JPH07312763A - Dtmf受信における受信機感度および音声不変性の改善方法 - Google Patents

Dtmf受信における受信機感度および音声不変性の改善方法

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JPH07312763A
JPH07312763A JP5220467A JP22046793A JPH07312763A JP H07312763 A JPH07312763 A JP H07312763A JP 5220467 A JP5220467 A JP 5220467A JP 22046793 A JP22046793 A JP 22046793A JP H07312763 A JPH07312763 A JP H07312763A
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dtmf
signal
band
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JP5220467A
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Slaven Zimbrek
ジムブレック スラベン
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Telefonaktiebolaget LM Ericsson AB
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q1/00Details of selecting apparatus or arrangements
    • H04Q1/18Electrical details
    • H04Q1/30Signalling arrangements; Manipulation of signalling currents
    • H04Q1/44Signalling arrangements; Manipulation of signalling currents using alternate current
    • H04Q1/444Signalling arrangements; Manipulation of signalling currents using alternate current with voice-band signalling frequencies
    • H04Q1/46Signalling arrangements; Manipulation of signalling currents using alternate current with voice-band signalling frequencies comprising means for distinguishing between a signalling current of predetermined frequency and a complex current containing that frequency, e.g. speech current

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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Transceivers (AREA)
  • Stereo-Broadcasting Methods (AREA)
  • Reduction Or Emphasis Of Bandwidth Of Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】DTMF受信における受信機感度および音声不
変性の改善方法を提供する。 【構成】ある測定期間内に、DTMF入力信号のゼロク
ロス数をリアルタイムでカウントし、現在およびいくつ
かの直前の測定期間内のゼロクロス数を互いに比較し、
その差が許容限界値以下であれば入力信号をDTMF信
号として処理する。また、各DTMF周波数群帯域の入
力信号音エネルギを表わすパラメータを測定して全測定
期間内の平均値を求め、現在のエネルギ・パラメータと
平均値との差を求め、正規値と、それより大きいおよび
小さい閾値を決定する。DTMF周波数群帯域のいずれ
かの差が正規値より大きいか小さいときは、正規値より
大きい閾値の上にあるか、小さい閾値の下にあるかを確
定する50a,50b。確定されれば、DTMF信号は
存在すると判断される。更に、DTFM信号の復号時
