JPH07294975A - 振れ防止装置 - Google Patents

振れ防止装置

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Publication number
JPH07294975A
JPH07294975A JP6088871A JP8887194A JPH07294975A JP H07294975 A JPH07294975 A JP H07294975A JP 6088871 A JP6088871 A JP 6088871A JP 8887194 A JP8887194 A JP 8887194A JP H07294975 A JPH07294975 A JP H07294975A
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JP
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shake
focal length
lens
shake correction
image
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Application number
JP6088871A
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English (en)
Inventor
Keiji Urata
圭史 浦田
Sueyuki Ooishi
末之 大石
Yoshio Imura
好男 井村
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 手振れ補正制御において、焦点距離が変化す
るときでも、撮影処理を簡素化することを可能にする。 【構成】 撮影光学系2を移動させることにより、焦点
距離を変化させるカメラの振れを防止する振れ防止装置
であって、カメラの振れを検出する振れ検出部304
と、撮影光学系の一部を構成する振れ補正光学系8を移
動することにより、振れ補正を行う振れ補正部20と、
振れ検出部304の出力に基づいて、振れ補正部20を
駆動制御する振れ補正制御部301とを備えた振れ防止
装置において、振れ補正部20の可動範囲は、撮影装置
の焦点距離の変化に関係なく一定である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一眼レフカメラ、レン
ズシャッタ式カメラ、ビデオカメラ等の撮影装置の手振
れを、光学的に補正する振れ防止装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図16は、振れ防止装置の原理を説明す
る光学系を示す図である。図16においては、説明を簡
単にするために、カメラの静止時の光軸に対してフィル
ム面を中心として、角度θの回転が生じると、振れ補正
レンズ(以下、振れ防止レンズと言うことがある)を平
行移動して、光軸を変化させて、振れ補正を行っている
ものとする。
【0003】図16(a)は、焦点距離が短い場合、図
16(b)は、焦点距離が長い場合を示しており、同じ
角度θの回転であっても、焦点距離によって振れ補正レ
ンズの移動量が変化することがわかる。従って、このよ
うな振れ防止装置では、振れ補正レンズの駆動範囲を焦
点距離に応じて変化させ、また、小型・軽量化のため
に、望遠側に対して、広角側では振れ補正レンズの移動
量を大きく制御しなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、像振
れは、焦点距離が長いほど大きく、また、撮影に不慣れ
な初心者ほど大きくなる可能性が多いので、結像面での
像は、どの程度の量だけ補正可能にしたらよいのかを明
確にすることは難しかった。
【0005】また、前述した振れ防止装置では、焦点距
離の変化に応じて、振れ補正制御の制御範囲を変化させ
なければならないので、その制御を行うために、焦点距
離によって個々のデータを持たなければならず、ズーム
レンズのような連続的に焦点距離を変化させる場合に
は、撮影処理が複雑になる、という問題があった。一
方、振れ補正制御の制御範囲を変化させる代わりに、振
れ補正レンズの可動範囲を機械的に変化させることも考
えられるが、構造が複雑になり、装置が大型化する、と
いう問題がある。
【0006】このとき、実際の振れ補正レンズは、それ
を駆動するためのメカ体に納められており、振れ補正レ
ンズがメカ体に衝突するまでの移動量は、広角側から望
遠側まで焦点距離が変化しても一定であるので、振れ補
正制御の制御範囲や振れ補正レンズの可動範囲を変化さ
せることは、撮影処理又は撮影装置の構造を複雑にする
だけである。
【0007】本発明の第1の目的は、補正すべき像の移
動量を、撮影レンズの焦点距離との関係で明確にし、複
雑かつ個人差のある振れに対して、振れ補正の制御及び
構造の設計を容易にすることを可能とする振れ防止装置
を提供することである。本発明の第2の目的は、焦点距
離が変化するときでも、振れ補正機構部又は振れ補正制
御の簡素化が図れる振れ防止装置を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明による振れ防止装置の第1の解決手段は、撮
影光学系を含む撮影装置の振れを防止する振れ防止装置
であって、前記撮影装置の振れを検出する振れ検出部
と、前記撮影光学系の一部を構成する振れ補正光学系を
移動することにより、振れ補正を行う振れ補正部と、前
記振れ検出部の出力に基づいて、前記振れ補正部を駆動
制御する振れ補正制御部とを備え、前記振れ補正光学系
が移動したときに、結像面で移動する像の移動量は、前
記撮影装置の焦点距離の200分の1以上の量としたこ
とを特徴とする。
【0009】第2の解決手段は、第1の解決手段の振れ
防止装置であって、前記像の移動量は、その中心位置か
らそれぞれ両方向に、前記撮影装置の焦点距離の200
分の1以上の量としたことを特徴とする。
【0010】第3の解決手段は、第1の解決手段の振れ
防止装置であって、前記振れ補正光学系は、第1の方向
と、前記第1の方向と異なる第2の方向に可動され、前
記像の移動量は、それぞれの中心位置からそれぞれ前記
第1の方向と前記第2の方向に、前記撮影装置の焦点距
離の200分の1以上の量としたことを特徴としてい
る。
【0011】第4の解決手段は、撮影光学系を移動させ
ることにより、焦点距離を変化させる撮影装置の振れを
防止する振れ防止装置であって、前記撮影装置の振れを
検出する振れ検出部と、前記撮影光学系の一部を構成す
る振れ補正光学系を移動することにより、振れ補正を行
う振れ補正部と、前記振れ検出部の出力に基づいて、前
記振れ補正部を駆動制御する振れ補正制御部とを備え、
前記振れ補正部の可動範囲は、前記撮影装置の焦点距離
