JPH07294241A - 内外長さ測定器 - Google Patents
内外長さ測定器Info
- Publication number
- JPH07294241A JPH07294241A JP12673394A JP12673394A JPH07294241A JP H07294241 A JPH07294241 A JP H07294241A JP 12673394 A JP12673394 A JP 12673394A JP 12673394 A JP12673394 A JP 12673394A JP H07294241 A JPH07294241 A JP H07294241A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- measuring
- measured
- groove
- reference plane
- stylus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)
- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は１台の測定器で、内側、外側の
長さ、幅、厚さなどを、簡単且つ高精度に測定すること
を目的とするものである。 【構成】測定軸（１）に外側測定子（２）と内側測定子
（３）を設け、基準面（５）に内側測定子（３）が沈み
こむ溝（４）を設ける。 【効果】 外側測定子（２）と内側測定子（３）の測定
面が密着して同一平面となり、内側測定と外側測定の間
に生ずる誤差は理論上０となる。又、基準面の溝（４）
に内側測定子（３）が沈みこむため、基準面と測定面を
密着させることができるので、素早く正確な０点又は基
点の設定と確認ができる。
長さ、幅、厚さなどを、簡単且つ高精度に測定すること
を目的とするものである。 【構成】測定軸（１）に外側測定子（２）と内側測定子
（３）を設け、基準面（５）に内側測定子（３）が沈み
こむ溝（４）を設ける。 【効果】 外側測定子（２）と内側測定子（３）の測定
面が密着して同一平面となり、内側測定と外側測定の間
に生ずる誤差は理論上０となる。又、基準面の溝（４）
に内側測定子（３）が沈みこむため、基準面と測定面を
密着させることができるので、素早く正確な０点又は基
点の設定と確認ができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】 この発明は内面外面又は平面上
の凹凸部の位置や長さ、幅、径などの測定に関するもの
である。
の凹凸部の位置や長さ、幅、径などの測定に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】 従来、凹凸部や穴の位置や長
さ、幅などを測定する場合、図１３のような深さ測定器
や、図１４のように深さ測定器の先端をＬ字形にした内
側外側兼用測定器あるいは、凹部の幅測定、凸部の厚さ
測定のみを目的とした特殊用途のノギス、マイクロメー
タ、ダイヤルゲージ、デジタルやアナログ式電子測定
器、又は三次元測定機などが用いられていた。
さ、幅などを測定する場合、図１３のような深さ測定器
や、図１４のように深さ測定器の先端をＬ字形にした内
側外側兼用測定器あるいは、凹部の幅測定、凸部の厚さ
測定のみを目的とした特殊用途のノギス、マイクロメー
タ、ダイヤルゲージ、デジタルやアナログ式電子測定
器、又は三次元測定機などが用いられていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】 これらには、次のよ
うな欠点があった。物品の凹部凸部の位置を知るには被
測定物の一端からの距離を測定するのが普通であるが、
図１３のような深さ測定器では図１４のＬ１、Ｌ５しか
測ることができず、図１５の例のようなＬ字形測定子を
持った測定器が使われることが多い。この場合Ｌ１、Ｌ
３、Ｌ５は内側測定で、測定子のＦ１面を使い、Ｌ２、
Ｌ４は外側測定となってＦ２面を使うことになる。この
ため測定子の厚さＣを差し引きするか、測定器に目盛の
あるものでは目盛を２段にして内側用、外側用とするた
め、測定子の厚さの誤差、２つの目盛間の誤差に加えて
測定者の読み違いがおこりやすく、使いにくかった。又
デジタル表示式のものでは内側測定、外側測定のたびご
とにプリセットするか、計算によって測定値を得なけれ
ばならない。このような理由から特に円筒の内側などの
凹凸部測定では長さＬ、幅Ｗ、厚さＴの値を得るため副
数の測定器が使われ、計算によって数値をもとめており
