JPH0732537B2 - 電気機器制御装置における許容電流値制御装置 - Google Patents

電気機器制御装置における許容電流値制御装置

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JPH0732537B2
JPH0732537B2 JP60009475A JP947585A JPH0732537B2 JP H0732537 B2 JPH0732537 B2 JP H0732537B2 JP 60009475 A JP60009475 A JP 60009475A JP 947585 A JP947585 A JP 947585A JP H0732537 B2 JPH0732537 B2 JP H0732537B2
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健一 祖父江
勝久 藤田
智彦 中村
峰夫 尾関
哲治 鈴木
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株式会社豊田自動織機製作所
株式会社明電舍
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明はバッテリーを駆動源とした電気機器及び駆動
機器のそれぞれに規定されている許容電流値を制御する
許容電流値制御装置に関するものである。
(従来技術) 従来、例えば、バッテリー式フォークリフトの走行用直
流モータにおいて安全性の確保のためにそのモータに流
れる電流について予め許容電流値が設定されていて、モ
ータに流れる電流がその許容電流値以上に達すると、直
流モータへの電源供給を遮断し同モータを停止させるよ
うになっていた。
同様に他の電気機器においても安全性の確保のためにそ
の機器に応じて許容電流値が設定されている。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、この許容電流値は終始駆動源のバッテリーの
放電率や負荷状態に応じて変動することはなく、当初に
設定された値のままであった。
従って、当該電気機器は終始変らない許容電流値が保障
されていることから、バッテリーの放電率が進んだ状態
で同バッテリーが大電流を電気機器に流している場合、
又は、バッテリーが重負荷状態において電気機器が運転
されている場合にはバッテリーの寿命低下を速めるとと
もに、他の電装品に悪影響を与える問題があった。
この発明は前記問題点を解決するために、バッテリーの
放電率及び負荷状態に応じて電気機器の許容電流値を自
動的に変化させ、その変化する許容電流値に基づいて電
気機器を制御し、バッテリーの延命を図るとともに、電
装品の信頼性の向上を図ることができる許容電流値の制
御装置を提供するにある。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、第1の発明は電気機器を作
動させるバッテリーと、前記電気機器に流れる電流を検
出する電流検出器と、前記電流検出器が検出したその時
の前記電気機器の電流値が当該電気機器の許容電流値に
達したとき当該電気機器への電源供給を遮断する制御手
段とからなる電気機器制御装置において、 前記バッテリーの放電率を検出するバッテリー容量検出
装置と、前記許容電流値をバッテリーの放電率に相対し
て変動させるように前記バッテリー容量検出装置が検出
したその時のバッテリーの放電率に対する前記電気機器
の許容電流値を算出する算出手段とを備えた電気機器制
御装置における許容電流値制御装置をその要旨とするも
のである。
又、第2の発明は複数個の電気機器を作動させるバッテ
リーと、前記各電気機器に流れる電流をそれぞれ検出す
る各電流検出器と、前記各電流検出器が検出したその時
の当該電気機器の電流値が当該電気機器の許容電流値に
達したとき当該電気機器への電源供給を遮断する制御手
段とからなる電気機器制御装置において、 前記バッテリーの放電率を検出するバッテリー容量検出
装置と、前記各電気機器の駆動状態を検出する駆動状態
