JPH07313814A - フィラメントフィルター装置 - Google Patents
フィラメントフィルター装置Info
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- JPH07313814A JPH07313814A JP13664494A JP13664494A JPH07313814A JP H07313814 A JPH07313814 A JP H07313814A JP 13664494 A JP13664494 A JP 13664494A JP 13664494 A JP13664494 A JP 13664494A JP H07313814 A JPH07313814 A JP H07313814A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】構成が極めて簡単で、目詰まりの生じにくいフ
ィラメントからなるフィルター装置を提供する。 【構成】適宜のチャンバー内を横切る一枚又は複数枚の
フィルター板４を設け、これらの各フィルター板４は四
辺形の枠体１１の上下枠１１ａ、１１ｂの間に、フィラ
メント１２を巻き付け、パイプ状の上枠１１ａの下部両
側に長手方向に間隔を開けて多数の孔を設けている。そ
してこの上枠１１ａ内に適宜の液体が供給され、これら
の多数の孔から吐出され、両側のフィラメント１２に付
着するようになっている。また上記フィラメント１２は
排気ガスの圧力等で振動する程度の張力を有している。
ィラメントからなるフィルター装置を提供する。 【構成】適宜のチャンバー内を横切る一枚又は複数枚の
フィルター板４を設け、これらの各フィルター板４は四
辺形の枠体１１の上下枠１１ａ、１１ｂの間に、フィラ
メント１２を巻き付け、パイプ状の上枠１１ａの下部両
側に長手方向に間隔を開けて多数の孔を設けている。そ
してこの上枠１１ａ内に適宜の液体が供給され、これら
の多数の孔から吐出され、両側のフィラメント１２に付
着するようになっている。また上記フィラメント１２は
排気ガスの圧力等で振動する程度の張力を有している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、気体、エアロゾル、
液体、粉体等の適宜を濾過するフィルター装置に関する
ものである。
液体、粉体等の適宜を濾過するフィルター装置に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、気体や液体を濾過するため不織布
や織布、合成樹脂等の発泡体からなる種々のフィルター
が設けられている。
や織布、合成樹脂等の発泡体からなる種々のフィルター
が設けられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこれらの
フィルターは板状となっているため、風圧や液圧により
板全体は動くが、各繊維等は動かず、目詰まりがおきて
くる。
フィルターは板状となっているため、風圧や液圧により
板全体は動くが、各繊維等は動かず、目詰まりがおきて
くる。
【０００４】この発明はこれらの点に鑑みてなされたも
のであり、構成が極めて簡単で、目詰まりの生じにくい
フィラメントからなるフィルター装置を提供し上記課題
を解決しようとするものである。
のであり、構成が極めて簡単で、目詰まりの生じにくい
フィラメントからなるフィルター装置を提供し上記課題
を解決しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そこで請求項１項の発明
は、適宜のチャンバー内を横切る一枚又は複数枚のフィ
ルター板を設け、これらの各フィルター板は枠体の相対
する枠辺の間に、両端を上記枠辺に支持した多数のフィ
ラメントを略平行に並べ、これらの各フィラメントはチ
ャンバー内を通る風圧や液圧、又は適宜の振動装置で振
動する程度の張力を有するフィラメントフィルター装置
とした。
は、適宜のチャンバー内を横切る一枚又は複数枚のフィ
ルター板を設け、これらの各フィルター板は枠体の相対
する枠辺の間に、両端を上記枠辺に支持した多数のフィ
ラメントを略平行に並べ、これらの各フィラメントはチ
ャンバー内を通る風圧や液圧、又は適宜の振動装置で振
動する程度の張力を有するフィラメントフィルター装置
とした。
【０００６】また請求項２項の発明は、適宜のチャンバ
ー内を横切る一枚又は複数枚のフィルター板を設け、こ
れらの各フィルター板は枠体の上下の相対する枠辺の間
に、両端を上記枠辺に支持した多数のフィラメントを略
平行に並べ、この各フィラメントはチャンバー内を通る
風圧や液圧、又は適宜の振動装置で振動する程度の張力
を有し、上記枠体の上部枠辺から適宜の液体を各フィラ
メントに流す構成としたフィラメントフィルター装置と
した。
ー内を横切る一枚又は複数枚のフィルター板を設け、こ
れらの各フィルター板は枠体の上下の相対する枠辺の間
に、両端を上記枠辺に支持した多数のフィラメントを略
平行に並べ、この各フィラメントはチャンバー内を通る
風圧や液圧、又は適宜の振動装置で振動する程度の張力
を有し、上記枠体の上部枠辺から適宜の液体を各フィラ
メントに流す構成としたフィラメントフィルター装置と
した。
【０００７】また請求項３項の発明は、適宜のチャンバ
ー内を横切る一枚又は複数枚のフィルター板を設け、こ
れらの各フィルター板は枠体の上下の相対する枠辺の間
