JPH07309024A - カラープリンタの印字方法 - Google Patents

カラープリンタの印字方法

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JPH07309024A
JPH07309024A JP10566094A JP10566094A JPH07309024A JP H07309024 A JPH07309024 A JP H07309024A JP 10566094 A JP10566094 A JP 10566094A JP 10566094 A JP10566094 A JP 10566094A JP H07309024 A JPH07309024 A JP H07309024A
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color
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JP10566094A
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Minoru Takeuchi
実 竹内
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字効率が良好で、しかも高品質な印字画像
を得ること。 【構成】 用紙11上に印字されるそれぞれの色の印字
画像の境界が異なる色ごとに異なる位置にあるように印
字し、印字行と印字行との間に複数色の印字が合致した
明確な繋ぎ目が形成せず、用紙搬送機構にばらつきがあ
っても、印字行と印字行との行間を目立たなくすること
ができるようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットプリン
タやサーマルプリンタ等のドットでカラー印字を行う画
像情報の印字に好適なカラープリンタの印字方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のカラープリンタとしては
前述したインクジェットプリンタ、サーマルプリンタの
ほか、ワイヤドットプリンタ等が知られている。
【0003】このうち、インクジェットプリンタは、用
紙に対してノズルから噴射したインクを付着させて印字
を行うものである。また、サーマルプリンタは、サーマ
ルヘッドの発熱素子の発熱によりインクリボンのインク
を溶融するかあるいは感熱記録紙を発色させて印字を行
なうものである。さらに、ワイヤドットプリンタは、ワ
イヤの先端がインクリボンを介して用紙を打撃すること
によりインクリボンのインクを用紙に転写して印字を行
なうものである。
【0004】そして、このような従来のカラープリンタ
においては、入力された複数の色信号に基づく印字情報
に応じて、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)の3色、あるいは、これらの3色にブラック
(B)を加えた4色のインクを用いてカラー印字を行な
うようにされている。
【0005】これらのカラープリンタにおけるカラー印
字動作は、つぎのように行なわれる。
【0006】まず、印字情報に従って、副走査方向に整
列されている複数の印字素子を有する印字ヘッドの主走
査方向への移動による印字を各色のインクを使用しつつ
繰り返し、用紙の同一部分に各色のインクでの印字を重
ねて行なう。全ての色での印字を終えると、用紙を印字
ヘッドの印字素子の整列長さと同じだけ副走査方向へ搬
送し、再度、用紙のこれまでと異なる同一部分に各色の
インクでの印字を行なう。この動作を繰り返し行なって
印字を完了させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の印字
方法にあっては、前述したように用紙の副走査方向への
搬送量を印字ヘッドの印字素子の整列長さと等しくなる
ようにしている。しかしながら、用紙の副走査方向への
搬送を行なう用紙搬送ローラの外径のばらつきや用紙搬
送ローラの偏心、あるいは用紙搬送ローラへの回転伝達
機能である歯車群の精度のばらつき等により、用紙搬送
量にばらつきが生じるために、印字行間にインクの重な
りが生じたり、あるいはインクの間隔による白すじ(い
わゆるステッチング)が発生して、印字画像の画質が劣
