JPH073095Y2 - メカニカルシール - Google Patents
メカニカルシールInfo
- Publication number
- JPH073095Y2 JPH073095Y2 JP1989096511U JP9651189U JPH073095Y2 JP H073095 Y2 JPH073095 Y2 JP H073095Y2 JP 1989096511 U JP1989096511 U JP 1989096511U JP 9651189 U JP9651189 U JP 9651189U JP H073095 Y2 JPH073095 Y2 JP H073095Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stationary
- retainer
- rotary
- seal ring
- outer diameter
- Prior art date
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- Mechanical Sealing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はメカニカルシール、とくに、比較的大径のシャ
フトの軸封手段として用いられるメカニカルシールのメ
ンテナンスを容易化を図るものである。
フトの軸封手段として用いられるメカニカルシールのメ
ンテナンスを容易化を図るものである。
従来から、比較的大径のシャフトの軸封装置として、第
２図に示すようなメカニカルシールがある。
２図に示すようなメカニカルシールがある。
すなわちこのメカニカルシールは、いわゆる内流型であ
って、外径部を、ハウジング101の大気Ａ側の端面の内
径部と該端面にボルト102により固定されたフランジ103
の内径部との間に形成される環状凹部104に、Ｏリング1
05を介して固定された静止側密封環106と、この静止側
密封環106の機内側にあって、シャフト107の外周面にＯ
リング108を介して軸方向移動自在に装着され静止側密
封環106と密封摺動する回転側密封環109とを有し、機内
の密封対象流体Ｂが大気Ａ側へ漏れるのを阻止するもの
である。
って、外径部を、ハウジング101の大気Ａ側の端面の内
径部と該端面にボルト102により固定されたフランジ103
の内径部との間に形成される環状凹部104に、Ｏリング1
05を介して固定された静止側密封環106と、この静止側
密封環106の機内側にあって、シャフト107の外周面にＯ
リング108を介して軸方向移動自在に装着され静止側密
封環106と密封摺動する回転側密封環109とを有し、機内
の密封対象流体Ｂが大気Ａ側へ漏れるのを阻止するもの
である。
しかし、上記従来構造のメカニカルシールによると、摺
動面の摩耗の進行や損傷により、密封環106,109を交換
する必要が生じた場合には、ハウジング101からフラン
ジ103を取外さなければならず、大型の機器（シャフト1
07が大径）では、この取外し作業がきわめて大変であっ
た。
動面の摩耗の進行や損傷により、密封環106,109を交換
する必要が生じた場合には、ハウジング101からフラン
ジ103を取外さなければならず、大型の機器（シャフト1
07が大径）では、この取外し作業がきわめて大変であっ
た。
本考案は、このような点に鑑み、大径のシャフトを軸封
する大型のメカニカルシールの交換作業を容易化するこ
とを課題とするものである。
する大型のメカニカルシールの交換作業を容易化するこ
とを課題とするものである。
上記課題を解決するため、本考案は、静止側密封環が回
転側密封環の大気側に位置するとともに、静止側密封環
の外径部が、ハウジングの大気側の端面の内径部と該端
面に固定されたフランジの内径部との間に形成される環
状凹部にパッキンを介して固定された構造を有するメカ
ニカルシールにおいて、前記静止側密封環が、前記環状
凹部にパッキンを介して固定される外径リテーナと、こ
の外径リテーナの内周面に気密的かつ軸方向挿脱自在に
嵌着され前記回転側密封環との摺動面を有する静止摺動
片と、この静止摺動片の反摺動面側を支承し前記外径リ
テーナに螺子止めされた内径リテーナとよりなり、ま
た、前記回転側密封環が、回転軸上に気密的かつ軸方向
移動自在に装着された回転リテーナと、この回転リテー
