JPH0729867B2 - 粒状化促進材 - Google Patents
粒状化促進材Info
- Publication number
- JPH0729867B2 JPH0729867B2 JP4315525A JP31552592A JPH0729867B2 JP H0729867 B2 JPH0729867 B2 JP H0729867B2 JP 4315525 A JP4315525 A JP 4315525A JP 31552592 A JP31552592 A JP 31552592A JP H0729867 B2 JPH0729867 B2 JP H0729867B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- granulation
- soil
- test
- peat
- fertilizer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C05—FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
- C05C—NITROGENOUS FERTILISERS
- C05C7/00—Fertilisers containing calcium or other cyanamides
- C05C7/02—Granulation; Pelletisation; Degassing; Hydrating; Hardening; Stabilisation; Oiling
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C05—FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
- C05G—MIXTURES OF FERTILISERS COVERED INDIVIDUALLY BY DIFFERENT SUBCLASSES OF CLASS C05; MIXTURES OF ONE OR MORE FERTILISERS WITH MATERIALS NOT HAVING A SPECIFIC FERTILISING ACTIVITY, e.g. PESTICIDES, SOIL-CONDITIONERS, WETTING AGENTS; FERTILISERS CHARACTERISED BY THEIR FORM
- C05G5/00—Fertilisers characterised by their form
- C05G5/10—Solid or semi-solid fertilisers, e.g. powders
- C05G5/12—Granules or flakes
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Pest Control & Pesticides (AREA)
- Glanulating (AREA)
- Fertilizers (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、活性二酸化マンガンの
製造に際して副製される硫酸塩ケーキを有効利用し、泥
炭質（ピート）や貝化石肥料等あらゆる肥料資材を粒状
化させることができる粒状化促進材に関する。
製造に際して副製される硫酸塩ケーキを有効利用し、泥
炭質（ピート）や貝化石肥料等あらゆる肥料資材を粒状
化させることができる粒状化促進材に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に粒状化促進材は肥料または農業資
材の造粒効率を高める役目を果たすものである。土壌中
に施用散布した場合には土壌容水量６０％程度で徐々に
崩壊し、もとの形、即ち微粉体となり、土との接触面積
を大きくさせるものである。尤も、この状態においても
粒状化促進材及び肥料の本質的効果が低下することがあ
ってはならない。上記のような粒状化促進材としては、
従来の製紙工業の副製物であるリグニンスルフォン酸塩
や製糖工業の副製物である廃糖蜜などが用いられが、肥
料資材を粒状化させるには多量を必要とするという問題
がある。また、成分が一定ではなく、発生（生産）量に
バラツキ（月別）がある。さらに、その半分（４０〜４
５％ｓｏｌｎ）は水であるから、物流費がかかる。加え
て、高価であるという問題もある。
材の造粒効率を高める役目を果たすものである。土壌中
に施用散布した場合には土壌容水量６０％程度で徐々に
崩壊し、もとの形、即ち微粉体となり、土との接触面積
を大きくさせるものである。尤も、この状態においても
粒状化促進材及び肥料の本質的効果が低下することがあ
ってはならない。上記のような粒状化促進材としては、
