JPH07311401A - 視線検出装置を備えるカメラシステム - Google Patents

視線検出装置を備えるカメラシステム

Info

Publication number
JPH07311401A
JPH07311401A JP6103992A JP10399294A JPH07311401A JP H07311401 A JPH07311401 A JP H07311401A JP 6103992 A JP6103992 A JP 6103992A JP 10399294 A JP10399294 A JP 10399294A JP H07311401 A JPH07311401 A JP H07311401A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
signal
camera
sight
detection device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6103992A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuharu Kondo
和晴 今藤
Hidehiro Ogawa
英洋 小川
Tatsu Kosaka
達 小坂
Atsushi Nishioka
淳 西岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP6103992A priority Critical patent/JPH07311401A/ja
Publication of JPH07311401A publication Critical patent/JPH07311401A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】リモートコントロール時に発生する、視線検出
動作に伴う誤動作を防止することができる視線検出装置
を備えるカメラを提供する。 【構成】カメラの動作制御をするCPU1と、視線検知
手段9と、レリーズボタンの半押しでカメラを起動する
起動スイッチ10と、リモートコントローラから出力さ
れるカメラ起動を指示する信号を受け付ける起動端子1
3を備えるリモート端子12とを有し、CPU1は、カ
メラの起動がレリーズボタン(スイッチ10)でなされ
たか、リモート端子12に接続されているリモートコン
トローラでなされたかを識別し、リモートコントローラ
で起動されている場合は、視線検知手段9による視線検
知動作による撮影動作の設定を行わずに、予め定めた設
定条件に基づいて、撮影動作を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、視線検出装置を備える
カメラシステムに係るものであり、特に、遠隔操作(リ
モートコントロール)手段を用いて撮影動作を制御する
ことのできるカメラシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の視線検出装置を備えるカメラシス
テムにおいては、カメラのファインダ内部のスクリーン
画面上に、様々な撮影動作の設定状態に対応する複数個
のエリアが設けられている。
【0003】このようなカメラシステムを用いての撮影
では、例えば、撮影視野内における測距位置や測光位置
等を設定するために、撮影者にそれらエリアのうちの一
つを注視させて、その注視状態にある撮影者の視線位置
を、視線検出装置により検出する。これによって、エリ
アを選択し、その選択されたエリアに対応する位置につ
いて、測距や測光等を行うように、撮影動作を設定す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来技術のカメラシステムにおいて、リモートコントロー
ル手段を用いて撮影動作の制御を行う場合、通常、撮影
者はファインダから目を離して操作を行う。このため、
明るい場所では、ファインダを通して、外部からの光が
視線検出装置に直接入り、また、暗い場所では、撮影者
の眼部から反射されてくるはずの光が全く入ってこなか
ったりする。この結果、リモートコントロール手段使用
時には、視線検出装置において誤動作が生じるという問
題がある。
【0005】特に、カメラシステムが1眼レフカメラの
場合、リモートコントロール手段を用いての撮影では、
撮影者がファインダから目を離していると、視線検出装
置に外乱光が入るだけでなく、ファインダからカメラ内
