JPH07297397A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH07297397A
JPH07297397A JP10761894A JP10761894A JPH07297397A JP H07297397 A JPH07297397 A JP H07297397A JP 10761894 A JP10761894 A JP 10761894A JP 10761894 A JP10761894 A JP 10761894A JP H07297397 A JPH07297397 A JP H07297397A
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JP
Japan
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ion
mos transistor
layer
manufacturing
channel
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JP10761894A
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Inventor
Yoshiro Goto
啓郎 後藤
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゲート電極の側壁絶縁層を用いてLDD構造
を形成するCMOSの製造コストを低減すること。 【構成】 ゲート電極9の側壁絶縁層15を形成後、フ
ォトレジスト層10をマスクとしてボロンを斜めにイオ
ン注入して薄い不純物層11を形成し、次いで、同一マ
スクを用いて2フッ化ボロンをほぼ垂直にイオン注入し
て濃い不純物層17を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法、
特に、LDD(Lightly Doped Drain)構造を有するたと
えばCMOS半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】MOSトランジスタの高集積化、微細化
に伴ない、ホットキャリアによる素子の劣化が顕著とな
ってきた。このため、最近、LDD構造のMOSトラン
ジスタが開発されている。
【0003】図9〜図12を参照して従来のLDD構造
を有するCMOS製造方法を説明する。
【0004】まず、図9の(A)を参照すると、シリコ
ン単結晶基板1上にP型ウエル2及びN型ウエル3を形
成し、LOCOSを用いてフィールド酸化層4によって
Nチャネル型MOSトランジスタ形成領域(以下、NM
OS形成領域)とPチャネル型MOSトランジスタ形成
領域(以下、PMOS形成領域)とに区画する。次に、
図9の(B)を参照すると、しきい値電圧を調整するた
めに、NMOS形成領域及びPMOS形成領域に個々に
あるいは別々にボロン(B)をイオン注入する。たとえ
ば、10〜30keVの低エネルギー、2〜6×1012
/cm2のボロンを注入する。これにより、P型ウエル
2及びN型ウエル3上に薄いP型不純物層5、6が形成
される。次に、図9の(C)を参照すると、熱酸化法に
よりゲート酸化層7を形成する。その上に、N型不純物
たとえばりん(P)を含むポリシリコンをCVD法によ
り形成し、パターニングしてゲート電極8、9を形成す
る。なお、以後、P型不純物層5、6は図示省略する。
【0005】次に、図10の(A)を参照すると、NM
OS形成領域にフォトレジスト層10を形成し、このフ
ォトレジスト層10をマスクとしてPMOS形成領域に
ボロンをイオン注入してPMOSのソース、ドレイン領
域のLDD構造の薄いP型不純物層11を形成する。そ
して、フォトレジスト層10を除去する。同様に、図1
0の(B)を参照すると、PMOS形成領域にフォトレ
ジスト層2を形成し、このフォトレジスト層2をマスク
としてNMOS領域にりん(P)をイオン注入してNM
OSのソース、ドレイン領域のLDD構造の薄いN型不
純物層13を形成する。そして、フォトレジスト層12
を除去する。
【0006】次に、図11の(A)を参照すると、各ゲ
ート電極8、9の側壁に側壁絶縁層(サイドウォール
層)14、15を形成する。すなわち、全面にシリコン
