JPH0732214Y2 - バッテリ式産業車両のバッテリプラグ切離し装置 - Google Patents

バッテリ式産業車両のバッテリプラグ切離し装置

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JPH0732214Y2
JPH0732214Y2 JP14489988U JP14489988U JPH0732214Y2 JP H0732214 Y2 JPH0732214 Y2 JP H0732214Y2 JP 14489988 U JP14489988 U JP 14489988U JP 14489988 U JP14489988 U JP 14489988U JP H0732214 Y2 JPH0732214 Y2 JP H0732214Y2
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battery
plug
slide bar
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handle
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JP14489988U
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達弥 山口
則行 鈴木
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株式会社豊田自動織機製作所
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はバッテリ式産業車両、特にバッテリ式フォーク
リフトにおけるバッテリプラグを切り離すための装置に
関するものである。
[従来の技術] 第4図は従来一般のバッテリ式フォークリフトを示すも
のである。図示のバッテリ式フォークリフトは、バッテ
リ1を内装するバッテリケース2が運転席3内に設置さ
れており、バッテリケース2の上部開口を閉じるための
バッテリフード4がカウンタウェイト5に枢支されてい
る。バッテリケース2内のバッテリ1と、機台内に配置
されている種々の電気機器(図示しない)とは、ケーブ
ル6中に介設されているバッテリプラグ7により電気的
に接続されている。バッテリプラグ7は、電気機器に接
続される受け側プラグ8と、バッテリ1に接続される差
込み側プラグ9とから成り、受け側プラグ8は機台フレ
ームの後部垂直板10にボルト等で固定されている。
ところで、バッテリ式フォークリフトは、走行時に電気
接点の溶着や電気制御部品の故障等による緊急事態が発
生した場合、運転者がバッテリプラグ7を切り離し、事
故を未然に防ぐ必要がある。このために、従来では、第
5図に概略的に示す如くバッテリフード4に開口11を形
成すると共に、差込み側プラグ9にハンドル12を取り付
け、緊急時には該開口11から手を挿入して差込み側プラ
グ9のハンドル12を引くこととしている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上述したような従来構成では、開口に手
を挟む危険があり、また、この開口から雨水が侵入して
錆の発生や電気機器の故障等の原因となる恐れがある。
本考案の目的はかかる課題を解決するバッテリプラグ切
離し装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案によるバッテリプラグ切離し装置は、バッテリを
覆うためのバッテリフードが機台フレームに対して開閉
可能に枢支されており、相互連結される受け側プラグと
差込み側プラグとから成るバッテリプラグが前記バッテ
リフードの下側に配置されているバッテリ式産業車両に
おいて、機台内の電気機器に電気的に接続されている前
記受け側プラグを前記機台フレームに固定し、前記バッ
テリに電気的に接続されている前記差込み側プラグにハ
ンドルを固着し、スライドバーを前記差込み側プラグの
切離し方向に沿って摺動できるよう前記バッテリフード
の裏面に取り付け、前記スライドバーを前記バッテリプ
ラグから離れる方向に摺動させた場合に、前記ハンドル
と掛合してこれを引っ張るフックを前記スライドバーの
一端に形成し、前記バッテリフード上に揺動自在に支持
された操作レバーの作用端を、前記スライドバーを摺動
させるために、前記バッテリフードに設けた長穴を通し
て前記スライドバーに係合させ、平常時は前記スライド
バーを前記バッテリプラグ側に付勢し前記フックが前記
ハンドルと掛合しない位置に保持するためのばね手段を
設けたことを特徴としている。
[作用] 上記構成においては、バッテリフードを開けることな
く、操作レバーを操作することによりバッテリプラグを
切り離すことが可能となる。
[実施例] 以下、図面と共に本考案の好適な実施例について詳細に
説明するが、図中、同一又は相当部分には同一符号を用
いることとする。
第1図〜第3図は本考案のバッテリプラグ切離し装置を
示している。本考案が適用されるバッテリ式フォークリ
フトは、従来と同様に、運転席内にバッテリケース2が
設置され、このバッテリケース2の上部開口を閉じるた
めのバッテリフード4が、機台フレームの後部垂直板10
の上端でヒンジ機構13により枢支されている。また、バ
ッテリケース2内のバッテリ1から延びるケーブル6a
と、機台内に取り付けられている電気機器(図示しな
い)から延びるケーブル6bとは、後部垂直板10の上部の
開口14内に配置されているバッテリプラグ7により接続
されている。バッテリプラグ7は、その受け口を機台前
方に向けて支持ブラケット15にボルト16により固定され
た受け側プラグ8と、この受け側プラグ8に差し込まれ
る差込み側プラグ9とから構成されている。差込み側プ
ラグ9には略コの字状のハンドル12が固着され、前方に
延びている。
また、バッテリフード4の下面には、バッテリプラグ切
離し装置のスライドバー20が前後方向に摺動可能に取り
付けられている。より詳細には、スライドバー20は、断
面U字状のバー保持板21のU溝に嵌合され、このバー保
持板21の垂直部22上端をバッテリフード4の下面に溶着
することで、スライドバー20はバッテリフード4とバー
保持板21との間で摺動自在とされる。スライドバー20は
細長い鋼板から形成され、その後端部は下方に折り曲げ
られ、差込み側プラグ9のハンドル12と掛合可能なフッ
ク23が形成されている。
スライドバー20の前端部には、スプリングハンガー24が
ボルト25により横向きに取り付けられている。また、バ
ー保持板21の下面の各側にもスプリングハンガー26が固
着されており、他方のスプリングハンガー24の相対する
