JPH07298757A - キャビン内のコンデンサー冷却部 - Google Patents

キャビン内のコンデンサー冷却部

Info

Publication number
JPH07298757A
JPH07298757A JP9664794A JP9664794A JPH07298757A JP H07298757 A JPH07298757 A JP H07298757A JP 9664794 A JP9664794 A JP 9664794A JP 9664794 A JP9664794 A JP 9664794A JP H07298757 A JPH07298757 A JP H07298757A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
condenser
cabin
unit
condenser cooling
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9664794A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigemi Hidaka
茂實 日高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP9664794A priority Critical patent/JPH07298757A/ja
Publication of JPH07298757A publication Critical patent/JPH07298757A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Combines (AREA)
  • Harvester Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンバイン等のキャビン内の空調装置におけ
るコンデンサー冷却部をエンジンルームに配設する不都
合を解消し、キャビン内に設ける。 【構成】 キャビン1内において、空調装置のコンデン
サー冷却用室1aを座席15の後部に形成し、コンデン
サー2と排風ファン3を一体化したコンデンサーユニッ
トCUを側面視傾斜状に、ステー7にて着脱自在に配設
し、この上方に吸気口1bを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバイン等の農作業
車におけるキャビン内に空調装置のコンデンサー冷却部
を形成する構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバイン等に配設するキャビン
用の空調装置においては、コンデンサーをキャビン下方
等に設けたエンジンルーム内に配設し、エンジン吸気を
利用してコンデンサー冷却を行っていた。一方、キャビ
ン内において、フロントコラムを小型化して側方に配設
することで、座席の前方空間が空き、座席を前方に移動
できるようになった構成が公知となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】コンデンサーをエンジ
ンルーム内に配設して冷却すれば、コンデンサー冷却に
て温められた空気がエンジンに吸気されるので、エンジ
ン効率や冷却効果の低減を招じていた。また、コンバイ
ンにおいては、キャビン後方にグレンタンクがあり、こ
のグレンタンク操作をキャビン内にてできるように、グ
レンタンク操作盤をグレンタンクより配線してキャビン
後部に設けるようにするため、キャビン後部とグレンタ
ンク前部とはできるだけ接近している方がよい。しか
し、キャビン下方のエンジンルームにコンデンサーを設
ければ、その分キャビンとグレンタンクとの隙間が空く
という不具合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、キャビン内に
おいて前方に寄せて配設可能となった座席の後部空間を
利用して空調装置の冷却部を形成しようとするものであ
る。即ち、キャビン内において、キャビン後面を凹設し
て形成した空調装置のコンデンサー冷却室を座席後部に
配設し、この冷却室内に、コンデンサーと排風ファンを
一体化したユニットを側面視傾斜状に配設し、このユニ
ットの上方に吸気口を設け、更に、このユニットを冷却
室内に取付自在に構成した。
【0005】
【作用】座席後方の空間を利用してコンデンサーの冷却
室を設けたので、エンジンルーム内からコンデンサーが
除去され、キャビン後部とグレンタンク前部とを接近で
き、エンジンルームにおける吸気がエンジン吸気のみに
使用される。また、冷却室は、キャビン後面を凹設する
ことで容易に構成されており、自然に後端部が開口して
いて、吸気口と排気口が確保できる。
【0006】また、キャビン内のコンデンサー冷却部に
おいては、コンデンサーとファンの一体型ユニットが傾
斜状に配設されて、その上方に吸気口を形成しているの
で、ユニットの上方からの吸気が円滑にコンデンサーに
当たり、温められた排風を下方に送ることができる。ま
た、ユニットの着脱が容易となっている。
【0007】
【実施例】本発明の解決すべき課題及び構成は以上の如
くであり、次に、添付の図面に示した本発明の実施例を
