JPH0733074A - 海上作業台の係留方法 - Google Patents
海上作業台の係留方法Info
- Publication number
- JPH0733074A JPH0733074A JP17771293A JP17771293A JPH0733074A JP H0733074 A JPH0733074 A JP H0733074A JP 17771293 A JP17771293 A JP 17771293A JP 17771293 A JP17771293 A JP 17771293A JP H0733074 A JPH0733074 A JP H0733074A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- workbench
- weight
- anchor
- marine
- offshore
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 海上作業台を揺れないように係留しておく。
【構成】 海上作業台の四隅に設けられた係止部と海底
の重錘とを3本以上の斜めに張られたアンカーロープで
緊張下に連結する。
の重錘とを3本以上の斜めに張られたアンカーロープで
緊張下に連結する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は海上作業台の係留方法に
関するものであり、海上作業台の係留時の横揺れ、特に
深海に係留した時の横揺れを少なくすることを目的とす
るものである。
関するものであり、海上作業台の係留時の横揺れ、特に
深海に係留した時の横揺れを少なくすることを目的とす
るものである。
【0002】
【従来の技術】海上作業台などの海上浮遊構造物の係留
時の揺れを防止する係留方法として、海上浮遊構造物の
四隅と海底の重錘とを1本の鉛直ワイアと1本の斜めワ
イアとにより緊張下に連結する方法が知られている。
(特開昭62−279184号公報)
時の揺れを防止する係留方法として、海上浮遊構造物の
四隅と海底の重錘とを1本の鉛直ワイアと1本の斜めワ
イアとにより緊張下に連結する方法が知られている。
(特開昭62−279184号公報)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では、上下
方向の揺れは防止されるが深海になるに従って横揺れが
大きくなり、特に2本のワイアで形成される面に直交す
る方向の横揺れが防止されないという問題があった。
方向の揺れは防止されるが深海になるに従って横揺れが
大きくなり、特に2本のワイアで形成される面に直交す
る方向の横揺れが防止されないという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、海上作業台の
四隅に設けられた係止部と海底の重錘とを3本以上の斜
めに張られたアンカーロープで緊張下に連結することを
特徴とする海上作業台の係留方法であり、すべての方向
の横揺れを防止するものである。
四隅に設けられた係止部と海底の重錘とを3本以上の斜
めに張られたアンカーロープで緊張下に連結することを
特徴とする海上作業台の係留方法であり、すべての方向
の横揺れを防止するものである。
【0005】本発明の係留方法においては、海上作業台
は3本以上の斜めに張られたアンカーロープで緊張下に
重錘と連結しているので、重錘の上に設けられた角錘の
頂点で海上作業台の係止部が拘束されている形となり、
海上作業台は上下方向の動きのみでなく水平方向の動き
も拘束され、すべての方向の横揺れが抑制される。
は3本以上の斜めに張られたアンカーロープで緊張下に
重錘と連結しているので、重錘の上に設けられた角錘の
頂点で海上作業台の係止部が拘束されている形となり、
海上作業台は上下方向の動きのみでなく水平方向の動き
も拘束され、すべての方向の横揺れが抑制される。
【0006】本発明で使用される斜めアンカーロープは
3本以上であれば何本でもよいが、接続作業の手間、横
揺れ抑制効果よりみて通常3本使用される。海上作業台
のアンカーロープ係止部と重錘とアンカーロープとの緊
結点との位置関係は、上方から見て、アンカーロープ係
止部が重錘とアンカーロープとの緊結点を結ぶ3角形内
に存在するのが好ましく、3角形内の中央部に存在する
のが更に好ましい。従って、かかる相対位置を満足する
位置の海底に1個もしくは数個の重錘が設置される。
3本以上であれば何本でもよいが、接続作業の手間、横
揺れ抑制効果よりみて通常3本使用される。海上作業台
のアンカーロープ係止部と重錘とアンカーロープとの緊
結点との位置関係は、上方から見て、アンカーロープ係
止部が重錘とアンカーロープとの緊結点を結ぶ3角形内
に存在するのが好ましく、3角形内の中央部に存在する
のが更に好ましい。従って、かかる相対位置を満足する
位置の海底に1個もしくは数個の重錘が設置される。
【0007】本発明において、海上作業台の係止部と海
底の重錘とをアンカーロープで緊張下に連結することと
いうのは、海上作業台が自由浮遊状態ではなく、全ての
斜めアンカーロープを巻き上げて短くし、海上作業台が
海中に強制的に引き込まれた状態で重錘と連結している
という意味である。従って、海上作業台は潮の干満に関
係なく常に緊張下に連結されている必要がある。
底の重錘とをアンカーロープで緊張下に連結することと
いうのは、海上作業台が自由浮遊状態ではなく、全ての
斜めアンカーロープを巻き上げて短くし、海上作業台が
海中に強制的に引き込まれた状態で重錘と連結している
という意味である。従って、海上作業台は潮の干満に関
係なく常に緊張下に連結されている必要がある。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の係留方法
について説明する。
について説明する。
【0009】図1は、海上作業台より大きい断面積の重