に、多数のフィラメントを巻いて略平行に並べ、この各
フィラメントはチャンバー内を通る風圧や液圧、又は適
宜の振動装置で振動する程度の張力を有し、適宜の液体
を各フィラメントに流す多数の小孔を上記枠体の上部枠
辺に沿って設けたフィラメントフィルター装置とした。
ー内を横切る一枚又は複数枚のフィルター板を設け、こ
れらの各フィルター板は枠体の上下の相対する枠辺の間
に、多数のフィラメントを巻いて略平行に並べ、この各
フィラメントはチャンバー内を通る風圧や液圧、又は適
宜の振動装置で振動する程度の張力を有し、適宜の液体
を各フィラメントに流す多数の小孔を上記枠体の上部枠
辺に沿って設けたフィラメントフィルター装置とした。
【０００８】上記各フィラメントは金属、プラスチック
ス、エラストマー、セラミックス、紙、天然せんい等種
々の材質が適応できる。またこれらのフィラメント（線
維）は断面が円形とは限らず、撚り線形状、フラットな
テープ形状、凹凸形状等種々の形状でよい。またこれら
のフィラメントを同径のものを並べたタイプ又は二本以
上の異なる太さのものを交互に並べたタイプのもの等が
ある。
ス、エラストマー、セラミックス、紙、天然せんい等種
々の材質が適応できる。またこれらのフィラメント（線
維）は断面が円形とは限らず、撚り線形状、フラットな
テープ形状、凹凸形状等種々の形状でよい。またこれら
のフィラメントを同径のものを並べたタイプ又は二本以
上の異なる太さのものを交互に並べたタイプのもの等が
ある。
【０００９】
【作用】上記請求項１項の発明では、被処理物である気
体、液体等をフィルターのチャンバー内に入れると、各
フィルター板の略平行に並べたフィラメントの間を被処
理物が通る。その際これらの各フィラメントはチャンバ
ー内を通る風圧、液圧等で前後、左右に振動し、これら
の隣接するフィラメントの間隔が変化する。従って各隣
接するフィラメントの振動しているその時の間隔によっ
て通過できる固形物の大きさが異なる。しかし最大の間
隔より小さい大きさの固形物等はこれらの各隣接するフ
ィラメントの間を通過するが、最大の間隔より大きさの
固形物等はこれらのフィラメントにひっかかり、これら
のフィラメントの間を通過できない。
体、液体等をフィルターのチャンバー内に入れると、各
フィルター板の略平行に並べたフィラメントの間を被処
理物が通る。その際これらの各フィラメントはチャンバ
ー内を通る風圧、液圧等で前後、左右に振動し、これら
の隣接するフィラメントの間隔が変化する。従って各隣
接するフィラメントの振動しているその時の間隔によっ
て通過できる固形物の大きさが異なる。しかし最大の間
隔より小さい大きさの固形物等はこれらの各隣接するフ
ィラメントの間を通過するが、最大の間隔より大きさの
固形物等はこれらのフィラメントにひっかかり、これら
のフィラメントの間を通過できない。
【００１０】また複数枚のフィルター板を設けたもの
は、複数枚のフィルターを通過した後は、一定径未満の
大きさの固形物のみ通過し、一定径以上の大きさの固形
物がひっかかる。従ってろ過する被処理物の形態に合わ
せて各フィラメントの間の間隔を狭めたり、広げたりし
て調整したり、またフィラメントの振幅乃至は張力を調
整する。またこの様に隣接する各フィラメントの間の間
隔がフィラメントの振動によって変化するため、ホコリ
等の固形物の粒子が凝集し、粒子を大きくして各フィラ
メントにひっかかり、又はその重量により落下する。こ
の様にしてこれらのフィルター板で粒子の大きさや重量
によって粒子を分離させる。
は、複数枚のフィルターを通過した後は、一定径未満の
大きさの固形物のみ通過し、一定径以上の大きさの固形
物がひっかかる。従ってろ過する被処理物の形態に合わ
せて各フィラメントの間の間隔を狭めたり、広げたりし
て調整したり、またフィラメントの振幅乃至は張力を調
整する。またこの様に隣接する各フィラメントの間の間
隔がフィラメントの振動によって変化するため、ホコリ
等の固形物の粒子が凝集し、粒子を大きくして各フィラ
メントにひっかかり、又はその重量により落下する。こ
の様にしてこれらのフィルター板で粒子の大きさや重量
によって粒子を分離させる。
【００１１】上記請求項２項の発明では、上記請求項１
項の作用に加え、枠体の上部枠辺から適宜の液体又はエ
アロゾルを各フィラメントに付着させているため、これ
らの液体等に被処理物の中の一部の成分等が吸着し、液
体等はこれらの成分を捕集してフィルターの下部に溜
る。また上記フィラメントに付着させた液体やエアロゾ
ルと被処理物内のある物質とが化学反応してある物質を
分離することができる。従って気体や液体等を物理的に
濾過するものに加えして化学的に濾過する機能を有す
る。
項の作用に加え、枠体の上部枠辺から適宜の液体又はエ
アロゾルを各フィラメントに付着させているため、これ
らの液体等に被処理物の中の一部の成分等が吸着し、液
体等はこれらの成分を捕集してフィルターの下部に溜
る。また上記フィラメントに付着させた液体やエアロゾ
ルと被処理物内のある物質とが化学反応してある物質を
分離することができる。従って気体や液体等を物理的に
濾過するものに加えして化学的に濾過する機能を有す
る。
【００１２】上記請求項３項の発明では、上記請求項１
項及び請求項２項の作用に加え、各フィルター板は枠体
の上下の相対する枠辺の間に、多数のフィラメントを巻
いて略平行に並べており、各フィラメントは各枠辺に支
