JPH0733027Y2 - 長尺部材用の支持具 - Google Patents

長尺部材用の支持具

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JPH0733027Y2
JPH0733027Y2 JP1989083756U JP8375689U JPH0733027Y2 JP H0733027 Y2 JPH0733027 Y2 JP H0733027Y2 JP 1989083756 U JP1989083756 U JP 1989083756U JP 8375689 U JP8375689 U JP 8375689U JP H0733027 Y2 JPH0733027 Y2 JP H0733027Y2
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健 出口
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Inaba Denki Sangyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、配管等の長尺部材用の支持具に関する。
〔従来の技術〕
この種の長尺部材用の支持具としては、例えば第6図に
示すように、天上から垂下された杆状支持部材としての
アンカーボルト(2)に、2個のナット(23)を用いて
水平姿勢で固定することが可能な蟻溝付のチャンネル部
材(05)がある。このチャンネル部材(05)において
は、底壁部が、前記アンカーボルト(2)にその長手方
向での位置決めをして取り付けることが可能な取付部と
して機能し、且つ、上面部が、配管等の長尺部材(H)
を載せる受部として機能する。そして、チャンネル部材
(05)の蟻溝(24)に係合させた保持具(6)で長尺部
材(H)を固定するようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような長尺部材用の支持具では、特に施工時におい
て、チャンネル部材に載られた長尺部材が、保持具によ
って固定されるまでの間に、何かの原因で転がるなどし
て落下してしまうおそれがある。そのため手で押さえて
おくなどして、十分な注意を払う必要があった。
そこで本考案は、施工時などにおいて、長尺部材き落下
を有効に防止することが可能であるなど、施工時などに
おける作業性が良好である上、支持具の固定・本締めの
後の長尺部材が容易には外れないなどのメリットを有す
る長尺部材用の支持具を提供することを目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案の長尺部材用の支持具
としては、上下方向に沿って設置された杆状支持部材に
その長手方向での位置決めをして取り付けることが可能
な取付部と、長尺部材を係入自在な凹状に形成した受部
とを備え、前記受部の基端部に、前記取付部への係脱が
自在なフックを形成して、前記受部を前記取付部に介し
て片持ち状となり得るように構成し、前記受部の先端
に、前記長尺部材が前記受部から外れるのを防止するカ
バーを揺動開閉自在に枢支し、前記カバーの揺動端を前
記カバーの閉じ状態で前記取付部に固定自在な固定具
を、前記受部の基端部を前記取付部に共締めして固定可
能に構成してある点を特徴構成にしている。
〔作用〕
このような特徴構成を備えた長尺部材用の支持具による
と、カバーが開放された状態で、長尺部材は凹状に形成
された受部に係入保持されることになり、長尺部材が転
がるなどして落下することがなくなる。また、カバーが
閉じられている状態で、大きな振動が加えられても、長
尺部材が浮き上がって受部から外れるのが防止される。
更に、受部の先端に枢支されているカバーを開放側へ揺
動して受部を開放させることにより、長尺部材を容易に
係入することができる。また、カバーを閉じ側へ揺動し
つつ、固定具を用いてカバーの揺動端を取付部に固定す
ることにより、長尺部材の支持が確実に行われる。
更に、フックは取付部への係脱が自在に構成されている
ので、そのフックを用いて、カバーの揺動端を取付部に
容易に係止でき、その係止によって、取付部に対しカバ
ー付きの受部を容易に仮止めできる。
更に、カバーの揺動端をカバーの閉じ状態で取付部に固
定自在な固定具を、受部の基端部を取付部に共締めして
固定可能に構成してあるので、支持具の本締め時に、前
記共締め・固定を行うことで、フックによって単なる仮
止めを行う場合に比し、長尺部材の固定状態が容易には
外れないようになる。尚、前記係脱自在なフックは、当
