JPH072986B2 - 管への金属溶射装置 - Google Patents

管への金属溶射装置

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JPH072986B2
JPH072986B2 JP2248133A JP24813390A JPH072986B2 JP H072986 B2 JPH072986 B2 JP H072986B2 JP 2248133 A JP2248133 A JP 2248133A JP 24813390 A JP24813390 A JP 24813390A JP H072986 B2 JPH072986 B2 JP H072986B2
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正昭 中谷
兼士 肝付
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は管への金属溶射装置に関するものである。
従来の技術 鉄管の外面に金属亜鉛の被膜を形成して防錆を行うこと
は従来より知られている。これは亜鉛が塩基性炭酸亜鉛
からなる防錆被膜を形成し、更には犠牲陽極となるから
である。被膜形成方法としては金属亜鉛材料を熱溶融さ
せると同時に熱雰囲気中で溶融させる、いわゆる溶射に
よるものがあり、鉄管に対しては例えばアーク溶射方式
が用いられる。具体的には、2本の亜鉛線が先端で交差
するように設計された溶射ガンに2本の亜鉛線を供給
し、この2本の亜鉛線に通電して亜鉛線間でアーク放電
させ、その時に発生する熱で亜鉛線自身を溶融させ、高
速気流を溶融点の後方より噴射させて微細化し、被射体
である鉄管に付着させるものである。
従来の金属亜鉛溶融装置は、鉄管の開口両端部を両側か
らクランプする一対のクランプ台車を管の長手方向に移
動自在に設け、これらのクランプ台車により鉄管をクラ
ンプしたままで回転させながら移動させて、所定の箇所
に配設した溶射室内に鉄管を通過させながら溶射室に設
けた溶射ガンにより鉄管の外面に金属亜鉛を溶射付着さ
せる構成とされている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の金属亜鉛溶融装置によればク
ランプ台車に設けられたクランプ軸にて鉄管を両側から
支持しながら、金属亜鉛を鉄管全長にわたって溶射する
ため、クランプ軸における鉄管クランプ箇所の外面にも
金属亜鉛が付着、堆積し、非常に厚くなってしまうとい
う問題があった。また、一旦円周状に付着すると金属管
となり除去しにくくなってしまう。
本発明は上記問題を解決するもので、クランプ軸に付着
する金属亜鉛を容易に除去できる管への金属溶射装置を
提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記問題を解決するために本発明の管への金属溶射装置
は、外部から仕切られた溶射室内に配設されて金属を溶
射する溶射具と、管の長手方向に沿って移動自在で、管
を両端からクランプして回転させながら前記溶射室内に
挿通させる一対のクランプ装置と、このクランプ装置の
クランプ軸に植設されたブラシと、前記溶射室における
クランプ軸および管が挿通される箇所に配設されて前記
ブラシに付着した金属粉を除去するスクレーパとを備え
たものである。
作用 上記構成により、金属亜鉛の溶射作業を行う際には、鉄
管をクランプ装置によりクランプして回転させながら溶
射室内に挿入通過させる。溶射室内に鉄管の一端が挿入
されてから他端が通過し終わるまでの間、溶射具により
鉄管の外面に向かって金属亜鉛を溶射する。この際、鉄
管の全長にわたって確実に金属亜鉛の被膜を形成するた
め、鉄管近傍のクランプ軸の先端部にも金属亜鉛が溶射
されて付着する。しかし、この箇所にはブラシが植設さ
れているため、金属亜鉛はブラシの先端に点状に付着
し、溶射室の開口部に設けられたスクレーパにより容易
に除去される。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
第1図において、1は鉄管、2A,2Bはこの鉄管1を両端
からクランプするクランプ台車で、クランプ台車2A,2B
はレール3上を走行自在とされている。クランプ台車2
A,2Bは鉄管1の端面に当接してクランプするクランプ軸
4A,4Bを有し、クランプ台車2A,2B内に備えられた駆動装