部へ、光が侵入して、正確な撮影が行えない可能性があ
る。このため、通常、1眼レフカメラにおいては、リモ
ートコントロール撮影時には、アイピースシャッタまた
はアイピースキャップを用いて、ファインダからの外乱
光の侵入を防ぐことができるように、遮光機構を備えて
いる。
【0006】しかし、このように外乱光が入らないよう
な状態で、視線検出装置が作動されると、アイピースシ
ャッタまたはアイピースキャップ等の遮光機構により、
視線検出装置が誤動作する可能性がある。
【0007】例えば、視線検出装置がLED光を撮影者
の眼部へ照射して、その反射光により視線を検出する方
法が用いられている場合、アイピースシャッタまたはア
イピースキャップにより照射されたLED光がそのまま
反射されるため、撮影者がファインダを除いていない場
合でも、あたかも撮影者の視線を検出したかのように動
作する可能性がある。
【0008】本発明の目的は、遠隔操作手段使用時の視
線検出動作に伴う誤動作を防止することができる、視線
検出装置を備えるカメラシステムを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、撮影者の視
線位置を検出する視線検出装置と、撮影動作の制御を行
う制御手段とを備えるカメラシステムにおいて、カメラ
ボデイに設けられ、撮影者により操作されることで、撮
影動作の開始を指示する起動信号を出力する起動スイッ
チと、外部の遠隔操作手段で発生される、撮影動作の開
始を指示する信号を受け入れて、その信号に対応して、
起動信号を出力する遠隔操作信号受付手段とを有し、制
御手段は、当該撮影動作の少なくとも一部に関する設定
を行うものであり、起動信号を受け入れて、その起動信
号が起動スイッチから出力されたものか、または、遠隔
操作信号受付手段からの出力されたものかを判断し、起
動スイッチから出力されたものと判断した場合には、視
線検出装置により検出された視線位置情報を受け入れ
て、その視線位置に対応して定められている条件で撮影
動作の設定を行い、遠隔操作信号受付手段から出力され
たものと判断した場合には、視線検出装置からの出力に
かかわらずに、所定の条件で撮影動作の設定を行うこと
を特徴とする視線検出装置を備えるカメラシステムによ
り達成される。
【0010】上記目的は、また、撮影者の視線位置を検
出する視線検出装置と、撮影動作の制御を行う制御手段
とを備えるカメラシステムにおいて、外部からの光がフ
ァインダを通してカメラボデイ内部へ入るのを防止する
遮光機構と、遮光機構による遮光が行われている状態を
検出する遮光状態検出手段とを有し、制御手段は、当該
撮影動作の少なくとも一部に関する設定を行うものであ
り、遮光状態検出手段の検出結果を受け入れて、遮光状
態が検出されていない状態で、撮影動作の開始を指示す
る起動信号が入力された場合には、視線検出装置により
検出された視線位置情報を受け入れて、その視線位置に
対応して定められている条件で撮影動作の設定を行い、
遮光状態が検出されている状態で、起動信号が入力され
た場合には、視線検出装置からの出力にかかわらず、所
定の条件で撮影動作の設定を行うことを特徴とする視線
検出装置を備えるカメラシステムにより達成される。
【0011】
【作用】本発明によるカメラシステムにおいて、制御手
段は、撮影時における、撮影視野内の測光位置や測距位
置等の撮影動作の設定を行うと共に、その設定に基づい
た撮影動作を、カメラシステムの各部を制御して実行さ
せる。
【0012】本発明の上記第1の解決手段においては、
制御手段が、撮影動作の開始を指示する起動信号を受け
入れて、その起動信号が、起動スイッチから出力された
ものか、遠隔操作信号受付手段から出力されたものかを
判断することで、カメラシステムが遠隔操作されている
かどうかの判断を行い、その判断結果に対応して、撮影
動作の設定方法を変える。
【0013】すなわち、この受け入れられた起動信号
が、例えば、レリーズボタンの半押しスイッチである起
動スイッチから出力されたものであると判断された場合
は、遠隔操作が行われていないと判断して、視線検出装
置により検出された視線位置情報を受け入れ、その視線
位置に対応した、当該撮影動作に係る、例えば、測光位
置および測距位置に関する設定を行う。
【0014】一方、この起動信号が、遠隔操作手段で発
生された撮影動作の開始を指示する信号に対応して遠隔
操作信号受付手段から出力されたものと判断された場合
は、遠隔操作が行われていると判断して、視線検出装置
からの出力を無視して、予め定められている遠隔操作時
