JPH07318848A - 情報データの光学的重畳装置 - Google Patents

情報データの光学的重畳装置

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JPH07318848A
JPH07318848A JP6127999A JP12799994A JPH07318848A JP H07318848 A JPH07318848 A JP H07318848A JP 6127999 A JP6127999 A JP 6127999A JP 12799994 A JP12799994 A JP 12799994A JP H07318848 A JPH07318848 A JP H07318848A
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JP6127999A
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Inventor
Toshiharu Kumazawa
俊治 熊澤
Norio Tada
憲男 多田
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Mitsubishi Precision Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Precision Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 視線を一定方向に保ちながら、かつ眼の焦点
を大きく変えることなく、読み取る情報を手元作業面付
近に生じさせる。 【構成】 表示器の表示面に文字、数字、図形又は色彩
よりなる情報が表示される。この表示された情報は、ハ
ーフミラー又は凹面鏡として作用するホログラフィック
レンズで反射され、ハーフミラー又はホログラフィック
レンズと表示器の位置調整により、手元作業面付近に結
像することができる。したがって、オペレータは、手元
作業面方向に視線を向けたまま視線方向を変えることな
く、この像と、ハーフミラーを透過してくる手元作業面
との両方を見ることができる。しかも、表示器の表示面
の情報の像が手元作業面付近に結像するから、眼の焦点
の変化調整をする必要がなく、そのための疲労もない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、作業者の手元に重畳
して文字、数字、図形等の情報データを光学的に表示せ
しめ、特に人間の目視視線を移動させることなく、作業
面での操作と、操作に関連する情報データとを同時に目
視確認することを可能ならしめる情報データの光学的重
畳装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば情報を読みながら手元作業
を行なう場合、手元付近と他の情報源の間に視線を移動
させながら行なう。そのため、通常はそれらの間の視線
移動にともなう眼の焦点調整を必要とする。このため、
疲労と作業能率低下があった。例えば、パーソナル・コ
ンピュータ又はワードプロセッサにおいて、キーボード
により情報を入力する場合、キーボードと画面とを交互
に見る必要があり、視線は頻繁にキーボードと画面を行
き来している。また、キーボードと画面との距離が異な
る場合は、眼の焦点を視線の移動に合わせて頻繁に調整
する必要がある。
【0003】キーボードを見ないでキーインすること
は、かなりの訓練を必要とし、パーソナル・コンピュー
タ及びワードプロセッサの普及により多数のオペレータ
はキーボードを確認しながらキーインしている。
【0004】また、他の例として、計器を見てそのデー
タを記録する作業においても、計器と手元の間を絶えず
視線を移動させる必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、視線を一定方向に保ちながら、かつ眼の焦
点を大きく変えることなく、読み取る情報を手元作業面
付近に生じさせる装置を提供することにある。また、本
発明が解決しようとする課題は、表示器の表示と手元作
業面付近に結像させて見る像との上下左右の状態が同一
であり、表示器の表示に特別な操作を必要としない装置
を提供することにある。また、本発明が解決しようとす
る課題は、手元作業面付近に生じさせる表示を拡大させ