検出器と、前記駆動状態検出器からの検出信号に基づい
て前記バッテリーの負荷を割り出す割出し手段と、前記
各電気機器の許容電流値をその時のバッテリーの放電率
と前記バッテリーの負荷とに相対して変動させるよう
に、前記バッテリー容量検出装置が検出したその時のバ
ッテリーの放電率と前記割り出し手段が割り出したその
時の負荷に対する前記各電気機器の許容電流値を算出す
る算出手段とを備えた電気機器制御装置における許容電
流値制御装置をその要旨とするものである。
(作用) 第1の発明において、バッテリー容量検出装置が検出し
たその時のバッテリーの放電率に基づいて算出手段は電
気機器の許容電流値を算出して、許容電流値をバッテリ
ーの放電率に相対して変動させるようにする。
又、第2の発明においては、バッテリー容量検出装置が
検出したその時のバッテリーの放電率と駆動状態検出器
が検出した各電気機器の駆動状態から割り出されたバッ
テリーの負荷とに基づいて、算出手段は各電気機器の許
容電流値をその時のバッテリーの放電率と負荷とに相対
して変動させるようにしたものである。
(実施例) 以下この発明をバッテッリー式フォークリフトに具体化
した電流値制御装置の一実施例を図面に従って説明す
る。
第1図はバッテッリー式フォークリフトの駆動回路を示
し、走行用モータ1及び荷役用モータ2はそれぞれ走行
用コンタクタ3及び荷役用コンタクタ4を介して鉛電池
よりなるバッテリー5に接続されている。走行用及び荷
役用モータ1,2は直流直巻モータであって、走行用モー
タ1は駆動輪(図示しない)を駆動し、荷役用モータ2
は荷役用油圧回路の液圧ポンプ(図示しない)を駆動す
るようになっている。
前記走行用モータ1の界磁巻線1bには前進用コンタクタ
6及び後進用コンタクタ7が接続され、両コンタクタ6,
7の切り換え動作に基づいて走行用モータ1を正逆転回
転、すなわち、フォークリフトを前後進させるようにな
っている。
又、走行用モータ1の電機子1aと界磁巻線1b間に走行用
電流検出器8が接続されていて、走行用モータ1の電機
子電流を検出するようになっている。
走行用スイッチングトランジスタ(以下、走行用トラン
ジスタという)9は前記走行用モータ1に対して直列に
接続され、そのベース端子に入力される後記する走行用
のチョッパ信号SG1に基づいてオン・オフし走行用モー
タ1を駆動制御するようになっている。そして、走行用
トランジスタ9のコレクタ・エミッタ間には走行用バイ
パスコンタクタ10が接続されている。
一方、前記荷役用モータ2において、荷役用スイッチン
グトランジスタ(以下、荷役用トランジスタという)11
は同荷役用モータ2に対して直列に接続され、そのベー
ス端子に入力される後記する荷役用のチョッパ信号SG2
に基づいてオン・オフし荷役用モータ2を駆動制御する
ようになっている。そして、荷役用トランジスタ11のコ
レクタ・エミッタ間には荷役用バイパスコンタクタ12が
接続されている。
なお、前記走行用モータ1と同様に荷役用モータ2の電
機子2aには荷役用電流検出器13が直列に接続され、同モ
ータ2の電機子電流を検出するようになっている。
次に、上記のように構成した駆動回路に設けた、各コン
タクタ及び各トランジスタを動作制御する電気回路を第
2図に従って説明する。
第2図において、リフトレバー操作量検出センサ21はポ
テンショメータよりなり、運転席に設けられたリフトレ
バー22の操作量を検出し、その検出信号をA/D変換器23
を介してデジタル信号(リフト操作量信号SG3)を出力
する。
ティルトレバー操作量検出センサ24はポテンショメータ
よりなり、運転席に設けられたティルトレバー25の操作
量を検出し、その検出信号をA/D変換器23を介してデジ
タル信号(ティルト操作量信号SG4)を出力する。アク
セルペダル操作量検出センサ26はポテンショメータより
なり、運転席に設けられたアクセルペダル27の操作量を
検出し、その検出信号を前記A/D変換器23を介してデジ
タル信号(アクセル操作量信号SG5)にして出力する。
前記走行用電流検出器8は走行用モータ1の電機子電流
に相対した検知電流を抵抗28を介してコンデンサ29に充