従来の製紙工業の副製物であるリグニンスルフォン酸塩
や製糖工業の副製物である廃糖蜜などが用いられが、肥
料資材を粒状化させるには多量を必要とするという問題
がある。また、成分が一定ではなく、発生（生産）量に
バラツキ（月別）がある。さらに、その半分（４０〜４
５％ｓｏｌｎ）は水であるから、物流費がかかる。加え
て、高価であるという問題もある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】したがって、上記種々
の問題を解決することができる粒状化促進材が嘱望され
ていた。
の問題を解決することができる粒状化促進材が嘱望され
ていた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、活性二酸化マンガンの製造に際して副製
される硫酸塩ケーキと微粉状の貝化石とを混和してなる
ことを特徴とする粒状化促進材に関するものである。
されたもので、活性二酸化マンガンの製造に際して副製
される硫酸塩ケーキと微粉状の貝化石とを混和してなる
ことを特徴とする粒状化促進材に関するものである。
【０００５】本発明に使用する硫酸塩ケーキは、活性二
酸化マンガンの製造の副産物であり、その成分中に微量
要素であるマンガン（Ｍｎ）やホウ素（Ｂ）、並びに特
殊要素であるマグネシウム（Ｍｇ）や鉄（Ｆｅ）を含有
し、安定に供給されるものである。また、ｐＨコントロ
ールを目的として微粉貝化石を使用する。
酸化マンガンの製造の副産物であり、その成分中に微量
要素であるマンガン（Ｍｎ）やホウ素（Ｂ）、並びに特
殊要素であるマグネシウム（Ｍｇ）や鉄（Ｆｅ）を含有
し、安定に供給されるものである。また、ｐＨコントロ
ールを目的として微粉貝化石を使用する。
【０００６】本発明の粒状化促進材は例えば上記硫酸塩
ケーキに水を加えて充分に攪拌し、さらに約６μｍ程度
の微粉状の貝化石を添加して充分に攪拌することにより
容易に調製することができる。
ケーキに水を加えて充分に攪拌し、さらに約６μｍ程度
の微粉状の貝化石を添加して充分に攪拌することにより
容易に調製することができる。
【０００７】こうして調製された粒状化促進材は適当な
資材、例えば泥炭（ピート）、貝化石、塩基性の無機質
肥料等と混和することにより１〜２ｍｍ程度の理想的粒
度に造粒させることができる。そして、その際この粒状
化促進材は従来のリグニンスルフォン酸塩や廃糖蜜等に
比べて粒子間の隅々にまで浸透し、速やかに造粒させる
という利点を有している。また、過水分という状況下に
おいては、従来のリグニンスルフォン酸塩や廃糖蜜等の
ように乾燥粉体で吸水して水分量を調整するのではな
く、ミネラルが多いことに起因する重質の沈降性を利用
して浮き上がった水分を除去する。
資材、例えば泥炭（ピート）、貝化石、塩基性の無機質
肥料等と混和することにより１〜２ｍｍ程度の理想的粒
度に造粒させることができる。そして、その際この粒状
化促進材は従来のリグニンスルフォン酸塩や廃糖蜜等に
比べて粒子間の隅々にまで浸透し、速やかに造粒させる
という利点を有している。また、過水分という状況下に
おいては、従来のリグニンスルフォン酸塩や廃糖蜜等の
ように乾燥粉体で吸水して水分量を調整するのではな
く、ミネラルが多いことに起因する重質の沈降性を利用
して浮き上がった水分を除去する。
【０００８】また、資材に対する粒状化促進材の添加量
は、例えば含鉄資材（Ｆｅ2 Ｏ3 ，１０〜２０％含有す
る）は鉄（Ｆｅ2 Ｏ3 ）の含有によって比重も大きくな
り、これに対して従来品は一層多く必要とされるが、本
発明の粒状化促進材は重量比で固形分５〜６％程度で効
果的である。この粒状化促進材の量が多過ぎると、乾燥
率が悪くなったり、製品の組成が不均一化し、主成分の
低下を来したり、製品の粒度が不均一となり直径粒度１
〜２ｍｍの収率が低下する等の問題を生ずることとな
る。
は、例えば含鉄資材（Ｆｅ2 Ｏ3 ，１０〜２０％含有す
る）は鉄（Ｆｅ2 Ｏ3 ）の含有によって比重も大きくな
り、これに対して従来品は一層多く必要とされるが、本
発明の粒状化促進材は重量比で固形分５〜６％程度で効
果的である。この粒状化促進材の量が多過ぎると、乾燥
率が悪くなったり、製品の組成が不均一化し、主成分の
低下を来したり、製品の粒度が不均一となり直径粒度１
〜２ｍｍの収率が低下する等の問題を生ずることとな
る。
【０００９】そして、本発明の粒状化促進材は土壌中に
施用散布された後には土壌容水量６０％程度で徐々に崩
壊し、土との接触面積を大きくさせ、植物の生育に害を
与えることなくその生育を助長するものとなる。
施用散布された後には土壌容水量６０％程度で徐々に崩
壊し、土との接触面積を大きくさせ、植物の生育に害を
与えることなくその生育を助長するものとなる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を示す。