て見せる装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る情報デ
ータの光学的重畳装置は、手元作業面と、情報が表示面
に表示される表示器と、ハーフミラーとを備える。ハー
フミラーは、前記手元作業面からの光を透過させるとと
もに前記表示器の表示面からの光を反射して当該表示器
に表示される情報を前記手元作業面付近に結像させる。
【0007】第2の発明に係る情報データの光学的重畳
装置は、手元作業面と、情報が表示面に表示される表示
器と、平面鏡と、ハーフミラーとを備える。平面鏡は表
示器の表示面からの光を反射してハーフミラーに投影す
るように配置される。ハーフミラーは前記手元作業面か
らの光を透過させるとともに前記表示器に表示され前記
平面鏡で反転された情報を前記手元作業面付近に結像さ
せる。
【0008】第3の発明に係る情報データの光学的重畳
装置は、手元作業面と、情報が表示面に表示される表示
器と、干渉縞を利用したホログラフィックレンズとを備
える。ホログラフィックレンズは、前記手元作業面から
の光を透過させるとともに前記表示器の表示面からの光
を反射して当該表示器に表示される情報を前記手元作業
面付近に結像させる。
【0009】第4の発明に係る情報データの光学的重畳
装置は、手元作業面と、情報が表示面に表示される表示
器と、平面鏡と、干渉縞を利用したホログラフィックレ
ンズとを備える。平面鏡は表示器の表示面からの光を反
射してホログラフィックレンズに投影するように配置さ
れる。ホログラフィックレンズは前記手元作業面からの
光を透過させるとともに前記表示器に表示され前記平面
鏡で反転された情報を前記手元作業面付近に結像させ
る。
【0010】上記いずれの構成においても、表示器に表
示される情報は文字、数字、図形又は色彩により構成さ
れる。
【0011】
【作用】第1の発明に係る情報データの光学的重畳装置
においては次のように作用する。表示器の表示面に文
字、数字、図形又は色彩よりなる情報が表示される。こ
の表示された情報は、ハーフミラーで反射され、ハーフ
ミラーと表示器の位置調整により、手元作業面付近に結
像することができる。したがって、オペレータは、手元
作業面方向に視線を向けたまま視線方向を変えることな
く、この反射像と、ハーフミラーを透過してくる手元作
業面との両方を見ることができる。しかも、表示器の表
示面の情報の像が手元作業面付近に結像するから、眼の
焦点の変化調整をする必要がなく、そのための疲労もな
い。
【0012】第2の発明に係る情報データの光学的重畳
装置においては次のように作用する。表示器の表示面に
文字、数字、図形又は色彩よりなる情報が表示される。
この表示された情報は、平面鏡で反射されてさらにハー
フミラーで反射され、平面鏡及びハーフミラーと表示器
の位置調整により、手元作業面付近に結像することがで
きる。したがって、オペレータは、手元作業面方向に視
線を向けたまま視線方向を変えることなく、この反射像
と、ハーフミラーを透過してくる手元作業面との両方を
見ることができる。しかも、表示器の表示面の情報の像
が手元作業面付近に結像するから、眼の焦点の変化調整
をする必要がなく、そのための疲労もない。表示器に表
示された情報は、平面鏡とハーフミラーとで2回の反射
により、平面鏡で反転された像がハーフミラーでさらに
反転されてもとの状態に戻る。このため、表示器の表示
と手元作業面付近に結像させて見る像との上下左右の状
態が同一であり、表示器の表示に特別な操作を必要とし
ない。
【0013】第3の発明に係る情報データの光学的重畳
装置においては次のように作用する。表示器の表示面に
文字、数字、図形又は色彩よりなる情報が表示される。
ホログラフィックレンズは、表示器に対して凹面鏡、手
元作業面に対してハーフミラーの働きをする。表示器で
表示された情報は、凹面鏡としてのホログラフィックレ
ンズで反射され、表示器、ホログラフィックレンズ、手
元作業面の位置調整により、手元作業面付近に結像させ
ることができる。したがって、オペレータは、手元作業
面方向に視線を向けたまま視線方向を変えることなく、
この像と、ハーフミラーとしてのホログラフィックレン
ズを透過してくる手元作業面との両方を見ることができ
る。しかも、表示器の表示面の情報の像を手元作業面付
近に拡大結像させることができ、眼の焦点の変化調整を
する必要がなく、そのための疲労もない。
