JPH07308580A - 少なくとも一つのオレフィンc3〜c6によるイソパラフィンc4〜c5のアルキル化用触媒 - Google Patents

少なくとも一つのオレフィンc3〜c6によるイソパラフィンc4〜c5のアルキル化用触媒

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JPH07308580A
JPH07308580A JP6215143A JP21514394A JPH07308580A JP H07308580 A JPH07308580 A JP H07308580A JP 6215143 A JP6215143 A JP 6215143A JP 21514394 A JP21514394 A JP 21514394A JP H07308580 A JPH07308580 A JP H07308580A
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ベナジ エリック
Jean-Francois Joly
フランソワ ジョリ ジャン
Christian Marcilly
マルシリ クリスチャン
Frederic Chaigne
シェグヌ フレデリック
Jean-Yves Bernhard
イーヴ ベルナール ジャン
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明のオレフィンによるイソパラフィンの
アルキル化用触媒は、シリカと、硫酸および化合物HB
(HSO4 4 を包含する酸性相とを含み、シリカは前
記酸性相により含浸されている。前記触媒は、実質的
に、平均直径0.1 〜30μmの粒子からなり、シリカは、
前記酸性相により含浸される前に、0.1 〜0.6 cm3 /g
の全多孔質容積を有し、前記酸性相は化合物HB(HS
4 4 を0.4 〜68.8重量%、化合物H2 SO4 を31.2
〜99.6重量%含む。前記酸性相は、無水硫酸も硼酸も含
まない。 【効果】 ブテン−1によるイソブタンのアルキル化触
媒として、非常に優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリカと、硫酸および
化合物HB(HSO4 4 を包含する酸性相とを含む触
媒に関するものであり、シリカは前記酸性相により含浸
されている。本発明はまた、1分子当たり炭素原子を3
〜6個有する少なくとも一つのオレフィンの存在下のイ
ソパラフィン(イソブタンおよび/またはイソペンタ
ン)の触媒アルキル化における前記触媒の調製および使
用に関するものである。
【0002】
【従来技術および解決すべき課題】内燃機関および制御
点火式エンジン、特に高い圧縮率を有するエンジンに燃
料を補給するために、高オクタン価発動機燃料、すなわ
ち主に強く分岐したパラフィン系炭化水素によりなる燃
料を使用することが特に興味深い。1分子当たり炭素原
子を3〜6個有する少なくとも一つのオレフィンによる
少なくとも一つのイソパラフィン(イソブタンおよび/
またはイソペンタン)のアルキル化はそのような物質を
得ることを可能にする。この反応は、特に、低オクタン
価の分岐の少ない炭化水素および不飽和炭化水素を与え
る。オレフィン水素引抜き反応および重合反応、クラッ
キング反応および不均化反応のような余計な反応を減少
させる目的で、非常に酸性の触媒を使用することを必要
とする。
【0003】オレフィンによるイソブタンのアルキル化
による炭化水素生成のために現存する方法は、一般に触
媒として硫酸あるいは弗化水素酸を使用する。これらの
方法で酸性触媒は液体イソブタン・(一つまたは複数
の)オレフィン混合物と接触させられて乳化物を形成す
る、液相である。これらの方法は費用がかかりかつ人や
環境の安全に対して重大な問題を提起している。これら
の問題を防止するために、液相の硫酸および弗化水素酸
とは異なる触媒システムが研究された。
【0004】オレフィンによりイソパラフィンのアルキ
ル化反応を起こさせるために、既に、性質の異なる多数
の酸性固体をもとに酸性触媒を調整することが提案され
た。酸性触媒の系統群の中で、分子篩、場合によっては
BF3 と結合している巨大網状樹脂、様々な無機担体上
に担持されたルイス酸および/またはブレンステッド
酸、塩化アルミナ、ルイス酸および/またはブレンステ
ッド酸が挿入したグラファイトおよびZrO2 /SO4
のような酸化物担体上に担持された陰イオンを挙げても
よい。これらの固体は分岐したイソパラフィンの生成を
導くが、幾つかの非常に重大な欠陥があり、その中で重
