JPH07305201A - 水分処理機能を有する衣類及びサポータ衣類 - Google Patents

水分処理機能を有する衣類及びサポータ衣類

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JPH07305201A
JPH07305201A JP6094799A JP9479994A JPH07305201A JP H07305201 A JPH07305201 A JP H07305201A JP 6094799 A JP6094799 A JP 6094799A JP 9479994 A JP9479994 A JP 9479994A JP H07305201 A JPH07305201 A JP H07305201A
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JP
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moisture
garment
supporter
water treatment
clothing
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JP6094799A
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Herbert L Moretz
リン モレツ ハーバート
Daniel L Brier
エル. ブライアー ダニエル
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Original Assignee
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 肌擦れ、不快感並びにバクテリア及び菌類の
繁殖を有効に防止することができる水分処理特性を有す
る下着等の衣類を提供すること。 【構成】 衣類の股間部上部12から股間部下部13に
まで延びている水分処理パネル体11を含む水分処理機
能を有する衣類とサポータ衣類であって、このパネル体
11は内側布層と、中間布層と、外側布層とを有してい
る。この内側布層は、着用時に肌と接触状態にあるよう
に水分排出糸で構成されている。中間布層は内側布層に
隣接する1体あるいは数体の水分移送挿入体15を含ん
でいる。外側布層は中間布層に隣接し、内側布層と中間
布層とから外側に排出される水分を受け取って拡散す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は衣類に関するものであ
り、特には水分処理布地(moisture-management fabri
c)で構成された股間部を有し、尋常的、標準的、そし
て日常的に使用する下着類及びパンティストッキングに
関するものである。本発明はさらに、レクレーションや
運動時の特定使用のためのサポータ類(support underg
arment)、例えば、競技用サポータ等にも関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の衣類又はその一部を構成する布地
複合体は、着用者の肌から水分を素早く奪い去り、肌と
接触していない布地の繊維内にその水分の拡散を促し、
外側シェル(shell)布地から水分を蒸発させるよ
うに意図されたものである。そのような布地の一例はデ
ュポン社によって製造されている「クールマックス(C
oolmax)」又は「サーマックス(Therma
x)」である。本発明に採用されたとき、この布地は着
用者の肌から水分を排出させるのに特に有効であり衣類
の股間部に目立つかさ張りを形成することがない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】典型的な水分処理衣類
は、幾層もの水分吸収素材と、外側の着衣への水分漏出
を防ぐ1層の水分不透過性素材とを含む。これらの下着
類は高価であって、かさ張り、概して非常に不快感を与
えるものである。さらに、これらの下着類は通常におい
て、全面的に水分吸収布層で成る連続的フロントパネル
体を含み、可開覆体(fly opening)を有していない。
【0004】従って、本発明の目的は、水分処理特性を
有する布地で構成される股間部等の部分を含む水分処理
機能を有する衣類を提供することにある。本発明の別目
的は親水性ナイロンのごとき親水性素材で構成される股
間部の外側シェル布地を有する女性用パンティストッキ
ングを含む水分処理機能を有する衣類を提供することに
ある。
【0005】本発明の別目的は水分処理特性を有しては
いるが、水分不透過性要素を含まない通常タイプの下着
を提供することにある。本発明の別目的は目立つような
かさ張りのない一般用水分処理機能を有する衣類を提供
することにある。本発明の別目的は衣類の前方腰部に配
置されたトップパネル体と、そのトップパネル体の内側
に配置された水分処理パネル体とを含む水分処理機能を
有する衣類を提供することにある。
【0006】本発明の別目的は前記のトップパネル体と
水分処理パネル体との間でオーバーラップする可開覆体
を含む水分処理機能を有する衣類を提供することにあ
る。本発明の別目的は女性用パンティやパンティストッ
キング、男性用トランクス及びブリーフ、パジャマ、運
動着等の股間部に採用可能な水分処理パネル体を含む水
分処理機能を有する衣類を提供することにある。本発明
の別目的は水分が停滞しがちな衣類股間部の底部から衣
類の乾燥した部位へと水分を排出移送する特性を有する
繊維で構成される水分処理パネル体を含む水分処理機能
を有する衣類を提供することにある。
【0007】本発明の別目的は股間部からより水分の拡
散が容易な衣類の腰部方面に、重力に抗して水分を引き
上げる積極的な排出作用を提供する水分処理パネル体を
含む水分処理機能を有する衣類を提供することにある。
本発明の別目的は快適性を維持しながらも水分の素早い
蒸発を促す水分処理パネル体を含む水分処理機能を有す
る衣類を提供することにある。本発明の別目的はレクレ
ーションや激しい運動中の特殊用途に使用し、股間部に
追加的サポートを提供するサポータ衣類である水分処理
機能を有する衣類を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、競技用サポータ、男
性用ブリーフを含む水分処理機能を有するサポータ衣類
を提供することにある。本発明の他の目的は、水分処理
特性を有する布複合体で構成される水分処理パウチ体を
含む水分処理機能を有するサポータ衣類を提供すること
にある。
【0009】本発明の別目的は水分が停滞しがちな衣類
股間部の下部からサポータ衣類のさらに乾燥した部位へ
と水分を排出移送する特性を有する繊維で構成される水
分処理パウチ体を含む水分処理機能を有するサポータ衣
類を提供することにある。本発明の別目的は股間部から
より水分の拡散が容易な衣類の腰部方面に、重力に抗し