持されている。またこの枠体の上部枠辺の多数の小孔か
ら液体やエアロゾルが吐出して両側のフィラメントに当
該液体やエアロゾルが付着し、当該フィラメントを伝わ
って落下する構成と成っている。
項及び請求項２項の作用に加え、各フィルター板は枠体
の上下の相対する枠辺の間に、多数のフィラメントを巻
いて略平行に並べており、各フィラメントは各枠辺に支
持されている。またこの枠体の上部枠辺の多数の小孔か
ら液体やエアロゾルが吐出して両側のフィラメントに当
該液体やエアロゾルが付着し、当該フィラメントを伝わ
って落下する構成と成っている。
【００１３】また上記各請求項１項乃至請求項３項の発
明においては各フィラメントは被処理物の風圧や液圧に
よって振動するが、これに代えて振動装置を用いて各フ
ィラメントを自ら振動させる場合もある。
明においては各フィラメントは被処理物の風圧や液圧に
よって振動するが、これに代えて振動装置を用いて各フ
ィラメントを自ら振動させる場合もある。
【００１４】
【実施例】以下この発明の実施例を図について説明す
る。図１はこの発明のフィルターをエンジンの排気ガス
処理の使用した概略構成を示すもので、ディーゼルエン
ジン１の排気ガスが通るマフラー２の排出口に中空状の
チャンバー３ａから成るフィルター装置３を設けてい
る。従ってエンジン１の排気は当該フィルター装置３を
通って外気に排出される。このフィルター装置３には、
チャンバー３ａ内に当該チャンバー３ａを横切るように
多数のフィルター板４が間隔を開けて設けられており、
これらの各フィルター板４に燃料タンク５からポンプ６
を介して燃料が供給され、各フィルター板４に付着させ
ている。
る。図１はこの発明のフィルターをエンジンの排気ガス
処理の使用した概略構成を示すもので、ディーゼルエン
ジン１の排気ガスが通るマフラー２の排出口に中空状の
チャンバー３ａから成るフィルター装置３を設けてい
る。従ってエンジン１の排気は当該フィルター装置３を
通って外気に排出される。このフィルター装置３には、
チャンバー３ａ内に当該チャンバー３ａを横切るように
多数のフィルター板４が間隔を開けて設けられており、
これらの各フィルター板４に燃料タンク５からポンプ６
を介して燃料が供給され、各フィルター板４に付着させ
ている。
【００１５】またこのフィルター装置３の下部にはドレ
インタンク７が設けられ、上記各フィルター板４に付着
した燃料がたれてくるのを捕集するようになっている。
このドレインタンク７にはサブタンク８が接続され、こ
のサブタンク８のドレイン（燃料）を燃料タンク５に戻
すポンプ９が設けられている。またこの燃料タンク５か
ら上記エンジン１に燃料を供給するポンプ１０が設けら
れている。
インタンク７が設けられ、上記各フィルター板４に付着
した燃料がたれてくるのを捕集するようになっている。
このドレインタンク７にはサブタンク８が接続され、こ
のサブタンク８のドレイン（燃料）を燃料タンク５に戻
すポンプ９が設けられている。またこの燃料タンク５か
ら上記エンジン１に燃料を供給するポンプ１０が設けら
れている。
【００１６】上記フィルター装置３の各フィルター板４
は、図３に示すように四辺形の枠体１１の上下枠１１
ａ、１１ｂの間に、フィラメント１２を巻き付け、図４
に示すようにパイプ状の上枠１１ａの下部両側に長手方
向に間隔を開けて多数の孔１１ｃを設けている。そして
この上枠１１ａ内に上記燃料タンク５からの燃料がポン
プ６により供給され、これらの多数の孔１１ｃから吐出
され、両側のフィラメント１２に付着するようになって
いる。また上記フィラメント１２は排気ガスの圧力で前
後左右に振動する程度の張力を有している。さらにフィ
ルター装置３内のこれらの多数のフィルター板４の前方
には分散板１３が、また後方には集中板１４が設けられ
ている。またチャンバー３ａの下部には適宜数の脚体１
５を有している。
は、図３に示すように四辺形の枠体１１の上下枠１１
ａ、１１ｂの間に、フィラメント１２を巻き付け、図４
に示すようにパイプ状の上枠１１ａの下部両側に長手方
向に間隔を開けて多数の孔１１ｃを設けている。そして
この上枠１１ａ内に上記燃料タンク５からの燃料がポン
プ６により供給され、これらの多数の孔１１ｃから吐出
され、両側のフィラメント１２に付着するようになって
いる。また上記フィラメント１２は排気ガスの圧力で前
後左右に振動する程度の張力を有している。さらにフィ
ルター装置３内のこれらの多数のフィルター板４の前方
には分散板１３が、また後方には集中板１４が設けられ
ている。またチャンバー３ａの下部には適宜数の脚体１
５を有している。
【００１７】この実施例の場合、燃料タンク５に入って
いる燃料はポンプ１０によりエンジン１に供給され、そ
こで燃焼、爆発が行われ排気ガスがマフラー２を通って
フィルター装置３に達する。一方燃料タンク５からポン
プ６を介して燃料をフィルター装置３の各フィルター板
４に供給する。これにより各フィルター板４の各フィラ
メント１２には燃料が付着し、当該燃料は各フィラメン
ト１２を伝わってドレインタンク７に落下する。この状
態のフィルター装置３内を排気ガスは各フィルター板４
の各フィラメント１２の間を通って通過するが、そこで
各フィルター板４の各フィラメント１２に付着している
燃料に排気ガス中のカーボン粒子や不完全燃焼ガスが吸
着する。
いる燃料はポンプ１０によりエンジン１に供給され、そ