非常に不便であり信頼性に欠ける面があった。又三次元
測定機でも特殊な測定子が必要となり、測定までの段取
りに時間がかかるなど、機動性にとぼしい。この発明は
これらの欠点を解消することができるものである。
うな欠点があった。物品の凹部凸部の位置を知るには被
測定物の一端からの距離を測定するのが普通であるが、
図１３のような深さ測定器では図１４のＬ１、Ｌ５しか
測ることができず、図１５の例のようなＬ字形測定子を
持った測定器が使われることが多い。この場合Ｌ１、Ｌ
３、Ｌ５は内側測定で、測定子のＦ１面を使い、Ｌ２、
Ｌ４は外側測定となってＦ２面を使うことになる。この
ため測定子の厚さＣを差し引きするか、測定器に目盛の
あるものでは目盛を２段にして内側用、外側用とするた
め、測定子の厚さの誤差、２つの目盛間の誤差に加えて
測定者の読み違いがおこりやすく、使いにくかった。又
デジタル表示式のものでは内側測定、外側測定のたびご
とにプリセットするか、計算によって測定値を得なけれ
ばならない。このような理由から特に円筒の内側などの
凹凸部測定では長さＬ、幅Ｗ、厚さＴの値を得るため副
数の測定器が使われ、計算によって数値をもとめており
非常に不便であり信頼性に欠ける面があった。又三次元
測定機でも特殊な測定子が必要となり、測定までの段取
りに時間がかかるなど、機動性にとぼしい。この発明は
これらの欠点を解消することができるものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】 測定軸の一端に内側測
定子と外側測定子を設け測定器の基準面には内側測定子
が沈みこむ溝を設ける。以上の構成からなる内外長さ測
定器である。
定子と外側測定子を設け測定器の基準面には内側測定子
が沈みこむ溝を設ける。以上の構成からなる内外長さ測
定器である。
【０００５】
【作用】 測定器の基準面に設けられた溝に内側測定子
が沈みこみ、そのため外側測定子と測定器の基準面が密
着して内側外側共通の基点となり、内外の長さ、径、凸
部の厚さ溝の幅、側面の穴の位置などを測定する。
が沈みこみ、そのため外側測定子と測定器の基準面が密
着して内側外側共通の基点となり、内外の長さ、径、凸
部の厚さ溝の幅、側面の穴の位置などを測定する。
【０００６】
【実施例】 この発明は図１及び図２の実施例１のよう
に平行平面または平行線を持つ２個の測定子が重なりあ
って測定軸（１）の一端に直角あるいは直角方向に設け
られ、一方測定器本体の基準面（５）に設けられた、内
側測定子（３）が沈みこむ溝（４）があるため、基点の
設定確認の際、図２のように外側測定子の測定面（２
ａ）を、測定器本体の基準面（５）に密着させた状態が
最小値すなわち基点であり、ゼロ位置である。しかもこ
れは同時に内側測定子の測定面（３ａ）のゼロ位置でも
あって、外側用の測定面（２ａ）と内側用測定面（３
ａ）が完全な同一平面または一直線上にあることに起因
する。このように内側と外側の２方向の基点設定が簡単
かつ確実に行うことができる。
に平行平面または平行線を持つ２個の測定子が重なりあ
って測定軸（１）の一端に直角あるいは直角方向に設け
られ、一方測定器本体の基準面（５）に設けられた、内
側測定子（３）が沈みこむ溝（４）があるため、基点の
設定確認の際、図２のように外側測定子の測定面（２
ａ）を、測定器本体の基準面（５）に密着させた状態が
最小値すなわち基点であり、ゼロ位置である。しかもこ
れは同時に内側測定子の測定面（３ａ）のゼロ位置でも
あって、外側用の測定面（２ａ）と内側用測定面（３
ａ）が完全な同一平面または一直線上にあることに起因
する。このように内側と外側の２方向の基点設定が簡単
かつ確実に行うことができる。
【０００７】実際の測定においては図４のようにＬ１、
Ｌ３、Ｌ５、Ｌ９は内側測定子、Ｌ２、Ｌ４、Ｌ１０は
外側測定子を用いて測定する。またＬ６、Ｌ８は内側測
定子を用いＬ７とＴ１、Ｔ２及びＷ１、Ｗ２は内側外側
両方の測定子で測定する。次に例をあげて説明する。図
４はＷ１の測定状態である。まずＬ２寸法を外側測定し
次にＬ３寸法を内側測定してＬ３からＬ２を差し引いて
Ｗ１の値を得る。
Ｌ３、Ｌ５、Ｌ９は内側測定子、Ｌ２、Ｌ４、Ｌ１０は
外側測定子を用いて測定する。またＬ６、Ｌ８は内側測
定子を用いＬ７とＴ１、Ｔ２及びＷ１、Ｗ２は内側外側
両方の測定子で測定する。次に例をあげて説明する。図
４はＷ１の測定状態である。まずＬ２寸法を外側測定し
次にＬ３寸法を内側測定してＬ３からＬ２を差し引いて
Ｗ１の値を得る。
【０００８】測定器がデジタル表示式のときは、Ｌ２の
測定値をゼロに設定すれば、Ｌ３を測定した時点でＷ１