における所定の条件で、撮影動作のうち、例えば、測光
位置や測距位置に関する設定を行う。
【0015】本発明の上記第2の解決手段においては、
制御手段が、例えば、アイピースシャッタやアイピース
キャップを備える遮光機構による遮光状態を検出する遮
光状態検出手段からの検出結果を受け入れて、遮光が行
われているかどうかを判断することで、カメラシステム
が遠隔操作されているかどうかの判断を行い、その判断
結果に対応して、撮影動作の設定方法を変える。
【0016】すなわち、遮光状態が検出されていない状
態では、制御手段は、遠隔操作が行われていないと判断
し、その状態で起動信号が制御手段へ入力された場合に
は、視線検出装置により検出された視線位置情報を受け
入れて、その視線位置に対応して定められている条件で
撮影動作の設定を行う。
【0017】また、遮光状態が検出されている状態で
は、制御手段は、遠隔操作が行われていると判断して、
その状態で、制御手段へ起動信号が入力された場合に
は、視線検出装置からの出力を無視して、予め定められ
ている遠隔操作時における所定の条件を用いて、撮影動
作の設定を行う。
【0018】
【実施例】本発明を適用したカメラの一実施例を、図2
を用いて説明する。図2は、本実施例のカメラのハード
構成の一部を示した図である。
【0019】本実施例は、図2に示すように、以下に説
明する各手段の動作制御を行う中央処理装置(CPU)
1と、露出を決定するための被写体の輝度を測定する測
光手段2と、被写体までの距離を測定して焦点検出を行
う測距手段3と、露出やカメラの状態を表示する表示手
段4と、コマンドダイアルまたは操作ボタンを備え撮影
者からの撮影動作に関する指示を受け付ける操作手段5
と、シャッターのレリーズ、絞りの開閉、フィルムの給
送、および、撮影レンズの駆動を行う駆動手段6とを有
する。
【0020】本実施例は、さらに、CPU1の動作に必
要なプログラムやデータを記憶するための不揮発性の記
憶手段7と、ファインダ内に設けられているスクリーン
画面300上の撮影者の視線位置を検出する視線検知手
段9とを有する。
【0021】本実施例のファインダ内部のスクリーン画
面300上には、図1に示すように、例えば、撮影者に
識別できるように、5つの枠(エリア)301が設けら
れている。本実施例においては、これらの枠301のう
ちの1つを撮影者に注視させている状態における、撮影
者の視線位置を、視線検知手段9により検出すること
で、撮影者が注視していると判断される枠301のうち
の1つを選択する。
【0022】すなわち、本実施例において、CPU1
は、その検出された視線位置情報を受け入れて、その検
出された視線位置に該当する枠と対応する、撮影視野内
の位置に写る被写体の一部に対して、自動焦点検出およ
び自動露出を行う構成となっている。
【0023】本実施例は、さらに、カメラの撮影動作の
開始を指示するための起動信号を出力する起動スイッチ
10と、撮影動作に含まれるレリーズシーケンスの開始
を指示するためのレリーズスイッチ11とを有する。起
動スイッチ10は、具体的には、カメラボデイに設けら
れたレリーズボタンを軽く押す事によって閉成し、それ
によってカメラが起動される。また、レリーズスイッチ
11は、カメラのレリーズボタンを押し込む事によって
閉成し、これによって、カメラがレリーズされる。
【0024】本実施例は、さらに、外部の遠隔操作手段
(リモートコントローラー(図示せず))で撮影動作の
制御をするために、リモートコントローラーの出力信号
線を接続するためのリモート端子12を備えている。リ
モート端子12は、カメラの起動を行うための所定の信
号を受け付ける端子13と、カメラのレリーズを行うた
めの所定の信号を受け付ける端子14と、接地されてい
るGND端子15とを備えている。
【0025】ここで、リモート端子12に接続されるリ
モートコントローラには、例えば、光信号によってカメ
ラを制御するワイヤレスコントローラ、または、電気信
号でカメラを制御するワイヤードコントローラ(リモコ
ン)を用いることができるが、本実施例では、信号線を
物理的に接続することで制御を行うワイヤードコントロ
ーラを用いた場合を想定して説明する。
【0026】また、ワイヤレスコントローラを用いる場
合は、その信号を受け付ける受信装置をさらに設け、そ
の受信装置に、上記リモート端子12と同じ機能を達成
する出力部を設ける構成とすることで、本実施例と同様
な効果を達成することが可能となる。
