JPH07329153A - 樹脂フィルムの冷却装置及び冷却方法 - Google Patents

樹脂フィルムの冷却装置及び冷却方法

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JPH07329153A
JPH07329153A JP6128692A JP12869294A JPH07329153A JP H07329153 A JPH07329153 A JP H07329153A JP 6128692 A JP6128692 A JP 6128692A JP 12869294 A JP12869294 A JP 12869294A JP H07329153 A JPH07329153 A JP H07329153A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気流の吹き出しに要するエネルギーコスト
を増大させることがなく、冷却能力に優れヘイズむらの
ない高品質の樹脂フィルムを製造することが可能な冷却
装置及び冷却方法を提供する。 【構成】 成形ドラムの近傍に配置され、成形ドラム上
に押し出されて搬送される熱可塑性の樹脂フィルムを空
気流によって冷却する樹脂フィルムの冷却装置と冷却方
法。冷却装置は、多数のエア吹出孔11aを有する多孔板
11を備えたエアノズル10で、多数のエア吹出孔から空気
流を吹き出しながら樹脂フィルムを冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性樹脂フィルム
の冷却装置及び冷却方法に関する。
【0002】
【従来の技術】成形ドラム上に押し出された熱可塑性の
樹脂フィルムを前記成形ドラムの近傍から冷却するとき
は、前記フィルムにノズルからエアを吹き付けて冷却す
る方法が一般的に使用されている。この目的に用いられ
る冷却装置としては、例えば、図5に示すフィルム成膜
装置1に設けたスリットノズル2が知られている。
【0003】スリットノズル2は、図示のように、成形
ドラム3上に溶融状態の高温の樹脂フィルム4を押し出
す口金5に対して、成形ドラム3による樹脂フィルム4
の搬送方向下流側に、搬送方向に沿って成形ドラム3の
回転軸3aと並行に複数設置されている。スリットノズ
ル2は、図6に示すように、エアを吹き出すスリット状
の吹出口2aを有している。
【0004】そして、各スリットノズル2は、吹出口2
aから吹き出す空気流によって口金5から成形ドラム3
に押し出された高温の樹脂フィルム4を冷却する。この
ようにして冷却された樹脂フィルム4は、ガイドローラ
6を経て図示しない延伸機によって延伸された後、巻取
機に中間製品として巻き取られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のスリッ
トノズルにおいては、樹脂フィルムの製膜速度を高速に
すると、空気流に曝される時間が減少して樹脂フィルム
の冷却が不十分となることから、冷却能力を高める必要
が生じる。このとき、スリットノズルの冷却能力を高め
るためには、吹出口から吹き出す空気流の温度を下げた
り、流量を増すことが考えられる。
【0006】しかし、エアの温度を下げたり、流量を増
すと、その分スリットノズルのエネルギーコストが上が
り、樹脂フィルムの製造コストが上昇するという問題が
あった。本発明者らはかかる問題をノズルの構造面から
解決するため、種々の構造のノズルを作製して冷却能力
に関する試験を行った。
【0007】その結果、ノズルを多数の吹出孔を有する
多孔板から空気流を吹き出す構造にすると、ノズルの冷
却能力が向上するという知見を得るに至った。しかも、
この場合、多数の吹出孔を特定の配列にすると、樹脂フ
ィルムの品質上問題となる冷却むらに起因するヘイズ
(透明度)むらの発生が防止されるという知見を得た。
本発明は、上記知見に基づいてなされたもので、空気流
の吹き出しに要するエネルギーコストを増大させること
がなく、冷却能力に優れヘイズむらのない高品質の樹脂
フィルムを製造することが可能な冷却装置及び冷却方法
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するため本発明においては、成形ドラムの近傍に配置さ
れ、前記成形ドラム上に押し出されて搬送される熱可塑
性の樹脂フィルムを空気流によって冷却する樹脂フィル
ムの冷却装置であって、多数のエア吹出孔を有する多孔
板を備えたエアノズルとし、また、本発明の樹脂フィル
ムの冷却方法においては、成形手段上に押し出された熱
可塑性の樹脂フィルムを搬送しながら、常温の空気流に
よって冷却する樹脂フィルムの冷却方法であって、多数
のエア吹出孔から空気流を吹き出しながら冷却する構成
としたのである。
【0009】好ましくは、前記エアノズルは、前記多孔
