JPH07322566A - 冷却装置の製造方法 - Google Patents
冷却装置の製造方法Info
- Publication number
- JPH07322566A JPH07322566A JP13493294A JP13493294A JPH07322566A JP H07322566 A JPH07322566 A JP H07322566A JP 13493294 A JP13493294 A JP 13493294A JP 13493294 A JP13493294 A JP 13493294A JP H07322566 A JPH07322566 A JP H07322566A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling pipe
- stator
- outer peripheral
- cooling
- mold
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 サーボモータ等のステータに冷却管を装着す
るときに、両者間の接触面積を大きく間隙が少なくして
モールド化する製造方法を得る。 【構成】 ステータ外周部に冷却管の外径と同一の螺旋
状の溝を穿設し、この溝にフレキシブルな良熱伝導度の
中空薄膜状の冷却管を巻回し、管の内部から流体圧を掛
けながらステータと管のそれぞれの外周部に樹脂をモー
ルドする。
るときに、両者間の接触面積を大きく間隙が少なくして
モールド化する製造方法を得る。 【構成】 ステータ外周部に冷却管の外径と同一の螺旋
状の溝を穿設し、この溝にフレキシブルな良熱伝導度の
中空薄膜状の冷却管を巻回し、管の内部から流体圧を掛
けながらステータと管のそれぞれの外周部に樹脂をモー
ルドする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、小型で高精密な回転制
御が行われるサーボモータの、自己内部発熱などによる
熱膨張に伴うサーボ演算の誤差を防止する冷却装置の製
造方法に関する。
御が行われるサーボモータの、自己内部発熱などによる
熱膨張に伴うサーボ演算の誤差を防止する冷却装置の製
造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来技術として見られる従来例には、ス
テータ外周部に冷却用管を樹脂モールドして装備した方
式が、一般に施行されている。
テータ外周部に冷却用管を樹脂モールドして装備した方
式が、一般に施行されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来例にお
いてはステータと管の接触面積が広く取れないことと、
両者間の折衝圧力を管理することができないため、冷却
効率が悪い状態であった。両者間に樹脂モールドが一旦
なされると、最早両者が一体化されるから、それから後
では手の施しようもない。ここにおいて、本発明は、従
来例の隘路を全て払拭し、理想的な冷却装置の製造方法
を提供することを目的とする。
いてはステータと管の接触面積が広く取れないことと、
両者間の折衝圧力を管理することができないため、冷却
効率が悪い状態であった。両者間に樹脂モールドが一旦
なされると、最早両者が一体化されるから、それから後
では手の施しようもない。ここにおいて、本発明は、従
来例の隘路を全て払拭し、理想的な冷却装置の製造方法
を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明は、 ステータ外周部と冷却管の接触面積を極力拡大化す
る、 ステータ外周部と接触する冷却管になお部から圧力
をかけて、両者の接触圧力をでき得る限り高める という冷却装置の製造方法である。すなわち、本発明
は、ステータ外周部に良熱伝導度の材質から成る可撓性
の冷却管と同じ断面の螺旋形状の溝を穿設し、その溝に
前記冷却管を巻回し、その冷却管の内部の管壁が十分に
膨張し拡張する程度に、気圧もしくは液圧をかけなが
ら、ステータ外周部と冷却管を囲繞するモールド型間
に、ステータ外周部と冷却管を一体化する熱可塑性の樹
脂モールドを行う冷却装置の製造方法である。
めに、本発明は、 ステータ外周部と冷却管の接触面積を極力拡大化す
る、 ステータ外周部と接触する冷却管になお部から圧力
をかけて、両者の接触圧力をでき得る限り高める という冷却装置の製造方法である。すなわち、本発明
は、ステータ外周部に良熱伝導度の材質から成る可撓性
の冷却管と同じ断面の螺旋形状の溝を穿設し、その溝に
前記冷却管を巻回し、その冷却管の内部の管壁が十分に
膨張し拡張する程度に、気圧もしくは液圧をかけなが
