JPH07294060A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH07294060A
JPH07294060A JP9227994A JP9227994A JPH07294060A JP H07294060 A JPH07294060 A JP H07294060A JP 9227994 A JP9227994 A JP 9227994A JP 9227994 A JP9227994 A JP 9227994A JP H07294060 A JPH07294060 A JP H07294060A
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JP
Japan
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refrigerant
reheater
evaporator
indoor
valve
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JP9227994A
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English (en)
Inventor
Kazuya Sugiyama
和也 杉山
Hiroshi Mukoyama
洋 向山
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷房運転時に必要な除湿機能を有しながら冷
却能力の高い運転が可能な空気調和機を提供する 【構成】 本発明の空気調和機によれば、冷房運転時に
は再熱器バイパス経路48に冷媒を流し、再熱器14a
に冷媒を流さないでを蒸発器14bに冷媒を通す。これ
より高い冷却能力を得る事ができる。また、除湿運転時
には蒸発器と再熱器に冷媒を通すことができる。このた
め、冷房運転、暖房運転、及び除湿運転時に、それぞれ
の運転に合わせた室内放熱器14の能力で運転すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機に関し、特
に、蒸発器と再熱器とを有する空気調和機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】冷媒加熱器を備える空気調和機として
は、例えば特公平1−45532号公報に開示されてい
る。この空気調和機は、凝縮機、圧縮機、冷媒加熱器を
備える室外機と、蒸発器と再熱器と流量制御弁を備える
室内機を有し、室外機と室内機は冷媒回路を構成してい
る。
【0003】かかる冷媒回路に冷媒を循環させて冷房運
転する場合には、室内機の再熱器で冷媒の一部が潜熱を
奪って冷却した後、流量制御弁を通過した残りの冷媒が
蒸発器で潜熱を奪って冷却する。従って、室内機の蒸発
器と再熱器の両方で風を冷却後、室内に向けて送風す
る。
【0004】これに対して、除湿運転時には、室内機の
蒸発器の蒸発熱量と圧縮機が冷媒に投入した熱量(仕事
量)を加えた熱量の内の一部を、室外機の凝縮器(室外
熱交換器)で放熱し、残りの熱量は室内機の再熱器に移
って放熱する。これにより、室内機の蒸発器で除湿冷却
された空気は、再熱器においてこの残りの熱量で再加熱
(再熱)されて室内に吹き出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した除湿後再熱さ
れる方式の空気調和機では、従来の室内熱交換器をほぼ
半分に分割し蒸発器、再熱器となし、蒸発器で除湿冷却
された空気を、再熱器で再熱する方式である。このた
め、除湿運転時には冷房運転時の半分程度の冷却能力し
かない。
【0006】また、冷却能力の向上を図るため、冷房運
転用に従来の室外熱交換器を用い、さらに再熱用の熱交
換器を追加して取り付けることも考えられるが、そうす
ると冷房運転時に必要な冷房能力を越える冷房能力を持
った大きな室内機になってしまうという問題点がある。
【0007】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、必要な除湿機能を有しながら冷却能力の