に、1つの測定期間内で初めて干渉周波数に遭遇したと
きは、次の測定期間内に同じ干渉信号音に遭遇すれば、
その干渉信号音を許容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はDTMF受信における受
信機感度および音声不変性の改善方法に関する。
【0002】キーパッド電話機は、いわゆるDTMF
(Dual Tone Multi−Frequenc
y)信号を使用して番号を送信する。各キーによりキー
パッド上のキー配置のローおよびコラムに対応する低お
よび高周波信号が発生される。こうして得られるDTM
F信号は高周波信号音および低周波信号音からなる合成
信号である。現在使用されているこれらの周波数は低周
波数群に対しては697、770、852および941
Hzであり高周波数群に対しては1209、1336、
1477および1633Hzである。
【0003】
【従来の技術】以下の従来技術の説明は、デジタル信号
プロセッサを含むDTMF受信機に基いている。しかし
ながら、後記するように、本発明は適切な修正を行うこ
とにより、アナログDTMF受信機に適用することもで
きる。
【0004】DTMF受信機への入力信号を測定検査す
るためのいわゆるDTMFプログラム(アルゴリズム)
が提供されている。このプログラムは、例えば、各々が
24のサブ期間を含む6mS長測定期間に分割すること
ができる。各サブ期間は250μS長となる(サブ・サ
ンプリング)。各6mS測定期間の終りに、低周波数群
および高周波数群および各DTMF周波数の累積エネル
ギの分析準備が完了する。プログラムは2部分からな
る。第1の部分は、リアルタイム、すなわち250μS
ごとに一度実施され、入力サンプル濾波、エネルギ累積
およびゼロクロスカウンティングが含まれる。
【0005】DTMFプログラムの他方の部分は、各6
mS測定期間の終り(最終の250μSサブ期間内)に
実施され、濾波結果の分析、DTMF信号の検証と復号
および時間監視が含まれる。
【0006】プログラムの2つの部分について、個別に
詳細説明を行う。
【0007】第1部分 入力サンプルの濾波は標準的なフィルターバンク法によ
って行われ、デジタル濾波により8つのDTMF周波数
のスペクトル・エネルギが得られる。入力PCM信号
は、最初に高低周波数群に対する低周波数帯域および高
周波数帯域に分割され、後者を別々に処理できるように
する。周波数帯域分離は、双線形変換により構成される
バンドパス型の2つのIIR楕円縦続フィルタ(低帯域
に対しては6次、高帯域に対しては8次)によって行わ
れる。次に各帯域フィルタからの出力信号は、4個の帯
域フィルタ(2次IIR共振器)により処理され、その
通過帯域は8つのDTMF周波数に対応している。(各
6mS測定期間の終りにおける)第1のプログラム部分
の最終結果は低周波数帯域および高周波数帯域および8
つのDTMF周波数帯域のスペクトル・エネルギであ
る。
【0008】プログラムの第2部分 前記したように、プログラムの第2の部分は6mS測定
期間の終りに実施される。分析はプログラムの第1の部
分から得られる結果(高低周波数帯域および各DTMF
周波数の累積エネルギ)に基いて行われ、DTMF番号
の復号へと続く。
【0009】実際上、いくつかの比較チェック、すなわ
ち制御がプログラムのこの第2部分で行われ、各帯域の
平均エネルギが計算される。この一連の比較チェックに
より、信号音が特定の限界内にあり、かつ正当な信号音
は処理されるべき新しいデータであることが確かめられ
る。チェックは次の順序で行われる。
【0010】信号レベルのチェック 揺れのチェック 揺れは、信号の平均エネルギと現在エネルギとの差であ
る(現在エネルギは先行する6mS測定期間中に累積さ
れるエネルギである)。実際に、揺れは信号安定度のレ
ベルを示す。DTMF信号は通常揺れが小さいが、音声
は通常揺れが大きい。従って、揺れのチェックは音声不
変性の改善に使用される。信号が充分強く、揺れの値が
規定限界内にあるときに、適切な式に従って平均値の帯
域通過エネルギが計算される。
【0011】一.ツィスト・チェック ツィストは最強キーパッド・ロー信号音の振幅と最強キ
ーパッド・コラム信号音の振幅との間のデシベル表示の
差である。CEPTによれば、最大許容ツィストは±6
dBである。
【0012】DTMF周波数の確認およびDTMFデジ
ットの復号 DTMF周波数の確認プロセスの中で、プログラムによ
り各群(帯域)内の各周波数共振器のエネルギが全群
(帯域)の平均エネルギと比較される。DTMF信号が
存在するとみなすには、一般的に、各群内の最強信号音
が所与の閾値よりも上にあり、群内の他の信号音は全て
