JPH07307131A - 画像形成装置の製造方法 - Google Patents

画像形成装置の製造方法

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JPH07307131A
JPH07307131A JP9944594A JP9944594A JPH07307131A JP H07307131 A JPH07307131 A JP H07307131A JP 9944594 A JP9944594 A JP 9944594A JP 9944594 A JP9944594 A JP 9944594A JP H07307131 A JPH07307131 A JP H07307131A
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jig
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JP9944594A
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Michitoku Shioda
道徳 塩田
Masahiro Tagawa
昌宏 多川
Toshihiko Miyazaki
俊彦 宮▲崎▼
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 背面板の電子放出部と前面板の画像形成部材
とを安価に、かつ高精度に位置合わせする。 【構成】 組立治具31の基準面32に治具プレート1
2,22の基準面14,24を、背面板11と前面板2
1が治具プレート12、22の間に配置されるように突
き当てることにより、背面板11の電子放出部と前面板
21の画像形成部材との高精度の位置合わせを行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子源を応用して画像
を形成する画像形成装置の製造方法に関し、特に、画像
形成装置を製造する際の、電子放出部を搭載した基板と
該電子放出部より画像が形成される画像形成部材を搭載
した基板との位置合わせに関する。
【0002】
【従来の技術】簡単な構造にして高輝度、高解像度の画
像形成装置を製造する際、電子放出部である複数の素子
および電極を有する基板(以下、「背面板」という)
と、電子放出部から放出される電子線の照射により画像
が形成される画像形成部材である、R、G、B等の蛍光
体が形成されている透明基板(以下、「前面板」とい
う)とは別々の工程で製作され、最終的に一体化され
る。この一体化の際、背面板の電子放出部と前面板の画
像形成部材とを高精度に位置合わせすることが要求さ
れ、その精度によっては文字、画像等の色ズレの原因と
なる。
【0003】従来、このような高精度の位置決め方法と
して、例えば特開昭61−64036号公報に示されて
いるものがある。
【0004】図10は、従来の、複数の電極基板の位置
合わせを行なう為の治具を表わす斜視図である。
【0005】図10において、位置合わせ用の治具10
0は、電極基板が載置できる載置面101を有し、載置
面101の隅部101a,101b,101c,101
dのうち隅部101aが最も低くなるように、載置面1
01が所定の角度で傾斜している。そして、隅部101
aにおけるX、Y両端にはそれぞれX基準面102およ
びY基準面103が載置面101に対して垂直に設置さ
れている。
【0006】このような治具の構成により、各電極基板
のX、Y両端面を、X基準面102およびY基準面10
3の両方に押し当て、各基板の位置決め箇所104にて
重ねることにより、各基板同士が位置合わせされた状態
で組み立てることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、電極パターンを電極基板のX、Y両端面に対
して精度良く形成しなければならず、その為にX、Y両
端面を精度よく加工した基板を電子放出部および画像形
成部材に対して用いなければならなかった。従って、各
基板毎にX、Y両端面を精度よく加工するので、製造コ
ストがかかり、大量生産に不向きであった。
【0008】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
なされたものであって、背面板の電子放出部と前面板の
画像形成部材とを安価に、かつ高精度に位置合わせする
ことができる、画像形成装置の製造方法を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、電子放出部を搭載した背面板と、該背面板
と対向して配置されると共に前記電子放出部から放出さ
れる電子線の照射により画像が形成される画像形成部材
を搭載した前面板とを少なくとも備えた画像形成装置の
製造方法において、基準面を持つ背面板固定用治具プレ
ート上に前記背面板を固定し、基準面を持つ前面板固定
用治具プレート上に前記前面板を固定し、前記背面板と
前記前面板とを対向させると共に前記各治具プレートの
基準面どうしを揃え、前記各治具プレートの基準面をそ
れぞれ組立治具の基準面に突き当てることにより、前記
前面板の電子放出部と前記背面板の画像形成部材の相互
位置決めを行なうことを特徴とする。
【0010】この画像形成装置の製造方法において、前
記背面板および前記前面板にそれぞれ位置決めマーカが
形成されており、前記背面板固定用治具プレート上に前
記背面板を、前記背面板の位置決めマーカが前記背面板
固定用治具プレートの基準面から指定した位置にくるよ
うに固定し、前記前面板固定用治具プレート上に前記前
面板を、前記前面板の位置決めマーカが前記前面板固定
用治具プレートの基準面から指定した位置にくるように
固定した。
【0011】また、前記背面板固定用治具プレートに前
記背面板を固定する際、および前記前面板固定用治具プ
レートに前記前面板を固定する際に、押し当て機構を用
いた。
【0012】そして、前記背面板固定用治具プレートお
よび前記前面板固定用治具プレートの基準面は、直交す
る二側面からなり、前記組立治具の基準面は、前記背面
板固定用治具プレートおよび前記前面板固定用治具プレ
ートの直交する二側面の全部が接触する面で構成されて
いることを特徴とするものや、前記背面板固定用治具プ
レートおよび前記前面板固定用治具プレートの基準面
は、直交する二側面のうちの複数の部分からなり、前記
組立治具の基準面は、前記背面板固定用治具プレートお
よび前記前面板固定用治具プレートの直交する二側面の
うちの複数の部分に対応して接触する面で構成されてい
ることを特徴とするものや、前記背面板固定用治具プレ
ートおよび前記前面板固定用治具プレートの基準面は、
直交する二側面より突出した複数の突起部からなり、前
記組立治具の基準面は、前記背面板固定用治具プレート
および前記前面板固定用治具プレートの直交する二側面
より突出した複数の突起部に対応して接触する面で構成
されていることを特徴とするものが適用される。
【0013】さらに、前記電子放出部として、表面伝導
型電子放出素子を用いたことを特徴とする。
【0014】加えて、前記画像形成装置がガス放電型画
像形成装置であっても良い。
【0015】
【作用】上記のとおりに構成された本発明では、電子放
出部を搭載した背面板を、基準面を持つ背面板固定用治
具プレート上に固定し、電子放出部から放出される電子
線の照射により画像が形成される画像形成部材を搭載し
た前面板を、基準面を持つ前面板固定用治具プレート上
に固定し、前記背面板と前記前面板とを対向させると共
に前記各治具プレートの基準面どうしを揃え、前記各治
具プレートの基準面をそれぞれ組立治具の基準面に突き
当てることにより、前記前面板の電子放出部と前記背面
板の画像形成部材の相互位置決めを行なう。
【0016】この事により、複数の画像形成装置を製造
する度に、従来技術のように各基板のX、Y両端面を精
度よく加工する必要はなく、基準面を精度よく加工し
た、前面板固定用治具プレート、背面板固定用治具プレ
ートおよび組立治具を予め用意するだけで済み、基板作
製のためのコストを大幅に減らすことが可能となる。
【0017】また、画像形成装置の製造毎に各基板の
X、Y両端面を加工する必要がないので、製造時間が短
縮する。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0019】図1は、本発明の、画像形成装置の製造方
法に用いられる背面板固定用治具プレートにて、背面板
を固定した状態を示した平面図、図2は、本発明の、画
像形成装置の製造方法に用いられる前面板固定用治具プ
レートにて、前面板を固定した状態を示した平面図であ
る。図3は、本発明の、画像形成装置の製造方法に用い
られる組立治具にて、背面板と前面板との組立状態を示
した斜視図である。
【0020】本実施例では、図1に示すように、X、Y
両端面が直交し、かつ高精度に加工された基準面14を
備えた、長方形の背面板固定用治具プレート12上に、
複数の電極および素子からなる電子放出部(不図示)、
および位置決めマーカ13を有する背面板11を押し当
て機構41により固定した。
【0021】このとき、背面板11の位置決めマーカ1
3が治具プレート12の基準面14から指定した位置
(X、Y座標で指定できる)にくるように顕微鏡などを
用いて位置決めした上で固定している。なお、位置決め
マーカ13を素子のエッジとしても構わない。素子とし
ては、表面伝導型電子放出素子を用いた。また、位置決
めマーカ13は電子放出部の形成行程時に形成するのが
最も好ましい。
【0022】同様に、図2に示すように、X、Y両端面
が直交し、かつ高精度に加工された基準面24を備え
た、長方形の前面板固定用治具プレート22上に、R,
G,B等の蛍光体からなる、電子放出部から放出される
電子線の照射により画像が形成される画像形成部材(不
図示)、および位置決めマーカ23を有する前面板21
を押し当て機構41により固定した。
【0023】このときも、前面板21の位置決めマーカ
23が治具プレート22の基準面24から指定した位置
(X、Y座標で指定できる)にくるように顕微鏡などを
用いて位置決めした上で固定している。
【0024】次に、図1に示した背面板固定用治具プレ
ート12と、図2に示した前面板固定用治具プレート2
2とを、背面板11の電子放出部(不図示)と前面板2
1の画像形成部材(不図示)とを対向させると共に基準
面14,24を揃えるようにして組み合わせる。そこ
で、この組み合わせた治具プレート12,22同士が載
置できるように直方体を切り欠くことにより、X,Y方
向に直交する基準面32が高精度に形成された組立治具
31を用意した。
【0025】そして、図3に示すように組立治具31の
基準面32に治具プレート12,22の基準面14,2
4を、背面板11と前面板21が治具プレート12、2
2の間に配置されるように突き当て、背面板11と前面
板21をフリットガラスなどの耐熱性接着剤により封着
する。
【0026】このようにして、背面板11の電子放出部
と前面板21の画像形成部材との高精度の位置合わせ
が、高精度の組立治具を一組用意するだけなので、安価
に達成できることになる。
【0027】なお、図1および図2に示したように、押
し当て機構41は背面板固定用治具プレート12と前面
板固定用治具プレート22を重ねた際に互いに干渉しな
いように、押える位置を90度変えてある。
【0028】ここで、押し当て機構による固定状態、お
よび治具による画像形成装置の組立状態について詳細に
説明する。
【0029】図4は押し当て機構による固定状態を、図
5は治具により画像形成装置を組み立てた状態を、図1
乃至図3のY方向から見た図を示している。
【0030】図4に示すように押し当て機構41は、ね
じ41aを背面板固定用治具プレート12に締め込むこ
とにより、背面板11の端部に掛けられた固定金具41
cがばね41bにより押し付けられる構成となってお
り、ねじ41aの締め込み具合により背面板11への押
し付け力を調整することができる。
【0031】詳細に述べると、図4に示す固定金具41
cと背面板固定用治具プレート12の間に背面板11を
挟み、背面板11上に形成された位置決めマーカ(図1
参照)が指定した位置にくるように背面板11をマイク
ロヘッドで位置決めした後、ねじ41aの締め付け具合
によりばね41bの長さを一定にし、均一なばね力によ
り背面板11の各端部を固定した。
【0032】また、前面板固定用治具プレート22に前
面板21を固定する場合も、図4に示した構成にて同様
に行なった。
【0033】画像形成装置の組立には、背面板固定用治
具プレート12(図1参照)、前面板固定用治具プレー
ト22(図2参照)、および組立治具31(図3参照)
を用い、図5に示すように、背面板11を固定した背面
板固定用治具プレート12、および前面板21を固定し
た前面板固定用治具プレート22とを組立治具31の基
準面32に、背面板11の電子放出部(不図示)と前面
板21の画像形成部材(不図示)とが対向するように突
き当て、前面板21と背面板11をフリットガラスなど
の耐熱性接着剤により気密接合した。この際、前面板2
1と背面板11の間には、前面板21および背面板11
の周縁を包囲する支持枠42が配置された。
【0034】このようにすることで、大量生産向きの高
精度位置決めを行なうことができた。
【0035】なお、本実施例では、治具プレート11,
22の形状として長方形を用いたが、基準面さえ具備し
ていれば、ひし形などの多角形でも構わない。ただし、
その形状に対応して組立治具31の基準面の形状も変え
る必要がある。これは本発明において同様である。
【0036】また、押し当て機構41は図6に示す構成
のものでも構わない。図6は、押し当て機構の別の例を
示した図である。この図に示すように、ねじ41aによ
り一端が背面板固定用治具プレート12に固定された、
板ばね状の固定金具41cを押し当て機構41として用
いても構わない。
【0037】(第2の実施例)本実施例では、第1の実
施例と同一の構成要素について同一符号を付し、その説
明は省略する。
【0038】図7は、図3に示した組立治具の変形例を
説明するための図である。
【0039】本実施例では背面板上に形成する素子とし
て、表面伝導型電子放出素子を用いた。
【0040】そして図7に示すように、背面板と前面板
を固定する際の治具プレート52,53の基準面とし
て、治具プレート52,53の直交する側面の一部分で
ある四つの面を選択した。また、それに対応して組立治
具51の基準面54も四つの面で構成した。このように
することにより、治具プレートおよび組立治具の基準面
の面積を縮小することができ、その結果、治具プレート
および組立治具の基準面の精度を出すのが容易になっ
た。
【0041】なお、位置決め方法は第1の実施例と同様
である。また、基準面以外の組立治具および治具プレー
トの形状については、基準面への突き当てを妨げない限
り、どのような形状であっても構わない。
【0042】(第3の実施例)本実施例では、第1の実
施例と同一の構成要素について同一符号を付し、その説
明は省略する。
【0043】図8は、図3に示した組立治具の変形例を
説明するための図である。
【0044】本実施例では背面板上に形成する素子とし
て、表面伝導型電子放出素子を用いた。
【0045】そして図8に示すように、直交する側面に
4つの突起部を備えた、前面板固定用治具プレート62
および背面板固定用治具プレート63を用い、背面板と
前面板を固定する際の治具プレート62,63の基準面
64として、四つの突起部の先端面を用いた。また、組
立治具61の基準面としても、治具プレート62,63
の突起部に対応して設けられている四つの突起部の先端
面を用いた。
【0046】このようにして基準面を構成することによ
り、治具プレート62,63の基準面と組立治具61の
基準面との接触部65の面積を縮小することができ、そ
の結果、治具プレートおよび組立治具の基準面の精度を
出すのが容易になった。
【0047】なお、位置決め方法は、第1の実施例と同
様である。また、突起部以外の組立治具および治具プレ
ートの形状については、突起部への突き当てを妨げない
限り、どのような形状であっても構わない。
【0048】本実施例では治具プレートおよび組立治具
の基準面の両方を、図8に示す突起部によって構成した
が、これに限られず、図7に示した治具プレート52,
53を組立治具61に用いても良く、あるいは図7に示
した組立治具51に治具プレート62,63を用いて良
い。
【0049】ここで、上述した第1乃至第3の実施例に
使用された表面伝導型電子放出素子の構成を簡単に説明
する。
【0050】図9は、表面伝導型電子放出素子の基本的
な構成の一例を示すものであり、(a)はその平面図、
(b)は縦断面図である。
【0051】表面伝導型電子放出素子は図9に示すよう
に、絶縁性基板71を備えており、絶縁性基板71上に
は、素子電極75,76が一定間隔L1でそれぞれ配置
されている。この絶縁性基板上71の各素子電極75,
76の間には、薄膜導電体74が形成されている。薄膜
導電体74には、電子を放出する電子放出部73が薄膜
導電体74に通電加熱を施すことにより形成されている
(特開平2−56822号公報、特開平4−28139
号公報参照)。
【0052】電子放出部73としては粒径が数十オング
ストローム程度の導電性微粒子からなり、電子放出部7
3以外の薄膜導電体74は微粒子膜からなる。
【0053】なおここで述べる微粒子膜とは、複数の微
粒子が集合した膜であり、その微細構造として、微粒子
が個々に分散配置した状態のみならず、微粒子が互いに
隣接、あるいは重なり合った状態(島状も含む)の膜を
さす。
【0054】またこれとは別に薄膜導電体74には、導
電性微粒子が分散されたカーボン薄膜等の場合がある。
【0055】薄膜導電体74の具体例を挙げるならば、
Pb、Ru、Ag、Ti、In、Cu、Cr、Fe、Z
n、Sn、Ta、W、Pbなどの金属、PbO、SnO
2、In23、PbO、Sb23などの酸化物、HfB
2、ZrB2、LaB6、CeB6、YB4、GdB4などの
硼化物、TiC、ZrC、HfC、TaC、SiC、W
Cなどの炭化物、TiN、ZrN、HfNなどの窒化
物、Si、Geなどの半導体、カーボン、AgMg、N
iCuなどである。
【0056】そして、薄膜導電体74は、真空蒸着法、
スパッタ法、化学的気相堆積法、分散塗布法、ディッピ
ング法、スピナー法などによって形成される。
【0057】この表面伝導型電子放出素子の製造方法の
一例について説明すると、図9において、まず、絶縁性
基板71として青板ガラスを用い、絶縁性基板71上に
Niを用いて素子電極75,76を形成した。この時、
素子電極間隔L1を3μm、素子電極幅W1を500μ
m、素子電極の厚さdを1000Åとした。
【0058】次に、素子電極上を含む所望の位置に有機
パラジウム(ccp−4230:奥野製薬株式会社製)
含有溶液を塗布した後、300℃で10分間の加熱処理
をして、酸化パラジウム(PdO)微粒子(平均粒径:
70Å)からなる薄膜導電体74を形成した。この時、
薄膜導電体74の幅W2は300μmとした。
【0059】(第4の実施例)本実施例では本発明をガ
ス放電型画像形成装置に応用した例を示す(不図示)。
【0060】背面板にはガス放電型電子放出素子が形成
されており、前面板には画像形成部材が形成されてい
る。これらの前面板、背面板を前述の第1乃至第3の実
施例に示した位置決め方法により位置合わせを行ない、
ガス放電型画像形成装置を作成した。
【0061】その結果、位置決め精度が向上し、大量生
産が可能となった。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、表面伝導
型電子放出素子を用いた画像形成装置、またはガス放電
型画像形成装置などの画像形成装置などを組立てて製造
するにあたり、各治具プレートの基準面と組立治具の基
準面を突き当てて、背面板の電子放出部と前面板の画像
形成部材との相互位置決めを行なう方法を用いた事によ
り、画像形成装置を製造する度に、従来技術のように各
基板のX、Y両端面を精度よく加工する必要はなく、基
準面を精度よく加工した治具一式を予め用意するだけで
済むので、基板作製のためのコストを大幅に減らすこと
ができる。
【0063】また、画像形成装置の製造毎に各基板の
X、Y両端面を加工する必要がないので、製造時間が短
縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、画像形成装置の製造方法に用いられ
る背面板固定用治具プレートにて、背面板を固定した状
態を示した平面図である。
【図2】本発明の、画像形成装置の製造方法に用いられ
る前面板固定用治具プレートにて、前面板を固定した状
態を示した平面図である。
【図3】本発明の、画像形成装置の製造方法に用いられ
る組立治具にて、背面板と前面板との組立状態を示した
斜視図である。
【図4】押し当て機構による固定状態を図1乃至図3の
Y方向から見た図である。
【図5】治具により画像形成装置を組み立てた状態を図
1乃至図3のY方向から見た図である。
【図6】押し当て機構の別の例を示した図である。
【図7】図3に示した組立治具の変形例を説明するため
の図である。
【図8】図3に示した組立治具の変形例を説明するため
の図である。
【図9】表面伝導型電子放出素子の基本的な構成の一例
を示すものであり、(a)はその平面図、(b)は縦断
面図である。
【図10】従来の、電子放出部と画像形成部材の位置合
わせを行なう為の治具を表わす斜視図である。
【符号の説明】
11 背面板 12,53,63 背面板固定用治具プレート 13,23 位置決めマーカ 14,24,32,54,64 基準面 21 前面板 22,52,62 前面板固定用治具プレート 31,51,61 組立治具 41 押し当て機構 41a ねじ 41b ばね 41c 固定金具 65 接触部 71 絶縁性基板 73 電子放出部 74 薄膜導電体 75,76 素子電極

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子放出部を搭載した背面板と、該背面
    板と対向して配置されると共に前記電子放出部から放出
    される電子線の照射により画像が形成される画像形成部
    材を搭載した前面板とを少なくとも備えた画像形成装置
    の製造方法において、 基準面を持つ背面板固定用治具プレート上に前記背面板
    を固定し、 基準面を持つ前面板固定用治具プレート上に前記前面板
    を固定し、 前記背面板と前記前面板とを対向させると共に前記各治
    具プレートの基準面どうしを揃え、 前記各治具プレートの基準面をそれぞれ組立治具の基準
    面に突き当てることにより、前記前面板の電子放出部と
    前記背面板の画像形成部材の相互位置決めを行なうこと