て水分を引き上げる積極的な排出作用を提供する水分処
理パウチ体を含む水分処理機能を有するサポータ衣類を
提供することにある。
【0010】本発明の別目的は水分を素早く蒸発させる
水分処理パウチ体(pouch) を含む水分処理機能を有す
るサポータ衣類を提供することにある。本発明の別目的
はサポータ衣類とサポートパウチ体を着用者の身体近辺
に保持する比較的幅広のウエストバンドを含む水分処理
機能を有するサポータ衣類を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、水分を効果的に吸収し、衣類の乾燥部分
に水分を拡散して気化させるという下着の性能を損なわ
ない可開覆体を有する下着を提供することで上記問題を
解決している。この特殊な可開覆体は、長期にわたり待
望されていた、通常型下着の全特徴と水分処理特性とを
兼備した下着への要望を満足させるものである。さら
に、本発明の股間部は一般型ブリーフの感触及び外観を
保持しつつ、優れた汗処理特性をも提供する。
【0012】本発明は女性用パンティー及びパンティー
ストッキングにも関する。そのような下着の有効な水分
処理は問題となっていた。従来型の下着類はこの問題に
適切には対処してこなかった。一般的に、これらの下着
は綿製の股間パネル体を有しており、肌に接する繊維内
に湿気を保持し、バクテリア、菌類及びイースト菌の成
長の温床となっていた。本発明は女性用下着又はパンテ
ィストッキングに効果的な水分処理特性を提供し、同時
に、従来の下着の一般的な特性及び外観を維持させるも
のである。
【0013】本発明のサポータ下着は快適な男性競技用
サポータ下着に対する効果的な水分処理への要望を満足
させるものである。この衣類の水分処理特性は、肌擦
れ、不快感、並びにバクテリア及び菌類の成長条件発生
の有効な妨害に役立つ。
【0014】本発明の前記目的は、外側シェル布層を有
しており、衣類股間部上方から股間部下部にかけて延び
ている水分処理パネル体を含む改良型水分処理機能を有
する衣類を提供している以下に開示した幾例かの好適実
施例によって達成されている。このパネル体は内側布層
と、中間水分移送挿入体と、外側布層とを含む。この内
側布層は着用時に肌と接触する水分排出繊維で構成され
ている。1枚又は数枚の水分移送挿入体は内側布層に隣
接し、内側布層の水分を外側に移送し、着用者の肌から
水分を排除する。外側布層は中間布層に隣接し、内側布
層と中間布層とから外側に排出される水分を拡散する。
外側布層はパネル体の外側シェル布地を有している。
【0015】本発明の別好適実施例によれば、衣類はト
ップパネル体をさらに含む。トップパネル体は衣類の前
方腰部から股間部上方にまで延びており、水分処理パネ
ル体と一部オーバーラップしている。トップパネル体と
水分処理パネル体はその中間部に横方向に延びている可
開覆体を構成する。本発明の1好適実施例によれば、内
側布層は疎水性(hydrophobic) 糸で構成され、他の好
適実施例においては、内側布層はポリエステル、ポリプ
ロピレン、及びナイロンから成る繊維群から選択される
糸で構成される。
【0016】好適には、内側布層はその体積に比して表
面積が大きい繊維を含む。本発明の1好適実施例によれ
ば、水分移送挿入体は、疎水性糸で構成され、他の好適
実施例によれば、水分移送挿入体はポリエステル、綿、
レーヨン、ナイロン、ポリプロピレン、及びポリエステ
ルと綿の混紡で成る繊維群から選択される糸で構成され
る。
【0017】本発明の別好適実施例によれば、水分移送
挿入体は布製パネル体を形成し、このパネル体の幅は衣
類の股間部上部から底部股間部にかけてテーパ状になっ
ている。水分移送挿入体は股間部上部でさらに広い表面
積とさらに優れた水分吸収性能を提供しており、衣類の
さらに乾燥した部位への水分の引き上げを促進する。
【0018】好適には、水分移送挿入体は内側布層と外
側布層の少なくとも一方に縫合接合される。本発明の1
好適実施例によれば、外側布層は親水性(hydrophili
c) 糸で構成される。本発明の別好適実施例によれば、
外側布層は親水性ナイロン、綿、綿とポリエステルの混
紡、レーヨン、及び親水性ナイロンと通常ナイロンの混
紡で成る繊維群から選択される糸で構成される。
【0019】本発明の好適実施例によれば、衣類は、男
性用ブリーフ、男性用トランクス(boxer short)又は
パジャマズボン(pajama bottom)を含む。本発明の他
の好適実施例によれば、衣類は、女性用パンティ、女性
用パンティストッキングを含む。
【0020】1好適実施例によれば、水分処理機能を有
するサポータ衣類は、衣類の前方腰部に固定され、一般
的に股間部底部にまで延びる水分処理サポートパウチ体
を含む。サポートパウチ体は内側布層と、中間水分移送
挿入体と、外側布層とを含む。内側布層は水分排出繊維
で構成され、着用時には肌と接触状態にある。1体又は
数体の水分移送挿入体は内側布層と隣接し、内側布層と
着用者の肌とから水分を奪って移送する。外側布層は中
間布層と隣接し、内側布層と中間布層とから外側に排出
される水分を受け取り拡散させる。外側布層はサポート
パウチ体の外側シェル布を含む。
【0021】本発明の1好適実施例によれば、内側布層
は疎水性糸で構成される。本発明の他の好適実施例にお
いては、内側布層はポリエステル、ポリプロピレン、及
びナイロンで成る繊維群から選択される糸で構成され
る。好適には、内側布層はその体積に比して表面積が大
きな繊維を含む。本発明の別好適実施例によれば、内側
布層は衣類のサポートパウチ体に追加的伸張性とサポー
ト力を提供するための伸張性繊維を含む。本発明の1好
適実施例によれば、1体又は数体の水分移送挿入体は疎
水性糸で構成される。
【0022】本発明の別好適実施例によれば、1体又は
数体の水分移送挿入体はレーヨン、ナイロン、ポリプロ
ピレン、ポリエステル、綿、及びポリエステルと綿の混
紡で成る繊維群から選択される糸で構成される。本発明
の別好適実施例によれば、1体又は数体の水分移送挿入
体は、内側布層及び外側布層の伸張に合わせて伸張させ
るための伸張性繊維を含む。
【0023】好適には、1体又は数体の水分移送挿入体
は内側布層及び外側布層の少なくとも一方に接合されて
いる。本発明の別好適実施例によれば、水分移送挿入体
は水分処理サポートパウチ体のそれぞれの側部に配置さ
れた第1長手方向伸張性排出ストリップ体と第2長手方
向伸張性排出ストリップ体とを含む。これらの挿入体は
一般的に衣類の腰部から股間部にかけて延びている。
【0024】本発明の1好適実施例によれば、外側布層
は疎水性糸で構成され、他の好適実施例によれば、外側
布層は親水性糸で構成される。本発明の別好適実施例に
よれば、外側布層は親水性糸と疎水性糸の混紡で構成さ
れる。本発明の別好適実施例によれば、外側布層は親水
性ナイロン、綿、綿とポリエステルの混紡、レーヨン、
及び親水性ナイロンと通常ナイロンの混紡で成る繊維群
から選択される糸で構成される。
【0025】好適には、外側布層は衣類のサポートパウ