の変化に関係なく一定であることを特徴としている。
【0012】第5の解決手段は、第4の解決手段の振れ
防止装置であって、前記振れ補正部の可動範囲は、前記
撮影装置の所定の焦点距離を基準に決定した範囲で、前
記撮影装置の焦点距離の変化に関係なく一定であること
を特徴とする。
【0013】第6の解決手段は、第4の解決手段の振れ
防止装置であって、前記振れ補正部の可動範囲は、前記
撮影装置の長焦点距離を基準に決定した範囲で、前記撮
影装置の焦点距離の変化に関係なく一定であることを特
徴とする。
【0014】第7の解決手段は、撮影光学系を移動させ
ることにより、焦点距離を変化させる撮影装置の振れを
防止する振れ防止装置であって、前記撮影装置の振れを
検出する振れ検出部と、前記撮影光学系の一部を構成す
る振れ補正光学系を移動することにより、振れ補正を行
う振れ補正部と、前記振れ検出部の出力に基づいて、前
記振れ補正部を駆動制御する振れ補正制御部とを備え、
前記振れ補正制御部の制御範囲は、前記撮影装置の焦点
距離の変化に関係なく一定であることを特徴としてい
る。
【0015】第8の解決手段は、第7の解決手段の振れ
防止装置であって、前記振れ補正制御部の制御範囲は、
前記撮影装置の所定の焦点距離を基準に決定した範囲
で、前記撮影装置の焦点距離の変化に関係なく一定であ
ることを特徴とする。
【0016】第9の解決手段は、第7の解決手段の振れ
防止装置であって、前記振れ補正制御部の制御範囲は、
前記撮影装置の長焦点距離を基準に決定した範囲で、前
記撮影装置の焦点距離の変化に関係なく一定であること
を特徴とする。
【0017】第10の解決手段は、第7〜第9のいずれ
か1つの解決手段の振れ防止装置であって、前記振れ補
正制御部は、前記振れ検出部の出力が前記制御範囲を越
えた場合に、前記振れ補正部の駆動を所定の範囲に抑制
することを特徴とする。
【0018】第11の解決手段は、第7〜第10のいず
れか1つの解決手段の振れ防止装置であって、前記振れ
補正制御部の制御範囲を記憶する記憶部を備えたことを
特徴とする。
【0019】
【作用】本発明においては、振れ補正光学系が移動した
ときに、結像面で移動する像の移動量は、撮影装置の焦
点距離の200分の1以上の量としたので、焦点距離の
分の1秒よりも1段速いシャッタスピードで撮影しても
振れてしまう場合にも、振れ防止が可能となる。また、
このような振れがあっても、どのタイミングで露光を開
始しても、振れ防止が可能となる。
【0020】また、撮影装置の焦点距離の変化する場合
にも、振れ補正光学系の可動範囲を一定としたので、振
れ補正機構部を簡素化することが可能となる。このとき
に、可動範囲は、撮影装置の長焦点距離を基準に決定す
れば、短焦点距離側では相対的に像の移動量を大きくす
ることができる。
【0021】さらに、撮影装置の焦点距離の変化する場
合にも、振れ補正制御部の制御範囲を一定としたので、
手振れ補正制御を用いた撮影処理を簡素化することが可
能となる。このときに、制御範囲は、撮影装置の長焦点
距離を基準に決定すれば、短焦点距離側では相対的に像
の移動量を大きくすることができる。
【0022】
【実施例】以下、図面などを参照しながら、実施例をあ
げて、さらに詳しく説明する。図1〜図7は、本発明に
よる振れ防止振装置の一実施例を示す図である。これら
の図において、まず、本発明を適用して好適なレンズシ
ャッタ付き撮影レンズ系を有するカメラの概略構成を、
図7を用いて簡単に説明する。
【0023】すなわち、カメラ1において、撮影レンズ
系2は、第1のレンズ群4と、第2のレンズ群9と、第
3のレンズ群11とからなるズームレンズとして構成さ
れている。第1のレンズ群4は、三枚のレンズ4a、4
b、4cがレンズ枠3に保持されることにより構成され
ている。第2のレンズ群9は、三枚、四枚のレンズ7
a、7b、7c;8a、8b、8c、8dがレンズ枠
5、6に保持された前、後レンズ群7、8による合計七
枚のレンズから構成されている。第3のレンズ群11
は、三枚のレンズ11a、11b、11cがレンズ枠1
0に保持されることにより構成されている。
【0024】ここで、レンズシャッタ12は、上述した
第2のレンズ群9の前、後レンズ群7、8間に介在して
設けられており、シャッタ幕13、14とこれを駆動す
る駆動部15等から構成されている。なお、この駆動部
15は、第2のレンズ群9において前レンズ群7のレン
ズ枠5の外周部等に配置され、さらに、シャッタ幕1
3、14は、後述する像振れ防止レンズとして機能する
後レンズ群8の直前に配置されている。
【0025】さらに、結像面16は、上述した撮影レン
ズ系2を構成する第1、第2および第3のレンズ群4、
9、11によって、被写体像が結像されるフィルムが配
置される面である。なお、図中Iは、撮影レンズ系2の
光軸である。
【0026】この実施例では、上述したような三群のレ
ンズ群4、9、11を有する撮影レンズ系2において、
第2のレンズ群9の後レンズ群8を、像振れ防止レンズ
として光軸Iと直交する方向にシフトさせることによ
り、図1、図3〜図5に示したような像振れ防止機構部
20を用いて、結像面16に結ばれる像を像振れ状態に
応じて移動させる。この像振れ防止機構部20は、図
1、図3〜図5、図7に示すように、第2のレンズ群9
の後レンズ群8の外周側空間内に、レンズシャッタ12
側の基板21をベース部材として利用して設けられてい
る。
【0027】つぎに、図1〜図4を用いて、像振れ防止
機構部20について詳述する。第2のレンズ群9の後レ
ンズ群8(以下、振れ防止レンズ8という)は、レンズ
枠6内に固定して保持されている。また、このレンズ枠
6の外周部であって、基板21の開口部21a部分に対
向する部分には、フランジ部6aが設けられている。図
1および図5において、基板21の開口部21aの回り
に、ボール70、71を受けるための受け部材69を、
ボール70、71の位置を決めるためのリテーナ部材6
8によって挟み込む構造により双方を固定している。
【0028】リテーナ部材68には、ボール70、71
が内部で回動自由となる貫通した穴部が設けてある。レ
ンズ枠6は、レンズ枠6の一部に設けた腕部6f、6g
と基板21との間にばね51、52を掛け渡してあり、
フランジ部6aに固定された焼き入れ鋼等の高硬度の材
料からなる受け部材67がボール70、71に常時当接
するようにしてある。
【0029】これにより、振れ防止レンズ8は、光軸I
と直角な平面において低負荷で移動可能であり、しか
も、ばね51、52によって付勢してあるので、倒れを
生じて光学性能を劣化させることもない。なお、図5で
は、ボール70、71を2カ所しか示していないが、基
板21の開口部21aの回りに、フランジ部6aとの間
に、図1に示すボール72、73を含めて4カ所配置し
てある。
【0030】図1において、x軸用、y軸用のDCモー
タ30、31は、像振れ防止レンズ8をx軸方向または