ら、ステータ外周部と冷却管を囲繞するモールド型間
に、ステータ外周部と冷却管を一体化する熱可塑性の樹
脂モールドを行う冷却装置の製造方法である。
【０００５】
【作用】本発明はこのような冷却装置の製造方法である
から、ステータ外周部と冷却管管の接触面積は最大であ
り、かつ両者間の接触間隙は全く無く、ステータ内部で
発生したジュール熱などは効率良く冷却管によりステー
タ外部に放出される。
から、ステータ外周部と冷却管管の接触面積は最大であ
り、かつ両者間の接触間隙は全く無く、ステータ内部で
発生したジュール熱などは効率良く冷却管によりステー
タ外部に放出される。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は、本発明の一実施例により生成された冷却
管を具えるサーボモータのステータの側断面図である。
１は薄板状の電気鋼板の積層されて成るステータコア、
２は電機子電流を流すステータに巻回されたコイルであ
り、３は例えば可撓性でかつ良熱伝導度の薄い金属製か
ら成る冷却管で本例では断面が円形である。４は熱可塑
性の樹脂モールドである。全ての図面において、同一符
号は同一もしくは相当部材を示す。図２は、本発明の一
実施例のステータの外周面に螺旋状に冷却管を巻回する
溝を穿設した状態を示す側面図である。冷却管３と同一
形状の螺旋状の溝を穿設した外周表面を形成しており、
そのステータ１の両端面部にステータ１のコイル２のコ
イルエンドが見える。図３は、本発明の一実施例におけ
るステータの外周表面部に螺旋状の冷却管をステータ外
周溝に巻回装着したときの側面図である。このような状
態のステータと冷却管をモールド一体化するときの手法
が本発明である。すなわち、図４は、本発明の一実施例
における冷却装置の製造方法を示す側断面図である。図
４において、Ｋ1aはモールド下型、Ｋ2aはモールド上型
を形成する。モールド下型Ｋ1aの構成部分のＫ1bはモー
ルド用ゲート、Ｋ1cは後述のＫ2cと共に冷却管の挿入孔
を成す冷却管挿入部、Ｋ1dはステータ１をモールド下型
Ｋ1aに位置決めするボルト閉め固定手段［マンドレル］
である。モールド上型Ｋ2aの構成部分のＫ2bは湯道、Ｋ
2cは先のＫ1cと共に冷却管の挿入孔を成す冷却管挿入部
である。このような準備段階を経てから、冷却管３の一
端Ｂから適度の気体もしくは液体の流体圧力を印加す
る。もっとも、冷却管３の他端は密閉しておく［不図
示］。その冷却管３は、たとえばフレキシブルな良熱伝
導度の銅，真鍮等の、薄膜状の円筒形状の金属管が挙げ
られる。この冷却管３はステータ１とモールド下型Ｋ1a
の間に挟まれ、管の内部からは空気圧，液体圧などの流
体圧が掛けられ、ステータ１の外周溝の表面と同一形状
となり、接触面も十分に取れ、ステータ１と冷却管３の
間隙は無い。次に、モールド上型Ｋ2aのＡ部から樹脂モ
ールドを入れて行く。Ｂ部からの流体圧力は、樹脂を含
浸が完了し、樹脂モールドが固形化するまで、掛け続け
る。樹脂モールドが固形化すれば、モールド下型Ｋ1a，
上型モールドＫ2aを分解して、冷却管が樹脂モールドし
て一体化した所要のステータが得られる。
する。図１は、本発明の一実施例により生成された冷却
管を具えるサーボモータのステータの側断面図である。
１は薄板状の電気鋼板の積層されて成るステータコア、
２は電機子電流を流すステータに巻回されたコイルであ
り、３は例えば可撓性でかつ良熱伝導度の薄い金属製か
ら成る冷却管で本例では断面が円形である。４は熱可塑
性の樹脂モールドである。全ての図面において、同一符
号は同一もしくは相当部材を示す。図２は、本発明の一
実施例のステータの外周面に螺旋状に冷却管を巻回する
溝を穿設した状態を示す側面図である。冷却管３と同一
形状の螺旋状の溝を穿設した外周表面を形成しており、
そのステータ１の両端面部にステータ１のコイル２のコ
イルエンドが見える。図３は、本発明の一実施例におけ
るステータの外周表面部に螺旋状の冷却管をステータ外
周溝に巻回装着したときの側面図である。このような状
態のステータと冷却管をモールド一体化するときの手法
が本発明である。すなわち、図４は、本発明の一実施例
における冷却装置の製造方法を示す側断面図である。図
４において、Ｋ1aはモールド下型、Ｋ2aはモールド上型
を形成する。モールド下型Ｋ1aの構成部分のＫ1bはモー
ルド用ゲート、Ｋ1cは後述のＫ2cと共に冷却管の挿入孔
を成す冷却管挿入部、Ｋ1dはステータ１をモールド下型
Ｋ1aに位置決めするボルト閉め固定手段［マンドレル］
である。モールド上型Ｋ2aの構成部分のＫ2bは湯道、Ｋ
2cは先のＫ1cと共に冷却管の挿入孔を成す冷却管挿入部
である。このような準備段階を経てから、冷却管３の一