所与の最低ノイズレベルより低くなければならない。各
DTMF周波数はそれ自体の閾値およびノイズレベルを
有している。
【0013】時間監視 時間監視により特定時間条件(信号音長、休止期間長、
信号音割込等)が全て満された時にのみ、DTMF番号
が検出されることが保証される。
【0014】DTMF受信機で遭遇する代表的な問題
は、音声不変性および感度に関する要求に関係してい
る。一般的に、受信機の感度が高いほどその音声不変性
は悪くなる。DTMF受信機を構成する際、一般的にこ
れら2つの要求に対する最適妥協策、すなわち良好な感
度および音声不変性が同時に得られる妥協策、を見つけ
る努力がなされる。
【0015】受信機の音声不変性を改善するいくつかの
他の方法も知られている。これらの最も一般的な方法と
しては下記の方法がある。
【0016】ウィンドウ技術の使用、第2調波の分析、
揺れのチェック、ウィンドウ技術は、通常DFTおよび
このタイプの他のアルゴリズム
【外1】 を評価する時に使用される。第2調波の分析には二重信
号音周波数におけるエネルギを計算し、この値をDTM
F信号音確認チェックに導入することが含まれる。第2
調波のエネルギ計算に必要な計算作業は比較的少ないた
め、DFT
【外2】 を使用する際はこの技術を適用することが多少なりとも
不可欠となる。しかしながら、前述のフィルターバンク
法を使用すときは、この第2調波の計算には8個の追加
のフィルターが必要になる。
【0017】フィルターバンク法を使用するときは、通
常揺れチェック技術が適用される。揺れは、実際上入力
信号レベルの動揺、すなわち振動の測定値である。通常
DTMF信号のレベルは多少なりとも一定であるが、こ
のレベルは音声に関しては全く不安定である。したがっ
て、揺れのチェックを用いる調査により、プログラム
が、少なくとも頻繁には、音声とDTMF信号とを混同
させないことが保証される。
【0018】それにもかかわらず、非常にノイズの強い
環境や強い干渉周波数が存在するときには、DTMF信
号は著しい揺れを示すことがある。このような場合に
は、揺れのチェックによって音声不変性問題を解決する
ことができないことがある。揺れの最大許容値が増加す
ると、音声不変性は著しく低下する。反対に、もしそれ
が増加しない場合には、受信機感度は低下し、検出は劣
化する。
【0019】WO−A1−87/07799にはいくつ
かの電話回線上に「監視信号」が存在する場合に音声信
号を検出する回路を含む電話回線監視システムが開示さ
れている。それは、米国特許第4,356,348号に
基いており、入力信号のゼロクロス間の最も一般的な時
間間隔を決定し、この間隔を後続の時間間隔と比較し
て、信号が周期的であるかどうかについて、入力信号を
分類しようとするものである。
【0020】WO−A1−87/07799では、シス
テムにゼロクロス検出器が含まれている。入力信号およ
び信号を構成する波形のカウント値から短いサンプル
(10mS)が取り出される。音声は、信号音よりも複
雑な波形を示すため、所与のサンプルに対して信号音よ
りも多くのイベントを発生する。ノイズの解釈の誤りを
回避するために、逐次2もしくは3のサンプルを取り出
して無音、信号音および音声が識別される。
【0021】米国特許第4,439,639号には複数
の「呼進行信号音」、音声信号もしくは無音に対するデ
ィジタル信号音検出器が開示されている。入力信号のレ
ベルに対応する信号が発生され、ゼロクロスがカウント
され、包絡線検出器は、包絡線周波数を表わす信号を出
力する。それにより、論理回路は、入力信号の識別を表
わす出力信号を発生する。
【0022】米国特許第3,927,259号にはノイ
ズと変調されたデータとを識別する信号識別システムが
開示されている。とりわけ、このシステムはゼロクロス
検出を利用している。
【0023】米国特許第4,675,898号には、D
TMFにおいてゼロクロス検出を適用して個別の各信号
音周波数を検出することが知られていると開示されてい
る。そこでは音声不変性をとりまく問題は取り扱われて
いない。
【0024】米国特許第4,599,495号には、多
周波数信号プロセスと結合して信号音を検出する装置が
開示されている。「トークオフ不変性」が検討されてお
り、それはノイズが発生する入力チャネル内の信号音の
存在を表示しようとするものである。数個のフィルタが
使用され、第1および第2の閾値を使用することが記載
されている。
【0025】米国特許第4,386,239号には、多
周波数信号音検出器が開示されており、それはノイズお
よび音声から引き出される信号音と信号とを識別できる
ようにしようとするものである。コンパレタ閾値につい