電させる。そして、その電機子電流に相対した電圧値の
充電電圧をA/D変換器30を介してテジタル信号(走行用
電流値信号SG6)として出力する。又、前記荷役用電流
検出器13は荷役用モータ2の電機子電流に相対した検知
電流を抵抗31を介してコンデンサ32に充電させる。そし
て、その電機子電流に相対した電圧値の充電電圧をA/D
変換器30を介してテジタル信号(荷役用電流値信号SG
7)として出力する。
容量検出装置33は前記バッテリー5の放電率を検出し現
在のバッテリー5の放電率のデータ信号(放電率信号SG
8)を前記A/D変換器30を介して次段の中央処理装置34に
出力するようになっている。
制御手段及び算出手段としての中央処理装置(以下、CP
Uという)34は前記各信号SG3〜SG8を入力するようにな
っていて、読み出し専用のメモリ(ROM)よりなるプロ
グラムメモリ35に記憶された制御プログラムに従って動
作する。
前記CPU34はリフト及びティルト操作量信号SG3,SG4に基
づいてその時の各レバー22,25の操作量を割り出すとと
もに、アクセル操作量信号SG5に基づいてその時のペダ
ル踏み込み操作量を割り出すようになっている。この割
り出しは前記プログラムメモリ35に制御プログラムの他
に予め記憶されているそれぞれの各信号に対する操作量
のデータに基づいて割り出されるようになっている。
そして、CPU34はこの割り出した各レバー22,25の操作量
に基づいて前記荷役用モータ2を駆動制御するための荷
役用制御信号を、又、アクセルペダル27の操作量に基づ
いて前記走行用モータ1を駆動制御するための走行用制
御信号をプログラマブルタイマ(以下、PTMという)36
に出力する。
PTM36は前記CPU34からの走行用制御信号に基づいて、す
なわち、前記アクセルペダル27の操作量に応じた周波数
変調した走行用のパルス信号を出力するようになってい
るとともに、前記荷役用制御信号に基づいて、すなわ
ち、前記リフトレバー22及びティルトレバー25の操作量
に応じた周波数変調した荷役用のパルス信号を出力する
ようになっている。
そして、この走行用のパルス信号はアンド回路37を介し
てトランジスタ38に出力され、同トランジスタ38をオン
・オフさせることによって前記走行用トランジスタ9の
ベース端子にチョッパ信号SG1を出力するようになって
いる。又、荷役用のパルス信号はアンド回路39を介して
トランジスタ40に出力され、同トランジスタ40をオン・
オフさせることによって前記荷役用トランジスタ11のベ
ース端子にチョッパ信号SG2を出力するようになってい
る。
又、CPU34は前記走行用電流値信号及び荷役用電流値信
号SG6,SG7に基づいてそれぞれその時の走行用及び荷役
用モータ1,2の電機子電流(平均値)を割り出すように
なっている。この割り出しは前記プログラムメモリ35に
予め記憶されているそれぞれの各信号SG6,SG7に対する
各電機子電流のデータに基づいて割り出されるようにな
っている。
又、CPU34は前記放電率信号SG8を入力し現在の前記バッ
テリー5の放電率に基づいて前記走行用モータ1の許容
電流値Imd及び荷役用モータ2の許容電流値Impを演算す
るようになっている。そして、本実施例においてはCPU3
4は第3図及び第4図に実線で示すようにバッテリー5
の放電率が進み所定の放電率に達した以降は放電率が進
むにつれて、許容電流値Imd,Impを下げるようにしてい
る。
さらに、CPU34は前記割り出したその時の走行用及び荷
役用モータ1,2の電機子電流(平均値)に基づいて走行
用モータ1及び荷役用モータ2の状態、すなわち、フォ
ークリフトが走行のみ行なっているか、荷役作業のみ行
なっているか、又は、走行と荷役作業を同時に行なって
いるかを判断するようになっている。そして、CPU34は
走行と荷役作業を同時に行なっている場合には、その時
のバッテリー5の放電率とバッテリー5の重負荷(本実
施例では走行と荷役が同時に行なわれていること)とを
考慮して前記各モータ1,2の許容電流値Imd,Impを演算す
る。
