JPH07325877A - マークの読取装置 - Google Patents

マークの読取装置

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JPH07325877A
JPH07325877A JP6118322A JP11832294A JPH07325877A JP H07325877 A JPH07325877 A JP H07325877A JP 6118322 A JP6118322 A JP 6118322A JP 11832294 A JP11832294 A JP 11832294A JP H07325877 A JPH07325877 A JP H07325877A
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bar code
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mark
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JP6118322A
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English (en)
Inventor
Isao Iwade
功 岩出
Hideaki Kitano
秀明 北野
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Idec Izumi Corp
Original Assignee
Idec Izumi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 商品の種類に応じた、作業工程に応じた適正
な商品の姿勢であるか否かを判断することができるマー
クの読取装置を提供することを目的とする。 【構成】 走査読取り手段32は、バーコード2から情
報を読み取り、読み取った各情報を所定の形式に変換し
保持する。方向判断手段34は、走査読取り手段32の
走査方向及び各情報の読取り順序からバーコード2の方
向を判断する。指定方向設定手段36は、バーコード2
について一以上の指定方向を設定する。出力制御手段3
8は、方向判断手段34により判断されたバーコード2
の方向が、指定方向設定手段36により設定された指定
方向と一致するか否かを判定し、一致する場合は走査読
取り手段32に保持されている内容情報を出力し、一致
しない場合は、不一致信号を出力する。これにより、バ
ーコード2の付された商品が、所望の姿勢であるか否か
を判断することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はマークの読取装置に関
し、特に、マークの付された商品が、状況に応じた適正
な商品の姿勢であるか否かを判断することができるマー
クの読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】商品の自動仕分け等をする場合、仕分け
情報を記載するマークとしてバーコードが用いられる。
バーコードを読み取るために、バーコードリーダが用い
られる。従来のバーコードリーダ4の構成を図7に示
す。従来のバーコードリーダ4は、読取部6、デコーダ
部8、出力部10から、概略、構成されている。
【0003】商品18に付されたバーコード2(図8A
参照)に記載された情報は、光学的方法により読取り部
6に読み取られ、デコーダ部8において、所定の文字デ
ータにデコードされる。出力部10は、所定の文字デー
タにデコードされた内容情報を上位の処理装置(図示せ
ず)に出力する。上位の処理装置は、この内容情報をも
とにアクチュエータ(図示せず)等の動作を制御し、こ
れにより、商品の自動仕分けを行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のバーコードリーダ4には、次のような問題
点があった。一般に、バーコードは、図8Bに示すよう
に、スタートコード12、内容情報を含むキャラクタ群
14、ストップコード16から構成され、この順に配置
されている。一方、図8A及び図9に示すように、バー
コードリーダ4の読取り方向(Y方向)は一定である場
合が多い。
【0005】したがって、図8Aに示すように、商品1
8に付されたバーコード2が、正立状態である場合は、
バーコードリーダ4は、バーコード2を、スタートコー
ド12、キャラクタ群14、ストップコード16の順