【0014】第4の発明に係る情報データの光学的重畳
装置においては次のように作用する。表示器の表示面に
文字、数字、図形又は色彩よりなる情報が表示される。
この表示された情報は、平面鏡で反射される。ホログラ
フィックレンズは、表示器及び平面鏡に対して凹面鏡、
手元作業面に対してハーフミラーの働きをする。表示器
で表示され、平面鏡で反射された情報は、凹面鏡として
のホログラフィックレンズで反射され、平面鏡及びホロ
グラフィックレンズと表示器の位置調整により、手元作
業面付近に結像することができる。したがって、オペレ
ータは、手元作業面方向に視線を向けたまま視線方向を
変えることなく、この像と、ハーフミラーとしてのホロ
グラフィックレンズを透過してくる手元作業面との両方
を見ることができる。しかも、表示器の表示面の情報の
像が手元作業面付近に結像するから、眼の焦点の変化調
整をする必要がなく、そのための疲労もない。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る情報データの光学的重畳
装置の実施例について図を参照して説明する。
【0016】
【第1の実施例】図1は第1の実施例を説明する左側面
方向から見た構成図であり、1は例えばCRT、液晶装
置、LED表示装置等により構成され画面(表示面)上
に情報を表示する表示器、2はハーフミラー、3は手元
作業面としてのキーボード、4はオペレータの眼であ
る。ハーフミラー2は表示器1の画面とキーボード3と
の間に挿入され、その面が表示器1側とキーボード3側
とに分割するように位置される。オペレータの眼4は表
示器1側にある。表示器1とキーボード3とはハーフミ
ラー2の面に対してほぼ対称になるように位置して、図
1のように距離AB=距離ACの関係にあるようにす
る。オペレータの眼4はほぼCA方向の延長上にあるよ
うにする。
【0017】表示器1の表示面に文字、数字、図形又は
色彩よりなる情報が表示される。この表示された情報
は、ハーフミラー2で反射され、ハーフミラー2と表示
器1とが上記のような位置関係に調整されて、キーボー
ド3の操作面付近に結像することができる。したがっ
て、オペレータは、キーボード3の方向に視線を向けた
まま視線方向を変えることなく、この反射像と、ハーフ
ミラー2を透過してくるキーボード3の操作面の文字等
との両方を見ることができる。しかも、表示器1の表示
面の情報の像がキーボード3の操作面付近に結像するか
ら、眼の焦点の変化調整をする必要がなく、そのための
疲労もない。
【0018】なお、上記第1の実施例において、表示器
1の画面(表示)情報がハーフミラー2で反転し上下逆
になるが、必要に応じて、表示器1に表示する画面情報
を幾何学的に修正することにより解決できる。例えば、
画面情報を上下逆にすることは上端から始まる操作方法
を下端から始まるように変更することにより解決するこ
とができ、従来周知の技術により対応することができ
る。画面情報を上下逆にする場合と、上下逆にしない場
合の切替スイッチを外部に設けることにより、ハーフミ
ラー2を使用する場合と使用しない場合の切替が簡単に
できる。
【0019】
【第2の実施例】第2の実施例を図2に示す。図2は左
側面方向から見た構成図である。図2において、5は平
面鏡であり、他の符号は図1のものと同様である。表示
器1の表示面の方向はやや上方に向いており、平面鏡5
が表示器1の表示面の上方に位置してその表示情報を反
射するようになっている。ハーフミラー2は平面鏡5の
反射面とキーボード3との間に挿入され、その面が平面
鏡5側とキーボード3側とに分割するように位置され
る。オペレータの眼4は平面鏡5側にある。平面鏡5に
よる表示器1の像1′(B′に位置する)とキーボード
3とはハーフミラー2の面に対してほぼ対称になるよう
に位置して、図2のようにほぼ距離AB′=距離ACの
関係にある。オペレータの眼4はほぼCA方向の延長上
にあるようにする。
【0020】表示器1の表示面に文字、数字、図形又は
色彩よりなる情報が表示される。この表示された情報
は、平面鏡5で反射されてさらにハーフミラー2で反射
される。平面鏡5及びハーフミラー2と表示器1は、上
記のように位置関係に調整されて、表示器1で表示した
情報をキーボード3の操作面付近に結像することができ
る。したがって、オペレータは、キーボード3の方向に
視線を向けたまま視線方向を変えることなく、このハー