チ体に追加的伸張性とサポート力を提供するために伸張
性繊維を含む。本発明の1好適実施例によれば、サポー
タ衣類はサポータ衣類と水分処理パウチ体を着用者の肌
近くに保持する比較的幅広のウエストバンドをさらに含
む。好適には、前記ウエストバンドは伸張性糸と、ナイ
ロン、綿、レーヨン、及び親水性ナイロンと通常ナイロ
ンの混紡で成る繊維群から選択される糸とで構成され
る。本発明の1好適実施例によれば、サポータ衣類は男
性用ブリーフを含む。
【0026】本発明は改良型の水分処理機能を有する衣
類とサポータ衣類とに関するものであり、衣類の股間部
上部から股間部下部まで延びている水分処理パネル体を
含む。このパネル体は内側布層と、中間布層と、外側布
層とを含む。この内側布層は着用時に肌と接触状態にあ
るように水分排出糸で構成されている。中間布層は内側
布層に隣接する1体又は数体の水分移送挿入体を含む。
外側布層は中間布層に隣接し、内側布層と中間布層とか
ら外側に排出される水分を受け取り拡散する。
【0027】具体的には、請求項1に記載の発明は、
「外側シェル布地で構成される水分処理機能を有する衣
類であって、該衣類の股間部上部から略該衣類の股間部
下部にまで延びている水分処理パネル体を含み、該パネ
ル体は、(a)着用時に肌と接触状態にある水分排出性
繊維で構成される内側布層と、(b)前記内側布層に隣
接している水分移送挿入体を含む中間布層と、を含み、
該水分移送挿入体は前記内側布層から水分を受け取る1
枚又は数枚の布地で形成されており、該水分を股間部下
部から上方に、又、着用者の肌から外側に移送するもの
であり、さらに、(c)前記内側布層と前記中間布層と
から外側に排出される水分を受け取り拡散する、該中間
布層に隣接する外側布層を含み、該外側布層は前記パネ
ル体の前記外側シェル布地を含む水分処理機能を有する
衣類。」である。
【0028】請求項2に記載の本発明は、「前記衣類は
略該衣類の前方腰部から該衣類の股間部上部にまで延び
ており前記水分処理パネル体の一部をオーバーラップし
ているトップパネル体をさらに含み、該トップパネル体
と前記水分処理パネル体はそれらの中間部に形成される
横方向に延びる可開覆体を前記オーバーラップ部分に形
成している請求項1記載の水分処理機能を有する衣
類。」である。
【0029】請求項3に記載の本発明は、「前記内側布
層は疎水性糸で構成される請求項1記載の水分処理機能
を有する衣類。」である。請求項4に記載の本発明は、
「前記内側布層はその体積に比して広い表面積を有して
いる繊維を含む請求項3記載の水分処理機能を有する衣
類。」である。
【0030】請求項5に記載の本発明は、「前記内側布
層はポリエステル、ポリプロピレン及びナイロン繊維で
成る繊維群から選択される糸で構成される請求項1記載
の水分処理機能を有する衣類。」である。請求項6に記
載の本発明は、「前記水分移送挿入体は疎水性糸で構成
される請求項1記載の水分処理機能を有する衣類。」で
ある。請求項7に記載の本発明は、「前記水分移送挿入
体は、レーヨン、ポリエステル、綿、及びポリエステル
と綿の混紡で成る繊維群から選択される糸で構成される
請求項1記載の水分処理機能を有する衣類。」である。
【0031】請求項8に記載の本発明は、「前記水分移
送挿入体は布層を構成しており、該布層の幅は本衣類の
股間部上部から股間部下部にかけてテーパ状に形成され
ており、該水分移送挿入体は該股間部上部でより広い表
面積と、より高い水分吸収力とを提供しており、水分を
より容易に拡散することが可能な本衣類の上部に水分の
移送を促進する請求項1記載の水分処理機能を有する衣
類。」である。請求項9に記載の本発明は、「前記水分
移送挿入体は、前記内側布層と前記外側布層の少なくと
もいずれか一方に縫合されている請求項1記載の水分処
理機能を有する衣類。」である。
【0032】請求項10に記載の本発明は、「前記外側
布層は親水性糸で構成される請求項1記載の水分処理機
能を有する衣類。」である。請求項11に記載の本発明
は、「前記外側布層は親水性ナイロン、綿、綿とポリエ
ステルの混紡、レーヨン、及び親水性ナイロンと通常ナ
イロンの混紡で成る繊維群から選択される糸で構成され
る請求項1記載の水分処理機能を有する衣類。」であ
る。請求項12に記載の本発明は、「前記衣類は男性用
ブリーフである請求項1又は2記載の水分処理機能を有
する衣類。」である。
【0033】請求項13に記載の本発明は、「前記衣類
は男性用トランクス又はパジャマズボンである請求項1
又は2記載の水分処理機能を有する衣類。」である。請
求項14に記載の本発明は、「前記衣類は女性用パンテ
ィである請求項1記載の水分処理機能を有する衣類。」
である。請求項15に記載の本発明は、「前記衣類は女
性用パンティストッキングである請求項1又は10記載
の水分処理機能を有する衣類。」である。
【0034】請求項16に記載の本発明は、「水分処理
機能を有するサポータ衣類であって、本衣類に接合され
ており、略本衣類の前方腰部から本衣類の股間部下部に
まで延びている水分処理サポートパウチ体を含み、該サ
ポートパウチ体は、(a)着用時に肌と接触状態にある
水分排出繊維で構成される内側布層と、(b)前記内側
布層に隣接する1体又は数体の水分移送挿入体を含む中
間布層と、を含み、該1体又は数体の水分移送挿入体は
前記内側布層から水分を受け取る1枚又は数枚の布地で
形成されており、該水分を股間部下部から上方へ、又、
着用者の肌から外側へと移送するものであり、さらに、
(c)前記中間布層に隣接しており、前記内側布層と前
記中間布層とから外側に排出される水分を受け取り拡散
する外側布層を含み、該外側布層は前記サポートパウチ
体の外側シェル布地を含む水分処理機能を有するサポー
タ衣類。」である。
【0035】請求項17に記載の本発明は、「前記内側
布層は疎水性糸で構成される請求項16記載の水分処理
機能を有するサポータ衣類。」である。請求項18に記
載の本発明は、「前記内側布層はその体積に比して大き
な表面積を有する繊維を含む請求項17記載の水分処理
機能を有するサポータ衣類。」である。請求項19に記
載の本発明は、「前記内側布層はポリエステル、ポリプ
ロピレン、及びナイロン繊維で成る繊維群から選択され
る糸で構成される請求項16記載の水分処理機能を有す
るサポータ衣類。」である。請求項20に記載の本発明
は、「前記内側布層は本衣類のサポートパウチ体に伸張
性とサポート力とを付加する伸張性糸を含む請求項18
又は19記載の水分処理機能を有するサポータ衣類。」
である。
【0036】請求項21に記載の本発明は、「前記1体
又は数体の水分移送挿入体は疎水性糸で構成される請求
項16記載の水分処理機能を有するサポータ衣類。」で
ある。請求項22に記載の本発明は、「前記1体又は数
体の水分移送挿入体はレーヨン、ポリエステル、綿、及
びポリエステルと綿の混紡で成る繊維群から選択される
糸で構成される請求項16記載の水分処理機能を有する
サポータ衣類。」である。請求項23に記載の本発明
