JPH07319533A - プラント制御装置 - Google Patents

プラント制御装置

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JPH07319533A
JPH07319533A JP6131304A JP13130494A JPH07319533A JP H07319533 A JPH07319533 A JP H07319533A JP 6131304 A JP6131304 A JP 6131304A JP 13130494 A JP13130494 A JP 13130494A JP H07319533 A JPH07319533 A JP H07319533A
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JP
Japan
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maintenance
signal
output
input
control device
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JP6131304A
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Setsuo Arita
節男 有田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制御装置の機能を検査する保守作業時におい
ても、プラントを自動制御することが可能なプラント制
御装置を提供することにある。 【構成】 制御装置2は、制御用の入力信号As、Bs
と共に保守用の入力信号7a、8aを時分割で取込むア
ナログ入力回路4、ディジタル入力回路5及び制御用の
出力信号Cs、Bsと共に保守用の出力信号7a、8a
を時分割で出力するアナログ出力回路7、ディジタル出
力信号8を備え、演算処理ユニット6が保守のための入
力及び出力用の保守データを制御用の入力及び出力用の
信号と共に時分割で演算処理を実行し、該保守のための
出力用の保守データと保守のための入力用の保守データ
を保守インタフェース3を介して保守装置1に出力す
る。保守装置1は、これらのデータを比較判定して、制
御装置2の検査を自動的に実施し、結果を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラントを制御する制
御装置の保守点検、特に、単一系の制御装置の保守点検
を行うプラント制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、原子力プラントや火力プラント
などの重要なプラントにおいては、高信頼性の観点か
ら、制御装置の機能について保守点検することが必要と
されている。ところで、この制御装置の保守点検は、プ
ラント停止期間の短縮、保守作業の平準化、保守時期の
集中化の回避、保守作業の削減を図るため、プラントの
運転中に実施できることが望まれる。従来、プラント運
転時に制御装置の保守点検を行う技術として、例えば特
開昭57−176421号公報に記載されている技術が
ある。この公報の技術は、制御装置の保守点検時、制御
装置の入力と出力を保守装置に切り換えて、制御装置に
代って手動バックアップ装置から制御信号を出力してプ
ラント制御を行い、一方、保守装置から保守点検を行う
制御装置に点検信号を与え、制御装置の出力信号を保守
装置で取込み、点検するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来技術は、制御
装置の入力と出力を保守装置に切り換えて、制御装置の
動作を点検する構成であるため、制御装置の保守時(点
検時)には、制御装置から制御信号が出力されない。こ
のために、保守時には、制御装置に代わって、手動バッ
クアップ装置から手動バックアップ信号が制御対象に出
力されるようにしているものの、フィードバック制御系
が構成されないため、プラントに何らかの外乱が発生し
た場合には、適切な制御ができないという問題がある。
本発明は、以上の点に鑑みなされたものであり、その発
明の目的は、制御装置の検査を実施する保守時において
も、プラントの自動制御を可能とするプラント制御装置
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、多数の被制
御対象を制御するための制御信号を前記各制御対象に対
して順次出力する制御装置と、該制御装置の点検を行う
保守装置を具備するプラント制御装置において、該制御
装置の一連の出力周期における所定期間に該制御装置か
ら前記制御信号と共に出力する保守信号と、該保守信号
に基づき該制御装置に取込む保守用入力信号とによって
該制御装置の点検を行うことにより、達成される。
【0005】
【作用】本発明は、制御装置が被制御対象に制御用信号
を順次出力すると共に時分割で保守用信号を出力し、こ
の保守用信号に基づいて制御装置の保守点検を行うこと
により、制御処理と保守処理を同時に実行可能とするこ
とができ、プラントに外乱が発生しても安定な制御を可
