JPH0730456A - テレビジョンチューナ - Google Patents

テレビジョンチューナ

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JPH0730456A
JPH0730456A JP25018192A JP25018192A JPH0730456A JP H0730456 A JPH0730456 A JP H0730456A JP 25018192 A JP25018192 A JP 25018192A JP 25018192 A JP25018192 A JP 25018192A JP H0730456 A JPH0730456 A JP H0730456A
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JP
Japan
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band
vhf
circuit
signal
television
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JP25018192A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Otsubo
克幸 大坪
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単に回路を構成でき、部品点数を大幅に削
減でき、外部回路によるバンド切り換えの制御が簡単
で、VHF放送帯のテレビ信号を受信する際の妨害信号
を各チャンネル間で均一に減衰でき、主同調回路の同調
可変幅を広くでき、設計の自由度が大きいテレビジョン
チューナを提供する。 【構成】 VHFアンテナ同調回路49と、VHF高周
波同調回路51と、VHF局部発振回路52とを設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VHF放送帯およびU
HF放送帯のエアー放送とCATV放送帯のCATV放
送からなるテレビ放送とを受信することができるテレビ
受信機やVTRあるいはCATV端末装置等に用いられ
るテレビジョンチューナに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、日本国内におけるテレビ放送は、
図3に示すように、周波数帯域によって、VHF放送帯
とUHF放送帯とに区分されるとともに、放送形態によ
って、エアー放送とCATV放送とに区分されている。
図3において、fPは映像搬送波周波数である。ところ
で、従来のテレビジョンチューナにおいては、選局用の
共振周波数可変素子としてバラクタダイオードが一般的
に用いられているが、VHF放送帯の帯域が広いため
と、いままで容量可変比の大きなバラクタダイオードが
なかったために、VHF放送帯のテレビ信号を、通常、
図4に示すように、LoWバンドとHighバンドとに
分割するとともに、テレビジョンチューナの各回路を、
各バンドの受信時にそれぞれ切り換えていた。なお、図
3に示すCATV放送のチャンネルのうち、チャンネル
S17〜S42は、周波数指定チャンネルとしては存在
するが、実際には、放送周波信号が存在しないため、図
4に示すような受信周波数区分のテレビジョンチューナ
が使用されているのである。
【0003】図5はそのような従来のテレビジョンチュ
ーナの構成例を表すブロック図である。この図におい
て、1は図示せぬアンテナによって受信されたテレビ信
号が入力されるアンテナ入力端子、2はVHF放送帯の
テレビ信号のみを選択して通過させるVHFアンテナフ
ィルタ、3はVHFアンテナ同調回路であり、図示せぬ
選局回路から出力された同調制御電圧によって制御さ
れ、VHFアンテナフィルタ2から出力されたVHF放
送帯のテレビ信号のうち、視聴者によって選局されたチ
ャンネルのテレビ信号(これを以下、受信希望テレビ信
号という)に同調して選択し、この受信希望テレビ信号
を出力する。
【0004】また、4はVHFアンテナ同調回路3から
出力された受信希望テレビ信号を増幅するVHF高周波
増幅回路、5はVHF高周波同調回路であり、VHF高
周波増幅回路4から出力された受信希望テレビ信号を、
VHFアンテナ同調回路2よりも高い選択度によって選
択し、他チャンネルのテレビ信号からの妨害を軽減して