こで燃焼、爆発が行われ排気ガスがマフラー２を通って
フィルター装置３に達する。一方燃料タンク５からポン
プ６を介して燃料をフィルター装置３の各フィルター板
４に供給する。これにより各フィルター板４の各フィラ
メント１２には燃料が付着し、当該燃料は各フィラメン
ト１２を伝わってドレインタンク７に落下する。この状
態のフィルター装置３内を排気ガスは各フィルター板４
の各フィラメント１２の間を通って通過するが、そこで
各フィルター板４の各フィラメント１２に付着している
燃料に排気ガス中のカーボン粒子や不完全燃焼ガスが吸
着する。
【００１８】その際図５に示すごとく、これらの各フィ
ラメント１２はチャンバー３ａ内を通る排気ガスの圧力
で振動し、これらの隣接する各フィラメント１２の間隔
が広くなったり狭まったりする。従って排気ガス中の固
形物やすすは、あるフィルター板４は通過するが、他の
フィルター板４では通過できないものもある。しかしな
がら複数のフィルター板４を通過すると、ある一定値以
上の大きさの固形物はこれらの多数の各フィラメントに
ひっかかり、これらのフィラメントの間を通過できない
が、ある一定値未満の大きさの固形物は通過できること
となる。
ラメント１２はチャンバー３ａ内を通る排気ガスの圧力
で振動し、これらの隣接する各フィラメント１２の間隔
が広くなったり狭まったりする。従って排気ガス中の固
形物やすすは、あるフィルター板４は通過するが、他の
フィルター板４では通過できないものもある。しかしな
がら複数のフィルター板４を通過すると、ある一定値以
上の大きさの固形物はこれらの多数の各フィラメントに
ひっかかり、これらのフィラメントの間を通過できない
が、ある一定値未満の大きさの固形物は通過できること
となる。
【００１９】また図６に示すごとく、各フィラメント１
２の前方の排気ガスは各フィラメントの外周を回ってこ
れらの間を通過し、その後まっすぐ進もうとするが、各
フィラメント１２の真後に負圧部Ｒが生じ、当該負圧部
Ｒに排気ガスは吸引される。従ってこれらのフィラメン
ト１２が多数並んで、各フィラメント１２の間の間隙は
小さいが、上記吸引力により排気ガスの各フィラメント
通過の抵抗は小さい。
２の前方の排気ガスは各フィラメントの外周を回ってこ
れらの間を通過し、その後まっすぐ進もうとするが、各
フィラメント１２の真後に負圧部Ｒが生じ、当該負圧部
Ｒに排気ガスは吸引される。従ってこれらのフィラメン
ト１２が多数並んで、各フィラメント１２の間の間隙は
小さいが、上記吸引力により排気ガスの各フィラメント
通過の抵抗は小さい。
【００２０】この様にして当該フィルター装置３を通過
した排気ガスはカーボン粒子や不完全燃焼ガスが少なく
なった状態で外気に放出される。また上記各フィルター
板４で燃料により捕集したカーボン粒子や不完全燃焼ガ
スを含んだドレインはドレインタンク７に集まり、この
ドレインタンク７からサブタンク８に移行し、このサブ
タンク８からポンプ９により燃料タンク５に戻され、再
び燃料としてエンジン１又はフィルター装置３に使用さ
れる。
した排気ガスはカーボン粒子や不完全燃焼ガスが少なく
なった状態で外気に放出される。また上記各フィルター
板４で燃料により捕集したカーボン粒子や不完全燃焼ガ
スを含んだドレインはドレインタンク７に集まり、この
ドレインタンク７からサブタンク８に移行し、このサブ
タンク８からポンプ９により燃料タンク５に戻され、再
び燃料としてエンジン１又はフィルター装置３に使用さ
れる。
【００２１】また上記実施例では各フィルター板４の各
フィラメント１２に燃料を付着させてこれらを通過する
排気ガスのカーボン粒子や不完全燃焼ガスを当該燃料で
吸着しているが、これに代えて各フィラメント１２に付
着させた適宜の液体又はエアロゾルとこれらを通過する
被処理物の内の分離したい物質とを化学反応させて分離
させることもできる。例えば亜硫酸ガスＳＯ2の場合、
生石灰ＣａＯと水Ｈ2Ｏをまぜて硝石灰Ｃａ（ＯＨ）2の
水溶液を作り、これを各フィルター板４の各フィラメン
ト１２に付着させ、これらのフィルター板４に亜硫酸ガ
スＳＯ2を通すと、化学反応してＣａＳＯ3となり、この
ＣａＳＯ3が沈殿し、亜硫酸ガスが他の気体から分離さ
れる。また炭酸ガスＣＯ2の場合、各フィルター板４の
各フィラメント１２に水Ｈ2Ｏを付着させ、これらのフ
ィルター板４に炭酸ガスＣＯ2を通すとＨ2ＣＯ3とな
り、炭酸ガスが他の気体から分離される。しかもこの炭
酸ガスを水に溶かすと、水の体積の千数百倍もの炭酸ガ
スを含有できるため、小さな容積の中に多量の炭酸ガス
を含有できる。
フィラメント１２に燃料を付着させてこれらを通過する
排気ガスのカーボン粒子や不完全燃焼ガスを当該燃料で
吸着しているが、これに代えて各フィラメント１２に付
着させた適宜の液体又はエアロゾルとこれらを通過する
被処理物の内の分離したい物質とを化学反応させて分離
させることもできる。例えば亜硫酸ガスＳＯ2の場合、
生石灰ＣａＯと水Ｈ2Ｏをまぜて硝石灰Ｃａ（ＯＨ）2の
水溶液を作り、これを各フィルター板４の各フィラメン
ト１２に付着させ、これらのフィルター板４に亜硫酸ガ
スＳＯ2を通すと、化学反応してＣａＳＯ3となり、この
ＣａＳＯ3が沈殿し、亜硫酸ガスが他の気体から分離さ
れる。また炭酸ガスＣＯ2の場合、各フィルター板４の
各フィラメント１２に水Ｈ2Ｏを付着させ、これらのフ
ィルター板４に炭酸ガスＣＯ2を通すとＨ2ＣＯ3とな
