JPH07310708A - 長尺物用ファスナー - Google Patents

長尺物用ファスナー

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JPH07310708A
JPH07310708A JP7108451A JP10845195A JPH07310708A JP H07310708 A JPH07310708 A JP H07310708A JP 7108451 A JP7108451 A JP 7108451A JP 10845195 A JP10845195 A JP 10845195A JP H07310708 A JPH07310708 A JP H07310708A
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Japan
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joint
fastener
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long
stirrup
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JP7108451A
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English (en)
Inventor
Harald Schaty
シャティー ハーラルト
Ernst-Ludwig Hahn
ルートヴィッヒ ハーン エルンスト
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Newfrey LLC
Original Assignee
Newfrey LLC
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L3/00Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
    • F16L3/22Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets specially adapted for supporting a number of parallel pipes at intervals
    • F16L3/223Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets specially adapted for supporting a number of parallel pipes at intervals each support having one transverse base for supporting the pipes
    • F16L3/2235Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets specially adapted for supporting a number of parallel pipes at intervals each support having one transverse base for supporting the pipes each pipe being supported by a common element fastened to the base
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G3/00Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
    • H02G3/26Installations of cables, lines, or separate protective tubing therefor directly on or in walls, ceilings, or floors

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造及び取り扱いが容易で、長尺物が剛に保
持されないようになった、所定の直径を有する長尺物の
ための簡単なファスナーを提供すること。 【構成】 取り付けられる長尺物(5) を受けるための少
なくとも一つの第1弾性凹部(3) を有するビーム状下部
(1) と、取り付けられる長尺物(5) を受けるための少な
くとも一つの第2弾性凹部(4) を有する閉じ用あぶみ形
上部(2) とを備える長尺物保持用ファスナー。上部(2)
と下部(1) の少なくとも一つに弾性を与えるための空洞
(17 、18、19) を有する。 【効果】 単一ショット工程によるプラスチック材料の