そして、本実施例では同時に走行と荷役作業を行なって
いる場合における放電率に対する各許容電流値Imd,Imp
が第3図及び第4図に破線で示すようになるように、CP
U34は各許容電流値Imd,Impを演算する。すなわち、走行
用モータ1の許容電流値Imdは第3図に実線で示す走行
のみの時の許容電流値Imdよりも全体に小さく、荷役用
モータ2の許容電流値Impはバッテリー5が所定の放電
率まで進んだ後において第4図に実線で示す荷役作業の
みの時の許容電流値Impよりも小さくなるようにしてい
る。
その時々の各許容電流値Imd,Impを算出すると、CPU34は
この各許容電流値Imd,Impに基づく基準信号をD/A変換器
41に出力する。D/A変換器41は許容電流値Imdに基づく基
準信号をアナログ信号(電圧)に変換し走行用基準電圧
としてコンパレータ42のプラス側入力端子に出力すると
ともに、許容電流値Impに基づく基準信号をアナログ信
号に変換し荷役用基準電圧としてコンパレータ43のプラ
ス側入力端子に出力する そして、許容電流値Imdに基づいて設定されたこの走行
用基準電圧は走行用モータ1の電機子電流がその許容電
流値Imdになった時、前記走行用電流検出器8の検出結
果に基づいてコンパレータ42のマイナス側入力端子に出
力される検出信号(検出電圧)と一致することになる。
そして、走行用モータ1の電機子電流がその時の許容電
流値Imd以上流れ走行用基準電圧より検出電圧が大きく
なると、コンパレータ42の出力はプラス電位(Hレベ
ル)からゼロ電位(Lレベル)に反転し、そのLレベル
の信号をワンショット回路44を介して前記アンド回路37
に出力する。
従って、走行用モータ1の電機子電流がその時の許容電
流値Imd以上流れると、このアンド回路37にて前記PTM36
から出力される前記周波数変調された走行用のパルス信
号は阻止され、その結果、前記走行用トランジスタ9は
オフ状態となり走行用モータ1への電源供給が遮断され
ることになる。
同様に、許容電流値Impに基づいて設定された荷役用基
準電圧は荷役用モータ2の電機子電流がその許容電流値
Impになった時、前記荷役用電流検出器13の検出結果に
基づいてコンパレータ43のマイナス側入力端子に出力さ
れる検出電圧と一致することになる。そして、荷役用モ
ータ2の電機子電流がその時の許容電流値Imp以上流れ
荷役用基準電圧よりその検出電圧が大きくなると、コン
パレータ43の出力はHレベルからLレベルに反転し、そ
のLレベルの信号をワンショット回路45を介して前記ア
ンド回路39に出力する。
従って、荷役用モータ2の電機子電流がその時の許容電
流値Imp以上流れると、このアンド回路39にて前記PTM36
から出力される前記周波数変調された荷役用のパルス信
号は阻止され、その結果、前記荷役用トランジスタ11は
オフ状態となり荷役用モータ2への電源供給が遮断され
ることになる。
なお、作業用メモリ46は読み出し及び書き替え可能なメ
モリ(RAM)であって、CPU34がその時々で演算処理をし
た時のその演算結果を一時記憶するようになっている。
次に、上記のように構成した許容電流値制御装置の作用
について説明する。
フォークリフトが荷役作業をすることなく走行している
とき、CPU34はアクセルペダル27の操作量に基づく走行
用制御信号をPTM36に出力する。PTM36はこの走行用制御
信号に基づいて周波数変調した走行用のパルス信号を出
力し走行用トランジスタ9にチョッパ信号SG1を出力し
て走行用モータ1をアクセルペダル27の操作量に対応し
た速度に駆動制御する。
なお、荷役用モータ2はリフトレバー22又はティルトレ
バー25が操作されていないので、荷役用トランジスタ11
にはチョッパ信号SG2が出力されておらず、同荷役用ト
ランジスタ11はオフ状態となり荷役用モータ2は停止し
ている。
一方、CPU34は容量検出装置33からの放電率信号SG8に基
づいてその時の走行用及び荷役用モータ1,2の許容電流
値Imd,Impの算出処理動作を実行する。CPU34は走行用電
流値信号SG6に基づいてこの時点では走行のみが行なわ