て記載されており、2個のコンパレタが使用されてい
る。
【0026】米国特許第5,070,526号は、電話
信号が音声により構成されるか「呼進行信号」により構
成されるかを決定する信号分析システムに関する。この
システムは、コンピュータを使用して信号のディジタル
表現のセグメントを分析し、信号が規則的間隔で繰り返
される均一な周波数成分を有しているかどうかが決定さ
れる。許容された信号音の雑音の認識については記載し
ていない。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】ノイズの大きい環境お
よび/または強い干渉周波数が存在する場合における受
信機感度および音声不変性の問題を解決することが本発
明の一つの目的である。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの特徴によ
れば、この目的は次のようにして達成される。DTMF
信号の低周波数群および高周波数群内における周波数の
入力信号のゼロクロス数を、いくつかの測定期間のおの
おのの中でリアルタイムでカウントし、各測定期間の終
りに、現在の測定期間内の各周波数群に対するゼロクロ
ス数を、直前のいくつかの測定期間のゼロクロス数と比
較して、両者間に差があればその差の大きさを確定し、
および上記差が高々許容限界値に等しい場合には入力信
号をDTMF信号として処理する。
【0029】DTMF受信機の音声不変性を改善するた
めには、ゼロクロス・カウントはいままでは使用されて
いなかったが、従来、ゼロクロスは、入力信号の周波数
を確定するか、もしくは音声信号と、異種の自動化「音
声処理装置」内で進行中の呼に関する信号とを識別する
ためにカウントされる。しかしながら、本発明の第1の
特徴として、ゼロクロスカウントを使用する。
【0030】好ましくは、許容限界値として1が使用さ
れ、少なくとも2つの互いに連続する測定期間中に、ゼ
ロクロス数の比較が行われる。
【0031】本発明の第2の特徴によれば、上記目的は
次のようにして達成される。いくつかの測定期間のおの
おのにおいて、各DTMF周波数群帯域内で、入力信号
の信号音エネルギを表わすエネルギ・パラメータを、リ
アルタイムで測定し、関連した信号のはじまりから測定
期間を通して、測定パラメータのすべての平均値を、各
測定期間の終りに決定し、2つの帯域内の関連するエネ
ルギ・パラメータのおのおのと、平均値が確定したパラ
メータとの差を決定し、上記差に対して、少なくとも3
つの閾値、すなわち、それよりも下にDTMF信号が存
在すると考へられる正規値と、少なくとも一つの正規値
よりも大きい値と、少なくとも一つの正規値よりも小さ
い値とを決定し、上記帯域の1つの中における上記差
が、上記正規値よりも上にあるかどうかを確認し、もし
上記差が前記正規値よりも上にある場合には、問題の上
記差は、上記正規値よりも大きい値よりも上にあるかど
うかを確認し、上記第2の帯域内の差を、上記正規値よ
りも小さい値と比較して、上記差が上記値よりも低いか
否かを確認し、もし低い場合にはDTMF信号が存在す
ると判断する。
【0032】非常に有利な一つの好適実施例において
は、2つの正規値よりも大きい値が使用され、次の条件
が満たされる場合にDTMF信号が存在するとみなされ
る。 (a).2つの帯域の現在のエネルギは、正規値よりも
小さい値および/または正規値に近い。 (b).一方の帯域の現在のエネルギは、正規値を越え
るが低い方の正規値よりも大きい値を越えず、他方の帯
域の現在のエネルギは、正規値よりも小さい値および/
または正規値よりも低い。 (c).一方の帯域の現在のエネルギは、低い方の正規
値よりも大きい値は越えるが、高い方の正規値よりも大
きい値を越えることはなく、他方の帯域の現在のエネル
ギは、正規値よりも小さい値よりも低く、上記他方の帯
域の以前のエネルギは、低い方の正規値よりも大きい値
を越えたことがなく、この早期エネルギは関連するDT
MF信号が初めて検出される6mSの期間より算出され
る。
【0033】本発明の第3の特徴によれば、DTMF信
号を復号する時に、いくつかの測定期間の中の一つの測
定期間中に初めて遭遇する干渉周波数に注目し、次の測
定期間中に同じ信号音に遭遇する場合には干渉信号音を
許容することにより前記目的が達成される。
【0034】
【実施例】図1に、受信機入力信号を測定して調査する
DTMF受信機の一部を示す。受信機には16ビット信
号プロセッサが具備されているものとする。
【0035】サンプリング周波数8KHZの8ビットの
サンプル入力信号が、まず、符号1で示したように、回
路2に印加され、該回路2は4KHzへのサブサンプリ