ナの前記静止側密封環側の端部に形成された環状の段部
に気密的かつ軸方向挿脱自在に嵌着され前記静止摺動片
との摺動面を有するとともに前記外径リテーナの内周面
よりも小径の回転摺動片とよりなる構成とした。
転側密封環の大気側に位置するとともに、静止側密封環
の外径部が、ハウジングの大気側の端面の内径部と該端
面に固定されたフランジの内径部との間に形成される環
状凹部にパッキンを介して固定された構造を有するメカ
ニカルシールにおいて、前記静止側密封環が、前記環状
凹部にパッキンを介して固定される外径リテーナと、こ
の外径リテーナの内周面に気密的かつ軸方向挿脱自在に
嵌着され前記回転側密封環との摺動面を有する静止摺動
片と、この静止摺動片の反摺動面側を支承し前記外径リ
テーナに螺子止めされた内径リテーナとよりなり、ま
た、前記回転側密封環が、回転軸上に気密的かつ軸方向
移動自在に装着された回転リテーナと、この回転リテー
ナの前記静止側密封環側の端部に形成された環状の段部
に気密的かつ軸方向挿脱自在に嵌着され前記静止摺動片
との摺動面を有するとともに前記外径リテーナの内周面
よりも小径の回転摺動片とよりなる構成とした。
上記構成によると、静止側および回転側の密封環摺動面
が摩耗や損傷した場合には、これら静止側および回転側
の密封環全体を交換する必要はなく、その摺動片のみを
交換すればよい。そしてその交換にあたっては、静止側
密封環を構成する内径リテーナを取外すことによって外
径リテーナから静止摺動片を機外（大気側）へ抜き出せ
ば、回転側密封環の回転摺動片も外径リテーナ内周を経
て機外へ抜き出すことができ、新しい摺動片と取り換え
る。
が摩耗や損傷した場合には、これら静止側および回転側
の密封環全体を交換する必要はなく、その摺動片のみを
交換すればよい。そしてその交換にあたっては、静止側
密封環を構成する内径リテーナを取外すことによって外
径リテーナから静止摺動片を機外（大気側）へ抜き出せ
ば、回転側密封環の回転摺動片も外径リテーナ内周を経
て機外へ抜き出すことができ、新しい摺動片と取り換え
る。
以下、本考案を、第１図に示す一実施例を参照しながら
説明する。
説明する。
図中符号１はハウジング、２は該ハウジング１の大気Ａ
側の端面1aに固定されたフランジ、３はこれらハウジン
グ１およびフランジ２の内周孔に挿通されたシャフトで
ある。
側の端面1aに固定されたフランジ、３はこれらハウジン
グ１およびフランジ２の内周孔に挿通されたシャフトで
ある。
本実施例のメカニカルシールにおいて、６は軸方向にお
ける大気Ａ側に位置する静止側密封環で、ハウジング１
の前記端面1aの内径部とフランジ２の内径部との間に形
成される環状凹部４にパッキンとしてのＯリング5,5を
介して挟持固定された外径リテーナ７と、この外径リテ
ーナ７の内周面にＯリング11を介して気密的かつ軸方向
挿脱自在に嵌着され摺動面8aを有する静止摺動片８と、
この静止摺動片８の反摺動面側を支承しボルト10により
前記外径リテーナ７の内周に固定された内径リテーナ９
とよりなる。12は静止摺動片８の切欠13と係合して静止
摺動片８を非回転状態に保持するノックピンである。
ける大気Ａ側に位置する静止側密封環で、ハウジング１
の前記端面1aの内径部とフランジ２の内径部との間に形
成される環状凹部４にパッキンとしてのＯリング5,5を
介して挟持固定された外径リテーナ７と、この外径リテ
ーナ７の内周面にＯリング11を介して気密的かつ軸方向
挿脱自在に嵌着され摺動面8aを有する静止摺動片８と、
この静止摺動片８の反摺動面側を支承しボルト10により
前記外径リテーナ７の内周に固定された内径リテーナ９
とよりなる。12は静止摺動片８の切欠13と係合して静止
摺動片８を非回転状態に保持するノックピンである。
また、15は上記静止側密封環６の機内（密封対象流体
Ｂ）側にあってシャフト３と一体に回転する回転側密封
環で、シャフト３の外周面にＯリング14を介して気密的
かつ軸方向移動自在に装着された回転リテーナ16と、こ
の回転リテーナ16における静止側密封環６側の端部内周
に形成された環状の段部17にＯリング18を介して気密的
かつ軸方向挿脱自在に嵌着され前記静止摺動片８との摺
動面19aを有する回転摺動片19とよりなる。20は回転摺
動片19の切欠21と周方向に係合し、該回転摺動片19と回
