JPH07326225A - 異方性導電材及び電気回路部材の接続構造 - Google Patents

異方性導電材及び電気回路部材の接続構造

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JPH07326225A
JPH07326225A JP11868394A JP11868394A JPH07326225A JP H07326225 A JPH07326225 A JP H07326225A JP 11868394 A JP11868394 A JP 11868394A JP 11868394 A JP11868394 A JP 11868394A JP H07326225 A JPH07326225 A JP H07326225A
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JP
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anisotropic conductive
conductive material
warp
fibers
yarn
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JP11868394A
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Naota Uenishi
直太 上西
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価に、容易に製造でき、接続の狭ピッチ化
にも制限無く対応できる導体接続用の異方性導電材の提
供。 【構成】 導電性繊維の縦糸2と絶縁性繊維の縦糸3を
交互に配し、これと絶縁性繊維の横糸4平織りして異方
性導電材1となす。この構造であれば製造し易く、安価
に得られ、また、横方向の絶縁を確実に得て縦糸2間の
ピッチを充分に小さくし、接続導体の狭ピッチ化にも対
応することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、挟ピッチで配列されて
いる導体同士を信頼性良く電気接続する場合の接続部材
として有効な異方性導電材と、これを用いた電気回路部
材の接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、テープ電線について端末接続や
中間接続を行う場合、軟弱な導体を完全に剥ぎ出して接
続すると作業が煩雑化し、充分な接続強度も得られない
ことから、片面だけ絶縁被覆を剥ぎ、他面側に残される
被覆で露出した導体を補強して相手導体に重ねる方法が
採られる。また、導体相互の接続は、直接の半田付けで
あると微小な導体が狭ピッチで配列されている場合、隣
り合う導体間の絶縁の信頼性を得難く、従って、このよ
うな場合には、接続導体間に異方性導電膜を介在するこ
とが行われている。
【0003】その異方性導電膜の従来例としては、
(1)膜の一部を圧縮することによりその部分で膜中に
含まれる導電粒子の密度を高めて膜厚方向の電気導通を
得るもの、(2)特開平2−49385号公報に示され
るように、絶縁膜にフォトソグラフィ等でヴィア孔をあ
け、その孔にメッキ導体を埋め込んだもの、(3)特公
平3−53724号、特開平4−121904号、特開
平4−121905号公報等に示されるように、絶縁膜
中に静電植毛法で導電性繊維を膜厚方向に貫通させて植
毛したものなどがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術のう
ち、(1)の異方性導電膜は、製造し易いが、電気導通
を得る部分を圧縮する必要があり、用途が狭い。しか
も、電気抵抗が大きい。
【0005】また、(2)の異方性導電膜は、図4に示
すように絶縁膜7の所定位置に多数のヴィア孔8をあ
け、その後、メッキして導体9をヴィア孔中に埋める必
要があるので製造に手間取り、コストが高くつく。さら
に、導体をメッキして埋め込む関係でヴィア孔径に下限
があり、孔間の更なる狭ピッチ化が図り難い。
【0006】(3)の異方性導電膜も、静電植毛に用い
る電極をパターン化したり、接続対象の足等を接着する
接着剤層をパターン化したりして導電性繊維の植毛域を
制限したり、電気導通域を制限する必要があるので製造
コストが高くつき、また、電極や接着剤層のパターン化
による制約が生じて更なる狭ピッチ化も阻まれる。
【0007】そこで、本発明は、製造し易くて電気導通
部の更なる狭ピッチ化の要求にも応えられる異方性導電
材と、これを用いた電気回路部材の接続構造を提供する
ことを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本
発明の異方性導電材は、導電性繊維から成る第1縦糸と
絶縁性繊維から成る第2縦糸を交互に配し、この2種類
の縦糸と絶縁性繊維から成る横糸を平織して得られるも
のである。なお、縦糸と横糸はモノフィラメントの糸で
あってもよい。
【0009】また、絶縁性繊維は、熱可塑性高分子材料
で形成されたものや表面に熱可塑性高分子材料の被覆を
有するものなども考えられる。少なくとも一部の絶縁性
繊維がそのようなものであれば、より良い異方性導電材
が得られ、さらに、第2縦糸を省いて横方向の絶縁を確
実に維持することも可能である。
【0010】本発明の接続構造では、上述したような平
織りの異方性導電材を、互いに重ねて固定する電気回路
部材の相互接続部間に挾み、相互接続部に所定ピッチで
並列に設けてある導体間を縦糸の導電性繊維を介して導
通させる。なお、本接続構造に用いる異方性導電材は、
横糸による縦糸の拘束効果を期待できるものについて
は、縦糸を全て導電性繊維で構成して粗く織り込んだも
のであってもよい。
【0011】
【作用】本発明の異方性導電材は、縦糸と横糸を単純に
平織りすれば出来るので、生産性に優れ、安価に得られ
る。
【0012】また、導電性繊維の縦糸のみを密に織り込
むと、隣り合う縦糸間の絶縁が不充分になり、安定した
電気接続が望めないが、本発明では、導電性繊維の第1