酸化層をCVD法により形成し、これを異方性エッチン
グ法によりバックエッチすることにより側壁絶縁層1
4、15を形成する。次に、図11の(B)を参照する
と、NMOS形成領域にフォトレジスト層16を形成
し、このフォトレジスト層16をマスクとしてPMOS
領域に2フッ化ボロン(BF2)をイオン注入してPM
OSのソース、ドレイン領域のLDD構造の濃いP型不
純物層17を形成する。そして、フォトレジスト層16
を除去する。同様に、図11の(C)を参照すると、P
MOS形成領域にフォトレジスト層18を形成し、この
フォトレジスト層18をマスクとしてNMOS形成領域
にひ素(AS)をイオン注入してNMOSのソース、ド
レイン領域のLDD構造の薄いN型不純物層19を形成
する。そして、フォトレジスト層18を除去する。その
後、アニールして不純物を活性化させる。
【0007】次に、図12を参照すると、全面に層間絶
縁層21を形成し、この層間絶縁層21の所定位置にコ
ンタクトホール22を形成する。次いで、アルミニウム
配線層22を形成してパターニングする。これにより、
LDD構造を有するCMOS構造が完成する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来のCMOS製造方法においては、LDD構造を形成
するためのマスク工程が多く、たとえば、図10のフォ
トレジスト層10、12及び図11のフォトレジスト層
16、18の形成のために4回のマスク工程が必要であ
り、この結果、製造コストが高くなるという課題があっ
た。
【0009】なお、LDD構造を形成する際に、ゲート
電極に側壁絶縁層を設けずに、始めに基板に対して斜め
にイオン注入して低濃度のソース、ドレイン領域を形成
し、次に、基板に対してほぼ垂直にイオン注入して高濃
度のソース、ドレイン領域を形成することが知られてい
る(参照:特開昭63─215075号公報)。しか
し、側壁絶縁層を形成せずに斜めにイオン注入すると、
ゲート電極直下のゲート酸化層にも不純物が注入されて
しまい、この結果、ゲート酸化層に微小電流が流れ易
く、電圧ストレスに対する耐性の劣化を招き、従って、
信頼性が低下する。また、側壁絶縁層が存在しない分、
実効ゲート長が短かくなり過ぎ、ゲート電極を長くしな
ければならず、従って、高集積化の妨げとなる。このよ
うに、LDD構造を形成する際には、ゲート電極の側壁
絶縁層は必須である。
【0010】従って、本発明の目的は、ゲート電極の側
壁絶縁層を用いてLDD構造を形成するCMOS製造方
法の製造コストを低減することにある。他の目的は、ゲ
ート電極の側壁絶縁層を用いてLDD構造を形成する半
導体装置の製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに本発明に係るCMOS製造方法は、ゲート電極に側
壁絶縁層を形成した後に、PMOS形成領域もしくはN
MOS形成領域の一方をイオン注入阻止層で覆い、これ
をマスクとしてイオン注入を基板に対して斜めに行い、
次いで基板に対してほぼ垂直に行う。他方のMOS形成
領域に対しても同様に行う。また、通常のMOSを製造
する場合は、ゲート電極に側壁絶縁層を形成した後に、
これをマスクとしてイオン注入を基板に対して斜めに行
い、次いで基板に対してほぼ垂直に行う。
【0012】
【作用】上述の手段によれば、ゲート電極の側壁絶縁層
を用いてLDD構造を形成するCMOSの製造の際のマ
スク工程が減少する。また、ゲート電極の側壁絶縁層を
用いてLDD構造を形成する通常のMOSの製造の際の
実効ゲート長は短かくならない。
【0013】
【実施例】図1〜図4は本発明に係るCMOS製造方法
の第1の実施例を説明する断面図である。
【0014】まず、図1の(A)を参照すると、図9の
(A)と同様に、シリコン単結晶基板1上にP型ウエル
2及びN型ウエル3を形成し、LOCOSを用いてフィ
ールド酸化層4によってNMOS形成領域とPMOS形
成領域とに区画する。次に、図1の(B)を参照する
と、図9の(B)と同様に、しきい値電圧を調整するた
めに、NMOS形成領域及びPMOS形成領域に個々に
あるいは別々にボロンをイオン注入する。たとえば、1
0〜30keVの低エネルギー、2〜6×1012/cm
2のボロンを注入する。これにより、P型ウエル2及び