説明する。図1はコンバインの全体側面図、図2は本発
明のコンデンサー冷却部を設けたキャビンの側面図、図
3は同じく後面図、図4は同じく平面図、図5はコンデ
ンサー冷却部の内部側面図、図6はコンデンサーユニッ
トCUの後面図、図7は同じく平面図、図8は同じく底
面図、図9はエンジンルームの空気採入構造を示す内部
側面略図、図10は同じく内部正面略図である。
【0008】コンバインの全体構成について、図1より
説明する。クローラ走行装置25を懸架するシャーシ2
6上において、右側にグレンタンク27を、左側に図示
されない脱穀・選別部を配設して、本体部を形成してお
り、グレンタンク27の前部において、シャーシ26上
にエンジンルーム20を搭載し、該エンジンルーム20
上を座席台として座席15を載置して、座席15周囲を
キャビン1にて被覆している。また、脱穀・選別部の前
方には、刈刃30や引起しケース29等を有する刈取部
28が昇降可能に支持されていて、刈取部28にて穀稈
を刈取り、脱穀部内に搬送して脱穀し、選別部を経て、
籾がグレンタンク27内に収容される構成となってい
る。
【0009】次に、キャビン1内の各部材配設構成につ
いて、図2乃至図4より説明する。平面視において、図
4の如く、前部右側にはフロントコラム16が配設され
ていて、刈取部昇降及び旋回操作用レバー16aが設け
られている。フロントコラム16右側後端よりキャビン
1左側において、キャビン1のドア1eが配設されてお
り、キャビン1内左側には、変速レバー等を突設するサ
イドコラム17が配設されている。左右略中央部におい
て座席15が配設されているが、フロントコラム16が
右側に寄せられているので、座席15の前方にはフロン
トコラム16がなく、従って、座席15が従来よりも前
方に寄せられており、その後方において、左側にはグレ
ンタンク27の操作盤18が埋め込まれ、右側には、キ
ャビン1後面より内側に延設された空調装置のコンデン
サー冷却室1aを設けている。
【0010】コンデンサー冷却部の構成について説明す
る。図2及び図5の如く、コンデンサー冷却室1aの側
面視形状は、直前方の座席15の背もたれの傾斜に沿わ
せて、前面を傾斜状にしており、可能な限り内側のスペ
ースを広く取っている。コンデンサー冷却室1a前面に
は蓋体1dを設けて、キャビン内より蓋体1dを開けて
内部を開放してメンテナンス作業等ができるようにして
おり、後端のキャビン1後面に相当する位置には、上部
に吸気口1bを開口して、金網等で構成した防塵網12
が設けられており、下部には排風口1cが開口されてい
て、吸気口1bと排風口1cとの間には、吸気と、コン
デンサー冷却にて温められた排気が混じり合わないよう
に、ゴム等の隔壁材13にて仕切ってある。また、隔壁
材13は、図3の如く、吸気口1bの左側、排風口1c
の右側に、垂直部13a・13bを各々延設している。
垂直部13aは、コンデンサー冷却室1aの左側より伝
わるエンジンルームからの温められた排気が吸気口1b
に入り込まないよう遮断し、垂直部13bは、排風口1
cからの温められた空気が、コンデンサー冷却室1aの
右側に配設されているエンジンルームの空気採入口に流
れないよう遮断しているのである。
【0011】コンデンサー冷却室1a内においては、側
面視図5のように、コンデンサー2と排風ファン3とを
組み合わせて構成したコンデンサーユニットCUが後方
傾斜状に配設されている。排風ファン3は、コンデンサ
ー2の後面に固設されたファンフレーム4に被覆され、
ファンフレーム4より、中心に形成した排風口に向けて
図6のように延設したガードフレーム4a・4bの中
の、排風口の内側寄りに延設されているガードフレーム
4a・4a・4aの内側端にモーター取付板5が固設さ
れており、該モーター取付板5にモーター6を取り付
け、モーター軸6aを前方に突設しており、該モーター
軸6aに排風ファン3が環設固定されているものであ
る。なお、ファンフレーム4から排風口外側寄りに延設
されているガードフレーム4bは、後方傾斜してコンデ
ンサー冷却室内に取り付けた時に後方へ長く突出するの
を防ぐため、ガードフレーム4aよりも低く延設されて
いる。
【0012】そして、ファンフレーム4の下面には、枢
支ピン7aにて取付ステー7を枢支して、コンデンサー
冷却室1a内に取付ける際には、該取付ステー7を後下
方に突出させて、その後部下端をコンデンサー冷却室1
aの底面に対し、ボルト8にて螺止している。該ボルト
8の螺止位置は、排風口1cの開口部側に寄せられてい
るので、ボルトの着脱作業が容易にできるようになって
いる。取外し時は、ボルト8を外しても、取付ステー7
がコンデンサー冷却室1aの底面に当接しているので、
コンデンサーユニットCUが脱却しにくくなる。このた
め、取付ステー7を、枢支ピン7aを支点として回動
し、該コンデンサー冷却室1aの底面より離して、取り
外せるように構成しているのである。
【0013】コンデンサー2に対しては、側面視図2及
び図3の如くキャビン1内の天井部に配設した空調装置
の室内機14より通気管9を、また、キャビン1下方の
エンジンルーム20内に配設さたコンプレッサー24に
通気管10を配管している。両通気管9・10は、メン