【0027】また、本実施例では、遠隔操作によりカメ
ラの起動とレリーズとを制御するようにしたが、その他
のカメラの撮影動作、例えば、フィルムの巻き上げ等も
制御することができるように、リモート端子12に含ま
れる端子数を増やした構成としても良い。
【0028】本実施例は、さらに、CPU1を含む電気
回路に安定な電源を供給するDC−DCコンバータ18
と、ダイオード16、17とを有する。これらダイオー
ド16、17は、起動スイッチ10と、リモート端子1
3とにそれぞれ接続される。また、これら2つのダイオ
ードのアノードは、共通に接続され、DC/DCコンバ
ータ18の起動端子に接続されている。
【0029】DC/DCコンバータ18は、ダイオード
16、17が接続されているその起動端子が、GNDレ
ベルになると動作するように構成されている。すなわ
ち、カメラのレリーズボタンが半押しされ、起動スイッ
チ10がONされると、その起動信号がCPU1に入力
されると共に、ダイオード16を介してDC/DCコン
バータ18を起動する。これによってカメラが起動さ
れ、所定の撮影動作が開始される。
【0030】同様に、リモートコントローラの操作によ
り、リモート端子12の起動端子13が、GNDレベル
に接地されると、この信号がCPU1に入力されると共
に、ダイオード17を介してDC/DCコンバータ18
が起動される。これによって、上記と同様に、カメラが
起動され、所定の撮影動作が開始される。
【0031】本実施例においては、カメラの起動がレリ
ーズボタンの操作によって行われたか、リモート端子1
2を介して、外部のリモートコントローラによりなされ
たかを判断する。具体的には、本実施例では、レリーズ
ボタンの起動スイッチ10からの起動信号と、リモート
端子12の起動端子13からの起動信号とが、CPU1
の別々のポートに入力されるので、どちらのポートから
起動信号が入力したかを識別する事で、上記判断が行わ
れる。
【0032】本実施例では、起動信号の入力ポートを別
々に設けることで、リモートコントローラによる起動か
どうかを判断していたが、本発明において、リモートコ
ントローラによる起動かどうかの判断手段は、これに限
定されない。例えば、リモート端子12に信号が入力さ
れた場合だけ、制御信号を発生するようにして、その信
号を受け入れることで、CPU1が判断するなど、リモ
ートコントローラによる起動が判断できれば他の手段を
用いても構わない。
【0033】本実施例の処理動作の一例を、図3のフロ
ーチャートを用いて説明する。
【0034】本実施例において、カメラが起動される
と、ステップ101で起動がレリーズボタンの起動スイ
ッチ10の操作で行われたか、リモート端子12の起動
端子13により行われたかが判断される。レリーズボタ
ンの起動スイッチ10で行われた場合(ステップ101
でYes)は、リモートコントローラが使用されておら
ず、撮影者がファインダを除いている状態であると判断
し、ステップ102へ進み、視線検知手段9により視線
位置の検出が行われる。
【0035】次に、ステップ103で、ステップ102
にて検出された視線位置に対応する、ファインダ内部の
スクリーン画面300上に設けられた複数のエリア30
1(図1参照)のうちの1つに対応する位置について、
測光手段2により測光を行う。ステップ104では、ス
テップ103と同様に、ステップ102にて検出された
視線位置に対応するエリア301に対応する位置につい
て、測距手段3により自動焦点検出を行う。そして、ス
テップ107へ進み、レリーズスイッチ11がオンされ
るのを待つ。
【0036】一方、ステップ101でカメラの起動がリ
モート端子12の起動端子13を介して、リモートコン
トローラにより行われたと判断された場合(ステップ1
01でNo)は、ステップ105に進み、視線検出を行
わずに、予め設定されている条件に基づいて、撮影視野
内の所定の位置について、測光手段2により測光を行
う。次に、ステップ106で、同様に、予め設定された
条件に基づいて、所定の位置について、測距手段3によ
り自動焦点検出を行い、ステップ107へ進む。
【0037】ここで、ステップ105及び106での測
光および自動焦点検出を行うエリアは、具体的には、そ
の時の被写体に応じて、CPU1に判断させるか、マニ
ュアル操作として、撮影者による設定指示を予め受け付
けて、設定しておく。
【0038】ステップ107において、レリーズスイッ
チ11がオンされた場合(ステップ107でYes)、
ステップ108のレリーズシーケンスが開始され、絞り
