JPH073217U - 高張力ケーブル用引留クランプ - Google Patents

高張力ケーブル用引留クランプ

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JPH073217U
JPH073217U JP3691593U JP3691593U JPH073217U JP H073217 U JPH073217 U JP H073217U JP 3691593 U JP3691593 U JP 3691593U JP 3691593 U JP3691593 U JP 3691593U JP H073217 U JPH073217 U JP H073217U
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cable
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clamp body
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茂夫 生野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】6600V高圧配電線路等における無停電工事
の際に、柱上作業であっても、簡単かつ確実にバイパス
ケ−ブルを着脱できる高張力ケ−ブル用引留めクランプ
の提供を目的とする。 【構成】従来の楔方式に代わり、リンク機構を利用し、
平行的に上下移動できる締め付け金具を、固定したクラ
ンプ本体のケ−ブル把持部に押圧してケ−ブルを把持す
る構造になっているが、ケ−ブルの着脱を容易にするた
めに、ア−ムの基部にスプリングを組み込み、締め付け
金具が下方に開いた状態からフリ−にされると、自動的
に上方に上がり元の位置に復帰するように構成されてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はケ−ブルの引き留めクランプに係るもので、詳しくは6600V 高圧配電線路等における無停電工事の際に、バイパスケ−ブルを一時的に引き留 めるクランプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来は、高張力ケ−ブル用引き留めクランプとしては、図3及び図4に示す ように、クランプ本体10に、半割りの楔20を装着してなる引き留めクランプ において、楔20間にバイパスケ−ブル(図3では仮想点線で示している)を噛 ませて、支持金具30を矢印の方向に引っ張り、引き留めていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べた構造の引き留めクランプでは、楔20が半割りになり、分 割されているので、ケ−ブルを装着する際に、楔20の部分を両手できつく押さ え付け、楔20をケ−ブルのシ−スに少し食い込ませた状態で張力を加えなけれ ば、ケ−ブルがすべり、クランプに固定させることができないという問題点があ った。
【0004】 また、無停電工事は殆どが柱上作業になるので、楔を両手で押さえ付ける作 業は不可能に近く、片手で押さえ付ける場合でも、不安全作業になり、熟練者で あっても作業がやりにくいという問題点があった。
【0005】 さらに、無停電工事終了後、ケ−ブルをクランプからはずす際に、楔がケ− ブルシ−スにきつく食い込んでいるので、ハンマ−等で楔をたたかないとはずれ ないという問題点があり、これらの問題点を有しない構造の高張力ケ−ブル用引 留クランプが要望されていた。 この考案はこのような要望に応え、ケ−ブルの着脱が簡単、かつ確実に行なえる 高張力ケ−ブル用引留クランプの提供を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上部にケ−ブル把持溝を有するクランプ本体の基部に適宜間隔を置いて複数 個のア−ムの下端を回転自在に枢着し、ケ−ブル引き留め方向とは反対方向に適 宜角度傾斜させた各ア−ムの上端を同じ間隔を置いて、一端にフック金具を装着 し、上端にケ−ブル把持溝を有する締め付け金具の下端に回転自在に取り付け、 常時は締め付け金具が所定の締め代を保って上方に位置するように、前記枢着部 で各ア−ムの下端とクランプ本体の基部とをスプリングで連結するのである。
【0007】
【作用】
締め付け金具の移動はア−ムにより拘束され、常時はスプリングの作用で、 所定の締め代を保って上方に位置しているが、フック金具をケ−ブル引き留め方 向とは反対方向に親指等で押すと、ア−ムが回転し、締め付け金具が下側に平行 的に下がり、ケ−ブルの装着が可能なように開口する。
【0008】 この状態で、ケ−ブルをクランプ本体のケ−ブル把持溝と締め付け金具のケ −ブル把持溝の間に装着し、フック金具に加えていた押圧力を解くと、締め付け 金具は、スプリングの作用で自動的に上側に押し上げられ、ケ−ブルシ−スを把 持する。ついで、牽引ロ−プを引っ張ると、締め付け金具はさらに上側に押し上 げられ、ケ−ブルシ−スを強く把持し、すべりはなくなる。
【0009】
【実施例】
この考案の実施の一例を図1及び図2について説明すると、上部にケ−ブル 把持溝1を有するクランプ本体2の基部にア−ム3,3’の下端を適宜間隔を置 いて回転自在に枢着し、このア−ム3,3’の上端をケ−ブル引き留め方向とは 反対方向に適宜角度傾斜させ下端と同じ間隔を置いて、一端にフック金具4を装 着し、上端にケ−ブル把持溝5を有する締め付け金具6の下端に回転自在に取り 付け、常時は締め付け金具6が所定の締め代tを保って上方に位置するように、 前記枢着部でア−ム3,3’の下端とクランプ本体2の基部とをスプリング7で 連結するのである。なお、8は牽引ロ−プである。
【0010】 クランプ本体や締め付け金具の材質は、軽さの点からアルミ合金が好ましい。 使用しない常時には、スプリング7のバネ力に余力を残して、締め付け金具6に 所定の締め代tを保持させておく方法にはいろいろなものがあるが、例えば、締 め付け金具6とクランプ本体2の一部を部分的にタッチさせバネ力の余力を受け 止めさせるというやり方が簡単である。また、締め代tと同じ厚さのスペ−サを 装着しておいてもよい。
【0011】 実施に際しては、まず、図1においてフック金具4を親指で軽く右側に押す と、ア−ム3,3’が回転し、締め付け金具6が下側に下がり、ケ−ブルを装着 できる程度に開口する。ついで、ケ−ブルをその開口部からケ−ブル把持溝5に 装着し、親指をフック金具4から離すと、ア−ム3,3’はスプリング7のバネ 力で前とは逆方向に回転し、締め付け金具6を上側に自動的に押し上げ、クラン プ本体2のケ−ブル把持溝1と締め付け金具6のケ−ブル把持溝5との間に把持 する。ついで、牽引ロ−プ8を左方向に引っ張ると、締め付け金具6はさらに上 側に押し上げられて、ケ−ブルを強く把持するのである。
【0012】 工事終了後、ケ−ブルをクランプからはずす場合には、フック金具4を親指 で軽く右側に押すと、ア−ム3,3’が回転し、締め付け金具6が下側に下がる ので、容易にはずすことができる。
【0013】
【効果】
この考案は上述のように構成されているので、次のような効果を発揮する。
【0014】 従来のように、両手若しくは片手で強く楔を押圧する作業がなく、軽く親指 等でフック金具を押し、ケ−ブル装着後は、親指等を離すだけでよいので、柱上 作業であっても、容易にケ−ブルを装着できる。
【0015】 牽引ロ−プを引くと、ア−ムが回転し、着実に締め付け金具を押し上げるの で、従来のようなすべりがない。
【0016】 作業後、ケ−ブルをクランプからはずす際には、軽く親指等でフック金具を 押すだけでよいので、従来に比し作業が簡単になる。 この考案は以上のような効果を発揮し、その工業的利用価値は顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施の一例を示す正面図である。
【図2】この考案の実施の一例を示す右側面図である。
【図3】従来の実施例を示す正面図である。
【図4】従来の実施例を示す右側面図である。
【符号の説明】
1 ケ−ブル把持溝 2 クランプ本体 3 ア−ム 3’ア−ム 4 フック金具 5 ケ−ブル把持溝 6 締め付け金具 7 スプリング 8 牽引ロ−プ 10 従来のクランプ本体 20 楔 30 支持金具 t 締め代