転リテーナ16の相対回転を阻止するノックピンである。
また、前記回転摺動片19の外径寸法は、前記静止側密封
環６における外径リテーナ７の内径寸法よりも若干小さ
く設定されている。
Ｂ）側にあってシャフト３と一体に回転する回転側密封
環で、シャフト３の外周面にＯリング14を介して気密的
かつ軸方向移動自在に装着された回転リテーナ16と、こ
の回転リテーナ16における静止側密封環６側の端部内周
に形成された環状の段部17にＯリング18を介して気密的
かつ軸方向挿脱自在に嵌着され前記静止摺動片８との摺
動面19aを有する回転摺動片19とよりなる。20は回転摺
動片19の切欠21と周方向に係合し、該回転摺動片19と回
転リテーナ16の相対回転を阻止するノックピンである。
また、前記回転摺動片19の外径寸法は、前記静止側密封
環６における外径リテーナ７の内径寸法よりも若干小さ
く設定されている。
22は回転リテーナ16の反回転摺動片側の端部と凹凸係合
しているコンプレッションリング、23は該コンプレッシ
ョンリング22と、セットスクリュ24でシャフト３の外周
面に締付け固定されたカラー25の間に圧縮状態に装着さ
れたコイルスプリング、26は前記カラー25と回転リテー
ナ16を周方向に互いに係合しているドライブピンであ
る。すなわち、上記回転側密封環15は、カラー25および
コンプレッションリング22を介してシャフト３の回転駆
動力が伝達されるとともに、コイルスプリング23により
コンプレッションリング22を介して軸方向に押圧付勢さ
れ、回転摺動片19の摺動面19aが静止側密封環６の静止
摺動片８の摺動面8aと密接摺動し、軸封機能を営むよう
になっている。
しているコンプレッションリング、23は該コンプレッシ
ョンリング22と、セットスクリュ24でシャフト３の外周
面に締付け固定されたカラー25の間に圧縮状態に装着さ
れたコイルスプリング、26は前記カラー25と回転リテー
ナ16を周方向に互いに係合しているドライブピンであ
る。すなわち、上記回転側密封環15は、カラー25および
コンプレッションリング22を介してシャフト３の回転駆
動力が伝達されるとともに、コイルスプリング23により
コンプレッションリング22を介して軸方向に押圧付勢さ
れ、回転摺動片19の摺動面19aが静止側密封環６の静止
摺動片８の摺動面8aと密接摺動し、軸封機能を営むよう
になっている。
以上の構成によると、摺動面8aまたは19aが摩耗あるい
は損傷した場合に、静止側密封環６または回転側密封環
15全体を交換する必要がないことは明らかであり、すな
わち静止摺動片８または回転摺動片19のみを交換するだ
けでよい。そしてその際には、ハウジング１からフラン
ジ２を取外す必要はなく、ボルト10の締結を解除して静
止側密封環６の外径リテーナ７から内径リテーナ９を取
外すだけで、前記静止摺動片８および回転摺動片19を機
外（大気Ａ側）へ抜き出すことが可能である。
は損傷した場合に、静止側密封環６または回転側密封環
15全体を交換する必要がないことは明らかであり、すな
わち静止摺動片８または回転摺動片19のみを交換するだ
けでよい。そしてその際には、ハウジング１からフラン
ジ２を取外す必要はなく、ボルト10の締結を解除して静
止側密封環６の外径リテーナ７から内径リテーナ９を取
外すだけで、前記静止摺動片８および回転摺動片19を機
外（大気Ａ側）へ抜き出すことが可能である。
以上、本考案によると、摺動面が摩耗または損傷した場
合、静止側や回転側の摺動片のみを交換すればよく、そ
の交換にあたっては、静止側密封環を構成する内径リテ
ーナを取外すことによって外径リテーナから静止摺動片
を機外（大気側）へ抜き出せば、回転側密封環の回転摺
動片も外径リテーナ内周を経て機外へ抜き出すことがで
きるので、ハウジングからフランジを取外すといった大
変労力を要する作業を不要とし、メンテナンスがきわめ
て容易になるものである。
合、静止側や回転側の摺動片のみを交換すればよく、そ
の交換にあたっては、静止側密封環を構成する内径リテ
ーナを取外すことによって外径リテーナから静止摺動片
を機外（大気側）へ抜き出せば、回転側密封環の回転摺
動片も外径リテーナ内周を経て機外へ抜き出すことがで
きるので、ハウジングからフランジを取外すといった大
変労力を要する作業を不要とし、メンテナンスがきわめ
て容易になるものである。