端Ｂから適度の気体もしくは液体の流体圧力を印加す
る。もっとも、冷却管３の他端は密閉しておく［不図
示］。その冷却管３は、たとえばフレキシブルな良熱伝
導度の銅，真鍮等の、薄膜状の円筒形状の金属管が挙げ
られる。この冷却管３はステータ１とモールド下型Ｋ1a
の間に挟まれ、管の内部からは空気圧，液体圧などの流
体圧が掛けられ、ステータ１の外周溝の表面と同一形状
となり、接触面も十分に取れ、ステータ１と冷却管３の
間隙は無い。次に、モールド上型Ｋ2aのＡ部から樹脂モ
ールドを入れて行く。Ｂ部からの流体圧力は、樹脂を含
浸が完了し、樹脂モールドが固形化するまで、掛け続け
る。樹脂モールドが固形化すれば、モールド下型Ｋ1a，
上型モールドＫ2aを分解して、冷却管が樹脂モールドし
て一体化した所要のステータが得られる。
【０００７】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ステ
ータと冷却管の接触面積が十分に取れ、両者の間隙も無
く接触圧力も外部から加えることができ、ステータの冷
却効率の高い構造を得られことが可能という特段の効果
を奏することができる。
ータと冷却管の接触面積が十分に取れ、両者の間隙も無
く接触圧力も外部から加えることができ、ステータの冷
却効率の高い構造を得られことが可能という特段の効果
を奏することができる。
【図１】本発明の一実施例におけるステータの側断面図
【図２】本発明の一実施例のステータの外周面に螺旋状
に冷却管を巻回する溝を刻設した状態を示す側面図
に冷却管を巻回する溝を刻設した状態を示す側面図
【図３】本発明の一実施例における冷却管をその外周面
に螺旋状に巻回したステータの側面図
に螺旋状に巻回したステータの側面図
【図４】本発明の一実施例におけるステータを樹脂モー
ルドする形態を表す側断面図
ルドする形態を表す側断面図
１ ステータ ２ コイル ３ 冷却管 ４ 樹脂モールド Ｋ1a 下型 Ｋ1b 樹脂モールド用ゲート Ｋ1c 冷却管挿入部 Ｋ1d ステータ位置決めマンドレル Ｋ2a 上型 Ｋ2b 湯道 Ｋ2c 冷却管挿入部
Claims (1)
- 【請求項１】 ステータ外周部に良熱伝導度の材質から
成る可撓性の冷却管と同じ断面の螺旋形状の溝を穿設
し、その溝に前記冷却管を巻回し、その冷却管の内部の
管壁が十分に膨張し拡張する程度に、気圧もしくは液圧
をかけながら、前記ステータ外周部と前記冷却管を囲繞
するモールド型間に、前記ステータ外周部と前記冷却管
を一体化する熱可塑性の樹脂モールドを行うことを特徴
とする冷却装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13493294A JPH07322566A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 冷却装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13493294A JPH07322566A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 冷却装置の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07322566A true JPH07322566A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=15139935
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13493294A Pending JPH07322566A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 冷却装置の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07322566A (ja) |
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001346361A (ja) * | 2000-06-01 | 2001-12-14 | Tamagawa Seiki Co Ltd | 冷却装置 |
| JP2004297924A (ja) * | 2003-03-27 | 2004-10-21 | Nissan Motor Co Ltd | 回転電機の冷却構造 |
| US7514826B2 (en) | 2003-02-14 | 2009-04-07 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Stator coil cooling and method of manufacturing |