動作、シャッタ開閉、フィルムの巻き上げが順次実行さ
れる。最後に、レリーズシーケンスが終了して、撮影動
作を完了する。
【0039】本実施例によれば、カメラがレリーズボタ
ンにより起動されたか、リモートコントローラにより起
動されたかを判断し、視線検出動作を行うかどうかを決
めているので、カメラをリモートコントロールする場
合、すなわち、撮影者がファインダを覗かないでカメラ
を操作する場合、ファインダへの外乱光による、カメラ
の誤った視線検知処理を防止することができる。
【0040】本実施例では、リモートコントロール操作
時における処理について説明したが、本発明は、これに
限定されるものではなく、例えば、セルフタイマを用い
た撮影の場合や、インターバル撮影の場合等、撮影者が
ファインダを覗いていない状態で行われる他の撮影の場
合にも、本発明を適用することで、本実施例と同じ効果
を得ることができる。
【0041】次に、本発明を適用した他の実施例を説明
する。本実施例は、上記実施例の構成に加えて、ファイ
ンダからの不要な外乱光の侵入を防ぐ遮光手段と、遮光
手段による遮光が行われた状態を検出する遮光状態検出
手段とを備えるものである。
【0042】具体的には、遮光手段として、アイピース
シャッタ、または、アイピースキャップを用いることが
できる。すなわち、撮影者がファインダを見ていない場
合、例えば、リモートコントローラ使用時に、アイピー
スシャッタを閉じるか、または、その装着部材にアイピ
ースキャップを装着する。
【0043】また、遮光状態検出手段としては、例え
ば、アイピースシャッタの操作スイッチと連動するスイ
ッチ、または、アイピースキャップが装着された状態で
ONとなるスイッチを用いることができる。
【0044】本実施例の電気的な回路構成では、上記実
施例の回路構成(図2参照)に加えて、アイピースシャ
ッタの閉鎖またはアイピースキャップの装着に連動する
スイッチ19を付加したものとなる。
【0045】すなわち、本実施例は、図5に示すよう
に、カメラの動作制御を行うCPU1と、被写体の輝度
を測定する測光手段2と、被写体までの距離を測定して
焦点検出を行う測距手段3と、露出やカメラの状態を表
示する表示手段4と、撮影者からの撮影動作に関する指
示を受け付ける操作手段5と、シャッターのレリーズ、
絞りの開閉、フィルムの給送、および、撮影レンズの駆
動を行う駆動手段6と、CPU1の動作に必要なプログ
ラムやデータを記憶する記憶手段7と、カメラのファイ
ンダ内に、撮影者から見えるように設けられたスクリー
ン画面300上の視線位置を検出する視線検知手段9と
を有する。
【0046】本実施例は、さらに、カメラを起動する起
動スイッチ10と、カメラのレリーズスイッチ11と、
リモートコントローラを接続するためのリモート端子1
2とを備えている。リモート端子12は、カメラの起動
を行うための所定の信号を受け付ける起動端子13と、
カメラのレリーズを行う所定の信号を受け付けるレリー
ズ端子14と、接地されているGND端子15とを備え
ている。
【0047】本実施例は、さらに、CPU1を含む電気
回路に安定な電源を供給するDC−DCコンバータ18
と、ダイオード16、17とを有する。これらダイオー
ド16、17は、レリーズボタンの起動スイッチ10
と、リモート端子13とにそれぞれ接続される。また、
これら2つのダイオードのアノードは、共通に接続さ
れ、DC/DCコンバータ18の起動端子に接続されて
いる。
【0048】本実施例の説明において、上記実施例と同
じ機能を達成する構成要件には、同じ符号を付して、そ
の詳細説明を省略する。
【0049】本実施例は、さらに、撮影者によるアイピ
ースシャッタの閉鎖またはアイピースキャップの装着に
連動してONとなるスイッチ19を備えている。すなわ
ち、スイッチ19が閉じられると、CPU1は、スイッ
チ19の信号を受け入れて、アイピースシャッタの閉鎖
またはアイピースキャップの装着を認識する。
【0050】本実施例においては、例えば、図4(a)
に示すように、カメラのファインダ20の内部にアイピ
ースシャッタ22を設けておき、スイッチ19を操作す
ることによりアイピースシャッタが開閉するように構成
する。このスイッチ19のオン−オフの状態を検出する
ことで、CPU1が、アイピースシャッタの開閉状態を
検知することができる。なお、図中の19aは、アイピ
ースシャッタ閉鎖時におけるスイッチ19の位置を示し
ている。
【0051】また、図4(b)に示すように、ファイン