大な二次反応を制限するには往々にして高すぎるイソブ
タンおよび/またはオレフィンモル比の使用および触媒
活性時の低安定性(不飽和オリゴマー沈殿物による触媒
の反応阻害)を挙げてもよく、これら触媒は度々再生さ
れなければならない。さらに、例えば分子篩のような幾
つかの酸性固体の弱酸性は、高オクタン価炭化水素の獲
得を損なう高い反応温度の使用を必要とする。
【0005】欧州特許出願 EP-A-0539277 は、シリカ
と、硫酸を包含する固体酸性相とを含む触媒を記載して
おり、前記特許出願によるシリカは、その多孔質容積が
0.005〜1.5 cm3 /g、かつその比表面積が0.01〜1500
2 /gのようなシリカである。前記酸性相は、場合に
よっては、H3 PO4 、B(OH)3 、BF4 H、FS
3 H、CF3 CO2 H、SbF5 、CF3 SO3 Hお
よびSO3 からなる群より選ばれる添加剤を含んでい
る。
【0006】フランス特許出願 FR-A-2 687 935 は、比
表面積0.01〜1500m2 /gおよび全多孔質容積0.005 〜
1.5 cm3 /gのシリカと、少なくとも硫酸と無水硫酸を
包含する固体状の酸性相とを含む触媒を記載しており、
シリカは前記酸性相により含浸されている。前記酸性相
は場合によっては硼酸B(OH)3 を含んでおり、硼酸
の重量含有量は0.01〜50%である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、シリカと、硫
酸および化合物HB(HSO4 4 を包含する酸性相と
を含む触媒に関するものであり、シリカは前記酸性相に
より含浸されており、前記触媒は、実質的に、平均直径
0.1 〜30μm(1μm=10-6m)、好ましくは5〜30μ
mの粒子からなり、シリカは、前記酸性相による含浸前
に、0.1 〜0.6cm3 /g、好ましくは0.1 〜0.4 cm3
gの全多孔質容積を有し、前記酸性相は、HB(HSO
4 4 を0.4 〜68.8重量%、好ましくは0.4 〜60重量%
およびH2 SO4 を31.2〜99.6重量%、好ましくは40〜
99.6重量%含んでいる触媒であり、前記酸性相は、無水
硫酸(SO3 )も硼酸[B(OH)3 ]も含まないこと
を特徴とする。
【0008】特に、前記酸性相は、結合していない、す
なわち硼酸と反応していない無水硫酸も、結合していな
い、すなわち無水硫酸と反応していない硼酸も含まな
い。
【0009】前記触媒の酸性相の重量含有量は、一般
に、1〜40%、好ましくは1〜30%である。
【0010】本発明はまた、イソブタンおよびイソペン
タンからなる群より選ばれる少なくとも一つのイソパラ
フィン(すなわちイソブタンおよび/またはイソペンタ
ン:イソブタン、またはイソペンタン、またはイソブタ
ンおよびイソペンタン)の、1分子当たり炭素原子3〜
6個有する少なくとも一つのオレフィンの存在下での、
接触アルキル化での前記触媒の調製および使用に関する
ものである。
【0011】本発明による触媒は、欧州特許出願 EP-A-
0539277 に記載された触媒効力、またフランス特許出願
FR-A-2 687 935 に記載された触媒効力に比べてはるか
に改良された触媒効力に導く。
【0012】本発明による触媒の酸性相に含まれる化合
物HB(HSO4 4 は、専門技術者に既知のあらゆる
方法により得られてもよい。非制限の例として、化合物
HB(HSO4 4 を1モル得るために、1モルの硼酸
B(OH)3 を3モルの無水硫酸SO3 および1モルの
硫酸H2 SO4 と反応させる、本発明による好ましい方
法を挙げてもよい。
【0013】担体として使用されるシリカは、例えば酸
化物、アルカリ、アルカリ土類、アルミニウム化合物の
ような不純物、または専門技術者に既知の他のあらゆる
不純物を含んでいてもよく、これらの不純物の全量は、
一般に、シリカに対して2重量%を超えない。
【0014】シリカは一般に、酸性相による含浸前は、
その比表面積が0.1 〜1500m2 /gであるシリカであ
る。さらにシリカは、一般に、平均直径が0.1 〜30μ
m、好ましくは5〜30μmの粒子から実質的にできてい
る。
【0015】酸性相は、一般に、シリカの全多孔質容積
の80〜100 %、好ましくは前記多孔質容積の90〜100 %
を占めている。
【0016】本発明による触媒調製方法には、一般に、
二つの工程がある。第一工程でシリカは、温度50℃以
上、好ましくは80℃以上、より好ましくは150 〜600
℃、例えばおよそ500 ℃でカ焼される。このカ焼工程の
時間は、普通、10分から50時間、好ましくは15分から25