化するという不具合があった。
【0008】図4は従来のカラープリンタによって用紙
11上にカラー印字を行なった場合のトラブル例を示す
ものである。
【0009】この図において示した4行の印字画像12
は、いずれもイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)の3色のインクを用いてカラー印字されたもので
ある。このうち、1行目と2行目の印字画像12の行間
については、正常な用紙搬送がされているため印字状態
も正常である。これに対して、2行目と3行目の印字画
像12の行間は、用紙搬送量が多かったために印字画像
12の行間に白すじが発生している。また、3行目と4
行目の印字画像12の行間は、用紙搬送量が少ないため
に3行目のインクと4行目のインクが重なってしまい、
黒すじが生じてしまうことになる。
【0010】また、特にサーマルプリンタにあってはこ
のような従来のインクの重なり部分は、図5に示すよう
に、2行目の印字画像12aに用いた3色3層のインク
Y,M,Cの端部にさらに3行目の印字画像12bを行
うための3色3層のインクY,M,Cの端部が重なった
状態となるため、行間の繋ぎ目部分の段差が高くなり、
重なったインクの用紙11への密着性も悪くなるために
インクが剥がれ易いという問題の要因となっていた。
【0011】前述した従来のものにおける問題点を克服
するものとして特開平4−286665号公報に記載さ
れたカラープリンタがある。このカラープリンタにはカ
ラー印字を行う旨の記載はないが、比較のために、この
カラープリンタでカラー印字を行ったという仮定のもと
に説明する。
【0012】このカラープリンタにおいては、印字画像
12a,12bの行間をぼかすために、図6に示すよう
に、行間にまたがるカラー印字画像12cを行うように
なっている。このカラー印字画像12cは、あくまでも
印字画像12a,12bの行間をぼかすものであるた
め、図7(A)に示す印字画像12a,12bの千鳥状
の2値化処理と異なり、図7(B)に示す縞状の2値化
処理を行っていた。
【0013】しかしながら、このようなカラープリンタ
においては、印字ヘッドを9回にわたって往復動して印
字を行わなければならないため、印字効率が悪かった。
【0014】そこで本発明は、従来の問題点を解消し、
印字効率が良好で、しかも高品質な印字画像を得ること
ができるカラープリンタの印字方法を提供することを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載のカラープリンタの印字方
法は、副走査方向に整列している複数の印字素子を備え
た印字ヘッドを主走査方向に移動させて、長手方向に所
定の長さずつ所定の色順序をもって複数色のカラーイン
クが表面に順次形成されたインクリボンにより用紙に印
字を行なうとともに、印字の休止中に用紙を前記副走査
方向に搬送するカラープリンタにおいて、前記用紙上に
印字されるそれぞれの色の印字画像の境界が異なる色ご
とに異なる位置にあるように印字することを特徴として
いる。
【0016】また、請求項2に記載のカラープリンタの
印字方法は、副走査方向に整列している複数の印字素子
を備えた印字ヘッドを主走査方向に移動させて、相互に
異なる色のカラーインクが表面に形成されたインクリボ
ンを備えた複数のリボンカセットを選択的に使用して用
紙に印字を行なうとともに、印字の休止中に用紙を前記
副走査方向に搬送するカラープリンタにおいて、前記用
紙上に印字されるそれぞれの色の印字画像の境界が異な
る色ごとに異なる位置にあるように印字することを特徴
としている。
【0017】さらに、請求項3に記載のカラープリンタ
の印字方法は、請求項1または請求項2において、同じ
行の印字において最初に印字する色の印字画像から重積
する色の印字画像の順に印字される行の下端部が用紙の
印字方向の上流側にずれるように印字を行うことを特徴
としている。
【0018】さらに、請求項4に記載のカラープリンタ
の印字方法は、請求項3において、最初ならびに最後の
行の印字において前記印字ヘッドの印字素子の数より少
ない数の印字素子を用いて重積印字を行うことを特徴と
している。
【0019】さらにまた、請求項5に記載のカラープリ
ンタの印字方法は、請求項1ないし請求項4のいずれか
の請求項において、改行時の用紙搬送量を前記印字ヘッ