出力する。さらに、6はVHF局部発振回路であり、視
聴者によって選択されたチャンネルに対応した周波数の
VHF局部発振信号を発振する。7はVHF混合回路で
あり、VHF高周波同調回路5から出力された受信希望
テレビ信号とVHF局部発振信号とを混合して中間周波
信号に周波数変換する。8はVHF混合回路7から出力
された中間周波信号を増幅する中間周波増幅回路、9は
中間周波増幅回路8から出力された中間周波信号のみに
同調して中間周波信号以外の信号を減衰させる中間周波
同調回路、10は中間周波同調回路9から出力された中
間周波信号が出力される中間周波信号出力端子である。
【0005】加えて、11および12はそれぞれLow
バンド受信電圧印加端子およびHighバンド受信電圧
印加端子であり、それぞれVHF放送帯のLowバンド
およびHighバンドのそれぞれのチャンネルのテレビ
信号を受信する際に、Lowバンド受信電圧VLおよび
Highバンド受信電圧VHがそれぞれ印加されること
により、VHFアンテナ同調回路3、VHF高周波同調
回路5およびVHF局部発振回路6のそれぞれの内部回
路を切り換える。
【0006】また、13はUHFアンテナフィルタ、1
4はUHFアンテナ同調回路、15はUHF高周波増幅
回路、16はUHF高周波同調回路、17はUHF局部
発振回路、18はUHF混合回路であり、これらの回路
は、その扱う周波数がUHF放送帯の信号である点と、
Lowバンド受信電圧VLおよびHighバンド受信電
圧VHがそれぞれに印加されない点以外は、それぞれ対
応するVHF放送帯の各回路、すなわち、VHFアンテ
ナフィルタ2、VHFアンテナ同調回路3、VHF高周
波増幅回路4、VHF高周波同調回路5、VHF局部発
振回路6およびVHF混合回路7とほぼ同様の機能を有
するので、その説明を省略する。なお、UHF混合回路
18から出力された中間周波信号は、VHF混合回路7
から出力された中間周波信号と同様、中間周波増幅回路
8において増幅された後、中間周波同調回路9を経て、
中間周波信号出力端子10から出力される。
【0007】次に、上述した各回路のうち、VHFアン
テナ同調回路3およびVHF高周波増幅回路4の従来の
構成例の回路図を図6に示す。図6のVHFアンテナ同
調回路3において、19はVHFアンテナフィルタ2か
ら出力されたVHF放送帯のテレビ信号が入力される入
力端子、20はVHFアンテナフィルタ2とのインピー
ダンスマッチングを行うためのコイル、21〜24は同
調用のコイルである。
【0008】また、25および26はそれぞれLowバ
ンド受信電圧印加端子およびHighバンド受信電圧印
加端子であり、それぞれVHF放送帯のLowバンドお
よびHighバンドのそれぞれのチャンネルのテレビ信
号を受信する際に、Lowバンド受信電圧VLおよびH
ighバンド受信電圧VHがそれぞれ印加される。VH
F高周波増幅回路4において、27はVHFアンテナ同
調回路3から出力された受信希望テレビ信号を増幅する
高周波増幅用のデュアルゲートのFET、28はFET
27によって増幅された受信希望テレビ信号が出力され
る出力端子である。
【0009】さらに、VHFアンテナ同調回路3におい
て、29〜31はそれぞれスイッチングダイオードであ
り、スイッチングダイオード29は、VHF放送帯のL
owバンドのチャンネルのテレビ信号を受信する際、す
なわち、Lowバンド受信電圧印加端子25にLowバ
ンド受信電圧VLが印加された際、導通してVHF高周
波増幅回路4のFET27の第1ゲートG1に抵抗32
および33によりバイアス電圧を印加するとともに、ス
イッチングダイオード30および31に逆バイアス電圧
を印加する。これにより、コイル22および23が直列
接続状態となるとともに、コイル21および24も直列
接続状態となり、これらのコイルにより、インピーダン
ス変換(タップアップ)が行われる。
【0010】いっぽう、スイッチングダイオード30お
よび31は、VHF放送帯のHighバンドのチャンネ
ルのテレビ信号を受信する際、すなわち、Highバン
ド受信電圧印加端子26にHighバンド受信電圧VH
が印加された際、ともに導通してVHF高周波増幅回路
4のFET27の第1ゲートG1に抵抗33および34
によりバイアス電圧を印加するするとともに、コイル2
1を短絡する。また、スイッチングダイオード30およ
びコンデンサ35は、コイル22を短絡し、かつ、スイ
ッチングダイオード29に逆バイアス電圧を印加する。