れていることを判断し、その時のバッテリー5の放電率
に基づく走行用モータ1の許容電流値Imdを算出する。
そして、CPU34はこの算出した許容電流値Imdに基づく基
準電圧をD/A変換器41を介してコンパレータ42に出力す
る。
反対にフォークリフトが停止した状態で荷役作業をして
いる場合には、CPU34は前記と同様に荷役用モータ2に
ついての許容電流値Impがその時のバッテリー5の放電
率に基づいて算出され、この算出された許容電流値Imp
に基づく基準電圧をD/A変換器41を介してコンパレータ4
3に出力する。
一方、同時に走行と荷役作業が行なわれている場合、CP
U34はアクセルペダル27の操作量に基づく走行用制御信
号をPTM36に出力するとともに、各レバー22,25の操作量
に基づく荷役用制御信号をPTM36に出力する。
PTM36はこの走行用制御信号に基づいて周波数変調した
走行用のパルス信号を出力し走行用トランジスタ9にチ
ョッパ信号SG1を出力して走行用モータ1をアクセルペ
ダル27の操作量に対応した速度に駆動制御する。又、こ
れと同時にPTM36は荷役用制御信号に基づいて周波数変
調した荷役用のパルス信号を出力し荷役用トランジスタ
11にチョッパ信号SG2を出力して荷役用モータ2を各レ
バー22,25の操作量に対応した速度に駆動制御する。
一方、CPU34は容量検出装置33からの放電率信号SG8に基
づいて前記と同様にその時の走行用及び荷役用モータ1,
2の許容電流値Imd,Impの算出処理動作を実行する。CPU3
4は走行用及び荷役用電流値信号SG6,SG7に基づいてこの
時走行と荷役作業を同時に行なわれていることを判断
し、その時のバッテリー5の放電率及び走行と荷役作業
を同時に行なわれていることに基づく走行用及び荷役用
モータ1,2の許容電流値Imd,Impをそれぞれ算出する。
そして、CPU34はこの算出した各許容電流値Imd,Impに基
づく基準電圧をD/A変換器41を介して各コンパレータ42,
43に出力する。
このように、本実施例においてはバッテリー5の放電率
が進むにつれて走行用モータ1及び荷役用モータ2の許
容電流値Imd,Impを第3図及び第4図に実線で示すよう
に下げるようにしたので、バッテリー5の放電率が進ん
だ状態での同バッテリー5の最高の消費電力を低く押え
ることができ、バッテリー5の寿命を延ばすことができ
る。
又、本実施例では荷役作業と走行が同時に行なわれてい
る状態、すなわち、バッテリー5が重負荷状態にある場
合にはその重負荷状態とその時のバッテリー5の放電率
に応じて走行用モータ1及び荷役用モータ2の許容電流
値Imd,Impを第3図及び第4図に破線で示すように変動
させるようにしたので、バッテリー5の寿命をさらに延
ばすことができるとともに、電装品の信頼性の向上を図
ることができる。
なお、前記実施例では荷役作業を優先して作業能率の向
上を図るように、走行と荷役作業が同時に行なわれてい
るとき、荷役用モータ2の許容電流値Impはバッテリー
5の放電率が進んでいないときには荷役作業のみの時と
同じ値になるように設定したが、これを走行用モータ1
の許容電流値Imdと同様に全体に下げるようにしてもよ
い。
又、前記実施例ではフォークリフトの走行用モータ1及
び荷役用モータ2について説明したが、これをその他の
電気機器に応用してもよい。
さらに、前記実施例では放電率に対する許容電流値を第
3図及び第4図に示すようにしたが、これを適宜変更し
て実施してもよい。
発明の効果 以上詳述したように、本発明によればバッテリーの延命
を図るとともに、電装品の信頼性の向上を図ることがで
きる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はフォークリフトの駆動回路図、第2図は許容電
流値制御装置の電気ブロック回路図、第3図はバッテリ
ーの放電率に対する走行用モータの許容電流値を説明す
るための図、第4図はバッテリーの放電率に対する荷役
用モータの許容電流値を説明するための図である。 図中、1は走行用モータ、2は荷役用モータ、5はバッ