ドの副走査方向長さより小さくしたことを特徴としてい
る。
【0020】また、請求項6に記載のカラープリンタの
印字方法は、請求項5において、前記印字ヘッドの印字
素子を前記副走査方向において部分的に使用して各色の
印字を行うことを特徴としている。
【0021】さらに、請求項7に記載のカラープリンタ
の印字方法は、請求項1ないし請求項4のいずれかの請
求項において、改行時の用紙搬送量を前記印字ヘッドの
副走査方向長さより大きくし、最初の色のインクによる
印字を行った後のつぎの各色のインクによる重積印字を
行う際に用紙を所定量用紙搬送方向と逆方向に搬送した
うえで印字を行うことを特徴としている。
【0022】さらにまた、請求項8に記載のカラープリ
ンタの印字方法は、請求項7において、前記印字ヘッド
の印字素子の全数を使用して各色の印字を行うことを特
徴としている。
【0023】
【作用】本発明のカラープリンタの印字方法によれば、
用紙上の印字画像の色の境界が異なる色ごとに異なる位
置にあるようにしたので、印字行と印字行との間に複数
色の印字が合致した明確な繋ぎ目が形成されないことに
なり、この結果、用紙搬送機構にばらつきがあっても、
印字行と印字行との行間を目立たなくすることができ
る。
【0024】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により説明
する。
【0025】図2は本発明の印字方法を実施するための
カラープリンタの実施例を示すブロック図である。
【0026】この図において、カラープリンタ全体の制
御を行なうのはマイクロプロセッサ等のCPU(中央演
算処理装置)1であり、このCPU1は、コンピュータ
のようなホスト装置から制御コマンドおよび記録データ
等を受けるためのインターフェース(I/F)回路2か
ら受けとった画像データを、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(B)のそれぞれの色
ごとに分けてバッファ4y,4m,4c,4bに格納し
たり、あるいは、各バッファ4y,4m,4c,4bに
格納されている画像データ3の読み出しを行なってライ
ンバッファ5に転送したりする制御処理を実行するよう
になっている。また、このCPU1は、ラインバッファ
5に格納された画像データを印字ヘッド6に転送した
り、キャリッジの駆動回路(CR)7および用紙搬送の
プラテン駆動回路(LF)8を駆動して印字動作を行な
うようになっている。
【0027】前記印字ヘッド6は、印字ヘッド6の走行
方向である主走査方向に直交する方向(副走査方向)に
整列配置されている複数の印字素子(図示せず)を有し
ており、この印字素子には、インクジェットプリンタで
あればノズルが、サーマルプリンタであれば発熱素子
が、あるいは、ワイヤドットプリンタであればワイヤが
それぞれ相当する。
【0028】さらに、このカラープリンタには、制御動
作を実行するための制御プログラムを記録するROM9
や、CPU1がワークエリアとして使用するRAM10
が配設されている。
【0029】そして、このカラープリンタにおいては、
カラー印字を行なう際の用紙の副走査方向への用紙搬送
ピッチを印字素子の整列長さの1/N(印字する色数に
対応する2以上の整数)とし、各色ごとに用紙搬送を行
なうようにプログラムされている。
【0030】つぎに、前述したカラープリンタを使用し
た本発明の印字方法の第1実施例について説明する。
【0031】図1はイエロー(Y)、マゼンタ(M)、
シアン(C)の3色のカラーインクが長手方向に所定の
長さずつ所定の色順序をもって表面に順次形成されたイ
ンクリボンを使用したカラーサーマルプリンタにおける
画像情報の印字例を示すものである。
【0032】図1の実施例の印字方法において、用紙1
1上に最初の行の印字を行うには、まず、印字ヘッド6
のすべての印字素子を用いてイエロー(Y1)の印字を
行う。ところで、本実施例の印字方法における副走査方
向への用紙搬送量Aは、印字ヘッド6の副走査方向長さ
Bより小さくされており、したがって、印字ヘッド6の
すべての印字素子を用いて印字をおこなうと、1回の副
走査方向への用紙搬送量Aを越えた範囲に印字が行われ
ることになる。
【0033】つぎに、用紙11を副走査方向に搬送する
ことなく、印字ヘッド6の下端部のN個の発熱素子を除