能とし、かつ、制御信号に変化を生じさせることなく、
制御装置の点検を実施することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。なお、各図の番号の等しい部分は相当部を示す。図
1は、本発明の一実施例である単一制御装置を示す構成
図である。図1において、1は保守装置、2は制御装
置、2Aはデータバス、3は保守インタフェース、4は
アナログ入力回路、5はディジタル入力回路、6は演算
処理ユニット、7はアナログ出力回路、8はディジタル
出力回路、7aは保守用アナログ信号、8aは保守用デ
ィジタル信号、A1〜Amはアナログセンサ、B1〜Bn
ディジタルセンサ、C1〜Ciはアナログアクチュエー
タ、D1〜Djはディジタルアクチュエータ、Asは制御
用アナログ入力信号、Bsは制御用ディジタル入力信
号、Csは制御用アナログ出力信号、Dsは制御用ディ
ジタル出力信号を示す。制御装置2は、演算処理ユニッ
ト6、アナログ入力回路4、ディジタル入力回路5、ア
ナログ出力回路7、ディジタル出力回路8及び保守装置
1とのデータ送受を行う保守インタフェース3によって
構成され、データバス2Aによって各部間でデータの送
受が実施される。アナログ入力回路4は、アナログセン
サA1〜Anからの制御用アナログ入力信号Asを演算処
理ユニット6の指令により入力する。ディジタル入力回
路5は、リミットスイッチなどのディジタルセンサB1
〜Bnからの制御用ディジタル入力信号Bsを演算処理
ユニット6の指令により入力する。アナログ出力回路7
は、演算処理ユニット6の指令によりアナログアクチュ
エータC1〜Ciに制御用アナログ出力信号Csを出力す
る。ディジタル出力回路8は、演算処理ユニット6の指
令により開閉器やオン・オフ電磁弁などのディジタルア
クチュエータD1〜Djに制御用ディジタル出力信号Ds
を出力する。なお、図1の制御装置1は、入力信号につ
いては各種のセンサからの信号を入力し、出力信号につ
いては各種のアクチュエータへ信号を出力する構成とし
ているが、センサばかりでなく、別の制御装置からのア
ナログ信号やディジタル信号を入力する構成であった
り、信号の出力にあたっては、アクチュエータばかりで
なく、他の制御装置へアナログ信号やディジタル信号を
出力する構成であってもよい。このように構成した制御
装置1の保守は、保守装置1を制御装置2の保守インタ
フェース3に接続し、保守装置1において、演算処理ユ
ニット6から保守インタフェース3を介して転送される
データをもとに判定し、制御装置2の健全性を評価す
る。保守用アナログ信号7aは、アナログ出力回路7か
らアナログ入力回路4にフィードバックする構成とし、
保守用ディジタル信号8aは、ディジタル出力回路8か
らディジタル入力回路5にフィードバックする構成とす
る。
【0007】図2に、制御装置2の各々の入力回路及び
出力回路の構成を示す。アナログ入力回路4は、アナロ
グ入力バッファ41〜43、マルチプレクサ44及びアナ
ログ・ディジタル変換器45からなる。アナログ入力バ
ッファ41〜43は制御用アナログ入力信号Asと共に保
守用アナログ信号7aを取込む。マルチプレクサ44
アナログ入力バッファ41〜43からの出力信号をスキャ
ンし、アナログ・ディジタル変換器45にスキャンした
信号を出力する。アナログ・ディジタル変換器45は入
力のアナログ信号をディジタル信号に変換する。ディジ
タル入力回路5は、ディジタル入力バッファ51〜53
らなり、制御用ディジタル入力Bsと共に保守用ディジ
タル信号8aを取込み、ディジタル入力バッファ51
3を介してディジタル信号を出力する。アナログ出力
回路7は、ディジタル・アナログ変換器71、デマチプ
レクサ72及びアナログ出力バッファ73〜75からな
る。ディジタル・アナログ変換器71は、入力したディ
ジタル信号をアナログ信号に変換し、この結果をデマチ
プレクサ72を介してアナログ出力バッファ73〜75
出力し、制御用アナログ出力信号Csと共に保守用アナ
ログ信号7aを出力する。ディジタル出力回路8は、デ
ィジタル出力バッファ81〜83からなり、入力したディ
ジタル信号をディジタル出力バッファ81〜83を介して
制御用ディジタル出力信号Dsと共に保守用ディジタル
信号8aを出力する。
【0008】図3に、制御装置2の制御処理タイミング
を示す。制御装置2の演算処理ユニット6は、制御処理
と保守のための処理を時分割で実施し、制御装置2をオ
ンラインで保守する点に特徴がある。制御装置2は、あ
らかじめ定めた制御周期T内で保守のための処理を含め
た制御処理Zを実施する。一般に、制御処理Zは制御周
期Tよりも短くなるように設定し、制御処理を実施しな
いアイドリング状態(待機状態)を設ける。なお、アイド
リング状態を設けなく、制御処理Zと制御周期Tを等し
くしてもよい。制御処理Zは、図3に示すように、入力
処理、演算処理、出力処理からなる。入力処理は、アナ
ログ信号の入力処理aとディジタル信号の入力処理bか
らなり、アナログ入力回路4とディジタル入力回路5か
らこれらの入力信号を取込む。保守用アナログ信号7a
の取込みはアナログ信号の入力処理aによって実行し、
保守用ディジタル信号8aの取込みはディジタル信号の