N型ウエル3上に薄いP型不純物層5、6が形成され
る。次に、図1の(C)を参照すると、熱酸化法により
ゲート酸化層7を形成する。その上に、N型不純物たと
えばりんを含むポリシリコンをCVD法により形成し、
パターニングしてゲート電極8、9を形成する。次に、
各ゲート電極8、9の側壁にたとえば500〜1500
Å厚さの側壁絶縁層(サイドウォール層)14、15を
形成する。すなわち、全面にシリコン酸化層をCVD法
により形成し、これを異方性エッチング法によりバック
エッチすることにより側壁絶縁層14、15を形成す
る。なお、以後、P型不純物層5、6は図示省略する。
【0015】次に、図2の(A)を参照すると、NMO
S形成領域にフォトレジスト層10を形成し、このフォ
トレジスト層10をマスクとしてPMOS形成領域にボ
ロンをイオン注入してPMOSのソース、ドレイン領域
のLDD構造の薄いP型不純物層11を形成する。この
とき、ボロンの注入角度は30〜45°程度で、エネル
ギーは30〜45keV、注入個数は1×1013〜1×
1014/cm2程度である。このように、ボロンの注入
が基板1に対して斜めになっているので、側壁絶縁層1
5の下にもP型不純物層11が形成される。なお、注入
エネルギーはボロンがゲート酸化層7に注入しない程度
の大きさである。次に、図2の(B)を参照すると、同
一のフォトレジスト層10をマスクとしてPMOS形成
領域に2フッ化ボロン(BF2)をイオン注入してPM
OSのソース、ドレイン領域のLDD構造の濃いP型不
純物層17を形成する。このとき、2フッ化ボロンの注
入角度はほぼ直角で、エネルギーは50〜70keV、
注入個数は1×1015〜5×1015/cm2程度であ
る。このようにしてPMOS形成領域には、LDD構造
のソース領域、ドレイン領域が形成される。そして、フ
ォトレジスト層10を除去する。
【0016】次に、図3の(A)を参照すると、PMO
S形成領域にフォトレジスト層12を形成し、このフォ
トレジスト層12をマスクとしてNMOS形成領域にり
んをイオン注入してNMOSのソース、ドレイン領域の
LDD構造の薄いN型不純物層11を形成する。このと
き、りんの注入角度は30〜45°程度で、エネルギー
は60〜90keV、注入個数は1×1013〜1×10
14/cm2程度である。このように、リンの注入が基板
1に対して斜めになっているので、側壁絶縁層14の下
にもN型不純物層13が形成される。なお、注入エネル
ギーはりんがゲート酸化層7に注入しない程度の大きさ
である。次に、図3の(B)を参照すると、同一のフォ
トレジスト層12をマスクとしてNMOS形成領域にひ
素をイオン注入してNMOSのソース、ドレイン領域の
LDD構造の濃いP型不純物層19を形成する。このと
き、ひ素の注入角度はほぼ直角で、エネルギーは50〜
70keV、注入個数は1×1015〜5×1015/cm
2程度である。このようにしてNMOS形成領域には、
LDD構造のソース領域、ドレイン領域が形成される。
そして、フォトレジスト層12を除去する。その後、ア
ニールして不純物を活性化させる。
【0017】次に、図14を参照すると、図12と同様
に、全面に層間絶縁層21を形成し、この層間絶縁層2
1の所定位置にコンタクトホール22を形成する。次い
で、アルミニウム配線層22を形成してパターニングす
る。これにより、LDD構造を有するCMOS構造が完
成する。
【0018】このように、本発明の第1の実施例によれ
ば、LDD構造を形成する際のフォトレジスト工程は図
2のフォトレジスト層10及び図3のフォトレジスト層
12の2回であり、従来の図10のフォトレジスト層1
0、12及び図11のフォトレジスト層16、18の4
回に比較して2回減少する。
【0019】図5〜図8は本発明に係るCMOS製造方
法の第2の実施例を説明する断面図である。第2の実施
例においては、LDD構造を一方のトランジスタたとえ
ばNチャネル型MOSトランジスタに適用し、他方のト
ランジスタには適用しない場合を示す。一般に、Pチャ
ネル型MOSトランジスタは、Nチャネル型MOSトラ
ンジスタより耐圧の条件が緩いので、LDD構造とする
必要性は小さい。
【0020】まず、図5の(A)〜(C)においては、
図9の(A)〜(C)と同様に、シリコン単結晶基板1
上にP型ウエル2及びN型ウエル3を形成し、LOCO