いた残りの発熱素子を用いてマゼンタ(M2)の重ね印
字を行う。さらに、用紙11を副走査方向に搬送するこ
となく、印字ヘッド6の下端部のM個(ただしM>N)
の発熱素子を除いた残りの発熱素子を用いてシアン(C
3)の重ね印字を行う。
【0034】このようにして最初の行の印字が終了した
ら、印字ヘッド6の副走査方向長さBから印字素子M個
の長さを引いた距離(用紙搬送量A)だけ用紙11を副
走査方向に搬送する。
【0035】つぎに、中間の各行の印字を行うには、ま
ず、印字ヘッド6の印字素子の下端を基準として印字ヘ
ッド6の上端部のM個の発熱素子を除いた残りの発熱素
子を用いて最初の行のイエロー(Y1)の印字の下端と
つながるようにイエロー(Y4)の印字を行う。その
後、用紙11を副走査方向に搬送することなく、印字ヘ
ッド6の上端部の(M−N)個の発熱素子と下端部のN
個の発熱素子を除いた残りの発熱素子を用いて最初の行
のマゼンタ(M2)の印字の下端とつながるようにマゼ
ンタ(M5)の重ね印字を行う。さらに、用紙11を副
走査方向に搬送することなく、印字ヘッド6の下端部の
M個の発熱素子を除いた残りの発熱素子を用いて最初の
行のシアン(C3)の印字の下端とつながるようにシア
ン(C6)の重ね印字を行う。
【0036】このようにして、中間の最初の行の印字が
終了したら、用紙11を副走査方向に所定の用紙搬送量
Aだけ搬送したうえで、中間のつぎの行の印字を前述し
た中間の最初の行の印字と同様に、イエロー(Y7)、
マゼンタ(M8)およびシアン(C9)の印字に分けて
行う。同様に、つぎの行の印字を、イエロー(Y10)、
マゼンタ(M11) およびシアン(C12)の印字に分けて
行い、この印字を繰り返し行って、1枚の用紙11上に
カラー印字を行う。
【0037】なお、1枚の用紙11の最後の行の印字に
おいては、印字画像の最下端を各色の印字において合わ
せるため、イエロー(Y13)の印字は前述した中間の行
の各イエローの印字と同様の発熱素子を用いて行うが、
マゼンタ(M14)およびシアン(C15)の印字は、前述
した中間の行の各印字において使用した発熱素子の数よ
り多い数の発熱素子を用いて、すなわち、マゼンタ(M
14)の印字においては、印字ヘッド6の上端部の(M−
N)個の発熱素子のみを除いた残りの発熱素子を用いて
行い、また、シアン(C15)の印字においては、印字ヘ
ッド6のすべての印字素子を用いて行う。
【0038】このようにして行う本発明の第1実施例の
印字方法によれば、用紙上における印字画像の色の境界
が異なる色ごとに異なる位置にあるようにしたので、印
字行と印字行との間に複数色の印字が合致した明確な繋
ぎ目が形成されないことになり、この結果、用紙搬送機
構にばらつきがあっても、印字行と印字行との行間を目
立たなくすることができ、良好な品質のカラー印字を行
うことができる。また、1行の印字を細か用紙の搬送を
繰り返すことなく行うので、さらに良好な品質の印字を
行うことができる。また、従来の印字方法と比較して印
字速度を向上することができる。
【0039】つぎに、本発明の印字方法の第2実施例に
ついて説明する。
【0040】図3は相互に異なる色(イエロー(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C))のカラーインクが表面
に形成されたインクリボンを備えた複数のリボンカセッ
トを選択的に使用して用紙に印字を行なう実施例を示す
ものである。
【0041】図3の実施例の印字方法において、用紙1
1上に最初の行の印字を行うには、まず、印字ヘッド6
のすべての印字素子を用いてイエロー(Y1)の印字を
行う。つぎに、用紙11を副走査方向に搬送することな
く、印字ヘッド6の下端部のN個の発熱素子を除いた残
りの発熱素子を用いてマゼンタ(M2)の重ね印字を行
う。さらに、用紙11を副走査方向に搬送することな
く、印字ヘッド6の下端部のM個(ただしM>N)の発
熱素子を除いた残りの発熱素子を用いてシアン(C3)
の重ね印字を行う。
【0042】このようにして最初の行の印字が終了した
ら、印字ヘッド6の副走査方向長さBに等しい距離(用
紙搬送量A´)だけ用紙11を副走査方向に搬送する。
【0043】つぎに、中間の各行の印字を行うには、ま
ず、印字ヘッド6のすべての印字素子を用いて最初の行
のイエロー(Y1)の印字の下端とつながるようにイエ