は、「前記1体又は数体の水分移送挿入体は、該水分移
送挿入体を前記内側布層と外側布層とが伸張するに従っ
て伸張させる伸張性糸を含む請求項21又は22記載の
水分処理機能を有するサポータ衣類。」である。請求項
24に記載の本発明は、「前記1体又は数体の水分移送
挿入体は前記内側布層と前記外側布層の少なくともいず
れか一方に接合されている請求項16記載の水分処理機
能を有するサポータ衣類。」である。
【0037】請求項25に記載の本発明は、「前記1体
又は数体の水分移送挿入体は、前記水分処理パウチ体の
それぞれの側部分に配置されて長手方向に延び、略本衣
類の腰部から股間部下部にまで延びている第1排出スト
リップ体と第2排出ストリップ体とを含む請求項16記
載の水分処理機能を有するサポータ衣類。」である。請
求項26に記載の本発明は、「前記外側布層は疎水性糸
で構成される請求項16記載の水分処理機能を有するサ
ポータ衣類。」である。請求項27に記載の本発明は、
「前記外側布層は親水性糸で構成される請求項16記載
の水分処理機能を有するサポータ衣類。」である。請求
項28に記載の本発明は、「記外側布層は親水性糸と疎
水性糸の混紡で構成される請求項16記載の水分処理機
能を有するサポータ衣類。」である。
【0038】請求項29に記載の本発明は、「記記外側
布層は親水性ナイロン、綿、綿とポリエステルの混紡、
レーヨン、及び親水性ナイロンと通常ナイロンの混紡で
成る繊維群から選択される糸で構成される請求項16記
載の水分処理機能を有するサポータ衣類。」である。請
求項30に記載の本発明は、「前記外側布層は本衣類の
サポートパウチ体に伸張性とサポート力とを付加する伸
張性糸を含む請求項26、27、28又は29記載の水
分処理機能を有するサポータ衣類。」である。
【0039】請求項31に記載の本発明は、「前記サポ
ータ衣類は、着用者の身体近辺に本サポータ衣類と前記
水分処理パウチ体とを保持する比較的幅広のウエストバ
ンドをさらに含む請求項16記載の水分処理機能を有す
るサポータ衣類。」である。請求項32に記載の本発明
は、「前記ウエストバンドは伸張性糸と、ナイロン、
綿、レーヨン、及び親水性ナイロンと通常ナイロンの混
紡で成る繊維群から選択される糸とで構成される請求項
31記載の水分処理機能を有するサポータ衣類。」であ
る。請求項33に記載の本発明は、「前記サポータ衣類
は男性用ブリーフである請求項32記載の水分処理機能
を有するサポータ衣類。」である。
【0040】
【作用】上記請求項1に記載の構成により、水分処理パ
ネル体の内側布層は、衣類の着用者の股間部から水分を
速やかに吸収し、中間布層はその水分を受け取り、股間
部の上部の乾燥した部分まで移動させる。そして、外側
布層は、その水分をさらに受け取り、外部へ拡散・蒸発
させる。又、請求項2に記載の構成により、トップパネ
ル体のオーバーラップ部分を介して水分の移動がなさ
れ、可開覆体を介して放尿もできる。請求項3から7に
記載の構成により、内側布層及び水分移送挿入体は水分
を吸収して速やかに移動させる。
【0041】請求項8に記載の構成により、テーパ状に
形成された水分移送挿入体により、下着の着用の際の違
和感が少なく、又、比較的乾燥した股間部上部にて水分
をより一層拡散・蒸発させることができる。請求項9に
記載の構成により、水分移送挿入体が衣類の着用時にず
れることがない。請求項10から11に記載の構成によ
り、外側布層は水分を一時的に吸収して保持し、その
後、拡散・蒸発させる。
【0042】請求項16に記載の構成により、水分処理
サポートパウチ体の内側布層は、サポータ衣類の着用者
の股間部から水分を速やかに吸収し、中間布層はその水
分を受け取り、股間部の上部の乾燥した部分まで移動さ
せる。そして、外側布層は、その水分をさらに受け取
り、外部へ拡散・蒸発させる。請求項17から19に記
載の構成により、内側布層は水分を吸収して速やかに移
動させる。請求項20に記載の構成により、水分処理サ
ポートパウチ体は、内側布層により伸張性とサポート力
が付加され、着用感と強度が向上する。
【0043】請求項21及び22に記載の構成により、
水分移送挿入体は水分を吸収して速やかに移動させる。
請求項23に記載の構成により、水分移送挿入体は、内
側布層と外側布層に従って伸張し、着用感と強度が向上
する。請求項24に記載の構成により、水分移送挿入体
が衣類の着用時にずれることがない。請求項25に記載
の構成により、水分移送挿入体は、衣類の着用時にかさ
ばらないように配置され、しかも股間部の水分を効率よ
く吸収することができる。
【0044】請求項26から29に記載の構成により、
外側布層は水分を吸収し、速やかに拡散・蒸発させる。
請求項30に記載の構成により、サポートパウチ体は外
側布層により伸張性とサポート力が付加され、着用感と
強度が向上する。請求項31に記載の構成により、サポ
ータ衣類はウエストバンドによって着用者の腰部に確実
に保持される。
【0045】
【実施例】以下、本発明による水分処理機能を有する衣
類について図面に従って説明する。本発明の1好適実施
例による水分処理機能を有する衣類は、図1に図示され
ており、図面を通じて符号10が付されている。本実施
例による衣類10は男性、女性のどちらも利用可能であ
る。さらに、いくつかの他の衣類、例えば、パジャマ又
はスポーツウエア等の通常の衣類に本発明の特性を付加
して製造することもできる。
【0046】好適には、下着10は普通のニット布地で
形成されており、一般に下着10の股間部上部12から
股間部下部13にまで延びる水分処理パネル体11を含
む。好適には、水分処理パネル体11は下着10の全股
間部を含み、下着10の内側表面に縫合されている。縫
合部11aは図1と図2に示されている。好適には、縫
合部11aは比較的目立たない、縫目が細かくて頑丈な
ものである。別好適実施例(図示せず)によれば、水分
処理パネル体11は股間部上部12から股間部下部13
を越えて後方に延びており、下着10の裏側の腰線(ウ
エストライン)方面まで延びている。
【0047】水分処理パネル体11は水分移送挿入体1
5を含む。好適には、水分移送挿入体15は上部から下
部にかけて、すなわち股間部上部12から股間部下部1
3にかけてテーパ状に形成されている。別実施例(図示
せず)によれば、水分移送挿入体15は三角形状であ
る。このテーパ効果は、下着10の上部においてさらに
強化された水分吸収拡散力を提供していることである。
そこで水分はより乾いている方へと移動し、素早く蒸発
する。さらに、股間部下部13に位置する水分移送挿入
体15の比較的狭いストリップ部は、股間をかさ張らせ
ず、着用者に快適な着用感を提供する。
【0048】図2は水分処理パネル体11の構造を図示
しており、種々な布層の配置を示すために一部を剥して
いる。着用時に肌と接触状態にある内側布層14は柔軟
で吸収性の糸で構成されている。好適には、これらの糸
はポリエステル繊維で成り、例えば、デュポン社により