の値が直接デジタル表示される。
測定値をゼロに設定すれば、Ｌ３を測定した時点でＷ１
の値が直接デジタル表示される。
【０００９】同様にＴ１を測定するときはＬ１とＬ２を
測定してその値を得るがデジタル表示式の場合はＷ１の
測定と同様に直接Ｔ１の値が表示される。
測定してその値を得るがデジタル表示式の場合はＷ１の
測定と同様に直接Ｔ１の値が表示される。
【００１０】この発明は前述のようにデジタル式での測
定に特に効果的である。
定に特に効果的である。
【００１１】Ｗ１、Ｗ２のような溝の幅やＴ１、Ｔ２の
ような厚さ測定の時、図４のように基準面を移動させる
か、測定器本体を１８０度回転させて、同じ位置で測
定、または９０度回転で横位置と、自由に位置取り測定
ができる。
ような厚さ測定の時、図４のように基準面を移動させる
か、測定器本体を１８０度回転させて、同じ位置で測
定、または９０度回転で横位置と、自由に位置取り測定
ができる。
【００１２】測定器本体には図１、図２のような本尺が
スライドする直視デジタル表示式、図６の目盛り式又は
デジタル式のデプスゲージ、図７の目盛り式又はデジタ
ル直進式マイクロメータヘッド及びデプスマイクロメー
タ、図８のダイヤルゲージ式及び指針計式、図９に示す
ような測定器と表示部を分離したものなどに装着でき
る。
スライドする直視デジタル表示式、図６の目盛り式又は
デジタル式のデプスゲージ、図７の目盛り式又はデジタ
ル直進式マイクロメータヘッド及びデプスマイクロメー
タ、図８のダイヤルゲージ式及び指針計式、図９に示す
ような測定器と表示部を分離したものなどに装着でき
る。
【００１３】測定子は図１、図２、のように基準面と十
字形に取り付けるが、被測定物の形状によって図５のよ
うに自由に向きを変えて測定することができる。
字形に取り付けるが、被測定物の形状によって図５のよ
うに自由に向きを変えて測定することができる。
【００１４】測定子の形状例を図１２に示す。測定面は
線や点に変化できるが、図３の長さＨａとＨｂを正確に
同一にすることが基本である。
線や点に変化できるが、図３の長さＨａとＨｂを正確に
同一にすることが基本である。
【００１５】基準面の溝の形状は測定子の形や被測定物
によって変わるが、深さは常に内側測定子の厚さに若干
の余裕寸法、例えば０．５ｍｍ程度を加えることがのぞ
ましい。
によって変わるが、深さは常に内側測定子の厚さに若干
の余裕寸法、例えば０．５ｍｍ程度を加えることがのぞ
ましい。
【発明の効果】加工物や製品の長さ、外径、各部分に存
在する溝、側面の穴、突起などの位置、幅、厚さなどを
１台の測定器で簡単かつ高精度に測定でき、特に小径の
円筒内面の測定に効果がある。又内側測定面と外側測定
面が完全な同一平面または同一直線上にあるので、測定
方向による誤差は理論上０となる。また基点合わせでは
基準面に設けた溝に内側測定子が沈みこむことにより、
基準面と外側測定面が密着して、内側外側両方の０位置
を瞬時に設定することができ、測定値から測定子の厚さ
を差引き計算することも不要であり、素早い測定作業が
可能となった。
在する溝、側面の穴、突起などの位置、幅、厚さなどを
１台の測定器で簡単かつ高精度に測定でき、特に小径の
円筒内面の測定に効果がある。又内側測定面と外側測定
面が完全な同一平面または同一直線上にあるので、測定
方向による誤差は理論上０となる。また基点合わせでは
基準面に設けた溝に内側測定子が沈みこむことにより、
基準面と外側測定面が密着して、内側外側両方の０位置
を瞬時に設定することができ、測定値から測定子の厚さ
を差引き計算することも不要であり、素早い測定作業が
可能となった。
【図１】実施例１の斜視図である。
【図２】実施例１の三面図である。
【図３】発明の特徴の説明図である。
【図４】測定方法の一例をす説明図である。
【図５】測定子と測定器本体の基準面との位置関係の説
明図である。
明図である。
【図６】実施例２の斜視図である。
【図７】実施例３の斜視図である。
【図８】実施例４の斜視図である。
【図９】実施例５の斜視図である。
【図１０】測定子をナイフエッジにした形状の実施例で
ある。
ある。
【図１１】測定子を球にした実施例である。
【図１２】測定子を円筒にした実施例である。
【図１３】従来の深さ測定器の例である。
【図１４】従来のＬ形測定子を持った深さ測定器の測定
状態を示す図である。
状態を示す図である。
【図１５】従来のＬ形測定子の例である。
１・・・測定軸 ２・・・外側測定子 ２ａ・・・外側測定面 ３・・・内側測定子 ３ａ・・・内側測定面 ４・・・溝 ５・・・基準面 Ｌ１、Ｌ２、Ｌ３、Ｌ４、Ｌ５、Ｌ６、Ｌ７、Ｌ８、Ｌ
