偏光板と位相差板との積層板を剥離す
る必要性が生じた場合には、ガラス基板などの液晶セル
に損傷を与えることなく剥離することができ、しかもこ
のガラス基板上に接着剤が残留しにくい液晶素子用感圧
接着剤組成物を提供することを目的としている。
【0011】また、本発明は、上記のような接着剤組成
物で偏光板または偏光板と位相差板との積層板がガラス
基板上に貼着された液晶素子を提供することを目的とし
ている。
【0012】
【発明の概要】本発明の液晶素子用感圧接着剤組成物
は、アクリル系ポリマーと、ガラス転移温度が0℃以下
であり、かつ25℃において流動性を示す液状樹脂とか
らなり、該アクリル系ポリマー100重量部に対して、
該液状樹脂を2〜100重量部の量で含有することを特
徴としている。
【0013】また、本発明の液晶素子は、基板の表面
に、偏光板または偏光板と位相差板との積層板が配置さ
れた二枚の基板により形成された間隙に、液晶が充填さ
れた液晶素子において、該基板の表面に、偏光板または
偏光板と位相差板との積層板が、アクリル系ポリマー
と、ガラス転移温度が0℃以下であり、かつ25℃にお
いて流動性を示す液状樹脂とからなり、該アクリル系ポ
リマー100重量部に対して、該液状樹脂を2〜100
重量部の量で含有する感圧接着剤組成物により、貼付さ
れていることを特徴としている。
【0014】本発明の液晶素子用感圧接着剤組成物に
は、ガラス転移温度が0℃以下であり、室温(25℃)
で液状の樹脂が配合されている。この液状樹脂を含有す
ることにより、本発明の接着剤は、基板と、偏光板また
は偏光板と位相差板との積層板とを、液晶素子が現実に
使用される環境で要求される、必要かつ充分な接着強度
で接着することができる。しかも、この接着強度は、液
晶素子製造工程における加熱などによって過度に高くな
らない。従って、液晶素子の製造工程で接着の不具合が
生じた場合には基板上から偏光板あるいは偏光板と位相
差板との積層板を容易に剥離することができ、この場合
に基板上に接着剤が残存しにくい。
【0015】本発明の感圧接着剤は、液晶素子の製造工
程においては上記のように剥離可能であるという特性を
有しているにも拘わらず、高温高湿条件のように過酷な
条件で液晶素子を使用した場合であっても、本発明の感
圧接着剤組成物は良好な接着性を示すと共に、このよう
な条件で使用しても偏光板または偏光板と位相差板との
積層板に膨れや剥がれなどの接着不良が発生しにくい。
【0016】このような本発明の接着剤組成物で偏光板
または偏光板と位相差板との積層板が貼付された液晶素
子は、透明基板と偏光板または偏光板と位相差板との積
層板との密着性が良好であり、さらにこの両者の接着状
態が長期間安定しており、従って本発明の液晶素子で
は、優れた光学的特性が長期間維持される。
【0017】
【発明の具体的説明】次に本発明の液晶素子用感圧接着
剤組成物および液晶素子について具体的に説明する。
【0018】本発明の液晶素子用感圧接着剤組成物は、
アクリル系ポリマーと、ガラス転移温度が0℃以下であ
り25℃(室温)で流動性を有する液状樹脂とからな
る。アクリル系ポリマーは、(メタ)アクリル酸エステ
ル等のアクリル系モノマー、官能基含有アクリル系モノ
マー等の(共)重合体である。
【0019】ここで使用される(メタ)アクリル酸エス
テルの例としては、メチル(メタ)アクリレート、エチ
ル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリ
レート、ブチル(メタ)アクリレート、2-エチルヘキシ
ル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレー
ト、ステアリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル
(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)アクリ
レートおよびエトキシエチル(メタ)アクリレート等を
挙げることができる。これは単独であるいは組み合わせ
て使用することができる。本発明で使用されるアクリル