| JP2011229346A (ja) * | 2010-04-22 | 2011-11-10 | Tamagawa Seiki Co Ltd | 水冷モータおよびその製造方法 |
| WO2012047485A2 (en) * | 2010-10-05 | 2012-04-12 | Caterpillar Inc. | Stator with cooling system and associated motor |
| JP2013024425A (ja) * | 2011-07-14 | 2013-02-04 | Electric Power Dev Co Ltd | バーナ |
| JP2014079136A (ja) * | 2012-10-12 | 2014-05-01 | Kubota Corp | 液冷モータ |
| CN106849509A (zh) * | 2017-04-25 | 2017-06-13 | 沈阳工程学院 | 一种超高速永磁电机空心转子冷却结构 |
| CN108462318A (zh) * | 2017-02-22 | 2018-08-28 | 蔚来汽车有限公司 | 电机冷却结构、动力电机及电驱动*** |
| JP6419370B1 (ja) * | 2018-02-27 | 2018-11-07 | 株式会社フジクラ | 給電コネクタ、およびケーブル付き給電コネクタ |
| KR102097806B1 (ko) * | 2019-03-11 | 2020-04-06 | (주)케이이엠 | 일체형 수냉식 모터 하우징 제조방법 |
| CN113404928A (zh) * | 2021-06-25 | 2021-09-17 | 江苏盐阜电站阀门辅机制造有限公司 | 一种减温减压阀的新型减温装置 |
| WO2021246216A1 (ja) * | 2020-06-05 | 2021-12-09 | 住友ベークライト株式会社 | 回転電機及び回転電機の冷却構造 |
| JP2021192579A (ja) * | 2020-06-05 | 2021-12-16 | 住友ベークライト株式会社 | 回転電機及び回転電機の冷却構造 |
| KR20220049268A (ko) * | 2020-10-14 | 2022-04-21 | 주식회사 현대케피코 | 냉각튜브가 장착된 스테이터 구조체 및 이의 제조방법 |
-
1994
- 1994-05-24 JP JP13493294A patent/JPH07322566A/ja active Pending
Cited By (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| WO2012047485A3 (en) * | 2010-10-05 | 2012-06-21 | Caterpillar Inc. | Stator with cooling system and associated motor |
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| CN108462318B (zh) * | 2017-02-22 | 2022-04-26 | 蔚来(安徽)控股有限公司 | 电机冷却结构、动力电机及电驱动*** |
| CN108462318A (zh) * | 2017-02-22 | 2018-08-28 | 蔚来汽车有限公司 | 电机冷却结构、动力电机及电驱动*** |
| CN106849509A (zh) * | 2017-04-25 | 2017-06-13 | 沈阳工程学院 | 一种超高速永磁电机空心转子冷却结构 |
| JP2019149281A (ja) * | 2018-02-27 | 2019-09-05 | 株式会社フジクラ | 給電コネクタ、およびケーブル付き給電コネクタ |
| JP6419370B1 (ja) * | 2018-02-27 | 2018-11-07 | 株式会社フジクラ | 給電コネクタ、およびケーブル付き給電コネクタ |
| KR102097806B1 (ko) * | 2019-03-11 | 2020-04-06 | (주)케이이엠 | 일체형 수냉식 모터 하우징 제조방법 |
| WO2021246216A1 (ja) * | 2020-06-05 | 2021-12-09 | 住友ベークライト株式会社 | 回転電機及び回転電機の冷却構造 |
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