入力処理bによって実行する。演算処理は、制御演算処
理と保守データ処理からなり、制御に係わる処理は制御
演算処理によって実行し、保守に係わる処理は保守デー
タ処理によって実行する。出力処理は、アナログ信号の
出力処理cとディジタル信号の出力処理dからなり、ア
ナログ出力回路7とディジタル出力回路8から出力信号
を出力する。保守用アナログ信号7aの出力はアナログ
信号の出力処理cによって実行し、保守用ディジタル信
号8aの出力はディジタル信号の出力処理dによって実
行する。そして、各信号の入力処理、演算処理、出力処
理は、全て時分割によって実施する。
【0009】演算処理ユニット6は、制御装置2の入力
信号As,Bs,7a,8a及び出力信号Cs,Ds,
7a,8aを処理する。これらの信号のデータ構成を図
4に示す。(a)の出力データの構成は、アナログアク
チュエータC1〜Ciへの出力データ及びアナログ入力回
路4への保守用アナログ信号7aの保守用出力データ7
2、ディジタルアクチュエータD1〜Djへの出力デー
タ及びディジタル入力回路5への保守用ディジタル信号
8aの保守用出力データ8a2からなり、演算処理ユニ
ット6によって各アナログ出力回路7、ディジタル出力
回路8から出力され、また、(b)の入力データの構成
は、アナログセンサA1〜Anからの入力データ及びアナ
ログ出力回路7からの保守用アナログ信号7aの保守用
入力データ7a1、ディジタルセンサB1〜Bnからの入
力データ及びディジタル出力回路8からの保守用ディジ
タル信号8aの保守用入力データ8a1からなり、演算
処理ユニット6によって各アナログ入力回路4、ディジ
タル入力回路5に取込まれる。これらの各データは、時
分割処理に対応したデータ構成となっており、例えば、
上から下に向かってデータが時分割で出力あるいは入力
される。
【0010】保守データ処理は、図5に示すフローによ
って実施する。この処理は演算処理ユニット6によって
実行される。入力信号の取込み及び出力信号の出力は図
3の入力処理及び出力処理によって実行され、図4に示
す構成のデータは演算処理ユニット6に記憶される。保
守データ処理は、この図4に示すデータに基づいた処理
である。まず、ステップ1で、保守用出力データとして
出力すべきデータを選択する。保守用アナログ信号7a
としては、制御装置2の出力と入力に関する部分の健全
性を評価するために、アナログ出力回路7の出力レベル
が例えば最小0Vで最大が10Vであるとすると、この
出力レベルの範囲内で複数レベルの信号を選択し、出力
する。具体的には、例えば3レベルの信号で評価する場
合には、まず0Vの信号を選択し、この選択した0V信
号を演算処理ユニット6からアナログ出力回路7を通し
て出力し、この出力信号をアナログ入力回路4を通して
演算処理ユニット6に取込む。この処理を複数回、例え
ば100回繰り返す。次に5Vの信号を選択し、この選
択した5V信号を同様に出力し、この出力信号を取込
み、これを100回繰り返す。最後に10Vの信号を選
択し、この選択した10V信号を同様に出力し、この出
力信号を取込み、この処理を100回繰り返す。保守用
ディジタル信号8aの場合には、論理“0”,“1”に
ついて同様な処理を実行する。なお、アナログ出力回路
7とアナログ入力回路4の入出力の信号レベルが一致し
ない場合には保守用アナログ信号に関してレベル変換回
路(図示せず)を両回路間に設ければよい。ディジタル
出力回路8及びディジタル入力回路5についても入出力
の信号レベルが一致しなければ、同様にレベル変換回路
(図示せず)を設ければよい。次に、ステップ2で、演
算処理ユニット6の入力データエリア(図4(b)のデ
ータ構成に対応)に記憶されている保守用入力データ7
1,8a1(図4参照)及び演算処理ユニット6から出力
した保守用出力データ7a2,8a2を保守インタフェー
ス3へ転送する。ただし、保守用出力データをまだ出力
していない時は、保守インタフェース3へのデータ転送
はしない。この場合つまり1回目の処理は、保守用出力
データをまだ出力していないので、保守インタフェース
3へのデータ転送はしない。ステップ3では、選択した
保守用信号を出力データエリア(図4(a)のデータ構
成に対応)に保守用出力データ7a2,8a2(図4参照)
としてセットする。ステップ4では、このセット回数が
所定値になったか否かを判定する。これは、同一レベル
の信号を所定回数(例えば、100回)出力したかを判定
するためのものであり、NOであれば、ステップ7でセ
ット回数を更新して、ステップ1に戻る。YESであれ
ば、ステップ5で、次の保守用出力データ7a2,8a2
を出力するための処理を実施して、ステップ6でセット
回数をリセットしてステップ1に戻る。ここで、ステッ
プ5では、例えば、レベル0Vの保守用アナログ信号の
出力が100回になれば、次は3Vの保守用アナログ信
号を出力することになるが、このような信号レベルある
いは保守用ディジタル信号の場合の論理値の変更のため
の処理を実行する。図5の1回目の処理が完了して、2
回目の処理に入れば、ステップ2では、1回目の処理で
入力データエリアに記憶している保守用入力データ7a
1,8a1と2回目の処理で出力する保守用出力データ7
