JPH07308140A - 活魚の方向及び姿勢揃え方法及びその装置 - Google Patents

活魚の方向及び姿勢揃え方法及びその装置

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JPH07308140A
JPH07308140A JP6102594A JP10259494A JPH07308140A JP H07308140 A JPH07308140 A JP H07308140A JP 6102594 A JP6102594 A JP 6102594A JP 10259494 A JP10259494 A JP 10259494A JP H07308140 A JPH07308140 A JP H07308140A
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JP
Japan
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live fish
water
posture
water channel
live
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Application number
JP6102594A
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English (en)
Inventor
Shugo Abe
部 秀 吾 阿
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Nissui Corp
Original Assignee
Nippon Suisan Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 活魚の方向及び姿勢を一定に揃える方法及び
その装置。 【構成】 活魚の方向及び姿勢揃え装置は、活魚を貯留
する水槽部2と、この水槽部2に接続して設けられる水
路部3と、この水路部3の水流の上流側に設けられる水
供給部4とで構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、活魚を生きたままで方
向及び姿勢を揃えて活きじめ装置などへ供給する場合に
おいて、水中において活魚の背腹を上下方向とし、頭部
が上流側を向くように揃えるための活魚の方向及び姿勢
揃え方法及びその装置に関する。
【0002】なお、底生性や浮遊性の一部の魚を除き、
日常水中を游泳している魚類は、一般に水流があればそ
の流れに逆らって泳ぐ習性があるといわれている。鮭類
や、鯛、ブリ、スズキといった海産のいわゆる回遊魚
や、鱒、鯉、イワナなどの淡水の池や渓流にすむ魚がそ
の一例である。活魚とは一般に生きた魚の総称であるが
本出願においては、これら日常游泳している種類の生き
た魚を意味する。
【0003】
【従来の技術】従来、例えば、足踏み式等の活魚活きじ
め装置へ活魚を投入するには、魚が生きているので一尾
ずつ手でつかまえ、手で活魚の方向及び姿勢を揃えたの
ち活魚活きじめ装置へ投入したり、あるいは、炭酸ガス
で魚を仮死状態にして方向及び姿勢を揃えて活魚活きじ
め装置へ投入することが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の人手
によるものは、生きた魚をきず付けずにつかまえるのに
は熟練を要し、しかも、活魚は概してあばれるためにハ
ードな作業であり能率が低い。また、炭酸ガスを使用す
るものは作業工程が増え、装置を必要としコストアップ
の原因になると共に無処理の活魚を無処理で即殺したも
のに比べると品質面で及ばない等の問題があった。
【0005】本発明はこれに鑑み、魚が流れに向かう性
質を利用して人手を必要とすることなく活魚の方向及び
姿勢を一定とすることができる活魚の方向及び姿勢揃え
方法とその装置を提供することを目的としてなされたも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決するため本発明は活魚が水流に逆らって泳ぐ性質を利
用して活魚を水流に逆らって泳がせ活魚の方向及び姿勢
を揃えるようにしたことを特徴とする活魚の方向及び姿
勢揃え方法を請求項1とし、水流が水路部を一定方向に
流れる水流であることを特徴とする請求項1記載の活魚
の方向及び姿勢揃え方法を請求項2とし、水路部がその
幅において活魚の幅よりもさほど広くなく、長さにおい
て活魚の体長よりも長いことを特徴とする請求項2記載
の活魚の方向及び姿勢揃え方法を請求項3とし、水路部
の水流の下流域に活魚貯留領域があり水路部の水流の上
流域に活魚処理領域があることを特徴とする請求項3記
載の活魚の方向及び姿勢揃え方法を請求項4とし、水路
部が、活魚処理領域に近接する位置において、活魚がよ
うやく一尾通れる程度の幅・深さになっていることを特
徴とする請求項4記載の活魚の方向及び姿勢揃え方法を
請求項5とし、活魚貯留領域が水路部と接続して設けら
れた水槽部であることを特徴とする請求項5記載の活魚
の方向及び姿勢揃え方法を請求項6とし、そして、水路
部の上流側に水流形成手段を設けたことを特徴とする請
求項6記載の活魚の方向及び姿勢揃え方法を請求項7と
し、さらに、活魚を貯留する活魚貯留領域と、この活魚
貯留領域に接続して設けられる水路部と、この水路部の
水流の上流側に水流形成手段とを有することを特徴とす
る活魚の方向及び姿勢揃え装置を請求項8とするもので
ある。
【0007】
【作用】上記活魚の方向及び姿勢揃え装置においては、
水路部の上流側に設けられる水流形成手段から水路部を
経て活魚貯留領域に水が常に供給され水路部には流れが
生ずる。すると、活魚貯留領域の活魚は背腹を上下方向
とし頭部を上流側に向けて水路部に向かって移動し、水
路部を経て水路部の上流側の次の工程へ移動する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の活魚の方向及び姿勢揃え方法
に使用する活魚の方向及び姿勢揃え装置(以下、揃え装
置という)の一実施例を図1及び図2を参照して説明す
る。
【0009】揃え装置1は、活魚貯留領域としての水槽
部2と、水路部3と、水流形成手段としての水供給部4
とを有している。
【0010】水槽部2は、ステンレス材あるいはプラス
チック材等よりなり上部を開放とした箱形で、一辺部に
は図1に示すように平面形状が台形で水路部3と接続さ
れる絞り部が形成されている。そして、水槽部2の底部
には水路部3に向かってゆるやかに下り傾斜する底板6
が設けられ、この底板6の一部にはネットの張設された
排水口7が形成されている。そして、この排水口7の下
方には排水管8が設けられている。
【0011】水路部3は、ステンレス材あるいはプラス
チック材等よりなり断面コ字状で上部を開放として形成
され、一方は水槽部2の絞り部5に接続されており、他
方は、例えば、活魚処理領域としての活魚処理領域とし
ての活魚活きじめ装置9に接続されている。そして、水
路部3の上流側には図2に示すように底部より水路部3
の出口に向かって上り傾斜するネット10が張設されて
いる。
【0012】水流のある水路において、活魚はその水流
に逆らって上流方向を向いて游泳する。そのときの水流
の速さは魚の種類によるが早すぎたり遅すぎたりすると
魚が反転するなどして揃え効率が悪くなるので、適宜調
節して揃え効率のよい早さに設定する。また、活魚の反
転を防ぐために、水路部3の幅は活魚の幅よりもさほど
広くない程度とし、その長さは少なくとも活魚の体長よ
り長くする。水路部3の入り口を広くとる場合でも、水
流の上流方向に向かって水路部3の幅は徐々に狭くし、
水路部3の幅が活魚の幅よりもさほど大きくない部分が
少なくとも活魚の体長程度の長さになるよう構成するの
がよい。活魚活きじめ装置9で行う活魚の処理を行い易
くする為に、活魚活きじめ装置9に極力一尾づつ活魚を
供給する様、活魚活きじめ装置9に近接する位置におい
ては水路部3の幅・深さは一尾がようやく通れる程度と
するのが望ましい。
【0013】水供給部4は、ポンプ11と、モータ12
と、給水管13とを備えている。そして、給水管13
は、水路部3のネット10の下方に水平に挿入されてお
り、給水管13には、ポンプ11が設けられてこのポン
プ11はモータ12で駆動されるようになっている。
【0014】揃え装置1はこのように構成されているの
で、モータ12を起動するとポンプ11が回転し給水管
13から矢印Aで示すように水が水路部3へ供給され、
水路部3を経て水槽部2に貯留される。そして、水槽部
2に活魚を入れると活魚は流れに向かう性質を有してい
るので、矢印Bで示すように水路部3へと移動し、背腹
を上下方向、頭部を水路部3の上流に向けて水路部3を
移動し、次の工程の活魚活きじめ装置9へ移動する。し
たがって、活魚の方向及び姿勢はすべて同一として揃え
ることができる。
【0015】図3は、活魚活きじめ装置9を複数(この
実施例では2台)設ける場合に適用される揃え装置1で
あって、側板15の内側に並行する2枚の整流板14を
設け側板15とで2つの水路部3を形成し2枚の整流板
14の内側に水槽部2を形成している。そして、それぞ
れの水路部3の上流側から水供給部4で水を供給するこ
とにより水槽部2の活魚は各水路部3を経て活魚活きじ
め装置9へ移動するようになっている。
【0016】なお、本実施例では揃え装置1を活魚活き
じめ装置9に使用するものとしたが、活魚の供給が必要
とされる他の装置に使用してもよく、また、水は活魚の
種類により海水あるいは淡水でもよくこれらに限定され
るものではない。さらに、水路部の巾は活魚が一尾ある
いは複数尾同時に通れるように可変とすることも可能で
ある。
【0017】水路部3の水流の下流域は水槽部2に接続
し、貯留されている活魚が水路部から流れ込む水流に誘