y軸方向に移動させるための駆動手段であり(図1中M
x、Myを付している)、基板21側に付設して固定さ
れている。ギヤ列32、33は、これらのモータ30、
31からの駆動力を伝達するギヤ32a、32b、32
c、32d;33a、33b、33c、33dからなる
回転伝達用のギヤ列であり、その回転は、第1または第
2の軸34、35に伝達される。第1、第2の軸34、
35は、基板21に設けられた軸受部21b、21cま
たは21d、21eに、x軸方向またはy軸方向に延在
して回動可能に軸支されている。
【0031】なお、上述したモータ30、31は、基板
21側に固定されており、また、ギヤ列32、33を構
成するギヤ32b、32c;33b、33cは基板21
上に回動可能に固定されるとともに、ギヤ32d、33
dは、それぞれ軸34、35と一体に回転可能に構成さ
れている。
【0032】x軸側、y軸側の可動部材36、37は、
それぞれに設けられているめねじ部36a、37aが軸
34、35のおねじ部34a、35aに螺合しており、
これによる送りねじ機構によって可動部材36、37を
介して、レンズ枠6をx軸、y軸方向に移動させるため
の移動量発生機構部が構成されている。さらに、この可
動部材36、37には、めねじ部36a、37aに隣接
してガイド部材55、56が固定してある。このガイド
部材55、56は、図3に示すように、基板21の軸受
け部21b、21dまたは21c、21eに軸34、3
5と平行に固定されたガイド軸57、58にガイドされ
ている。そして、可動部材36、37は、各モータ3
0、31によりそれぞれx軸方向、y軸方向に可動され
る。
【0033】レンズ枠6のフランジ部6aには、図1ま
たは図4に示すように、ローラ59、60、61、62
がローラ軸63、64、65、66によって回動自在に
取付けられている。さらに、レンズ枠6のローラ59、
60の反対側のばね掛け部6b、ローラ61、62の反
対側のばね掛け部6cと基板21との間には、図1また
は図4に示すように、各ばね53、54がそれぞれの可
動部材36、37の可動方向のx軸方向、y軸方向と略
同一方向に掛け渡されている。そして、ローラ59、6
0および61、62は、それぞれ可動部材36、37の
両方の先端において断面形状が略L字型をした当接部3
6b、36cまたは37b、37cに、ばね53、54
の付勢力により当接している。
【0034】従って、上述した振れ防止レンズ8は、x
軸側のモータ30により可動部材36の可動方向(x軸
方向)に追従してシフトするがy軸方向には自由とな
る。また、この振れ防止レンズ8は、同様にy軸側のモ
ータ31により可動部材37の可動方向(y軸方向)に
追従してシフトするがx軸方向には自由となる。このこ
とから、この振れ防止レンズ8は、基板21の開口部2
1aの内部において全ての方向にシフト可能となる。
【0035】また、ばね53、54によってレンズ枠6
を可動部材36、37の可動方向であるx軸方向、y軸
方向と略同一方向に付勢することにより、レンズ枠6と
可動部材36、37は常に当接しており、可動部材3
6、37の動きを確実にレンズ枠6に伝えることができ
る。
【0036】さらに、ばね53、54の付勢力により、
軸34、35のスラスト方向のガタ、および軸34、3
5のおねじ部34a、35aと可動部材36、37のめ
ねじ部36a、37aの螺合部のガタを、それぞれの付
勢方向に常に取ることができる。従って、それぞれのモ
ータ30、31の駆動力を正確かつ確実に振れ防止レン
ズ8に伝えることができる。
【0037】また、ギヤ32d、33dの小ギヤには、
図1および図2の(a)、(b)から明らかなように、
それぞれ制限ギヤ80x、80yが噛合されている。そ
して、これらの制限ギヤ80x、80yは、基板21の
ギヤ軸受部21f、21hに回動可能に軸支されてい
る。
【0038】これらの制限ギヤ80x、80yは、制限
機構部であり、その働きを図2の(a)、(b)を用い
て説明する。ここで、図2の(a)は、図1中矢視IIa
に相当し、y軸のギヤ33dと制限ギヤ80yとの関係
を示す。
【0039】これらの制限ギヤ80x、80yの裏面側
(図1中、可動部材36、37側)には、略C字形を呈
する溝80xa、80yaが形成されている。そして、
これらの溝80xa、80yaの内部で、ギヤ32d、
33dが略反対側部分に、ギヤ軸受け部21f、21h
から突設した凸部21g、21hが臨んでいる。したが
って、これらの制限ギヤ80x、80yは、それぞれ両
方向に180度回転しないなところで、制限ギヤ80
x、80yのリブ部80xb、80ybが凸部21g、
21hに当接し、回転を機械的に制限することになる。
【0040】ここで、図2の(a)、(b)に示すよう
に、凸部21g、21hが制限ギヤ80x、80yの溝
80xa、80yaの中央に位置した状態で、振れ防止
レンズ8がセンタの位置(振れ防止レンズ8の光軸と光
軸Iとが一致した位置)とし、振れ防止レンズ8のシフ
ト量と制限ギヤ80x、80yの回転角を合わせるよう
に構成することによって、振れ防止レンズ8のシフト量
を所定範囲内で機械的に制限することができる。このと
きに、上述した制限手段によって回転が制限されると、
モータ30、31が停止され、その状態が一定時間維持
されることにより、電源をOFF状態とするように制御
を行うとよい。また、このような構成では、制限ギヤ8
0x、80yの回転を機械的に制限していることから、
図15、図17、図18において、後述する電気制御系
において暴走問題等を生じた場合において効果的であ
る。
【0041】ここで、このような振れ防止レンズ8の位
置および検出方法について、以下に説明する。すなわ
ち、図1および図6に示したギヤ32a、33aと一体
に設けられ、かつ周縁部に多数の孔を等間隔に設けてい
る孔付き円板40x、40yと、その周縁部を挟み込ん
で基板21側に設けられているフォトインタラプタ41
x、41yとによって、円板40x、40y側の孔の数
をパルス信号として検出し、これをカウントするように
なっている。
【0042】このような位置検出は、図2(a)、
(b)において、たとえばギヤ32d、33dを矢印
「−」方向に回転すると、振れ防止レンズ8は、図1の
左下方向にシフトし制限位置に達する。この位置を原点
として、フォトインタラプタ41x、41yによってパ
ルスをカウントすることにより、位置を検出する。な
お、速度は、パルスの速さを検出することにより行な
う。
【0043】したがって、孔付き円板40x、40yと
フォトインタラプタ41x、41yとによって構成され
るエンコーダをモータ30、31の出力軸部に設け、減
速ギヤ列を介して、制限ギヤ80x、80yを設けてい
るために、制限ギヤ80x、80yの作動制限位置およ
び作動角度を高分解能に検出できる。
【0044】さらに、制限ギヤ80x、80yの作動回