系ポリマーは、上記(メタ)アクリル酸エステルから誘
導される繰り返し単位を、通常は50〜99.5重量
%、好ましくは60〜99重量%、さらに好ましくは8
0〜98重量%の量で有している。
【0020】また、官能基含有アクリル系モノマーの例
としては、アクリル酸、メタクリル酸、β-カルボキシ
エチルアクリレート、2-ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、クロロ-2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、ジエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートおよびグリ
シジル(メタ)アクリレート等を挙げることができる。
これは単独であるいは組み合わせて使用することができ
る。本発明で使用されるアクリル系ポリマーは、上記官
能基含有アクリル系モノマーから誘導される繰り返し単
位を、通常は0.5〜20重量%、好ましくは1〜20
重量%、さらに好ましくは2〜10重量%の量で有して
いる。上記のような官能基含有モノマーの中でも特に
(メタ)アクリル酸のようなカルボキシル基含有モノマ
ーが好ましい。
【0021】本発明で使用されるアクリル系ポリマー
は、上記の(メタ)アクリル酸エステルおよび官能基含
有アクリル系モノマー以外の単量体から誘導される繰り
返し単位を有していてもよく、これらの例としては、ス
チレン系モノマーから誘導される繰り返し単位およびビ
ニル系モノマーから誘導される繰り返し単位を挙げるこ
とができる。
【0022】具体的にはスチレン系モノマーの例として
は、スチレン、メチルスチレン、ジメチルスチレン、ト
リメチルスチレン、エチルスチレン、ジエチルスチレ
ン、トリエチルスチレン、プロピルスチレン、ブチルス
チレン、ヘキシルスチレン、ヘプチルスチレンおよびオ
クチルスチレン等のアルキルスチレン;フロロスチレ
ン、クロロスチレン、ブロモスチレン、ジブロモスチレ
ンおよびヨードスチレン等のハロゲン化スチレン;さら
に、ニトロスチレン、アセチルスチレンおよびメトキシ
スチレン等を挙げることができる。
【0023】また、ビニル系モノマーの例としては、ビ
ニルピリジン、ビニルピロリドン、ビニルカルバゾー
ル、ジビニルベンゼン、酢酸ビニルおよびアクリロニト
リル;ブタジエン、イソプレンおよびクロロプレン等の
共役ジエンモノマー;塩化ビニルおよび臭化ビニル等の
ハロゲン化ビニル;塩化ビニリデン等のハロゲン化ビニ
リデン等を挙げることができる。
【0024】これらのモノマーは、単独であるいは組み
合わせて使用することができる。本発明で使用されるア
クリル系ポリマー中に上記他のモノマーから誘導される
繰り返し単位は、通常は0〜45重量%、好ましくは0
〜20重量%、特に好ましくは0〜10重量%の量で含
有されている。
【0025】本発明で使用されるアクリル系ポリマー
は、例えば、上記のようなモノマーを反応溶媒に投入し
て、反応系内の空気を窒素ガス等の不活性ガスで置換し
た後、必要により反応開始剤の存在下に、加熱攪拌して
重合反応させることにより製造することができる。
【0026】ここで用いられる反応溶媒としては、有機
溶媒が使用され、具体的には、トルエンおよびキシレン
等の芳香族炭化水素類、n-ヘキサン等の脂肪族炭化水素
類、酢酸エチルおよび酢酸ブチル等のエステル類、n-プ
ロピルアルコールおよびiso-プロピルアルコール等の脂
肪族アルコール類、メチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトンおよびシクロヘキサノン等のケトン類を挙げ
ることができる。
【0027】また、反応開始剤としては、例えばアゾビ
スイソブチロニトリル、ベンゾイルパーオキサイド、ジ
-tert-ブチルパーオキサイドおよびクメンハイドロパー
オキサイド等を使用することができる。
【0028】上記の重合反応の反応温度は通常は50〜
90℃、反応時間は通常は2〜20時間、好ましくは4
〜12時間である。上記のような反応において、モノマ
ーは、得ようとするアクリル系ポリマー中における各繰