縦糸間に絶縁性繊維の第2縦糸を配置しているので、導
電性繊維間の絶縁が確実になり、短絡が起こらない。
【0013】さらに、導電性繊維であれば電気抵抗が小
さく、また、その配列ピッチを充分に小さくして接続ピ
ッチの狭小化にも余裕をもって対応することができる。
本発明の接続構造では、この異方性導電材の特徴が充分
に引き出され、小サイズの電気回路部材を簡単に、安価
に、信頼性良く接続することができる。
【0014】なお、少なくとも表面が高分子材料から成
る絶縁性繊維が含まれている場合には、熱処理して高分
子材料を溶かすとこれが導電性繊維に付着し、硬化後に
導電性繊維を拘束するので、導電性繊維の定置安定性が
良くなって接続の信頼性をより高め易い。また、この場
合には、導電性繊維の配列を横糸で固定できるので、前
述の第2縦糸を省いても横方向の絶縁を維持できる。
【0015】
【実施例】図1に、本発明の異方性導電材の一実施例を
示す。この異方性導電材1は、導電性繊維の縦糸2と絶
縁性繊維の縦糸3を交互に配してこれ等と絶縁性繊維の
横糸4を組合わせ、平織りしてある。縦糸2、3と横糸
4の配列は、図は見易くするために粗くしたが、実際に
はもっと密にすることができる。
【0016】導電性繊維の縦糸2は、銅、銅合金、アル
ミ、アルミ合金等の金属のほか、カーボン等から成るも
のを用いてもよい。また、この縦糸2の表面には、半田
めっき等を施しておいてもよい。
【0017】絶縁性繊維の縦糸3と横糸4は、麻、木綿
等の植物性繊維、ガラス繊維、合成繊維、樹脂のモノフ
ィラメントなどを適宜に選択して用いることができる。
また、糸3、4の全部又は横糸4の少なくとも何本かを
熱可塑性高分子材料から成るもの、もしくは表面にその
熱可塑性高分子材料から成る被覆を有するものとして平
織後に熱処理してこれを溶かし(好ましくは表層部のみ
を溶かす)、その後、冷却して硬化させると、溶けた糸
が導電性繊維の縦糸2に付着して縦糸2の配列が固定さ
れ、使い易くて信頼性の良い導電材に仕上る。
【0018】このようにして縦糸を横糸で拘束すれば、
図2に示すように、導電性繊維の縦糸2だけを粗く配列
したものでも横方向の絶縁を維持できる。
【0019】図3は、上述した異方性導電材1を用いて
テープ電線5、5の中間接続を行う例を示している。端
末接続では接続相手の導体が基板等に形成された端子に
変わるが、いずれにしてもこれ等の導体は配列ピッチを
一致させて並列に複数設けられている。そこで、図のよ
うに、対向させた接続部間に異方性導電材1を、縦糸2
が導体6の長手方向に配向される向きにして配置する。
縦糸2はその配列ピッチを導体6の配列ピッチに一致さ
せてある。繊維径の大きさ次第で縦糸2の配列ピッチは
充分に小さくし得るので、導体6の配列ピッチが小さく
てもピッチを一致させるのは容易であり、この異方性導
電材1の挾み込みで全ての導体間に縦糸2が配置され
る。その縦糸2は、図1(b)又は図2(b)に示すよ
うに導電材の厚み方向に波打っており、波の谷の部分が
一方の導体6に、山の部分が他方の導体6に各々接触す
るので、図の状態でテープ電線5、5を互いに固定する
ことにより横方向に絶縁をとりながら電気導通の目的を
果すことできる。
【0020】テープ電線接互の固定は、適当なクランプ
を用いてもよいが、縦糸2又は導体6の表面に半田めっ
きを施しておいて縦糸を半田付けしたり超音波溶接で接
合したりすると作業が楽で、接触抵抗も減じることがで
きる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の異方性導
電材は、導電性繊維と絶縁性繊維を平織りして構成され
ているので、安価に、容易に製造できる。
【0022】また、狭ピッチ化と横方向の確実な絶縁を
両立でき、接続制限も緩和される。
【0023】また、この導電材を利用する本発明の接続
構造は、作業性、信頼性に優れ、特に、狭ピッチで複数
配列された導体を一括接続する場合に多大の効果を期待
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a):本発明の異方性導電材の一例を示す平
面図 (b):同上のX−X線部の断面
【図2】他の実施例の平面図
【図3】(a):本発明の異方性導電材を用いた接続部
の一例を示す斜視図 (b):同上の接続部の組立後の断面図
【図4】異方性導電膜の従来例を示す斜視図
【符号の説明】
1 異方性導電材 2 導線性繊維の縦糸 3 絶縁性繊維の縦糸 4 絶縁性繊維の横糸 5 テープ電線 6 導体 7 絶縁膜 8 ヴィア孔 9 導体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性繊維から成る第1縦糸と絶縁性繊
    維から成る第2縦糸を交互に配し、この2種類の縦糸と
    絶縁性繊維から成る横糸を平織して得られる異方性導電
    材。
  2. 【請求項2】 少なくとも一部の絶縁性繊維が熱可塑性
    高分子材料で形成されている請求項1記載の異方性導電
    材。
  3. 【請求項3】 少なくとも一部の絶縁性繊維が熱可塑性
    高分子材料で被覆されている請求項1記載の異方性導電
    材。
  4. 【請求項4】 導電性繊維の縦糸と絶縁性繊維の横糸を
    平織りし、少なくとも表面が熱可塑性高分子材料から成
    る横糸を前記縦糸に付着させて粗くした縦糸の配列をそ
    の横糸で固定してある異方性導電材。
  5. 【請求項5】 複数の電気回路部材の相互接続部を重
    ね、その重ね面間に請求項1乃至4のいずれかの異方性
    導電材を縦糸が接続対象導体の長手方向に配向される向
    きに配し、前記相互接続部に所定ピッチで並列に設けて
    ある導体の各々を、対向導体間に挾まれる導電繊維の縦
    糸を介して電気的に導通させる電気回路部材の接続構
    造。
JP11868394A 1994-05-31 1994-05-31 異方性導電材及び電気回路部材の接続構造 Pending JPH07326225A (ja)

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