【００１１】［粒状化促進材の調整］；硫酸塩ケーキ
（日重金属株式会社副製物）１００部に対して攪拌しな
がら水５０部を加えて均一化し、さらに６μｍの微粉貝
化石１５部を加えて暫時攪拌した。そして、これを約４
５％濃度に調整した。尚、使用した微粉貝化石並びに得
られた粒状促進材の成分分析（質量分析…酸化物換算）
結果を表１，２に示す。
（日重金属株式会社副製物）１００部に対して攪拌しな
がら水５０部を加えて均一化し、さらに６μｍの微粉貝
化石１５部を加えて暫時攪拌した。そして、これを約４
５％濃度に調整した。尚、使用した微粉貝化石並びに得
られた粒状促進材の成分分析（質量分析…酸化物換算）
結果を表１，２に示す。
【００１２】
【表１】
【００１３】
【表２】
【００１４】［造粒試験］；上述のように得られた本発
明の粒状化促進材を貝化石肥料或いは泥炭質（ピート）
に加えた場合の造粒率を調べた。また、比較例として水
のみ、リグニンスルフォン酸塩を用いた場合、廃糖蜜を
用いた場合をそれぞれ調べ、結果を表３に示した。
明の粒状化促進材を貝化石肥料或いは泥炭質（ピート）
に加えた場合の造粒率を調べた。また、比較例として水
のみ、リグニンスルフォン酸塩を用いた場合、廃糖蜜を
用いた場合をそれぞれ調べ、結果を表３に示した。
【００１５】
【表３】
【００１６】［植害試験］；前述の本発明の粒状化促進
材を泥炭質（ピート）に加えた資材について、財団法人
日本肥料検定協会に植物に対する該に関する栽培試験を
依頼した。以下はその内容の抜粋である。尚、作製した
資材，土壌改良材Ｃ−Ｆｅｅ（粒状ピート）の成分は表
４に示す通りである。
材を泥炭質（ピート）に加えた資材について、財団法人
日本肥料検定協会に植物に対する該に関する栽培試験を
依頼した。以下はその内容の抜粋である。尚、作製した
資材，土壌改良材Ｃ−Ｆｅｅ（粒状ピート）の成分は表
４に示す通りである。
【００１７】
【表４】
【００１８】（試験設計）；（イ）供試試料の種類又は
名称並びに分析成績…表５に示した。（ロ）供試土壌の
土性、沖積土又は洪積土の別等…表６に示した。（ハ）
供試作物の種類及び品種…こまつな，（ニ）施用の設計
及び試験区の名称…表７に示した。尚、表７に記載した
試料施用のほかに、標準区を含めたすべての試験区に
Ｎ，Ｐ2 Ｏ5 及びＫ2 Ｏを硫酸アンモニア，過りん酸石
灰及び塩化加里にて施用した。（ホ）栽培の方法…表８
に示した。（管理の状況）；土壌充填…平成４年３月２
６日
名称並びに分析成績…表５に示した。（ロ）供試土壌の
土性、沖積土又は洪積土の別等…表６に示した。（ハ）
供試作物の種類及び品種…こまつな，（ニ）施用の設計
及び試験区の名称…表７に示した。尚、表７に記載した
試料施用のほかに、標準区を含めたすべての試験区に
Ｎ，Ｐ2 Ｏ5 及びＫ2 Ｏを硫酸アンモニア，過りん酸石
灰及び塩化加里にて施用した。（ホ）栽培の方法…表８
に示した。（管理の状況）；土壌充填…平成４年３月２
６日
【００１９】
【表５】
【００２０】
【表６】
【００２１】
【表７】
【００２２】
【表８】
【００２３】（植害試験の結果）；発芽は、は種２日後
に開始し、Ｃ−Ｆｅｅ（粒状ピート）の各施用量区と無
施用（標準）区の区間に発芽開始日の差はなかった。Ｃ
−Ｆｅｅ（粒状ピート）の各施用量区とも発芽後の生育
は順調に推移し、無施用（標準）区との間に有意な生育
差は認められなかった。また、試験生育期間中、有害物
質によると考えられる異常症状は認められなかった。表
９に調査成績を示す。
に開始し、Ｃ−Ｆｅｅ（粒状ピート）の各施用量区と無
施用（標準）区の区間に発芽開始日の差はなかった。Ｃ
−Ｆｅｅ（粒状ピート）の各施用量区とも発芽後の生育
は順調に推移し、無施用（標準）区との間に有意な生育
差は認められなかった。また、試験生育期間中、有害物
質によると考えられる異常症状は認められなかった。表
９に調査成績を示す。
【００２４】
【表９】
【００２５】［肥効試験］；前述の資材，土壌改良材Ｃ
−Ｆｅｅについて、財団法人関西グリーン研究所に肥効
試験を依頼し、芝草の生育に与える影響を調べた。尚、
１／２０，０００ポットに砂を詰め、Ｃ−Ｆｅｅ施用区
はＣ−Ｆｅｅ３００ｇ／ｍ2 ，肥料（８−８−８）２ｇ
／ｍ2 を施用し、対照区は肥料（８−８−８）２ｇ／ｍ
2 を施用し、ベントグラスのコア（直径１０ｃｍ，厚さ
３ｃｍ）を植えた。また、潅水は必要に応じて随時行っ
た。そして、クロロフィル含有量と、積算刈取重（２３
日間の３回の刈取りの積算重量）とを測定し、表１０に
示した。ここで、全クロロフィル含有量は、次式により
算出した。全クロロフィル含有量（μｇ／ｍｇｆｗ）＝
（７．０４×Ａ６６４＋２０．２７×Ａ６４７）×１０
／（供試材料の重量）…但し、Ａ６６４＝６６４ｎｍに
おける吸光度，Ａ６４７＝６４７ｎｍにおける吸光度で