板と前記成形ドラム上の樹脂フィルムとの間隔を5〜20
mmに設定する。また好ましくは、前記エアノズルは、前
記多孔板の表面積に対する前記多数のエア吹出孔の総面
積の割合を1.5〜4%に設定する。更に好ましくは、前
記多孔板は、前記多数のエア吹出孔を、前記樹脂フィル
ムの搬送方向と直交する方向に複数列等間隔に配列する
と共に、各列のエア吹出孔は孔の直径をdとしたとき
に、ピッチPを1<P/d<6に設定し、前記複数列の
エア吹出孔の第1列から第n(n=2〜4)列を、隣接
する列のエア吹出孔に対してP/nだけ、また、第(n
+1)列から第2・n列を、前記第(n+1)列が前記
第1列に対してP/(2・n)で、かつ、それぞれ隣接
する列のエア吹出孔に対してP/nだけ、それぞれ位相
をずらして配置する。
【0010】また、前記樹脂フィルムの冷却方法におい
ては、好ましくは、前記空気流を前記成形手段上の樹脂
フィルムから5〜20mm離れた位置から吹き出しながら冷
却する。また好ましくは、前記樹脂フィルムを、前記成
形手段と接する接線の近傍で帯電させる。
【0011】
【作用】エアノズルは、多孔板に形成した多数のエア吹
出孔から空気流を吹き出すことにより、スリットノズル
を使用して同温で同量の空気流を吹き付けて冷却する場
合に比較して冷却能力が増す。ここで、空気流の温度
は、環境温度から10℃程度低い温度範囲内に設定する。
【0012】このとき、エアノズルは、前記多孔板と前
記成形ドラム上の樹脂フィルムとの間隔を5〜20mmに設
定すると、成形された樹脂フィルムが効率良く冷却され
る。ここで、多孔板と樹脂フィルムとの間隔が20mmを越
えると、エア吹出孔から吹き出す空気流が広がり過ぎ、
樹脂フィルムを冷却する単位面積当たりの風量が低下す
る結果、エアノズルの冷却能力が低下する。一方、多孔
板と樹脂フィルムとの間隔が5mmよりも小さいと、空気
流の広がりが少ないため、樹脂フィルムに空気流が吹き
付けられた部分と吹き付けられない部分とが生じて、冷
却むらに起因するヘイズむらが発生する。
【0013】多孔板と樹脂フィルムとの間隔は、両者間
の距離が近い程冷却能力は良いが、冷却むらを考慮する
と距離が遠い程良いことになり、いずれを重視するかに
よって両者間の間隔が異なり一様には決定できない。ま
た、前記エアノズルにおいて、多孔板の表面積に対する
前記多数のエア吹出孔の総面積の割合を1.5〜4%に設
定すると、空気流による冷却能力が最大限に発揮され
る。
【0014】この割合が1.5%よりも小さいと、空気流
の圧力損失が増大してエネルギー効率が低下し、一方、
4%を越えると空気流が同一流量であっても風速が低下
する結果、エアノズルの冷却能力が低下してしまう。こ
の割合は、空気流が同一流量の場合には、小さい程冷却
能力が高くなるが、冷却むらを考慮すると大きい程良く
一義的には決定できず、更に、空気流の供給源における
エネルギー効率まで考慮すると一層複雑となる。
【0015】更に、多孔板は、多数のエア吹出孔を前記
のように形成すると、製造される樹脂フィルムの幅方向
におけるエア吹出孔の間隔が小さくなると共に、幅方向
に隣接するエア吹出孔から吹き出される空気流によって
樹脂フィルムが冷却される結果、樹脂フィルムの幅方向
における温度履歴が均等化され、樹脂フィルムが均一に
冷却される。
【0016】このとき、P/dの値が1以下になると、
隣接するエア吹出孔が重なりあってしまい、一方、P/
dの値が6を越えると、エア吹出孔の間隔が広くなりす
ぎて均一に冷却することができなくなる。ここで、エア
吹出孔の列が2n+1列以上の場合には、前記配列を繰
り返すようにする。
【0017】また、樹脂フィルムの冷却方法において、
樹脂フィルムを成形手段と接する接線の近傍で帯電させ
ると、樹脂フィルムの成形手段への密着性が高まり、成
形手段との間にエアが入り込むことに起因する冷却むら
が防止される。樹脂フィルムの帯電手段としては、高電
圧電極等を用いることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の冷却装置に係る一実施例を図
1乃至図4に基づいて詳細に説明する。ここで、本発明
のエアノズル10は、前記した従来のフィルム成膜装置
1に複数設けて使用されるので、以下の説明において、
フィルム成膜装置1と同一の構成部材には同一の符号を
用いることにより詳細な説明を省略する。
【0019】エアノズル10は、冷却用の空気を圧送す
る図示しない空気源と接続されており、図1に示すよう
に、フィルム成膜装置1の成形ドラム3に樹脂フィルム
4を押し出す口金5に対して、成形ドラム3による樹脂
フィルム4の搬送方向下流側に回転軸3aと並行に8段
配置されている。ここで、口金5から押し出された樹脂
フィルム4が成形ドラム3と接する接線上方の口金5と