テナンス作業等のコンデンサーユニットCU取外し時
に、わざわざ該コンデンサー2より外さなくてすむよう
に、充分に長く、かつ曲げ自在のゴム等の弾性部材より
なっている。また、図2や図3等の如く、ファンフレー
ム4の側方には、縦状に冷媒タンク11が配設され、該
冷媒タンク11より室内機14及びコンプレッサー24
に対して配管されている。
【0014】キャビン1内のコンデンサー冷却部の構造
については以上の如くであり、次にエンジンルーム内へ
の空気構造について説明する。キャビン1の下方には、
前記の如く、座席台を兼用するエンジンルーム20が配
設されていて、その右側面には、図1に図示する如き吸
気口20aが穿設され、図9及び図10の如く、ラジエ
ーター口23まで吸気ダクト22を配設しているが、こ
の位置は低いので、吸い込んだ空気に多くの塵埃が含ま
れている。そこで、より高い位置から空気を採り入れる
ように、図1、図9及び図10の如く、キャビン1の後
部に立設されているリアコラム19に吸気口19aを穿
設し、該吸気口19aからの空気をガイドパイプ21に
て該吸気ダクト22内に案内する。これにより、塵埃含
有量の少ない吸気口20aからの空気が多く採り入れら
れ、吸気口19aからの塵埃含有量の多い空気は、該吸
気口20aからの空気導入分だけ風圧が弱まって減じら
れるので、全体としてラジエーター内への吸気の塵埃含
有量が少なくなり、ラジエーター口23における清掃作
業等の手間を軽減する。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、次
のような効果を奏する。即ち、請求項1の如く、キャビ
ン内の座席後方のスペースを利用し、キャビン後面を凹
設することで、容易にコンデンサー冷却室を形成でき、
この位置にコンデンサー冷却室を設けたことにより、エ
ンジンルームにコンデンサーの配設スペースを設けずに
済むので、キャビン後方とグレンタンク前方との隙間を
無くして、キャビン後面にグレンタンク操作盤を配設す
る等して、グレンタンク操作をキャビン内で行える。ま
た、コンデンサー冷却室に蓋を設ければ、キャビン内に
てコンデンサーのメンテナンス作業が容易に行える。そ
して、コンデンサーがこのコンデンサー冷却室内に配設
されることで、エンジンルーム内がコンデンサー冷却に
て温められる事態が解消され、エンジン効率が向上す
る。
【0016】また、請求項2の如く、このコンデンサー
冷却室内において、コンデンサーと排風ファンを一体化
したユニットを側面視傾斜状に配設することで、前後の
配設スペースを取らずに冷却すべきコンデンサーを吸気
にさらすことができ、このユニットの上方に吸気口を設
けたことにより、上方の比較的塵埃含有量の少ない清浄
な外気を円滑に吸気口より吸い込むことができ、また、
コンデンサー冷却にて温められた空気は下方に回して排
風できる。
【0017】更に、請求項3の如く構成することで、コ
ンデンサーとファンとを一々別に着脱することなく、一
体で、容易にコンデンサー冷却室内における着脱作業が
できて、メンテナンス作業等が容易化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図である。
【図2】本発明のコンデンサー冷却部を設けたキャビン
の側面図である。
【図3】同じく後面図である。
【図4】同じく平面図である。
【図5】コンデンサー冷却部の内部側面図である。
【図6】コンデンサーユニットCUの後面図である。
【図7】同じく平面図である。
【図8】同じく底面図である。
【図9】エンジンルームの空気採入構造を示す内部側面
略図である。
【図10】同じく内部正面略図である。
【符号の説明】
CU コンデンサーユニット 1 キャビン 1a コンデンサー冷却室 1b 吸気口 1c 排風口 1d 蓋体 2 コンデンサー 3 排風ファン 4 ファンフレーム 7 取付ステー 7a 枢支ピン 8 ボルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビン内において、キャビン後面を凹
    設して形成した空調装置のコンデンサー冷却室を座席後
    部に配設したことを特徴とするキャビン内のコンデンサ
    ー冷却部。
  2. 【請求項2】 キャビン内に形成した空調装置のコンデ
    ンサー冷却室内において、コンデンサーと排風ファンを
    一体化したユニットを側面視傾斜状に配設し、このユニ
    ットの上方に吸気口を設けたことを特徴とするキャビン
    内のコンデンサー冷却部。
  3. 【請求項3】 キャビン内に形成した空調装置のコンデ
    ンサー冷却室内に取付自在に、コンデンサーと排風ファ
    ンを一体化したユニットを構成したことを特徴とするキ
    ャビン内のコンデンサー冷却部。
JP9664794A 1994-05-10 1994-05-10 キャビン内のコンデンサー冷却部 Pending JPH07298757A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9664794A JPH07298757A (ja) 1994-05-10 1994-05-10 キャビン内のコンデンサー冷却部