置(図示せず)によりこのクランプ軸4A,4Bを介して鉄
管1が回転されるようになっている。レール3上の適当
箇所には外部から仕切られた溶射室6が配置され、この
溶射室6には一対の溶射ガン5が備えられているととも
に左右に出入口開口部6a,6bが設けられたている。各溶
射ガン5には亜鉛線ドラム7から引き出された亜鉛線8
がそれぞれ供給され、各溶射ガン5から金属亜鉛が溶射
されるようになっている。ここで、第2図(a)および(b)
にも示すように、クランプ軸4A,4Bの先端部外周にはブ
ラシ9が植設されており、また、溶射室6の出入口開口
部6aにはブラシ9の付着物を掻き取るスクレーパ10がそ
れぞれ取り付けられている。なお、溶射室6には集塵装
置11が接続されている。また、溶射室6は、予め鉄管1
の素地を活性化して金属亜鉛の密着性を高める下地処理
装置の近傍に配置され、鉄管1は溶射作業の前に下地処
理されるようになっている。
上記構成において、金属亜鉛の溶射作業を行う際には、
例えば第1図に示す位置からクランプ台車2Aをa方向に
移動させてクランプ軸4A,4Bにより鉄管1をクランプす
る。そして、駆動装置の駆動によりクランプ軸4A,4Bを
介して鉄管1を回転させながら、鉄管1をクランプした
ままで両クランプ台車2A,2Bをaを方向に走行させて鉄
管1を溶射室6内に挿入通過させる。溶射室6内に鉄管
1の一端が挿入されてから他端が通過し終わるまでの
間、溶射ガン5から鉄管1の外面に向かって金属亜鉛を
溶射する。この際、鉄管1の全長にわたって確実に金属
亜鉛の被膜を形成するため、鉄管1近傍のクランプ軸4
A,4Bの先端部にも金属亜鉛が溶射されて付着するが、こ
の箇所にはブラシ9が植設されているため、金属亜鉛は
ブラシ9の先端に点状に付着する。金属亜鉛は点状に付
着しているだけなので取れ易く、溶射室6の出入口開口
部6aに設けられたスクレーパ10により容易に除去され
る。除去された金属亜鉛粉は溶射室6内に集塵され、集
塵装置11により能率的に所定箇所に搬出される。
なお、スクレーパ10は材質としては鉄またはプラスチッ
クなどが使用され、形状としては平板状、櫛状、あるい
はブラシ状とすればよいが、ブラシ9の線径、密度、毛
足(線の長さ)に応じて適切に選択し、ブラシ9がスク
レーパ10に対して磨耗しにくく長寿命となるようにす
る。
発明の効果 以上のように、本発明によれば、管をクランプするクラ
ンプ軸にブラシを植設し、このブラシに付着した金属粉
を溶射室内に設けたスクレーパにより除去するようにし
たので、この付着金属粉を1サイクルの溶射作業毎に容
易に除去して能率的に集塵できる。また、クランプ軸に
ブラシを植設せずに、例えば溶射室の開口部にブラシを
設けてクランプ軸に付着した溶射金属を外部から除去す
る構成とした場合と比較しても、本発明の構成によると
溶射金属は取れ易い状態でブラシに付着するため、極め
て容易に、抵抗なく金属の除去を行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る金属溶射装置の正面
図、第2図(a)および(b)は同金属溶射装置の溶射室の要
部断面図および要部側面図である。 1……鉄管、2A,2B……クランプ台車、4A,4B……クラン
プ軸、5……溶射ガン、6……溶射室、8……亜鉛線、
9……ブラシ、10……スクレーパ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管の外面へ金属を溶射する管への金属溶射
    装置であって、外部から仕切られた溶射室内に配設され
    て金属を溶射する溶射具と、管の長手方向に沿って移動
    自在で、管を両端からクランプして回転させながら前記
    溶射室内に挿通させる一対のクランプ装置と、このクラ
    ンプ装置のクランプ軸に植設されたブラシと、前記溶射
    室におけるクランプ軸および管が挿通される箇所に配設
    されて前記ブラシに付着した金属粉を除去するスクレー
    パとを備えたことを特徴とする管への金属溶射装置。
JP2248133A 1990-09-18 1990-09-18 管への金属溶射装置 Expired - Fee Related JPH072986B2 (ja)

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