ある。
−Ｆｅｅについて、財団法人関西グリーン研究所に肥効
試験を依頼し、芝草の生育に与える影響を調べた。尚、
１／２０，０００ポットに砂を詰め、Ｃ−Ｆｅｅ施用区
はＣ−Ｆｅｅ３００ｇ／ｍ2 ，肥料（８−８−８）２ｇ
／ｍ2 を施用し、対照区は肥料（８−８−８）２ｇ／ｍ
2 を施用し、ベントグラスのコア（直径１０ｃｍ，厚さ
３ｃｍ）を植えた。また、潅水は必要に応じて随時行っ
た。そして、クロロフィル含有量と、積算刈取重（２３
日間の３回の刈取りの積算重量）とを測定し、表１０に
示した。ここで、全クロロフィル含有量は、次式により
算出した。全クロロフィル含有量（μｇ／ｍｇｆｗ）＝
（７．０４×Ａ６６４＋２０．２７×Ａ６４７）×１０
／（供試材料の重量）…但し、Ａ６６４＝６６４ｎｍに
おける吸光度，Ａ６４７＝６４７ｎｍにおける吸光度で
ある。
【００２６】
【表１０】
【００２７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の粒状化促
進材は活性二酸化マンガンの製造に際して副製される硫
酸塩ケーキを有効利用したものであり、例として泥炭質
（ピート）や貝化石肥料等を粒状化させて取扱性を向上
させることができる。
進材は活性二酸化マンガンの製造に際して副製される硫
酸塩ケーキを有効利用したものであり、例として泥炭質
（ピート）や貝化石肥料等を粒状化させて取扱性を向上
させることができる。
【００２８】また、本発明の粒状化促進材を加えた資材
は、特殊要素（Ｍｇ，Ｆｅ）や微量要素（Ｍｎ，Ｂ）を
含有しているので、新たに特殊要素や微量要素を配合す
ることなく土壌に補給して植物の生育を助長し、合理的
である。
は、特殊要素（Ｍｇ，Ｆｅ）や微量要素（Ｍｎ，Ｂ）を
含有しているので、新たに特殊要素や微量要素を配合す
ることなく土壌に補給して植物の生育を助長し、合理的
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ０９Ｂ 3/00
Claims (1)
- 【請求項１】 活性二酸化マンガンの製造に際して調製
される硫酸塩ケーキと微粉状の貝化石とを混和してなる
ことを特徴とする肥料資材の粒状化促進材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4315525A JPH0729867B2 (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 粒状化促進材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4315525A JPH0729867B2 (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 粒状化促進材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06144974A JPH06144974A (ja) | 1994-05-24 |
| JPH0729867B2 true JPH0729867B2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=18066397
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4315525A Expired - Lifetime JPH0729867B2 (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 粒状化促進材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0729867B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2768633B2 (ja) * | 1994-05-13 | 1998-06-25 | 日本重化学工業株式会社 | マンガン質肥料 |
| ITMI981521A1 (it) * | 1998-07-02 | 2000-01-02 | Agroqualita S R L | Composizione fertilizzante microgranulare per la localizzazione alla semina o al trapianto |
-
1992
- 1992-11-02 JP JP4315525A patent/JPH0729867B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06144974A (ja) | 1994-05-24 |
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