「クールマックス」又は「サーマックス」なる商標名で
製造されている繊維で成る。別実施例によれば、ポリプ
ロピレン、ナイロン、ウール、綿、又はレーヨンのごと
き他の糸を内側布層14に含ませることもできる。好適
には、内側布層14はオープンニット(open-knit) 又
はルースニット(loose knit)素材であり、長手方向に
延びる複数の溝と体積に比して広い表面積とを有する繊
維を有している。これらの繊維は着用者の肌から水分を
排除して移送する優れた性能を備えている。
【0049】中間水分移送挿入体15は、内側布層14
に隣接して存在し、内側布層14から水分を吸収移送
し、着用者の肌から水分を排除する。好適には、水分移
送挿入体15は1つの疎水性繊維層を有している。しか
し、別好適実施例によれば、水分移送挿入体15は複数
のニット布又は織布層を含む。さらに、レーヨン、ナイ
ロン、ポリプロピレン、ポリエステル、綿、又はポリエ
ステルと綿の混紡を含む繊維群から選択された他種の糸
を使用して同様な効果を達成することも可能である。好
適には、これらの繊維は水分排出吸収力を強化させるた
めに化学的処理が施されている。これらの繊維は処理以
前には非排出吸収性繊維であっても、処理後には重力に
抗して水分を上方に移動させ、最終的には衣類の乾燥部
に水分を移動させて気化させる。現在、インテラ(Inte
ra)コーポレーション及びミリカン(Millikan)コーポ
レーションはこの目的にてそのような繊維をそれぞれ化
学的に処理している。
【0050】1好適実施例によれば、水分移送挿入体1
5は「クールマックス」又は「サーマックス」ポリエス
テル繊維で構成される。本発明の1目的はかさ張る股間
パネル体を有しない一般着用下着の提供ではあるが、本
発明水分移送挿入体15は複数の繊維層(図示せず)を
含むことも可能であり、それでも一般着用下着の通常の
感触と外観を維持する。
【0051】前述したような水分移送挿入体15の特殊
なテーパ形状は、衣類10の通常は乾いている上方部分
へ向けて、水分排出吸収性繊維で成る布の表面積を増加
させる。この形状によって、股間部から重力に抗して水
分を上昇させて衣類の腰部方面に水分を移送し、そこで
水分を容易に拡散させる。好適には、水分移送挿入体1
5は従来の縫合技術によって内側布層14の表面に縫合
される。
【0052】外側布層16は水分移送挿入体15に隣接
して配置されており、1実施例によれば、内側布層14
に部分的に隣接する。好適には、外側布層16は親水性
ナイロン、綿、綿とポリエステルの混紡、レーヨン、及
び親水性ナイロンと通常ナイロンの混紡のごとき繊維で
構成される。他の同様な親水性繊維を使用することも可
能である。外側布層16は水分処理パネル体11の外側
シェル布を含む。外側布層16、すなわちシェル布は通
常はすき処理された(combed)綿又は綿とポリエステル
のニット布で構成される。
【0053】1好適実施例によれば、内側布層14は水
分処理パネル体11の周辺部に沿って外側布層16に取
り付けられる。水分移送挿入体15をこのように取り付
けることも可能である。しかし、水分移送挿入体15を
前述のごとくに内側布層14の外側表面に取り付けるこ
とが望ましい。又は、水分移送挿入体15を外側布層1
6の下側に取り付けることもできる。布層のこの取付
は、従来のいかなる縫合技術によるものであっても構わ
ない。
【0054】図3と図4には、第2の実施例による特に
男性用の水分処理機能を有する下着20が図示されてい
る。この実施例によれば、下着20は内側ニット布層3
1と外側ニット布層32とを含み、さらに水分移送挿入
体25を含む。布層31、布層32、及び水分移送挿入
体25の布構造並びに組立方式は図1と図2に示す下着
10の実施例のものと同一である。
【0055】下着10に関して解説した特徴に加えて、
下着20は横方向に延びている可開覆体28をさらに含
む。可開覆体28は下着20のトップパネル体22と水
分処理パネル体21との間に配置されている。本実施例
によれば、下着20は男性用の通常の衣類のように一般
的な着用に利用可能であり、多汗な人や、時折の軽い失
禁症の人に特に好適である。
【0056】好適には、トップパネル体22は下着20
の前方腰部29から水分処理パネル体21の上部26の
直下にまで延びており、トップパネル体22が水分処理
パネル体21を約1インチから3インチ(約2.5から
7.6センチ)だけ一部オーバーラップする。このオー
バーラップは図4に示すように、水分の排出吸収と蒸発
のために非断絶で連続した部位(unbroken area) を提
供している。さらに、このオーバーラップは、水分移送
挿入体25が最も広くなっている部分のシェル布二重層
を提供する(図3参照)。開放可能な可開覆体とオーバ
ーラップの特徴は、腰部分での汗でも、上方に移送され
る股間部での汗もしくは他の水分のどちらの処理をも可
能にしている。別実施例(図示せず)によれば、トップ
パネル体22は下着20の全腰部から延びており、前述
のように水分処理パネル体21の直下をオーバーラップ
する。
【0057】水分処理パネル体21と水分移送挿入体2
5とは図5において詳細に図示されている。説明は特に
下着20の1実施例に向けられてはいるが、これら2要
素の特徴は前述の下着10及び下着20の実施例のいず
れとも同一である。水分処理パネル体21の組立も図5
において示されている。図示のごとく、水分移送パネル
体25は着用者に快適性を提供するために股間部下部2
3において狭くなっているのが望ましい。1実施例によ
れば、ここでの挿入体25の幅は約0.5インチから
1.5インチ(約1.3から3.8センチ)の範囲であ
る。挿入体25が股間部上部24に延びるに従い、挿入
体25は徐々に幅広となり、水分排出吸収素材で成る相
対的に広い面積を有する部位を提供する。最も幅広い箇
所で、挿入体25の幅は約2インチから4インチ(約
5.1から10.2センチ)である。好適には、股間部
下部23での挿入体25の幅は比較的一定に保たれ、着
用者の股間に最適な着心地を提供し、同時に下着の水分
処理特性をも維持する。
【0058】図6は底面図であり、下着20を下から見
た図である。この図は下着の股間部下部23の水分処理
パネル体21と水分移送パネル体25とを最良に図示し
ている。この図はまた下着10の対応する水分処理パネ
ル体11と水分移送パネル体15が同一の配置であるこ
とをも示している。図7と図8は、特に女性用下着40
のそれぞれ前部と背部を示す。本実施例では、水分移送
挿入体45は好適には一般的に砂時計形状を有してお
り、股間部の上部42と下部43にて最大の排出吸収作
用を提供している。水分移送挿入体45は着用者固有の
好み等に従ってどのような形状であっても構わない。
【0059】図9は本発明を女性用パンティストッキン
グ60に適用した図である。本実施例においても、水分
移送挿入体65と水分処理パネル体61の形状を着用者
の好み等に従って変更することができる。1実施例(図
示せず)によれば、水分処理パネル体61は衣類の股間