り返し単位の量に対応して配合することができる。
【0029】また、反応溶媒はモノマーの合計量100
重量部に対して50〜300重量部の量で使用される。
さらに、反応開始剤は、通常は0.01〜10重量部の
量で使用される。
【0030】こうして反応させることにより本発明で使
用されるアクリル系ポリマーは、反応溶媒に(共)重合
体が25〜70重量%の量で含有される溶液または分散
液として得られる。本発明ではこの分散液から溶媒を除
去した後、得られたアクリル形ポリマーを他の成分中に
配合することもできる。しかしながら、本発明では上記
のようにして得られた反応溶媒を除去することなく、こ
の反応溶媒に分散させた状態でアクリル系ポリマーと他
の成分とを混合することが好ましい。一般に、上記のよ
うにして得られたアクリル系ポリマーは、反応溶媒中に
安定に分散しており、このような分散液をそのまま用い
ることにより、各成分を均一に混合することができる。
【0031】本発明で使用されるアクリル系ポリマー
は、通常100000〜1500000、好ましくは3
00000〜800000の重量平均分子量を有してい
る。なお、このアクリル系ポリマーには、本発明の目的
を損なわない範囲内で、無機フィラー等の他の成分を配
合してもよい。
【0032】本発明の液晶素子用感圧接着剤組成物は、
上記アクリル系ポリマーと、ガラス転移温度が0℃以下
であり、かつ25℃で流動性を有する液状樹脂とからな
る。即ち、上記のようなアクリル系ポリマーのみでは、
熱が加わった後の接着強度が高くなりすぎて偏光板等の
貼着状態に不具合を生じた場合に、液晶素子の本体に損
傷を与えることなくこの偏光板等を剥離して貼着し直す
ことができない。さらに、アクリル系ポリマーのみで
は、偏光板等が貼着されていた基板上に接着剤が残存す
ることが多く、偏光板等の貼り替えを円滑に行うことが
できない。
【0033】本発明は、上記のようなアクリル系ポリマ
ーに特定の液状樹脂を配合することにより、この接着剤
の接着強度を必要かつ充分な範囲に調整することができ
ると共に、過酷な条件で使用しても偏光板または偏光板
と位相差板との積層板に剥がれや膨れが生ずることがな
いとの知見に基づいてなされたものである。
【0034】この液状樹脂は、室温(即ち25℃)で流
動性を有しており、さらにトルエンで80%に希釈した
時の25℃におけるこの溶液の粘度は、通常は104
ンチポイズ以下、好ましくは103センチポイズ以下で
ある。また、この液状樹脂は、ガラス転移温度が0℃以
下であり、さらにこのガラス転移温度が−80〜−10
℃の範囲内にある樹脂が好ましい。ガラス転移温度が上
記の範囲内にある液状樹脂を使用することにより、通常
の温度で必要かつ充分な接着強度を得ることができると
共に、高温に加熱することによってもこの接着強度が過
度に高くならない。常温で固体であり、かつガラス転移
温度が0℃を超える樹脂(例えばガラス転移温度が36
℃のα-メチルスチレン樹脂)を使用すると初期接着強
度および加熱後の接着強度が共に高くなりすぎて、液晶
素子のガラス基板上から偏光板または偏光板と位相差板
との積層板を剥離する際に液晶素子に損傷を与えやすく
なりと共に、加熱後に液晶素子基板上に接着剤が残留す
ることがある。上記のように室温で流動性を有しガラス
転移温度が0℃以下である液状樹脂は、ガラス転移温度
〜25℃の範囲内に流動点を有するのが一般的である。
【0035】さらに、液状樹脂は、上述のアクリル系ポ
リマーと透明な混合物を形成し得るものであることが好
ましい。即ち、本発明の液状樹脂は、通常は、上記アク
リル系ポリマー100重量部に2〜100重量部の量で
配合して得られる混合物が透明になるというアクリル系
ポリマーに対する相溶性を有している。液晶素子の光学
的特性を確保するためである。
【0036】このような特性を有する樹脂の例として
は、ロジン系液状樹脂、テルペン系液状樹脂および合成
液状樹脂を挙げることができる。ここでロジン系液状樹
脂の具体的な例としては、ロジンエステル、変性ロジン
アルコールを挙げることができる。
【0037】また、テルペン系液状樹脂の具体的な例と