(正順)に読取る。
【0006】しかし、図9に示すように、誤って、商品
18がベルトコンベア20上に倒立状態で置かれた場合
は、バーコードリーダ4は、バーコード2を、ストップ
コード16、キャラクタ群14、スタートコード12の
順(逆順)に読取る。
【0007】このような場合に備え、従来のバーコード
リーダ4は、読取り方向のいかんに拘らず、同一の内容
情報を出力するように構成されている。すなわち、読取
り方向が逆順であっても、デコーダ部8は、読取った情
報を内部で自動的に処理し、読取り方向が正順の場合と
同一の内容情報のみを出力する。
【0008】このように構成することにより、商品18
の正立、倒立に拘らず出力部10は常に同一の内容情報
を上位の処理装置に出力することができる。
【0009】しかしながら、商品によっては、倒立状態
で取扱われてもなんら問題のないものもあれば、必ず正
立状態で取扱われなければならないものもある。また、
梱包作業等、一定の作業工程においてのみ倒立状態で取
扱わなければならない場合もある。
【0010】このような場合、上述のように構成された
従来のバーコードリーダ4に接続された上位の処理装置
は、商品18の姿勢に拘らず同一の内容情報しか与えら
れないため、商品18の正立、倒立を判別することがで
きなかった。このため、正立状態で出荷しなければなら
ない商品18が、倒立状態のまま出荷されてしまう等、
不都合が生じていた。
【0011】このような不都合を回避するため、従来の
バーコードリーダ4の内容情報の出力に、逆順に読取り
が行われた旨の出力(逆順検知出力)を付加するよう構
成することも可能である。しかし、このように構成する
ことにより、商品18の正立、倒立を判別することが可
能となっても、バーコードリーダ自体は、商品18の姿
勢の適否まで判断することはできない。したがって、商
品18の姿勢の適否の判断は、上位の処理装置に委ねな
ければならない。
【0012】この場合、上位の処理装置は、各作業工程
における、又は、商品の性質による適正な姿勢を把握
し、倒立が許容されない作業工程においては、逆順検知
出力を受けなかった場合にのみ、この商品18の姿勢が
適正であると判断しなければならない。一方、正立が許
容されない作業工程に置いては、逆順検知出力を受けた
場合にのみ、この商品18の姿勢が適正であると判断し
なければならない。また、正立も倒立も許容される作業
工程においては、逆順検知出力を受けた場合にも、受け
なかった場合にも、この商品18の姿勢が適正であると
判断しなければならない。
【0013】すなわち、上位の処理装置は、あらかじめ
与えられた、各作業工程における、又は、商品18の性
質による適正な姿勢についての情報と、バーコードリー
ダから出力される逆順検知出力に基づき、商品18の種
類に応じて、また、作業工程に応じて、商品18の倒立
又は正立を許容するか否かの判断を行わなければならな
い。このため、バーコードリーダに接続された上位の処
理装置の判断負担が増加する。
【0014】この発明は、このような従来のバーコード
リーダ等マークの読取装置を改善し、商品の種類に応じ
た、また、作業工程に応じた適正な商品の姿勢であるか
否かを判断することができる、マークの読取装置を提供
することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1のマークの読取
装置は、開始情報、内容情報及び終了情報を有するマー
クから、各情報を読み取るマークの読取装置において、
マークに対する走査により、マークから開始情報、内容
情報及び終了情報を読み取り、読み取った各情報を保持
する走査読取り手段、走査読取り手段の走査方向及び各
情報の読取り順序からマークの方向を判断する方向判断
手段、マークについて一以上の指定方向を設定する指定
方向設定手段、マークの方向が、指定方向と一致するか
否かを判定し、一致する場合は内容情報を出力し、一致
しない場合は、不一致信号を出力する出力制御手段を備
えたことを特徴とする。
【0016】
【作用】請求項1のマークの読取装置は、走査読取り手
段の走査方向及び各情報の読取り順序からマークの方向
を判断する方向判断手段、マークについて一以上の指定
方向を設定する指定方向設定手段、マークの方向が、指
定方向と一致するか否かを判定し、一致する場合は内容
情報を出力し、一致しない場合は、不一致信号を出力す
る出力制御手段を備えたことを特徴とする。したがっ
て、マークの読取装置がマークの方向を判断することが
