JPH07317759A - ダンパー軸受装置 - Google Patents

ダンパー軸受装置

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Publication number
JPH07317759A
JPH07317759A JP14118994A JP14118994A JPH07317759A JP H07317759 A JPH07317759 A JP H07317759A JP 14118994 A JP14118994 A JP 14118994A JP 14118994 A JP14118994 A JP 14118994A JP H07317759 A JPH07317759 A JP H07317759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball bearing
sleeve
bearing holder
housing
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14118994A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Teramoto
信 寺本
Keisuke Tsukamoto
恵介 塚本
Masanobu Hisaji
正伸 久次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RIYOOSEN ENGINEERS KK
Original Assignee
RIYOOSEN ENGINEERS KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転する鉛直軸下端を支承するダンパー付軸
受装置の改良に関する。 【構成】 タービン油90を充したハウジング20に収
めるところの、高速回転軸80を挿入するスリーブ31
を玉軸受32で保持し、その玉軸受32を玉軸受ホルダ
33に回転可能に嵌込み、前記玉軸受ホルダ33上面に
玉軸受ホルダカバー34を取付け、前記玉軸受ホルダ3
3の外側面にシリコンゴム製O−リング35を装着して
なる組立品30を、振動減衰機能を持つタービン油90
を充したハウジング20に収めたうえ、ハウジング蓋2
1で覆ってなるところの、高速回転軸80を支承するダ
ンパー軸受装置であって、スリーブ31がテフロンより
なり、O−リング35がつぶし代ゼロの低硬度のシリコ
ンゴムよりなり、スリーブ31とそれに挿入した高速回
転軸80との間に実質的に両者が接触しない隙間を形成
し、玉軸受ホルダ33の下面にハウジング20の内側上
面と当接させる小幅の環状突起36を設けてなるもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転する鉛直軸下端を
支承するダンパー付軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図1に示すように、高速回転軸8
0を支承するダンパー軸受装置として、軸受メタルを内
側に盛ったスリーブ11を玉軸受12で保持し、その玉
軸受12を玉軸受ホルダ13に回転可能に嵌込み、その
玉軸受ホルダ13の上面に玉軸受ホルダカバー14を取
付け、前記玉軸受ホルダ13の外側面に耐油ゴム製O−
リング15を装着した組立品10を、内部に振動減衰機
能を持つタービン油90を充したハウジング20に挿入
したうえ、ハウジング蓋21で覆ったものが使用されて
いる。
【0003】このダンパー軸受装置の使用に当たって
は、それを取付けた架台(図示せず)と共に持上げ、前
記スリーブ11の内側に高速回転軸80を0.02〜
0.06ミリの公差で挿入し、前記O−リング15で芯
出したうえ、高速回転軸80を回転させている。なお、
50はハウジング蓋21と高速回転軸80と間をシール
するオイルシールであって、軸80の回転時、軸80を
伝わって、タービン油90が上昇し、外に漏れ出るのを
防止する。
【0004】しかしながら、上記従来のダンパー軸受装
置は次に示す問題点がある。すなわち、 (ア)スリーブ11と軸80との隙間が0.02〜0.
06ミリと非常に小さく、軸80をスリーブ11に挿入
をする際、目視によっているため、細心の注意が必要で
あり、本装置を乗せる架台の持上げ装置が必要であり、
構造が複雑になる。 (イ)耐油ゴム製のO−リング15は剛性が高く、その
つぶし代を0としても、回転体が危険速度を通過する
際、必要且つ十分な減衰力が得られない。 (ウ)玉軸受ホルダ13の底面、及びその底面と当接す
るハウジング20の内上面共に平面であって、両者の隙
間に生成する油膜は極めて薄く、且つ広いため、玉軸受
12の水平方向の移動に対するせん断剛性が大きく、移
動させるのに大きな力が必要であり、その際、細い軸8
0に過大な応力が発生し、軸80が塑性変形する可能性
がある。 (エ)玉軸受ホルダ13の上面、及びその上面と当接す
るハウジング蓋21の底面との隙間は0.02〜0.0
6ミリと極めて小さく、(ウ)と同様な現象が生じる可
能性がある。 (オ)ダンパ軸受装置を持上げる際、オイルシール50
の中心と軸80とを正確に一致させる必要があるが、そ