り、炭酸ガスが他の気体から分離される。しかもこの炭
酸ガスを水に溶かすと、水の体積の千数百倍もの炭酸ガ
スを含有できるため、小さな容積の中に多量の炭酸ガス
を含有できる。
【００２２】また上記実施例では各フィルター板４のフ
ィラメント１２に適宜の液体を付着させた湿式のフィル
ターを説明したが、これに代えて乾式のフィルターとし
ても使用できる。その場合フィルター装置３の各フィル
ター板４の排気ガスの通過の際、各フィルター板４の上
部枠辺１１ａから燃料を吐出させない。従って当該排気
ガス中のすす等の固形物が各フィルター板４の隣接する
フィラメント１２にひっかかり、ろ過される。
ィラメント１２に適宜の液体を付着させた湿式のフィル
ターを説明したが、これに代えて乾式のフィルターとし
ても使用できる。その場合フィルター装置３の各フィル
ター板４の排気ガスの通過の際、各フィルター板４の上
部枠辺１１ａから燃料を吐出させない。従って当該排気
ガス中のすす等の固形物が各フィルター板４の隣接する
フィラメント１２にひっかかり、ろ過される。
【００２３】そして各フィラメント１２にすす等がひっ
かかった場合でもこれらの各フィラメント１２は排気ガ
スのフィルター装置３を通過する圧力で振動し、これら
の隣接する各フィラメント１２の間隔が広くなったり狭
まったりする。従って各フィラメントの振動ですす等の
付着物はフィラメントに付着せず、落下する。それ故こ
れらのフィラメントには濾過残留物が付着しずらい。し
かしながらこれらのフィラメント１２にすす等が付着し
た場合は、これらの隣接する各フィラメント１２の間に
歯が入る櫛状除去具を枠体１１に摺動自在に設け、この
櫛状除去具をフィラメントに沿って動かせば、各フィラ
メントに付着したすす等を取り除くことができる。
かかった場合でもこれらの各フィラメント１２は排気ガ
スのフィルター装置３を通過する圧力で振動し、これら
の隣接する各フィラメント１２の間隔が広くなったり狭
まったりする。従って各フィラメントの振動ですす等の
付着物はフィラメントに付着せず、落下する。それ故こ
れらのフィラメントには濾過残留物が付着しずらい。し
かしながらこれらのフィラメント１２にすす等が付着し
た場合は、これらの隣接する各フィラメント１２の間に
歯が入る櫛状除去具を枠体１１に摺動自在に設け、この
櫛状除去具をフィラメントに沿って動かせば、各フィラ
メントに付着したすす等を取り除くことができる。
【００２４】また図７及び図８に示すように、間隔を開
けて設けた四本の棒杆１６にフィラメント１７を角筒状
に巻き付け、これらの棒杆１６の他端面を遮蔽したフィ
ルター筒１８を設け、このフィルター筒１８を筒体１９
内に入れ、当該筒体１９の一端開口部２０から被処理物
を入れて他端開口部２１から被処理物を排出する構成の
場合もある。この場合もフィルター筒１８の各面のフィ
ラメント１７の間を被処理物が通り、被処理物に含まれ
た分離したい物質がフィルター筒１８内に残る。
けて設けた四本の棒杆１６にフィラメント１７を角筒状
に巻き付け、これらの棒杆１６の他端面を遮蔽したフィ
ルター筒１８を設け、このフィルター筒１８を筒体１９
内に入れ、当該筒体１９の一端開口部２０から被処理物
を入れて他端開口部２１から被処理物を排出する構成の
場合もある。この場合もフィルター筒１８の各面のフィ
ラメント１７の間を被処理物が通り、被処理物に含まれ
た分離したい物質がフィルター筒１８内に残る。
【００２５】また上記実施例のフィルター板４に代えて
図９の（ａ）及び（ｂ）に示す如く、四辺形の枠体１１
の上下枠１１ａ、１１ｂの間に、縦方向にフィラメント
１２を巻き付け、これらのフィラメント１２の内外周面
に間隔を開けて横方向にフィラメント２２を数本設け、
縦方向のフィラメント１２の振幅を当該数本の横方向の
フィラメント２２で調整している。また図９の（ｃ）は
四辺形の枠体１１の上下枠１１ａ、１１ｂの間に、縦方
向にフィラメント１２を巻き付け、さらにこれらの上下
枠１１ａと１１ｂとの間に横方向の中間枠１１ｄを設け
たもので、この場合一方のフィラメント１２の後方への
振幅と他方のフィラメント１２の後方への振幅とが異な
るようにしている。
図９の（ａ）及び（ｂ）に示す如く、四辺形の枠体１１
の上下枠１１ａ、１１ｂの間に、縦方向にフィラメント
１２を巻き付け、これらのフィラメント１２の内外周面
に間隔を開けて横方向にフィラメント２２を数本設け、
縦方向のフィラメント１２の振幅を当該数本の横方向の
フィラメント２２で調整している。また図９の（ｃ）は
四辺形の枠体１１の上下枠１１ａ、１１ｂの間に、縦方
向にフィラメント１２を巻き付け、さらにこれらの上下
枠１１ａと１１ｂとの間に横方向の中間枠１１ｄを設け
たもので、この場合一方のフィラメント１２の後方への
振幅と他方のフィラメント１２の後方への振幅とが異な
るようにしている。
【００２６】なお上記実施例では、フィルター装置３の
チャンバー３ａ内に多数のフィルター板４を設けたが、
このフィルター板４は一枚でも良く、また複数枚でもよ
い。さらにこれらの各フィルター板４は四辺形に限ら
ず、円形等チャンバー３ａ内を横切るものであれば形状
を問わない。また各フィルター板４のフィラメント１２
の向きは上記実施例では縦方向としたが、横方向でも斜
めでもよい。さらに上記実施例ではフィルター板４は枠
体１１の相対する枠辺にフィラメントを巻いているが、
これに限らず相対する枠辺に各フィラメントの両端を固