しては、テルペン樹脂、変性テルペン樹脂を挙げること
ができる。さらに、合成液状樹脂の具体的な例として
は、石油系液状樹脂、クマロン・インデン液状樹脂、ス
チレン系液状樹脂、フェノール系液状樹脂およびキシレ
ン系液状樹脂を挙げることができる。
【0038】本発明で使用される液状樹脂は、分子量、
構造等によってガラス転移温度および25℃における粘
度が変動するのであり、本発明で使用される液状樹脂の
数平均分子量は、通常は150〜4000程度、多くの
場合150〜1000の範囲内にある。
【0039】上記のような液状樹脂の中でも特に本発明
では、キシレン系液状樹脂、スチレン系液状樹脂および
ロジン系液状樹脂を特に好ましく使用することができ
る。上記のような液状樹脂を使用することにより、本発
明の感圧接着剤組成物は、基板、特にガラス基板と、偏
光板または偏光板と位相差板との積層板とを、後述する
JISに規定される方法で測定して200〜2000g/
25mm程度の接着強度で接着することができる。また、本
発明の感圧接着剤組成物は、偏光板または偏光板と位相
差板との積層板に粘着加工され、この偏光板または偏光
板と位相差板との積層板をガラス基板の表面に接着した
後これを剥離しても、接着剤成分がガラス基板面には残
留せずに偏光板または偏光板と位相差板との積層板と共
に除去される。
【0040】本発明の液晶素子用感圧接着剤組成物は、
前述のアクリル系ポリマー100重量部に対して、上記
液状樹脂を2〜100重量部、好ましくは5〜50重量
部、さらに好ましくは5〜30重量部の量で含有する。
液状樹脂の添加量が100重量部を越えると、接着力が
低下しすぎて剥がれが生ずることがある。また液状樹脂
の添加量が2重量部に満たないと、本発明の目的とする
液晶素子作成時の好ましい剥離性と高温高湿条件での耐
久性とが発現しない。
【0041】本発明の液晶素子用感圧接着剤組成物は、
必須成分として上記のアクリル系ポリマーと上記特定の
液状樹脂を含有しているが、さらに他の成分を含んでい
てもよい。本発明の液晶素子用感圧接着剤組成物に配合
することができる他の成分の例としては、固形タッキフ
ァイヤー、架橋剤および染料を挙げることができる。上
記他の成分としては既に公知の成分を単独であるいは組
み合わせて配合することができる。
【0042】本発明の液晶素子では、上記の液晶素子用
感圧接着剤組成物で基板に、偏光板または偏光板と位相
差板との積層板が接着されている。図1に本発明の液晶
素子の断面を模式的に示す。
【0043】図1に示すように、本発明の液晶素子1
は、二枚の基板2,2とこの二枚の基板2,2により形成
される間隙に充填された液晶3とを有する。この基板
は、ガラスあるいは透明合成樹脂等で形成されている。
この基板の厚さは、通常は0.01〜2.0mmである。特
に本発明ではこの基板としてガラス基板が好ましい。
【0044】この二枚の基板2,2の液晶材料3と接す
る面には、透明電極4,4が形成されている。透明電極
は通常はITO等で形成されている。この透明電極の厚
さは通常は100〜2000オングストロームである。
この透明電極4,4の上にはさらに液晶配向膜(図示な
し)が形成されていてもよい。この液晶配向膜は、ポリ
イミド系樹脂をラビングすることで形成することができ
る。
【0045】上記のように一方の面に透明電極および液
晶配向膜が形成された基板を、透明電極4が対面し、か
つ一定の間隙を形成するように配置する。透明電極4,
4間に形成される一定の間隙は、通常はスペーサ5を用
いて形成される。このスペーサ5としては、例えば、無
機粒子、無機繊維、樹脂粒子、所定のパターン(例えば
櫛形)に形成された樹脂フィルムを用いることができ
る。なお、このスペーサが液晶配向膜を兼ねていてもよ
い。
【0046】こうして形成される間隙の幅は、通常は1
〜10μmである。上記のようにして間隙を形成して配
置された二枚の透明基板は、通常は周辺をシール材でシ
ール6することにより貼り合わされる。シール材6とし
ては、エポキシ系樹脂およびシリコン系樹脂等を用いる
ことができる。
【0047】上記のようにして形成された間隙には液晶
3が充填されている。ここで充填される液晶3として