転角度を360度より小さい角度とすることにより、そ
れぞれ1つの制限ギヤによって振れ防止レンズ8のシフ
ト範囲を、後述するような所定範囲に制限できる。ま
た、振れ防止レンズ8は、制限ギヤ80x、80yとは
別に、移動量発生機構である送りねじ機構を介して駆動
しているので、振れ防止レンズ8に直接負荷を与えるこ
となく、かつ高精度に振れ防止レンズ8を所定範囲に制
限できる。
【0045】このような構成では、モータ30、31か
らレンズ枠6に至る駆動力伝達機構部において、減速ギ
ヤ列32、33の軸34、35やその軸受部、さらに制
限ギヤ80x、80yの軸や軸受部への作用力を必要最
小限とし、無用なガタ付きや経時的な磨耗問題を防止で
きる。さらに、このように制限ギヤ80x、80yを設
け、その一回転以内の回転で回転制限をするように構成
すると、減速ギヤ列32、33でのギヤ比も送りねじ機
構(移動量発生機構部)でのリード角の自由度を増大で
きる、という利点を奏する。
【0046】なお、この実施例では、モータ30、31
の駆動力をねじ機構を介して可動部材36、37に伝達
する機構としたが、ねじ機構のみならず回転運動を直線
運動に変換する機構であって、例えば、カム機構、レバ
ー、ベルト等を用いた機構も適用できる。
【0047】また、上述した実施例では、制限機構部と
しての制限ギヤ80x、80yを、駆動力伝達機構部に
おいて減速ギヤ列32、33の最終ギヤ32d、33d
部分に噛合させた場合を例示したが、ギヤ列のいずれの
位置に結合してもよいことは勿論である。この場合に、
ギヤ列の最終段近くのギヤに結合すると、減速ギヤ比等
の観点からは有利である。
【0048】以上の構成による振れ防止機構部20によ
れば、前述した図7における第2のレンズ群9の後レン
ズ群(振れ防止レンズ)8を、レンズ光軸Iに対して直
交する方向にシフトさせることにより、結像面16に結
ばれる像を、所要の状態で移動させ、結果として、像振
れを防止できるものである。
【0049】また、上述した像振れ防止機構部20によ
れば、比較的体積の大きいDCモータ30、31を、そ
の長手方向が前記撮影レンズ群2の光軸Iに対して直交
した位置関係となるように配置させることが可能であ
り、図3および図4に示すように、これらのDCモータ
30、31を、レンズシャッタ12や第3のレンズ11
側に突出させることも必要なく、振れ防止レンズ8のレ
ンズ枠6の外周側に、高密度にしかもコンパクトにユニ
ット化して組み込むことが可能であり、構造、組立等の
面から有利である。
【0050】したがって、このような像振れ防止機構部
20によれば、レンズシャッタ12のスペースや第2の
レンズ群9と第3のレンズ群11との間隔を損なうこと
がない。しかも、上述したように、ユニット化が簡単に
行なえるので、組み込み性に優れており、例えば、交換
式の撮影レンズにおいて、絞り機構に隣接して配置して
も、非常に有効である。
【0051】図8は、本実施例に係る振れ防止装置の結
像面における像の移動範囲を示した図である。移動範囲
16aは、振れ防止レンズ8を前述した機械的制限まで
シフトさせたときの像の移動する範囲であり、移動範囲
16bは、後述する振れ防止制御を行なうときの像の移
動する範囲である。移動範囲16bは、移動範囲16a
よりも少し狭い範囲としてある。
【0052】例えば、撮影レンズ系2の焦点距離を10
5mmとしたときに、それぞれの像の移動範囲は、振れ
防止レンズ8がセンタの位置からx軸方向、y軸方向の
それぞれ両方向にd=1mm、e=1.1mmとしてあ
る。dの値は、前述した撮影レンズ系2の焦点距離の約
100分の1の量である。
【0053】ここで、「手持ち撮影では、撮影レンズの
焦点距離分の1秒のシャッタスピードによって撮影すれ
ば、振れは防止できる。」という経験則から補正量を求
めてみる。撮影レンズの焦点距離を105mmとし、シ
ャッタスピードを1/125秒で撮影したときに、結像
面において、最大で30μmの振れが生じているとす
る。この30μmの振れは、焦点深度を求めるときに用
いられる許容錯乱円と同じ値とする。よって、30μm
の振れが写真を鑑賞するする際に、振れとして認められ
ない値とすることができる。
【0054】この条件から、露光中の結像面での像の移
動平均速度vは、 v=30×10-3/(1/125)=3.75 〔mm/s〕 となる。ここで、振れの振動を正弦波と仮定して、この
振動の像の最大移動速度Vmax は、周波数をf、振幅を
2aとすると、 Vmax =2πfa となる。
【0055】したがって、像の移動量は、最低でも振幅
2a分は必要となる。この量は、例えば、シャッタボタ
ンを操作することにより、カメラが振動するときの周波
数を5Hz、カメラを構えているときの、カメラの振動
する周波数を10Hzとすると、振幅2aは、 2a=Vmax /πf によって求められ、像の移動量は、それぞれ 5Hzでは、 2a=3.75/(π×5)=0.24 〔mm〕 10Hzでは、 2a=3.75/(π×10)=0.12 〔mm〕 以上必要となる。
【0056】このことから、焦点距離105mmのレン
ズを使用するときには、像の移動量は、最低でも0.2
mmだけ必要となる。言い換えると、像の補正量は、 2a/f=0.24/105=1/438 から、焦点距離の約400分の1以上必要となる。
【0057】しかし、これは撮影にある程度精通してい
る人の場合であり、撮影に不慣れな初心者においては、
シャッタボタンの操作時は、これ以上に振れることが予
想される。従って、初心者においては、手持ち撮影で
は、撮影レンズの焦点距離分の1秒よりも1段速いシャ
ッタスピードで撮影すれば、振れは防げる。
【0058】この観点から、同様にして、移動量を求め
ると、 v=30×10-3/(1/250)=7.5 〔mm/s〕 2a=Vmax /πf 5Hzでは、 2a=7.5/(π×5)=0.48 〔mm〕 10Hzでは、 2a=7.5/(π×10)=0.24 〔mm〕 となり、焦点距離105mmのレンズを使用するときに
は、像の移動量は、最低でも0.5mmだけ必要とな
る。言い換えると、像の補正量は、 2a/f=0.48/105=1/219 から、焦点距離の約200分の1以上必要となる。
【0059】図9、図10、図11は、本実施例に係る
振れ防止装置の振れ量と像の移動範囲を示した図であ
る。ここでは、y軸方向のみを示しており、x軸方向に
ついて同様であるので、説明は省略する。撮影レンズ系
2の焦点距離が105mmのときの、振れの結像面での
振幅2aは、前述したような「手持ち撮影では、撮影レ
ンズの焦点距離分の1秒よりも1段速いシャッタスピー
ドによって撮影すれば、振れは防止できる。」という経
験則から求めれば、0.48mmである。
【0060】図9は、この振れがセンタを中心に振れた
場合を示しており、図10、図11は、振れ防止制御を
開始したときに、振れの振幅がどの位置にあるか特定で