射出成形により製造することができる。上部2と下部1
を遊びのあるヒンジ状ジョイント6により連結した構造
も成形工程において一体に形成できる。支持体への長尺
物5の経済的で信頼性のある固定が保証できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、長尺物用のファスナ
ーに関する。長尺物は、チューブやケーブルのような細
長い物品であって、支持体上に固定するか又は互いに結
合して離れた位置に保持しなければならないものであ
る。支持体は、例えば車両の車体であり、長尺物は、燃
料ラインやブレーキラインのような液体搬送用のライ
ン、又は電線ケーブルである。この種のファスナーは、
例えばドイツ実用新案登録出願第G 94 06 076.9 に開示
されているが、この実用新案は、本発明の優先日までに
は公開されなかった。この実用新案に開示された装置
は、長尺物の固定に特に適しており、特定の直径範囲の
長尺物を保持することができる。また、この出願では、
ファスナーを幾つかの長尺物に使用できるように設計す
ることが提案されている。この装置において使用される
保持用あぶみ部は優れた振動吸収特性を備えているが、
構造が複雑で用途によっては嵩張り過ぎる。固定される
長尺物の直径は予め決まっていることが多く、提案され
ているような保持用あぶみ部で保持することは絶対的に
必要なことではない。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】 本発明の目的は、製
造及び取り扱いが容易で、長尺物が剛に保持されないよ
うになった、所定の直径を有する長尺物のための簡単な
ファスナーを提供することである。
【0003】
【課題を解決するための手段】 本発明は、取り付けら
れる長尺物を受けるための少なくとも一つの第1弾性凹
部を有するビーム状下部と、取り付けられる長尺物を受
けるための少なくとも一つの第2弾性凹部を有する閉じ
用あぶみ形上部とを備え、該上部と下部の少なくとも一
つに弾性を与えるための少なくとも一つの空洞を有する
ことを特徴とする長尺物用ファスナーを提供する。この
ファスナーは、ビーム状下部と閉じ用あぶみ状上部とを
有する。上部と下部は長尺物を受けるための凹部を少な
くとも一つ備え、該凹部の数と形状は固定する長尺物に
適合するものとする。これは、下部と上部の少なくとも
一方に空洞を形成し、凹部に弾性を与えるようにするこ
とによって達成される。空洞のために、固定される長尺
物は、振動を与えるような方法で、ファスナーを固定す
る支持体から外すことができる。好ましい実施例におい
ては、下部は第1基体ビームから形成され、該基体ビー
ムの両端に支持されるようにブリッジが設けられる。こ
のブリッジは、上側に第1凹部を有するように設計され
る。完全に囲まれた形態の空洞が該ブリッジと基体ビー
ムと該基体ビームの両端の領域により形成される。この
空洞は、基体ビームに対してブリッジが変位するのを可
能にする。
【0004】さらに好ましい実施例では、上部も基体ビ
ームから形成される。この第2の基体ビームの下方に少
なくとも一つの弾性保持あぶみ部が形成される。好まし
い実施例では、第2の基体ビームの両端の領域に両端が
あるように弾性保持あぶみ部が形成される。また、別の
実施例では、複数の保持あぶみ部が第2の基体ビームに
沿って並んで形成される。第2の基体ビームとその上に
位置するあぶみ部とにより、完全に囲まれた第2の空洞
が形成される。保持あぶみ部から基体ビームに向けて直
線的に、かつ、直角に延びるようなストラットがある
と、長尺物保持部の弾性が減少することになるので、そ
のようなストラットはない方がよい。上部及び下部の一
方又は両方には、基体ビームの領域に別の空洞を形成し
て、保持される長尺物が装置の周辺部、特にファスナー
が支持体に取り付けられる周辺部上の点に対してある程
度動くことができるようにし、長尺物を単に緩く保持す
るだけでないようにすることが好ましい。特に好ましい
実施例では、上部と下部は端部領域においてヒンジ状ジ
ョイントにより互いに結合する。このジョイントから遠
い方の端部では、閉じ位置においてこれらの端部を結合
できるようなスナップ結合部を設ける。閉じ位置では、
下部の第1凹部と上部の第2凹部とが互いに対向し、保
持すべき長尺物を取り込む領域を形成する。閉じ位置で
は、凹部内にある長尺物は、舌で保持されるような状態
で保持される。閉じ位置では、下部の第1凹部と上部の
第2凹部は僅かに変形させられて、長尺物は上部と下部
の間に遊びなくしっかりと保持される。
【0005】ヒンジ状ジョイントは、少なくとも一つの
ジョイントラグと少なくとも一つのジョイントピンによ
り構成することが特に好ましい。ジョイントピンの周の
横断面形状はジョイントラグのオリフィスより小さい。
したがって、ジョイント軸から離れた点よりも該ジョイ
ント軸の近傍で他界力が発生する、という舌状効果の欠