定したものでも良い。
チャンバー３ａ内に多数のフィルター板４を設けたが、
このフィルター板４は一枚でも良く、また複数枚でもよ
い。さらにこれらの各フィルター板４は四辺形に限ら
ず、円形等チャンバー３ａ内を横切るものであれば形状
を問わない。また各フィルター板４のフィラメント１２
の向きは上記実施例では縦方向としたが、横方向でも斜
めでもよい。さらに上記実施例ではフィルター板４は枠
体１１の相対する枠辺にフィラメントを巻いているが、
これに限らず相対する枠辺に各フィラメントの両端を固
定したものでも良い。
【００２７】また上記各フィルター板４の各フィラメン
ト１２、１７を振動装置により超音波等で振動させる構
成にしてもよい。また当該フィラメントの表面に防かび
剤、殺菌剤、防虫剤、酵素、帯電防止剤等を予め固定さ
せておいても良い。さらにこの発明のフィルター装置を
用いて粉体をろ過する場合、各フィルター板に振動を与
えて当該振動により、各フィルター板のフィラメントを
振動させ、この振動により生じた各フィラメントの間隙
から一定径未満の大きさの粒子を通過させ、一定径以上
の大きさの粒子は捕集することができる。
ト１２、１７を振動装置により超音波等で振動させる構
成にしてもよい。また当該フィラメントの表面に防かび
剤、殺菌剤、防虫剤、酵素、帯電防止剤等を予め固定さ
せておいても良い。さらにこの発明のフィルター装置を
用いて粉体をろ過する場合、各フィルター板に振動を与
えて当該振動により、各フィルター板のフィラメントを
振動させ、この振動により生じた各フィラメントの間隙
から一定径未満の大きさの粒子を通過させ、一定径以上
の大きさの粒子は捕集することができる。
【００２８】
【発明の効果】請求項１項の発明では、各フィルター板
の略平行に並べたフィラメントの間を被処理物が通る
が、その際これらの各フィラメントはチャンバー内を通
る風圧、液圧等で振動する。この振動によってろ過残留
物となる微粒子を凝集させて粒子を大きくして分離で
き、これらの粒子は大きさや重量で隣接するフイラメン
トの間を通過できない。従って当該フィルターで捕集し
たろ過残留物はこれらのフィルターの振動や自重により
落下し、目詰まりが生じにくい。従って長期に渡って当
該フィルター板を使用できる。そして被処理物の粘度や
流速によってフィラメントの材質、太さ、形状又は長さ
を変えることによって被処理物にあった効率の良い凝集
が簡単に行われる。また万一フィルター板の各フィラメ
ントに濾過残留物が付着した場合でも、各フィラメント
が略平行に並んでいるため、これらの各フィラメントの
間に歯が入る櫛状除去具を用いれば容易に濾過残留物を
かき落すことができる。
の略平行に並べたフィラメントの間を被処理物が通る
が、その際これらの各フィラメントはチャンバー内を通
る風圧、液圧等で振動する。この振動によってろ過残留
物となる微粒子を凝集させて粒子を大きくして分離で
き、これらの粒子は大きさや重量で隣接するフイラメン
トの間を通過できない。従って当該フィルターで捕集し
たろ過残留物はこれらのフィルターの振動や自重により
落下し、目詰まりが生じにくい。従って長期に渡って当
該フィルター板を使用できる。そして被処理物の粘度や
流速によってフィラメントの材質、太さ、形状又は長さ
を変えることによって被処理物にあった効率の良い凝集
が簡単に行われる。また万一フィルター板の各フィラメ
ントに濾過残留物が付着した場合でも、各フィラメント
が略平行に並んでいるため、これらの各フィラメントの
間に歯が入る櫛状除去具を用いれば容易に濾過残留物を
かき落すことができる。
【００２９】請求項２項の発明では、各フィルター板の
略平行に並べたフィラメントの間を被処理物が通るが、
その際これらの各フィラメントはチャンバー内を通る風
圧、液圧等で振動する。この振動によってろ過残留物と
なる微粒子を凝集させて粒子を大きくして分離でき、こ
れらの粒子は大きさや重量で隣接するフイラメントの間
を通過できない。従って当該フィルターで捕集したろ過
残留物はこれらのフィルターの振動や自重により落下
し、目詰まりが生じにくい。従って長期に渡って当該フ
ィルター板を使用できる。そして被処理物の粘度や流速
によってフィラメントの材質、太さ、形状又は長さを変
えることにより、被処理物に合った、効率の良い凝集が
簡単に行われる。また枠体の上部枠辺から適宜の液体又
はエアロゾルを各フィラメントに付着させているため、
これらの液体等に被処理物の中の一部の成分等が吸着
し、液体等はこれらの成分を捕集してフィルターの下部
に溜る。従って気体や液体等を物理的にろ過するものに
加え、化学的にろ過する機能をも有する。
略平行に並べたフィラメントの間を被処理物が通るが、
その際これらの各フィラメントはチャンバー内を通る風
圧、液圧等で振動する。この振動によってろ過残留物と
なる微粒子を凝集させて粒子を大きくして分離でき、こ
れらの粒子は大きさや重量で隣接するフイラメントの間
を通過できない。従って当該フィルターで捕集したろ過
残留物はこれらのフィルターの振動や自重により落下
し、目詰まりが生じにくい。従って長期に渡って当該フ
ィルター板を使用できる。そして被処理物の粘度や流速
によってフィラメントの材質、太さ、形状又は長さを変
えることにより、被処理物に合った、効率の良い凝集が
簡単に行われる。また枠体の上部枠辺から適宜の液体又
はエアロゾルを各フィラメントに付着させているため、