ダ20にアイピースキャップ21をを装着する構成とし
ても良い。この場合は、ファインダ20の接眼部23を
覆うように、予め、ファインダ20にアイピースキャッ
プ21の装着部材24を設けておく。さらに、アイピー
スキャップ21が撮影者により装着された場合に、操作
部分が押圧されONとなるようなスイッチ19を設けて
おく。
【0052】このような構成によれば、アイピースキャ
ップ21が撮影者により装着されと、スイッチ19が押
し込まれ、ONとなる。この状態を検出することで、C
PU1は、アイピースキャップ21の有無を検知するこ
とができる。
【0053】本実施例の処理動作の一例を、図6のフロ
ーチャートを用いて説明する。
【0054】本実施例において、カメラが起動される
と、ステップ201で、アイピースシャッタの閉鎖また
はアイピースキャップの装着により、スイッチ19がク
ローズとなっているかどうかを判断する。オープンの場
合(ステップ201でNo)は、アイピースシャッタは
閉鎖されていない、または、アイピースキャップは装着
されていないと判断して、撮影者がファインダ20を覗
いていると想定して、ステップ202へ進み、視線検知
手段9により視線位置の検出が行われる。
【0055】次に、ステップ203でステップ202に
て検出された視線位置に対応する、ファインダ20内部
のスクリーン画面300上に設けられた複数のエリア3
01(図1参照)のうちの1つに対応する位置につい
て、測光手段2により測光を行う。ステップ204で
は、ステップ203と同様に、ステップ202にて検出
された視線位置に対応するエリア301に対応する位置
について、測距手段3により自動焦点検出を行う。そし
てステップ207へ進み、レリーズスイッチ11がオン
されるのを待つ。
【0056】一方、ステップ201でスイッチ19がク
ローズされたと判断された場合、すなわち、アイピース
シャッタが閉鎖されている、または、アイピースキャッ
プが装着されていると判断した場合(ステップ201で
Yes)は、ステップ205へ進む。
【0057】ここでは、視線検出動作は行わずに、予め
定めた設定条件に基づいて所定の位置について、測光手
段2により測光を行い、ステップ206でも同様に、予
め定めた設定条件に基づいて所定の位置について、測距
手段3により自動焦点検出を行い、ステップ207へ進
む。
【0058】本実施例において、ステップ205及び2
06での測光および自動焦点検出を行う位置は、具体的
には、その時の被写体に対応して、CPU1に判断させ
るか、または、マニュアル操作として、撮影者による設
定指示を予め受け付けて、設定しておく。
【0059】ステップ207において、レリーズスイッ
チ11がオンされた場合(ステップ207でYes)、
ステップ208のレリーズシーケンスが開始され、絞り
動作、シャッタ開閉、フィルムの巻き上げが順次実行さ
れる。最後に、レリーズシーケンスが終了して、撮影動
作を完了する。
【0060】本実施例によれば、アイピースシャッタの
開閉またはアイピースキャップの有無を判断し、視線検
出動作を行うかどうかを決めているので、アイピースシ
ャッタの閉鎖またはアイピースキャップの装着してカメ
ラを操作する際、視線検出動作に伴うカメラの誤動作を
防止すると共に、無駄な視線検出動作を省き、デイレイ
の少ないレリーズができる。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、撮影動作をリモートコ
ントロールする場合、撮影者がファインダを覗かないた
めにファインダへ侵入した外乱光による、カメラの誤っ
た視線検知処理を防止することができるカメラを提供す
ることができる。
【0062】また、本発明によれば、アイピースシャッ
タを閉鎖した状態またはアイピースキャップを装着した
状態でのカメラ操作における、無駄な視線検出動作を省
くため、アイピースシャッタの閉鎖やアイピースキャッ
プの装着に伴い生じる、誤った視線検出動作を防ぎ、デ
ィレイの少ないレリーズができるカメラを提供すること
ができる。
【0063】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラのファインダー内部に表示され
るスクリーン画面の一例を示す説明図。
【図2】本発明のカメラの一実施例における電気回路構
成を示すブロック図。
【図3】図2の実施例における処理動作の一例を示すフ
ローチャート。
【図4】図4(a):本発明のカメラにおけるアイピー