高い運転が可能な空気調和機を提供することを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、蒸発器と再熱
器とを有する室内機と、室外熱交換器と圧縮機を有する
室外機とを備える空気調和機であって、前記再熱器をバ
イパスする再熱器バイパス経路と、前記再熱器の上流と
下流にそれぞれ設けられ、前記再熱器への冷媒の流入を
制御する第1及び第2の冷媒制御弁とを備えることを特
徴とする。
【0009】さらに、本発明は、蒸発器と再熱器とを有
する室内機と室外熱交換器と圧縮機を有する室外機とを
備える空気調和機であって、前記再熱器をバイパスする
再熱器バイパス経路と、前記再熱器の上流と下流にそれ
ぞれ設けられる第1及び第2の冷媒制御弁と、室外熱交
換器をバイパスする室外熱交換器バイパス経路とを備え
ることを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、冷房運転時に
は再熱器バイパス経路に冷媒を流し、再熱器に冷媒を流
さないで蒸発器に冷媒を通す。これより高い冷却能力を
得る事ができる。また、除湿運転時には蒸発器と再熱器
に冷媒を通すことができる。このため、冷房運転、暖房
運転、及び除湿運転時に、それぞれの運転に合わせた室
内放熱器の能力で運転することができる。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、上述した
請求項1の発明に加えて、除湿運転時に室外熱交換器へ
流れる冷媒の量をバイパス通路で調整してきめ細かな湿
度と温度の調整をすることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を、図1に基づ
いて詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の空気調和機である冷媒加
熱器を用いたヒートポンプ方式の暖冷ドライ装置及び冷
媒加熱方式の暖冷ドライ装置の好ましい実施例を示す。
【0014】図1において、空気調和機は、室外ユニッ
ト(室外機)18と、室内ユニット(室内機)19を有
している。
【0015】まず、室外ユニット18について説明す
る。
【0016】室外ユニット18内には、概略的に冷媒加
熱器10、燃焼器11、圧縮機1、室外熱交換器(凝縮
器)5、四方弁2等が配置されている。
【0017】圧縮機1は、四方弁2とアキュムレータ1
7に接続されており、この四方弁2の配管2bは、経路
30の逆止弁4と冷媒加熱器10に接続され、かつ加熱
器バイパス経路41の逆止弁23に接続されている。冷
媒加熱器10と凝縮器5の間には、二方弁3が配置され
ている。
【0018】二方弁3と逆止弁4は、凝縮器5を介し
て、二方弁7と逆止弁8に接続されており、この室外熱
交換器ともいう凝縮器5には、凝縮器5用のファン6が
配置されて、送風空気により冷媒を冷却するようになっ
ている。二方弁7と逆止弁8は、マフラー13を経て、
配管21に接続されている。
【0019】配管2bと二方弁3の間には、冷媒加熱器
10をバイパスする加熱器バイパス経路41が設けられ
ており、この加熱器バイパス経路41には逆止弁23が
設けられている。
【0020】一方、二方弁3、凝縮器5、逆止弁8をこ
の順で直列に配置して、かつこの二方弁3から逆止弁8
までの直列回路に対して、並列に室外器バイパス経路4
0を配置している。この室外器バイパス経路40には、
流量調整弁9が設けられていて、このバイパス経路40
は流量調整弁9により開閉される。
【0021】また、逆止弁4は、バイパス経路30に配
置されている。このバイパス経路30は、配管2bと室
外熱交換器5の間に配置され、かつ冷媒加熱器10と二
方弁3に並列である。
【0022】この冷媒加熱器10を流れる冷媒は、凝縮
器5にほとんど冷媒を流さないときに暖房能力が不足す
ると、バーナーともいう燃焼器11により加熱すること
ができる。これにより、冷媒の再加熱量を更に多くして
強力な暖房が可能である。