できる。また、マークが付された商品の種類に応じた、
又は、作業工程に応じた適正な商品の姿勢を指定するこ
とができる。このため、マークの方向が指定方向と一致
しない場合は、不一致信号を出力することができる。ま
た、商品に二以上のマークを付する場合、データの種類
に対応させてマークの方向を定めておけば、指定方向に
一致する方向のマークの内容情報のみを出力することが
できる。
【0017】
【実施例】図1に、この発明の一実施例によるマークの
読取装置であるバーコードリーダ30の構成を示す。走
査読取り手段32は、マークであるバーコード2に対す
る走査により、バーコード2から開始情報であるスター
トコード12、内容情報を含むキャラクタ群14及び終
了情報であるストップコード16(図8B参照)を読み
取り、読み取った各情報を所定の形式に変換したのち保
持する。方向判断手段34は、走査読取り手段32の走
査方向及び各情報の読取り順序からバーコード2の方向
を判断する。指定方向設定手段36は、バーコード2に
ついて一以上の指定方向を設定する。出力制御手段38
は、方向判断手段34により判断されたバーコード2の
方向が、指定方向設定手段36により設定された指定方
向と一致するか否かを判定し、一致する場合は走査読取
り手段32に保持されている内容情報を出力し、一致し
ない場合は、不一致信号を出力する。
【0018】図2に、CPUを用いて図1の各手段を実
現した場合のハードウェア構成を示す。上述の走査読取
り手段32は、大略、スキャナ40、バーコード取込み
回路46、メモリ48及びCPU50から構成されてい
る。
【0019】スキャナ40は、バーコード2に対しレー
ザ光線を照射する照光手段である投光器42、バーコー
ド2からの反射光を受ける受光手段である受光器44を
有する。スキャナ40は、投光器42及び受光器44を
制御することにより、バーコードに記載された情報を読
取り、その情報をアナログ信号として出力する。
【0020】バーコード取込み回路46は、スキャナ4
0から出力されたアナログ信号を二値化信号に変換し、
メモリ48に送る。CPU50は、メモリ48からこの
二値化信号を取り出し、所定形式のデータに変換する。
メモリ48は、変換された所定形式のデータを走査読取
りデータとして、保持する。
【0021】メモリ48は、上述の走査読取り手段32
の一部を構成する他、前述の指定方向設定手段36とし
ても機能する。また、メモリ48は、CPU50の処理
手順等を記憶する記憶媒体としても機能する。一方、C
PU50は、上述の走査読取り手段32の一部を構成す
る他、方向判断手段34及び出力制御手段38としても
機能する。
【0022】入出力インターフェース52は、CPU5
0と外部機器との間で入出力信号を整合させるための回
路であり、センサ54(図3参照)の出力をCPU50
に入力するとともに、CPU50の出力を外部の上位処
理装置(図示せず)に伝達する。
【0023】次に、この実施例によるバーコードリーダ
30を商品の自動仕分けに使用する場合の動作を、図3
に基づいて説明する。図3に示すように、商品18はベ
ルトコンベア20の上にのせられ、図中X方向に移動し
ている。センサ54は、商品18が図中LーLを通過し
ている間、同期信号を、入出力インターフェース52を
介してCPU50(図2参照)に送る。CPU50は、
同期信号を受けると、スキャナ40を作動させ商品18
に付けられたバーコード2の読取り処理を行なう。な
お、本実施例において用いられているバーコードのコー
ド体系は、”ITF(Interleaved 2 of 5)”である。
【0024】図4は、この実施例によるバーコードリー
ダ30による読取り処理の流れを、CPU50側からみ
た場合のフローチャートである。図3及び図4を参照し
つつ、図2に基づいて、処理の流れを説明する。
【0025】CPU50は、センサ54(図3参照)か
らの同期信号入力を監視している。(図4、ステップS
2)。
【0026】同期信号入力を受けるとCPU50は、バ
ーコード取込み回路46及びスキャナ40を駆動するこ
とにより、バーコード2に記載された情報の取込みを行
う(図4、ステップS4)。情報の取込みは、スキャナ
40の走査方向(図3、Y方向)にしたがって行なわれ
る。したがって、図3の場合は、バーコード2の正順
(スタートコード12、キャラクタ群14、ストップコ
ード16の順、図8B参照)に情報の取込みが行なわれ
る。なお、商品18が図9のように倒立状態で置かれて
いる場合は、バーコード2の逆順(ストップコード1