上部を越えて腰部方向にまで延びている。さらに、パネ
ル体61は衣類の股間下部周辺を越えて臀部方面にまで
至っても構わない。好適には、パンティストッキング6
0の水分処理パネル体61の外側布層62は親水性ナイ
ロン、又は綿のごとき親水性糸で構成される。別実施例
によれば、水分処理パネル体61の外側布層62は通常
ナイロン、又は他の同様な疎水性素材で構成される。
【0060】次に、本発明の1実施例による水分処理型
サポータ衣類について説明する。この水分処理型サポー
タ衣類は、図10に示されており、図面を通して符号5
0が付されている。サポータ衣類50は水分処理布層、
好適には、通常ニット構造の布層で構成されるサポート
パウチ体51を含み、肌から水分を排出吸収し、気化の
ためにその水分を乾いた箇所へと移送させる。図10は
男性用ブリーフ形のサポートパウチ体51を図示してい
るが、パウチ体51は通常型競技用サポータ、すなわち
「ジョックストラップ式」男子用サポータにも同様に適
している。
【0061】図10と図11において図示されているよ
うに、パウチ体51は内側布層54と外側布層56と、
1対の中間水分移送挿入体55aと55bとを含む。内
側布層54は着用者の肌に隣接しており、排出吸収性繊
維と、スパンデックス(spandex) 又は他の伸張性ポリ
マーのごとき伸張性繊維で構成される。1実施例によれ
ば、この排出吸収性繊維は、デュポン社によって「クー
ルマックス」又は「サーマックス」の商標にて製造され
ている疎水性ポリエステル繊維を含む。これらの繊維は
柔軟で、肌に快適なものである。「クールマックス」ポ
リエステル繊維はまた体積に比してその表面積が大き
く、水分を排出吸収するために長手方向に複数の溝を有
している。ポリプロピレン、ナイロン、綿、ウール、レ
ーヨン、又はこれら繊維の多様な混紡体を含む他の繊維
もまた水分処理効果を達成するために含ませることがで
きる。伸張性繊維はサポータ衣類50に伸張性と追加的
サポート力を付加する。
【0062】中間水分移送挿入体55aと55bもまた
水分排出吸収性繊維とスパンデックスのような伸張性繊
維で構成される。水分移送挿入体に使用される繊維は、
ポリエステル、綿、レーヨン、ナイロン、ポリプロピレ
ン、又はポリエステルと綿の混紡を含む繊維群から選択
される繊維を含むことができる。好適には、挿入体55
aと55bは外側布層56の内側面に縫合され、肌に隣
接する内側布層54上に滑らかな面を残しておく。1実
施例によれば、水分移送挿入体55aと55bは排出吸
収ストリップ体を含む。別実施例(図示せず)によれ
ば、パウチ体51はただ1枚の水分移送挿入体55を含
む。
【0063】図12は水分移送挿入体55aと55bの
配置を最良に図示している。1好適実施例によれば、挿
入体55aと55bの配置は男性の外陰部が通常に位置
するパウチ体51の側部に沿って追加的サポートを提供
するように工夫されている。挿入体55aと55bはま
たこの敏感な部分に追加的保護(added protection)を
提供している。別実施例によれば、水分移送挿入体55
aと55bは複数のニット布層又は織布層を含む。さら
に、挿入体55aと55bはパウチ体51の相対的に狭
い股間部下部53からパウチ体51の広がった前方腰部
52へと上方に水分を排出する付加的排出吸収性繊維を
提供する。前方腰部52は通常は乾燥しているので、水
分はさらに効果的に拡散し、さらに容易に蒸発する。
【0064】パウチ体51の外側布層56は、内側布層
54と中間水分移送挿入体55aと55bとから外側へ
排出した水分を吸収拡散するような繊維で構成される。
好適には、外側布層56はサポートパウチ体51の外側
シェル素材を含む。スパンデックスのような伸張性繊維
もまた外側布層56に含まれて追加的サポート力を提供
し、内側布層54と水分移送挿入体55aと55bとが
伸張するに従って外側シェル素材を伸張させる。本発明
の1実施例によれば、外側布層56は疎水性か親水性、
又は親水性と疎水性の繊維の混紡を含む。好適には、そ
のような繊維は親水性ナイロン、綿、綿とポリエステル
の混紡、レーヨン、及び親水性ナイロンと通常ナイロン
の混紡で成る繊維群から選択される。別実施例によれ
ば、そのような繊維はポリエステル、綿、又はポリエス
テルと綿の混紡を含む。
【0065】サポータ衣類50のウエストバンド57は
ゴム、又は伸張性糸を含み、好適には、従来の下着のも
のより幅広い。1実施例によれば、ウエストバンド57
は約1インチから3インチ幅である。伸張性糸又はスパ
ンデックスはサポートパウチ体51を衣類50の着用者
の肌に押し付けて保持するに充分な伸張強度を提供す
る。この特徴は着用の快適性を高め、レクレーション運
動中の事故のリスクを減少させる。
【0066】図13はサポータ衣類50の底面図であ
る。サポートパウチ体51の股間部下部53はこの図で
最良に図示されている。好適には、サポータ衣類50の
布地は抗バクテリア剤による処理が施されており、悪臭
を防止し、バクテリアの成長を阻害する。この処理はま
た水分処理機能を有する下着10、20及び30に対し
ても同様に有効である。
【0067】以上、本発明による水分処理機能を有する
衣類及びサポータ衣類を説明した。本発明の様々な詳細
部はその範囲を逸脱することなく変更可能であろう。さ
らに、前述の本発明のいくつかの好適実施例の説明はあ
くまでも本発明の解説を目的としたものであり、請求の
範囲に定義された本発明範囲の限定を目的としたもので
はない。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、水分が
停滞しがちな衣類股間部の底部から衣類の乾燥した部位
へと水分を排出移送する特性を有する繊維で構成される
水分処理パネル体を含む水分処理機能を有する衣類を提
供することができる。本発明は、さらに、股間部からよ
り水分の拡散が容易な衣類の腰部方面に、重力に抗して
水分を引き上げる積極的な排出作用を提供する水分処理
パネル体を含む水分処理機能を有する衣類を提供するこ
とができる。本発明は、快適性を維持しながらも水分の
素早い蒸発を促す水分処理パネル体を含む水分処理機能
を有する衣類を提供することができる。従って、本発明
による衣類においては、その水分処理特性により、肌擦
れ、不快感、並びにバクテリア及び菌類の成長条件発生
を阻害することができる。
【0069】請求項1に記載の発明においては、水分処
理パネル体の内側布層が、衣類の着用者の股間部から水
分を速やかに吸収し、中間布層がその水分を受け取り、
股間部の上部の乾燥した部分まで移動させ、外側布層
が、その水分を受け取り、外部へ速やかに拡散・蒸発さ
せることができる。又、請求項2に記載の発明において
は、トップパネル体のオーバーラップ部分を介して水分
の移動がなされ、可開覆体を介して放尿もできる。請求
項3から7に記載の発明においては、内側布層及び水分
移送挿入体によって水分を吸収して速やかに移動させる
ことができる。
【0070】請求項8に記載の発明においては、テーパ