Sを用いてフィールド酸化層4によってNMOS形成領
域とPMOS形成領域とに区画する。次に、しきい値電
圧を調整するために、NMOS形成領域及びPMOS形
成領域に個々にあるいは別々にボロン(B)をイオン注
入する。たとえば、10〜30keVの低エネルギー、
2〜6×1012/cm2 のボロンを注入する。これによ
り、P型ウエル2及びN型ウエル3上に薄いP型不純物
層5、6が形成される。次に、熱酸化法によりゲート酸
化層7を形成する。その上に、N型不純物たとえばりん
を含むポリシリコンをCVD法により形成し、パターニ
ングしてゲート電極8、9を形成する。なお、以後、P
型不純物層5、6は図示省略する。
【0021】次に、図6の(A)を参照すると、NMO
S形成領域にフォトレジスト層10を形成し、このフォ
トレジスト層10をマスクとしてPMOS形成領域に2
フッ化ボロン(BF2)をイオン注入してPMOSのソ
ース、ドレイン領域の濃いP型不純物層17を形成す
る。このとき、2フッ化ボロンの注入角度はほぼ直角
で、エネルギーは50〜70keV、注入個数は1×1
15〜5×1015/cm2程度である。このようにして
PMOS形成領域には、非LDD構造のソース領域、ド
レイン領域が形成される。図6の(B)を参照すると、
次に、各ゲート電極8、9の側壁にたとえば500〜1
500Å厚さの側壁絶縁層(サイドウォール層)14、
15を形成する。すなわち、全面にシリコン酸化層をC
VDにより形成し、これを異方性エッチング法によりバ
ックエッチすることにより側壁絶縁層14、15を形成
する。そして、フォトレジスト層10を除去する。
【0022】次に、図7の(A)を参照すると、図3の
(A)と同様に、PMOS形成領域にフォトレジスト層
12を形成し、このフォトレジスト層12をマスクとし
てNMOS形成領域にりんをイオン注入してNMOSの
ソース、ドレイン領域のLDD構造の薄いN型不純物層
11を形成する。このとき、りんの注入角度は30〜4
5°程度で、エネルギーは60〜90keV、注入個数
は1×1013〜1×1014/cm2程度である。このよ
うに、りんの注入が基板1に対して斜めになっているの
で、側壁絶縁層14の下にもN型不純物層13が形成さ
れる。なお、注入エネルギーはりんがゲート酸化層7に
注入しない程度の大きさである。次に、図7の(B)を
参照すると、図3の(B)と同様に、同一のフォトレジ
スト層12をマスクとしてNMOS形成領域にひ素をイ
オン注入してNMOSのソース、ドレイン領域のLDD
構造の濃いP型不純物層19を形成する。このとき、ひ
素の注入角度はほぼ直角で、エネルギーは50〜70k
eV、注入個数は1×1015〜5×1015/cm2程度
である。このようにしてNMOS形成領域には、LDD
構造のソース領域、ドレイン領域が形成される。そし
て、フォトレジスト層12を除去する。その後、アニー
ルして不純物を活性化させる。
【0023】次に、図8を参照すると、図4と同様に、
全面に層間絶縁層21を形成し、この層間絶縁層21の
所定位置にコンタクトホール22を形成する。次いで、
アルミニウム配線層22を形成してパターニングする。
これにより、LDD構造を有するCMOS構造が完成す
る。
【0024】このように、本発明の第2の実施例おいて
も、LDD構造を形成する際のフォトレジスト工程は図
6のフォトレジスト層10及び図3のフォトレジスト層
12の2回であり、従来の図10のフォトレジスト層1
0、12及び図11のフォトレジスト層16、18の4
回に比較して2回減少する。
【0025】上述の実施例においては、CMOSトラン
ジスタを図示したが、通常のNMOSトランジスタもし
くはPMOSトランジスタの単独においても本発明を適
用できる。つまり、ゲート電極に側壁絶縁層を形成した
後に、これをマスクとしてイオン注入を基板に対して斜
めに行い、次いで基板に対してほぼ垂直に行うことによ
り耐圧の大きいLDD構造を実現できる。なお、上述の
第1の実施例において、P型不純物層17を形成後にN
型不純物層19を形成しているが、N型不純物層19を
形成後にP型不純物層17を形成してもよい。
【0026】以上説明したように本発明によれば、LD
D構造のCMOS製造のマスク工程を低減するので、製
造コストを低減できる。また、通常のMOSのLDD構