９、Ｌ１０・・・長さ Ｔ１、Ｔ２・・・厚さ Ｗ１、Ｗ２・・・幅 Ｆ１・・・従来の測定子の内側測定面 Ｆ２・・・従来の測定子の外側測定面 Ｃ・・・従来の測定子の厚さ Ｈａ・・・内側測定値 Ｈｂ・・・外側測定値
９、Ｌ１０・・・長さ Ｔ１、Ｔ２・・・厚さ Ｗ１、Ｗ２・・・幅 Ｆ１・・・従来の測定子の内側測定面 Ｆ２・・・従来の測定子の外側測定面 Ｃ・・・従来の測定子の厚さ Ｈａ・・・内側測定値 Ｈｂ・・・外側測定値
Claims (1)
- 【請求項１】 測定軸（１）の一端に測定軸と
直角方向に外側測定子（２）と内側用測定子（３）を設
け、測定器の基準面（５）に内側測定子（３）が沈みこ
む溝（４）を設ける。以上の構成による内外長さ測定
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12673394A JPH07294241A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 内外長さ測定器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12673394A JPH07294241A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 内外長さ測定器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07294241A true JPH07294241A (ja) | 1995-11-10 |
Family
ID=14942547
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12673394A Pending JPH07294241A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 内外長さ測定器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07294241A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104006715A (zh) * | 2014-05-23 | 2014-08-27 | 苏州创丰精密五金有限公司 | 一种槽宽快速检测治具 |
| CN106247896A (zh) * | 2016-08-30 | 2016-12-21 | 重庆望江工业有限公司 | 测量台阶轴中间台阶轴轴长最大和最小值的量规及方法 |
| CN106767285A (zh) * | 2017-03-17 | 2017-05-31 | 江苏太平洋精锻科技股份有限公司 | 机械零件孔内环凹槽宽度尺寸定量测量装置 |
| CN109341479A (zh) * | 2018-11-20 | 2019-02-15 | 中国航发贵州黎阳航空动力有限公司 | 一种用于喷嘴壳体零件测量的环槽台阶指模规 |
| CN110375619A (zh) * | 2019-08-30 | 2019-10-25 | 核工业理化工程研究院 | 一种小轴间隙测量装置 |
-
1994
- 1994-04-27 JP JP12673394A patent/JPH07294241A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104006715A (zh) * | 2014-05-23 | 2014-08-27 | 苏州创丰精密五金有限公司 | 一种槽宽快速检测治具 |
| CN106247896A (zh) * | 2016-08-30 | 2016-12-21 | 重庆望江工业有限公司 | 测量台阶轴中间台阶轴轴长最大和最小值的量规及方法 |
| CN106767285A (zh) * | 2017-03-17 | 2017-05-31 | 江苏太平洋精锻科技股份有限公司 | 机械零件孔内环凹槽宽度尺寸定量测量装置 |
| CN109341479A (zh) * | 2018-11-20 | 2019-02-15 | 中国航发贵州黎阳航空动力有限公司 | 一种用于喷嘴壳体零件测量的环槽台阶指模规 |
| CN110375619A (zh) * | 2019-08-30 | 2019-10-25 | 核工业理化工程研究院 | 一种小轴间隙测量装置 |
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