【0023】四方弁2は、アキュムレータ17と、圧縮
機1と、配管2bと、そして配管20に接続されてい
る。
【0024】次に、室内ユニット19について説明す
る。
【0025】室内熱交換器14は、再熱器14aと、蒸
発器14bを有している。これらの再熱器14aと蒸発
器14bの間には、マフラー16と膨張弁15、そして
第2の冷媒制御弁としての逆止弁26が配置されてい
る。すなわち、配管21から、順に再熱器14a、逆止
弁26、流量制御弁15、マフラー16、そして蒸発器
14bが直列に接続されており、蒸発器14bは配管2
0に接続されている。
【0026】さらに、再熱器14aと配管21の間に
は、第2の冷媒制御弁としての二方弁25が配置されて
いる。この二方弁25と逆止弁26は、再熱器14aの
上流と下流にそれぞれ配置されている冷媒制御弁であっ
て、再熱器14aを冷媒の経路から独立させている。
【0027】しかも、この配管21と膨張弁15の間に
は、再熱器のバイパス経路48がある。再熱器バイパス
経路48には二方弁24が配置されている。この再熱器
バイパス経路48は、冷房運転時と暖房運転時に再熱器
に冷媒を通さないようにするためのバイパスである。
【0028】次に、上述した空気調和機の好ましい運転
例を説明する。
【0029】まず、通常の冷房運転と、除湿を伴う冷房
運転と、暖房運転時の冷媒の流れについて、順に説明す
る。
【0030】通常の冷房運転では、流量調整弁9を閉じ
ておく。
【0031】通常の冷房運転では、図1の破線の矢印で
示す方向に冷媒が流れる。つまり、冷房運転時には、燃
焼器11は作動せず、圧縮機1によって圧縮された冷媒
は、四方弁2を通過して、バイパス経路41の逆止弁2
3及び二方弁3を通り、室外熱交換器5で凝縮して空気
に放熱して、逆止弁8とマフラー13を通り、配管21
を通って室内ユニット19側に流入する。このように室
内ユニット19側に流入した冷媒は、第1の冷媒制御弁
としての二方弁24と再熱器バイパス経路48、そして
室内膨張弁15とマフラー16を通り、室内蒸発器14
bで蒸発して、室外ユニット18側に流出する。つま
り、冷媒がバイパスされて再熱器には通らず、冷媒の全
部が蒸発器14bで潜熱を奪って冷却する。従って、蒸
発器14bのみで風を冷却後、室内に向けて図示しない
室内ファンで送風する。
【0032】このように、冷房運転時には、冷媒は一方
の蒸発器14bで蒸発して空気を冷却し、冷媒は他方の
室内再熱器には通らないようになっている。すなわち、
室内再熱器は、その上流と下流に設けられた二方弁25
と第2の冷媒制御弁としての逆止弁26により、冷媒の
経路から独立されていて、冷媒は再熱器バイパス経路4
8を通る。
【0033】冷房運転時には、再熱器としての再熱器バ
イパス経路48に冷媒を通し、二方弁25と逆止弁26
により再熱器14aを経路から独立させて、再熱器14
aをバイパスしている。
【0034】次に、除湿を伴う冷房運転では、流量調整
弁9の開度を変え、室内膨張弁15を絞る。これによ
り、上述した通常の冷房運転と同様にして冷媒は循環す
るが、さらに凝縮器5と室外熱交換器バイパス経路4
0,加熱器バイパス経路41を通る冷媒がある。圧縮機
1からの冷媒の一部を加熱器バイパス経路41,室外熱
交換器バイパス経路40を介して凝縮器5をバイパスさ
せることにより、室内再熱器での放熱量の調整ができ且
つ熱的ロスを低減できる。そして、冷媒は室内再熱器で
凝縮して放熱し、蒸発器14bで蒸発して吸熱する。
【0035】つまり除湿運転時には、圧縮機1によって
圧縮された冷媒は、四方弁2を通過して、その冷媒の一
部は冷媒加熱器10及び二方弁3を通り、室外熱交換器
5で空気に放熱するが、残りの冷媒は、加熱器バイパス
経路41の逆止弁23及び室外熱交換器バイパス経路4
0の流量調整弁9を通り、配管21を通って室内ユニッ
ト19に流入する。これにより、室内ユニット19に流
入した冷媒は、二方弁25を通り、室内再熱器で放熱し
て、室内膨張弁15によって減圧されて室内蒸発器14
bで蒸発し、そして配管20を介して室外ユニット18
に流出する。
【0036】このように上述した冷房運転時では冷媒が