点が回避できる。上部と舌部との間に幾つかの長尺物が
保持される場合には、すべての長尺物がほぼ同じ保持力
で保持される。これは、ジョイントピンとジョイントラ
グの間での遊びにより達成されるものである。特定の好
ましい実施例では、ヒンジ状ジョイントの領域に、ジョ
イントキャッチノーズとジョイントキャッチビームが設
けられる。ジョイントキャッチノーズとジョイントキャ
ッチビームは、ファスナーの閉じ位置で係合させられ
る。ジョイントキャッチビームは、ジョイントに存在す
る遊びにより定まるキャッチ通路内でジョイントキャッ
チノーズを捕捉する。ヒンジ状ジョイントの領域に形成
されるスナップ結合は、該ジョイントとは反対側の端部
で下部又は上部に形成されるスナップ結合と組み合わせ
ると特に有利である。この構成により、ジョイントに遊
びを設けるにもかかわらず、上部と下部との間の固定位
置が定まるようになり、ヒンジ状ジョイントは同時に開
いた状態で上部と下部が互いに外れるのを防止する。
【0006】特に好ましい実施例では、2個のジョイン
トラグと2個のジョイントピンの領域に、ジョイントキ
ャッチノーズとジョイントキャッチビームが設けられ
る。また別の例では、ジョイントキャッチノーズをジョ
イントピン上に形成し、ジョイントキャッチビームをジ
ョイントラグの細長い部分として形成する。これは、上
述のドイツ実用新案登録出願第G 94 06 076.9 のキャッ
チジョイント構造に対応する。上部又は下部の基体ビー
ムの上に保持用あぶみ部とブリッジを使用する場合に
は、ブリッジが保持用あぶみ部より剛性が高くなるよう
にすることが特に望ましい。この構成することにより、
ファスナーを閉じたとき、保持用あぶみ部のみが変形す
るようになる。したがって、ファスナーにより保持され
る長尺物の支持体に対する位置が、剛性の高いブリッジ
により保持されるようになる。第1凹部を、長尺物が18
0 °以上の範囲にわたり囲まれるように形成することが
好ましい。この場合には、長尺物は僅かな圧力を加えて
第1凹部に挿入され、該凹部内に或る程度の弾性により
保持される。これは、組み立て時に幾つかの長尺物を仮
止め状態とすることができる点で有利である。長尺物
は、開いたままの状態で、まだ閉じていないファスナー
に保持される。
【0007】ファスナーに保持される長尺物は、円形の
横断面形状であることが好ましい。また、2個以上、好
ましくは4個の長尺物を保持できるようにすることが好
ましい。ファスナーを支持体に結合するために、下部又
は上部に溶接スタッド受け部を形成することが好まし
い。しかし、ファスナーを支持体に結合するためには、
スクリューやリベット、接着剤等のどのような通常の方
法を使用してもよい。ファスナーはプラスチック材料の
射出成形により製造することが好ましい。製造には、単
一ショット工程を使用することが特に好ましい。これ
は、上部と下部がヒンジ状ジョイントにより連結されて
いる場合に特に有利である。単一ショット工程では、フ
ァスナーを一体のユニットとして形成でき、ヒンジ状ジ
ョイントが成形工程で形成できる。しかし、2つの部品
が別々に形成される。このようにして形成されたファス
ナーは、組み立てに特に有利であり、成形工程から取り
出された状態のままで使用できる。ファスナーの使用時
に2つの部品を取り扱う必要がない。以下、本発明の実
施例によるファスナーを図面を参照して説明する。
【0008】
【実施例】 図1に、ほぼ同一直径の長尺物を取り付け
るようになった本発明によるファスナーの第1実施例を
示す。この装置は、ビーム状下部1と閉じ用あぶみ状上
部2とからなり、これら下部と上部は一端においてヒン
ジ状ジョイント6により連結されている。下部1は、ジ
ョイント領域6から離れた端にキャッチノーズ12を有
する。上部2は、ヒンジ状ジョイント6から離れた端に
キャッチビーム11を有し、該キャッチビーム11はち
ゃっちノーズ12と係合することができる。下部1は基
体ビーム15とブリッジ13からなり、該ブリッジ13
は両端において基体ビーム15の両端に支持されてい
る。下部1の基体ビーム15とブリッジ13及びその端
部にある支柱が空洞17を形成し、この空洞は完全に囲
まれた状態になっている。この実施例では、ブリッジ1
3は下部1の両端にある支柱の間では支持がない設計で
ある。しかし、ブリッジ13の中央領域に支柱を設けて
空洞17を複数の小さな空洞に分割することも可能であ
る。ブリッジ13の上側は、そぞれの長尺物を受けるた
めの第1凹部3が形成されている。第1凹部3は、特定
の基準直径の長尺物を受ける設計である。ブリッジ13
はどの点でも同一の厚さであり、第1凹部17の片側
は、凹部3の形状に沿うようになっている。凹部3は
又、受けられる長尺物の中心位置決め機能を有する。
【0009】上部2は、閉じ用あぶみ部16と、その下
方に延びる保持用あぶみ部14とからなる。保持用あぶ