造の耐圧を大きくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るCMOS製造方法の第1の実施例
を示す断面図である。
【図2】本発明に係るCMOS製造方法の第1の実施例
を示す断面図である。
【図3】本発明に係るCMOS製造方法の第1の実施例
を示す断面図である。
【図4】本発明に係るCMOS製造方法の第1の実施例
を示す断面図である。
【図5】本発明に係るCMOS製造方法の第2の実施例
を示す断面図である。
【図6】本発明に係るCMOS製造方法の第2の実施例
を示す断面図である。
【図7】本発明に係るCMOS製造方法の第2の実施例
を示す断面図である。
【図8】本発明に係るCMOS製造方法の第2の実施例
を示す断面図である。
【図9】従来のCMOS製造方法を示す断面図である。
【図10】従来のCMOS製造方法を示す断面図であ
る。
【図11】従来のCMOS製造方法を示す断面図であ
る。
【図12】従来のCMOS製造方法を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…シリコン単結晶基板 2…P型ウエル 3…N型ウエル 4…フィールド酸化層 5、6…P型不純物層 7…ゲート酸化層 8、9…ゲート電極 10、12…フォトレジスト層 11…P型不純物層 13…N型不純物層 14、15…側壁絶縁層 16、18…フォトレジスト層 17…P型不純物層 19…N型不純物層 20…層間絶縁層 21…コンタクトホール 22…アルミニウム配線層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】 次に、図11の(A)を参照すると、各
ゲート電極8、9の側壁に側壁絶縁層(サイドウォール
層)14、15を形成する。すなわち、全面にシリコン
酸化層をCVD法により形成し、これを異方性エッチン
グ法によりバックエッチすることにより側壁絶縁層1
4、15を形成する。次に、図11の(B)を参照する
と、NMOS形成領域にフォトレジスト層16を形成
し、このフォトレジスト層16をマスクとしてPMOS
領域に2フッ化ボロン(BF2)をイオン注入してPM
OSのソース、ドレイン領域のLDD構造の濃いP型不
純物層17を形成する。そして、フォトレジスト層16
を除去する。同様に、図11の(C)を参照すると、P
MOS形成領域にフォトレジスト層18を形成し、この
フォトレジスト層18をマスクとしてNMOS形成領域
にひ素(AS)をイオン注入してNMOSのソース、ド
レイン領域のLDD構造のいN型不純物層19を形成
する。そして、フォトレジスト層18を除去する。その
後、アニールして不純物を活性化させる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】 次に、図6の(A)を参照すると、NM
OS形成領域にフォトレジスト層10を形成し、このフ
ォトレジスト層10をマスクとしてPMOS形成領域に
2フッ化ボロン(BF2)をイオン注入してPMOSの
ソース、ドレイン領域の濃いP型不純物層17を形成す
る。このとき、2フッ化ボロンの注入角度はほぼ直角
で、エネルギーは50〜70keV、注入個数は1×1
15〜5×1015/cm2程度である。このようにして
PMOS形成領域には、非LDD構造のソース領域、ド
レイン領域が形成される。そして、フォトレジスト層1
0を除去する。図6の(B)を参照すると、次に、各ゲ
ート電極8、9の側壁にたとえば500〜1500Å厚
さの側壁絶縁層(サイドウォール層)14、15を形成
する。すなわち、全面にシリコン酸化層をCVDにより
形成し、これを異方性エッチング法によりバックエッチ
することにより側壁絶縁層14、15を形成する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】 次に、図7の(A)を参照すると、図3
の(A)と同様に、PMOS形成領域にフォトレジスト
層12を形成し、このフォトレジスト層12をマスクと
してNMOS形成領域にりんをイオン注入してNMOS
のソース、ドレイン領域のLDD構造の薄いN型不純物
層11を形成する。このとき、りんの注入角度は30〜
45°程度で、エネルギーは60〜90keV、注入個
数は1×1013〜1×1014/cm2程度である。この