蒸発器14bのみを通るが、この除湿運転時には、冷媒
は両方の即ち蒸発器14b,室内再熱器14aを通る。
【0037】除湿冷房運転時には、蒸発器14bの蒸発
熱量と圧縮機1が冷媒に投入した熱量(仕事量)を加え
た熱量を、室外ユニット18の凝縮器5で熱量の一部を
放熱し、残りの熱量は室内ユニット19の再熱器14a
に移って、さらに放熱される。従って、室内ユニット1
9の蒸発器14bで除湿冷却された空気を、再熱器14
aにおいてこの残りの熱量で加熱し、室内に吹き出し、
除湿冷房する。
【0038】この時、室外ユニット18の凝縮器5で放
熱する熱量は、流量調整弁9の開度を調整することによ
り、凝縮器5を流れる冷媒循環量と、凝縮器5で放熱す
ることなく加熱器バイパス経路41の逆止弁23と室外
熱交換器バイパス経路40の流量調整弁9を介して室内
ユニット19の再熱器14aに流れ込む冷媒循環量を調
整することにより、室外ユニット19の凝縮器5での冷
媒の放熱量を調整することができ、きめ細かな湿度と温
度との制御が可能となる。
【0039】したがって、室内ユニット19の再熱器1
4aでの放熱量と、室外ユニット18の凝縮器5での放
熱量の割合を大きく変えることができる。
【0040】流量調整弁9の開度を小さくして、冷媒の
バイパス経路40に通る流量を少なくすることにより
(凝縮器5を流れる冷媒流量を多くすることにより)、
室外放熱量を大きくすることで、再熱器14aによる室
内再加熱に利用される熱量が少なくなる。したがって、
室内空気吹き出し温度は低くなり、冷房気味除湿とな
る。
【0041】つまり、室内温度が設定温度より高い時に
は、流量調整弁9を流れる冷媒循環量を減らして(凝縮
器5を流れる冷媒循環量を多くして)、再熱器14aに
よる室内での再加熱量を少なくして、冷房気味除湿運転
をする。
【0042】次に、暖房気味除湿運転の場合について説
明する。
【0043】この場合の冷媒の流れは、図1の破線で示
すように冷房運転時と同じ流れであるが、流量調整弁9
の開度を大きくして、流量調整弁9を通る冷媒のバイパ
ス40の流量を多くすることにより(凝縮器5を流れる
冷媒流量を少なくすることにより)、室外放熱量を小さ
くし、再熱器14aによる室内再加熱に利用される熱量
を多くする。したがって、室内空気吹き出し温度は高く
なり、暖房気味除湿となる。
【0044】つまり、室内温度が設定温度より低い時に
は、流量調整弁9を流れる冷媒循環量を増やして(凝縮
器5を流れる冷媒循環量を少なくして)、再熱器14a
による室内での再加熱量を多くして、暖房気味除湿運転
をする。
【0045】このようにして、除湿しながら、室温を設
定温度に調整することができる。
【0046】次に、通常の暖房運転では、図1の冷房時
と逆の実線の矢印で示す冷媒の流れである。
【0047】つまり、冷媒は、蒸発器14b、再熱器1
4a、凝縮器5、冷媒加熱器10を通って、四方弁2を
介して圧縮機1に戻る。
【0048】上述した暖房気味運転状態から強力な暖房
運転を行う際に、凝縮器5に冷媒を少し流す場合で暖房
能力が不足なときには、燃焼器11を着火動作して冷媒
加熱器10を流れる冷媒を加熱して、冷媒の再加熱量を
さらに多くして、暖房するようになっている。
【0049】この暖房運転を行ったときに、凝縮器5用
のファン6から送風すると、凝縮器5に少ししか冷媒が
流れていないので、凝縮器5内の冷媒がほとんど液化し
てしまい、冷媒が凝縮器5に溜まってしまうことがあ
る。このように暖房時に凝縮器5に滞留している冷媒量
により、冷媒サイクル中に流れる冷媒の流量が変動し、
圧縮機1の吸い込み状態が冷媒の液戻しを起こすなど、
安定した空調機の運転を継続できなくなる。
【0050】そこで、暖房を開始する際には、冷媒回収
を行う。凝縮器ファン6を止めた状態で、二方弁3、二
方弁7、及び流量調整弁9を閉じた状態で圧縮機1を運
転する。これにより、室外熱交換器に溜まった冷媒は、
逆止弁4を通り四方弁2を通過してアキュムレータ17
に溜まり、圧縮機1によって四方弁2を再び通過して室
内熱交換器14側に送られる。冷媒が回収されたところ