ングを行い、更に、その結果に対して、A−lawもし
くはμ−lawによる13もしくは14ビットへの線形
化が行われる。サブサンプルされたサンプルを処理する
ディジタル受信機(もしくはフィルタ)は、正規のサン
プリング周波数でサンプルを処理するディジタル受信機
の2倍のリアルタイム処理時間を有するので、4KHz
へのサブサンプリングは各交互サンプルしか処理されな
いで、実際的であることを意味する。さらに、サブサン
プリングにより受信機の音声不変性を改善することがで
きる(A.Zoicas、「余計なものを必要としない
DTMF」、8 Communications In
ternationa1/April 1990)。
【0036】回路2の後で、入力信号1は、高周波数群
用フィルタ4、および低周波数群用フィルタ6により高
周波数帯域および低周波数帯域に分割される。フィルタ
4および6からの出力は、それぞれ4個の帯域フィルタ
8、10、12、14および16、18、20、22へ
送られる。フィルタ8〜22の中心周波数は各帯域内の
DTMF周波数に対応している。
【0037】フィルタ4、8、10、12、14から得
られるサンプルのおのおのは、それぞれ回路24、2
6、28、30、32のおのおのへ送られて、各フィル
タのエネルギの計算および累積が行われる。同様に、フ
ィルタ6、16、18、20、22から得られるサンプ
ルは、同じ目的で、それぞれ回路34、36、38、4
0、42へ送られる。
【0038】帯域フィルタおよびDTMF共振器のスペ
クトル・エネルギは所与の時間累積される。実施例で
は、この時間は6mSとされ、24の濾波サンプルに対
応している(24×250μS)。
【0039】回路4および6からの各出力サンプルは、
各ゼロクロスカウンタ44および46へ送られる。カウ
ンタ44、46は、出力サンプルの特性を検知する。現
在のサンプルと以前のサンプルとの特性が等しい場合に
ゼロクロスが生じる。
【0040】第1のプログラム部分に従った、すなわち
6mS間隔の終りにおける受信機による処理の最終結果
は、それぞれ高及び低周波数群の累積スペクトル・エネ
ルギと8つのDTMF周波数、ならびに2つの周波数群
内のゼロクロス数である。これらの結果は、ディジタル
信号プロセッサの中のあるメモリ位置に記憶される。
【0041】プログラムの第2の部分、すなわち確認部
分は、各6mS期間の終りに、DTMF受信機により行
われる。次に図2の流れ図を参照してその詳細説明を行
う。
【0042】ステップ50a、50bにおいて信号レベ
ルチェックが行われる。低周波数帯域および高周波数帯
域のスペクトル・エネルギは、所与の最低レベル(「閾
値」)よりも上である必要がある。そうでないと、入力
信号はDTMF信号とは見なされず、その後の確認は中
断されて受信機はアイドル状態となる。
【0043】本発明により、ステップ52において、多
重揺れチェックが行われる。多重揺れチェックは、2段
階で行われる。第1段階では、低周波数帯域および高周
波数帯域における揺れが決定される。序文で説明したよ
うに、揺れとは、信号の平均エネルギと現在のエネルギ
との差であり、後者のエネルギは現在の6mS期間中に
累積されるエネルギである。第2段階では、算出された
揺れの値が許容限界内であるかどうかがチェックされ
る。多重揺れのチェックについては、より詳細に後述す
る。
【0044】ステップ54において平均(基準)エネル
ギが算出される。多重揺れチェックの結果が許容できる
場合には、信号の現在エネルギを考慮して高低周波数帯
域の平均エネルギが再計算される。平均エネルギは新し
く発生するDTMF信号の開始時に算出される。
【0045】ステップ56においてツィストチェックが
行われる。このツィストチェックについても、より詳細
に後述する。
【0046】DTMF周波数の確認はステップ58で行
われ、それについては後に詳述する。要約すれば、DT
MF周波数の確認には、各帯域内の最強DTMF周波数
を確定し、帯域内の最強DTMF周波数レベルと同じ帯
域内の各交番周波数レベルとの間の関係を計算し、計算
された関係、すなわち比率が許容値内(下記の「ノイズ
周波数許容範囲」を含む)にあるかどうかをチェックす
ることを含んでいる。DTMF信号が存在すると判断す
るのには、一般的に、各帯域内の最強DTMF周波数が
所与の閾値よりも上にあり、他の全ての周波数が所与の
低い閾値より下にあることが必要である。この原理は、
後記する「ノイズ周波数許容範囲」により修正すること
ができる。
【0047】後記するように、高低周波数帯域に対して
別々のゼロクロスチェックが、ステップ60で行われ
る。ゼロクロス数は、2つの互いに連続する6mS期間
(現在および前の6mS期間)についてだけでなく、3