きないので、振れの振幅の中心がそれぞれ最大にズレて
いるときを示している。これらから明らかなように、振
幅が0.48mmの振れに関しては、像の移動量は、d
/2の0.5mm、すなわち焦点距離の約200分の1
の量であれば、十分に振れを防止することができる。
【0061】振れは個人差があり、これ以上に振れる人
もあると考えられるので、より確実を期するために、本
実施例のように、像の移動量は、これ以上の、撮影レン
ズ系2の焦点距離の約100分の1の量であることが好
ましい。これにより、確実に、振れを防止することがで
きる。
【0062】ここで、像の移動量は、焦点距離の100
分の1まで移動可能としたが、本来、撮影レンズ系2の
一部のレンズ系をシフトさせると、結像性能は劣化す
る。そこで、本実施例では、像の移動量は、焦点距離の
200分の1、ここでは約0.5mmまでは、実用上十
分な結像性能をもたせるようにしてある。像の移動量
は、これよりも大きい焦点距離の、100分の1、ここ
では約1.0mmまで移動可能とすると、結像性能は劣
化する。しかし、ここまで像を移動する必要のある振れ
は非常に大きいので、このような振れを防止可能とする
ことにより、結像性能の劣化はあるが、総合的にみて写
真の画質は遙に向上する。ここで、像の移動量dは、x
軸、y軸の両方向に、それぞれ同じ量を設定してある。
この理由は、振れの方向は特定できないので、いずれの
方向にも確実に振れを防止できるようにするためであ
る。ここでは、焦点距離105mmのレンズについて説
明したが、単焦点レンズ、ズームレンズを含め、種々の
焦点距離のレンズに適用できる。
【0063】次に、本実施例のように、撮影レンズ系2
をズームレンズとした場合に、それぞれの焦点距離と像
の移動量の関係を説明する。この実施例では、撮影レン
ズ系2の焦点距離を38〜105mmの範囲でズーム可
能であるとする。各焦点距離と像の移動量は、前述した
ように、表1とすればよい。
【0064】〔表1〕 焦点距離f 像の移動量d 38mm 0.4mm 70mm 0.7mm 105mm 1.0mm
【0065】しかし、このようにすると、各焦点距離に
おいて、それぞれの像の移動量を制御する必要があり、
制御が複雑化してしまう。そこで、制御を簡素化するた
めに、次のようにした。図12は、図7の撮影レンズ系
2を模式的に示した図である。図12において、(a)
は38mm、(b)は70mm、(c)は105mmの
各レンズ群4、9、8、11の配置を示したものであ
る。
【0066】振れ防止レンズ8のシフト量と、結像面1
6での像の移動量は、各焦点距離により、振れ防止レン
ズ8と第3のレンズ群11のパワー(焦点距離の逆数)
とそぞれのレンズ群8、11と結像面16との間隔a、
bによって決定される。これは、各レンズ群の焦点距離
とパワーをf8 、f11とφ8 、φ11とし、振れ防止レン
ズ8のシフト量をδ、像の移動量をdとすると、次式で
表せる。
【0067】 d=〔(a+b)φ8 −a×b×φ8 ×φ11〕×δ
【0068】本実施例の焦点距離f8 、f11と、パワー
φ8 、φ11の値を表2に示す。 〔表2〕 レンズ群の焦点距離f レンズ群のパワーφ 振れ防止レンズ8 35.88mm 0.02787 第3のレンズ群11 −24.24mm −0.04125
【0069】また、本実施例の振れ防止レンズ8のシフ
ト量δと像の移動量dの値を表3に示す。
【0070】 〔表3〕 〔単位mm〕 a b δ d 38mm 15.57 11.10 0.56 0.53 70mm 7.367 34.99 0.56 0.83 105mm 3.435 51.22 0.56 1.00
【0071】これは、105mmにおいて、上述のよう
に像の移動量dを焦点距離の約100分の1とし、この
ときの振れ防止レンズ8のシフト量δを求めて、このシ
フト量δを一定として、撮影レンズ系2の各焦点距離の
像の移動量dを求めたものである。
【0072】この量を図13に示す。図13は、図8と
同様に示し、105mmでの像の移動量D105 が16b
に相当する。これは、x軸、y軸の両方向にそれぞれ像
の移動量dとしたときの移動範囲である。D38、D
70は、38mm、70mmの像の移動量である。つま
り、38mm、70mmでは、表1に示す像の移動量d
よりも大きくとることができる。従って、105mmの
テレ端を基準として、振れ防止レンズ8の必要なシフト
量δを決定し、シフト量δを一定とすることにより、1
05mmよりも短い焦点距離では、より大きい像の移動
量dが確保できる。
【0073】また、振れ防止レンズ8と、第3のレンズ
群11の焦点距離を変更することにより、撮影レンズの
各焦点距離での像の移動量dを調整することができる。
しかし、各レンズ群と結像面の間隔が変化し、スペース
の大型化に影響し、また、撮影レンズの結像性能の劣化
にも影響する。本実施例では、スペース、結像性能、像
の移動量ともに、最適となるように構成した。
【0074】ここでは、105mmのテレ端を基準とし
て、振れ防止レンズ8の必要なシフト量δを決定し、シ
フト量δを一定としたが、撮影レンズ系の設計上、像の
移動量dを上記のように確保できれば、テレを基準とす
ることに限らず、設計上必要な焦点距離としてもよい。
本実施例は、一眼レフカメラの交換レンズ、レンズを内
蔵したコンパクトカメラに適用できる。
【0075】図14は、本発明による振れ防止装置の制
限部材の他の実施例を示した図である。この実施例は、
制限ギヤ80x、80yの回転を電気信号によって制限
するようにしたものである。すなわち、制限ギヤ80
x、80yの偏心した位置に、ボス80xc、80yc
を設け、かつ、このボス80xc、80ycの回動範囲
内に接片が位置するスイッチ81x、81yを、基板2
1に固定して設けている。
【0076】このような構成によれば、制限ギヤ80
x、80yがそれぞれの方向に回転することによって、
ボス80xc、80ycがスイッチ81x、81yの接
片を押圧して、ONし、これによりモータ30、31の
回転を停止することにより、この位置を制限位置として
いる。そして、このような制限ギヤ80x、80yによ
り検出することによって、信頼性をより一層向上させる
ことができる。
【0077】次に、本実施例の振れ防止装置の制御部に
ついて説明する。図15は、本発明による振れ防止装置
の実施例の制御部を示すブロック結線図である。CPU
301は、通常の撮影および本発明の振れ補正などの制
御を行なう処理装置であり、測光回路302、測距回路
303、角速度検出回路304、305、LCD32
7、不揮発性メモリ328、メインスイッチ329、半
押しスイッチ330、レリーズスイッチ331、ズーム
アップスイッチ332及びズームダウンスイッチ333
等が接続されている。
【0078】モータ30、31は、振れ補正レンズ8を
駆動するためのものであり、モータ駆動回路306、3