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9664794A JPH07298757A (ja) 1994-05-10 1994-05-10 キャビン内のコンデンサー冷却部

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07298757A true JPH07298757A (ja) 1995-11-14

Family

ID=14170626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9664794A Pending JPH07298757A (ja) 1994-05-10 1994-05-10 キャビン内のコンデンサー冷却部

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07298757A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011041498A (ja) * 2009-08-20 2011-03-03 Yanmar Co Ltd キャビン内冷却用コンデンサを有するコンバイン
JP2020108338A (ja) * 2018-12-28 2020-07-16 株式会社クボタ 収穫機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011041498A (ja) * 2009-08-20 2011-03-03 Yanmar Co Ltd キャビン内冷却用コンデンサを有するコンバイン
JP2020108338A (ja) * 2018-12-28 2020-07-16 株式会社クボタ 収穫機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5906411A (en) Combine harvester cab layout for visibility, serviceability and space
JP2003320841A (ja) 車両用空調装置
WO2016189939A1 (ja) 作業車
JP2007062573A (ja) 作業車のキャビン用空調構造
JP3797232B2 (ja) 作業機
EP0842842B1 (en) Combine harvester cab lay-out for visibility, serviceability and space
JPH07298757A (ja) キャビン内のコンデンサー冷却部
JP2007030723A (ja) ダンパーユニットおよび空調装置
JP2017112961A (ja) コンバイン
JP2003312246A (ja) コンバインのキャビン構造
JP3331797B2 (ja) トラクタ等のキャビン
JP3425679B2 (ja) コンバインの冷却装置
JPH1111144A (ja) 作業車の空調装置
JP2009255919A (ja) 作業車のキャビン用空調構造
JPH11346538A (ja) コンバイン
JP3837097B2 (ja) 走行作業機のエンジンルーム構造
JP2561547Y2 (ja) バックホーにおけるヒーター取付構造
WO2022202011A1 (ja) コンバイン
JPH08163916A (ja) コンバインのエンジン装置
JP3633786B2 (ja) 移動収穫機のキャビン冷却装置
JP2023089767A (ja) トラクタ
JP3755515B2 (ja) 作業車の空調装置
JP2509225Y2 (ja) 移動農機におけるエア―クリ―ナ取付構造
JP3264011B2 (ja) キャビン付コンバインの原動部構造
JPH09328014A (ja) 作業車の空調装置