これにより、コイル23および24により、インピーダ
ンス変換(タップアップ)が行われる。また、コンデン
サ35は、上述したように、スイッチングダイオード3
0とともに、コイル22を短絡する他、Highバンド
受信電圧印加端子26にHighバンド受信電圧VH
印加された際、コイル23とともに、VHF放送帯のL
owバンドのチャンネルのテレビ信号を減衰させるため
の固定トラップ回路を構成する。
【0011】また、36はスイッチングダイオード29
に逆バイアス電圧が印加された際に、スイッチングダイ
オード29のアノードを接地するための抵抗、37はス
イッチングダイオード30および31に逆バイアス電圧
が印加された際に、スイッチングダイオード30および
31のそれぞれのアノードを接地するための抵抗、38
は主同調用のバラクタダイオード、39は結合用のバラ
クタダイオードであり、主同調回路の可変幅を広げる役
割も果たしている。
【0012】さらに、40は接地用のコンデンサであ
る。41はコンデンサであり、Lowバンド受信電圧印
加端子25にLowバンド受信電圧VLが印加された
際、コイル21とともに、VHF放送帯のHighバン
ドのチャンネルのテレビ信号による妨害を除去する固定
トラップ回路を構成する。42は直流分阻止用のコンデ
ンサ、43はコンデンサであり、Highバンド受信電
圧印加端子26にHighバンド受信電圧VHが印加さ
れた際、コイル24およびバラクタダイオード39とと
もに、イメージ帯域を減衰させる可変イメージトラップ
回路を構成する。44は図示せぬ選局回路から視聴者に
よって選局されたチャンネルに応じた同調制御電圧VT
が印加される選局制御電圧印加端子である。加えて、V
HF高周波増幅回路4において、45はAGC電圧印加
端子であり、図示せぬAGC回路により供給されるAG
C電圧VAGCを、抵抗46および47を介してVHF高
周波増幅回路4のFET27の第2ゲートG2に印加す
る。48は接地用のコンデンサである。
【0013】このような構成において、VHF放送帯の
Lowバンドのチャンネルのテレビ信号を受信する際に
は、Lowバンド受信電圧印加端子25にLowバンド
受信電圧VLを印加する。これにより、コイル21〜2
4と、バラクタダイオード38とが主同調回路を構成す
る。このとき、コイル21は、コンデンサ41ととも
に、VHF放送帯のHighバンドの帯域に、固定トラ
ップ回路を構成する役割を兼ねている。この固定トラッ
プ回路は、HighバンドとLowバンドとの相互混信
妨害(たとえば、Lowバンドの第2チャンネル受信時
にHighバンドの第8チャンネルのテレビ信号による
妨害)を改善するための役割と、イメージ帯域を減衰さ
せる役割とを兼ねている。
【0014】いっぽう、VHF放送帯のHighバンド
のチャンネルのテレビ信号を受信する際には、High
バンド受信電圧印加端子26にHighバンド受信電圧
Hを印加する。これにより、コイル23および24
と、バラクタダイオード38とが主同調回路を構成す
る。このとき、コイル23は、コンデンサ35ととも
に、VHF放送帯のLowバンドの帯域に、固定トラッ
プ回路を構成する役割を兼ねている。この固定トラップ
回路は、HighバンドとLowバンドとの相互混信妨
害(たとえば、Highバンドの第8チャンネル受信時
にLowバンドの第2チャンネルのテレビ信号による妨
害)を改善するための役割を果たしている。さらに、コ
イル24は、バラクタダイオード39およびコンデンサ
43とともに、イメージ帯域を減衰させる可変イメージ
トラップ回路を構成する役割も兼ねている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のテレビジョンチューナにおいては、複数のバンドモ
ードにわけて受信していたため、バンド切換用の回路が
必要であり、回路構成が複雑で、部品点数が多いという
問題があった。また、外部の回路によって、VHF放送
帯のHighバンドとLowバンド並びにUHF放送帯
の3つのバンドの切り換えを制御しなければならないと
いう問題があった。
【0016】また、上述した従来のVHFアンテナ同調
回路3においては、VHF放送帯のLowバンドのチャ
ンネルのテレビ信号を受信する際にVHF放送帯のHi
ghバンドのテレビ信号を減衰させるトラップ回路は、
コイル21およびコンデンサ41からなる固定トラップ
回路であるので、VHF放送帯の減衰量がチャンネルに