み部14の端部は閉じ用あぶみ部16の端部の領域にあ
り、構造全体の弾性を増大するために、保持用あぶみ部
14の端部は湾曲状又は屈曲状に形成されることが好ま
しい。保持用あぶみ部14は、ファスナーを閉じた状態
で第1凹部3に対応する位置にくる2個の凹部4を有す
る。保持用あぶみ部14と閉じ用あぶみ部16との間
に、完全に囲まれた形の第2空洞18が形成される。閉
じ用あぶみ部16は、さらに別の空洞19を有する形状
である。これらの空洞19は、材料使用量の増加を最少
にして閉じ用あぶみ部16の曲げ剛性を増加するのに効
果があり、保持用あぶみ部14に対してもある程度の弾
性を持たせることができる。ヒンジ状ジョイント6は、
2つのジョイントラグ7、7’(側面図は一つのみを示
す)と2つのジョイントピン8(側面図は一つのみを示
す)とにより形成される。ジョイントピン8はジョイン
トラグ7に形成されるジョイント孔より周の断面が小さ
い。したがって、ヒンジ状ジョイント6は下部1と上部
2との間に遊びを生じる。図示実施例では、ジョイント
ピン8は2等辺3角形の断面形状を有する。
【0010】ヒンジ状ジョイント6のまわりの断面図を
図3に示す。図3は図1に示されていない第2のジョイ
ントラグ7’を示している。上部2に形成されるジョイ
ントラグ7、7’間にジョイントキャッチビーム9が形
成される。このジョイントキャッチビーム9は、ファス
ナーが閉じたときに、下部1の端部に形成されたキャッ
チノーズ10に係合する。図2は図1のファスナーを閉
じた状態で示す。ファスナーには4個の長尺物5が保持
されている。閉じた状態では、上部2の端にあるキャッ
チビーム11が下部の端にあるキャッチノーズ12に係
合する。この位置では、ジョイントキャッチビーム9は
ジョイントキャッチノーズ10の背後にも係合し、下部
1と上部2は両端においてキャッチジョイントを介して
互いに張力状態で結合される。ヒンジ状ジョイント6お
ける遊びのために、ジョイントキャッチビーム9がジョ
イントキャッチノーズ10の背後に係合できるようにな
る。スナップ結合部の張力はファスナーを閉じるときに
保持用あぶみ部14が閉じ用あぶみ部16の方に変形さ
せられることによって生じる。これは、保持用あぶみ部
14が閉じ用あぶみ部16の特定の点上に乗るように構
成することにより達成できる。一方、長尺物が横方向に
変位しないようにロックすることができ、他方では長尺
物の直径が大きすぎるときにブリッジ13が空洞17内
に変位してその誤差を吸収できるようにすることが可能
である。下部1にブリッジ13を設けることにより、長
尺物5と基体ビーム15の下側が取り付けられる支持体
との間に剛結合が連続的に生じないようにすることがで
きる。したがって、長尺物5は第1凹部3と第2凹部4
との間に保持された状態で、僅かな動きが可能である。
ヒンジ状ジョイント6は、組み立て時にファスナーを一
体物とするためのものであり、閉じ位置は単純なピボッ
ト運動により達成できる。したがって、ファスナーを閉
じ位置にする時に、下部1と上部2とを相対的に位置決
めする必要はない。
【0011】図4に本発明による第2実施例を示す。下
部1とヒンジ状出願6は先の実施例におけるものと構造
的に対応する。第2実施例では又、上部2が第2の閉じ
用あぶみ部16を備えており、該第2あぶみ部16の一
端にはヒンジ状ジョイント6のジョイントラグ7が形成
されている。閉じ用あぶみ部16の反対側の端にはキャ
ッチビーム11が形成されており、このキャッチビーム
11は第1実施例のキャッチビームに対応するものであ
り、ファスナーの閉じ位置において、下部1の端部に形
成したキャッチノーズ12に係合することができる。閉
じ用あぶみ部16上に複数の保持用あぶみ部24が並ん
で形成されている。各保持用あぶみ部24は、2等辺3
角形の側部の形状であり、閉じ用あぶみ部16上を延び
ている。保持用あぶみ部24の各々は、完全に囲まれた
形の空洞28を囲んでいる。閉じ用あぶみ部16の端部
領域では、保持用あぶみ部は対応する2等辺3角形の1
側辺のみからなる。第2凹部4も2等辺3角形であり、
隣合った保持用あぶみ部24により形成されている。第
1実施例の閉じ用あぶみ部16と同様に、第2実施例の
閉じ用あぶみ部16も、保持用あぶみ部24により形成
された空洞28の他に別の空洞19を有する。空洞1
9、28は第1実施例における空洞19、18と同じ機
能を達成する。さらに、3角形を形成するウエブが想像
線29で示すように空洞28内に変形して直径の誤差を
吸収する。
【0012】図5は第2実施例のファスナーを閉じた状
態で示すものである。4個の長尺物5がファスナーに保
持されている。キャッチビーム11はキャッチノーズ1
2に係合し、ジョイントキャッチビーム9はジョイント
キャッチノーズ10(図には示していない)に係合す
る。閉じ位置では、保持用あぶみ部24は2等辺3角形
の側部の領域で変形する。したがって、ファスナーの端