2,8a2を保守インタフェース3に転送することにな
る。つまり、1回目の処理でアナログ出力回路7及びデ
ィジタル出力回路8より制御用アナログ信号Csや制御
用ディジタル出力信号Dsと共に時分割で出力した保守
用アナログ信号7a及び保守用ディジタル信号8aをア
ナログ入力回路4及びディジタル入力回路5を通して取
込み、入力データエリアに記憶し、2回目の処理で出力
した保守用出力データ7a2,8a2と1回目の処理で取
込んだ保守用入力データ7a1,8a1を保守インタフェ
ース3に転送する。保守装置1は、この転送された保守
用入力データ7a1,8a1と保守用出力データ7a2
8a2の内容を判定し、制御装置2の健全性を評価す
る。これにより、プラント制御の継続性を確保しつつ、
制御装置2の健全性を評価することができる。本実施例
では、図2において、制御装置2を構成するアナログ入
力バッファ41〜43、ディジタル入力バッファ51
3、アナログ出力バッファ73〜75、ディジタル出力
バッファ81〜83の一部の検査はできないものの、その
他の大半の部分の検査は可能である。また、演算処理ユ
ニット6において保守データ処理が実行されることによ
り、演算処理ユニット6の機能も合わせて検査すること
が可能であるため、制御装置2の健全性をプラント制御
と並行してオンラインで実行することが可能である。
【0011】図6は、保守装置1の処理フローを示す。
保守装置1は、ステップ1で保守インタフェース3から
のデータ(保守用出力データ7a2,8a2とこの取込み
結果の保守用入力データ7a1,8a1)を取込み、ステ
ップ2で、取込みデータの統計処理を実施する。具体的
には、保守用出力データごとに平均値、分散を求める。
次に、ステップ3で、この処理結果があらかじめ定めら
れている基準値に入っているか否かを判定する。最後
に、ステップ4で、この結果を図示していないCRTや
プリンタに出力し、保守員に検査結果を提示する。判定
結果の出力においては、平均値、分散、基準値、合格か
否かの判定結果を出力するので、制御装置2の健全性の
度合を保守員が判定することが可能となる。このように
して、保守装置1は、制御装置2の健全性を自動判定す
る。
【0012】次に、図7に、本発明の他の実施例である
単一制御装置の構成を示す。図1と異なる点は、アナロ
グ入力回路4、ディジタル入力回路5、アナログ出力回
路7、ディジタル出力回路8を演算処理ユニット6と物
理的に離れた場所に設置する構成とすることである。図
7において、9は制御装置の中央処理装置、13は制御
装置の遠隔入出力ユニット、14は伝送路を示す。プラ
ント制御の場合は、プラント現場側にセンサやアクチュ
エータが設置されることが多く、中央制御室に制御装置
の中央処理装置9を設置し、プラント現場側に遠隔入出
力ユニット13を設置し、両者を伝送路14によって接
続する構成とすることが多い。中央制御室に設けた制御
装置の中央処理装置9は、演算処理ユニット6、伝送回
路10、データバス9A及び保守装置1とのデータ送受
を行なう保守インタフェース3からなり、現場に設けた
遠隔入出力ユニット13は、入出力制御ユニット12、
伝送回路11、アナログ出力回路7、ディジタル出力回
路8、アナログ入力回路4、ディジタル入力回路5及び
データバス13Aからなる。入出力制御ユニット12
は、伝送回路11を介して制御装置の中央処理装置9と
のデータ送受、アナログ出力回路7やディジタル出力回
路8へのデータ出力、アナログ入力回路4及びディジタ
ル入力回路5からのデータ入力及びその制御を実施す
る。本実施例の場合も、アナログ出力回路7の出力の一
部をアナログ入力回路4の入力に接続し、保守用アナロ
グ信号7aをアナログ出力回路7からアナログ入力回路
4にフィードバックする。また、ディジタル出力回路8
の出力の一部をディジタル入力回路5の入力に接続し、
保守用ディジタル信号8aをディジタル出力回路8から
ディジタル入力回路5にフィードバックする。本実施例
は、図4に示すデータの構成が演算処理ユニット6に記
憶され、図1の実施例と同様に、演算処理ユニット6が
図3に示す処理を実施し、図5に示す保守データ処理を
実行して、出力した保守用信号7a,8aの出力データ
7a2,8a2と取込んだ入力データ7a1,8a1を遠隔
入出力ユニット13の伝送回路11から中央処理装置9
の伝送回路10に伝送し、保守インタフェース3を介し
て保守装置1に転送する。保守装置1は、図6に示す処
理を実行して、図1の場合と同様にして、この制御装置
の健全性をオンラインで評価する。このように、制御装
置の演算処理ユニット6が入力回路4,5や出力回路
7,8と物理的に離れた場所に設置されるような制御装
置の構成においても、制御の継続性を確保しつつ、制御
装置の健全性をオンラインで評価することが可能であ
る。
【0013】図8に、本発明の他の実施例である単一制
御装置の構成を示す。プラント運転においては、中央制
御室に運転操作盤が設置され、この運転操作盤を用いて
プラントの運転が行われる。この運転操作盤には、複数
の指示計、スイッチ、表示ランプ等の機器が設けられて
おり、制御装置はこれらの機器との信号の送受が必要に