然のことながら、容易に離脱も行えるので、その離脱を
行うことで、受部とカバーとを取付部から容易に取り外
すこともできる。
〔考案の効果〕
従って、施工時などにおいて、長尺部材が何かの原因で
受部から落下するのを防止できるので、長尺部材を押さ
ておく労力を節約し、作業の迅速化を図って、施工時な
どにおける作業性を改善でき、また、カバーを受部に枢
支させてあるので、受部を開放状態にしている際に、カ
バーを手で持っていたり別の所においておく必要がなく
なり、取扱が便利になり、受部とカバーの鋼管を容易に
行うことができ、もって、長尺部材の大きさに合わせて
複数種の受部を用意しておき、受部を長尺部材に合わせ
て取替えるようにする場合において便利となり、更に、
支持具の本締め時には、長尺部材の固定状態を容易に外
れないようにすることができるという効果が生じる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示すように、天井(1)からアンカーボルト
(2)(杆状支持部材の一例)を吊り下げ姿勢で設けて
あり、このアンカーボルト(2)には、長尺部材として
の配管(H)を横姿勢で支持するための支持具(3)を
装着してある。この支持具(3)は、アンカーボルト
(2)に螺合可能なナット部(4)(取付部の一例)
と、配管(H)の端部を載置するための一対の受部
(5)と、配管(H)が受部(5)から外れるのを防止
するためのカバー(6)とからなっている。
前記ナット部(4)は、第2図及び第3図に示すよう
に、上側に上部折返し部(27)を備え、且つ、下側に下
部折返し部(26)を備えたチャンネル部材形状のもの
を、2個枢支連結して2分割ナット部材(4A),(4B)
を形成すると共に、その2分割ナット部材(4A),(4
b)の突合せ組合せ部に雌ねじ(9)を形成したものに
なっている。分割された2つの分割ナット部材(4A),
(4B)は、周方向一端部同士を枢支してあり、この枢支
部(11)を支点に揺動開閉できるようになっている。ま
た、前記突合せ組合せ部の雌ねじ(9)形成部を外れた
部分をビス(13)を用いて接合することで、両分割ナッ
ト(4A),(4B)を閉じ状態に保持できるようになって
いる。
前記ナット部(4)をアンカーボルト(2)に装着する
場合には、両分割ナット部材(4A),(4B)を開き側に
揺動してアンカーボルト(2)の所定の位置に被せる。
そしてアンカーボルト(2)と雌ネジ(10)との山合わ
せを行いながら、両分割ナット部材(4A),(4B)を閉
じ側に揺動して両方の突合せ組合せ部を重ね合わせる。
そして、ビス(13)を雌ねじ部に締着して前記突合せ組
合せ部を確実に接合し、両分割ナット部材(4A),(4
B)を閉じ状態に保持するのである。
前記受部(5)は、配管Hを載置しておくためのもの
で、帯板を屈曲して全体が凹状に形成されており、この
凹状の部分に配管(H)を係入することで、配管(H)
が転がり落下するのを防止している。また、基端部には
フック(15)を形成してあり、このフック(15)を両分
割ナット部材(4A),(4B)に形成されたスリット(1
6)に差し込むことでナット部(4)に対して片持ち状
に支持させてある。従って、施工中に受部(5)の下方
から力が加わっても、フック(15)が両分割ナット部材
(4A),(4B)の内壁に接当するので、受部(5)が抜
けにくくなっている。
前記カバー(6)は、受部(5)の先端にヒンジ(17)
を介して揺動自在に枢支してあり、外方へ揺動すること
によって受部(5)が開放状態になり、内方に揺動する
ことによって閉じ状態に切り換わるようになっている。
前記カバー(6)の揺動端は、カバー(6)の閉じ状態
で、ビス(19)によって前記取付部(4)に固定される
ようになっているが、そのビス(19)は、受部(5)の
基端部、即ち、受部(5)の基端側を延長してフック
(15)を形成した部分を、前記取付部(4)に対して共
締めして固定可能に構成されている。更に詳しくは、前
記2分割ナット部材(4A),(4B)に受部(5)を取付
けるために受部(5)の側壁(25)を、カバー(6)の
遊端部よりも上方まで延長し、その遊端部に下向きに突
出した第1フック(15)を一体形成し、前記側壁(25)
の外側下部には、下部折返し部(26)の端縁に係止させ
るための下向きに突出した第2フック(15A)を設け
る。
そして、前記上部折返し部(27)の上面に、第1フック
(15)を差し込み係合できるスリット(16)を形成して
ある。
更に、第3図に示すように、カバー(6)の遊端部にね