は、シッフ塩基系液晶化合物、アゾキシ系液晶化合物、
安息香酸エステル系液晶化合物、シクロヘキシルカルボ
ン酸エステル系液晶化合物、フェニル系液晶化合物、タ
ーフェノール系液晶化合物、シクロヘキシル系液晶化合
物、および、ピリミジン系液晶化合物等を挙げることが
できる。これらの液晶化合物は単独であるいは組み合わ
せて使用することができる。
【0048】液晶素子は、上記のような構成を有してお
り、本発明の液晶素子では、上記の基板の外側の面に特
定の接着剤組成物を用いて偏光板または偏光板と位相差
板との積層板7,7'が貼着されている。
【0049】ここで使用される偏光板は、例えばポリエ
ステルフィルム、ポリビニルアルコール樹脂フィルム、
ポリビニルブチラール樹脂フィルム等の樹脂フィルムを
ヨウ素または2色染料で染色し、一軸方向に延伸し、そ
れにトリアセテートフィルム等の保護フィルムを両側か
ら貼り合わせることにより製造することができる。
【0050】この偏光板または偏光板と位相差板との積
層板7,7'は次のようにして基板2表面に貼着される。
まず、偏光板または偏光板と位相差板との積層板7,7'
の表面に上述の液晶素子用感圧接着剤組成物を用いて偏
光板または偏光板と位相差板との積層板を粘着加工する
ことにより偏光板または偏光板と位相差板との積層板上
に接着剤層8,8を形成する。こうして形成される接着
剤層8,8の厚さは、通常は10〜50μm、好ましく
は15〜40μm程度である。上記のような厚さで接着
剤層を形成することにより、基板と偏光板、または、基
板と、偏光板と位相差板との積層板とを必要かつ充分な
接着強度で接着することができると共に、この接着剤層
8,8が透明であり、液晶素子の光学的特性がこの接着
剤層によって低下することがない。
【0051】こうして接着剤層8を形成した偏光板また
は偏光板と位相差板との積層板を基板2の外側表面に圧
着する。この圧着の際に必要により加熱することができ
る。このようにして圧着することにより、ガラス転移温
度が0℃以下の液状樹脂およびアクリル系ポリマーから
なる液晶素子用感圧接着剤組成物と、基板表面および偏
光板表面(あるいは偏光板と位相差板とからなる積層板
表面)との間に好適な強度の接着力が発現する。なお、
この圧着に要する時間は、例えば50℃、5気圧におい
て10〜30分間程度である。
【0052】このようにして本発明の液晶素子用感圧接
着剤組成物を用いることにより、基板表面に偏光板また
は偏光板と位相差板との積層板が好適な接着力で接着さ
れると共に、基板と偏光板、または、基板と、偏光板と
位相差板との積層板との間に膨れによる間隙が生じにく
くなる。さらに、この偏光板または偏光板と位相差板と
の積層板をガラス基板から剥離したとしても、ガラス基
板面に接着剤が残存することがなく、また剥離の際にガ
ラス基板あるいは液晶セルを損傷することもない。
【0053】また、本発明の液晶素子では、基板と、偏
光板または偏光板と位相差板との積層板とを長期間安定
に接着されているので、基板と偏光板または基板と偏光
板と位相差板との積層板との接着不良による液晶素子の
性能低下を有効に防止できる。
【0054】
【発明の効果】本発明の液晶素子用感圧接着剤組成物に
は、上記特定の液状樹脂が配合されており、この接着剤
組成物を使用することにより基板と偏光板または偏光板
と位相差板との積層板とを、液晶素子が現実に使用され
る環境で使用するのに必要かつ充分な接着強度で接着す
ることができる。
【0055】しかも、この接着強度が液晶素子製造工程
で接着に不具合が生じた場合には、基板上に接着剤成分
を残存させることなく剥離することができ、さらに、剥
離の際に、ガラス基板あるいは液晶セルに損傷を与える
ことが少ない。
【0056】このように本発明の液晶素子用感圧接着剤
は、製造工程においては、剥離可能であるにも拘わら
ず、高温高湿条件で液晶素子を使用した場合に、膨れや
剥がれが発生しにくく、この接着剤を用いることによ
り、液晶素子を過酷な条件で長期間使用することができ
る。
【0057】また、本発明の液晶素子は、ガラス基板
と、偏光板または偏光板と位相差板との積層板との密着