よって異なるという欠点があった。したがって、あるチ
ャンネルのテレビ信号は充分に減衰されるが、他のチャ
ンネルのテレビ信号は、あまり減衰されずに、受信希望
テレビ信号に妨害を与えてしまうという問題があった。
【0017】いっぽう、VHF放送帯のHighバンド
のチャンネルのテレビ信号を受信する際にVHF放送帯
のLowバンドのテレビ信号を減衰させるトラップ回路
は、コイル23およびコンデンサ35から構成されてお
り、アンテナ同調回路の一部を兼用しているため、主同
調回路の同調可変幅が狭く、設計の自由度が小さいとい
う欠点があった。
【0018】さらに、上述した従来のVHFアンテナ同
調回路3においては、前段のアンテナフィルタ2とのイ
ンピーダンスマッチングをとるために、コイル20が必
要であり、その分部品点数が多くなるという欠点があっ
た。加えて、上述した従来のVHFアンテナ同調回路3
においては、VHF放送帯のHighバンドのチャンネ
ルのテレビ信号を受信する際にイメージ帯域を減衰させ
るイメージトラップ回路は、コイル24を兼用してコン
デンサ43とともに構成しているため、コンデンサ43
により主同調回路の同調可変幅が狭くなり、イメージト
ラップ回路および主同調回路のトラッキング設定に自由
度がないという問題があった。
【0019】本発明は、このような背景の下になされた
もので、簡単に回路を構成でき、部品点数を大幅に削減
できるとともに、外部回路によるバンド切り換えの制御
が簡単で、また、VHF放送帯のLowバンドのチャン
ネルのテレビ信号を受信する際およびVHF放送帯のH
ighバンドのチャンネルのテレビ信号を受信する際の
妨害信号を各チャンネル間で均一に減衰させることがで
き、主同調回路の同調可変幅を広くすることができると
ともに、設計の自由度が大きいテレビジョンチューナを
提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
るテレビジョンチューナは、VHF放送帯の全帯域のテ
レビ信号を1つのバンドモードによって受信することを
特徴としている。また、請求項2記載の発明によるテレ
ビジョンチューナは、請求項1記載の発明によるテレビ
ジョンチューナにおいて、受信信号周波数帯より上側の
周波数帯の信号を減衰させる上側周波数トラップ回路が
前段に設けられ、受信信号周波数帯より下側の周波数帯
の信号を減衰させる下側周波数トラップ回路が後段に設
けられ、VHF放送帯のテレビ信号のうち、選局された
チャンネルのテレビ信号に同調してこれを出力するアン
テナ同調回路を有することを特徴としている。
【0021】
【作用】請求項1記載の発明によれば、バンド切換用の
回路が不要になるので、簡単に回路を構成でき、部品点
数を大幅に削減できるとともに、外部回路によるバンド
切り換えの制御が簡単になる。また、請求項2記載の発
明によれば、請求項1記載の発明において、上側周波数
トラップ回路によって受信信号周波数帯より上側の周波
数帯の信号が減衰させられる。いっぽう、下側周波数ト
ラップ回路によって受信信号周波数帯より下側の周波数
帯の信号が減衰させられる。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の一実施例に
ついて説明する。図1は本発明の一実施例によるテレビ
ジョンチューナの構成を表すブロック図であり、この図
において、図5の各部に対応する部分には同一の符号を
付け、その説明を省略する。この図に示すテレビジョン
チューナにおいては、VHFアンテナ同調回路3、VH
F高周波増幅回路4、VHF高周波同調回路5およびV
HF局部発振回路6に代えて、VHFアンテナ同調回路
49、VHF高周波増幅回路50、VHF高周波同調回
路51およびVHF局部発振回路52が新たに設けられ
ている。これらのうち、VHFアンテナ同調回路49、
VHF高周波同調回路51およびVHF局部発振回路5
2には、容量可変比の大きいバラクタダイオードを使用
して同調を得ることにより、VHF放送帯を従来のよう
に、LowバンドとHighバンドとに分割することな
く、1バンドモードで受信することが可能である。
【0023】次に、上述した各回路のうち、VHFアン
テナ同調回路49および高周波増幅回路50の構成の回
路図を図2に示す。この図において、図6の各部に対応
する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。