6、キャラクタ群14、スタートコード12の順、図8
B参照)に情報の取込みが行なわれる。バーコード取込
み回路46は、取込まれた情報を、二値化信号に変換
し、メモリ48に送る。
【0027】CPU50は、次に、バーコード2の解析
を行なう(図4、ステップS6)。バーコード2の解析
は、デコード処理と方向判断処理に分けることができ
る。まず、CPU50は、メモリ48からこの二値化信
号を取り出し、所定の形式のデータに変換した後、変換
されたデータを走査読取りデータとして、メモリ48
に、保持する。これがデコード処理である。走査読取り
データは、内容情報(本実施例においては、”678
9”)及び各情報の読取り順序(本実施例においては、
スタートコード12、キャラクタ群14、ストップコー
ド16の順、すなわち、”正順”)を主たる内容とす
る。
【0028】次に、CPU50は、スキャナ40の走査
方向及び情報の読取り順序(上述)から、読取られたバ
ーコード2の向き(すなわち、商品18の方向)を判断
する。これが、方向判断処理である。図3に示すよう
に、本実施例においては、バーコード2(すなわち、商
品18)が正立状態のときバーコード2の各情報がY方
向にスタートコード12、キャラクタ群14、ストップ
コード16の順(正順)に整列するよう、バーコード2
が構成されている。一方、本実施例においては、スキャ
ナ40の走査方向は、常にY方向である。したがって、
情報の読取り順序が、正順である場合、CPU50は、
バーコード2(すなわち、商品18)の方向は正立方向
であると判断する。一方、図9に示すような場合には、
情報の読取り順序が逆順となるため、CPU50は、バ
ーコード2(すなわち、商品18)の方向は、倒立方向
であると判断する。
【0029】CPU50は、次に、読取られたバーコー
ド2の方向が、指定方向と一致するか否かを判断する
(図4、ステップS8)。指定方向は、作業工程ごとに
定められたバーコード2(すなわち、商品18)の適正
な姿勢であり、指定方向設定手段36であるメモリ48
に、あらかじめ記憶されている。なお、本実施例におい
ては、指定方向として、”正立方向”、”倒立方向”、
又は”双方向”のいずれか一つを選択することができ
る。
【0030】読取られたバーコード2の方向が、指定方
向と一致する場合(本実施例においては、指定方向
を、”正立方向”または、”双方向”とした場合)、C
PU50は、メモリ48に保持されていた内容情報(”
6789”)を、入出力インターフェース52を介し
て、上位の処理装置に出力する(図4、ステップS1
4)。CPU50は、その後、制御をステップS2に戻
す。
【0031】なお、本実施例においては、指定方向とし
て、”双方向”を設定した場合、上述の内容情報ととも
に、オプション出力として、読取られたバーコード2の
方向(”正立方向”または”倒立方向”)を出力するこ
ともできる。読取られたバーコード2の方向をも出力す
ることにより、上位の処理装置は、さらに高度の判断を
行なうことが可能になる。
【0032】読取られたバーコード2の方向が、指定方
向と一致しない場合(本実施例においては、指定方向
を、”倒立方向”とした場合)、CPU50は、センサ
54から同期入力があることを条件に、バーコードの取
込み以後の動作を繰り返す(図4、ステップS4〜S1
0)。
【0033】この間にセンサ54からの同期入力がなく
なれば、バーコードの取込みを終了し、不一致信号を入
出力インターフェース52を介して、上位の処理装置に
出力する(図4、ステップS12)。CPU50は、そ
の後、同期入力の監視状態に制御を戻す(図4、ステッ
プS2)。
【0034】このように、このバーコードリーダ30に
よれば、バーコードリーダ30がバーコード2の方向を
判断することができる。また、バーコード2が付された
商品18の種類に応じた、又は、作業工程に応じた適正
な商品18の姿勢を指定することができる。このため、
バーコード2の方向が指定方向と一致しない場合は、不
一致信号を出力することができる。すなわち、バーコー
ド2が付された商品18の種類に応じた、又は、作業工
程に応じた適正な商品の姿勢であるか否かを判断するこ
とができる。
【0035】また、このバーコードリーダ30を使用す
ることにより、商品18自体が、必ず一定方向の状態で
ベルトコンベア20上に置かれていることが保証される
作業工程の下では、商品18に付されたバーコード2の
方向の誤りを検知することが可能となる。すなわち、商