これらの液体等に被処理物の中の一部の成分等が吸着
し、液体等はこれらの成分を捕集してフィルターの下部
に溜る。従って気体や液体等を物理的にろ過するものに
加え、化学的にろ過する機能をも有する。
【００３０】請求項３項の発明では、上記請求項２項の
発明と同様な効果を有し、さらに各フィルター板は枠体
の相対する枠辺にフィラメントを巻きつけるだけで作成
でき、製造が極めて簡単である。
発明と同様な効果を有し、さらに各フィルター板は枠体
の相対する枠辺にフィラメントを巻きつけるだけで作成
でき、製造が極めて簡単である。
【図１】この発明のフィルター装置をエンジンの排気ガ
ス処理に使用した概略構成図である。
ス処理に使用した概略構成図である。
【図２】この発明のフィルター装置を示す構成図であ
る。
る。
【図３】この発明のフィルター装置のフィルター板を示
す正面説明図である。
す正面説明図である。
【図４】この発明のフィルター装置のフィルター板を示
す断面図である。
す断面図である。
【図５】この発明のフィルター装置のフィルター板を示
す断面図である。
す断面図である。
【図６】この発明のフィルター装置のフィルター板の各
フィラメントの断面説明図である。
フィラメントの断面説明図である。
【図７】この発明のフィルター装置の他の実施例におけ
るフィルター筒の斜視図である。
るフィルター筒の斜視図である。
【図８】この発明のフィルター装置の他の実施例におけ
る断面図である。
る断面図である。
【図９】この発明のフィルター装置のフィルター板の他
の実施例（ａ）、（ｂ）、（ｃ）を示す断面説明図であ
る。
の実施例（ａ）、（ｂ）、（ｃ）を示す断面説明図であ
る。
１ ディーゼルエンジン ２ マフラー ３ フィルター ４ フィルター板 ５ 燃料タンク ６ ポンプ ７ ドレインタンク ８ サブタンク ９ ポンプ １０ ポンプ １１ 枠体 １２ フィラメント １７ フィラメント １８ フィルター筒 １９ 筒体 ２２ フィラメント
Claims (3)
- 【請求項１】 適宜のチャンバー内を横切る一枚又は複
数枚のフィルター板を設け、これらの各フィルター板は
枠体の相対する枠辺の間に、両端を上記枠辺に支持した
多数のフィラメントを略平行に並べ、これらの各フィラ
メントは前後左右に振動する程度の張力を有することを
特徴とする、フィラメントフィルター装置。 - 【請求項２】 適宜のチャンバー内を横切る一枚又は複
数枚のフィルター板を設け、これらの各フィルター板は
枠体の上下の相対する枠辺の間に、両端を上記枠辺に支
持した多数のフィラメントを略平行に並べ、この各フィ
ラメントは振動する程度の張力を有し、上記枠体の上部
枠辺から適宜の液体を各フィラメントに流す構成とした
ことを特徴とする、フィラメントフィルター装置。 - 【請求項３】 適宜のチャンバー内を横切る一枚又は複
数枚のフィルター板を設け、これらの各フィルター板は
枠体の上下の相対する枠辺の間に、多数のフィラメント
を巻いて略平行に並べ、この各フィラメントは振動する
程度の張力を有し、適宜の液体を各フィラメントに流す
多数の小孔を上記枠体の上部枠辺に沿って設けたことを
特徴とする、フィラメントフィルター装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6136644A JP2739433B2 (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | フィラメントフィルター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6136644A JP2739433B2 (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | フィラメントフィルター装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07313814A true JPH07313814A (ja) | 1995-12-05 |
| JP2739433B2 JP2739433B2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=15180141
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6136644A Expired - Lifetime JP2739433B2 (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | フィラメントフィルター装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2739433B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2351677A (en) * | 1996-10-16 | 2001-01-10 | Morimura Kousan Kabushiki Kais | Edge filter with filament wound around cage |
| EP1228797A1 (en) * | 2001-01-19 | 2002-08-07 | C.R.F. Società Consortile per Azioni | Particulate filter for diesel engines |