スシャッタを備えるファインダの一例を示す正面図。 図4(b):本発明のカメラのファインダと、それに装
着されるアイピースキャップとを示す説明図。
【図5】本発明のカメラの他の実施例における電気回路
構成を示すブロック図。
【図6】図5の実施例における処理動作の一例を示すフ
ローチャート。
【符号の説明】
1…CPU、2…測光手段、3…測距手段、4…表示手
段、5…操作手段、6…駆動手段、7…記憶手段、9…
視線検知手段、10…カメラ起動スイッチ、11…レリ
ーズスイッチ、12…リモート端子、13…起動端子、
14…レリーズ端子、15…GND端子、16、17…
ダイオード、18…DC−DCコンバータ、19…アイ
ピースシャッタ開閉スイッチ(アイピースキャップ装着
スイッチ)、19a…アイピースシャッタ閉鎖時のスイ
ッチ位置、20…ファインダ、21…アイピースキャッ
プ、22…アイピースシャッタ、23…ファインダ接眼
部、24…アイピース装着部材、300…スクリーン画
面。
フロントページの続き (72)発明者 西岡 淳 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影者の視線位置を検出する視線検出装置
    と、撮影動作の制御を行う制御手段とを備えるカメラシ
    ステムにおいて、 カメラボデイに設けられ、撮影者により操作されること
    で、撮影動作の開始を指示する起動信号を出力する起動
    スイッチと、 外部の遠隔操作手段で発生される、撮影動作の開始を指
    示する信号を受け入れて、その信号に対応して、起動信
    号を出力する遠隔操作信号受付手段とを有し、 制御手段は、当該撮影動作の少なくとも一部に関する設
    定を行うものであり、 起動信号を受け入れて、その起動信号が起動スイッチか
    ら出力されたものか、または、遠隔操作信号受付手段か
    らの出力されたものかを判断し、 起動スイッチから出力されたものと判断した場合には、
    視線検出装置により検出された視線位置情報を受け入れ
    て、その視線位置に対応して定められている条件で撮影
    動作の設定を行い、 遠隔操作信号受付手段から出力されたものと判断した場
    合には、視線検出装置からの出力にかかわらずに、所定
    の条件で撮影動作の設定を行うことを特徴とする視線検
    出装置を備えるカメラシステム。
  2. 【請求項2】撮影者の視線位置を検出する視線検出装置
    と、撮影動作の制御を行う制御手段とを備えるカメラシ
    ステムにおいて、 外部からの光がファインダを通してカメラボデイ内部へ
    入るのを防止する遮光機構と、 遮光機構による遮光が行われている状態を検出する遮光
    状態検出手段とを有し、 制御手段は、当該撮影動作の少なくとも一部に関する設
    定を行うものであり、 遮光状態検出手段の検出結果を受け入れて、遮光状態が
    検出されていない状態で、撮影動作の開始を指示する起
    動信号が入力された場合には、視線検出装置により検出
    された視線位置情報を受け入れて、その視線位置に対応
    して定められている条件で撮影動作の設定を行い、 遮光状態が検出されている状態で、起動信号が入力され
    た場合には、視線検出装置からの出力にかかわらず、所
    定の条件で撮影動作の設定を行うことを特徴とする視線
    検出装置を備えるカメラシステム。
  3. 【請求項3】請求項2において、 カメラボデイに設けられ、撮影者により操作されること
    で、起動信号を発生して、その起動信号を出力する起動
    スイッチと、 外部の遠隔操作手段で発生される、撮影動作の開始を指
    示する信号を受け入れて、その信号に対応して、起動信
    号を出力する遠隔操作信号受付手段とをさらに有し、 前記制御手段は、当該撮影動作の少なくとも一部に関す
    る設定を行うものであり、 起動信号を受け入れて、その起動信号が起動スイッチか
    ら出力されたものか、遠隔操作信号受付手段から出力さ
    れたものかを判断すると共に、前記遮光状態検出手段の
    検出結果を受け入れて、 起動信号が遠隔操作信号受付手段から出力されている場
    合、および、遮光状態が検出されている場合のうち少な
    くとも一方の場合には、前記視線検出装置からの出力に
    かかわらずに、所定の条件で撮影動作の設定を行うこと
    を特徴とする視線検出装置を備えるカメラシステム。