の操作は極めて困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、上記従来のダンパー軸受装置は、軸80をスリーブ
11に挿入をする際、細心の注意が必要であり、それを
乗せる架台の持上げ装置が必要であり、構造が複雑にな
ること、回転体が危険速度を通過する際、必要且つ十分
な減衰力が得られないこと、玉軸受ホルダ13を水平移
動させる際、細い軸80に過大な応力が発生し、軸80
が塑性変形する可能性があること、及びダンパー軸受装
置を持上げる際、オイルシール50の中心と軸80とを
正確に一致させる操作が極めて困難であることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】図2を参考にして説明す
る。本発明は、タービン油90を充したハウジング20
に収めるところの、高速回転軸80を挿入するスリーブ
31を玉軸受32で保持し、その玉軸受32を玉軸受ホ
ルダ33に回転可能に嵌込み、前記玉軸受ホルダ33の
上面に玉軸受ホルダカバー34を取付け、前記玉軸受ホ
ルダ33の外側面にシリコンゴム製O−リング35を装
着してなる組立品30を、振動減衰機能を持つタービン
油90を充したハウジング20に収めたうえ、ハウジン
グ蓋21で覆ってなるところの、高速回転軸80を支承
するダンパー軸受装置であって、スリーブ31がテフロ
ンよりなり、O−リング35がつぶし代ゼロの低硬度の
シリコンゴムよりなり、スリーブ31とそれに挿入した
高速回転軸80との間に実質的に両者が接触しない隙間
を形成し、玉軸受ホルダ33の下面にハウジング20の
内側上面と当接させる小幅の環状突起36を設けてなる
ものである。
【0007】
【実施例】実施例について先ず説明すると、20は後記
本発明のダンパー軸受装置組立品30を収める、上面を
開口した箱状ハウジングであって、振動減衰機能を持つ
タービン油90を充してある。21はダンパー軸受装置
を収めた箱状ハウジング20を覆うハウジング蓋であっ
て、上面中央に高速回転軸80を通す穴22を開けてあ
る。
【0008】31は挿入する高速回転軸80の先端部分
との隙間を大きくしたテフロン製スリーブであって、前
記軸80の先端部分を容易に挿入可能に、上端部内径を
逆円錐状に拡げてある。
【0009】32はそのスリーブ31を保持する玉軸
受、33はその玉軸受32を回転可能に嵌込む玉軸受ホ
ルダであって、タービン油90の油膜のせん断剛性を低
減し、容易に水平移動出来るよう、その下面には前記ハ
ウジング20の内側上面と当接させる小幅の環状突起3
6を設けると共に、その上面とハウジング蓋21下面と
の隙間を0.5〜1ミリと大きくしてある。
【0010】34はその玉軸受ホルダ33の上面に取付
ける玉軸受ホルダカバーであって、玉軸受32を固定す
る。
【0011】35は前記玉軸受ホルダ33の外側面の溝
に装着し、ハウジング20の内側面に当接させ、芯出し
するところの、つぶし代ゼロの2本の低硬度のシリコン
ゴム製O−リングである。
【0012】また、高速回転軸80は、下先端部分を従
来のものよりも細くし、その先端を円錐状にさらに細く
してあるが、剛性を大きくするため、その先端部分を除
く主部分を従来のものよりも太くすると共に、下先端部
分から主部分への移行テーパ部分に油切りフィン81を
設けることにより、ハウジング蓋21と軸80との間を
シールするオイルシールは廃止されている。
【0013】なお、ハウジング蓋21の下面は外下向き
に傾斜させ、油切りフィン81で振切られた油を受止
め、下方に戻すようにしてある。
【0014】作用について説明すると、上記構成のダン
パー軸受装置の使用に当たっては、ダンパー軸受装置を
静置したままで、高速回転軸80を降ろし、その細い下
先端部分を、ハウジング蓋21の穴22、玉軸受ホルダ
カバー34の穴と順に通して、最後にスリーブ31内に
挿入し、前記O−リング15で芯出するだけでよい。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されるため、
次の効果を発揮する。すなわち、 (ア)軸80の下先端部分のテフロン製スリーブ31へ
の挿入が極めて容易であり、その挿入に当たっては、軸
80を降ろすだけでよく、軸80の挿入のための格別の
付帯設備が不要になる。 (イ)玉軸受ホルダ33の底面に突設した環状突起36
及び低硬度のO−リング35により、小さい力でも減衰
効果が発揮され、危険速度通過時の振幅の増加が著しく
小さくなるとともに、危険速度通過に要する時間が極め
て短時間ですむ。 (ウ)オイルシール50を廃止することが出来、軸80
の挿入が容易になる。 (エ)ダンパー軸受装置と回転体の軸が若干偏心して
も、軸80がスリーブ31に接触せず、回転体の高速回
転時、回転体の重心の回わりに何等の妨げもなく、安定
的に回転し、その動力損失は極めて小さい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 組立品 11 スリーブ 12 玉軸受 13 玉軸受ホルダ 14 玉軸受ホルダカバー 15 O−リング 20 ハウジング 21 ハウジング蓋 22 穴 30 組立品 31 スリーブ 32 玉軸受 33 玉軸受ホルダ 34 玉軸受ホルダカバー 35 O−リング 36 突起 50 オイルシール 80 高速回転軸 81 油切りフィン 90 タービン油