【図面の簡単な説明】 第１図は本考案の一実施例を示す半断面図、第２図は従
来例を示す半断面図である。 １…ハウジング、２…フランジ、３…シャフト ４…環状凹部、５…パッキン（Ｏリング） ６…静止側密封環、７…外径リテーナ ８…静止摺動片、8a,19a…摺動面 ９…内径リテーナ、15…回転側密封環 16…回転リテーナ、19…回転摺動片、Ａ…大気
来例を示す半断面図である。 １…ハウジング、２…フランジ、３…シャフト ４…環状凹部、５…パッキン（Ｏリング） ６…静止側密封環、７…外径リテーナ ８…静止摺動片、8a,19a…摺動面 ９…内径リテーナ、15…回転側密封環 16…回転リテーナ、19…回転摺動片、Ａ…大気
Claims (1)
- 【請求項１】静止側密封環が回転側密封環の大気側に位
置するとともに、静止側密封環の外径部が、ハウジング
の大気側の端面の内径部と該端面に固定されたフランジ
の内径部との間に形成される環状凹部にパッキンを介し
て固定された構造を有するメカニカルシールにおいて、
前記静止側密封環が、前記環状凹部にパッキンを介して
固定される外径リテーナと、この外径リテーナの内周面
に気密的かつ軸方向挿脱自在に嵌着され前記回転側密封
環との摺動面を有する静止摺動片と、この静止摺動片の
反摺動面側を支承し前記外径リテーナに螺子止めされた
内径リテーナとよりなり、また、前記回転側密封環が、
回転軸上に気密的かつ軸方向移動自在に装着された回転
リテーナと、この回転リテーナの前記静止側密封環側の
端部に形成された環状の段部に気密的かつ軸方向挿脱自
在に嵌着され前記静止摺動片との摺動面を有するととも
に前記外径リテーナの内周面よりも小径の回転摺動片と
よりなることを特徴とするメカニカルシール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989096511U JPH073095Y2 (ja) | 1989-08-18 | 1989-08-18 | メカニカルシール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989096511U JPH073095Y2 (ja) | 1989-08-18 | 1989-08-18 | メカニカルシール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0335373U JPH0335373U (ja) | 1991-04-05 |
| JPH073095Y2 true JPH073095Y2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=31645707
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989096511U Expired - Fee Related JPH073095Y2 (ja) | 1989-08-18 | 1989-08-18 | メカニカルシール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH073095Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5053703B2 (ja) * | 2007-05-09 | 2012-10-17 | 花王株式会社 | 清掃具 |
| DE102010024289A1 (de) * | 2010-04-23 | 2011-10-27 | Carl Freudenberg Kg | Gleitringdichtung |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58118376A (ja) * | 1982-01-07 | 1983-07-14 | Nippon Pillar Packing Co Ltd | メカニカルシ−ル |
-
1989
- 1989-08-18 JP JP1989096511U patent/JPH073095Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0335373U (ja) | 1991-04-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |