JPH07305824A - 蓄熱式触媒燃焼装置の運転方法および制御装置 - Google Patents

蓄熱式触媒燃焼装置の運転方法および制御装置

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Publication number
JPH07305824A
JPH07305824A JP6097709A JP9770994A JPH07305824A JP H07305824 A JPH07305824 A JP H07305824A JP 6097709 A JP6097709 A JP 6097709A JP 9770994 A JP9770994 A JP 9770994A JP H07305824 A JPH07305824 A JP H07305824A
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JP
Japan
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gas
heat storage
housing
valve
treated
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Application number
JP6097709A
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English (en)
Inventor
Masakado Izumo
正矩 出雲
Hiroshi Mori
洋 森
Morimasa Watanabe
盛正 渡辺
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有機溶剤を含む被処理ガスを触媒によって酸
化分解する温度が、その触媒の耐熱温度未満にし、しか
も熱損失を防ぎ、長期間にわたって連続運転を可能にす
ること。 【構成】 ハウジング内に設けられた蓄熱材の上に触媒
を配置し、周方向に間隔をあけて仕切り板で仕切って複
数の通路を形成し、ハウジングの下部に設けられる切換
え弁によって、被処理ガスを前記各通路に周方向に順次
的に供給するとともに、他の通路から浄化されたガスを
導き、前記通路の上部の共通の空間の温度を検出し、そ
の温度が高いとき、切換え弁の切換え速度を低下して熱
交換効率を低下し、その共通の空間の温度を、触媒の耐
熱温度、たとえば約550℃未満に保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有機溶剤を含む排ガス
である被処理ガスを燃焼する蓄熱式触媒燃焼装置の運転
方法およびその制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】塗装工場およびその他の各種の工場から
排出される悪臭物質である有機溶剤を含む被処理ガスの
前記有機溶剤を除去するために、従来から、被処理ガス
を蓄熱材の周方向に部分的を軸線方向に通過して蓄熱材
により予熱され、触媒によって燃焼させ、さらに追加的
にバーナによってその有機溶剤を燃焼させ、その後、触
媒を経てさらに周方向の残余の部分を軸線方向に通過し
て蓄熱材を加熱した後、排出する方法が知られているそ
の触媒によって被処理ガスの有機溶剤が燃焼された後の
温度が、たとえば約550℃以上になると触媒が劣化す
る。このことを防ぐために、或る先行技術では、その高
温度の浄化されたガスを、再び蓄熱材に導くことなく部
分的に大気放散している。このような先行技術では、高
温度の浄化されたガスが大気放散されるので、直火防止
対策や高価な高温用自動弁が必要となる。
【0003】他の先行技術では、被処理ガスの触媒によ
って燃焼されたガスの温度が高温度になったとき、散水
して冷却する構成を有しており、その先行技術はたとえ
ば特開平1−127811に開示されている。この先行
技術では、散水される水に含まれる無機溶解分がスケー
ルとなって触媒および蓄熱材に付着し、長期間の連続運
転が困難になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、簡
易、安価な方法で触媒および蓄熱材を汚損することな
く、長期間にわたって連続運転が可能である蓄熱式触媒
燃焼装置の運転方法および制御装置を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)ハウジ
ングと、(b)ハウジング内に収納される蓄熱材と、
(c)ハウジング内で蓄熱材の上部に設けられ、被処理
ガスを燃焼する触媒と、(d)ハウジング内で、上下に
延び、蓄熱材と触媒とを周方向に間隔をあけて仕切って
通路を形成し、ハウジングの上部で共通の空間に連通す
る仕切板と、(e)ハウジングの下部に設けられ、仕切
板によって仕切られた前記各通路に蓄熱材の周方向に順
次的に被処理ガスを供給するとともに、その被処理ガス
を供給する通路から周方向にずれた他の通路からの浄化
されたガスを導く、通路の周方向の切換え速度が可変で
ある切換え弁とを備える蓄熱式触媒燃焼装置の運転方法
において、(f)前記共通の空間の温度に応じて切換え
弁の切換え速度を制御することを特徴とする蓄熱式触媒
燃焼装置の運転方法である。
【0006】また本発明は、(a)ハウジングと、
(b)ハウジング内に収納される蓄熱材と、(c)ハウ
ジング内で蓄熱材の上部に設けられ、被処理ガスを燃焼
する触媒と、(d)ハウジング内で、上下に延び、蓄熱
材と触媒とを周方向に間隔をあけて仕切って通路を形成
し、ハウジングの上部で共通の空間に連通する仕切板
と、(e)ハウジングの下部に設けられ、仕切板によっ
て仕切られた前記各通路に蓄熱材の周方向に順次的に被
処理ガスを供給するとともに、その被処理ガスを供給す
る通路から周方向にずれた他の通路からの浄化されたガ
スを導く、通路の周方向の切換え速度が可変である切換
え弁とを備える蓄熱式触媒燃焼装置の制御装置であっ
て、(f)前記共通の空間の温度を検出する手段と、
(g)温度検出手段の出力に応答し、切換え弁の切換え
速度を制御する手段とを含むことを特徴とする蓄熱式触
媒燃焼装置の制御装置である。
【0007】また本発明は、蓄熱材の水当量Wrと被処
理ガスの水当量Wcとの水当量比Wr/Wcを約5未満
に選ぶことを特徴とする。
【0008】また本発明は、(a)切換え弁は、(a
1)上下の軸線方向に一対の部屋を有し、各部屋に接続
口がそれぞれ設けられる弁箱と、(a2)弁箱に収納さ
れる弁体であって、前記軸線まわりに回転される回転軸
と、軸線方向に一方の前記部屋から遠去った他方の前記
部屋に臨む位置で回転軸に固定され、前記軸線まわりに
周方向に間隔をあけて形成される第1および第2移動弁
孔を有する移動弁部材と、回転軸に固定され、前記他方
の部屋内に設けられ、前記一方の部屋を第1移動弁孔に
連通する案内空間を形成して、その案内空間を前記他方
の部屋と仕切り、前記他方の部屋を第2移動弁孔に連通
する隔壁とを有する弁体と、(a3)ハウジングの下部
に、移動弁部材に対向して固定され、前記軸線まわりに
周方向に間隔をあけて第1および第2移動弁孔に重なっ
て連通することができる複数の固定弁孔が形成される固
定弁部材とを有し、(b)切換え弁の下部は、固定弁部
材に固定され、(c)被処理ガスが、前記一方または前
記他方のいずれかの部屋に供給され、いずれか残余の部
屋から浄化されたガスを導き、(d)回転軸を回転駆動
する駆動手段とを含み、(e)制御手段は、駆動手段に
よる回転軸の回転速度を制御することを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明に従えば、蓄熱材を収納したハウジング
の下部に、切換え弁を設け、ハウジング内では、蓄熱材
の上部に、被処理ガスの悪臭物質である有機溶剤を触媒
燃焼して酸化分解する触媒を配置し、そのハウジング内
を、仕切板によって、蓄熱材と触媒とを含む通路を形成
し、この通路を、切換え弁によって周方向に順次的に切
換えてゆくことによって、有機溶剤を含む被処理ガス
は、蓄熱された蓄熱材に通過させてその蓄熱されている
熱を被処理ガスに吸熱させ、触媒によって有機溶剤を酸
化分解し、さらに必要に応じて加熱手段、たとえばバー
ナまたは電気ヒータによって加熱して酸化分解を確実に
し、その高温度に浄化されたガスは、蓄熱材に導かれて
蓄熱材を加熱して蓄熱を行い、浄化されたガスは冷却さ
れ、こうして被処理ガスの連続的な運転が可能になる。
特にこのような構成では、蓄熱材が回転する構成ではな
いので、シールなどの構成を容易に行うことができる。
【0010】特に本発明に従えば、仕切板によって形成
された複数の通路の上部の共通の空間の温度が高いとき
には、切換え弁の切換え速度を低下し、これによって蓄
熱材の水当量Wrと被処理ガスの水当量Wcとの比Wr
/Wcを小さくし、熱交換効率を低下させる。したがっ
て前記共通の空間における温度を低下させることがで
き、その空間における温度を、触媒の耐熱温度未満に保
ち、連続運転が可能になる。
【0011】したがって本発明に従えば、被処理ガスに
高濃度の有機溶剤が含まれていても、そのような被処理
ガスの浄化が、触媒を熱によって劣化させることなく、
達成することができる。
【0012】さらに本発明に従えば、水当量比Wr/W
cが約5未満とすることによって、後述の図13から明
らかなように、蓄熱材の熱交換効率を、切換え弁の切換
え速度に応じて大きく変化させることが可能となり、し
たがって被処理ガスに含まれる有機溶剤の濃度が広範囲
に変化しても、そのような被処理ガスの浄化を容易に行
うことができる。
【0013】さらに本発明に従えば、前記共通の空間に
は、加熱手段が設けられ、予め定める第1温度、たとえ
ば300℃未満では、その加熱温度を動作して、被処理
ガスを加熱し、有機溶剤の酸化燃焼を確実にし、その第
1温度以上では、加熱手段を停止し、被処理ガスに含ま
れる有機溶剤を自燃させて浄化し、触媒の耐熱温度、た
とえば550℃以下である予め定める第2の温度、たと
えば450℃未満では、切換え弁の切換え速度を予め定
める一定の値に保ち、その第2温度以上では、前記共通
の空間の検出温度が高くなるにつれて切換え速度を前記
予め定める一定の値未満の低い値に低下させ、その耐熱
温度未満に保ち、たとえば一定の温度になるように保
つ。
【0014】加熱手段は、予め定める第1温度未満では
動作して有機溶剤を加熱して酸化分解を確実にするけれ
ども、その第1温度以上では、加熱手段を停止して、燃
料または電力の無駄な消費を防ぐとともに、その空間の
温度の上昇を抑制し、この第1温度を超える触媒の耐熱
温度以下である温度未満では、切換え弁の切換え速度を
一定の値に保ち、第2温度以上では検出温度が高くなる
につれて切換え速度を前記予め定める一定の値未満の値
に低下して、こうして空間の温度が触媒の耐熱温度に達
することを防ぎ、触媒の劣化を防ぐ。
【0015】本発明に従う切換え弁では弁箱は軸線方向
に一対の部屋が形成されており、一方の部屋の接続口か
ら、たとえば被処理ガスなどの流体が供給されるとき、
弁体の隔壁によって仕切られた案内空間から、たとえば
板状の移動弁部材の第1移動弁孔を経て、さらに弁箱に
固定されている固定弁部材の固定弁孔を経て通路形成手
段によって形成された各固定弁孔毎の通路を経て導かれ
る。また他の固定弁孔に連通して設けられた通路からの
たとえば清浄なガスなどの流体は、前記他の固定弁孔か
ら移動弁部材の第2移動弁孔を経て、弁箱の他方の部屋
から、その他方の部屋の接続口を経て導かれる。こうし
て弁体の回転軸をその軸線まわりに回転することによっ
て、固定弁部材に形成されている複数の固定弁孔を順次
的に切換えて、流体の通路を順次的に切換えてゆくこと
ができる。
【0016】
【実施例】図1は本発明の一実施例の蓄熱式触媒燃焼装
置50の全体の構成を簡略化して示す断面図であり、併
せてその制御装置の系統図であり、図2はその蓄熱式触
媒燃焼装置50の下部付近の切換え弁51を示す断面図
であり、図3はその蓄熱式触媒燃焼装置50の内部の構
成を簡略化して示す斜視図である。これらの図面を参照
して、上下に延びる大略的に直円筒状のハウジング52
内には、セラミック粒またはラシヒリングなどの蓄熱材
53が収納され、その蓄熱材53の上部には被処理ガス
の悪臭成分を熱分解する触媒54が配置される。触媒5
4は、たとえばペレット状またはハニカム状の基材の表
面に白金またはパラジウムを被覆した構成を有していて
もよい。このハウジング52内には上下に伸びて蓄熱材
53と触媒54とを、周方向に等間隔をあけて仕切って
通路を形成する複数(この実施例では合計8枚)の仕切
板55が設けられる。この仕切板55の上部は、ハウジ
ング52の上部に取付けられたたとえば中空逆円錐台状
の隔壁56によって形成された燃焼室57に、各連通孔
58を介して連通するように固定される。ハウジング5
2の頂部には、加熱手段としてのたとえば電熱器または
バーナ59が設けられ、バーナ59を用いるときには管
路128から流量制御弁129を介して、ガスまたは液
体の燃料が燃焼される。隔壁56の下部には中空の筒体
60が固定される。悪臭物質を含む被処理ガスはハウジ
ング52の下部に設けられる切換え弁51の接続口61
から供給され、浄化されたガスは接続口62から導き出
される。切換え弁51において、上下に延びる鉛直回転
軸線63に同軸の大略的に直円筒状の弁箱64が設けら
れる。この弁箱64内には接続口61,62にそれぞれ
連通した一対の部屋65,66が形成される。弁箱64
内には、軸線63まわりに回転駆動される弁体67が収
納される。この弁体67は、基本的には、回転軸68
と、円板状の移動弁部材69と、隔壁70とを有し、さ
らに切換え弁51の構成要素である固定弁部材71がハ
ウジング52の下部の鏡板72に固定される。回転軸6
8は、弁箱64の端板73にスラスト力を受けることが
できる軸受74によって支持され、また鏡板72と一体
的に固定されるハウジング52内の支持体75に軸受7
6によって回転自在に支持される。回転軸68はスプロ
ケットホイル77に固定され、チェーン78が巻掛けら
れ、スプロケットホイル79は駆動源80によって回転
駆動される。
【0017】図4は、図1の切断面線IV−IVから見
た断面図である。固定弁部材71は、周方向に複数(実
施例では8)等分されて角度θ2だけあけて合計8つの
固定弁孔82が形成される。隣接する相互の固定弁孔8
2の間隔は、周方向に第3角度θ3だけあけて形成され
る。この実施例ではθ2=θ3=22.5°である。仕
切板55は、固定弁孔82相互間で、固定弁部材71の
上面に、周方向に45°の間隔をあけて固定され、こう
してハウジング52内に8等分された上下に延びる通路
84を形成し、各通路84は、固定弁孔82に個別的に
連通している。
【0018】図5は弁体67の簡略化した斜視図であ
り、図6はその弁体67の平面図であり、図7はその弁
体67の底面図である。これらの図面を参照して、移動
弁部材69は円板状であって、部屋66に臨む位置で回
転軸68に固定される。この移動弁部材69には、軸線
63まわりに周方向に第1移動弁孔86,87と第2移
動弁孔88,89が形成され、さらにこれらの第1およ
び第2移動弁孔86,87;88,89から周方向に間
隔をあけて第3移動弁孔90が形成される。
【0019】隔壁70は、個別的には円弧状の隔壁70
aと平板状の隔壁70b,70cとを含み、総括的には
参照符70で示すことがある。隔壁70aは、大略的に
中空円錐台状の一部を構成する形状を有し、その上部
は、移動弁部材69の下面に固定され、同様に平板状の
隔壁70b,70cもまた移動弁部材69の下面に固定
され、さらに隔壁70b,70cは、回転軸68の外周
面に軸線方向に沿って固着され、こうして部屋65を第
1移動弁孔86,87に連通する案内空間91を形成す
る。この案内空間91は、前記隔壁70によってもう1
つの部屋66と気密に仕切る。隔壁70aの下部には、
もう1つの隔壁92が固定されており、この隔壁92に
は、案内空間91を部屋65に連通する連通孔93が形
成される。隔壁92はまた、案内空間91の外方で各部
屋65,66を仕切る。隔壁92の外周部には短筒部9
4が固定され、その短筒部94の外周部と弁箱64に形
成された隔壁95との間にはシール材96が設けられ、
気密性が達成される。
【0020】移動弁部材69の上部には、軸線63まわ
りに同心に環状の内シール材104aと環状の外シール
材104bが設けられ、さらに半径方向に延びるシール
材97,98、さらには補助シール材99,100が設
けられ、またシール材101,102が設けられる。シ
ール材97は、図8にその断面が示されるように移動弁
部材69に収納孔103が形成され、その内部にシール
材97が埋込まれて固定される。シール材97の上部
は、固定弁部材71の下面に弾発的に摺接して気密性を
達成することができる。このシール材97は、たとえば
Oリングであってもよく、その他の構成であってもよ
い。
【0021】第3移動弁孔90の周方向両側にあるシー
ル材97,98の周方向の角度θ1とし、この実施例で
はθ1=22.5°である。また各シール材97,98
の周方向に前記角度θ1をそれぞれあけて前述の補助シ
ール材99,100が設けられる。さらにシール材9
7,98に関して軸線63の線対称にシール材101,
102が設けられる。シール材101,102の周方向
の角度θ4は、この実施例では22.5°である。こう
してシール材104a,140b;97,98;99,
100;101,102は、対称面105に関して面対
称に配置される。
【0022】再び図1を参照して、回転軸68には、軸
線63に沿う軸孔106が形成され、その下部には回転
管継手107が接続される。回転管継手107には管路
108を介してパージ用空気が圧送される。回転軸68
の上部の接続孔109は、補助隔壁110によって形成
された連通路111によって、第3移動弁孔90に連通
する。
【0023】図9は、図1の切断面線IX−IXから見
た弁体67の一部を示す断面図である。補助隔壁110
は、隔壁70bと移動弁部材69の下面とにわたって固
定され、連通路111は、第3移動弁孔90と軸孔10
6とを接続孔109を介して連通する。
【0024】図10は、図2の切断面線X−Xから見た
断面図である。ハウジング52内の仕切板55によって
仕切られた合計8つの通路84には、前述のように蓄熱
材53およびその上部に触媒54が収納されており、切
換え弁51の働きによって、被処理ガスが蓄熱材53に
蓄熱された熱を吸熱して上昇する領域113〜115
と、パージ領域116と、悪臭成分が酸化分解されて浄
化されたガスが下降し、蓄熱材53に放熱して蓄熱させ
る領域117〜119と、気密性を達成するために働く
いわゆるデッドゾーン120とが、形成される。
【0025】切換え弁51の弁体67は、矢符121の
方向に回転駆動される。すなわちこの弁体67は、図6
に示される第3移動弁孔90、したがってパージ領域1
16に関して、被処理ガスが供給される部屋65および
案内空間91、したがって上昇領域113〜115が回
転方向下流側(前方、すなわち図10の時計方向)にな
るように、回転駆動される。これによって悪臭物質を含
む被処理ガスが上昇して供給されていた領域115内に
残留している被処理ガスが、パージ領域116でパージ
用空気が上昇されて浄化された後、下降領域117に、
悪臭物質の酸化分解後の浄化されたガスが導かれること
になり、したがって部屋66に悪臭物質を含む被処理ガ
スが混入することが防がれる。
【0026】図11は、切換え弁51における移動弁部
材69と固定弁部材71との周方向展開図である。この
図11(1)では、パージ領域116には、第3移動弁
孔90および固定弁孔82を経てパージ用空気が上昇さ
れている。参照符82aで示される固定弁孔82aは、
シール材101,102で気密とされ、デッドゾーン1
20には、被処理ガスおよび浄化されたガスが混入して
流れることはない。
【0027】次に図11(2)に示されるように移動弁
部材69が連続的に移動している途中において、パージ
領域116には、パージ用空気が引続き供給されてい
る。こうしてパージ領域116に残留している被処理ガ
スがハウジング52の上部にパージ用空気で移動されて
悪臭物質の酸化分解が終了した後には、図11(3)に
示されるようにシール材97,98はパージ用空気が流
過していた固定弁孔82に隣接する固定弁部材71の部
分123に接触し、パージ領域116には、浄化された
ガスが下降して流れることができる状態となる。
【0028】移動弁部材69がさらに回転することによ
って図11(4)に示されるように、パージ領域は、被
処理ガスが上昇していた領域115に移る。こうして被
処理ガスが上昇領域115から下降領域117に直接に
漏れることがなくなる。このことはシール材101,1
02の働きによるデッドゾーン120においても同様で
ある。
【0029】上述の実施例では部屋65には被処理ガス
が供給され、浄化されたガスは部屋66に導かれて排出
されるように構成されたけれども、本発明の他の実施例
として、上述の実施例とは逆に部屋66に被処理ガスが
供給され、浄化されたガスが部屋65から導かれて排出
されるように構成されてもよい。
【0030】上述の実施例では、θ1=θ2=θ3に選
ばれたけれども、本発明に従えば、 θ1 ≧ θ2、かつ θ3 ≧ θ2 に選ぶことによって、ガスの相互の漏洩を防ぐことがで
きる。さらに本発明に従えば、 θ3 > θ2 として、固定弁部材71の開孔率を50%未満とし、ガ
スの漏洩をさらに一層確実に防ぐようにしてもよい。
【0031】有機溶剤を含む被処理ガスを、触媒54を
用いて、さらにはバーナ59を用いて燃焼すると、その
被処理ガスに含まれている有機溶剤の燃焼熱によって被
処理ガスの温度が図12に示されるように上昇する。上
述の実施例における蓄熱式触媒燃焼装置50において、
定常状態における反応温度は、一般的に約300〜35
0℃であり、触媒54の耐熱温度は約550℃である。
【0032】蓄熱式触媒燃焼装置の性能は、式1で定義
される熱交換効率φによって表される。
【0033】 φ = (tc2* −tc1)/(th1−tc1) …(1) ここにtはガスの温度〔℃〕で、添字のcとhはそれぞ
れ低温側および高温側を表し、1と2は入口および出口
を表す。tc2* は低温側ガスの出口平均温度である。
【0034】図13は、蓄熱式触媒燃焼装置50の熱交
換効率を示すグラフである。この熱交換効率φの値は、
ガスの比熱や熱伝達率が時間と位置にかかわらず一定
で、漏れやcarry overによる損失がないとして算出した
ものである。図中のNTU0 は修正、NTUまたは Ovr
e-all Number of Transfer Unit と呼ばれる無次元数
で、式2で定義されるものである。
【0035】
【数1】
【0036】ここにhは熱伝達率〔kcal/m2・h
・℃〕、Aは伝熱面積〔m2〕である。またWcは一方
のガス、すなわち被処理ガスまたはその浄化された後の
ガスの水当量、Wrは蓄熱材53の水当量で、それぞれ
式3および式4で与えられる。
【0037】 Wc = G・cp …(3) Wr = n・Mr・cr …(4) ただしnは切換え弁51の弁体67の回転速度、したが
って切換え速度〔rph〕であり、Gとcpは一方のガ
スの重量流量〔kgf/h〕と定圧比熱〔kcal/k
gf・℃〕であり、Mrとcrは蓄熱材53の全重量
〔kgf〕と比熱である。
【0038】表1は、蓄熱式触媒燃焼装置50の運転状
況1〜4を示す。
【0039】
【表1】
【0040】蓄熱式触媒燃焼装置50を、切換え弁51
の切換え速度60rphおよび水当量比Wr/Wc=
5.0で熱交換効率φ=90%になるように設計した場
合において、接続口61における被処理ガスの入口温度
tc1=20℃であって、バーナ59によって燃焼室5
7を300℃に温度制御しているとき、接続口62から
の浄化されたガスの出口温度th2は、式5で示される
ように48℃である。
【0041】 th2 = 20+(300−20)×0.1 = 48 …(5) したがって接続口61,62の温度差ΔT(=th2−
tc1)は28℃であり、この温度差ΔT=28℃に相
当する発熱量の有機溶剤の濃度であるとき、バーナ59
を動作させる必要はなく、被処理ガスは自燃する。たと
えば有機溶剤がトルエンであるとき、図12から、被処
理ガス温度上昇28℃に相当する濃度は230ppmで
あることが判る。したがってトルエンが230ppm含
まれている被処理ガスでは、温度差ΔT=28℃とな
る。このような動作は、表1において運転状況1として
示されている。
【0042】次に運転状況2に関して説明する。被処理
ガス中の有機溶剤であるトルエンの濃度が高くなり、温
度tc2,th1で示される反応温度が550℃である
とき、接続口62における浄化されたガスの温度は、式
6で示されるように73℃となり、温度差ΔT=53℃
となる。
【0043】 th2 = 20+(550−20)×0.1 = 73 …(6) この温度差ΔTに対応するトルエン濃度は、図12から
430ppmである。したがってトルエン濃度が430
ppm以上の濃度になれば、触媒54は耐熱温度以上と
なり、運転状況2を継続することはできない。
【0044】そこで本件発明者は、水当量比Wr/Wc
を変化することによって、熱交換効率φが変化すること
に着目し、切換え弁51の切換え速度nを変化して水当
量比Wr/Wcを変えることによって、有機溶剤の濃度
が上昇したときには熱交換効率φを低下させ、触媒54
の異常昇温を防止することに成功した。こうしてトルエ
ン濃度が表1の運転状況2に比べて上昇した運転状況
3,4では、そのトルエン濃度が上昇するにつれて、切
換え弁51の切換え速度nを低下させ、触媒54の温度
を、約550℃に抑制している。
【0045】上述の運転状況1〜4を自動的に可能にす
るために、本発明に従えば、次のように構成される。図
1を再び参照して、燃焼室57には、浄化されたガスの
温度を検出する温度検出手段131,132が設けられ
る。一方の温度検出手段131の出力は、制御手段13
3の一方の制御回路134に与えられ、その制御回路1
34の出力によって流量制御弁129の開閉動作または
流量を制御する。
【0046】もう1つの温度検出手段132の出力は、
制御手段133に備えられる制御回路135に与えら
れ、この制御回路135は、モータ80の回転速度を制
御し、これに応じて弁体67の回転速度、したがって切
換え弁51の切換え速度を、その検出温度に対応した速
度とする。
【0047】本発明は、上述の構成を有する切換え弁5
1だけでなく、その他の構成を有する切換え弁が用いら
れてもよく、たとえば開閉弁によって、仕切り板55に
よって仕切られた複数の各通路を切換えるように構成さ
れた切換え弁であってもよく、その他の構成であっても
よい。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、切換え弁
を用いて、その仕切板によって形成された通路を周方向
に順次的に切換えてガスを導いて蓄熱式触媒燃焼装置を
実現することによって蓄熱材を移動することなく、切換
え弁の切換え動作を行わせることによって、悪臭物質で
ある有機溶剤を含む被処理ガスの浄化の連続運転が可能
となり、特に本発明では、この複数の各通路の上部の空
間の温度が高いとき、切換え速度を低下し、これとは逆
に空間の温度が低いときには切換え速度を上昇しこうし
て水当量比Wr/Wcをたとえば5未満として、熱効率
を切換え速度に応じて大きく変化させることを可能と
し、こうして熱損失を生じることなく、長期間にわたる
連続運転が可能になる。
【0049】しかも本発明によれば、被処理ガスに含ま
れている有機溶剤の濃度が広範囲に変化しても、また高
濃度の有機溶剤が含まれていても、そのような被処理ガ
スを確実に浄化することがきわめて容易である。
【0050】また本発明によれば、このような共通の空
間の温度を温度検出手段によって検出し、制御手段によ
って切換え弁の切換え速度を変化して制御するように
し、自動的な連続運転が可能となる。
【0051】さらに本発明によれば、弁箱に形成された
一対の各部屋に流れる流体を、固定弁部材側の仕切板な
どを含む通路形成手段によって形成される固定弁孔毎の
通路に連続的に回転して切換えて流過することができ
る。
【0052】さらに本発明によれば、切換え弁の構成が
簡単であり、また高温度のガスが流れることはなく、熱
歪みの悪影響をなくすことができる。
【0053】また本発明によれば、大重量の蓄熱材を回
転駆動する必要はなく、軽量の弁体を回転駆動すればよ
く、その構成を簡略化し、構成を小形化することがで
き、設備費を低減することができる。
【0054】さらに本発明によれば、移動弁部材と固定
弁部材との間のシールの構成を簡単にすることができる
という優れた効果もまた、達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の蓄熱式触媒燃焼装置50の
全体の構成を簡略化して示す縦断面図であるとともに、
制御装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】蓄熱式触媒燃焼装置50における切換え弁51
付近の縦断面図である。
【図3】蓄熱式触媒燃焼装置50の内部構造を簡略化し
て示す斜視図である。
【図4】図1の切断面線IV−IVから見た水平断面図
である。
【図5】弁体67の一部の構成を示す簡略化した斜視図
である。
【図6】弁体67の平面図である。
【図7】弁体67の底面図である。
【図8】シール材97の断面図である。
【図9】弁体67の一部を示す図1におけるIX−IX
から見た断面図である。
【図10】図2におけるハウジング52の切断面線X−
Xから見た簡略化した断面図である。
【図11】切換え弁51の動作を説明するための移動弁
部材69および固定弁部材71の周方向に展開した動作
を説明するための断面図である。
【図12】被処理ガスに含まれている有機溶剤の濃度
と、それに対応する温度上昇分ΔTを示すグラフであ
る。
【図13】蓄熱式触媒燃焼装置の熱交換効率φを示すグ
ラフである。
【符号の説明】