ように、りんの注入が基板1に対して斜めになっている
ので、側壁絶縁層14の下にもN型不純物層13が形成
される。なお、注入エネルギーはりんがゲート電極直下
ゲート酸化層7に注入しない程度の大きさである。次
に、図7の(B)を参照すると、図3の(B)と同様
に、同一のフォトレジスト層12をマスクとしてNMO
S形成領域にひ素をイオン注入してNMOSのソース、
ドレイン領域のLDD構造の濃い型不純物層19を形
成する。このとき、ひ素の注入角度はほぼ直角で、エネ
ルギーは50〜70keV、注入個数は1×1015〜5
×1015/cm2程度である。このようにしてNMOS
形成領域には、LDD構造のソース領域、ドレイン領域
が形成される。そして、フォトレジスト層12を除去す
る。その後、アニールして不純物を活性化させる。
【手続補正書】
【提出日】平成7年4月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】 次に、図2の(A)を参照すると、NM
OS形成領域にフォトレジスト層10を形成し、このフ
ォトレジスト層10をマスクとしてPMOS形成領域に
ボロンをイオン注入してPMOSのソース、ドレイン領
域のLDD構造の薄いP型不純物層11を形成する。こ
のとき、ボロンの注入角度は30〜45°程度で、エネ
ルギーは30〜45keV、注入個数は1×1013〜1
×1014/cm2程度である。このように、ボロンの注
入が基板1に対して斜めになっているので、側壁絶縁層
15の下にもP型不純物層11が形成される。なお、注
入エネルギーはボロンがゲート電極9直下のゲート酸化
層7に注入しない程度の大きさである。次に、図2の
(B)を参照すると、同一のフォトレジスト層10をマ
スクとしてPMOS形成領域に2フッ化ボロン(B
2)をイオン注入してPMOSのソース、ドレイン領
域のLDD構造の濃いP型不純物層17を形成する。こ
のとき、2フッ化ボロンの注入角度はほぼ直角で、エネ
ルギーは50〜70keV、注入個数は1×1015〜5
×1015/cm2程度である。このようにしてPMOS
形成領域には、LDD構造のソース領域、ドレイン領域
が形成される。そして、フォトレジスト層10を除去す
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】 次に、図3の(A)を参照すると、PM
OS形成領域にフォトレジスト層12を形成し、このフ
ォトレジスト層12をマスクとしてNMOS形成領域に
りんをイオン注入してNMOSのソース、ドレイン領域
のLDD構造の薄いN型不純物層11を形成する。この
とき、りんの注入角度は30〜45°程度で、エネルギ
ーは60〜90keV、注入個数は1×1013〜1×1
14/cm2程度である。このように、リンの注入が基
板1に対して斜めになっているので、側壁絶縁層14の
下にもN型不純物層13が形成される。なお、注入エネ
ルギーはりんがゲート電極8直下のゲート酸化層7に注
入しない程度の大きさである。次に、図3の(B)を参
照すると、同一のフォトレジスト層12をマスクとして
NMOS形成領域にひ素をイオン注入してNMOSのソ
ース、ドレイン領域のLDD構造の濃いP型不純物層1
9を形成する。このとき、ひ素の注入角度はほぼ直角
で、エネルギーは50〜70keV、注入個数は1×1
15〜5×1015/cm2程度である。このようにして
NMOS形成領域には、LDD構造のソース領域、ドレ
イン領域が形成される。そして、フォトレジスト層12
を除去する。その後、アニールして不純物を活性化させ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のチャネル型MOSトランジスタ及
    び該第1のチャネルの反対の第2のチャネル型MOSト
    ランジスタを同一基板上に製造する半導体装置の製造方
    法において、 半導体基板(1、2、3)上にゲート酸化層(7)を形
    成する工程と、 該ゲート酸化層上にゲート電極(8、9)を形成する工
    程と、 該各ゲート電極の側壁に側壁絶縁層(14、15)を形
    成する工程と、 前記第2のチャネル型MOSトランジスタ形成領域を第
    1のイオン注入阻止層(10)を覆う工程と、 前記第1のイオン注入阻止層をマスクとして、第1の導