性が良好であり、さらにこの両者の接着状態が長期間安
定しており、従って本発明の液晶素子では、優れた光学
的特性を長期間維持される。
【0058】
【実施例】以下に本発明の実施例を示して本発明をさら
に詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例によって
限定的に解釈されるべきではない。
【0059】
【実施例1】2-エチルへキシルアクリレート25重量
部、n-ブチルアクリレート43重量部、スチレン3重量
部、エチルアクリレート20重量部、アクリル酸7重量
部、2-ヒドロキシエチルアクリレート2重量部、酢酸エ
チル100重量部およびアゾビスイソブチロニトリル
0.2重量部を反応器に入れ、この反応器内の空気を窒
素ガスで置換した後、攪拌下に、窒素雰囲気中でこの反
応液を63℃に昇温し、2時間反応させた。
【0060】別に酢酸エチル10重量部にアゾビスイソ
ブチロニトリル0.05重量部を溶解させた溶液を調製
した。こうして調製したアゾビスイソブチロニトリルの
酢酸エチル溶液10重量部を、63℃に昇温された反応
液中に2時間かけて滴下した。
【0061】さらに、この反応液を72℃に昇温し、上
記と同様にして調製したアゾビスイソブチロニトリルの
酢酸エチル溶液10重量部を4時間かけて滴下した。
【0062】上記のようにして操作して全体で8時間重
合させることにより、アクリル系ポリマーの酢酸エチル
溶液220重量部を得た。この酢酸エチル溶液中におけ
るアクリル系ポリマーの濃度は45重量%である。
【0063】上記の反応液220重量部(アクリル系ポ
リマー100重量部に相当)に合成液状樹脂であるスチ
レン系液状樹脂(スチレン樹脂、ガラス転移温度:−4
2℃、80%溶液(溶媒:トルエン)の25℃における
粘度:43センチポイズ、数平均分子量:250、商品
名:ピコラスチックA5、理化ハーキュレス(株)製)
15重量部と、架橋剤としてポリイソシアネート化合物
(商品名:コロネートL、日本ポリウレタン(株)製)2
重量部とを加えてよく攪拌して本発明の接着剤組成物を
得た。上記液状スチレン樹脂とアクリル系ポリマーとの
混合物を乾燥させたところ透明であった。
【0064】上記のようにして得られた接着剤組成物を
ポリエステル製離型フィルムに塗布した後乾燥させた
(接着剤組成物の乾燥塗布厚25μm)。次いで、この
離型フィルム上に塗布された接着剤組成物を、厚さ0.
20mmの偏光板上に転写し、温度23℃湿度65%の条
件で7日間熟成させた後、この偏光板とガラス基板とを
温度50℃、圧力5kg/cm2の条件で20分間保持して接
着させた。
【0065】こうして接着した偏光板とガラス基板との
接着力をJIS-Z-0237およびJIS-Z-0238
に準じて初期接着強度(23℃で1時間放置した後の接
着強度)を測定した。さらに、同様にして調製したサン
プルを80℃で10時間放置した後23℃まで放冷し、
この温度で1時間放置した後の接着強度を測定した。両
者の接着強度の差が低い方が再剥離性が良好であること
を表し、接着強度の差が少ないことが好ましい。さら
に、上記接着強度を測定した際に、ガラス基板表面への
接着剤の残留性(のり残り)を目視観察して評価した。
【0066】また、同様にして調製したサンプルを20
×30cm2に裁断して上記条件下で接着させ、100℃
× 500時間および60℃90%RH × 500時間
放置条件後の発泡および剥離の発生状態を目視観察して
評価した。
【0067】結果を表1に示す。上記のようにして調製
した偏光板を表面に貼り合わせた液晶素子は良好な特性
を示した。
【0068】
【実施例2】実施例1において、スチレン系液状樹脂の
代わりに、キシレン系液状樹脂(変性キシレンホルムア
ルデヒド樹脂、ガラス転移温度:−31℃、80%溶液
(溶媒:トルエン)の25℃における粘度:73センチ
ポイズ、数平均分子量:400、商品名:ニカノール
L、三菱ガス化学(株)製)10重量部を使用した以外
は同様にして本発明の接着剤組成物を得た。上記液状キ
シレン系樹脂とアクリル系ポリマーとの混合物を乾燥さ
せたところ透明であった。