なる。本実施例が図7と異なる点は、運転操作盤に設置
される複数の指示計、スイッチ、表示ランプ等の機器に
対して信号の送受を行なう入力回路及び出力回路を制御
装置の中央処理装置16に設ける構成とすることであ
る。図8において、制御装置の中央処理装置16は、演
算処理ユニット6、伝送回路15、保守装置1とのデー
タ送受を行なう保守インタフェース3、追加されたアナ
ログ出力回路7Aとディジタル出力回路8Aとアナログ
入力回路4Aとディジタル入力回路5A及びデータバス
16Aからなる。アナログ出力回路7Aは、指示計など
のアナログ入力機器E1〜Egに制御用アナログ信号を出
力すると共に保守用アナログ信号7Aaを時分割で出力
する。ディジタル出力回路8Aは、表示ランプなどのデ
ィジタル入力機器F1〜Fkに制御用ディジタル信号を出
力すると共に保守用ディジタル信号8Aaを時分割で出
力する。アナログ入力回路4Aは、アナログ信号を出力
するアナログ出力機器G1〜Gsからの出力信号と共に保
守用アナログ出力信号7Aaを時分割で入力する。ディ
ジタル入力回路5Aは、スイッチなどのディジタル出力
機器H1〜Htからの出力信号と共に保守用ディジタル出
力信号8Aaを時分割で入力する。本実施例において、
演算処理ユニット6に記憶されるデータの構成は図4と
同様であり、図7に対して、制御装置の中央処理装置1
6において追加されたアナログ出力回路7A、ディジタ
ル出力回路8A、アナログ入力回路4A、ディジタル入
力回路5Aに関する入力データや出力データを増加する
のみである。これらの入力データや出力データに関する
保守データ処理についても図5と同様であり、図6に示
す保守装置1の処理フローによって、追加されたこれら
入力回路4A,5A及び出力回路7A,8Aの健全性を
オンラインで評価する。つまり、本実施例によれば、運
転操作盤の複数の指示計、スイッチ、表示ランプ等の機
器に対して、制御装置の中央処理装置16に追加された
アナログ出力回路7A、ディジタル出力回路8A、アナ
ログ入力回路4A、ディジタル入力回路5Aを含む制御
装置全体の健全性をオンラインで評価することが可能で
ある。
【0014】図9に、本発明の他の実施例である単一制
御装置の構成を示す。図1と異なる点は、アナログ出力
回路7からの保守用アナログ信号7a及びディジタル出
力回路8からの保守用ディジタル信号8aを保守装置1
に直接入力する構成とすることである。本実施例におい
て、制御装置2の保守処理は次のようにして実施され
る。制御装置2の演算処理ユニット6及び保守装置1に
は、図4に示す保守用出力データ7a2、8a2があらか
じめ記憶される。いま、保守装置1から保守用データ出
力指令1aを演算処理ユニット6に発すると、演算処理
ユニット6は保守用データ出力指令1aを受けて保守用
出力データ7a2、8a2を各出力回路7,8に出力す
る。各出力回路7,8から保守装置1に保守用アナログ
信号7a及び保守用ディジタル信号8aの出力データを
出力する。保守装置1は、保守用アナログ入力信号7
a、保守用ディジタル入力信号8aを取込み、取込んだ
結果をあらかじめ記憶している保守用出力データ7
2、8a2と対応させて評価し、オンラインで制御装置
2の健全性を評価する。また、保守用データ出力指令1
aに替えて、保守装置1から直接出力指令と保守用デー
タ1bを出力し、演算処理ユニット6に取込まさせ、こ
の取込んだデータを演算処理ユニット6から出力させる
構成としてもよい。この場合の保守用データ1bは、保
守用データ出力指令と保守用出力データ7a2、8a2
含み、演算処理ユニット6には保守用出力データ7
2、8a2は記憶されない。ここで、保守用データ出力
指令1a、出力指令と保守用データ1bも点検信号と称
する。本実施例においては、図1に対して保守インタフ
ェース3が不要になり、演算処理ユニット6と保守装置
1との信号の送受信量、特に保守用アナログ信号7a及
び保守用ディジタル信号8aの取込み結果の送受信量が
少なくなり、制御機能への影響、例えば制御周期の伸
長、演算処理ユニット6の負荷率の上昇を抑制すること
ができる。
【0015】図10に、本発明の他の実施例である単一
制御装置の構成を示す。本実施例は図1と類似している
が、異なる点は保守装置1cを制御装置2の保守用入力
信号(4a,5a)と保守用出力信号(7b,8b)間
に設ける構成とすることである。なお、この構成は、演
算処理ユニット6と入出力回路4,5,7,8が図7の
ように物理的に離れた場所に設置される場合には、現場
側に保守装置1cを設置することになる。保守装置1c
は、保守用アナログ出力信号4a及び保守用ディジタル
出力信号5aを出力し、制御装置2は、制御用アナログ
入力信号Asと制御用ディジタル入力信号Bsと共に時
分割でこれらの信号を取込む。さらに、制御装置2は、
取込んだ保守用アナログ出力信号4a及び保守用ディジ
タル出力信号5aを制御アナログ出力信号Cs及び制御
用ディジタル出力信号Dsと共に時分割で保守用アナロ
グ入力信号7b、保守用ディジタル入力信号8bとして
出力する。保守装置1cは、保守用アナログ入力信号7
b、保守用ディジタル入力信号8bを取込み、取込んだ
結果を保守用アナログ出力信号4a、保守用ディジタル