時間である。カ焼は、一般に、0.001 〜10リットル/h/
g、好ましくは0.1 〜5リットル/h/gの流量の、乾燥空
気の存在下にまたは乾燥空気/窒素混合物の存在下に行
われる。第二工程は、前記カ焼されたシリカ前記酸性相
による含浸である。この工程を実施するために、専門技
術者に十分既知のあらゆる技術を使ってもよい。この調
製方法に、含浸工程の前に行われる、酸性相の調製工程
が追加されてもよい。
【0017】このようにして調製された本発明による触
媒は、含浸工程より後はいかなるカ焼も受けていない。
少なくとも一つのオレフィンによるイソパラフィンのア
ルキル化において使用されるとき、触媒はその使用前に
いかなるカ焼も受けない、従って含浸工程と前記使用の
間に、触媒はいかなるカ焼も受けていない。このように
して調製された本発明により触媒は、従って直ちに使用
される準備ができている。
【0018】本発明による触媒は、少なくとも一つのオ
レフィンによる少なくとも一つのイソパラフィンのアル
キル化反応を最もよい条件で実施することができる方法
において使用される。特に、前記反応は強い発熱((もし
オレフィンがブテンであり、イソパラフィンがイソブタ
ンであるとき、変換されたブテンのおよそ 83.6 kJ/mo
l)により特徴付けられので、本発明による触媒の使用
は、温度および反応体の濃度の良好な均質性を得ること
を可能にする。
【0019】本発明による触媒を使用する一つまたは複
数のイソパラフィンのアルキル化方法において、操作条
件、およびより特別には温度および圧力は、一般に、一
つまたは複数のイソパラフィン、一つまたは複数のオレ
フィンおよび反応生成物により構成される混合物が液体
であるように選択される。さらに、あらゆる部分で液体
・固体の良好な接触を確実にするように、触媒は前記液
体中に浸されることが重要である。
【0020】本発明による触媒は、有利には、1分子当
たり3〜6個の炭素原子を有する少なくとも一つのオレ
フィンによるイソブタンおよび/またはイソペンタンの
アルキル化反応帯域で、液相でおよびイソパラフィンま
たはイソパラフィン混合物との混合状態で使用される。
本発明による触媒は、ほとんど完全に撹拌された反応帯
域における、膨張床でまたは循環床で使用されてもよ
く、好ましくは連続液相を使う方法において使用され、
触媒は、例えば以下に記述される二つの実施への適用に
より懸濁形態下で使用される。
【0021】触媒が懸濁形態下で使用される場合、最初
の適用で、一般に一つまたは複数のイソパラフィン(イ
ソブタンおよび/またはイソペンタン)、少なくとも一
つのオレフィン、場合によっては少なくとも一つの不活
性希釈剤(例えばプロパンおよびノルマルブタン)およ
びアルキル化反応生成物を含む、炭化水素液相中の懸濁
状の触媒の十分な撹拌が得られるよう、少なくとも一つ
の撹拌手段、例えば少なくとも一つのプロペラを使っ
た、ほとんど完全な混合、すなわち完全な混合またはそ
れに近い混合(撹拌タンクまたはグリニャール)の反応
帯域を使用してもよい。イソブタンおよび/またはイソ
ペンタンおよび少なくとも一つのオレフィンからなる転
換すべき仕込物は例えば液状形態下で、反応帯域内に存
在する炭化水素液相の中の少なくとも一点に導入されて
もよい。
【0022】炭化水素相中の懸濁状の本発明による触媒
の第二の適用は、並流可動床または循環床である。この
適用では、一般にイソパラフィン(イソブタンおよび/
またはイソペンタン)、少なくとも一つのオレフィン、
場合によっては少なくとも一つの不活性希釈剤(例えば
プロパンおよびノルマルブタン)およびアルキル化反応
生成物を含む炭化水素液相中の懸濁状の触媒は、反応帯
域内を下から上へ循環する。炭化水素相の触媒の懸濁液
によりなる全体は、次に、反応帯域の入り口に再び導入
される前に、少なくとも一つの熱変換器および少なくと
も一つのポンプの媒介によって循環する。イソブタンお
よび/またはイソペンタンおよび少なくとも一つのオレ
フィンからなる転換すべき仕込物は、液体で、あるいは
気体で、反応帯域の少なくとも一点に導入される。
【0023】上に記述された二つのタイプの適用におい
て、転換されなかったまたは反応の化学量論に比べて過
剰に導入されたイソパラフィン(イソブタンおよび/ま
たはイソペンタン)は一般に、アルキレートを分離した
後、反応帯域に直接導入されて、あるいは転換すべき仕
込物と混合されてリサイクルされる。
【0024】一つまたは複数のイソパラフィンと一つま
たは複数のオレフィンとの混合物は、一般に、触媒の重
量単位によりかつ毎時(pph)0.001〜10 h-1、好ましくは