07を介して、CPU301に接続されている。モータ
312は、フォーカシングレンズ11を駆動するための
ものであり、モータ駆動回路308を介して、CPU3
01に接続されている。シャッタ制御用モータ325、
326は、シャッタ装置12を駆動するためのものであ
り、シャッタ制御用モータ駆動回路324を介して、C
PU301に接続されている。モータ313は、鏡筒3
19内の撮影レンズ2を駆動するためのものであり、モ
ータ駆動回路309を介して、CPU301に接続され
ている。
【0079】レンズ位置速度検出回路320、321
は、振れ補正レンズ8の位置及び速度を検出する回路で
ある。レンズ位置検出回路322は、フォーカシングレ
ンズ11の位置を検出する回路である。焦点距離検出回
路323は、撮影レンズ2の焦点距離を検出する回路で
あり、その出力は、CPU301に接続されている。レ
ンズ4、7、振れ補正レンズ8及びフォーカシングレン
ズ11は、撮影レンズ2を構成している。図15は、制
御部を中心に示してあるので、図7とは撮影レンズ2の
配置が異なるが、同じものを示している。
【0080】次に、本実施例の振れ防止装置の動作の概
要を説明し、併せて、図17、図18に基づいて、CP
U301の動作を詳細に説明する。角速度検出回路30
4、305は、カメラの振れを検出し、その振れの大き
さに応じた検出信号をCPU301へ出力する。CPU
301は、角速度検出回路304、305の検出信号に
基づいて制御信号を生成し、その制御信号をモータ駆動
回路306、307へ出力し、このモータ駆動回路30
6、307がモータ30、31を駆動することによっ
て、振れ補正レンズ8が移動する。レンズ位置速度検出
回路320、321は、振れ補正レンズ8の位置及び速
度を検出し、その検出信号をCPU301に出力する。
【0081】CPU301は、角速度検出回路304、
305から振れ補正制御の制御範囲を超えるような信号
が出力された場合には、振れ補正レンズ8の移動を予め
定められた制御範囲内に抑制するような制御信号を、モ
ータ駆動回路304、305へ出力する。
【0082】また、ズームアップスイッチ332または
ズームダウンスイッチ333がONされると、CPU3
01は、モータ駆動回路309へ制御信号を出力し、モ
ータ313を駆動することによって、鏡筒319内の撮
影レンズ2を移動させ、焦点距離が変化する。このとき
に、焦点距離が変化しても、手振れ補正制御を行う場合
の制御範囲は一定である。
【0083】図17は、図15のCPU301の動作を
説明するフローチャートである。図17において、ステ
ップS101で、レリーズ釦の半押し(半押しスイッチ
30のオン)を検出する。ステップS102では、不揮
発性メモリ328から振れ補正制御の制御範囲である所
定範囲を読み込む。本実施例では、この所定範囲は、撮
影レンズ2の長焦点距離を基準に決定した範囲で、その
撮影レンズ2の焦点距離の変化に関係なく一定である。
ステップS103では、角速度検出回路304、305
をスタートさせ、角速度検出回路304、305は、カ
メラの振れに応じた信号をCPU301に出力する。ス
テップS104では、測光処理を行う。ステップS10
5では、測距処理を行う。ステップS106では、AE
演算を行い、ステップS107では、FM演算を行う。
ステップS108では、フォーカシングを行う。
【0084】ステップS109では、レリーズ釦が全押
し(レリーズスイッチ331のオン)を判断する。レリ
ーズスイッチ331がオフのときは、ステップS110
において、レリーズ釦がまだ半押し(半押しスイッチ3
30のオン)されているか否かを判断する。半押しスイ
ッチ330がオンのときは、ステップS109に戻り、
半押しスイッチ330がオフのときは、撮影中止と判断
してステップS111でフォーカシングリターンし、ス
テップS112で角速度検出回路304、305をスト
ップして、プログラムを終了する。
【0085】ステップS109において、レリーズスイ
ッチ331がオンと判断したときは、ステップS113
で、振れ補正制御タイマ割込み処理を許可する。ステッ
プS114では、露光を開始し、ステップS115で
は、露光を終了する。ステップS116では、振れ補正
制御タイマ割込み処理を禁止し、ステップS117で
は、フォーカシングリターン、ステップS118では、
角速度検出回路304、305をストップする。ステッ
プS119において、次の撮影に備えてフィルムを巻き
上げてプログラムを終了する。
【0086】図18は、図17の振れ補正制御タイマ割
込み処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
このタイマ割込み処理は、図3のステップS112で許
可され、ステップS115で禁止されるまで、所定時間
(例えば、2ms)ごとに起動される。
【0087】図4において、ステップS201では、角
速度検出回路304、305の出力をA/D変換し、カ
メラに生じた角速度を算出する。ステップS202で
は、ステップS201において算出された角速度から振
れ補正レンズ8の目標速度を算出する。
【0088】ステップS203では、振れ補正レンズ位
置速度検出回路320または321により、振れ補正レ
ンズ8の位置を検出する。ステップS204では、振れ
補正レンズ8の位置が所定範囲をオーバーしているか否
かを判断する。所定範囲をオーバーしていると判断した
場合には、ステップS205でモータ30または31に
ショートブレーキをかけてから、ステップS205に移
行する。ステップS204において、振れ補正レンズ8
の位置が所定範囲内であると判断した場合には、ステッ
プS206において、ステップS202で算出された目
標速度とステップS203で検出された振れ補正レンズ
8の位置よりモータ30または31の駆動量を算出す
る。ステップS207では、算出された駆動量でモータ
30または31を駆動し、振れ補正レンズ8を移動し
て、割込み処理を終了する。
【0089】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明の技術思想によれば、種々の変形が可能である。
例えば、上述した実施例では、振れ防止光学系(振れ防
止レンズ8、レンズ枠部材6)に対する駆動力発生装置
(モータ30、31)からの駆動力伝達装置である減速
ギヤ列(32、33)に、移動量発生機構部としてのね
じ機構(34a、35a;36a、37a)とは別に結
合して設けられる制限手段として、第2の減速ギヤ列を
構成するギヤ部材80X、80Yを用いた場合を示して
いるが、本発明は、これに限定されない。すなわち、制
限手段としては、上述したギヤ部材によるものに限ら
ず、ギヤ機構又はカム、ラック等を利用した機構構造で
あってもよい。
【0090】さらに、上述した実施例では、制限ギヤ8
0x、80yに溝部を、軸受側に凸部を設けているが、