フミラー2による反射像1″と、ハーフミラー2を透過
してくるキーボード3の操作面の文字等との両方を見る
ことができる。しかも、表示器1の表示面の情報の像
1″がキーボード3の操作面付近に結像するから、眼4
の焦点の変化調整をする必要がなく、そのための疲労も
ない。表示器1に表示された情報は、平面鏡5とハーフ
ミラー2とで2回の反射により、平面鏡5で反転された
像1′がハーフミラー2でさらに反転されてもとの状態
の像1″に戻る。
【0021】また、表示器1の表示とキーボード3の操
作面付近に結像させて見る像1″との上下左右の状態が
同一であり、表示器1の表示に特別な操作を必要としな
い。そして、平面鏡5とハーフミラー2とを取り外すだ
けで、本実施例を使用しない状態にすることができる。
従って、パーソナル・コンピュータやワードプロセッサ
に外部から取り付けることにより、容易に構成すること
ができる。
【0022】
【第3の実施例】第3の実施例を図3に示す。図3は左
側面方向から見た構成図である。図3において、6は表
示器としての計器であり、例えばCRT、液晶装置、L
ED表示装置等により構成され画面(表示面)上に計測
結果を表示する。7は干渉縞を利用したホログラフィッ
クレンズ、8は手元作業面としての記録用紙、4はオペ
レータの眼である。ホログラフィックレンズ7は計器6
の表示面と記録用紙8との間に挿入される。オペレータ
の眼4は計器6側にある。ホログラフィックレンズ7
は、ガラスに干渉縞を焼き付けて作ったもので、この第
3の実施例では計器6に対して凹面鏡、記録用紙8に対
してハーフミラーの働きをし、このときこのホログラフ
ィックレンズ7に特有の所定波長の光だけを反射して他
の波長については透過させる。計器6はホログラフィッ
クレンズ7の凹面鏡としての焦点より内側に位置させ、
計器6の像が記録用紙8側に作られるようにする。
【0023】計器6の表示面に文字、数字、図形又は色
彩よりなる情報が表示される。この情報を表示する面か
ら出た所定波長の光は、凹面鏡として作用するホログラ
フィックレンズ7で反射される。計器6とホログラフィ
ックレンズ7と記録用紙8とが上記のような位置関係に
調整されて、計器6の拡大虚像が記録用紙8の記録面付
近に結像することができる。また、ホログラフィックレ
ンズ7は記録用紙8に対してはハーフミラーとして作用
するから、オペレータは、記録用紙8の方向に視線を向
けたまま視線方向を変えることなく、前記凹面鏡作用に
よる計器6の虚像と、ハーフミラー作用により透過され
る記録用紙8との文字等との両方を見ることができる。
しかも、計器6の表示面の情報の像が記録用紙8の記録
面付近に結像するから、眼の焦点の変化調整をする必要
がなく、そのための疲労もない。このとき、計器6の像
は拡大されているから、直接計器6を見るより見やすく
なる。また、前記計器6の像を記録用紙8の記録面に作
るために、その像をその記録面にトレースするだけで簡
単に記録作業を行なわせることができる。
【0024】図3では計器6の像を記録用紙8に合わせ
て結像させたが、図1、図2のように表示器とキーボー
ドとを用い、ホログラフィックレンズにより表示器の画
面の像をキーボード付近に結像させてもよい。
【0025】図3ではホログラフィックレンズ7の形状
は下に凸(実線)になっているが、凹面鏡としての作用
を及ぼすことを示唆するためのものであり、上に凸の形
状(一点鎖線)であっても干渉縞の形成により凹面鏡と
して作用させることができ、この場合は上から落下して
くるちりの滑落を容易にでき、レンズ上のほこりの蓄積
を少なくすることができる。
【0026】
【第4の実施例】第4の実施例を左側面方向から見た図
4、図5の構成図に示す。図4、図5において、9は平
面鏡であり、他の符号は図3のものと同様である。
【0027】図4において、平面鏡9は計器6とホログ
ラフィックレンズ7との間に位置し、計器6からの光を
ホログラフィックレンズ7方向に反射させるようにして
いる。平面鏡9による計器6の像6′はホログラフィッ
クレンズ7の凹面鏡としての焦点より内側に位置させ、
計器6の像6′は記録用紙8側に作られるようにする。
【0028】図5において、平面鏡9は計器6の上方に
位置し、計器6からの光をホログラフィックレンズ7方
向に反射させるようにしている。平面鏡9による計器6
の像6′はホログラフィックレンズ7の凹面鏡としての