で、流量調整弁9を開いて燃焼器11の着火動作に入
る。
【0051】そして、低負荷時及び外気が高い時にはヒ
ートポンプ暖房を行う。このヒートポンプ暖房時には、
配管20を通って室外ユニット19に流入した冷媒は、
室内蒸発器14bで凝縮する。そして、冷媒は室内膨張
弁15を通過してバイパス経路48と二方弁24を通
り、配管21に流出する。冷媒は、この配管21を介し
てマフラー13と二方弁7を通り、室外熱交換器5で蒸
発し、逆止弁4と経路30を通り、四方弁2を通過し
て、圧縮機1によって配管20を通って室内熱交換器1
4の蒸発器14bで空気に放熱する。
【0052】一方、外気が低い時には冷媒加熱暖房を行
う。この冷媒加熱暖房時には、蒸発器14bから再熱器
バイパス経路48,室外熱交換器バイパス経路40の流
量調整弁9を通過した冷媒は、冷媒加熱器10で加熱さ
れて蒸発し、四方弁2を通過して圧縮機1によって配管
20を通って、蒸発器14bで室内空気に放熱する。
【0053】このように、暖房運転時には、冷媒は蒸発
器14bと再熱器バイパス経路48を通り、再熱器を経
路から独立させて、再熱器をバイパスしている。
【0054】このように、本実施例では、冷房から、冷
房気味除湿、暖房気味除湿、暖房強力除湿運転まで広範
囲に運転が円滑に行える。特に、本実施例では、冷房運
転時と暖房運転時に室内ユニット19の蒸発器14bの
みに冷媒を通し、除湿運転時には一方の蒸発器14bと
他方の再熱器14aの両方に冷媒を通して、冷房運転と
暖房運転、そして除湿運転のそれぞれの能力に見合った
室内放熱器の能力で運転することができる。
【0055】また、室外熱交換器バイパス経路40,加
熱器バイパス経路41を設けることにより、除湿運転時
には、室外機の凝縮器5での冷媒の凝縮放熱量を極力抑
え、高い温度の冷媒を室内機に搬送して、広範囲の吹き
出し温度での除湿運転が可能である。
【0056】本発明は上述した実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々
変形可能である。
【0057】たとえば、図2に示す本発明の他の実施例
では、室内ユニット19のマフラー16と逆止弁26の
間に、さらにキャピラリーチューブ27が設けられてい
る。このキャピラリーチューブ27は、図1の実施例の
膨張弁15に代わる膨張弁である。図2の実施例も図1
の実施例と同様の動作を行える。
【0058】さらに、図3の示す別の実施例において
は、図1の実施例における逆止弁8とマフラー13の間
に、膨張弁12が設けられている。除湿運転の際に、膨
張弁12と流量調整弁9を調整することにより、室外熱
交換器5を流れる冷媒の量と、加熱器バイパス経路41
を流れる冷媒の量を調整して、きめ細かな温度と湿度の
調整をすることができる。除湿を伴う冷房運転では、流
量調整弁9と膨張弁12の開度を変え、室内膨張弁15
を絞る。これにより、上述した通常の冷房運転と同様に
して冷媒は循環するが、凝縮器5とまた、室外熱交換器
バイパス経路40,加熱器バイパス経路41を通る冷媒
がある。圧縮機1からの冷媒の一部をまた、室外熱交換
器バイパス経路40,加熱器バイパス経路41を介して
凝縮器5をバイパスさせることにより、再熱器14aで
の放熱量の調整ができ且つ熱的ロスを低減できる。そし
て、冷媒は再熱器14aで放熱し、蒸発器14bで吸熱
する。
【0059】図4と図5の実施例は、室内ユニット19
のみを示しているが、室外ユニット18は図1乃至図3
の室外ユニットを適用することができる。
【0060】また、図4に示すさらに別の実施例におい
ては、室内再熱器14aと室内蒸発器14bの間に、キ
ャピラリーチューブ27、逆止弁26、そしてマフラー
16が直列に配置されている。また、図3の実施例の二
方弁24に代えて膨張弁28を用いている。そして、再
熱器のバイパス経路48は逆止弁26とマフラー16の
間に接続されている。
【0061】さらに、図5に示す別の実施例において
は、室内再熱器14aと室内蒸発器14bの間に、逆止
弁26、膨張弁15、そしてマフラー16が直列に配置