の間には、樹脂フィルム4を帯電させる高電圧の電極7
が配置されている。
【0020】各エアノズル10は、前記空気源から圧送
される環境温度から10℃程度低い温度範囲内の空気を樹
脂フィルム4に吹き出す。エアノズル10は、成形ドラ
ム3の半径方向外側近傍に配置され、成形ドラム3と等
しい長さを有し、樹脂フィルム4の搬送方向における幅
Wが100 mmのボックス状の部材で、図2に示すように、
多数のエア吹出孔11aを有する多孔板11を備えてい
る。エアノズル10は、図1に示すように、多孔板11
と成形ドラム3上の樹脂フィルム4との間隔Zが10mm
に、また、隣接するエアノズル10との間に形成され、
空気流の排気流路12となる成形ドラム3側における周
方向の幅Sが20mmとなるように配置される。
【0021】多孔板11は、表面積に対する多数のエア
吹出孔11a(直径d=2.4mm)の総面積の割合、即
ち、エア吹出孔11aの面積比が2%に設定され、エア
吹出孔11aは、図3に示すように、矢印Aで示す樹脂
フィルム4の搬送方向と直交する方向に列間隔wを17 m
mとしてそれぞれX1〜X6の6列形成されている。ま
た、各列のエア吹出孔11aは、ピッチPが直径dとの
比P/dの値が6より小さくなるようにP=13mmに設定
されている。ここで、図3において、矢印Aに直交する
方向が製造される樹脂フィルム4の幅方向となる。
【0022】そして、第1列X1から第3列X3のエア吹
出孔11aは、隣接する列のエア吹出孔11aに対して
P/3(=P/n)だけ位相をずらして、また、第4列
4から第6列X6は、第4列X4 が第1列X1に対して
P/6(=P/(2・n))で、隣接する列のエア吹出孔
11aに対してP/3(=P/n)だけ位相をずらし
て、それぞれ配置されている。このような配置とするこ
とによって、多数のエア吹出孔11aが樹脂フィルム4
に対して均一に空気流を吹き付けられるように多孔板1
1に分散配置されることになり、樹脂フィルム4の冷却
むらが防止される。
【0023】また、フィルム成膜装置1の口金5から成
形ドラム3に押し出された高温の樹脂フィルム4は、電
極7によって正に帯電されて成形ドラム3に密着する。
このため、樹脂フルム4は、成形ドラム3との間にエア
が入り込むことなく搬送され、8段のエアノズル10に
よって冷却されてガイドローラ6を経て図示しない延伸
機によって延伸され、巻取機に中間製品として巻き取ら
れる。
【0024】このとき、樹脂フィルム4は、成形ドラム
3による搬送に際し、多数のエア吹出孔11aから吹き
出す空気流によって均一、かつ、急速に冷却されるの
で、熱可塑性樹脂の結晶化温度域を短時間で通過し、樹
脂の結晶化が殆ど進行しないので、全体としてヘイズが
向上すると共に、ヘイズむらの発生も抑制される。しか
も、搬送される樹脂フィルム4は、電極7によって正に
帯電されて成形ドラム3に密着し、エアが成形ドラム3
との間に入り込むことがなく、入り込んだエアによる冷
却むらの発生も抑えることができる。
【0025】ここで、8段のエアノズル10を設けたフ
ィルム成膜装置1を用いて樹脂フィルム4を製造し、そ
のときの冷却能力を8段のエアノズルの入口と出口で樹
脂フィルムの表面温度を測定し、空気流の温度と冷却時
間とから熱伝達率(Kcal/(m2hr℃))に換算した。その
結果、空気流が同一流量の前記従来の技術で説明したス
リットノズルの場合と比べると熱伝達率が30%程度向
上しており、ヘイズむらのない高品質の樹脂フィルムが
得られた。従って、本発明のエアノズルは、空気流の吹
き出しに要するエネルギーコストを低減させることがで
きる。
【0026】ここで、比較のため、エアノズル10の多
孔板11に形成するエア吹出孔11aを、面積比(2
%)、直径d(2.4mm)、列数(6列)、列間隔w(17
mm)、各列のエア吹出孔11aのピッチP(13mm)及
び流量は同一であるが、図4に示すように、隣接する列
のエア吹出孔11aに対してP/6(=P/n)ずつ位
相をずらして配置し、製造される樹脂フィルム4の冷却
能力を前記と同様にして測定した。
【0027】その結果、多数のエア吹出孔11aをこの
ように配置しても、空気流の流量が同一の従来のスリッ
トノズルの場合と比べて、冷却能力が30%程度向上し
ていた。しかし、樹脂フィルム4は、エア吹出孔11a
のピッチPに相当する13mm間隔で幅方向にヘイズむらが
生じており、上記のような配列とすることが望ましいこ
とが検証された。
【0028】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば空気流の吹き出しに要するエネルギーコストを増
大させることがなく、冷却能力に優れヘイズむらのない
高品質の樹脂フィルムを製造することが可能な冷却装置