焦点より内側に位置させ、計器6の像6′は記録用紙8
側に作られるようにする。
【0029】図4、図5において、計器6の表示面に文
字、数字、図形又は色彩よりなる情報が表示される。こ
の表示された情報は、平面鏡9で反射される。平面鏡9
で反射された光のうち所定の波長のものは、凹面鏡とし
て作用するホログラフィックレンズ7で反射される。計
器6、平面鏡9、ホログラフィックレンズ7及び記録用
紙8が上記のような位置関係に調整されて、計器6の拡
大虚像が記録用紙8の記録面付近に結像することができ
る。また、ホログラフィックレンズ7は記録用紙8に対
してはハーフミラーとして作用するから、オペレータ
は、記録用紙8の方向に視線を向けたまま視線方向を変
えることなく、前記凹面鏡作用による計器6の虚像と、
ハーフミラー作用により透過される記録用紙8との文字
等との両方を見ることができる。しかも、計器6の表示
面の情報の拡大虚像が記録用紙8の記録面付近に結像す
るから、眼の焦点の変化調整をする必要がなく、そのた
めの疲労もない。このとき、計器6の像は拡大されてい
るから、直接計器6を見るより見やすくなる。また、前
記計器6の像を記録用紙8の記録面付近に作るために、
その像に従ってその記録面をトレースするだけで簡単に
記録作業を行なうこともできる。
【0030】図4、図5において、計器6が平面鏡9で
反射して作られる像6′がホログラフィックレンズ7に
入射する正立倒立の別は、図4では倒立、図5では正立
となる。従って、図4又は図5のいずれを用いるかは、
計器6が示す数字、文字又は指針等の表示を上下(左
右)逆又は逆にしない等の表示方法あるいは計器の上下
方向の並び方等に応じて定める。
【0031】図4、図5では計器6の像を記録用紙8に
合わせて結像させたが、図1、図2のように表示器とキ
ーボードとを用い、ホログラフィックレンズにより表示
器の画面の像をキーボード付近に結像させてもよい。
【0032】図4、図5ではホログラフィックレンズ7
の形状は下に凸(実線)になっているが、凹面鏡として
の作用を及ぼすことを示唆するためのものであり、上に
凸の形状(一点鎖線)であっても干渉縞の形成により凹
面鏡として作用させることができ、この場合は上から落
下してくるちりの滑落を容易にでき、レンズ上のほこり
の蓄積を少なくすることができる。
【0033】第3及び第4の実施例において、計器6の
代わりに図面もしくは見本品を配置し、記録用紙8のか
わりに被検査物を配置して、図面又は見本品の像と被検
査物とを同じ視線方向で見ることより、検査作業を効率
化することができる。
【0034】
【他の実施例】図1から図5における表示器、ハーフミ
ラー、キーボードの配置、計器(又は図面もしくは見本
品)、ホログラフィックレンズ、記録用紙(又は被検査
物)等の配置は、上下方向にされているが、他の実施例
としてこれらを図6(a),(b)、図7(a),
(b),(c)の平面図のように配設することによって
もよい。図6、図7における符号は、図1から図5のも
のと同じである。図6、図7の場合は、視線の移動が表
示器1とキーボード3又は計器6と記録用紙8の間の左
右移動が必要であったものを、ハーフミラー2又はホロ
グラフィックレンズ7更には平面鏡5又は平面鏡9によ
り、表示1又は計器6の像をキーボード3又は記録用紙
8の付近に結像して、これを見るための視線移動を不要
として一定方向にしたものであり、表示器の像と手元作
業面とに合せるべき眼の焦点距離をほぼ一定にしたもの
である。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、オペレータは、手元作
業面方向に視線を向けたまま視線方向を変えることな
く、表示情報の像と、ハーフミラー又はハーフミラーと
等価素子(ホログラフィックレンズ)を透過してくる手
元作業面との両方を見ることができる。しかも、表示器
の表示面の情報の像が手元作業面付近に結像するから、
眼の焦点の変化調整をする必要がなく、そのための疲労
もない。また、表示器の表示情報を平面鏡で反転させる
ことにより、あるいはホログラフィックレンズで正立虚
像を結像することにより、表示器の表示情報と手元作業
面付近に生じさせる像との上下左右の状態を同じにさせ
ることができる。また、ホログラフィックレンズを用い
る場合は、表示器の表示情報を手元作業面付近に拡大さ