ロー(Y4)の印字を行う。その後、用紙11を発熱素
子N個分だけ副走査方向において逆方向に搬送したうえ
で、印字ヘッド6のすべての印字素子を用いて最初の行
のマゼンタ(M2)の印字の下端とつながるようにマゼ
ンタ(M5)の重ね印字を行う。さらに、用紙11を発
熱素子(M−N)個分だけ副走査方向において逆方向に
搬送したうえで、印字ヘッド6のすべての印字素子を用
いて最初の行のシアン(C3)の印字の下端とつながる
ようにシアン(C6)の重ね印字を行う。
【0044】このようにして、中間の最初の行の印字が
終了したら、用紙11を副走査方向に印字ヘッド6の副
走査方向長さBに発熱素子N個分の長さを加えた用紙搬
送量A″だけ搬送したうえで、中間のつぎの行の印字を
前述した中間の最初の行の印字と同様に、イエロー(Y
7)、マゼンタ(M8)およびシアン(C9)の印字に
分けて行う。同様に、つぎの行の印字を、イエロー(Y
10)、マゼンタ(M11) およびシアン(C12)の印字に
分けて行い、この印字を繰り返し行って、1枚の用紙1
1上にカラー印字を行う。
【0045】なお、1枚の用紙11の最後の行の印字に
おいては、印字画像の最下端を各色の印字において合わ
せるため、イエローの印字は行わず、用紙11を副走査
方向に印字ヘッド6の発熱素子M個分の長さだけ搬送し
たうえで、マゼンタ(M13)の印字においては、印字ヘ
ッド6の上端部のN個の発熱素子のみを用いて行い、ま
た、シアン(C14)の印字においては、印字ヘッド6の
上端部のM個の発熱素子のみを用いて行う。
【0046】このようにして行う本発明の第2実施例の
印字方法によれば、用紙上の印字画像の色の境界が異な
る色ごとに異なる位置にあるようにしたので、印字行と
印字行との間に複数色の印字が合致した明確な繋ぎ目が
形成されないことになり、この結果、用紙搬送機構にば
らつきがあっても、印字行と印字行との行間を目立たな
くすることができ、良好な品質のカラー印字を行うこと
ができる。
【0047】なお、本実施例の印字方法は、前述した方
法に限定されるものではなく、つぎのような手順で行っ
てもよい。
【0048】すなわち、まず、イエローのカラーインク
が表面に形成されたインクリボンを備えたリボンカセッ
トのみを用いて用紙11の1頁にわたってイエローの印
字を行う。ついで、用紙11を副走査方向において逆方
向に搬送して用紙11の最初の行を印字ヘッド6に対向
させたうえで、マゼンタのカラーインクが表面に形成さ
れたインクリボンを備えたリボンカセットのみを用いて
用紙11の1頁にわたってマゼンタの印字を行う。さら
に、用紙11を副走査方向において逆方向に搬送して用
紙11の最初の行を印字ヘッド6に対向させたうえで、
シアンのカラーインクが表面に形成されたインクリボン
を備えたリボンカセットのみを用いて用紙11の1頁に
わたってシアンの印字を行う。
【0049】このようにして、各色別に用紙11の1頁
全体の印字を行うことによっても良好な品質のカラー印
字を行うことができる。また、このように各色別に用紙
11の1頁全体の印字を行えば、印字速度をさらに早く
することができる。
【0050】なお、本発明は、前述した実施例に限定さ
れるものではなく、必要に応じて変更することができ
る。例えば、前述の実施例においては、本発明のカラー
印字方法をサーマルプリンタにより説明したが、インク
ジェットプリンタ、ワイヤドットプリンタなど多種のプ
リンタでも同様の印字が行えることはもちろんである。
【0051】
【発明の効果】このように本発明によれば、紙送り機構
による紙送りにばらつきがあっても、記録行と記録行と
の行間を目立たなくすることができ、高品質な印字画像
を得るし、また、印字速度を早くすることができるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー印字方法の第1実施例を示す説
明図
【図2】図1のカラー印字方法の実施するためのサーマ
ルプリンタを示すブロック図
【図3】本発明のカラー印字方法の第2実施例を示す説
明図
【図4】従来のカラー印字方法によるカラー印字のトラ
ブル例を示す平面図
【図5】従来のカラー印字方法によるカラー印字のイン
クの重なり部分の側面図
【図6】従来の公報記載のカラープリンタによりカラー
印字を行った場合の説明図
【図7】図6の異なる2値化処理例を示す説明図