錘を1個使用した本発明の例を示すもので(a)は平面
図、(b)は立面図である。
錘を1個使用した本発明の例を示すもので(a)は平面
図、(b)は立面図である。
【0010】海上作業台1の四隅にアンカーロープ貫通
孔4が設けられ、この貫通孔4下端は支持架台6、フロ
ータ7を通って海中に開口している。3本のアンカーロ
ープ2、2、2が海上作業台1側からアンカーロープ貫
通孔4を通過して海底に沈められた重錘3の上面の3箇
所に緊結されている。係留に際しては、貫通孔4により
引き揃えられた3本のアンカーロープ2、2、2をウイ
ンチ8により巻き上げ、アンカーロープ2、2、2に所
定の緊張力を付与した状態で3本のアンカーロープ2、
2、2を海上作業台1に固定する。3本のアンカーロー
プ2、2、2は何れも斜めに海上作業台1に取り付けら
れている。海上作業台1の移動に際しては、すべてのア
ンカーロープ2を同時に巻き上げて重錘3を吊り上げて
曳航する。なお、重錘3は大型であり、その浮上を容易
にするために、重錘3として浮沈式重錘(中空の密閉容
器で中に海水を入れるか、空気を入れるかで受ける浮力
を調整可能にしたもの)を使用するのが好ましい。
孔4が設けられ、この貫通孔4下端は支持架台6、フロ
ータ7を通って海中に開口している。3本のアンカーロ
ープ2、2、2が海上作業台1側からアンカーロープ貫
通孔4を通過して海底に沈められた重錘3の上面の3箇
所に緊結されている。係留に際しては、貫通孔4により
引き揃えられた3本のアンカーロープ2、2、2をウイ
ンチ8により巻き上げ、アンカーロープ2、2、2に所
定の緊張力を付与した状態で3本のアンカーロープ2、
2、2を海上作業台1に固定する。3本のアンカーロー
プ2、2、2は何れも斜めに海上作業台1に取り付けら
れている。海上作業台1の移動に際しては、すべてのア
ンカーロープ2を同時に巻き上げて重錘3を吊り上げて
曳航する。なお、重錘3は大型であり、その浮上を容易
にするために、重錘3として浮沈式重錘(中空の密閉容
器で中に海水を入れるか、空気を入れるかで受ける浮力
を調整可能にしたもの)を使用するのが好ましい。
【0011】図2は、海上作業台の四隅の係止部1個に
対してそれぞれ1個の重錘を使用した本発明の例を示す
もので(a)は平面図、(b)は立面図である。
対してそれぞれ1個の重錘を使用した本発明の例を示す
もので(a)は平面図、(b)は立面図である。
【0012】3本のアンカーロープ2、2、2の一端が
重錘3の3箇所に緊結されている。
重錘3の3箇所に緊結されている。
【0013】3本のアンカーロープ2、2、2の他端は
アンカーロープ貫通孔4で引き揃えられ海上作業台1に
取り付けられている。係留に際しては、4個の重錘3を
吊り下げて海底に着底させたのち貫通孔4により引き揃
えられた3本のアンカーロープ2、2、2をウインチ8
により巻き上げ、アンカーロープ2、2、2に所定の緊
張力を付与した状態で3本のアンカーロープ2、2、2
を海上作業台1に固定する。海上作業台1の移動に際し
ては、図1の場合と同様にアンカーロープ2を巻き上げ
て重錘3を吊り上げて曳航する。この場合も重錘3は大
型であるので、その浮上を容易にするために、重錘3と
して浮沈式重錘を使用してもよい。
アンカーロープ貫通孔4で引き揃えられ海上作業台1に
取り付けられている。係留に際しては、4個の重錘3を
吊り下げて海底に着底させたのち貫通孔4により引き揃
えられた3本のアンカーロープ2、2、2をウインチ8
により巻き上げ、アンカーロープ2、2、2に所定の緊
張力を付与した状態で3本のアンカーロープ2、2、2
を海上作業台1に固定する。海上作業台1の移動に際し
ては、図1の場合と同様にアンカーロープ2を巻き上げ
て重錘3を吊り上げて曳航する。この場合も重錘3は大
型であるので、その浮上を容易にするために、重錘3と
して浮沈式重錘を使用してもよい。
【0014】図3は、海底に固定もしくは予め沈下させ
た数個の重錘を使用した本発明の例を示すもので(a)
は平面図、(b)は立面図である。
た数個の重錘を使用した本発明の例を示すもので(a)
は平面図、(b)は立面図である。
【0015】海底に固定もしくは予め沈下させた数個の
重錘3には、それぞれ数本のアンカーロープ2の一端が
緊結され、他端は浮きにより海上に浮上していて重錘の
位置を明示している。係留に際しては、海上作業台1を
所定の係留地に移動させ、海上作業台1側より貫通孔4
を通して3本のアンカーロープを延長し、その末端を適
切な位置に浮いているアンカーロープ2の末端と緊結
し、貫通孔4により引き揃えられた3本のアンカーロー
プ2、2、2をウインチ8により巻き上げ、アンカーロ
ープ2、2、2に所定の緊張力を付与した状態で3本の
アンカーロープ2、2、2を海上作業台1に固定する。
海上作業台1の移動に際しては、係留に際して緊結した
アンカーロープ2と海上作業台1側のアンカーロープと
の緊結を解き、アンカーロープ2の末端に浮きを取りつ
けて元に戻しておく。
重錘3には、それぞれ数本のアンカーロープ2の一端が
緊結され、他端は浮きにより海上に浮上していて重錘の
位置を明示している。係留に際しては、海上作業台1を
所定の係留地に移動させ、海上作業台1側より貫通孔4
を通して3本のアンカーロープを延長し、その末端を適
切な位置に浮いているアンカーロープ2の末端と緊結
し、貫通孔4により引き揃えられた3本のアンカーロー
プ2、2、2をウインチ8により巻き上げ、アンカーロ
ープ2、2、2に所定の緊張力を付与した状態で3本の
アンカーロープ2、2、2を海上作業台1に固定する。
海上作業台1の移動に際しては、係留に際して緊結した
アンカーロープ2と海上作業台1側のアンカーロープと
の緊結を解き、アンカーロープ2の末端に浮きを取りつ
けて元に戻しておく。
【0016】
【発明の効果】海上作業台は3本以上の斜めに張られた
アンカーロープで緊張下に重錘と連結しているので、重