    電型の不純物を斜めにイオン注入し、さらに第1の導電
    型の不純物をほぼ垂直にイオン注入する工程と、 前記第1のイオン注入阻止層を除去する工程と、 前記第1のチャネル型MOSトランジスタ形成領域を第
    2のイオン注入阻止層(12)を覆う工程と、 前記第2のイオン注入阻止層をマスクとして、第2の導
    電型の不純物を斜めにイオン注入し、さらに第2の導電
    型の不純物をほぼ垂直にイオン注入する工程と、 前記第2のイオン注入阻止層を除去する工程と、 該イオン注入された半導体基板をアニールする工程とを
    具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記各イオン注入工程におけるほぼ垂直
    に注入される不純物濃度は斜めに注入される不純物濃度
    より高い請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1のチャネル型MOSトランジス
    タがPチャネルMOSトランジスタであり、前記第2の
    チャネル型MOSトランジスタがNチャネルMOSトラ
    ンジスタである請求項1に記載の半導体装置の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記各第1、第2のイオン注入阻止層は
    フォトレジスト層を具備する請求項1に記載の半導体装
    置の製造方法。
  5. 【請求項5】 第1のチャネル型MOSトランジスタ及
    び該第1のチャネル型の反対の第2のチャネル型MOS
    トランジスタを同一基板上に製造する半導体装置の製造
    方法において、 半導体基板(1、2、3)上にゲート酸化層(7)を形
    成する工程と、 該ゲート酸化層上にゲート電極(8、9)を形成する工
    程と、 前記第2のチャネル型MOSトランジスタ形成領域を第
    1のイオン注入阻止層(10)を覆う工程と、 前記第1のイオン注入阻止層をマスクとして第1の導電
    型の不純物をほぼ垂直にイオン注入する工程と、 前記第1のイオン注入阻止層を除去する工程と、 前記各ゲート電極の側壁に側壁絶縁層(14、15)を
    形成する工程と、 前記第1のチャネル型MOSトランジスタ形成領域を第
    2のイオン注入阻止層(12)を覆う工程と、 前記第2のイオン注入阻止層をマスクとして、第2の導
    電型の不純物を斜めにイオン注入し、さらに第2の導電
    型の不純物をほぼ垂直にイオン注入する工程と、 前記第2のイオン注入阻止層を除去する工程と、 該イオン注入された半導体基板をアニールする工程とを
    具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第1のチャネル型MOSトランジス
    タがPチャネルMOSトランジスタであり、前記第2の
    チャネル型MOSトランジスタがNチャネルMOSトラ
    ンジスタである請求項5に記載の半導体装置の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 前記各第1、第2のイオン注入阻止層は
    フォトレジスト層を具備する請求項6に記載の半導体装
    置の製造方法。
  8. 【請求項8】 第1の導電型の半導体基板(1、2、
    3)上にゲート酸化層(7)を形成する工程と、 該ゲート酸化層上にゲート電極(8、9)を形成する工
    程と、 該ゲート電極の側壁に側壁絶縁層(14、15)を形成
    する工程と、 前記第1の導電型の反対の第2の導電型の不純物を斜め
    にイオン注入し、さらに第2の導電型の不純物をほぼ垂
    直にイオン注入する工程と、 該イオン注入された半導体基板をアニールする工程とを
    具備する半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記イオン注入工程における垂直に注入
    される不純物濃度は斜めに注入される不純物濃度より高
    い請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
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