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タービン油(90)を充したハウジング
    (20)に収めるところの、高速回転軸(80)を挿入
    するスリーブ(31)を玉軸受(32)で保持し、その
    玉軸受(32)を玉軸受ホルダ(33)に回転可能に嵌
    込み、前記玉軸受ホルダ(33)の上面に玉軸受ホルダ
    カバー(34)を取付け、前記玉軸受ホルダ(33)の
    外側面にシリコンゴム製O−リング(35)を装着して
    なる組立品(30)を、振動減衰機能を持つタービン油
    (90)を充したハウジング(20)に収めたうえ、ハ
    ウジング蓋(21)で覆ってなるところの、高速回転軸
    (80)を支承するダンパー軸受装置において、スリー
    ブ(31)がテフロンよりなり、O−リング(35)が
    つぶし代ゼロの低硬度のシリコンゴムよりなり、スリー
    ブ(31)とそれに挿入した高速回転軸(80)との間
    に実質的に両者が接触しない隙間を形成し、玉軸受ホル
    ダ(33)の下面にハウジング(20)の内側上面と当
    接させる小幅の環状突起(36)を設けてなるダンパー
    軸受装置。
JP14118994A 1994-05-30 1994-05-30 ダンパー軸受装置 Pending JPH07317759A (ja)

Priority Applications (1)

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JP14118994A JPH07317759A (ja) 1994-05-30 1994-05-30 ダンパー軸受装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14118994A JPH07317759A (ja) 1994-05-30 1994-05-30 ダンパー軸受装置

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Publication Number Publication Date
JPH07317759A true JPH07317759A (ja) 1995-12-08

Family

ID=15286237

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14118994A Pending JPH07317759A (ja) 1994-05-30 1994-05-30 ダンパー軸受装置

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JP (1) JPH07317759A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009021809A3 (de) * 2007-08-10 2009-06-11 Oerlikon Leybold Vacuum Gmbh Pumpen-lageranordnung

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009021809A3 (de) * 2007-08-10 2009-06-11 Oerlikon Leybold Vacuum Gmbh Pumpen-lageranordnung

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