われて水路部に入っていく。水槽部2は例えば畜養殖魚
の貯留された生簀や、水槽などが考えられる。また、水
路部3の水流の上流域には活魚活きじめ装置9が設けら
れる。活魚活きじめ装置9は水路部3内で一尾づつ揃え
られた養殖魚にワクチンを注射するものや、活魚活けじ
め装置などが考えられる。
【0018】また、水供給部4は、ポンプ11で水を供
給する他、落差で水を流し込んでも、エア等で、水路
→水槽→水路と水流を循環させるなどの方法も用い
ることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明による活魚の
方向及び姿勢揃え方法は、活魚が水流に逆らって泳ぐ性
質を利用して活魚を水流に逆らって泳がせ活魚の方向及
び姿勢を揃えるようにしたので、人手を要することなく
簡単に活魚の方向及び姿勢を揃えることができる。そし
て、水路部の幅は活魚の幅よりもさほど広くないので活
魚の反転を防止することができる。また、水路部は活魚
がようやく一尾通れる程度の幅・深さになっているの
で、活魚処理領域に確実に一尾づつ供給することができ
る。
【0020】また本発明の活魚の方向及び姿勢揃え装置
によれば、活魚を貯留する活魚貯留領域と、この活魚貯
留領域に接続して設けられる水路部と、この水路部の水
流の上流側に水流形成手段とを有しているので、活魚を
きず付けることなく自然の状態で次の工程へ方向及び姿
勢を一定として送ることができる。そして、これらは水
を供給して流れを作るだけの簡単な装置で確実に行うこ
とができるので、安価であり作業能率が大幅にアップす
るなどの優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の活魚の方向及び姿勢揃え装置の一実施
例を示す平面図。
【図2】図1の縦断面図。
【図3】活魚の方向及び姿勢揃え装置の他の実施例を示
す平面図。
【符号の説明】 1 揃え装置 2 水槽部 3 水路部 4 水供給部 11 ポンプ 12 モータ 14 整流板

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】活魚が水流に逆らって泳ぐ性質を利用して
    活魚を水流に逆らって泳がせ活魚の方向及び姿勢を揃え
    るようにしたことを特徴とする活魚の方向及び姿勢揃え
    方法。
  2. 【請求項2】水流が水路部を一定方向に流れる水流であ
    ることを特徴とする請求項1記載の活魚の方向及び姿勢
    揃え方法。
  3. 【請求項3】水路部がその幅において活魚の幅よりもさ
    ほど広くなく、長さにおいて活魚の体長よりも長いこと
    を特徴とする請求項2記載の活魚の方向及び姿勢揃え方
    法。
  4. 【請求項4】水路部の水流の下流域に活魚貯留領域があ
    り水路部の水流の上流域に活魚処理領域があることを特
    徴とする請求項3記載の活魚の方向及び姿勢揃え方法。
  5. 【請求項5】水路部が、活魚処理領域に近接する位置に
    おいて、活魚がようやく一尾通れる程度の幅・深さにな
    っていることを特徴とする請求項4記載の活魚の方向及
    び姿勢揃え方法。
  6. 【請求項6】活魚貯留領域が水路部と接続して設けられ
    た水槽部であることを特徴とする請求項5記載の活魚の
    方向及び姿勢揃え方法。
  7. 【請求項7】水路部の上流側に水流形成手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項6記載の活魚の方向及び姿勢揃え
    方法。
  8. 【請求項8】活魚を貯留する活魚貯留領域と、この活魚
    貯留領域に接続して設けられる水路部と、この水路部の
    水流の上流側に水流形成手段とを有することを特徴とす
    る活魚の方向及び姿勢揃え装置。
JP6102594A 1994-05-17 1994-05-17 活魚の方向及び姿勢揃え方法及びその装置 Pending JPH07308140A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015186680A1 (ja) * 2014-06-03 2015-12-10 株式会社ダイセル 無針注射器による注射システム
CN112875328A (zh) * 2021-01-08 2021-06-01 杨美琴 一种养殖用小鱼装框装车装置
CN114097697A (zh) * 2021-08-27 2022-03-01 华南农业大学 一种非接触性鱼类的育种***
NO20220789A1 (en) * 2022-07-09 2024-01-10 Fishway As A method for aligning and positioning individual fish in a body of water

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