部のスナップ結合ぶに圧力が作用し、はずれることがな
くなる。保持用あぶみ部14、24は、ファスナーの閉
じ位置でこれらに対向するブリッジ13ほど容易に変形
できず、一般に必要な変形の大部分を受ける。本発明の
要点は、図に示されている。本発明のファスナーの利点
は、幾つかの空洞17、18、19、28を設けること
により、長尺物5間又は長尺物5と支持体との間の剛結
合を避けることができる点にある。特に、支持体に伝達
される揺れや振動、特に長尺物5の共振振動数近辺での
振動が長尺物5に伝達されのを防止できる。さらに、フ
ァスナーにより保持する長尺物5の直径の誤差を吸収す
ることができる。
【0013】
【効果】 本発明のファスナーは、プラスチック材料の
射出成形により製造することができる。いわゆる単一シ
ョット工程を採用することが、特に好ましい実施例にお
けるように上部2と下部1を遊びのあるヒンジ状ジョイ
ント6により連結した構造では有利である。この場合、
ファスナーは成形工程において一体に形成できる。した
がって、ファスナーは、単一ショット成形工程で既に組
み立てた状態になっており、さらに機械加工を施した
り、結合工程を加えたりすることなく、直ちに長尺物5
の組み立てに使用することができる。本発明のファスナ
ーにより、支持体への長尺物5の経済的で信頼性のある
固定が保証できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のファスナーの第1実施例を開いた状
態で示す側面図である。
【図2】 図1のファスナーに長尺物5を挿入して閉じ
た状態を示す側面図である。
【図3】 ジョイント領域の拡大断面図である。
【図4】 本発明のファスナーの第2実施例を開いた状
態で示す側面図である。
【図5】 図4の実施例のファスナーに長尺物を挿入し
て閉じた状態で示す側面図である。
【符号の説明】
1・・・・下部、 2・・・・上部、 3・・・・第1凹部、 4・・・・第2凹部、 5・・・・長尺物、 6・・・・ヒンジ状ジョイント、 7・・・・ジョイントラグ、 9・・・・ジョイントキャッチビーム、 10・・・・ジョイントキャッチノーズ、 11・・・・キャッチビーム、 12・・・・キャッチノーズ、 13・・・・ブリッジ、 17、18、19・・・・空洞。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取り付けられる長尺物(5) を受けるため
    の少なくとも一つの第1弾性凹部(3) を有するビーム状
    下部(1) と、取り付けられる長尺物(5) を受けるための
    少なくとも一つの第2弾性凹部(4) を有する閉じ用あぶ
    み形上部(2)とを備え、前記上部(2) と前記下部(1) の
    少なくとも一つに弾性を与えるための少なくとも一つの
    空洞(17 、18、19) を有することを特徴とする長尺物用
    ファスナー。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したファスナーであっ
    て、前記下部(1) は、基体(15)と前記基体上にあって該
    基体の端部に支持されたブリッジ(13)を備え、前記ブリ
    ッジ(13)は前記第1凹部(3) を有し、第1空洞(17)を囲
    んでいることを特徴とする長尺物用ファスナー。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載したファス
    ナーであって、前記上部(2) は閉じ用第2あぶみ形部(1
    6)から形成され、該第2あぶみ形部に、第2凹部(18 、
    19) を囲む少なくとも一つの弾性保持用あぶみ形部(14
    、24) が形成されたことを特徴とする長尺物用ファス
    ナー。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載したファスナーであっ
    て、前記上部(2) と前記下部(1) の少なくとも一方に弾
    性を増すための空洞(19)がさらに形成されたことを特徴
    とする長尺物用ファスナー。
  5. 【請求項5】 前記請求項のいずれか1項に記載したフ
    ァスナーであって、前記上部(2) と前記下部(1) は端部
    においてヒンジ状ジョイント(6) により互いに接続さ
    れ、反対側の端部においてスナップ接続部(11 、12) に
    より閉鎖位置にロックできるようになったことを特徴と
    する長尺物用ファスナー。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載したファスナーであっ
    て、前記ヒンジ状ジョイント(6) は少なくとも一つのジ
    ョイントラグ(7) と、該ラグに対応する少なくとも一つ
    のジョイントピン(8) からなり、前記ジョイントピン