つ以上の互いに連続する6mS期間中にも比較すること
ができる。実際、3つの互いに連続する期間を比較すれ
ば音声不変性は改善される。
【0048】最後に、ステップ62においてデジット復
号が行われる。各帯域内の最強DTMF周波数が知られ
ているときは、DTMF番号ディジットは再び容易に発
見することができる。各帯域内の最強DTMF周波数
は、ステップ52期間中に遭遇する。
【0049】全てのチェックが肯定的であれば、受信機
は信号受信準備完了状態とされ、さもなくばアイドル状
態とされる。両状態において、受信機は一時的信号状態
/アイドル状態の時間パラメータをチェックして、所与
の全ての時間的要求(信号/休止期間、信号中断等)が
満たされるときだけ、新しいDTMFディジットが検出
されることを保証する。検出される各デジットは、通常
はホストプロセッサである外部装置への出力を形成す
る。
【0050】本発明の第1の特徴によれば、ゼロクロス
カウントを使用してDTMF受信機の音声不変性が改善
される。DTMFプログラムの第1部分中に、高低周波
数群に対して別々にゼロクロスがカウントされる。プロ
グラムの第2部分中に、現在および先行する6mS測定
期間内のゼロクロス数がステップ60において比較され
る。差が「1」よりも大きければ、入力信号はDTMF
とは見なされない。
【0051】MITEL型の試験装置の「DTMF受信
機テストカセット」を用いる測定によって、前記したよ
うなゼロクロスチェックにより、同じ感度を維持しなが
ら受信機の音声不変性を25%以上高めることができ
た。
【0052】本発明のもう一つの特徴によれば、帯域内
に強力なノイズおよび/または干渉周波数が存在する場
合の受信機性能を改善するために、ステップ52におい
て多重揺れチェックが用いられる。
【0053】通常、揺れチェックは、前述したように算
出される入力信号の平均エネルギと、やはり前述したよ
うに測定される現在のエネルギの測定値(振幅)との比
較に基いている。
【0054】DTMFプログラムの第2部分中に、プロ
グラム(アルゴリズム)により、例えば、低周波数群お
よび高周波数群の現在のエネルギが比較され、これらの
エネルギは、対応する群の平均エネルギと比較される。
現在のエネルギと平均エネルギとの差が所与の閾値より
下にあれば、プログラムは、現在のエネルギを考慮しな
がら平均エネルギを再計算するように機能し、信号の確
認が継続される。もし揺れが閾値よりも上にあれば、プ
ログラムにより、入力信号は音声もしくはノイズである
という決定がなされ、その後の評価は停止される。
【0055】前記したように、この標準形の揺れチェッ
クの欠点は、強力なノイズおよび/または干渉すなわち
外乱周波数が存在すると、DTMF入力信号にかなりの
揺れを生じることがあることである。このような場合に
は、DTMF信号は、音声もしくはノイズと見なされ、
勿論、検出されることはない。他方、もし大きい揺れが
許容されるならば、音声不変性はかなり低下する。
【0056】標準形の揺れチェックと、本発明による多
重揺れチェックとの違いを、図3および図4を比較して
示す。
【0057】図3は標準形揺れチェックにおいて行われ
る手順を示している。入力信号のエネルギが上位閾値よ
りも上であるか、または下位閾値より下にあれば、入力
信号は音声またはノイズと判断される。上下位閾値はダ
イナミックな値を有している。すなわち、これらの値は
一定ではなく入力信号の平均エネルギに依存する。
【0058】本発明の多重揺れチェックは少なくとも3
つの閾値を使用する点において標準形揺れチェックとは
異なっている。2つの可能な閾値構成を図4に示し、詳
細については後述する。閾値の数と、閾値の相対的な値
とは異なることがある。しかしながら、図4に示す構成
により、複雑さと性能とのバランスがとれるものと思わ
れる。
【0059】本発明による多重揺れチェックの導入は、
ノイズまたは干渉周波数は、同時には、低周波数群帯域
および高周波数群帯域の一方においてのみ発生し得るも
のであるとの認識に基いている。従って、本発明によれ
ば、この一方の帯域においてのみ、正規の値よりも大き
く揺れを許容し、他方の帯域ではその値よりも小さい揺
れを許容し、それにより許容可能な音声不変性のレベル
を維持することにより、受信機感度を改善することがで
きる。これは図3に示す場合と比較して、少なくともさ
らに2つの閾値を導入することを意味する。このよう
に、図4の場合は、正規の閾値2の外に、上記構成の第
1の場合は、正規値よりも大きい揺れに対する閾値3と
正規値よりも小さい揺れに対する閾値1とが含まれてい
る。
【0060】一つの実施例においては、3つの閾値によ