0.002 〜2 h-1で導入されるオレフィンの重量で表され
る、空間時速で反応帯域に導入される。また前記混合物
は反応帯域の中で作られてもよい。すべての場合におい
て、このように構成される混合物は、炭化水素混合物が
触媒上に液体のままであるような圧力および温度の条件
で反応帯域内にある。
【0025】反応温度は、+10 ℃以下、好ましくは0℃
以下、往々にしてより好ましくは-3℃以下である。反応
帯域の圧力は、一般に、前記帯域内で炭化水素を液体に
保つのに十分な圧力である。
【0026】二次反応を制限するために、一つまたは複
数のオレフィンに対して過剰の一つまたは複数のイソパ
ラフィンを使用してもよい。例として、ブテンによるイ
ソブタンのアルキル化の場合、イソブタンは純粋状態
で、または例えばイソブタンを少なくとも40%含むブタ
ンの混合物の形態で仕込物中に導入されてもよい。さら
に、純粋ブテンまたはさらに異性ブテンの混合物を導入
してもよい。どの場合においても、仕込物中のイソブタ
ン/一つまたは複数のブテンモル比は一般に、1〜100
、好ましくは3〜50、往々にして好ましくは5〜15で
ある。
【0027】触媒の性質および反応条件が適切に選ばれ
たとき(特に温度)、本発明による触媒は、各種エンジ
ンのための燃料およびガソリン成分として興味深く、か
つ例えば1分子当たり8個の炭素原子を有するパラフィ
ンを少なくとも60モル%および飽和されない化合物を1
モル%以下含む、少なくとも一つのオレフィンによる少
なくとも一つのイソパラフィンのアルキル化物質の生成
を可能にし、1分子当たり炭素原子を8個有するパラフ
ィンはトリメチルペンタンを70〜98モル%含んでいる。
【0028】本発明による触媒のもう一つの利点は、1
分子当たり3〜6個の炭素原子を有するオレフィンの混
合物でイソブタンを、低温で、アルキル化する可能性で
あり、ここで、1分子当たり炭素原子を4個以上有する
オレフィンの割合が非常に重要である。
【0029】
【実施例】以下の実施例は本発明を例証するが、その範
囲を制限するものではない。
【0030】[実施例1] <本発明に適合する触媒1の調製>全多孔質容積0.15cm
3 /g、粒子の平均直径18μmおよび比表面積210 m2
/gのシリカ30 gを、150 ℃で12時間の乾燥により活性
化する。このようにして活性化されたシリカは、窒素下
に保存される。次いで無水硫酸11.5重量%および硫酸8
8.5重量%を含む硫酸中の無水硫酸溶液100 g に、硼酸
2.97 gを添加し、酸性相102.97 gを得る。それぞれモル
比が3/1/1の、硫酸の存在下の無水硫酸と硼酸の反
応の結果、HB(HSO4 4 を18.6重量%およびH2
SO4 を81.4重量%の割合で含む、H2 SO4 中の溶液
状の化合物HB(HSO4 4 を包含する酸性相を得
る。そこで、カ焼された前記シリカ20 gを、上記の酸性
相5.15 gによって無水含浸する。このようにして得られ
た、触媒1と呼ばれる固体は、20.5%の酸性相の重量含
有量を有している。触媒は、-18 ℃のアルゴン下に湿気
を避けて保存される。
【0031】<触媒1を使ったブテン−1によるイソブ
タンのアルキル化>上記された方法により調製された触
媒の20 gを、予めアルゴン流量下にパージした容積360
mlのFicher & Porter 型のガラス製反応器に導入する。
触媒が入れられた反応器はそこで閉められ、次に第一真
空下に置かれ、次いで温度-20 ℃で冷却される。そこで
イソブタン157 cm3 が触媒を入れた反応器内に撹拌下に
添加され、前記反応器は-20 ℃の冷却槽に沈められる。
温度を均一にするために、触媒+イソブタンのシステム
を撹拌下に30分間放置する。毎時ブテン−1を2 g、全
部で6時間正確なペースで添加し、反応器の温度は注入
の間-8.5℃に保たれる。反応の後、炭化水素相は反応器
から沈殿物を残して移し替えられ、次いでイソブタンが
ゆっくりと蒸発され、アルキレートを回収して、これを
気相のクロマトグラフィーにより分析する。その重量組
成は、表1に示されている。オレフィンの転換は100 %
である。
【0032】[実施例2] <本発明に適合しない触媒2の調製>触媒2を調製する
ために、触媒1を調製するために使用されたシリカと同
じシリカ20 gを使用し、カ焼条件も同一である。このよ
うにして活性化された固体は、アルゴン下に保存され
る。そこでカ焼された前記シリカ20 gを、力価99.7重量
%の硫酸86重量%、および力価98重量%のトリフルオロ
メタンスルホン酸14重量%を含む酸性溶液5.15 gにより