【符号の説明】
Y イエロー M マゼンタ C シアン B ブラック 1 CPU 2 インターフェース回路 3 画像データ 4 バッファ 4y イエローバッファ 4m マゼンタバッファ 4c シアンバッファ 4b ブラックバッファ 5 ラインバッファ 6 印字ヘッド 7 駆動回路 8 プラテン駆動回路 9 ROM 10 RAM 11 用紙 12 印字画像

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 副走査方向に整列している複数の印字素
    子を備えた印字ヘッドを主走査方向に移動させて、長手
    方向に所定の長さずつ所定の色順序をもって複数色のカ
    ラーインクが表面に順次形成されたインクリボンにより
    用紙に印字を行なうとともに、印字の休止中に用紙を前
    記副走査方向に搬送するカラープリンタにおいて、前記
    用紙上に印字されるそれぞれの色の印字画像の境界が異
    なる色ごとに異なる位置にあるように印字することを特
    徴とするカラープリンタの印字方法。
  2. 【請求項2】 副走査方向に整列している複数の印字素
    子を備えた印字ヘッドを主走査方向に移動させて、相互
    に異なる色のカラーインクが表面に形成されたインクリ
    ボンを備えた複数のリボンカセットを選択的に使用して
    用紙に印字を行なうとともに、印字の休止中に用紙を前
    記副走査方向に搬送するカラープリンタにおいて、前記
    用紙上に印字されるそれぞれの色の印字画像の境界が異
    なる色ごとに異なる位置にあるように印字することを特
    徴とするカラープリンタの印字方法。
  3. 【請求項3】 同じ行の印字において最初に印字する色
    の印字画像から重積する色の印字画像の順に印字される
    行の下端部が用紙の印字方向の上流側にずれるように印
    字を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載のカラープリンタの印字方法。
  4. 【請求項4】 最初ならびに最後の行の印字において前
    記印字ヘッドの印字素子の数より少ない数の印字素子を
    用いて重積印字を行うことを特徴とする請求項3に記載
    のカラープリンタの印字方法。
  5. 【請求項5】 改行時の用紙搬送量を前記印字ヘッドの
    副走査方向長さより小さくしたことを特徴とする請求項
    1ないし請求項4のいずれかの請求項に記載のカラープ
    リンタの印字方法。
  6. 【請求項6】 前記印字ヘッドの印字素子を前記副走査
    方向において部分的に使用して各色の印字を行うことを
    特徴とする請求項5に記載のカラープリンタの印字方
    法。
  7. 【請求項7】 改行時の用紙搬送量を前記印字ヘッドの
    副走査方向長さより大きくし、最初の色のインクによる
    印字を行った後のつぎの各色のインクによる重積印字を
    行う際に用紙を所定量用紙搬送方向と逆方向に搬送した
    うえで印字を行うことを特徴とする請求項1ないし請求
    項4のいずれかの請求項に記載のカラープリンタの印字
    方法。
  8. 【請求項8】 前記印字ヘッドの印字素子の全数を使用
    して各色の印字を行うことを特徴とする請求項7に記載
    のカラープリンタの印字方法。
JP10566094A 1994-05-19 1994-05-19 カラープリンタの印字方法 Withdrawn JPH07309024A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0965454A2 (en) * 1998-06-16 1999-12-22 Alps Electric Co., Ltd. Thermal transfer recording method and thermal transfer printer
US6467892B2 (en) 1997-02-14 2002-10-22 Canon Kabushiki Kaisha Ink-jet printing apparatus and ink-jet printing method

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