品18に、誤って上下逆方向にバーコード2が付されて
いる場合、これを検知することができる。したがって、
誤って逆に貼られたバーコード2を貼り替えることによ
り、後の工程での不都合を回避することができる。
【0036】なお、この実施例の説明においては、上述
のように、商品18に一つのバーコード2のみが付され
ているとき、そのバーコード2の方向が、所望の方向で
あるか否かを判断させる場合について説明したが、この
実施例のバーコードリーダ30の用途はこれに限るもの
ではない。商品18に二以上のバーコードを付する場合
には、次のような用途にも適用できる。
【0037】図5は、第一バーコード62、第二バーコ
ード64、第三バーコード66、第四バーコード68、
第五バーコード70を有するラベル60の構成を示す図
である。図5に示すように、五つのバーコード62〜7
0のうち、第四バーコード68のみが倒立方向に配置さ
れており、他の四つのバーコードは、全て正立方向に配
置されている。
【0038】したがって、上述のバーコードリーダ30
において、指定方向を、”倒立方向”に設定すると、バ
ーコードリーダ30は、指定方向と一致する第四バーコ
ード68の内容情報のみを出力する。
【0039】このように、商品18に二以上のバーコー
ド62〜70を付する場合、データの種類に対応させて
バーコードの方向を定めておけば、指定方向に一致する
方向のバーコードの内容情報のみを出力することができ
る。このため、二以上のバーコードのうち、特定種類の
データが記載されたバーコードについてのみ、読取り処
理を行うことができる。
【0040】なお、図5には、一のラベル60に複数の
バーコード62〜70を記載した例にを示したが、本実
施例は、一のラベルに一のバーコードを記載したもの
を、複数、商品18に付する場合にも、同様に適用する
ことができる。
【0041】また、上述の実施例においては、図3に示
すように、スキャナ40の走査方向は、常に一定方向
(Y方向)であるとしたが、本発明はこれに限定される
ものではない。例えば、走査方向が、Y方向、Y方向と
直交する方向及びY方向と45度をなす方向の三方向で
あるような多方向走査型バーコードリーダにも適用する
ことができる。
【0042】本発明を、多方向走査型バーコードリーダ
に適用することにより、商品18の方向が、正立方向で
あるか倒立方向であるかのみならず、右横方向、左横方
向または斜め方向であるか否かをも判断することが可能
となる。このため、商品18が多様な姿勢を要求され
る、複雑な作業工程においても、工程ごとに適正な商品
の姿勢であるか否かを判断することが可能となる。
【0043】また、前述の実施例の場合同様、多方向走
査型バーコードリーダを、二以上のバーコードを読取る
用途に適用することができる。図6は、第一バーコード
62、第二バーコード64、第三バーコード66を有す
るラベル80の構成を示す図である。図6に示すよう
に、第一バーコード62は正立方向(0゜)に、第二バ
ーコード64は、第一バーコード62に対し斜め方向
(−45゜)に、第三バーコード66は、第一バーコー
ド62に対し直交方向(−90゜)に、それぞれ配置さ
れている。
【0044】したがって、この多方向走査型バーコード
リーダにおいて、指定方向を、例えば、”斜め方向(−
45゜)”に設定すると、多方向走査型バーコードリー
ダは、指定方向と一致する第二バーコード64の内容情
報のみを出力する。
【0045】このように、商品18に二以上のバーコー
ド62、64、66を付する場合、データの種類に対応
させてバーコードの方向(図6の例では、0゜、−45
゜、−90゜)を定めておけば、指定方向に一致する方
向のバーコードの内容情報のみを出力することができ
る。このため、前述の実施例同様、二以上のバーコード
のうち、特定種類のデータが記載されたバーコードにつ
いてのみ、読取り処理を行うことができる。
【0046】また、図6に示す例の他、本実施例は、前
述の実施例同様、一のラベルに一のバーコードを記載し
たものを、複数、異なる方向に商品18に付する場合に
も適用することができる。
【0047】なお、前述の各実施例においては、走査読
取り手段32、方向判断手段34、出力制御手段38と
して、CPU50を用いたが、その一部又は全部をハー
ドウェアロジックにより構成することもできる。
【0048】また、読み取りの対象であるバーコードの
コード体系として”ITF”を例に説明したが、本発明
はこれに限るものではなく”コード39”、”JANコ