じ孔(18)を形成してあり、このねじ孔(18)に螺合さ
せたビス(19)を前記第1フック(15)に形成された小
孔(18a)に挿通させると同時に、前記両分割ナット部
材(4A),(4B)夫々の上部折返し部(27)の側壁に形
成されたねじ孔(18b)に挿通、螺合させ、さらに前記
第1フック(15)の先端部(28)に形成された小孔(18
c)に挿通させて外方に突出させる。これによって、受
け部(5)の外れ止め、及びカバー(6)の開き止めと
抜け止めを防止して確実にナット部(4)に固定でき
る。尚、スリット(16)とねじ孔(18b)とは前記上部
折返し部(27)と同様に、下部折返し部(26)にも夫々
設けられているので、ナット部(4)を上下逆にして使
用することもできる。
このような支持具を用いて、前記配管(H)を支持部材
(3)に支持させる場合には、ビス(19)を小孔(18
a),(18c)とねじ孔(18),(18b)から抜き、カバ
ー(6)を外方へ揺動し、受部(5)を開放状態にす
る。そして受部(5)に配管(H)の端部を係入し、カ
バー(6)を内方に揺動し、受部(5)を閉じ状態にす
る。最後にビス(19)を小孔(18a),(18c)とねじ孔
(18),(18b)に通して締着する。
〔別実施例〕
両分割ナット部材(4A),(4B)は、上述の実施例のよ
うに帯板を屈曲して形成したものでなくても、第5図
(イ),(ロ)に示すように、厚みを持った形成品であ
ってもよい。そして、第5図(イ),(ロ)に示すよう
に、両分割ナット部材(4A),(4B)の枢支部(11)と
対向する角を、夫々面取りしてアンカーボルト(2)の
案内面(32)を形成し、枢支部(11)側にナット部
(4)を閉じ付勢するバネ(33)を設ければ、アンカー
ボルト(2)を案内面に案内させながらすべりこませて
係止でき、ビス(13)と、小ナット(14)を締着するこ
となく両分割ナット部材(4A),(4B)をバネの力で閉
じ状態に保持するので作業効率が向上する。
受け部(5)とカバー部(6)とはナット部(4)と分
離しているから、受け部(5)とカバー部(6)とをナ
ット部(4)から取り外して、第4図に示すようにナッ
ト部(4)の底壁部にねじ孔(29)をあけ、このねじ孔
(29)に他の受け部(30)のねじ部(31)を螺合して使
用することもできる。
杆支持部材(2)としては、アンカーボルトの他、軸状
のものが適用できる。その場合、取付部(4)は、摩擦
挾持形式に構成するとよい。
その他、各部の具体構成は、使用目的等に合わせて各種
変更できる。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にするために符号を記すが、この記入により本考案は添
付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る長尺部材用の支持具の実施例を示
し、第1図は取付状態での斜視図、第2図はその分解斜
視図、第3図はその断面図、第4図は別実施例の取付状
態での断面図、第5図(イ),(ロ)は別実施例の一部
切欠き平面図、第6図は従来例の縦断側面図である。 (2)……杆状支持部材、(4)……取付部、(5)…
…受部、(6)……カバー、(15)……フック、(19)
……固定具、(H)……長尺部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下方向に沿って設置された杆状支持部材
    (2)にその長手方向での位置決めをして取り付けるこ
    とが可能な取付部(4)と、長尺部材(H)を係入自在
    な凹状に形成した受部(5)とを備え、 前記受部(5)の基端部に、前記取付部(4)への係脱
    が自在なフック(15)を形成して、前記受部(5)を前
    記取付部(4)に対して片持ち状となり得るように構成
    し、 前記受部(5)の先端に、前記長尺部材(H)が前記受
    部(5)から外れるのを防止するカバー(6)を揺動開
    閉自在に枢支し、 前記カバー(6)の揺動端を前記カバー(6)の閉じ状
    態で前記取付部(4)に固定自在な固定具(19)を、前
    記受部(5)の基端部を前記取付部(4)に共締めして
    固定可能に構成してある長尺部材用の支持具。
JP1989083756U 1989-03-15 1989-07-17 長尺部材用の支持具 Expired - Lifetime JPH0733027Y2 (ja)

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