これらの関係は適宜変更できるものであり、しかもその
形状などについても、種々の変更が可能である。
【0091】また、上述した実施例では、レンズシャッ
タ12を有するカメラに、本発明を適用した場合を説明
したが、これに限定されず、従来から周知のカメラにお
いて、手振れ等による像振れを防止するために、光軸I
から直交する方向にシフトさせる振れ防止レンズに適用
すればよいものであり、カメラ側の構造に限定されるも
のではない。
【0092】さらに、本発明にかかる振れ防止装置は、
上述したようなカメラに限定されず、各種の光学機器、
装置などに適用して効果を発揮し得るものである。
【0093】一方、撮影レンズが望遠端にあり手振れ補
正を行う制御範囲を所定範囲とすることにより、焦点距
離が変化しても制御範囲を一定とすることが可能であ
る。また、所定範囲を不揮発性メモリに記憶することに
よって、撮影者に応じた振れ補正制御の制御範囲が設定
できる。例えば、手振れの大きな初心者は制御範囲を広
く設定でき、また、振れ補正レンズの移動量が大きくな
ると振れ補正レンズの周辺部を使うことになり、レンズ
の中心部よりも解像度が落ちるために、手振れが少なく
シャープな写真を必要とする上級者は、レンズの制御範
囲を狭く設定することが可能となる。
【0094】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、振れ補正光学系が移動したときに、結像面で移動
する像の移動量は、撮影装置の焦点距離の200分の1
以上の量としたので、焦点距離の分の1秒よりも1段速
いシャッタスピードで撮影しても振れてしまう場合に
も、振れ防止が可能となる。また、このような振れがあ
っても、どのタイミングで露光を開始しても、振れ防止
が可能となる。
【0095】また、撮影装置の焦点距離の変化する場合
にも、振れ補正光学系の可動範囲を一定としたので、振
れ補正機構部を簡素化することが可能となる。このとき
に、可動範囲は、撮影装置の長焦点距離を基準に決定す
れば、短焦点距離側では相対的に像の移動量を大きくす
ることができる。
【0096】さらに、撮影装置の焦点距離の変化する場
合にも、振れ補正制御部の制御範囲を一定としたので、
手振れ補正制御を用いた撮影処理を簡素化することが可
能となる。このときに、制御範囲は、撮影装置の長焦点
距離を基準に決定すれば、短焦点距離側では相対的に像
の移動量を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるブレ防止振装置の一実施例を示
し、カメラのレンズ鏡筒部分の要部である振れ防止機構
部の要部断面図である。
【図2】振れ防止レンズの可動範囲を制限する制限手段
の一例を説明するためのものであり、(a)、(b)
は、図1において、矢視IIa、IIbで示した部分の要部
拡大図である。
【図3】図1のIII −III 断面図である。
【図4】図1のIV−IV断面図である。
【図5】図1のV−V断面図である。
【図6】振れ防止レンズの位置検出手段を説明するため
の要部拡大図である。
【図7】本発明による振れ防止装置を適用して好適なレ
ンズシャッタ付きカメラの概略構成を説明するための図
である。
【図8】本実施例に係る振れ防止装置の結像面での像の
移動範囲を示す図である。
【図9】本実施例に係る振れ防止装置の振れ量と像の移
動範囲を示した図である。
【図10】本実施例に係る振れ防止装置の振れ量と像の
移動範囲を示した図である。
【図11】本実施例に係る振れ防止装置の振れ量と像の
移動範囲を示した図である。
【図12】図7の撮影レンズ系2を模式的に示した図で
ある。
【図13】本実施例にかかる振れ防止装置の結像面にお
ける像の移動範囲を示した図である。
【図14】本発明による振れ防止装置の実施例を示すブ
ロック結線図である。
【図15】(a)〜(b)は、振れ補正制御の光学系原
理図である。
【図16】本発明による振れ防止装置の実施例を示すフ
ローチャートである。
【図17】本発明による振れ防止装置の実施例の振れ補
正制御タイマ割り込み処理を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 カメラ 2 撮影レンズ 4 第1レンズ群 6 レンズ枠(レンズ枠部材) 7 前レンズ群 8 後レンズ群(振れ防止レンズ又は振れ補正レンズ) 9 第2レンズ群 11 第3レンズ群 12 レンズシャッタ 15 シャッタ駆動部 16 結像面 20 像振れ防止機構部 30、31 モータ 32、33 ギヤ列 34、35 軸 36、37 可動部材 51、52、53、54 ばね 55、56 ガイド部材 59、60、61、62 ローラ 63、64、65、66 ローラ軸 67、69 受け部材 68 リテーナ部材 70、71 ボール I 撮影レンズ系の光軸 301 CPU 302 測光回路 303 測距回路 304 角速度検出回路(X軸) 305 角速度検出回路(Y軸) 306 モータ駆動回路(X軸) 307 モータ駆動回路(Y軸) 308 モータ駆動回路(AF) 309 モータ駆動回路(ZOOM) 312 モータ(AF) 313 モータ(ZOOM) 318 シャッタ 319 鏡筒 320 レンズ位置速度検出回路(X軸) 321 レンズ位置速度検出回路(Y軸) 322 レンズ位置検出回路(AF) 323 焦点距離検出回路 324 シャッタ制御用モータ駆動回路 325 シャッタ制御用モータ 326 シャッタ制御用モータ 327 LCD 328 不揮発性メモリ 329 メインスイッチ 330 半押しスイッチ 331 レリーズスイッチ 332 ズームアップスイッチ 333 ズームダウンスイッチ
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるブレ防止振装置の一実施例を示
し、カメラのレンズ鏡筒部分の要部である振れ防止機構
部の要部断面図である。
【図2】振れ防止レンズの可動範囲を制限する制限手段
の一例を説明するためのものであり、(a)、(b)
は、図1において、矢視IIa、IIbで示した部分の
要部拡大図である。
【図3】図1のIII−III断面図である。
【図4】図1のIV−IV断面図である。
【図5】図1のV−V断面図である。
【図6】振れ防止レンズの位置検出手段を説明するため
の要部拡大図である。
【図7】本発明による振れ防止装置を適用して好適なレ
ンズシャッタ付きカメラの概略構成を説明するための図
である。
【図8】本実施例に係る振れ防止装置の結像面での像の
移動範囲を示す図である。
【図9】本実施例に係る振れ防止装置の振れ量と像の移
動範囲を示した図である。
【図10】本実施例に係る振れ防止装置の振れ量と像の
移動範囲を示した図である。
【図11】本実施例に係る振れ防止装置の振れ量と像の
移動範囲を示した図である。
【図12】図7の撮影レンズ系2を模式的に示した図で
ある。