出力信号5aと対応させて評価することにより、オンラ
インで制御装置2の健全性を評価する。本実施例におい
ては、図1と比べ、保守インタフェース3が不要にな
る。
【0016】図11は、本発明の他の実施例であるフィ
ールドバスを備えた単一制御装置の構成例を示す。フィ
ールドバスについては、例えばオートメーション、第3
8巻、第10号の「フィールドバスの現状と課題」、P6
〜12に記載されており、フィールド(現場)に設置され
るシリアル伝送のネットワーク全般のことをフィールド
バスと定義されている。図11において、制御装置9,
9aは、それぞれ別の制御を実施する単一の制御装置で
ある。各制御装置9,9aは、伝送路50、伝送回路5
1及び伝送路52を介してフィールドバスコントローラ
53,54,55とのデータ送受を行う。フィールドバ
スコントローラ53は、アナログ出力モジュール59〜
60とフィールドバス56を介してデータの送受を行
う。アナログ出力モジュール59とアクチュエータC1
をインテリジェントアクチュエータと呼ぶこともあり、
データ処理の部分と駆動部(アクチュエータ)が一体化さ
れている。アナログ出力モジュール60とアクチュエー
タCiについても同様である。また、フィールドバスコ
ントローラ54は、ディジタル出力モジュール61及び
ディジタル入力モジュール62とフィールドバス57を
介してデータの送受を行う。ディジタル出力モジュール
61は、開閉器などをオン・オフするディジタル信号
(論理信号)を出力する。ディジタル入力モジュール62
は、リミットスイッチなどのディジタル信号(論理信号)
を入力する。また、フィールドバスコントローラ55
は、アナログ入力モジュール63〜64とフィールドバ
ス58を介してデータの送受を行う。アナログ入力モジ
ュール63とセンサA1をインテリジェントセンサと呼
ぶこともあり、データ処理の部分とセンシング部分が一
体化されている。アナログ入力モジュール64とセンサ
mについても同様である。なお、本実施例では、同一
種類のアクチュエータやセンサに対応する出力モジュー
ルや入力モジュールが一つのフィールドバスに接続され
ているが、これらが混在して一つのフィールドバスに接
続されてもよい。制御装置9は、図12(a)に示すデ
ータ構成の受信データを時分割でフィールドバスコント
ローラ53,54,55に転送し、各入力モジュール6
2,63,64や各出力モジュール59,60,61が
このデータを受信する。ここで、各入出力モジュール5
9,60,61,62,63,64が受信する図12
(a)に示すデータ構成は、アドレス、制御データ、保
守用データ(保守のためのデータ)からなり、このうち
保守用データは既知のデータが図12(a)に示すフォ
ーマツトの保守用データエリアにセットされており、こ
のデータを各入出力モジュールが取込む。各入出力モジ
ュールは、この取込み結果を時分割で図12(b)に示
すデータ構成の返信データとして制御装置9に返送す
る。なお、この際に自己診断結果を合わせて制御装置9
に転送してもよい。ここで、各入出力モジュールが返信
する図12(b)に示すデータ構成は、アドレス、保守
データに対する取込み結果及び自己診断結果(保守のた
めのデータ)からなる。自己診断結果について、図13
を用いて説明する。図13は、アナログ入力モジュール
63,64を例として、その構成を示す。CPU(中央
処理ユニット)631は、アナログセンサA1の出力信号
をスイッチ633で選択し、アナログ・ディジタル変換
器634でディジタル信号に変換し、これを伝送するた
めのフォーマットに変換して、伝送回路635に出力す
る。伝送回路635は所定の伝送フォーマットでこのデ
ータをフィールドバス58を通してバスコントローラ5
5に伝送する。自己診断は次のようにして実施される。
CPU631から校正指令を校正信号発生器632に出力
すると共に、スイッチ633に切換え指令を出力する。
この結果、校正信号発生器632から出力される校正信
号はスイッチ633を介してアナログ・ディジタル変換
器634に出力される。アナログ・ディジタル変換器6
4によってディジタル信号に変換された校正信号はC
PU631に取り込まれ、CPU631は校正信号が所定
の値になっているか否かを判断し、この判定結果を自己
診断結果として、伝送回路635に出力し、伝送回路6
5からバスコントローラ55に伝送する。また、CP
U631のウォッチドッグ・タイマエラー判定結果等の
CPU631自体の自己診断結果も合わせて自己診断結
果として出力することも可能である。なお、アナログ出
力モジュール59,60については、図14の場合の信
号とは逆の流れになるように同様な考えで構成して、自
己診断結果を得ることが可能である。図12(b)の返
信データのうちの保守のためのデータは、フィールドバ
スコントローラ53,54,55から制御装置9に返送
され、制御装置9に取込まれる。この取込まれたデータ
と制御装置9が送信した保守用データ(つまり、各入出
力モジュールが受信した保守用データ)は保守インタフ
ェース3を介して保守装置1に取込む。保守装置1は、
保守用データに対する取込み結果を評価して、制御装置
9から各入出力モジュールまでの健全性を評価する。ま