テリー、8は走行用電流検出器、9は走行用トランジス
タ、11は荷役用トランジスタ、13は荷役用電流検出器、
21はリフトレバー操作量検出センサ、22はリフトレバ
ー、24はティルトレバー操作量検出センサ、25はティル
トレバー、26はアクセルペダル操作量検出センサ、27は
アクセルペダル、33は容量検出装置、34はCPU、35はプ
ログラムメモリ、42,43はコンパレータである。
フロントページの続き (72)発明者 尾関 峰夫 愛知県一宮市浅井町河田54 (72)発明者 鈴木 哲治 愛知県西春日井郡西枇杷島町押花5 若竹 寮 (56)参考文献 特開 昭52−4026(JP,A) 特開 昭47−30060(JP,A) 実開 昭58−196541(JP,U) 実開 昭57−47822(JP,U)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気機器を作動させるバッテリーと、 前記電気機器に流れる電流を検出する電流検出器と、 前記電流検出器が検出したその時の前記電気機器の電流
    値が当該電気機器の許容電流値に達したとき当該電気機
    器への電源供給を遮断する制御手段と からなる電気機器制御装置において、 前記バッテリーの放電率を検出するバッテリー容量検出
    装置と、 前記許容電流値をその時のバッテリーの放電率に相対し
    て変動させるように、前記バッテリー容量検出装置が検
    出したその時のバッテリーの放電率に対する前記電気機
    器の許容電流値を算出する算出手段と を備えた電気機器制御装置における許容電流値制御装
    置。
  2. 【請求項2】算出手段はバッテリーの放電率が進むにつ
    れて許容電流値を相対的に下げるように同許容電流値を
    算出するものである特許請求の範囲第1項に記載の電気
    機器制御装置における許容電流値制御装置。
  3. 【請求項3】複数個の電気機器を作動させるバッテリー
    と、 前記各電気機器に流れる電流をそれぞれ検出する各電流
    検出器と、 前記各電流検出器が検出したその時の当該電気機器の電
    流値が当該電気機器の許容電流値に達したとき当該電気
    機器への電源供給を遮断する制御手段と からなる電気機器制御装置において、 前記バッテリーの放電率を検出するバッテリー容量検出
    装置と、 前記各電気機器の駆動状態を検出する駆動状態検出器
    と、 前記駆動状態検出器からの検出信号に基づいて前記バッ
    テリーの負荷を割り出す割出し手段と、 前記各電気機器の許容電流値をその時のバッテリーの放
    電率と前記バッテリーの負荷とに相対して変動させるよ
    うに、前記バッテリー容量検出装置が検出したその時の
    バッテリーの放電率と前記割り出し手段が割り出したそ
    の時の負荷に対する前記各電気機器の許容電流値を算出
    する算出手段と を備えた電気機器制御装置における許容電流値制御装
    置。
  4. 【請求項4】駆動状態検出器は各電気機器毎に設けられ
    それぞれの電気機器の駆動状態をそれぞれ検出し、割り
    出し手段は各駆動状態検出器によって各電気機器の駆動
    の有無を割り出すものであり、算出手段は容量検出装置
    が検出したバッテリーの放電率と前記割り出し手段が割
    り出した各電気機器の駆動の有無とに対する前記各電気
    機器の許容電流値を算出するものである特許請求の範囲
    第3項に記載の電気機器制御装置における許容電流値制
    御装置。
  5. 【請求項5】駆動状態検出装置は前記各電気機器に流れ
    る電流をそれぞれ検出する電流検出器である特許請求の
    範囲第4項に記載の電気機器制御装置における許容電流
    値制御装置。
JP60009475A 1985-01-22 1985-01-22 電気機器制御装置における許容電流値制御装置 Expired - Lifetime JPH0732537B2 (ja)

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