状に形成された水分移送挿入体により、下着の着用の際
の違和感が少なく、又、比較的乾燥した股間部上部にて
水分をより一層拡散・蒸発させることができる。請求項
9に記載の発明においては、水分移送挿入体が衣類の着
用時にずれることがない。請求項10から11に記載の
発明においては、外側布層が水分を一時的に吸収して保
持し、その後、拡散・蒸発させることができる。
【0071】請求項16に記載の発明においては、水分
処理サポートパウチ体の内側布層がサポータ衣類の着用
者の股間部から水分を速やかに吸収し、中間布層がその
水分を受け取り、股間部の上部の乾燥した部分まで移動
させ、外側布層が、その水分をさらに受け取り、外部へ
拡散・蒸発させることができる。請求項17から19に
記載の発明においては、内側布層が水分を吸収して速や
かに移動させることができる。請求項20に記載の発明
においては、水分処理サポートパウチ体が、内側布層に
より伸張性とサポート力を付加され、着用感と強度が向
上する。
【0072】請求項21及び22に記載の発明において
は、水分移送挿入体が水分を吸収して速やかに移動させ
ることができる。請求項23に記載の発明においては、
水分移送挿入体が内側布層と外側布層に従って伸張し、
着用感と強度が向上する。請求項24に記載の発明にお
いては、水分移送挿入体が衣類の着用時にずれることが
ない。請求項25に記載の発明においては、水分移送挿
入体が衣類の着用時にかさばらないように配置され、し
かも股間部の水分を効率よく吸収できる。
【0073】請求項26から29に記載の発明において
は、外側布層が水分を吸収し、速やかに拡散・蒸発させ
ることができる。請求項30に記載の発明においては、
サポートパウチ体が外側布層により伸張性とサポート力
が付加され、着用感と強度が向上する。請求項31に記
載の発明においては、サポータ衣類がウエストバンドに
よって着用者の腰部に確実に保持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1好適実施例の水分処理構造を有す
る下着の正面図。
【図2】 水分処理パネル体の正面図であり、その一部
を剥して内側布層と外側布層のそれぞれの配置と、中間
水分移送挿入体とを示す。
【図3】 本発明の別好適実施例による水分処理構造と
可開覆体とを有する男性用下着の正面図。
【図4】 図3の4−4線に沿って切断した、図3の下
着のオーバーラップしているトップパネル体と水分処理
パネル体の断面図。
【図5】 水分処理パネル体の一部を剥して構造の詳細
を示す平面図。
【図6】 図6は本発明の水分処理機能を有する下着を
下から見上げている状態を示す底面図。
【図7】 特に女性用として適している本発明の1好適
実施例による下着の正面図。
【図8】 図7の下着の背面図である。
【図9】 本発明の他の好適実施例による女性用パンテ
ィストッキングの正面図。
【図10】 本発明の1好適実施例による男性用サポー
タ下着の正面図。
【図11】 図10のサポータ下着の構造の詳細を示す
ために一部が剥されている状態を示す正面図。
【図12】 図10のサポータ下着の水分処理サポート
パウチ体の平面図。
【図13】 図10の下着を下から見た状態を示す底面
図。
【符号の説明】
10 衣類 11 水分処理パネル体 11a縫合部 12 股間部上部 13 股間部下部 14 内側布層 15 水分移送挿入体 16 外側布層 20 下着 21 水分処理パネル体 22 トップパネル体 23 股間部下部 25 水分移送挿入体 26 上部 28 可開覆体 29 前方腰部 31 布層 32 布層 40 下着 42 上部 43 下部 45 水分移送挿入体 50 サポータ衣類 51 サポートパウチ体 54 内側布層 55a水分移送挿入体 55b水分移送挿入体 56 外側布層 57 ウエストバンド 60 パンティストッキング 61 水分処理パネル体 62 外側布層 65 水分移送挿入体

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側シェル布地で構成される水分処理機
    能を有する衣類であって、該衣類の股間部上部から略該
    衣類の股間部下部にまで延びている水分処理パネル体を
    含み、該パネル体は、 (a)着用時に肌と接触状態にある水分排出性繊維で構
    成される内側布層と、 (b)前記内側布層に隣接している水分移送挿入体を含
    む中間布層と、を含み、該水分移送挿入体は、前記内側
    布層から水分を受け取る1枚又は数枚の布地で形成され
    ており、該水分を股間部下部から上方に、又、着用者の
    肌から外側に移送するものであり、さらに、 (c)前記内側布層と前記中間布層とから外側に排出さ
    れる水分を受け取り拡散する、該中間布層に隣接する外
    側布層を含み、該外側布層は前記パネル体の前記外側シ
    ェル布地を含むことを特徴とする水分処理機能を有する
    衣類。
  2. 【請求項2】 前記衣類は、略該衣類の前方腰部から該
    衣類の股間部上部にまで延びており前記水分処理パネル
    体の一部をオーバーラップしているトップパネル体をさ
    らに含み、該トップパネル体と前記水分処理パネル体は
    それらの中間部に形成される横方向に延びる可開覆体を
    前記オーバーラップ部分に形成していることを特徴とす
    る請求項1記載の水分処理機能を有する衣類。
  3. 【請求項3】 前記内側布層は疎水性糸で構成されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の水分処理機能を有する衣
    類。
  4. 【請求項4】 前記内側布層はその体積に比して広い表
    面積を有している繊維を含むことを特徴とする請求項3
    記載の水分処理機能を有する衣類。
  5. 【請求項5】 前記内側布層はポリエステル、ポリプロ
    ピレン及びナイロン繊維で成る繊維群から選択される糸
    で構成されることを特徴とする請求項1記載の水分処理
    機能を有する衣類。
  6. 【請求項6】 前記水分移送挿入体は疎水性糸で構成さ
    れることを特徴とする請求項1記載の水分処理機能を有
    する衣類。
  7. 【請求項7】 前記水分移送挿入体はレーヨン、ポリエ
    ステル、綿、及びポリエステルと綿の混紡で成る繊維群
    から選択される糸で構成されることを特徴とする請求項
    1記載の水分処理機能を有する衣類。
  8. 【請求項8】 前記水分移送挿入体は布層を構成してお
    り、該布層の幅は本衣類の股間部上部から股間部下部に
    かけてテーパ状に形成されており、該水分移送挿入体は
    該股間部上部でより広い表面積と、より高い水分吸収力
    とを提供しており、水分をより容易に拡散することが可
    能な本衣類の上部に水分の移送を促進することを特徴と
    する請求項1記載の水分処理機能を有する衣類。