た、この際、保守装置1から図示しないCRTなどに、
自己診断結果を用いて各入出力モジュールのより詳細な
部分についての健全性の診断結果を合わせて出力する。
制御装置9aについても制御装置9と同様であり、保守
装置1をそれぞれの制御装置9、9aに共用することの
外に、点線で示すように独立に設けてもよい。本実施例
では、フィールドバスを備えた制御装置全体の健全性を
オンラインで評価することが可能である。
【0017】図14は、本発明の他の実施例であるフィ
ールドバスを備えた単一制御装置の構成例を示す。図1
1と異なる点は、アナログ出力モジュール65,67、
アナログ入力モジュール66,68を設け、保守用アナ
ログ信号7a,7cをそれぞれアナログ出力モジュール
65,67からアナログ入力モジュール66,68に伝
送し、また、保守用ディジタル信号8aをディジタル出
力モジュール61からディジタル入力モジュール62に
伝送する構成とすることである。本実施例では、制御用
信号と共に時分割で送られる保守用データが制御装置9
からそれぞれフィールドコントローラ53,54,55
に伝送され、フィールドバス56,57,58を介して
アナログ出力モジュール65,67及びディジタル出力
モジュール61に転送される。これらのモジュールから
出力される保守用アナログ出力信号7a,7c及び保守
用ディジタル出力信号8aをアナログ入力モジュール6
6,68及びディジタル入力モジュール62で取込み、
この取込み結果を制御装置9に時分割で返送する。制御
装置9は、送信した保守用データと返送されてきた取込
み結果(アナログ入力モジュール66,68及びディジ
タル入力モジュール62から伝送された保守用データ)
を保守インタフェース3を介して保守装置1に転送す
る。保守装置1は、これらの保守用データと取込み結果
を基にして、オンラインで制御装置全体の健全性を評価
する。本実施例も、各入出力モジュールが前述した自己
診断結果を制御装置9に伝送することにより、保守装置
1は、各入出力モジュールのより詳細な部分についての
健全性の診断結果を合わせて図示しないCRTなどに出
力する。制御装置9aについても制御装置9と同様であ
り、保守装置1をそれぞれの制御装置9、9aに共用す
ることの外に、点線で示すように独立に設けてもよい。
本実施例では、図11と同様に、フィールドバスを備え
た制御装置全体の健全性をオンラインで評価することが
可能である。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
制御装置が制御用信号と共に時分割で保守用信号を入、
出力するので、制御処理と保守処理を同時に実行可能と
することができ、プラントに外乱が発生しても安定な制
御を可能とし、かつ、制御信号に変化を生じさせること
なく、制御装置の検査を実施することかできる。また、
制御装置は、保守専用の出力信号に保守データを出力
し、一方、この保守データを取込み、そして、保守装置
は、この取込み結果と前記保守データを入力し、この保
守データに対する取込み結果を判定することにより、制
御装置の検査を自動的に実施することが可能である。ま
た、運転操作盤の複数の指示計、スイッチ、表示ランプ
等の機器に対して設けられた入出力回路を含む制御装置
全体の健全性をオンラインで評価することが可能であ
る。また、制御装置の保守用信号を保守装置から直接制
御装置に出力および/または制御装置から保守装置に入
力することにより、保守インタフェースが不要になり、
演算処理ユニットと保守装置との信号の送受信量が少な
くなり、制御機能への影響、例えば制御周期の伸長、演
算処理ユニットの負荷率の上昇を抑制することができ
る。また、制御信号の入出力手段の自己診断結果を保守
装置に伝送することにより、入出力手段のより詳細な部
分についての健全性の診断結果を自動的に実施すること
が可能となる。このため、プラント運転中に、制御対象
に外乱を与えることなく、制御装置をオンラインで検査
することが可能となり、また、プラント停止期間の短
縮、保守作業の平準化により、保守時期の集中化の回
避、保守作業の削減が図られ、工業的価値は極めて高
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である単一制御装置の構成
【図2】入力回路及び出力回路の構成例
【図3】制御装置の制御処理タイミング
【図4】演算処理ユニットに記憶されるデータの構成例
【図5】保守データ処理のフロー図
【図6】保守装置の処理フロー図
【図7】本発明の他の実施例である単一制御装置の構成
【図8】本発明の他の実施例である単一制御装置の構成
【図9】本発明の他の実施例である単一制御装置の構成
【図10】本発明の他の実施例である単一制御装置の構
成例
【図11】本発明の他の実施例であるフィールドバスを
備えた単一制御装置の構成例
【図12】入出力モジュールの伝送フォーマットの構成
【図13】アナログ入力モジュールの構成例
【図14】本発明の他の実施例であるフィールドバスを
備えた単一制御装置の構成例
【符号の説明】