せて見せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例を説明する構成図である。
【図2】第2の実施例を説明する構成図である。
【図3】第3の実施例を説明する構成図である。
【図4】第4の実施例を説明する構成図である。
【図5】第4の実施例を説明する構成図である。
【図6】他の実施例を説明する構成図である。
【図6】他の実施例を説明する構成図である。
【符号の説明】
1……表示器、2……ハーフミラー、3……キーボード
(手元作業面)、4……オペレータの眼、5……平面
鏡、6……計器(表示器)、7……ホログラフィックレ
ンズ、8……記録用紙(手元作業面)、9……平面鏡。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例を説明する構成図である。
【図2】第2の実施例を説明する構成図である。
【図3】第3の実施例を説明する構成図である。
【図4】第4の実施例を説明する構成図である。
【図5】第4の実施例を説明する構成図である。
【図6】他の実施例を説明する構成図である。
【図】他の実施例を説明する構成図である。
【符号の説明】 1……表示器、2……ハーフミラー、3……キーボード
(手元作業面)、4……オペレータの眼、5……平面
鏡、6……計器(表示器)、7……ホログラフィックレ
ンズ、8……記録用紙(手元作業面)、9……平面鏡。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手元作業面と、情報が表示面に表示され
    る表示器と、前記手元作業面からの光を透過させるとと
    もに前記表示器の表示面からの光を反射して当該表示器
    に表示される情報を前記手元作業面付近に結像させるハ
    ーフミラーとからなることを特徴とする情報データの光
    学的重畳装置。
  2. 【請求項2】 手元作業面と、情報が表示面に表示され
    る表示器と、平面鏡と、ハーフミラーとを備え、平面鏡
    は表示器の表示面からの光を反射してハーフミラーに投
    影するように配置され、ハーフミラーは前記手元作業面
    からの光を透過させるとともに前記表示器に表示され前
    記平面鏡で反転された情報を前記手元作業面付近に結像
    させることを特徴とする情報データの光学的重畳装置。
  3. 【請求項3】 手元作業面と、情報が表示面に表示され
    る表示器と、前記手元作業面からの光を透過させるとと
    もに前記表示器の表示面からの光を反射して当該表示器
    に表示される情報を前記手元作業面付近に結像させる干
    渉縞を利用したホログラフィックレンズとからなること
    を特徴とする情報データの光学的重畳装置。
  4. 【請求項4】 手元作業面と、情報が表示面に表示され
    る表示器と、平面鏡と、干渉縞を利用したホログラフィ
    ックレンズとを備え、平面鏡は表示器の表示面からの光
    を反射してホログラフィックレンズに投影するように配
    置され、ホログラフィックレンズは前記手元作業面から
    の光を透過させるとともに前記表示器に表示され前記平
    面鏡で反転された情報を前記手元作業面付近に結像させ
    ることを特徴とする情報データの光学的重畳装置。
  5. 【請求項5】 表示器に表示される情報が文字、数字、
    図形又は色彩であることを特徴とする請求項1,2,3
    又は4に記載の情報データの光学的重畳装置。
JP6127999A 1994-05-19 1994-05-19 情報データの光学的重畳装置 Pending JPH07318848A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007519065A (ja) * 2003-09-22 2007-07-12 スクリバ エルエルシー ポータブルのキーボード
CN112444987A (zh) * 2019-08-29 2021-03-05 精工爱普生株式会社 显示装置以及显示装置的光学***的调整方法
WO2022045294A1 (ja) * 2020-08-28 2022-03-03 大日本印刷株式会社 空中結像装置、空中入力装置、空中結像装置付き表示装置、移動体及びホログラム結像レンズ

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