【0069】上記のようにして製造した接着剤組成物を
用いて、実施例1と同様にしてその特性を評価した。
【0070】
【実施例3】実施例1において、液状スチレン樹脂の代
わりに、ロジン系液状樹脂(ロジンアルコール樹脂、ガ
ラス転移温度:−20℃、80%溶液(溶媒:トルエ
ン)の25℃における粘度:116センチポイズ、数平
均分子量:275、商品名:アビトール、理化ハーキュ
レス(株)製)15重量部を使用した以外は同様にして
本発明の接着剤組成物を得た。上記ロジンエステルとア
クリル系ポリマーとの混合物を乾燥させたところ透明で
あった。
【0071】結果を表1に示す。上記のようにして製造
した接着剤組成物を用いて、実施例1と同様にしてその
特性を評価した。
【0072】結果を表1に示す。
【0073】
【比較例1】実施例1において、液状スチレン樹脂を使
用せずに、架橋剤である前述のポリイソシアネート化合
物の使用量を2重量部に変えた以外は同様にして接着剤
組成物を得た。
【0074】上記のようにして製造した接着剤組成物を
用いて、実施例1と同様にしてその特性を評価した。結
果を表1に示す。
【0075】
【比較例2】実施例1において、液状スチレン樹脂の代
わりに、合成固形樹脂としてスチレン系樹脂(α−メチ
ルスチレン樹脂、ガラス転移温度:36℃、25℃では
固体であり流動性は有していない、数平均分子量:44
0、商品名:クリスタレックス3085、理化ハーキュ
レス(株)製)10重量部を使用した以外は同様にして
接着剤組成物を得た。
【0076】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の液晶素子の一例を示す断面図
である。
【符号の説明】
1・・・液晶素子 2・・・基板 3・・・液晶材料 4・・・透明電極 5・・・スペーサ 6・・・シール材 7,7'・・・偏光板、または、偏光板と位相差板との積層
板 8・・・接着剤層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクリル系ポリマーと、 ガラス転移温度が0℃以下であり、かつ25℃において
    流動性を示す液状樹脂とからなり、 該アクリル系ポリマー100重量部に対して、該液状樹
    脂を2〜100重量部の量で含有することを特徴とする
    液晶素子用感圧接着剤組成物。
  2. 【請求項2】 上記液状樹脂を固形分80%トルエン溶
    液としたときの25℃における粘度が104センチポイ
    ズ以下であることを特徴とする請求項第1項記載の液晶
    素子用感圧接着剤組成物。
  3. 【請求項3】 上記液状樹脂の数平均分子量が、150
    〜4000の範囲内にあることを特徴とする請求項第1
    項または第2項記載の液晶素子用感圧接着剤組成物。
  4. 【請求項4】 上記アクリル系ポリマーが、アルキル
    (メタ)アクリレート50〜99.5重量%、官能基を
    有するモノマー0.5〜20重量%および他の共重合可
    能なモノマー0〜45重量%との共重合体であることを
    特徴とする請求項第1項記載の液晶素子用感圧接着剤組
    成物。
  5. 【請求項5】 上記液状樹脂が、上記アクリル系ポリマ
    ー100重量部に対して2〜100重量部の範囲内の量
    で透明に混合されることを特徴とする請求項第1項また
    は第4項記載の液晶素子用感圧接着剤組成物。
  6. 【請求項6】 基板の表面に、偏光板または偏光板と位
    相差板との積層板が配置された二枚の基板により形成さ
    れた間隙に、液晶が充填された液晶素子において、 該基板の表面に、偏光板または偏光板と位相差板との積
    層板が、 アクリル系ポリマーと、 ガラス転移温度が0℃以下であり、かつ25℃において
    流動性を示す液状樹脂とからなり、 該アクリル系ポリマー100重量部に対して、該液状樹
    脂を2〜100重量部の量で含有する感圧接着剤組成物
    により、貼付されていることを特徴とする液晶素子。
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