されている。また、図3の実施例の二方弁24に代えて
膨張弁28を用いている。そして、再熱器のバイパス経
路48は膨張弁15とマフラー16の間に接続されてい
る。
【0062】いずれにしても、本発明では、室内再熱器
を経路から独立させるために再熱器の上流と下流に設け
る冷媒制御弁は、二方弁であっても逆止弁であってもよ
い。
【0063】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明によれば、冷房運転時には再熱器バイパス経路48に
冷媒を流し、再熱器14aに冷媒を流さないでを蒸発器
14bに冷媒を通す。これより高い冷却能力を得る事が
できる。また、除湿運転時には蒸発器14bと再熱器1
4aに冷媒を通すことができる。このため、冷房運転、
暖房運転、及び除湿運転時に、それぞれの運転に合わせ
た室内放熱器14の能力で運転することができる。
【0064】請求項2に記載の発明によれば、上述した
請求項1の発明に加えて、除湿運転時に室外熱交換器へ
流れる冷媒の量をバイパス通路で調整してきめ細かな湿
度と温度の調整をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による空気調和機の冷媒サイク
ルを示す回路図である。
【図2】本発明の実施例による空気調和機の別の冷媒サ
イクルを示す回路図である。
【図3】本発明の実施例により空気調和機のさらに別の
冷媒サイクルを示す回路図である。
【図4】本発明の実施例による空気調和機のさらに別の
冷媒サイクルの室内機側を示す回路図である。
【図5】本発明の実施例による空気調和機のさらに別の
冷媒サイクルの室内機側を示す回路図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 25 二方弁(第1の冷媒制御弁) 26 逆止弁(第2の冷媒制御弁) 5 室外熱交換器 14 室内放熱器 14a 再熱器 14b 蒸発器 40 室外熱交換器バイパス経路 48 再熱器バイパス経路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸発器と再熱器とを有する室内機と、室
    外熱交換器と圧縮機を有する室外機とを備える空気調和
    機であって、 前記再熱器をバイパスする再熱器バイパス経路と、前記
    再熱器の上流と下流にそれぞれ設けられ、前記再熱器へ
    の冷媒の流入を制御する第1及び第2の冷媒制御弁とを
    備えることを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 蒸発器と再熱器とを有する室内機と室外
    熱交換器と圧縮機を有する室外機とを備える空気調和機
    であって、 前記再熱器をバイパスする再熱器バイパス経路と、前記
    再熱器の上流と下流にそれぞれ設けられる第1及び第2
    の冷媒制御弁と、室外熱交換器をバイパスする室外熱交
    換器バイパス経路とを備えることを特徴とする空気調和
    機。
JP9227994A 1994-04-28 1994-04-28 空気調和機 Pending JPH07294060A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9227994A JPH07294060A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 空気調和機

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JP9227994A JPH07294060A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 空気調和機

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JPH07294060A true JPH07294060A (ja) 1995-11-10

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