  9. 【請求項9】 前記水分移送挿入体は前記内側布層と前
    記外側布層の少なくともいずれか一方に縫合されている
    ことを特徴とする請求項1記載の水分処理機能を有する
    衣類。
  10. 【請求項10】 前記外側布層は親水性糸で構成される
    ことを特徴とする請求項1記載の水分処理機能を有する
    衣類。
  11. 【請求項11】 前記外側布層は親水性ナイロン、綿、
    綿とポリエステルの混紡、レーヨン、及び親水性ナイロ
    ンと通常ナイロンの混紡で成る繊維群から選択される糸
    で構成されることを特徴とする請求項1記載の水分処理
    機能を有する衣類。
  12. 【請求項12】 前記衣類は男性用ブリーフであること
    を特徴とする請求項1又は2記載の水分処理機能を有す
    る衣類。
  13. 【請求項13】 前記衣類は男性用トランクス又はパジ
    ャマズボンであることを特徴とする請求項1又は2記載
    の水分処理機能を有する衣類。
  14. 【請求項14】 前記衣類は女性用パンティであること
    を特徴とする請求項1記載の水分処理機能を有する衣
    類。
  15. 【請求項15】 前記衣類は女性用パンティストッキン
    グであることを特徴とする請求項1又は10記載の水分
    処理機能を有する衣類。
  16. 【請求項16】 水分処理機能を有するサポータ衣類で
    あって、本衣類に接合され、略本衣類の前方腰部から股
    間部下部にまで延びている水分処理サポートパウチ体を
    含み、該サポートパウチ体は、 (a)着用時に肌と接触状態にある水分排出繊維で構成
    される内側布層と、 (b)前記内側布層に隣接する1体又は数体の水分移送
    挿入体を含む中間布層と、を含み、該1体又は数体の水
    分移送挿入体は、前記内側布層から水分を受け取る1枚
    又は数枚の布地で形成されており、該水分を股間部下部
    から上方へ、又、着用者の肌から外側へと移送するもの
    であり、さらに、 (c)前記中間布層に隣接しており、前記内側布層と前
    記中間布層とから外側に排出される水分を受け取り拡散
    する外側布層を含み、該外側布層は前記サポートパウチ
    体の外側シェル布地を含むことを特徴とする水分処理機
    能を有するサポータ衣類。
  17. 【請求項17】 前記内側布層は疎水性糸で構成される
    ことを特徴とする請求項16記載の水分処理機能を有す
    るサポータ衣類。
  18. 【請求項18】 前記内側布層はその体積に比して大き
    な表面積を有する繊維を含むことを特徴とする請求項1
    7記載の水分処理機能を有するサポータ衣類。
  19. 【請求項19】 前記内側布層はポリエステル、ポリプ
    ロピレン及びナイロン繊維で成る繊維群から選択される
    糸で構成されることを特徴とする請求項16記載の水分
    処理機能を有するサポータ衣類。
  20. 【請求項20】 前記内側布層は本衣類のサポートパウ
    チ体に伸張性とサポート力とを付加する伸張性糸を含む
    ことを特徴とする請求項18又は19記載の水分処理機
    能を有するサポータ衣類。
  21. 【請求項21】 前記1体又は数体の水分移送挿入体は
    疎水性糸で構成されることを特徴とする請求項16記載
    の水分処理機能を有するサポータ衣類。
  22. 【請求項22】 前記1体又は数体の水分移送挿入体は
    レーヨン、ポリエステル、綿、及びポリエステルと綿の
    混紡で成る繊維群から選択される糸で構成されることを
    特徴とする請求項16記載の水分処理機能を有するサポ
    ータ衣類。
  23. 【請求項23】 前記1体又は数体の水分移送挿入体
    は、該水分移送挿入体を前記内側布層と前記外側布層と
    が伸張するに従って伸張させる伸張性糸を含むことを特
    徴とする請求項21又は22記載の水分処理機能を有す
    るサポータ衣類。
  24. 【請求項24】 前記1体又は数体の水分移送挿入体は
    前記内側布層と前記外側布層の少なくともいずれか一方
    に接合されていることを特徴とする請求項16記載の水
    分処理機能を有するサポータ衣類。
  25. 【請求項25】 前記1体又は数体の水分移送挿入体
    は、前記水分処理パウチ体のそれぞれの側部に配置され
    て長手方向に延び、略本衣類の腰部から股間部下部にま
    で延びている第1排出ストリップ体と第2排出ストリッ
    プ体とを含むことを特徴とする請求項16記載の水分処
    理機能を有するサポータ衣類。
  26. 【請求項26】 前記外側布層は疎水性糸で構成される
    ことを特徴とする請求項16記載の水分処理機能を有す
    るサポータ衣類。
  27. 【請求項27】 前記外側布層は親水性糸で構成される
    ことを特徴とする請求項16記載の水分処理機能を有す
    るサポータ衣類。
  28. 【請求項28】 記外側布層は親水性糸と疎水性糸の混
    紡で構成されることを特徴とする請求項16記載の水分
    処理機能を有するサポータ衣類。
  29. 【請求項29】 前記外側布層は親水性ナイロン、綿、
    綿とポリエステルの混紡、レーヨン、及び親水性ナイロ
    ンと通常ナイロンの混紡で成る繊維群から選択される糸
    で構成されることを特徴とする請求項16記載の水分処
    理機能を有するサポータ衣類。
  30. 【請求項30】 前記外側布層は本衣類のサポートパウ
    チ体に伸張性とサポート力とを付加する伸張性糸を含む
    ことを特徴とする請求項26、27、28又は29記載
    の水分処理機能を有するサポータ衣類。
  31. 【請求項31】 前記サポータ衣類は、着用者の身体近
    辺に本サポータ衣類と前記水分処理パウチ体とを保持す
    る比較的幅広のウエストバンドをさらに含むことを特徴
    とする請求項16記載の水分処理機能を有するサポータ
    衣類。
  32. 【請求項32】 前記ウエストバンドは伸張性糸と、ナ
    イロン、綿、レーヨン、及び親水性ナイロンと通常ナイ
    ロンの混紡で成る繊維群から選択される糸とで構成され
    ることを特徴とする請求項31記載の水分処理機能を有
    するサポータ衣類。
  33. 【請求項33】 前記サポータ衣類は男性用ブリーフで
    あることを特徴とする請求項32記載の水分処理機能を
    有するサポータ衣類。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016005910A (ja) * 2007-09-28 2016-01-14 インヴィスタ テクノロジーズ エスアエルエル ポリオレフィン組成物と一体となった積層布構造物

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