    (8) の周の横断面は前記ジョイントラグ(7) のオリフィ
    スより小さいことを特徴とする長尺物用ファスナー。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載したファスナーであっ
    て、前記ヒンジ状ジョイント(6) の領域にジョイントキ
    ャッチノーズ(10)とジョイントキャッチビーム(11)とが
    設けられ、これらジョイントキャッチノーズ(10)とジョ
    イントキャッチビーム(11)とは、閉じ位置において該ジ
    ョイント(6) にある遊びにより互いに係合することがで
    きるようになったことを特徴とする長尺物用ファスナ
    ー。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載したファスナーであっ
    て、前記ジョイントキャッチノーズ(10)とジョイントキ
    ャッチビーム(11)は、前記ジョイントラグ(7)と前記ジ
    ョイントピン(7) の領域に配置されたことを特徴とする
    長尺物用ファスナー。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載したファスナーであっ
    て、前記ジョイントキャッチノーズ(10)は前記ジョイン
    トピン(8) 上に形成され、前記ジョイントキャッチビー
    ム(11)は前記ジョイントラグ(7) の細長い部分により形
    成されたことを特徴とする長尺物用ファスナー。
  10. 【請求項10】請求項2ないし請求項7のいずれか1項
    に記載したファスナーであって、前記ブリッジ(13)は前
    記保持用あぶみ部(14)より剛性が高いことを特徴とする
    長尺物用ファスナー。
  11. 【請求項11】前記請求項のいずれか1項に記載したフ
    ァスナーであって、前記第1凹部(3) は180 °以上にわ
    たって長尺物(5) を囲むように形成されたことを特徴と
    する長尺物用ファスナー。
  12. 【請求項12】前記請求項のいずれか1項に記載したフ
    ァスナーであって、前記第1凹部(3) と前記第2凹部
    (4) はほぼ円形断面の長尺物(5) を囲むように形成され
    たことを特徴とする長尺物用ファスナー。
  13. 【請求項13】前記請求項のいずれか1項に記載したフ
    ァスナーであって、前記第1凹部(3) と前記第2凹部
    (4) の対は2対以上、好ましくは4対形成されたことを
    特徴とする長尺物用ファスナー。
  14. 【請求項14】前記請求項のいずれか1項に記載したフ
    ァスナーであって、異なる直径の長尺物(5) を保持でき
    るようになったことを特徴とする長尺物用ファスナー。
  15. 【請求項15】前記請求項のいずれか1項に記載したフ
    ァスナーであって、前記下部(1) に支持体に結合するた
    めの溶接スタッド受けが設けられたことを特徴とする長
    尺物用ファスナー。
  16. 【請求項16】前記請求項のいずれか1項に記載したフ
    ァスナーであって、閉じ位置において前記閉鎖用あぶみ
    部(16)の内面が前記弾性保持用あぶみ部(14)の外面に係
    合して長尺物が横方向に移動するのを素子するようにな
    ったことを特徴とする長尺物用ファスナー。
  17. 【請求項17】前記請求項のいずれか1項に記載したフ
    ァスナーであって、閉じ位置において前記閉鎖用あぶみ
    部(16)の内面が前記弾性保持用あぶみ部(14)の外面に乗
    って、長尺物の直径が大き過ぎるときに起きる前記空洞
    内での前記ブリッジ(13)の変位を補強できるようになっ
    たことを特徴とする長尺物用ファスナー。
  18. 【請求項18】前記請求項のいずれか1項に記載したフ
    ァスナーであって、前記閉鎖用あぶみ部(16)の内面が変
    形可能なウエブ(29)を有し、長尺物の直径が大き過ぎる
    ときに、閉じ位置で該ウエブ(29)が空洞(28)内に変形で
    きるようになったことを特徴とする長尺物用ファスナ
    ー。
  19. 【請求項19】前記請求項のいずれか1項に記載したフ
    ァスナーであって、プラスチック材料の射出成形により
    製造されたことを特徴とする長尺物用ファスナー。
  20. 【請求項20】請求項16に記載したファスナーであっ
    て、1工程により一体に成形されたことを特徴とする長
    尺物用ファスナー。
JP7108451A 1994-05-06 1995-05-02 長尺物用ファスナー Pending JPH07310708A (ja)

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