るか、閾値が平均エネルギの周辺で対称的でない場合に
は6つの閾値による揺れのチェックを、次のように実施
することができる。
【0061】最初に、両帯域において正規閾値に対する
チェックが行われる。一方の帯域内における揺れが正規
の許容値より大きいことが知られると、この帯域におけ
る揺れは、正規値よりも大きい揺れに対する閾値を用い
て再チェックされる。もしこの閾値を越えると、他方の
帯域において、正規値よりも小さい揺れに対する閾値を
用いて、チェックが行われる。もしこの帯域内における
揺れがこの閾値の下にあれば、現在の入力信号はDTM
F信号であり、下になければDTMF信号ではないと判
断される。
【0062】図4に示す第2の構成は、正規値よりも大
きい揺れに対する閾値4をさらに含んでいる点におい
て、同図に示された最初の構成とは異っている。多重揺
れチェックにおいては、次の条件の一つが満たされれ
ば、入力信号はDTMF信号と判断される。 (a).両帯域の現在のエネルギが閾値1および/また
は2より下にある。 (b).一方の帯域の現在のエネルギは閾値2を越える
が、閾値3を越えず、かつ、他方の帯域の現在のエネル
ギは閾値1および/または2よりも下にある。 (c).一方の帯域の現在のエネルギは閾値3を越える
が、閾値4を越えず、かつ、他方の帯域の現在のエネル
ギは閾値1よりも下にあり、かつ、現在のDTMF信号
が初めて検出される。6mSの期間から始まる他方の帯
域の以前のエネルギは閾値3を越えたことがない。
【0063】実際に行った測定により、ノイズおよび/
または干渉が一方の帯域においてのみ見られる場合に
は、3つおよび4つの閾値を用いて行われる本発明によ
る多重揺れチェックは、音声不変性をさほど損うことな
く受信機の感度を増加させることを示した。DTMF受
信機の試験においては、4つの閾値の方が3つの閾値よ
りも幾分良好な結果が得られた。しかしながら、異なっ
たケースに対して異なった閾値構成が考えられ、一つの
構成が全ての場合に最適であるか否かは定かではない。
【0064】音声の場合には、通常、両帯域における揺
れは同時に非常に大きい。
【0065】本発明の第3の特徴は、DTMF受信にお
いて一定の干渉信号音が生じる場合に関連している。
【0066】DTMF信号を復号する際、2つの周波数
群の各々の中の最強信号を発見する必要がある。最強信
号が見つかると、この信号は、各群において、その群の
残りの信号音の振幅と比較される。この比較を行うため
に、類似してはいるが、多くの異なった提案がなされて
いる。通常、最強信号音は、その群内の他の信号音とは
所定の比率で異なり、かつ、同時に、それは所定の閾値
よりも上になければならない。群内の最強信号音と他の
信号音との間の許容閾値比が小さいほど、音声不変性は
悪くなる。
【0067】音声チャネル内に一定の周波数の干渉信号
音が現われることが起こりうる。この場合、該群内の最
強信号音と、該干渉音に最も近接した信号音との比は、
閾値比より低くなるであろう。したがって、音声不変性
を劣化させることのために、閾値比を減少することは問
題の解決策とはならない。
【0068】しかしながら、本発明により、ノイズ信号
音が許容されるか、または同一群内の最強信号音と他の
各信号音との比が閾値より下になるようにすることがで
きる。しかしながら、もしこれを唯一の制限とするなら
ば、それは、別々の6mS期間内において、別々のノイ
ズ信号音が許容されうることを意味する。それは、音声
不変性を100%以上も低下させるであろう。
【0069】この問題は、図2のステップ58におい
て、単一の同じノイズ周波数のみが許容されるという事
実により解決される。現在のDTMF信号の中で、初め
てノイズ周波数が発生すると、この発生はプログラムに
より注目される。同じDTMF信号の後続の6mS期間
の1つの中でノイズ周波数が再発生すると、そのノイズ
周波数は、先に発見されたノイズ周波数と関連したもの
であるはずである。そのノイズ/信号音比は、常に当該
群内の最強信号音より少なくとも3dB下でなければな
らない。
【0070】この技術を使用すれば、一定周波数(±3
0Hz)の単一の干渉信号音の場合に、受信機感度を改
善する。
【図面の簡単な説明】
【図1】入力信号の測定および調査を行うプログラムを
実行するためのDTMF受信機の部分を示す概略回路図
である。
【図2】本発明による上記プログラムの実行結果を評価
する方法を示す流れ図である。
【図3】技術的な立場に従って、いわゆる揺れのチェッ
クを示す概略図面である。
【図4】本発明による揺れのチェックを示す類似した図
面である。
【符号の説明】