50 蓄熱式触媒燃焼装置 51 切換え弁 52 ハウジング 53 蓄熱材 54 触媒 55 仕切板 56 隔壁 57 燃焼室 58 連通孔 61,62 接続口 63 軸線 64 弁箱 65,66 部屋 67,133 弁体 68 回転軸 69 移動弁部材 71 固定弁部材 74,76 軸受 75 支持体 77,79 スプロケットホイル 78 チェーン 80 駆動源 82,82a 固定弁孔 84 通路 86,87 第1移動弁孔 88,89 第2移動弁孔 90 第3移動弁孔 91 案内空間 97〜102,104a,104b,124 シール材 107 回転管継手 110 補助隔壁 111 連通路 129 流量制御弁 131,132 温度検出手段 133 制御手段 134,135 制御回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ハウジングと、 (b)ハウジング内に収納される蓄熱材と、 (c)ハウジング内で蓄熱材の上部に設けられ、被処理
    ガスを燃焼する触媒と、 (d)ハウジング内で、上下に延び、蓄熱材と触媒とを
    周方向に間隔をあけて仕切って通路を形成し、ハウジン
    グの上部で共通の空間に連通する仕切板と、 (e)ハウジングの下部に設けられ、仕切板によって仕
    切られた前記各通路に蓄熱材の周方向に順次的に被処理
    ガスを供給するとともに、その被処理ガスを供給する通
    路から周方向にずれた他の通路からの浄化されたガスを
    導く、通路の周方向の切換え速度が可変である切換え弁
    とを備える蓄熱式触媒燃焼装置の運転方法において、 (f)前記共通の空間の温度に応じて切換え弁の切換え
    速度を制御することを特徴とする蓄熱式触媒燃焼装置の
    運転方法。
  2. 【請求項2】 (a)ハウジングと、 (b)ハウジング内に収納される蓄熱材と、 (c)ハウジング内で蓄熱材の上部に設けられ、被処理
    ガスを燃焼する触媒と、 (d)ハウジング内で、上下に延び、蓄熱材と触媒とを
    周方向に間隔をあけて仕切って通路を形成し、ハウジン
    グの上部で共通の空間に連通する仕切板と、 (e)ハウジングの下部に設けられ、仕切板によって仕
    切られた前記各通路に蓄熱材の周方向に順次的に被処理
    ガスを供給するとともに、その被処理ガスを供給する通
    路から周方向にずれた他の通路からの浄化されたガスを
    導く、通路の周方向の切換え速度が可変である切換え弁
    とを備える蓄熱式触媒燃焼装置の制御装置であって、 (f)前記共通の空間の温度を検出する手段と、 (g)温度検出手段の出力に応答し、切換え弁の切換え
    速度を制御する手段とを含むことを特徴とする蓄熱式触
    媒燃焼装置の制御装置。
  3. 【請求項3】 蓄熱材の水当量Wrと被処理ガスの水当
    量Wcとの水当量比Wr/Wcを約5未満に選ぶことを
    特徴とする請求項2記載の蓄熱式触媒燃焼装置の制御装
    置。
  4. 【請求項4】 (a)切換え弁は、(a1)上下の軸線
    方向に一対の部屋を有し、各部屋に接続口がそれぞれ設
    けられる弁箱と、(a2)弁箱に収納される弁体であっ
    て、前記軸線まわりに回転される回転軸と、軸線方向に
    一方の前記部屋から遠去った他方の前記部屋に臨む位置
    で回転軸に固定され、前記軸線まわりに周方向に間隔を
    あけて形成される第1および第2移動弁孔を有する移動
    弁部材と、回転軸に固定され、前記他方の部屋内に設け
    られ、前記一方の部屋を第1移動弁孔に連通する案内空
    間を形成して、その案内空間を前記他方の部屋と仕切
    り、前記他方の部屋を第2移動弁孔に連通する隔壁とを
    有する弁体と、(a3)ハウジングの下部に、移動弁部
    材に対向して固定され、前記軸線まわりに周方向に間隔
    をあけて第1および第2移動弁孔に重なって連通するこ
    とができる複数の固定弁孔が形成される固定弁部材とを
    有し、 (b)切換え弁の下部は、固定弁部材に固定され、 (c)被処理ガスが、前記一方または前記他方のいずれ
    かの部屋に供給され、いずれか残余の部屋から浄化され
    たガスを導き、 (d)回転軸を回転駆動する駆動手段とを含み、 (e)制御手段は、駆動手段による回転軸の回転速度を
    制御することを特徴とする請求項2記載の蓄熱式触媒燃
    焼装置の制御装置。
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