図2のVHFアンテナ同調回路49において、53はコ
イルであり、コンデンサ54およびバラクタダイオード
55とともに、主同調周波数帯の上側の周波数帯に対し
て可変トラップ回路を構成する。また、これらの回路要
素53〜55からなるタンク回路56は、インダクタン
ス(誘導性インピーダンス)として働くため、前段のV
HFアンテナフィルタ2とのインピーダンスマッチング
を行う役割を果たしている。
【0024】また、57および58はそれぞれ主同調用
のコイルであるとともに、インピーダンス変換(タップ
アップ)を行う役割も果たしている。59は主同調用の
バラクタダイオードであり、これらの回路要素57〜5
9は、主同調回路60を構成している。61は結合用の
バラクタダイオードであり、主同調回路60の可変幅を
広げる役割も果たしている。また、バラクタダイオード
61は、コイル62およびコンデンサ63とともに、主
同調周波数帯の下側の周波数帯に対して可変トラップ回
路を構成する。また、これらの回路要素61〜63から
なるタンク回路64は、主同調周波数帯に対しては、全
体としてキャパシタンスとして働く。65は直流分阻止
用のコンデンサである。さらに、VHF高周波増幅回路
50において、66および67はそれぞれFET27の
第1ゲートG1にバイアス電圧を印加するために抵抗、
68および69はそれぞれFET27の第2ゲートG2
にバイアス電圧を印加するための抵抗である。
【0025】このような構成において、主同調回路60
は、VHF放送帯の全帯域をコイル57および58の切
り換えをせずに、同調周波数を可変することができる。
まず、VHF放送帯のLowバンドのチャンネルのテレ
ビ信号を受信する際には、コイル53、コンデンサ54
およびバラクタダイオード55からなるタンク回路56
が、主同調周波数帯の上側の周波数帯に対して可変トラ
ップ回路を構成する、すなわち、VHF放送帯のHig
hバンドのテレビ信号を減衰する可変トラップ回路を構
成する。したがって、このタンク回路56は、High
バンドとLowバンドとの相互混信妨害(たとえば、L
owバンドの第1チャンネル受信時にHighバンドの
第6チャンネルのテレビ信号による妨害)を改善するた
めの役割と、イメージ帯域を減衰させる役割とを兼ねて
いる。なお、このとき、バラクタダイオード61、コイ
ル62およびコンデンサ63からなるタンク回路64
は、機能上必要のないトラップ回路を構成している。
【0026】いっぽう、VHF放送帯のHighバンド
のチャンネルのテレビ信号を受信する際には、タンク回
路56は、イメージ帯域を減衰させる。また、バラクタ
ダイオード61、コイル62およびコンデンサ63から
なるタンク回路64が、主同調周波数帯の下側の周波数
帯に対して可変トラップ回路を構成する、すなわち、V
HF放送帯のLowバンドのテレビ信号を減衰する可変
トラップ回路を構成する。したがって、このタンク回路
64は、HighバンドとLowバンドとの相互混信妨
害(たとえば、Highバンドの第8チャンネル受信時
にLowバンドの第2チャンネルのテレビ信号による妨
害)を改善するための役割を果たしている。
【0027】以上説明したように、上述した実施例によ
れば、VHF放送帯のLowバンドのチャンネルのテレ
ビ信号を受信する際にVHF放送帯のHighバンドの
チャンネルのテレビ信号を減衰させるトラップ回路が、
コイル53、コンデンサ54およびバラクタダイオード
55からなるタンク回路56による可変トラップ回路で
あるので、トラッキングを調整することにより、各チャ
ンネルとも良好な減衰を得ることができる。
【0028】また、VHF放送帯のHighバンドのチ
ャンネルのテレビ信号を受信する際にVHF放送帯のL
owバンドのチャンネルのテレビ信号を減衰させるトラ
ップ回路に、バラクタダイオード61を利用しているた
め、主同調回路60の同調可変幅に影響を与えず、設計
の自由度が大きい。また、このトラップ回路は、可変で
あるので、減衰量のチャンネル間の偏差を少なく設定す
ることができる。
【0029】さらに、タンク回路56がインダクタンス
(誘導性インピーダンス)として働くので、前段のVH
Fアンテナフィルタ2とのインピーダンスマッチングを
行うことができ、インピーダンスマッチング専用のコイ
ルが不要である。加えて、VHF放送帯のHighバン
ドのチャンネルのテレビ信号を受信する際に、タンク回
路56がイメージ帯域を減衰させており、主同調回路6