| WO2012070160A1 (en) * | 2010-11-26 | 2012-05-31 | Empire Technology Development Llc | Air purification system and method using an ultrasonic wave |
| JP2012525258A (ja) * | 2010-05-11 | 2012-10-22 | ヨンミン ジョン | 湿式空気浄化装置 |
| JP2014117633A (ja) * | 2012-12-13 | 2014-06-30 | Yunipakku:Kk | 浮遊粒状物質捕集フィルタ装置 |
| CN113336357A (zh) * | 2021-05-13 | 2021-09-03 | 张昆鹏 | 一种地表水预处理抽取装置 |
Citations (9)
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| JPS50137866A (ja) * | 1974-04-23 | 1975-11-01 | ||
| JPS53110566U (ja) * | 1977-02-10 | 1978-09-04 | ||
| JPS57162627A (en) * | 1981-03-31 | 1982-10-06 | Japan Fuirudo Kk | Filter device |
| JPS59203622A (ja) * | 1983-05-02 | 1984-11-17 | Hiroyuki Nishide | 濾材遊動式のフイルタ− |
| JPS6024945A (ja) * | 1983-07-20 | 1985-02-07 | 凸版印刷株式会社 | ボイル殺菌に適した積層フイルム |
| JPS60183024A (ja) * | 1984-02-29 | 1985-09-18 | Hitachi Ltd | 塵埃および塩分除去装置 |
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| JPS63130118U (ja) * | 1987-02-19 | 1988-08-25 | ||
| JPS63291614A (ja) * | 1987-05-25 | 1988-11-29 | Matsushita Electric Works Ltd | 水流フィルタ− |
-
1994
- 1994-05-27 JP JP6136644A patent/JP2739433B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| GB2351677A (en) * | 1996-10-16 | 2001-01-10 | Morimura Kousan Kabushiki Kais | Edge filter with filament wound around cage |
| GB2351677B (en) * | 1996-10-16 | 2001-03-21 | Morimura Kousan Kabushiki Kais | Solid-liquid separating filter media for sewage, waste water, etc |
| EP1228797A1 (en) * | 2001-01-19 | 2002-08-07 | C.R.F. Società Consortile per Azioni | Particulate filter for diesel engines |
| US6773479B2 (en) | 2001-01-19 | 2004-08-10 | C.R.F. Societa Consortile Per Azioni | Particulate filter for diesel engines |
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| WO2012070160A1 (en) * | 2010-11-26 | 2012-05-31 | Empire Technology Development Llc | Air purification system and method using an ultrasonic wave |
| US8845785B2 (en) | 2010-11-26 | 2014-09-30 | Empire Technology Development Llc | Air purification system and method using an ultrasonic wave |
| US9403114B2 (en) | 2010-11-26 | 2016-08-02 | Empire Technology Development Llc | Air purification system and method using an ultrasonic wave |
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2739433B2 (ja) | 1998-04-15 |
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