1 保守装置 2 制御装置 3 保守インタフェース 4 アナログ入力回路 5 ディジタル入力回路 6 演算処理ユニット 7 アナログ出力回路 8 ディジタル出力回路 9,16 制御装置の中央処理装置 13 遠隔入出力ユニット 14 伝送路 56,57,58 フィールドバス 53,54,55 フィールドバスコントローラ 59,60,65,67 アナログ出力モジュール 61 ディジタル出力モジュール 62 ディジタル入力モジュール 63,64,66,68 アナログ入力モジュール 7a 保守用アナログ信号 8a 保守用ディジタル信号 As 制御用アナログ入力信号 Bs 制御用ディジタル入力信号 Cs 制御用アナログ出力信号 Ds 制御用ディジタル出力信号

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の被制御対象を制御するための制御
    信号を前記各制御対象に対して順次出力する制御装置
    と、該制御装置の点検を行う保守装置を具備するプラン
    ト制御装置において、該制御装置の一連の出力周期にお
    ける所定期間に該制御装置から前記制御信号と共に出力
    する保守信号と、該保守信号に基づき該制御装置に取込
    む保守用入力信号とによって該制御装置の点検を行うこ
    とを特徴とするプラント制御装置。
  2. 【請求項2】 多数の被制御対象を制御するための制御
    信号を前記各制御対象に対して順次出力する演算処理ユ
    ニットを有する制御装置と、該制御装置の点検を行う保
    守装置を具備するプラント制御装置において、該制御装
    置の一連の出力周期における所定期間に前記演算処理ユ
    ニットから信号出力手段を介して前記制御信号と共に保
    守信号を出力し、一方、多数のセンサからの検出信号と
    共に該保守信号に基づき該制御装置に取込む保守用入力
    信号を信号入力手段を介して前記演算処理ユニットに入
    力し、前記演算処理ユニットから出力した保守信号のデ
    ータと前記入力手段を介して入力した上記保守用入力信
    号のデータに基づいて、該制御装置を点検することを特
    徴とするプラント制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、信号出力手段及び信
    号入力手段は自己診断手段を備え、自己診断結果を保守
    装置に伝送することを特徴とするプラント制御装置。
  4. 【請求項4】 制御演算処理を実施する演算処理ユニッ
    ト及び保守装置を有する中央処理ユニットと多数の被制
    御対象の入力回路及び出力回路を有する遠隔入出力ユニ
    ットを伝送手段を介して接続するプラント制御装置にお
    いて、前記演算処理ユニットの指令により、該演算処理
    ユニットから前記出力回路を介して保守信号を被制御対
    象の制御信号と共に時分割で所定期間に出力し、一方、
    前記出力回路から前記保守信号を被制御対象の検出信号
    と共に時分割で所定期間に前記入力回路を介して該演算
    処理ユニットに取込み、この取込み結果と前記保守信号
    に基づいて制御装置の点検を行うことを特徴とするプラ
    ント制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、運転制御盤に設置し
    た入出力機器に対応して入力回路及び出力回路を中央処
    理ユニットに設け、演算処理ユニットの指令により、該
    演算処理ユニットから前記出力回路を介して保守信号を
    前記入力機器の信号と共に時分割で所定期間に出力し、
    一方、前記出力回路から前記保守信号を前記出力機器の
    信号と共に時分割で所定期間に前記入力回路を介して該
    演算処理ユニットに取込み、この取込み結果と前記保守
    信号に基づいて制御装置の点検を行うことを特徴とする
    プラント制御装置。
  6. 【請求項6】 多数の被制御対象を制御するための制御
    信号を前記各制御対象に対して順次出力する演算処理ユ
    ニットを有する制御装置と、該制御装置の点検を行う保
    守装置を具備するプラント制御装置において、該制御装
    置の一連の出力周期における所定期間に前記演算処理ユ
    ニットから前記制御信号と共に保守信号を出力し、また
    は、前記演算処理ユニットから前記制御信号及び前記保
    守装置から保守信号を時分割で出力し、該保守信号に基
    づき該制御装置から出力する保守用入力信号を前記保守
    装置に取込み、この取込み結果と前記保守信号に基づい
    て該制御装置の点検を行うことを特徴とするプラント制
    御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6のいずれかにおい
    て、保守装置は、複数の保守信号ごとに、該保守信号に
    基づき該制御装置に取込む保守用入力信号を取り込み、
    この取込み結果の平均値、分散を求め、これらの値が基
    準値内であるか否かを判定して、結果を出力する手段を
    備えることを特徴とするプラント制御装置。
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