ード”、”CODE128”その他あらゆる体系のバー
コードに対して適用することができる。
【0049】さらに、本発明は、バーコードリーダにの
み適用されるものではなく、物品の表面に情報を凹凸で
表示した立体マーク、磁気で表示した磁気マーク、その
他のマークの読取装置に適用することができる。すなわ
ち、開始情報、内容情報及び終了情報を有するマークか
ら、これらの情報を読み取るマークの読取装置一般に適
用される。
【0050】
【発明の効果】請求項1のマークの読取装置は、走査読
取り手段の走査方向及び各情報の読取り順序からマーク
の方向を判断する方向判断手段、マークについて一以上
の指定方向を設定する指定方向設定手段、マークの方向
が、指定方向と一致するか否かを判定し、一致する場合
は内容情報を出力し、一致しない場合は、不一致信号を
出力する出力制御手段を備えたことを特徴とする。
【0051】したがって、マークの読取装置がマークの
方向を判断することができる。また、マークが付された
商品の種類に応じた、又は、作業工程に応じた適正な商
品の姿勢を指定することができる。このため、マークの
方向が指定方向と一致しない場合は、不一致信号を出力
することができる。すなわち、マークが付された商品の
種類に応じた、又は、作業工程に応じた適正な商品の姿
勢であるか否かを判断することができる。
【0052】また、商品に二以上のマークを付する場
合、データの種類に対応させてマークの方向を定めてお
けば、指定方向に一致する方向のマークの内容情報のみ
を出力することができる。したがって、二以上のマーク
のうち、特定種類のデータが記載されたマークについて
のみ、読取り処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施例によるバーコードリーダ
の構成を示す図面である。
【図2】この発明の一の実施例によるバーコードリーダ
のハードウェア構成を示す図面である。
【図3】この発明の一の実施例によるバーコードリーダ
を用いた商品の自動仕分けの様子を示す図面である。
【図4】この発明の一の実施例によるバーコードリーダ
による読取り処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】この発明の一の実施例によるバーコードリーダ
による読取り処理に使用されるバーコードの一の例を示
す図面である。
【図6】この発明の他の実施例によるバーコードリーダ
による読取り処理に使用されるバーコードの一の例を示
す図面である。
【図7】従来のバーコードリーダの構成を示す図面であ
る。
【図8】、
【図9】従来のバーコードリーダによる商品の自動仕分
けの様子を示す図面である。
【符号の説明】
2・・・・・・バーコード 32・・・・・走査読取り手段 34・・・・・方向判断手段 36・・・・・指定方向設定手段 38・・・・・出力制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開始情報、内容情報及び終了情報を有する
    マークから、前記各情報を読み取るマークの読取装置に
    おいて、 前記マークに対する走査により、前記マークから前記開
    始情報、前記内容情報及び前記終了情報を読み取り、読
    み取った前記各情報を保持する走査読取り手段、 前記走査読取り手段の走査方向及び前記各情報の読取り
    順序から前記マークの方向を判断する方向判断手段、 前記マークについて一以上の指定方向を設定する指定方
    向設定手段、 前記マークの方向が、前記指定方向と一致するか否かを
    判定し、一致する場合は前記内容情報を出力し、一致し
    ない場合は、不一致信号を出力する出力制御手段、 を備えたことを特徴とするマークの読取装置。
JP6118322A 1994-05-31 1994-05-31 マークの読取装置 Pending JPH07325877A (ja)

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JP (1) JPH07325877A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020062074A (ja) * 2018-10-15 2020-04-23 Phcホールディングス株式会社 薬品向き判定装置、薬品向き判定方法、および薬品向き判定プログラム

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