0の回路要素を兼用していないので、主同調回路60と
は独立に設計することができ、イメージトラップ回路お
よび主同調回路60のトラッキング設定の自由度が大き
い。
【0030】ところで、上述したように、VHF放送帯
の全帯域のテレビ信号を1バンドモードで受信するテレ
ビジョンチューナを構成した場合、VHF放送帯のHi
ghバンドのチャンネルのテレビ信号を受信する際、V
HF放送帯のLowバンドのチャンネルのテレビ信号が
バラクタダイオード59または61を通過する時に、バ
ラクタダイオード59および61の高調波歪みにより、
VHF放送帯のLowバンドのチャンネルのテレビ信号
の第2次高調波成分が生じ、これがVHF放送帯のHi
ghバンドのチャンネルのテレビ信号に妨害を与えるこ
とが懸念される。
【0031】しかしながら、上述した実施例において
は、主同調回路60のバラクタダイオード59のアノー
ドを、コンデンサ65を介してバラクタダイオード61
のカソードに接続しているので、それぞれのバラクタダ
イオード59および61において発生する2次高調波の
位相が互いに逆相となって打ち消し合い、VHF放送帯
のHighバンドのチャンネルのテレビ信号を受信する
際の、VHF放送帯のLowバンドのチャンネルのテレ
ビ信号による妨害を大幅に改善することができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、VHF放送帯の全域のテレビ信号を1つの
バンドモードで受信する構成であるので、バンド切換の
ための特別な回路を必要とせず、回路構成が簡略化でき
るという効果がある。また、請求項2記載の発明によれ
ば、前段の上側周波数トラップは、受信信号周波数帯に
おいては、誘導性インピーダンスとして動作するため、
常に、インピーダンスマッチングコイルとして利用でき
るという効果がある。また、VHF放送帯のLowバン
ドのチャンネルのテレビ信号を受信する際およびVHF
放送帯のHighバンドのチャンネルのテレビ信号を受
信する際の妨害信号を各チャンネル間で均一に減衰させ
ることができるという効果がある。さらに、各トラップ
回路が主同調回路と独立に構成されているため、主同調
回路の同調可変幅を広くすることができるとともに、設
計の自由度が大きいという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるテレビジョンチューナ
の構成を表すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例によるテレビジョンチューナ
のVHFアンテナ同調回路49およびVHF高周波増幅
回路50の構成を表す回路図である。
【図3】日本国内におけるテレビ放送の送信時の区分を
表す図である。
【図4】日本国内におけるテレビ放送の受信時の区分の
一例を表す図である。
【図5】従来のテレビジョンチューナの構成例を表すブ
ロック図である。
【図6】従来のVHFアンテナ同調回路3およびVHF
高周波増幅回路4の構成例を表す回路図である。
【符号の説明】
3,49 VHFアンテナ同調回路 4,50 VHF高周波増幅回路 5,51 VHF高周波同調回路 6,52 VHF局部発振回路 53,57,58,62 コイル 54,63,65 コンデンサ 55,59,61 バラクタダイオード 56,64 タンク回路 60 主同調回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 VHF放送帯の全帯域のテレビ信号を1
    つのバンドモードによって受信することを特徴とするテ
    レビジョンチューナ。
  2. 【請求項2】 受信信号周波数帯より上側の周波数帯の
    信号を減衰させる上側周波数トラップ回路が前段に設け
    られ、受信信号周波数帯より下側の周波数帯の信号を減
    衰させる下側周波数トラップ回路が後段に設けられ、V
    HF放送帯のテレビ信号のうち、選局されたチャンネル
    のテレビ信号に同調してこれを出力するアンテナ同調回
    路を有することを特徴とする請求項1記載のテレビジョ
    ンチューナ。
JP25018192A 1992-09-18 1992-09-18 テレビジョンチューナ Pending JPH0730456A (ja)

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