【図13】本実施例にかかる振れ防止装置の結像面にお
ける像の移動範囲を示した図である。
【図14】本発明による振れ防止装置の制限部材の他の
実施例を示した図である。
【図15】本発明による振れ防止装置の実施例を示すブ
ロック結線図である。
【図16】(a)〜(b)は、振れ補正制御の光学系原
理図である。
【図17】本発明による振れ防止装置の実施例を示すフ
ローチャートである。
【図18】本発明による振れ防止装置の実施例の振れ補
正制御タイマ割り込み処理を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】 1 カメラ 2 撮影レンズ 4 第1レンズ群 6 レンズ枠(レンズ枠部材) 7 前レンズ群 8 後レンズ群(振れ防止レンズ又は振れ補正レンズ) 9 第2レンズ群 11 第3レンズ群 12 レンズシャッタ 15 シャッタ駆動部 16 結像面 20 像振れ防止機構部 30、31 モータ 32、33 ギヤ列 34、35 軸 36、37 可動部材 51、52、53、54 ばね 55、56 ガイド部材 59、60、61、62 ローラ 63、64、65、66 ローラ軸 67、69 受け部材 68 リテーナ部材 70、71 ボール I 撮影レンズ系の光軸 301 CPU 302 測光回路 303 測距回路 304 角速度検出回路(X軸) 305 角速度検出回路(Y軸) 306 モータ駆動回路(X軸) 307 モータ駆動回路(Y軸) 308 モータ駆動回路(AF) 309 モータ駆動回路(ZOOM) 312 モータ(AF) 313 モータ(ZOOM) 318 シャッタ 319 鏡筒 320 レンズ位置速度検出回路(X軸) 321 レンズ位置速度検出回路(Y軸) 322 レンズ位置検出回路(AF) 323 焦点距離検出回路 324 シャッタ制御用モータ駆動回路 325 シャッタ制御用モータ 326 シャッタ制御用モータ 327 LCD 328 不揮発性メモリ 329 メインスイッチ 330 半押しスイッチ 331 レリーズスイッチ 332 ズームアップスイッチ 333 ズームダウンスイッチ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光学系を含む撮影装置の振れを防止
    する振れ防止装置であって、 前記撮影装置の振れを検出する振れ検出部と、 前記撮影光学系の一部を構成する振れ補正光学系を移動
    することにより、振れ補正を行う振れ補正部と、 前記振れ検出部の出力に基づいて、前記振れ補正部を駆
    動制御する振れ補正制御部と、を備え、 前記振れ補正光学系が移動したときに、結像面で移動す
    る像の移動量は、前記撮影装置の焦点距離の200分の
    1以上の量としたことを特徴とする振れ防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の振れ防止装置であっ
    て、 前記像の移動量は、その中心位置からそれぞれ両方向
    に、前記撮影装置の焦点距離の200分の1以上の量と
    したことを特徴とする振れ防止装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の振れ防止装置であっ
    て、 前記振れ補正光学系は、第1の方向と、前記第1の方向
    と異なる第2の方向に可動され、 前記像の移動量は、それぞれの中心位置からそれぞれ前
    記第1の方向と前記第2の方向に、前記撮影装置の焦点
    距離の200分の1以上の量としたことを特徴とする振
    れ防止装置。
  4. 【請求項4】 撮影光学系を移動させることにより、焦
    点距離を変化させる撮影装置の振れを防止する振れ防止
    装置であって、 前記撮影装置の振れを検出する振れ検出部と、 前記撮影光学系の一部を構成する振れ補正光学系を移動
    することにより、振れ補正を行う振れ補正部と、 前記振れ検出部の出力に基づいて、前記振れ補正部を駆
    動制御する振れ補正制御部と、を備え、 前記振れ補正部の可動範囲は、前記撮影装置の焦点距離
    の変化に関係なく一定であることを特徴とする振れ防止
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の振れ防止装置であっ
    て、 前記振れ補正部の可動範囲は、前記撮影装置の所定の焦
    点距離を基準に決定した範囲で、前記撮影装置の焦点距
    離の変化に関係なく一定であることを特徴とする振れ防
    止装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の振れ防止装置であっ
    て、 前記振れ補正部の可動範囲は、前記撮影装置の長焦点距
    離を基準に決定した範囲で、前記撮影装置の焦点距離の
    変化に関係なく一定であることを特徴とする振れ防止装
    置。
  7. 【請求項7】 撮影光学系を移動させることにより、焦
    点距離を変化させる撮影装置の振れを防止する振れ防止
    装置であって、 前記撮影装置の振れを検出する振れ検出部と、 前記撮影光学系の一部を構成する振れ補正光学系を移動
    することにより、振れ補正を行う振れ補正部と、 前記振れ検出部の出力に基づいて、前記振れ補正部を駆
    動制御する振れ補正制御部と、を備え、 前記振れ補正制御部の制御範囲は、前記撮影装置の焦点
    距離の変化に関係なく一定であることを特徴とする振れ
    防止装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の振れ防止装置であっ
    て、 前記振れ補正制御部の制御範囲は、前記撮影装置の所定
    の焦点距離を基準に決定した範囲で、前記撮影装置の焦
    点距離の変化に関係なく一定であることを特徴とする振
    れ防止装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の振れ防止装置であっ
    て、 前記振れ補正制御部の制御範囲は、前記撮影装置の長焦
    点距離を基準に決定した範囲で、前記撮影装置の焦点距
    離の変化に関係なく一定であることを特徴とする振れ防
    止装置。
  10. 【請求項10】 請求項7〜請求項9のいずれか1項に
    記載の振れ防止装置であって、 前記振れ補正制御部は、前記振れ検出部の出力が前記制
    御範囲を越えた場合に、前記振れ補正部の駆動を所定の
    範囲に抑制することを特徴とする振れ防止装置。
  11. 【請求項11】 請求項7〜請求項10のいずれか1項
    に記載の振れ防止装置であって、 前記振れ補正制御部の制御範囲を記憶する記憶部を備え
    たことを特徴とする振れ防止装置。
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