無水含浸する。得られた固体は、20.5%の酸性相の重量
含有量を有している。固体は、-18 ℃のアルゴン下に湿
気を避けて保存される。
【0033】<触媒2を使ったブテン−1によるイソブ
タンのアルキル化>実施例1に記載されたのと同じ実験
条件で、ブテン−1によるイソブタンのアルキル化触媒
テストを繰り返す。結果は表1にまとめられている。
【0034】[実施例3] <本発明に適合しない触媒3の調製>触媒3を調製する
ために、触媒1および触媒2を調製するために使用され
たシリカと同じシリカ20 gを使用し、カ焼条件も同一で
ある。このようにして活性化された固体は、アルゴン下
に保存される。カ焼された前記シリカ20 gを、重量力価
100 %の硫酸5.15 gによって無水含浸する。得られた固
体は、20.5%の酸性相の重量含有量を有している。固体
は、-18 ℃のアルゴン下に湿気を避けて保存される。
【0035】<触媒3を使ったブテン−1によるイソブ
タンのアルキル化>実施例1および2に記載されたのと
同じ実験条件で、ブテン−1によるイソブタンのアルキ
ル化触媒テストを繰り返す。結果は表1にまとめられて
いる。
【0036】
【表1】
【0037】この表は、硫酸および化合物HB(HSO
4 4 を包含する酸性相を含む本発明による触媒で作用
させることに利益があることを明確にしている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン フランソワ ジョリ フランス国 パリー リュ ベランジェ 20 (72)発明者 クリスチャン マルシリ フランス国 ウーユ リュ コンドルセ 91−3 (72)発明者 フレデリック シェグヌ フランス国 ボヴォワール シュール メ ール リュ デ ゼタン 30 (72)発明者 ジャン イーヴ ベルナール フランス国 メネシ リュ ドゥ ラ フ ネゾーン 14

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリカと、硫酸および化合物HB(HS
    4 4 を包含する酸性相とを含む触媒であって、シリ
    カは前記酸性相により含浸されており、前記触媒は、実
    質的に、平均直径0.1 〜30μmの粒子からなり、シリカ
    は、前記酸性相により含浸される前に、0.1 〜0.6 cm3
    /gの全多孔質容積を有し、前記酸性相は化合物HB
    (HSO4 4 を0.4 〜68.8重量%、化合物H2 SO4
    を31.2〜99.6重量%含む触媒において、前記酸性相は、
    無水硫酸も硼酸も含まないことを特徴とする、オレフィ
    ンによるイソパラフィンのアルキル化用触媒。
  2. 【請求項2】 実質的に、平均直径5〜30μmの粒子か
    らなる、請求項1による触媒。
  3. 【請求項3】 前記触媒の酸性相の重量含有量が1〜40
    %である、請求項1または2項による触媒。
  4. 【請求項4】 シリカは50℃以上の温度で、10分から50
    時間の間カ焼される第一工程、およびカ焼された前記シ
    リカは前記酸性相により含浸される第二工程の、少なく
    とも二つの工程を含む、請求項1〜3のうちの1項によ
    る触媒の調製方法。
  5. 【請求項5】 化合物HB(HSO4 4 は、硼酸1モ
    ルを無水硫酸3モルおよび硫酸1モルと反応させること
    により得られる、請求項4による調製方法。
  6. 【請求項6】 1分子当たり3〜6個の炭素原子を有す
    る少なくとも一つのオレフィンの存在下にイソブタンお
    よびイソペンタンからなる群より選ばれる少なくとも一
    つのイソパラフィンの、反応温度が+10℃以下であり且
    つ反応帯域の圧力が前記帯域で炭化水素を液状に維持す
    るのに十分である、接触アルキル化において、請求項1
    〜3のうちの1項による触媒、または請求項4または5
    項により調製された触媒を使用する方法。
  7. 【請求項7】 触媒は、ほとんど完全に混合された反応
    帯域で使用される、請求項6による使用方法。
  8. 【請求項8】 触媒は並流可動床で使用される、請求項
    6による使用方法。
JP6215143A 1993-09-10 1994-09-09 少なくとも一つのオレフィンc3〜c6によるイソパラフィンc4〜c5のアルキル化用触媒 Withdrawn JPH07308580A (ja)

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