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部にケ−ブル把持溝(1)を有するクラ
    ンプ本体(2)の基部にア−ム(3,3’)の下端を適
    宜間隔を置いて回転自在に枢着し、該ア−ム(3,
    3’)の上端をケ−ブル引き留め方向とは反対方向に適
    宜角度傾斜させ同じ間隔を置いて、一端にフック金具
    (4)を装着し、上端にケ−ブル把持溝(5)を有する
    締め付け金具(6)の下端に回転自在に取り付け、常時
    は締め付け金具(6)が所定の締め代(t)を保って上
    方に位置するように、前記枢着部でア−ム(3,3’)
    の下端とクランプ本体(2)の基部とをスプリング
    (7)で連結したことを特徴とする高張力ケ−ブル用引
    留クランプ
JP1993036915U 1993-06-10 1993-06-10 高張力ケ―ブル用引留クランプ Expired - Fee Related JP2511969Y2 (ja)

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JPH073217U true JPH073217U (ja) 1995-01-17
JP2511969Y2 JP2511969Y2 (ja) 1996-09-25

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5064709U (ja) * 1973-10-04 1975-06-11
KR20150004077A (ko) * 2013-07-02 2015-01-12 한국전력공사 배전용 저압전선 클램프
JP2016116416A (ja) * 2014-12-17 2016-06-23 株式会社永木精機 延線クランプ

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5183738A (en) * 1974-12-19 1976-07-22 Ibm Moji no atsushukujohochozohoho
JPS531572U (ja) * 1976-06-24 1978-01-09
JPH0488310U (ja) * 1990-12-10 1992-07-31

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