錘の上に設けられた角錘の頂点で海上作業台の係止部が
拘束されている形となり、海上作業台は上下方向の動き
のみでなく水平方向の動きも拘束され、すべての方向の
横揺れが抑制される。
アンカーロープで緊張下に重錘と連結しているので、重
錘の上に設けられた角錘の頂点で海上作業台の係止部が
拘束されている形となり、海上作業台は上下方向の動き
のみでなく水平方向の動きも拘束され、すべての方向の
横揺れが抑制される。
【図1】海上作業台より大きい断面積の重錘を1個使用
した本発明の例を示すもので(a)は平面図、(b)は
立面図である。
した本発明の例を示すもので(a)は平面図、(b)は
立面図である。
【図2】海上作業台の四隅の係止部1個に対してそれぞ
れ1個の重錘を使用した本発明の例を示すもので(a)
は平面図、(b)は立面図である。
れ1個の重錘を使用した本発明の例を示すもので(a)
は平面図、(b)は立面図である。
【図3】海底に固定もしくは予め沈下させた数個の重錘
を使用した本発明の例を示すもので(a)は平面図、
(b)は立面図である。
を使用した本発明の例を示すもので(a)は平面図、
(b)は立面図である。
1・・海上作業台、2・・アンカーロープ、3・・重
錘、4・・アンカーロープ貫通孔、5・・海上作業台開
口部、6・・支持架台、7・・フロータ、8・・ウイン
チ
錘、4・・アンカーロープ貫通孔、5・・海上作業台開
口部、6・・支持架台、7・・フロータ、8・・ウイン
チ
Claims (1)
- 【請求項1】 海上作業台の四隅に設けられた係止部と
海底の重錘とを3本以上の斜めに張られたアンカーロー
プで緊張下に連結することを特徴とする海上作業台の係
留方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17771293A JPH0733074A (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | 海上作業台の係留方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17771293A JPH0733074A (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | 海上作業台の係留方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0733074A true JPH0733074A (ja) | 1995-02-03 |
Family
ID=16035796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17771293A Pending JPH0733074A (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | 海上作業台の係留方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0733074A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101009264B1 (ko) * | 2008-11-19 | 2011-01-18 | 주식회사 아이랜드 | 수상구조물용 부유조립체 |
CN103213911A (zh) * | 2013-03-28 | 2013-07-24 | 武汉船用机械有限责任公司 | 一种升降装置 |
KR101422502B1 (ko) * | 2013-03-29 | 2014-07-29 | 삼성중공업 주식회사 | 부유구조물 또는 선박의 계류설비 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52149794A (en) * | 1976-06-07 | 1977-12-13 | Tokuichirou Yoshida | Fixing method of boat at sea |
JPS5686881A (en) * | 1979-12-13 | 1981-07-15 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Mooring method of tensely moored platform |
-
1993
- 1993-07-19 JP JP17771293A patent/JPH0733074A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52149794A (en) * | 1976-06-07 | 1977-12-13 | Tokuichirou Yoshida | Fixing method of boat at sea |
JPS5686881A (en) * | 1979-12-13 | 1981-07-15 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Mooring method of tensely moored platform |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101009264B1 (ko) * | 2008-11-19 | 2011-01-18 | 주식회사 아이랜드 | 수상구조물용 부유조립체 |
CN103213911A (zh) * | 2013-03-28 | 2013-07-24 | 武汉船用机械有限责任公司 | 一种升降装置 |
KR101422502B1 (ko) * | 2013-03-29 | 2014-07-29 | 삼성중공업 주식회사 | 부유구조물 또는 선박의 계류설비 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980818 |