2 サブサンプリングおよび線形化回路 4 高周波数群用フィルタ 6 低周波数群用フィルタ 8、10、12、14、16、18、20、22 帯域
フィルタ 24、26、28、30、32、34、36、38、4
0、42 エネルギの計算および累積回路 44、46 ゼロクロスカウンタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DTMF受信における受信機の感度およ
    び音声不変性の改善方法であって、いくつかの測定期間
    のおのおのにおいて、DTMF信号の低周波数群および
    高周波数群内に生じる周波数の入力信号のゼロクロス数
    をリアルタイムにカウントし、各測定期間の終りに現在
    の測定期間内の各周波数群に対するゼロクロス数をいく
    つかの直前の測定期間内のゼロクロス数と比較して両者
    間の差の大きさを確定し、該差が許容限界値に等しけれ
    ば入力信号をDTMF信号として処理することを特徴と
    する方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、限界値は
    1であることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の方法において、少なくと
    も2つの互いに連続する測定期間中に前記ゼロクロス数
    の前記比較が行われることを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項1より3までのいずれかに記載の
    DTMF受信における受信機の感度および音声不変性の
    改善方法において、前記DTMF周波数群帯域のおのお
    のにおけるいくつかの測定期間のおのおのにおいて、入
    力信号の信号音エネルギを表わすエネルギ・パラメータ
    をリアルタイムで測定し、各測定期間の終期中に、関連
    信号の開始から該測定期間を通して、前記測定パラメー
    タのすべての平均値を決定し、2つの前記帯域内の関連
    する各エネルギ・パラメータと平均値が確定したパラメ
    ータとの差を決定し、該差に対して少なくとも3つの閾
    値、すなわちその下にDTMF信号が存在すると考へら
    れる正規値と、少なくとも1つの該正規値よりも大きい
    値と、少なくとも1つの該正規値よりも小さい値とを決
    定し、前記帯域の1つの中の差が正規値よりも上である
    かを確認し、もし上であれば、問題とする差が、また、
    正規値よりも大きい値よりも上であるかを確認し、第2
    の前記帯域内の差を正規値よりも小さい値と比較し、該
    差が前記値の下にあるかどうかを確定し、下にある場合
    にはDTMF信号が存在するとみなすことを特徴とする
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の方法において、2つの前
    記正規値よりも大きい値を使用し次の条件の1つが満た
    される場合にはDTMF信号が存在するものとみなすこ
    とを特徴とする方法。 (a)2つの帯域の現在のエネルギは、前記正規値より
    小さい値、および/または前記正規値より低い。 (b)一方の帯域の現在のエネルギは、正規値を越える
    が、低い方の正規値よりも大きい値を越えず、かつ、他
    方の帯域の現在のエネルギは、正規値よりも小さい値、
    および/または前記正規値より低い。 (c)一方の帯域の現在エネルギは、低い方の正規値よ
    りも大きい値を越えるが、高い方の正規値よりも大きい
    値は越えず、他方の帯域の現在のエネルギは、正規値よ
    りも小さい値よりも低く、かつ、他方の帯域の以前のエ
    ネルギは、いずれも、低い方の正規値よりも大きい値を
    越えない。ただし前記早期エネルギは、関連するDTM
    F信号が初めて検出される6mS期間からカウントされ
    る。
  6. 【請求項6】 請求項1より5までのいずれかに記載の
    DTMF受信における受信機の感度および音声不変性の
    改善方法において、DTMF信号の復号時に複数の測定
    期間の中の1つの期間中における干渉周波数の最初の発
    生に注目し、その後の測定期間中に同じ干渉信号音に遭
    遇する場合にはその干渉周波数を許容することを特徴と
    する方法。
JP5220467A 1992-07-03 1993-07-02 Dtmf受信における受信機感度および音声不変性の改善方法 Pending JPH07312763A (ja)

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