及び冷却方法が提供される。このとき、エアノズルは、
多孔板と成形ドラム上の樹脂フィルムとの間隔を5〜20
mmに設定するので、適正な冷却能力が発揮される。
【0029】また、エアノズルは、多孔板の表面積に対
する前記多数のエア吹出孔の総面積の割合を1.5〜4%
に設定するので、冷却能力が最大限に発揮できる。更
に、多孔板は、多数のエア吹出孔を樹脂フィルムの搬送
方向と直交する方向に複数列等間隔に配列し、各列を特
定の位相でずらせるので、製造される樹脂フィルムの幅
方向におけるエア吹出孔の間隔が小さくなると共に、幅
方向に隣接するエア吹出孔から吹き出される空気流によ
って樹脂フィルムが冷却される結果、樹脂フィルムの幅
方向における温度履歴が均等化され、樹脂フィルムが均
一に冷却される。
【0030】また、樹脂フィルムの冷却方法において
は、樹脂フィルムを成形手段と接する接線の近傍で帯電
させるので、樹脂フィルムの成形手段への密着性が高ま
り、成形手段との間にエアが入り込むことに起因する冷
却むらが防止されて、ヘイズむらのない高品質の樹脂フ
ィルムが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアノズルを配置したフィルム成膜装
置の概略構成図である。
【図2】本発明のエアノズルを多孔板側から見た部分斜
視図である。
【図3】多孔板の多数のエア吹出孔の配置を示す配置図
である。
【図4】本発明のエアノズルとの比較に用いたエアノズ
ルの多孔板に形成された多数のエア吹出孔の配置を示す
配置図である。
【図5】従来のスリットノズルを配置したフィルム成膜
装置の概略構成図である。
【図6】従来のスリットノズルを吹出孔側から見た部分
斜視図である。
【符号の説明】
1 フィルム成膜装置 3 成形ドラム 3a 回転軸 4 樹脂フィルム 5 口金 6 ガイドローラ 10 エアノズル 11 多孔板 11a エア吹出孔 12 排気流路 A 樹脂フィルムの搬送方向 S 排気流路の幅 W エアノズルの幅(樹脂フィルムの搬送
方向における) w エア吹出孔の列間隔 X1〜X6 エア吹出孔の第1列から第6列 Z 多孔板と樹脂フィルムとの間隔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形ドラムの近傍に配置され、前記成形
    ドラム上に押し出されて搬送される熱可塑性の樹脂フィ
    ルムを空気流によって冷却する樹脂フィルムの冷却装置
    であって、 多数のエア吹出孔を有する多孔板を備えたエアノズルで
    あることを特徴とする樹脂フィルムの冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記エアノズルは、前記多孔板と前記成
    形ドラム上の樹脂フィルムとの間隔が5〜20mmに設定さ
    れた、請求項1の樹脂フィルムの冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記エアノズルは、前記多孔板の表面積
    に対する前記多数のエア吹出孔の総面積の割合が1.5〜
    4%に設定された、請求項1または2の樹脂フィルムの
    冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記多孔板は、前記多数のエア吹出孔
    が、前記樹脂フィルムの搬送方向と直交する方向に複数
    列等間隔に配列されると共に、各列のエア吹出孔は孔の
    直径をdとしたときに、ピッチPが1<P/d<6に設
    定され、 前記複数列のエア吹出孔の第1列から第n(n=2〜
    4)列は、隣接する列のエア吹出孔に対してP/nだ
    け、また、第(n+1)列から第2・n列は、前記第
    (n+1)列が前記第1列に対してP/(2・n)で、
    かつ、隣接する列のエア吹出孔に対してP/nだけ、そ
    れぞれ位相をずらして配置された、請求項1乃至3いず
    れかに記載の樹脂フィルムの冷却装置。
  5. 【請求項5】 成形手段上に押し出された熱可塑性の樹
    脂フィルムを搬送しながら、空気流によって冷却する樹
    脂フィルムの冷却方法であって、 多数のエア吹出孔から空気流を吹き出しながら冷却する
    ことを特徴とする樹脂フィルムの冷却方法。
  6. 【請求項6】 前記空気流を、前記成形手段上の樹脂フ
    ィルムから5〜20mm離れた位置から吹き出しながら冷却
    する、請求項5の樹脂フィルムの冷却方法。
  7. 【請求項7】 前記樹脂フィルムを、前記成形手段と接
    する接線の近傍で帯電させる、請求項5の樹脂フィルム
    の冷却方法。
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