    を特徴とする、画像形成装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記背面板および前記前面板にそれぞれ
    位置決めマーカが形成されており、 前記背面板固定用治具プレート上に前記背面板を、前記
    背面板の位置決めマーカが前記背面板固定用治具プレー
    トの基準面から指定した位置にくるように固定し、 前記前面板固定用治具プレート上に前記前面板を、前記
    前面板の位置決めマーカが前記前面板固定用治具プレー
    トの基準面から指定した位置にくるように固定したこと
    を特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記背面板固定用治具プレートに前記背
    面板を固定する際、および前記前面板固定用治具プレー
    トに前記前面板を固定する際に、押し当て機構を用いた
    ことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の画
    像形成装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記背面板固定用治具プレートおよび前
    記前面板固定用治具プレートの基準面は、直交する二側
    面からなり、 前記組立治具の基準面は、前記背面板固定用治具プレー
    トおよび前記前面板固定用治具プレートの直交する二側
    面の全部が接触する面で構成されていることを特徴とす
    る、請求項1に記載の画像形成装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記背面板固定用治具プレートおよび前
    記前面板固定用治具プレートの基準面は、直交する二側
    面のうちの複数の部分からなり、 前記組立治具の基準面は、前記背面板固定用治具プレー
    トおよび前記前面板固定用治具プレートの直交する二側
    面のうちの複数の部分に対応して接触する面で構成され
    ていることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装
    置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記背面板固定用治具プレートおよび前
    記前面板固定用治具プレートの基準面は、直交する二側
    面より突出する複数の突起部からなり、 前記組立治具の基準面は、前記背面板固定用治具プレー
    トおよび前記前面板固定用治具プレートの直交する二側
    面より突出した複数の突起部に対応して接触する面で構
    成されていることを特徴とする、請求項1に記載の画像
    形成装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記電子放出部として、表面伝導型電子
    放出素子を用いたことを特徴とする、請求項1乃至6の
    いずれか1項に記載の画像形成装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記画像形成装置がガス放電型画像形成
    装置であることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれ
    か1項に記載の画像形成装置の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002013223A1 (fr) * 2000-08-07 2002-02-14 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Procede de fabrication d'afficheurs actifs de type plat
US6746294B1 (en) 2000-08-07 2004-06-08 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Method for fabricating a flat, light-emitting display panel
KR100527081B1 (ko) * 1999-12-21 2005-11-09 비오이 하이디스 테크놀로지 주식회사 전계 방출 표시 패널의 제조 방법
JP2021034276A (ja) * 2019-08-27 2021-03-01 キヤノン電子管デバイス株式会社 X線管の製造方法

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