JP6103992A 1994-05-18 1994-05-18 視線検出装置を備えるカメラシステム Withdrawn JPH07311401A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6103992A JPH07311401A (ja) 1994-05-18 1994-05-18 視線検出装置を備えるカメラシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6103992A JPH07311401A (ja) 1994-05-18 1994-05-18 視線検出装置を備えるカメラシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07311401A true JPH07311401A (ja) 1995-11-28

Family

ID=14368800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6103992A Withdrawn JPH07311401A (ja) 1994-05-18 1994-05-18 視線検出装置を備えるカメラシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07311401A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010087584A3 (ko) * 2009-02-02 2010-10-07 한국과학기술원 시선 결합장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010087584A3 (ko) * 2009-02-02 2010-10-07 한국과학기술원 시선 결합장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8085332B2 (en) Image pickup apparatus, method for controlling image pickup apparatus
US5598242A (en) Vibration compensation mode selection apparataus and associated visual display for a camera
GB2575180A (en) Image pickup apparatus having a plurality of settable image capturing modes, method for controlling the same, and computer program
JP2008170872A (ja) 撮像装置
JP3665520B2 (ja) 電子スチルカメラの液晶表示素子制御装置
US5231446A (en) Red-eye preventing device
JPH07311401A (ja) 視線検出装置を備えるカメラシステム
US7313323B2 (en) Camera system with a photometering device and an external operating device
JP2017120272A (ja) 撮像装置
JP2010074743A (ja) 撮像装置
JP2569444B2 (ja) 赤目防止制御装置
JPH11352389A (ja) 電子ファインダカメラ
KR20110034293A (ko) 감시용 카메라의 포커스 조정 장치 및 방법
JP7512627B2 (ja) 撮影装置、撮影装置の制御方法、制御プログラム及び撮影システム
JP2882347B2 (ja) カメラ
JP2839002B2 (ja) カメラ
JP4446517B2 (ja) 電子カメラのホワイトバランス制御装置およびリモートコントローラ
JPH0314163B2 (ja)
JP2000278559A (ja) 電子カメラ
JP2584192Y2 (ja) 視線入力カメラ
JP5773606B2 (ja) 撮像装置
JP5693129B2 (ja) レンズ交換式撮像装置
JP2001318415A (ja) プレビュー機能付きカメラ
JPH11202401A (ja) 状態表示機能を備えるカメラ
KR20000014836A (ko) 스트로보 발광 거리에 따른 촬영 제어 장치 및그 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010731