各端部間に引張りばね27が取り付けられている。このよ
うに両側に引張りばね27を配することにより、スライド
バー20に偏荷重が作用するのを防止でき、また、装置の
厚さを可能な限り薄くすることができる。この引張りば
ね27により、スライドバー20は常に後方側、即ちバッテ
リプラグ7側に付勢されることとなる。
バッテリフード4の上面には、操作レバー支持用ボック
ス28がボルト止めされており、このボックス28に操作レ
バー29がピン30により摺動自在に支持されている。操作
レバー29の操作端はボックス28の側部開口31を通って機
台前方に延び、ノブ32が取り付けられている。また、操
作レバー29の作用端は、バッテリフード4に設けられた
前後方向に延びる長穴33を通って、スライドバー20の中
心線上の適宜位置に設けられた貫通孔34に挿入されてい
る。この貫通孔34は、操作レバー29の揺動によるずれを
許容できるように、機台前後方向にやや長穴とされてい
る。
操作レバー29の操作端側が第1図に示す如くほぼ水平と
なっている場合(平常時位置)、スライドバー20のフッ
ク23は、差込み側プラグ9のハンドル12の被掛合部分1
2′とプラグ本体との間に配置され非掛合状態となって
いる。また、この平常時位置から、操作レバー29のノブ
23を上方に引き上げ緊急時位置とすると、作用端がスラ
イドバー20の貫通孔34の前端と係合してスライドバー20
が前方に移動し、フック23がハンドル12の被掛合部分1
2′に掛合し、更にこれを前方に引っ張って差込み側プ
ラグ9を受け側プラグ8から切り離す。この際、操作レ
バー29の揺動中心からノブ32までの距離は作用端までの
距離よりも相当に長いので、軽い力でバッテリプラグ7
の切離しを行うことができる。
前述したように、平常時にはスライドバー20のフック23
はバッテリプラグ7のハンドル12と掛合しておらず、バ
ッテリフード4の開閉は何等妨げられない。
尚、上記実施例では、バッテリフード4に設けられた長
穴33はスライドバー20により閉じられていると共に操作
レバー支持用ボックス28により覆われているので、雨水
がこの長穴33を通って機台内に流入することは殆どない
が、バッテリフード4の下面に、長穴33を取り囲む形で
ゴムシール等を張り付け、スライドバー20と接触させる
ようにすると、更に防水性が向上し好適である。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、バッテリフード下にあ
るバッテリプラグを、バッテリフードを開けることなく
運転席から切り離すことができ、緊急時に迅速な対応が
できるので、安全性の面で極めて優れている。また、操
作レバーを用い、てこの作用で切離しを行うので、操作
力は極めて小さくて済む。更に、従来のようにバッテリ
フードに大きな開口を設けないので、雨水の侵入が殆ど
なく、手を開口に挟む心配もなく、また、デザイン的に
も優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるバッテリプラグ切離し装置を示す
縦断面図、第2図は第1図のA-A線に沿っての断面図、
第3図はバッテリプラグ切離し装置の分解斜視図、第4
図は従来一般のバッテリ式フォークリフトの側面図、第
5図は従来のバッテリプラグ切離し手段を示す説明図で
ある。図中、 1……バッテリ、2……バッテリケース 4……バッテリフード、7……バッテリプラグ 8……受け側プラグ、9……差込み側プラグ 10……後部垂直板、12……ハンドル 20……スライドバー、21……バー保持板 23……フック、27……引張りばね 29……操作レバー、32……ノブ 34……貫通孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バッテリを覆うためのバッテリフードが機
    台フレームに対して開閉可能に枢支されており、相互連
    結される受け側プラグと差込み側プラグとから成るバッ
    テリプラグが前記バッテリフードの下側に配置されてい
    るバッテリ式産業車両において、機台内の電気機器に電
    気的に接続されている前記受け側プラグを前記機台フレ
    ームに固定し、前記バッテリに電気的に接続されている
    前記差込み側プラグにハンドルを固着し、スライドバー
    を前記差込み側プラグの切離し方向に沿って摺動できる
    よう前記バッテリフードの下面に取り付け、前記スライ
    ドバーを前記バッテリプラグから離れる方向に摺動させ
    た場合に前記ハンドルと掛合してこれを引っ張るフック
    を前記スライドバーの一端に形成し、前記バッテリフー
    ド上に揺動自在に支持された操作レバーの作用端を、前
    記スライドバーを摺動させるために、前記バッテリフー
    ドに設けた長穴を通して前記スライドバーに係合させ、
    平常時は前記スライドバーを前記バッテリプラグ側に付
    勢し前記フックが前記ハンドルと掛合しない位置に保持
    するためのばね手段を設けたことを特徴とするバッテリ
    式産業車両のバッテリプラグ切離し装置。
JP14489988U 1988-11-08 1988-11-08 バッテリ式産業車両のバッテリプラグ切離し装置 Expired - Lifetime JPH0732214Y2 (ja)

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JP14489988U JPH0732214Y2 (ja) 1988-11-08 1988-11-08 バッテリ式産業車両のバッテリプラグ切離し装置

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JPH0265615U JPH0265615U (ja) 1990-05-17
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JP14489988U Expired - Lifetime JPH0732214Y2 (ja) 1988-11-08 1988-11-08 バッテリ式産業車両のバッテリプラグ切離し装置

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JP4563717B2 (ja) * 2004-04-08 2010-10-13 日本輸送機株式会社 バッテリフォークリフト

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JPH0265615U (ja) 1990-05-17

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